説明

放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具

【課題】ケース本体とケース蓋との電気的接続を確実に行うことのできる放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】金属製のケース本体2の脚片21に設けられてケース蓋3の第1の側片31に対向して突出する第1の突起片4と、金属製のケース蓋3に設けられてケース本体2の脚片21に対向して突出する第2の突起片5とを互いに結合させることでプリント配線板1を収納するケースが構成され、第1の突起片4及び第2の突起片5は、少なくとも何れか一方が弾性を有し、係合時において前記弾性を有する突起片が弾性力によって対向する何れかの部位に圧接される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、塵埃や水滴から保護するために、プリント配線板が載置されるケース本体と、プリント配線板を覆うようにケース本体に取り付けられるケース蓋とから構成されるケースを備えた放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。以下、上記のようなケースを備えた放電灯点灯装置の従来例を図面を用いて説明する。この従来例は、図23(a)〜(c)に示すように、放電灯(図示せず)へ点灯電力を供給する点灯回路の構成部品(図示せず)が実装される略矩形状のプリント配線板100と、ケースを構成する金属製のケース本体101及びケース蓋102と、プリント配線板100に実装された部品を保護するためのハウジング103と、プリント配線板100を保護するための絶縁基台104と、プリント配線板100に設けられて商用電源との接続等に用いられる一乃至複数(図示では2つ)の端子105とから成る。
【0003】
ケース本体101は、断面略コ字状に形成され、その内底部に絶縁基台104及びプリント配線板100が載置される。また、ケース本体101の長手方向に沿った両側縁からそれぞれ立設する一対の立壁101aの図23(a)における上端縁には、それぞれ後述するケース蓋102の突起片102aが嵌合する一対の略L字状の切り欠き101bが所定の間隔を空けて設けられている。尚、該切り欠き101bには、図23(b)に示すように、後述する突起片102aの取付孔102bに嵌合する略半円環状の突部101cが設けられている。
【0004】
ケース蓋102は、平板状に形成されており、その長手方向に沿った両側縁には、図23(b)に示すように、それぞれ一対の略矩形状の突起片102aが所定の間隔を空けて突設されている。また、突起片102aには、切り欠き101bの突部101cが嵌合する略円形状の取付孔102bが貫設されている。
【0005】
而して、図23(b)に示すように、ケース蓋102の突起片102aを矢印ア方向に移動させてケース本体101の切り欠き101b内に合わせ、矢印イ方向に水平移動させて取付孔102bに突部101cを嵌合させることでケース本体101とケース蓋102とが結合される(図23(c)参照)。
【特許文献1】実用新案登録 第2601051号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来例では、ケース本体101とアースとを接続した際に、上記のようにケース本体101とケース蓋102とを結合することでケース蓋102もアースと接続することができるが、切り欠き101bにおいて突起片102aと嵌合する部位の厚み寸法が突起片102aの厚み寸法よりも大きい場合には、取付孔102bと突部101cとの嵌合状態が不安定となるためにケース蓋102をアースと確実に接続することができない虞があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、ケース本体とケース蓋との電気的接続を確実に行うことのできる放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、放電灯の点灯に必要な電力を供給する点灯回路の構成部品が実装される略矩形状のプリント配線板と、プリント配線板を収納するケースとを備え、ケースは、プリント配線板の厚み方向においてプリント配線板に対向する略矩形状の主板及び主板の長手方向に沿った両側縁からプリント配線板の厚み方向に立設する一対の脚片から断面略コ字状に形成される金属製のケース本体と、プリント配線板の厚み方向においてプリント配線板に対向する略矩形状の天板及び天板の長手方向に沿った両側縁から前記脚片を覆うように主板に向かって垂直に延設された一対の第1の側片及び天板の短手方向に沿った両側縁から前記第1の側片と直交し且つ主板に向かって垂直に延設された一対の第2の側片から断面略コ字状に形成される金属製のケース蓋と、プリント配線板を覆うようにしてケース蓋をケース本体に取り付けるための取付手段とから構成された放電灯点灯装置であって、取付手段は、脚片に設けられて第1の側片に対向して突出する一乃至複数の第1の突起片と、ケース蓋に設けられて脚片に対向して突出する一乃至複数の第2の突起片とから成り、第1の突起片と第2の突起片とが互いに係合することでケース本体とケース蓋とが互いに取り付けられ、第1の突起片及び第2の突起片は、少なくとも何れか一方が弾性を有し、係合時において前記弾性を有する突起片が弾性力によって対向する何れかの部位に圧接されることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第2の突起片は、第1の側片に設けられたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、第1の突起片及び第2の突起片の少なくとも何れか一方は、丸みを帯びて形成されることを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、器具本体と、器具本体に取り付けられて放電灯が着脱自在に装着されるソケットと、ソケットを介して放電灯に電力を供給する請求項1乃至3の何れか1項に記載の放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1,2の発明によれば、第1の突起片及び第2の突起片の少なくとも何れか一方が、弾性力によって対向する何れかの部位に圧接されるので、金属製のケース本体とケース蓋とが弾性を有する突起片を介して密着するため、ケース本体とケース蓋との電気的接続を確実に行うことができる。
【0013】
請求項3の発明によれば、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋をケース本体に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0014】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の何れか1項の効果を奏する照明器具を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態、及び照明器具の実施形態について説明する。尚、実施形態1〜21の説明においては、図1(a)における上下左右を上下左右方向、紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。
【0016】
(実施形態1)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1(a)〜(c)に示すように、放電灯(図示せず)に点灯に必要な点灯電力を供給する点灯回路の構成部品(図示せず)が実装される略矩形状のプリント配線板1と、プリント配線板1を収納するケースとから成り、ケースは、プリント配線板1が載置される金属製のケース本体2と、前記プリント配線板1を覆うようにケース本体2に取り付けられる金属製のケース蓋3とから構成される。
【0017】
尚、ケース蓋3はプリント配線板1全体を覆うわけではなく、図1(c)に示すように、プリント配線板1の前端部においては、商用電源と点灯回路との接続及び他の放電灯点灯装置との接続を行う電源用端子10が外部に露出している。尚、電源用端子10の他にも、放電灯の調光を行なうための調光信号の受信及び他の放電灯点灯装置への調光信号を伝送するための信号線が接続される調光信号用端子や、点灯回路からソケット(図示せず)を介して放電灯へ点灯電力を供給するための給電線が接続される放電灯用端子が設けられているが、ここでは図示を省略する。
【0018】
ケース本体2は、図1(a)に示すように断面略コ字状に形成され、上下方向においてプリント配線板1に対向する略矩形状の主板20と、主板20の長手方向に沿った両側縁から上方向に立設された一対の脚片21とから成る。主板20の四隅には、それぞれプリント配線板1の角部が載置される支持台20a(図示では2つ)が設けられている。また、各脚片21の長手方向の両端部には、図1(a)に示すように、後述するケース蓋3の第1の側片31に対向して突出する略矩形状の第1の突起片4がそれぞれ切り起こして形成されている(ケース本体2の前側についてのみ図示し、ケース本体2の後側については図示を省略する)。尚、第1の突起片4は、図1(a)に示すように、上から下に向かうに従って脚片21から離れる方向に傾斜している。
【0019】
ケース蓋3は、図1(a)に示すように断面略コ字状に形成され、上下方向においてプリント配線板1に対向する略矩形状の天板30と、天板30の長手方向に沿った両側縁から脚片21を覆うように主板30に向かって垂直に延設された一対の第1の側片31と、天板30の短手方向に沿った両側縁から第1の側片31と直交し且つ主板30に向かって垂直に延設された一対の第2の側片32とから成る。尚、第1の側片31の短手方向に沿った両側縁及び第2の側片32の短手方向に沿った両側縁は互いに一体に連結されずに所定長さだけ離間しており、ケース本体2にケース蓋3を取り付ける際に、この第1の側片31と第2の側片32との間にケース本体2の脚片21が挿入される。第1の側片31の長手方向の両端部には、図1(a)に示すように、ケース本体2の脚片21に対向して突出する略矩形状の第2の突起片5がそれぞれ切り起こして形成されている(ケース蓋3の前側についてのみ図示し、ケース蓋3の後側については図示を省略する)。尚、第2の突起片5は、図1(a)に示すように、下から上に向かうに従って第1の側片31から離れる方向に傾斜している。
【0020】
第1の突起片4及び第2の突起片5は、互いに係合することでケース本体2にケース蓋3を取り付けるための取付手段を構成している。また、何れの突起片も弾性を有しており、撓み自在となっている。
【0021】
以下、ケース本体2にケース蓋3を取り付ける取付方法について説明する。先ず、第1の側片31と第2の側片32との間にケース本体2の脚片21を挿入するようにケース蓋3をケース本体2の上方から下げることで、第1の突起片4の上側の傾斜面と第2の突起片5の下側の傾斜面とを当接させる。この状態から更にケース本体2を下方向に押し込むと、各突起片が撓み、第2の突起片5が第1の突起片4の上側の傾斜面に案内されて第1の突起片4を乗り越える。その後、各突起片が復帰することで第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに係合し、ケース本体2にケース蓋3が取り付けられる(図1(a)参照)。
【0022】
ここで、本実施形態では、図1(a)に示すように、各脚片21に設けられた第1の突起片4の端部間の距離L1が、各第1の側片31の内壁間の距離L2よりも大きくなるように寸法を設定している。したがって、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、第1の突起片4が第1の側片31の内壁に押され、第1の突起片4が復帰しようとする弾性力によって第1の側片31の内壁に圧接され、ケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4を介して密着する。
【0023】
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、各第1の側片31に設けられた第2の突起片5の端部間の距離L3が、各脚片21の外壁間の距離L4よりも小さくなるように寸法を設定している。したがって、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、第2の突起片5が脚片21の外壁に押され、第2の突起片5が復帰しようとする弾性力によって脚片21の外壁に圧接され、ケース本体2とケース蓋3とが第2の突起片5を介して密着する。
【0024】
上述のように、金属製のケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4及び第2の突起片5を介して互いに密着するので、ケース本体2とケース蓋3との電気的接続を確実に行うことができる。また、第1の突起片4及び第2の突起片5は、上述のようにケース本体2にケース蓋3を取り付ける手段と、ケース本体2とケース蓋3とを電気的に接続する手段との両方を兼ね備えているので、各手段毎に部品を設ける必要が無く、ケースの製造コスト及び工程数を抑えることができる。
【0025】
尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5と第1の側片31との間に潜り込むとともに、第2の突起片5の端部が第1の突起片4と脚片21との間に潜り込むために、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0026】
(実施形態2)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態2について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態1と異なっており、図2(a)〜(c)に示すように、外側に膨らむように湾曲して形成されている。
【0027】
而して、実施形態1と同様の効果を奏することができる。尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5と第1の側片31との間に潜り込むとともに、第2の突起片5の端部が第1の突起片4と脚片21との間に潜り込むために、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0028】
(実施形態3)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態3について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態1と異なっており、図3(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0029】
而して、実施形態1と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4が断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0030】
尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第2の突起片5の端部が第1の突起片4に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0031】
(実施形態4)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態4について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第2の突起片5の形状が実施形態1と異なっており、図4(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0032】
而して、実施形態1と同様の効果を奏することができるとともに、第2の突起片5が断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0033】
尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0034】
(実施形態5)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態5について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4及び第2の突起片5の形状が実施形態1と異なっており、図5(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4が断面略半円環状に切り起こして形成されるとともに、第2の突起片5が断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0035】
而して、実施形態1と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4及び第2の突起片5の何れもが断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、実施形態3,4と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性をより高めることができる。
【0036】
(実施形態6)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態6について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態は、第1の突起片4を第1の側片31の内壁に当接させる、若しくは第2の突起片5を脚片21の外壁に当接させるのではなく、図6(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4と第2の突起片5とを互いに圧接させることでケース蓋3をケース本体2に取り付けることに特徴がある。
【0037】
以下、ケース本体2にケース蓋3を取り付ける取付方法について説明する。先ず、第1の側片31と第2の側片32との間にケース本体2の脚片21を挿入するようにケース蓋3をケース本体2の上方から下げることで、第1の突起片4の上側の傾斜面と第2の突起片5の下側の傾斜面とを当接させる。この状態から更にケース本体2を下方向に押し込むと、各突起片が撓み、第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに係合し、ケース本体2にケース蓋3が取り付けられる(図6(a)参照)。
【0038】
ここで、本実施形態では、図6(a)に示すように、各脚片21に設けられた第1の突起片4の端部間の距離L1が、各第1の側片31に設けられた第2の突起片5の端部間の距離L3よりも大きくなるように寸法を設定している。したがって、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに押され、各突起片が復帰しようとする弾性力によって互いに圧接されることで、ケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4及び第2の突起片5を介して密着する。
【0039】
上述のように、金属製のケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4及び第2の突起片5を介して互いに密着するので、ケース本体2とケース蓋3との電気的接続を確実に行うことができる。また、第1の突起片4及び第2の突起片5は、上述のようにケース本体2にケース蓋3を取り付ける手段と、ケース本体2とケース蓋3とを電気的に接続する手段との両方を兼ね備えているので、各手段毎に部品を設ける必要が無く、ケースの製造コスト及び工程数を抑えることができる。更に、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とを互いに圧接させているので、各第1の側片31の内壁間の距離L2及び各脚片21の外壁間の距離L4の寸法を細かく設定する必要がない。
【0040】
(実施形態7)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態7について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態6と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態6と異なっており、図7(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0041】
而して、実施形態6と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4が断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0042】
(実施形態8)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態8について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態6と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第2の突起片5の形状が実施形態6と異なっており、図8(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0043】
而して、実施形態6と同様の効果を奏することができるとともに、第2の突起片5が断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0044】
(実施形態9)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態9について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態6と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4及び第2の突起片5の形状が実施形態6と異なっており、図9(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4が断面略半円環状に切り起こして形成されるとともに、第2の突起片5が断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0045】
而して、実施形態6と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4及び第2の突起片5の何れもが断面略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、実施形態7,8と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性をより高めることができる。
【0046】
(実施形態10)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態10について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態は、第2の突起片5が各第1の側片31に設けられるのではなく、図10(a)〜(c)に示すように、第2の側片32の長手方向における両側縁からケース本体2の脚片21に対向して突出するように設けられていることに特徴がある(ケース蓋3の前側についてのみ図示し、ケース蓋3の後側については図示を省略する)。尚、本実施形態の第2の突起片5は略三角形状に形成され、下から上に向かうに従って第2の側片32から離れる方向に傾斜する傾斜面と、左右方向と平行な平行面とを有する。また、本実施形態では第1の側片31に突起片を形成していないことから、突起片を形成するためのスペースを設ける必要がないため、その上下方向の長さ寸法が前記各実施形態に比べて小さくなっている。
【0047】
以下、ケース本体2にケース蓋3を取り付ける取付方法について説明する。先ず、第1の側片31と第2の側片32との間にケース本体2の脚片21を挿入するようにケース蓋3をケース本体2の上方から下げることで、第1の突起片4の上側の傾斜面と第2の突起片5の傾斜面とを当接させる。この状態から更にケース本体2を下方向に押し込むと、各突起片が撓み、第2の突起片5が第1の突起片4の上側の傾斜面に案内されて第1の突起片4を乗り越える。その後、各突起片が復帰することで第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに係合し、ケース本体2にケース蓋3が取り付けられる(図10(a)参照)。
【0048】
ここで、本実施形態では、図10(a)に示すように、各第2の側片32に設けられた第2の突起片5の端部間の距離L5が、各脚片21の内壁間の距離L6よりも小さくなるように寸法を設定している。したがって、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、第2の突起片5が脚片21の内壁に押され、第2の突起片5が復帰しようとする弾性力によって脚片21の内壁に圧接され、ケース本体2とケース蓋3とが第2の突起片5を介して密着する。
【0049】
上述のように、金属製のケース本体2とケース蓋3とが第2の突起片5を介して互いに密着するので、ケース本体2とケース蓋3との電気的接続を確実に行うことができる。また、第1の突起片4及び第2の突起片5は、上述のようにケース本体2にケース蓋3を取り付ける手段と、ケース本体2とケース蓋3とを電気的に接続する手段との両方を兼ね備えているので、各手段毎に部品を設ける必要が無く、ケースの製造コスト及び工程数を抑えることができる。
【0050】
尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5の平行面に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0051】
(実施形態11)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態11について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態10と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態10と異なっており、図11(a)〜(c)に示すように、外側に膨らむように湾曲して形成されている。
【0052】
而して、実施形態10と同様の効果を奏することができる。尚、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5の平行面に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0053】
(実施形態12)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態12について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態10と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第2の突起片5の形状が実施形態10と異なっており、図12(a)〜(c)に示すように、略半円状に形成されている。
【0054】
而して、実施形態10と同様の効果を奏することができるとともに、第2の突起片5が略半円状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0055】
尚、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0056】
(実施形態13)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態13について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態12と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態12と異なっており、図13(a)〜(c)に示すように、外側に膨らむように湾曲して形成されている。
【0057】
而して、実施形態12と同様の効果を奏することができる。尚、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第1の突起片4の端部が第2の突起片5に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0058】
(実施形態14)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態14について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態10と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態10と異なっており、図14(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0059】
而して、実施形態10と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4が略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0060】
尚、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、ケース蓋3をケース本体2から取り外す方向に動かした場合に、第2の突起片5の端部が第1の突起片4に当接してそれ以上の移動が規制されるので、各突起片が他方の突起片を乗り越えることができず、第1の突起片4と第2の突起片5との係合状態を容易に解除できないようになっている。
【0061】
(実施形態15)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態15について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態10と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4及び第2の突起片5の形状が実施形態10と異なっており、図15(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4が断面略半円環状に切り起こして形成されるとともに、第2の突起片5が略半円状に形成されている。
【0062】
而して、実施形態10と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4及び第2の突起片5の何れもが丸みを帯びて形成されていることから、実施形態12〜14と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性をより高めることができる。
【0063】
(実施形態16)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態16について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態10と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態は、第2の突起片5を脚片21の内壁に当接させるのではなく、図16(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4と第2の突起片5とを互いに圧接させることでケース蓋3をケース本体2に取り付けることに特徴がある。
【0064】
以下、ケース本体2にケース蓋3を取り付ける取付方法について説明する。先ず、第1の側片31と第2の側片32との間にケース本体2の脚片21を挿入するようにケース蓋3をケース本体2の上方から下げることで、第1の突起片4の上側の傾斜面と第2の突起片5の傾斜面とを当接させる。この状態から更にケース本体2を下方向に押し込むと、各突起片が撓み、第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに係合し、ケース本体2にケース蓋3が取り付けられる(図16(a)参照)。
【0065】
ここで、本実施形態では、図16(a)に示すように、各第2の側片32に設けられた第2の突起片5の端部間の距離L5が、各脚片21に設けられた第1の突起片4の端部間の距離L1よりも大きくなるように寸法を設定している。したがって、第1の突起片4と第2の突起片5とが係合している状態において、第1の突起片4と第2の突起片5とが互いに押され、各突起片が復帰しようとする弾性力によって互いに圧接されることで、ケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4及び第2の突起片5を介して密着する。
【0066】
上述のように、金属製のケース本体2とケース蓋3とが第1の突起片4及び第2の突起片5を介して互いに密着するので、ケース本体2とケース蓋3との電気的接続を確実に行うことができる。また、第1の突起片4及び第2の突起片5は、上述のようにケース本体2にケース蓋3を取り付ける手段と、ケース本体2とケース蓋3とを電気的に接続する手段との両方を兼ね備えているので、各手段毎に部品を設ける必要が無く、ケースの製造コスト及び工程数を抑えることができる。更に、本実施形態では、第1の突起片4と第2の突起片5とを互いに圧接させているので、各脚片21の内壁間の距離L6の寸法を細かく設定する必要がない。
【0067】
(実施形態17)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態17について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態16と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態16と異なっており、図17(a)〜(c)に示すように、外側に膨らむように湾曲して形成されている。而して、実施形態16と同様の効果を奏することができる。
【0068】
(実施形態18)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態18について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態16と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第2の突起片5の形状が実施形態16と異なっており、図18(a)〜(c)に示すように、略半円状に形成されている。
【0069】
而して、実施形態16と同様の効果を奏することができるとともに、第2の突起片5が略半円状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0070】
(実施形態19)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態19について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態18と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態18と異なっており、図19(a)〜(c)に示すように、外側に膨らむように湾曲して形成されている。而して、実施形態18と同様の効果を奏することができる。
【0071】
(実施形態20)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態20について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態16と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4の形状が実施形態16と異なっており、図20(a)〜(c)に示すように、断面略半円環状に切り起こして形成されている。
【0072】
而して、実施形態16と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4が略半円環状に形成されている、即ち丸みを帯びて形成されていることから、各突起片が鋭利な形状で形成された場合と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性を高めることができる。
【0073】
(実施形態21)
以下、本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態21について図面を用いて説明する。尚、本実施形態の基本的な構成は実施形態16と共通であるので、共通する部位については説明を省略する。本実施形態では、第1の突起片4及び第2の突起片5の形状が実施形態16と異なっており、図21(a)〜(c)に示すように、第1の突起片4が断面略半円環状に切り起こして形成されるとともに、第2の突起片5が略半円状に形成されている。
【0074】
而して、実施形態16と同様の効果を奏することができるとともに、第1の突起片4及び第2の突起片5の何れもが丸みを帯びて形成されていることから、実施形態18〜20と比較して、ケース蓋3をケース本体2に取り付ける際の作業の安全性をより高めることができる。
【0075】
以下、本発明に係る照明器具の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、図22に示すように、天井に取り付けられる平板状の器具本体6と、器具本体6の長手方向における両端に1つずつ設けられて1本の放電灯(図示せず)が着脱自在に装着されるソケット60と、器具本体6に取り付けられて放電灯からの光を反射させる逆富士型の反射板61とから成り、前述の何れかの実施形態の放電灯点灯装置(図示せず)が器具本体6の内部に収納される。尚、このような照明器具は周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0076】
上述のように、前述の何れかの実施形態の放電灯点灯装置を用いた照明器具を実現することができる。
【0077】
尚、本明細書では、直管形の放電灯を用いた1灯用の照明器具の実施形態について記載しているが、例えば環状形の放電灯や、ダウンライト型の器具に用いられるコンパクト形の放電灯を用いる照明器具に上記各実施形態の放電灯点灯装置を用いても構わない。また、放電灯の灯数及び放電灯点灯装置の点灯可能な灯数が1灯に限定されないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態1を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図2】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態2を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図3】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態3を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図4】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態4を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図5】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態5を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図6】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態6を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図7】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態7を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図8】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態8を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図9】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態9を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図10】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態10を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図11】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態11を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図12】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態12を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図13】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態13を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図14】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態14を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図15】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態15を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図16】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態16を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図17】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態17を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図18】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態18を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図19】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態19を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図20】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態20を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図21】本発明に係る放電灯点灯装置の実施形態21を示す図で、(a)は正面図で、(b)は上面図で、(c)は全体斜視図である。
【図22】本発明に係る照明器具の実施形態を示す全体斜視図である。
【図23】従来の放電灯点灯装置を示す図で、(a)は全体斜視図で、(b)は突起片の嵌合前の状態を示す一部拡大図で、(c)は突起片の嵌合後の状態を示す一部拡大図である。
【符号の説明】
【0079】
1 プリント配線板
2 ケース本体
20 主板
21 脚片
3 ケース蓋
30 天板
31 第1の側片
32 第2の側片
4 第1の突起片
5 第2の突起片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放電灯の点灯に必要な電力を供給する点灯回路の構成部品が実装される略矩形状のプリント配線板と、プリント配線板を収納するケースとを備え、ケースは、プリント配線板の厚み方向においてプリント配線板に対向する略矩形状の主板及び主板の長手方向に沿った両側縁からプリント配線板の厚み方向に立設する一対の脚片から断面略コ字状に形成される金属製のケース本体と、プリント配線板の厚み方向においてプリント配線板に対向する略矩形状の天板及び天板の長手方向に沿った両側縁から前記脚片を覆うように主板に向かって垂直に延設された一対の第1の側片及び天板の短手方向に沿った両側縁から前記第1の側片と直交し且つ主板に向かって垂直に延設された一対の第2の側片から断面略コ字状に形成される金属製のケース蓋と、プリント配線板を覆うようにしてケース蓋をケース本体に取り付けるための取付手段とから構成された放電灯点灯装置であって、取付手段は、脚片に設けられて第1の側片に対向して突出する一乃至複数の第1の突起片と、ケース蓋に設けられて脚片に対向して突出する一乃至複数の第2の突起片とから成り、第1の突起片と第2の突起片とが互いに係合することでケース本体とケース蓋とが互いに取り付けられ、第1の突起片及び第2の突起片は、少なくとも何れか一方が弾性を有し、係合時において前記弾性を有する突起片が弾性力によって対向する何れかの部位に圧接されることを特徴とする放電灯点灯装置。
【請求項2】
前記第2の突起片は、第1の側片に設けられたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
【請求項3】
前記第1の突起片及び第2の突起片の少なくとも何れか一方は、丸みを帯びて形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項4】
器具本体と、器具本体に取り付けられて放電灯が着脱自在に装着されるソケットと、ソケットを介して放電灯に電力を供給する請求項1乃至3の何れか1項に記載の放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2009−152082(P2009−152082A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329227(P2007−329227)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】