説明

携帯用顔面鏡連結全身鏡

【課題】 従来の全身鏡は、大型で重量がある平面鏡のため移動や携行が困難で、屋外や全身鏡の無い部屋では全身を映す事ができなく、また多数の人が同時に見る事もできなかった。
【解決手段】 凸面鏡により小型軽量を図り、平面の顔面鏡とも連結して携行に便利なものとした。芸能界の利用では、ドラマなどのロケ現場で大勢の出演者が同時に全身を見る事ができるようにした。また、多様化を図って顔面鏡及び全身鏡を化粧用具と組み合わせて、全身の整飾もできるようにし、世界中の女性がハンドバッグに入れて持ち歩くようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
小型軽量で、どこでも持参して顔面や全身を映せる携帯鏡及びこれの応用品。
【背景技術】
【0002】
従来の全身鏡(姿見)は人の身長以上あって、大きくて重たい平面鏡でできており、これを小型化してハンドバッグ等に入れて持ち歩く事は出来なかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
大型で重量がある平面全身鏡は特定の場所にしか設置されていないので、これの無い部屋や屋外では全身をチェックすることが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
凸面鏡の利用により小型軽量で全身が映るようにし、複数の人も同時に見る事ができるようにした。鏡のみの利用のものは、平面顔面鏡と連結して、スタンドを上下逆にすることにより簡単に顔面も映すことができる。
【0005】
また、多様化を図って顔面鏡及び全身鏡を化粧用具と組み合わせて顔面の化粧の後、全身の整飾もできるようにした。
【発明の効果】
【0006】
ハンドバッグやポケットに入れてどこでも携行できるので、いつでも全身の身だしなみを整えることができ、また、同時に多数の人も見ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
請求項1の「携帯用顔面鏡連結全身鏡」は、コンパクトケース大にし、ポケットに入れて、携行に便利なものとした。
「図1」は使用図で、凸面全身鏡「1」を凸面全身鏡ケース兼台座「2」に収納し、平面顔面鏡「3」を平面顔面鏡ケース兼台座「4」に収納して、双方をスタンド兼2連蝶番「5」で連結し、掛止具「6」にて掛止したものである。
「図2」は携帯図で、凸面全身鏡として使用する場合には、掛止具を外して蓋を開け凸面全身鏡を約290度回転させてスタンド兼2連蝶番を立て、平面顔面鏡ケース兼台座を下にして机上などの端側に置き(中ほどに置くと天板が映ってしまう)、身長や机上に合わせて角度を調節して全身を映す。平面顔面鏡として使用する場合は、上下を逆にして角度を調節する。
「図3」は閉じた状態、「図4」は開いた状態の構造図である。
【0008】
請求項2の「基礎化粧品セット」は、ファンデーションセット大にし、ハンドバッグに入れて、洋装や和装の女性が携行できるようにした。
「図5」は顔面化粧時に使用のもので、従来の基礎化粧品セットと同じように、磁石「14」と鉄片「15」で押さえられているケース「11」を把手「16」で開けると左側にはパウダー「9」が、右側にはスポンジパフ「10」がセットされているが、蓋「12」の左側には全身鏡「7」が、右側には顔面鏡「8」が並べて設置しており、通常の顔面化粧の場合には顔面鏡「8」を見ながら行う。
「図6」は顔面化粧後に全身鏡「7」にて全身をチエックするために使用するもので、蓋の部分を手前に引きアーム「13」を立てて、机の端等に置いて使用する。アームを立てなかったり、机の中程に置くとパウダーや机が映り込んでしまうからである。全身のチエック後に、さらに顔面の「仕上げ」をしたい場合には、蓋とケースの間に隙間があるのでそこから手を入れてパフを使うことができる。また、一緒にいる人も同時に見ることもできる。
「図7」は閉じた状態、「図8」は開いた状態の構造図である。
なお、口紅や頬紅やアイメーク等の容器にも組み合わせて利用できる
【実施例】
【0009】
請求項2の「基礎化粧品セット」については、世界中の女性は皆ハンドバッグを持っている。ハンドバッグの中には必ずファンデーションセットが入っている。しかし、これには顔面鏡しか付いていない。化粧とは全身をそつなく美しく装うことで、顔だけのことではない。この全身鏡は世界中の女性のハンドバッグの中身を替えるものである。
例えばブライダルなどのパーティーで着飾った時や、イベントの扮装などでは、入場前に全身を念入りにチエツクしなければならない。しかし、控室には大型の全身鏡が無い所もある。
この全身鏡付きファンデーションセットは各自が携行し、どのような場所であっても他人に見てもらう必要がなく、開会直前に自分で全身の服装をチェックできる。また、その時々の服装に合わせて、洋風・和風のものを用意できる。
【産業上の利用可能性】
【0010】
請求項1の「携帯用顔面鏡連結全身鏡」については、芸能界全般の利用として、映画やテレビのドラマやコマーシャルは屋外で撮影するロケーションが多く、大勢の出演者は撮影前に全身を厳しくチェックしなければならない。しかし、従来の全身鏡を数台持ち込でも多数の人が一度に見る事は不可能である。
この全身鏡は1人1個づつ携行でき、ロケ現場では演技者や多数のエキストラが悪天候であっても本番直前に各自が同時に全身をチェックできる。
また、ロケの終了後、エキストラなどに出演記念として製作題名と社名を入れたものを贈呈することもできる。この鏡は高価なものから安価なものまで、ガラス・金属・プラスチックで作成できる。
これを、最初に販売する場所は各テレビ局のお土産売り場がよい。大勢の見学者が訪れ口コミで広がるからである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 携帯用顔面鏡連結全身鏡の、使用時における斜視図
【図2】 同、携帯時における斜視図
【図3】 同、携帯時における側面図
【図4】 同、展開図
【図5】 基礎化粧品セットの、顔面鏡使用における斜視図
【図6】 同、全身鏡使用における斜視図
【図7】 同、折りたたみ状態における斜視図
【図8】 同、構造における斜視図
【符号の説明】
【0012】
1 凸面全身鏡
2 凸面全身鏡ケース兼台座
3 平面顔面鏡
4 平面顔面鏡ケース兼台座
5 スタンド兼2連蝶番
6 掛止具
7 全身鏡
8 顔面鏡
9 パウダー
10 スポンジパフ
11 ケース
12 蓋
13 アーム
14 磁石
15 鉄片
16 把手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面鏡と凸面鏡からなる、携帯用顔面鏡連結全身鏡。
【請求項2】
請求項1と組み合わせた、基礎化粧品セット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−334(P2010−334A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2008−336141(P2008−336141)
【出願日】平成20年12月20日(2008.12.20)
【出願人】(593114153)
【Fターム(参考)】