説明

排気処理装置付きエンジン

【課題】コネクタ3c・4c・5cを取り付けるブラケット6の設置スペースを小さくすることができる排気処理装置付きエンジンを提供する。
【解決課題】この課題解決のため、エンジン本体1にブラケット6を取り付け、このブラケット6に前後方向に並べた複数のコネクタ取り付け片3d・4d・5dを設け、このコネクタ取り付け片3d・4d・5dを高さの異なる段違い状に配置し、エンジンECU側コネクタ3c・4c・5cとセンサ側コネクタ3b・4b・5bのうち、一方のコネクタ3c・4c・5cを各コネクタ取り付け片3d・4d・5dにそれぞれ取り付け、真上から見て、隣合うコネクタ取り付け片4d・5dにそれぞれ取り付けたコネクタ4c・5cの前後一端縁部4e・5e同士が重なるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気処理装置付きエンジンに関し、詳しくは、コネクタを取り付けるブラケットの設置スペースを小さくすることができる排気処理装置付きエンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、排気処理装置付きエンジンとして、エンジン本体に排気処理装置を取り付けたものがある (例えば、特許文献1参照)。
この種のエンジンによれば、排気処理装置がエンジン本体と一体化され、エンジン搭載機械への排気処理装置の設置が容易になる利点がある。
この種のエンジンで、排気処理装置に複数のセンサを配置し、この複数のセンサからそれぞれワイヤハーネスを導出し、各ワイヤハーネスの導出端部にそれぞれセンサ側コネクタを設け、各センサ側コネクタをそれぞれエンジンECU側コネクタと連結させるに当たり、エンジン本体にブラケットを取り付け、このブラケットに長さ方向に並べた複数のコネクタ取り付け片を設け、このコネクタ取り付け片を同じ高さに配置し、エンジンECU側コネクタとセンサ側コネクタのうち、いずれかの一方のコネクタをそれぞれ各コネクタ取り付け片に取り付けた場合、問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−71175号公報(図15参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
《問題》 コネクタを取り付けるブラケットの設置スペースが大きくなる。
エンジン本体にブラケットを取り付け、このブラケットに長さ方向に並べた複数のコネクタ取り付け片を設け、このコネクタ取り付け片を同じ高さに配置し、エンジンECU側コネクタとセンサ側コネクタのうち、いずれかの一方のコネクタをそれぞれ各コネクタ取り付け片に取り付けた場合、隣合うコネクタ同士の相互干渉を避けるために、コネクタの前後方向の距離を詰めることができず、ブラケットの前後方向の寸法が長くなり、ブラケットの設置スペースが大きくなる。
【0005】
本発明の課題は、コネクタを取り付けるブラケットの設置スペースを小さくすることができる排気処理装置付きエンジンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図4〜図7に例示するように、エンジン本体(1)に排気処理装置(2)を取り付け、この排気処理装置(2)に複数のセンサ(3)(4)(5)を配置した、排気処理装置付きエンジンであって、
図4〜図7に例示するように、複数のセンサ(3)(4)(5)からそれぞれワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)を導出し、各ワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)の導出端部にそれぞれセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)を設け、各センサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)をそれぞれエンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)と連結させるに当たり、
図1〜図3に例示するように、エンジン本体(1)にブラケット(6)を取り付け、このブラケット(6)に前後方向に並べた複数のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を設け、このコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を高さの異なる段違い状に配置し、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)とセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)のうち、いずれか一方のコネクタ(3c)(4c)(5c)をそれぞれ各コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に取り付け、
図2に例示するように、真上から見て、隣合うコネクタ取り付け片(4d)(5d)にそれぞれ取り付けたコネクタ(4c)(5c)の前後一端縁部(4e)(5e)同士が重なるようにした、ことを特徴とする排気処理装置付きエンジン。
【発明の効果】
【0007】
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 コネクタを取り付けるブラケットの設置スペースを小さくすることができる。
図2に例示するように、真上から見て、隣合うコネクタ取り付け片(4d)(5d)にそれぞれ取り付けたコネクタ(4c)(5c)の前後一端縁部(4e)(5e)同士が重なるようにしたので、隣合うコネクタ(4c)(5c)同士の相互干渉を生じさせることなく、コネクタ(4c)(5c)の前後方向の距離を詰めてブラケット(6)に配置することができ、ブラケット(6)の前後方向の寸法を短くでき、ブラケット(6)の設置スペースを小さくすることができる。
【0008】
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 コネクタやワイヤハーネスを排気マニホルドの上方に浮上する熱気から保護することができる。
図1〜図3に例示するように、ワイヤハーネス取り付け壁(7)の外向き面(7b)を排気マニホルド(10)の上方の空間(11)に沿わせたので、排気マニホルド(10)からその上方の空間(11)に浮上する熱気が、ワイヤハーネス取り付け壁(7)で遮られ、センサ(3)(4)(5)のワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)やエンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)やセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)を排気マニホルド(10)の上方に浮上する熱気から保護することができる。
【0009】
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 エンジン吊り上げ用フックとコネクタとの相互干渉を避けながらも、エンジン吊り金具の背を低くすることができる。
図1、図3に例示するように、最も低いコネクタ取り付け片(5d)と隣合う位置で、エンジン本体(1)の前後一端部にエンジン吊り金具(12)を設け、エンジン吊り金具(12)に設けた吊り上げフック係止部(12a)を最も低いコネクタ取り付け片(5d)の斜上に配置したので、エンジン吊り金具(12)の背を低くしても、隣合うエンジン吊り上げ用クレーンの吊り上げフックとこれに隣合うコネクタ(5c)とを上下に大きく離すことができ、エンジン吊り上げ用クレーンの吊り上げフックとコネクタ(5c)との相互干渉を避けながらも、エンジン吊り金具(12)の背を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る排気処理装置付きエンジンで用いるブラケットとその周辺部品の斜視図である。
【図2】図1のブラケットとその周辺部品の平面図である。
【図3】図1のブラケットとその周辺部品の背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る排気処理装置付きエンジンの斜視図である。
【図5】図4のエンジンの平面図である。
【図6】図4のエンジンの背面図である。
【図7】図4のエンジンの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜図7は本発明の実施形態に係る排気処理装置付きエンジンを説明する図であり、この実施形態では、排気処理装置付きの水冷立形直列多気筒ディーゼルエンジンについて説明する。
【0012】
図4〜図7に示すように、エンジン本体(1)に排気処理装置(2)を取り付け、この排気処理装置(2)に複数のセンサ(3)(4)(5)を配置している。
エンジン本体(1)は、次のように構成されている。
図7に示すように、シリンダブロック(15)の上部にシリンダヘッド(16)を組み付け、シリンダヘッド(16)の上部にシリンダヘッドカバー(17)を組み付け、シリンダブロック(15)の前部に冷却水ポンプ(18)とエンジン冷却ファン(19)とを配置し、シリンダブロック(15)の後部にフライホイールハウジング(20)を組み付け、シリンダブロック(15)の下部にオイルパン(21)を組み付けている。
図5に示すように、シリンダヘッド(16)の横一側には吸気マニホルド(22)を組み付け、横他側には排気マニホルド(10)を組み付け、排気マニホルド(10)の上部には過給機(23)を組み付けている。
図6に示すように、燃料は燃料サプライポンプ(24)からコモンレール(32)に供給され、コモンレール(32)で蓄圧され、コモンレール(32)からインジェクタ(図外)に圧送され、インジェクタの電磁弁の開閉により所定のタイミングで燃焼室に所定量噴射される。
【0013】
図6に示すように、排気処理装置(2)は、フライホイールハウジング(20)の上部にステー(25)を介して取り付けられている。
図5に示すように、排気処理装置(2)は、内部にDOC(26)とDPF(27)とを収容し、過給機(23)から排出される排気中のPMをDPF(27)で捕捉し、DPF(27)のPM堆積推定値が所定の再生要求値に至ると、ポスト噴射により、排気中に未燃燃料を供給し、この未燃燃料をDOC(26)で触媒燃焼させて排気温度を上昇させ、DPF(27)に堆積したPMを焼却除去して、DPF(27)を再生する。
DOCはディーゼル酸化触媒の略称、DPFはディーゼルバティキュレートフィルタの略称、PMは粒子状物質の略称である。
【0014】
図5に示すように、排気処理装置(2)に配置された複数(3個)のセンサ(3)(4)(5)は、DOC(26)上流側のDOC上流側排気温度センサ(3)と、DOC(26)とDPF(27)の間のDPF上流側排気温度センサ(4)とDPF(27)下流側のDPF下流側排気温度センサ(5)である。
これらセンサ(3)(4)(5)は、エンジンECU(図外)と接続され、排気温度情報をエンジンECUに送信し、エンジンECUで排気温度情報に基づいてDPF(27)のPM堆積推定値の演算処理やDPF(27)の再生処理を行う。
エンジンECUは、エンジン電子制御ユニットの略称である。
【0015】
図4〜図7に示すように、複数(3個)のセンサ(3)(4)(5)からそれぞれワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)を導出し、各ワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)の導出端部にそれぞれセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)を設け、各センサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)をそれぞれエンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)と連結させる。
【0016】
図1〜図3に示すように、エンジン本体(1)にブラケット(6)を取り付け、このブラケット(6)に前後方向に並べた複数(3個)のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を設け、このコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を高さの異なる段違い状に配置し、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)とセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)のうち、いずれか一方のコネクタ(4c)(5c)をそれぞれ各コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に取り付ける。
【0017】
図1〜図3に示すように、この実施形態では、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)をそれぞれ各コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に取り付けている。
図3に示すように、ブラケット(6)はシリンダヘッドカバー(17)に取り付けている。図1、図3に示すように、複数(3個)のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)のうち、最も前のコネクタ取り付け片(3d)を最も高くし、最も後のコネクタ取り付け片(5d)を最も低くし、前後方向中間のコネクタ取り付け片(4d)を上下方向中間の高さに配置する。
図1に示すように、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)は。前から順にDOC上流側排気温度センサ(3)のコネクタ(3b)と連結するエンジンECU側コネクタ(3c)、DPF上流側排気温度センサ(4)のコネクタ(4b)と連結するエンジンECU側コネクタ(4c)、DPF下流側排気温度センサ(5)のコネクタ(5b)と連結するエンジンECU側コネクタ(5c)であり、最も前のエンジンECU側コネクタ(3c)が最も高い位置にあり、最も後のエンジンECU側コネクタ(5c)が最も低い位置にあり、前後方向中間のECU側コネクタ(4c)が上下方向中間の高さに配置される。
図4に示すように、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)からそれぞれ導出されたワイヤハーネスは結束され、これらの導出端に配置される導出端コネクタ(28)に纏めて接続されている。この導出端コネクタ(28)はブラケット(29)を介してエンジン本体(1)に取り付けられている。この導出端コネクタ(28)にエンジンECUから導出したハーネスのコネクタ(図外)を接続する。
【0018】
図2に示すように、真上から見て、隣合うコネクタ取り付け片(4d)(5d)に取り付けたコネクタ(4c)(5c)の前後一端縁部(4e)(5e)同士が重なるようにしている。
すなわち、前後方向中間位置にあるDPF上流排気温度センサ(4)のコネクタ(4c)の後端縁部(4e)と最も後にあるDPF下流排気温度センサ(5)のコネクタ(5c)の前端縁部(5e)同士が重なるようにしている。
【0019】
図1〜図3に示すように、ブラケット(6)にワイヤハーネス取り付け壁(7)を設け、このワイヤハーネス取り付け壁(7)を複数(3個)のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)の配列方向に沿わせ、コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に臨ませたワイヤハーネス取り付け壁(7)の内向き面(7a)に複数のセンサ(3)(4)(5)から導出したワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)をクランプ(8)(9)で結束して取り付け、ワイヤハーネス取り付け壁(7)の外向き面(7b)を排気マニホルド(10)の上方の空間(11)に沿わせている。
【0020】
図4に示すように、図1に示すように、クランプ(8)(9)は前後に一対設けられ、前側のクランプ(8)には3本のワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)のそれぞれ真っ直ぐな部分が結束され、後側のクランプ(9)には1本のワイヤハーネス(4a)の折り曲げ部分と1本のワイヤハーネス(3a)の真っ直ぐな部分が結束されている。排気マニホルド(10)の上方の空間(11)は、排気マニホルド(10)の真上にある。
図1に示すように、ブラケット(6)は、底板(29)の左右一側縁から垂直なワイヤハーネス取り付け壁(7)を上向きに折り曲げ形成し、左右他側縁から垂直なコネクタ支持壁(30)を上向きに折り曲げ形成し、このコネクタ支持壁(30)からワイヤハーネス取り付け壁(7)とは反対側に向けて水平なコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を横向きに折り曲げ形成している。コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)は合計3枚である。
【0021】
図1、図3に示すように、複数(3枚)のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)のうち、前後方向一端部のコネクタ取り付け片(5d)が他のコネクタ取り付け片(3d)(4d)よりも低くなるようにし、最も低いコネクタ取り付け片(5d)と隣合う位置で、エンジン本体(1)の前後一端部にエンジン吊り金具(12)を設け、エンジン吊り金具(12)に設けた吊り上げフック係止部(12a)を最も低いコネクタ取り付け片(5d)の斜上に配置している。
すなわち、最も前側のコネクタ取り付け片(3d)が最も高く、最も後側のコネクタ取り付け片(5d)が最も低くなるようにし、エンジン本体(1)の後端部にエンジン吊り金具(12)を設けている。吊り上げフック係止部(12a)はエンジン吊り金具(12)にあけたフック係止孔である。
また、エンジン本体(1)の前端部にもエンジン吊り金具(31)を配置している。
【符号の説明】
【0022】
(1) エンジン本体
(2) 排気処理装置
(3) センサ
(3a) ワイヤハーネス
(3b) センサ側コネクタ
(3c) エンジンECU側コネクタ
(3d) コネクタ取り付け片
(4) センサ
(4a) ワイヤハーネス
(4b) センサ側コネクタ
(4c) エンジンECU側コネクタ
(4d) コネクタ取り付け片
(4e) 前後一端縁部
(5) センサ
(5a) ワイヤハーネス
(5b) センサ側コネクタ
(5c) エンジンECU側コネクタ
(5d) コネクタ取り付け片
(5e) 前後一端縁部
(6) ブラケット
(7) ワイヤハーネス取り付け壁
(7a) 内向き面
(7b) 外向き面
(8) クランプ
(9) クランプ
(10) 排気マニホルド
(11) 排気マニホルドの真上の空間
(12) エンジン吊り金具
(12a) 吊り上げフック係止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン本体(1)に排気処理装置(2)を取り付け、この排気処理装置(2)に複数のセンサ(3)(4)(5)を配置した、排気処理装置付きエンジンであって、
複数のセンサ(3)(4)(5)からそれぞれワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)を導出し、各ワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)の導出端部にそれぞれセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)を設け、各センサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)をそれぞれエンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)と連結させるに当たり、
エンジン本体(1)にブラケット(6)を取り付け、このブラケット(6)に前後方向に並べた複数のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を設け、このコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)を高さの異なる段違い状に配置し、エンジンECU側コネクタ(3c)(4c)(5c)とセンサ側コネクタ(3b)(4b)(5b)のうち、いずれか一方のコネクタ(3c)(4c)(5c)をそれぞれ各コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に取り付け、
真上から見て、隣合うコネクタ取り付け片(4d)(5d)に取り付けたコネクタ(4c)(5c)の前後一端縁部(4e)(5e)同士が重なるようにした、ことを特徴とする排気処理装置付きエンジン。
【請求項2】
請求項1に記載した排気処理装置付きエンジンにおいて、
ブラケット(6)にワイヤハーネス取り付け壁(7)を設け、このワイヤハーネス取り付け壁(7)を複数のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)の配列方向に沿わせ、コネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)に臨ませたワイヤハーネス取り付け壁(7)の内向き面(7a)に複数のセンサ(3)(4)(5)から導出したワイヤハーネス(3a)(4a)(5a)をクランプ(8)(9)で結束して取り付け、ワイヤハーネス取り付け壁(7)の外向き面(7b)を排気マニホルド(10)の上方の空間(11)に沿わせた、ことを特徴とする排気処理装置付きエンジン。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載した排気処理装置付きエンジンにおいて、
複数のコネクタ取り付け片(3d)(4d)(5d)のうち、前後方向一端部のコネクタ取り付け片(5d)が他のコネクタ取り付け片(3d)(4d)よりも低くなるようにし、最も低いコネクタ取り付け片(5d)と隣合う位置で、エンジン本体(1)の前後一端部にエンジン吊り金具(12)を設け、エンジン吊り金具(12)に設けた吊り上げフック係止部(12a)を最も低いコネクタ取り付け片(5d)の斜上に配置した、ことを特徴とする排気処理装置付きエンジン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−71641(P2013−71641A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212839(P2011−212839)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)