説明

昇降装置

【課題】昇降モータを脱調させることなく前記移載装置の昇降速度を変化させることができる昇降装置を提供する。
【解決手段】搬送物100の重量を検出する荷量計21と、搬送物100を保持する移載装置11と、流体槽12aを有するカウンターウェイト12と、移載装置11とカウンターウェイト12とを連結するチェーン15と、チェーン15が巻回される駆動プーリ14と、駆動プーリ14を回動させる昇降モータ17と、昇降モータ17の動力を駆動プーリ14に伝達する流体継手16と、流体槽12aに流体40を供給するポンプ23と、ポンプ23と流体槽12aとの間を流通する流体40の流量を調節する流量計付電磁弁24と、搬送物100及び移載装置11の重量と、カウンターウェイト12及び流体槽12aに貯溜される流体40の重量と、が同一となるようにポンプ23及び流量計付電磁弁24を作動する制御装置30と、を具備した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送の対象物である搬送物を昇降させる昇降装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、搬送物を所定位置まで昇降させる昇降装置の技術は公知となっている。また、昇降装置のうち、カウンターウェイトの重量を可変とすることにより、小さい力で搬送物を昇降させる昇降装置の技術として、特許文献1から特許文献3までに記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1から特許文献3までに記載の昇降装置は、搬送物を積載する移載装置と、当該移載装置とチェーン等によって連結されたカウンターウェイトと、前記移載装置を昇降させる巻き上げ装置を具備する。また、前記カウンターウェイトは、その重量を変更することが可能であり、移載装置に積載される搬送物の重量に対応させて当該カウンターウェイトの重量を変更することによって、移載装置を昇降するために必要な力を低減することができる。これによって、前記巻き上げ装置の小型化を図ることが可能となる。
【0004】
しかし、上述の如く構成された昇降装置において、前記巻き上げ装置としてモータを用いた場合、当該モータに大きな負荷が加わると、脱調を起こす場合がある。従って、例えば、前記移載装置の昇降を一時的に停止させるために、作業者が当該移載装置の昇降に反する力を加えた場合、前記モータが脱調を起こし、異常停止してしまう点で不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−301556号公報
【特許文献2】特開平7−291554号公報
【特許文献3】実開平5−75355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、移載装置による搬送物の昇降中に、当該移載装置の昇降に反する力が加えられた場合においても、昇降モータを脱調させることなく前記移載装置の昇降速度を変化させることができる昇降装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1においては、
搬送物の重量を検出する荷量計と、
前記搬送物を保持する移載装置と、
流体を貯溜する流体槽を有し、その重量を前記移載装置の重量と同一の重量に調整可能なカウンターウェイトと
前記移載装置と前記カウンターウェイトとを連結するチェーンと、
前記チェーンが巻回される駆動プーリと、
前記駆動プーリを回動させる昇降モータと、
前記昇降モータと前記駆動プーリとの間に配置され、前記昇降モータの動力を前記駆動プーリに伝達する流体継手と、
前記流体槽に流体を供給、又は前記流体槽内の流体を排出するポンプと、
前記ポンプと前記流体槽との間に配置され、前記ポンプと前記流体槽との間を流通する流体の流量を検出するとともに、当該流量を調節する流量計付電磁弁と、
前記搬送物の重量に基づいて、前記搬送物及び前記移載装置の重量と、前記カウンターウェイト及び前記流体槽に貯溜される流体の重量と、が同一となるように前記ポンプ及び前記流量計付電磁弁を作動する制御装置と、
を具備するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、移載装置による搬送物の昇降中に、当該移載装置の昇降に反する力が加えられた場合においても、昇降モータを脱調させることなく前記移載装置の昇降速度を変化させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る昇降装置の実施の一形態を示す側面概略図。
【図2】本発明に係る昇降装置の実施の一形態を示す平面概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る昇降装置の実施の一形態である昇降装置1について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1に示すように、昇降装置1は、搬送の対象物である搬送物100の重量に基づいて、少ない動力で当該搬送物100を所定の高さまで昇降させるものである。昇降装置1は、主として基本昇降部10、重量調整部20、制御装置30等を具備する。
【0012】
基本昇降部10は、搬送物100を昇降させるものである。基本昇降部10は、主として移載装置11、カウンターウェイト12、従動プーリ13、駆動プーリ14、チェーン15、流体継手16、昇降モータ17、固定用クラッチ18、自動落下防止装置19等を具備する。
【0013】
移載装置11は、搬送物100を積載することで保持するものである。
【0014】
カウンターウェイト12は、その重量を、搬送物100を積載した状態の移載装置11の重量と同一の重量に調整可能とする錘である。
カウンターウェイト12は、その下部に流体槽12aを具備する。流体槽12aは、流体40を貯溜することができる容器である。なお、流体40としては、水等の液体等を用いることが可能である。
カウンターウェイト12は、例えば流体槽12aに流体40を貯留しない状態の重量が、搬送物100を積載していない状態の移載装置11の重量と同一となるように構成されており、搬送物100の重量に相当する重量の流体40を流体槽12aに貯留することで、カウンターウェイト12の重量と搬送物100を積載した状態の移載装置11の重量とを同一に調整することが可能となっている。
【0015】
従動プーリ13は、移載装置11の上方に配置される。従動プーリ13の中心には、従動プーリ軸13aが固設され、当該従動プーリ軸13aを中心として回動可能に支持される。
【0016】
駆動プーリ14は、カウンターウェイト12の上方に配置される。駆動プーリ14の中心には、駆動プーリ軸14aが固設され、当該駆動プーリ軸14aを中心として回動可能に支持される。
【0017】
チェーン15は、移載装置11とカウンターウェイト12とを連結するものである。チェーン15の一端は移載装置11の上部に固設され、他端はカウンターウェイト12の上部に固設される。チェーン15の中途部は、従動プーリ13及び駆動プーリ14に巻回される。チェーン15によって、駆動プーリ14の回動運動が、移載装置11及びカウンターウェイト12の昇降運動に変換される。
【0018】
流体継手16は、流体を介して回転動力の伝達を行うものである。流体継手16の出力側は、駆動プーリ14の駆動プーリ軸14aに連結される。
【0019】
昇降モータ17は、駆動プーリ14を回動させるための動力を発生するものである。昇降モータ17の出力軸17aは、流体継手16の入力側に連結される。
【0020】
固定用クラッチ18は、駆動プーリ14の回動を停止するものである。固定用クラッチ18は、駆動プーリ14の駆動プーリ軸14aに連結される。固定用クラッチ18が作動された場合、駆動プーリ軸14aの回動が停止され、ひいては駆動プーリ14の回動が停止される。
【0021】
自動落下防止装置19は、チェーン15の動きを停止するものである。自動落下防止装置19は、チェーン15の中途部であって、従動プーリ13と移載装置11との間に配置される。自動落下防止装置19は、チェーン15が切断される等の異常が発生した場合に作動し、チェーン15の動きを停止することで、移載装置11の落下を防止することができる。
【0022】
重量調整部20は、搬送物100の重量に基づいて、カウンターウェイト12に荷重を加えるものである。重量調整部20は、主として荷量計21、パイプ22、ポンプ23、流量計付電磁弁24等を具備する。
【0023】
荷量計21は、搬送物100の重量を検出するものである。荷量計21は、種々の重量センサにより構成することが可能である。
【0024】
パイプ22は、流体40を案内する管である。パイプ22の一端は、流体槽12aに連通接続され、他端は、昇降装置1の外部の流体槽(以下、単に「外部流体槽」と記す)25に連通接続される。
【0025】
ポンプ23は、外部流体槽25に貯溜された流体40を流体槽12aに供給する、又は流体槽12aに貯溜された流体40を外部流体槽25に排出するものである。ポンプ23は、パイプ22の中途部に配置される。
【0026】
流量計付電磁弁24は、流通する流体40の流量を検出するとともに、弁の開度を調節することにより、当該流量を調節するものである。流量計付電磁弁24は、種々の流量センサ及び電磁弁等によって構成することが可能である。流量計付電磁弁24は、パイプ22の中途部であってポンプ23と流体槽12aとの間に配置される。
【0027】
制御装置30は、搬送物100の重量に基づく、ポンプ23及び流量計付電磁弁24の動作の制御などを行うものである。制御装置30は、荷量計21、ポンプ23、及び流量計付電磁弁24に接続される。制御装置30は、予め記憶される種々のプログラムやデータ等に基づいて、各部の制御を行う。
【0028】
以下では、上述の如く構成された昇降装置1の動作態様について説明する。なお、昇降装置1の各部材は、制御装置30やその他の制御装置による制御により動作される構成や、作業者の操作により動作される構成とすることが可能である。
【0029】
まず、移載装置11によって搬送物100を上昇させ、所定の保管位置へと移載する場合の動作(以下、この場合の昇降装置1の動作を、単に「入庫動作」と記す)について説明する。
【0030】
最初に、移載装置11が下方に位置している状態で固定用クラッチ18が作動され、駆動プーリ14の回動が停止される。これによって、移載装置11の上下方向の位置(以下、単に「昇降位置」と記す)が、搬送物100を積載することが可能な位置に固定される。
【0031】
次に、制御装置30は、荷量計21によって、搬送物100の重量を検出(測定)する。
【0032】
次に、重量を測定された搬送物100が、移載装置11に積載される。
【0033】
次に、制御装置30は、測定した搬送物100の重量に基づいて、流体槽12aに供給すべき流体40の量(以下、単に「想定流量」と記す)を算出する。ここで、前記想定流量とは、移載装置11及び当該移載装置11に積載された搬送物100の重量と、カウンターウェイト12及び流体槽12aに貯溜される流体40の重量と、が略同一となるように、流体槽12aに供給すべき流体40の流量である。
【0034】
次に、制御装置30は、ポンプ23を作動させ、外部流体槽25に貯溜された流体40を流体槽12aへと供給する。
【0035】
次に、制御装置30は、流量計付電磁弁24により、流体槽12aに供給される流体40の量が、前記想定流量となるように制御する。より詳細には、制御装置30は、流量計付電磁弁24により、流体槽12aに供給される流体40の流量を検出する。そして、流体槽12aに供給された流体40の流量が前記想定流量に達した場合に、電磁弁により流体40の流通を遮断することによって、流体槽12aへの流体40の供給を停止する。
【0036】
次に、昇降モータ17が作動され、移載装置11を上昇させるための動力が発生される。この際、駆動プーリ14の回動は固定用クラッチ18により停止されている。このため、流体継手16の入力側(昇降モータ17の出力軸17a側)と出力側(駆動プーリ軸14a側)の回転速度に差が生じる。この場合、流体継手16において滑りが生じ、昇降モータ17によって駆動プーリ14が回動されることはない。
つまり、流体継手16においては、入力側に回転駆動力が付与された場合、出力側に回転を阻止する力が加わっていると、入力側と出力側との間に滑りが生じて両者の間に回転速度差が生じることとなっている。
【0037】
次に、固定用クラッチ18が解除される。これによって、昇降モータ17によって駆動プーリ14が回動され、ひいてはチェーン15を介して移載装置11が上昇される。この場合、固定用クラッチ18が解除されることで、流体継手16の出力側に加わっていた回転を阻止する力がなくなるので、流体継手16において滑りは生じず、流体継手16の入力側と出力側の回転速度の差は0となる。
【0038】
次に、移載装置11が所定の昇降位置(搬送物100を保管位置へと移載することが可能な位置)まで上昇した場合、固定用クラッチ18が作動され、駆動プーリ14の回動が停止される。これによって、移載装置11の昇降位置が固定される。
【0039】
そして、移載装置11に積載された搬送物100は、保管位置へと移載される。
【0040】
ここで、移載装置11の上昇中に、作業者が当該移載装置11に上昇を妨害するような力を加えた場合について説明する。
【0041】
この場合、作業者により移載装置11の上昇が妨害(停止)されるため、移載装置11を上昇させているチェーン15の動作、及び駆動プーリ14の回動が停止される。
【0042】
しかし、昇降モータ17は作動しているため、所定の回転速度で回転を継続する。
【0043】
よって、流体継手16の入力側と出力側とで回転速度の差が生じるが、流体継手16において滑りが生じるため、昇降モータ17に大きな負荷が加わることがない。これによって、昇降モータ17を脱調させることなく移載装置11の上昇を停止(上昇速度を変化)させることができる。
【0044】
作業者が移載装置11の上昇を妨害する力を解除した場合、流体継手16の入力側と出力側との回転速度の差が0となり、移載装置11は再び上昇を開始することができる。
【0045】
次に、移載装置11によって搬送物100を下降させ、所定の出庫位置へと移載する場合について説明する。
【0046】
最初に、移載装置11が上方に位置している状態で固定用クラッチ18が作動され、駆動プーリ14の回動が停止される。これによって、移載装置11の昇降位置が、保管位置の搬送物100を積載することが可能な位置に固定される。
【0047】
次に、制御装置30は、入庫動作において測定した搬送物100の重量のデータに基づいて、想定流量を算出する。
【0048】
次に、搬送物100が、移載装置11に積載される。
【0049】
次に、制御装置30は、ポンプ23を作動させ、外部流体槽25に貯溜された流体40を流体槽12aへと供給する。
【0050】
次に、制御装置30は、流量計付電磁弁24により、流体槽12aに供給される流体40の量が、前記想定流量となるように制御する。より詳細には、制御装置30は、流量計付電磁弁24により、流体槽12aに供給される流体40の流量を検出する。そして、流体槽12aに供給された流体40の流量が前記想定流量に達した場合に、電磁弁により流体40の流通を遮断することによって、流体槽12aへの流体40の供給を停止する。
【0051】
次に、昇降モータ17が作動され、移載装置11を下降させるための動力が発生される。この際、駆動プーリ14の回動は固定用クラッチ18により停止されている。このため、流体継手16の入力側と出力側の回転速度に差が生じる。この場合、流体継手16において滑りが生じ、昇降モータ17によって駆動プーリ14が回動されることはない。
【0052】
次に、固定用クラッチ18が解除される。これによって、昇降モータ17によって駆動プーリ14が回動され、ひいてはチェーン15を介して移載装置11が下降される。この場合、流体継手16において滑りは生じず、流体継手16の入力側と出力側の回転速度の差は0となる。
【0053】
次に、移載装置11が所定の昇降位置(搬送物100を出庫位置へと移載することが可能な位置)まで下降した場合、固定用クラッチ18が作動され、駆動プーリ14の回動が停止される。これによって、移載装置11の昇降位置が固定される。
【0054】
そして、移載装置11に積載された搬送物100は、出庫位置へと移載される。
【0055】
ここで、移載装置11の下降中に、作業者が当該移載装置11に下降を妨害するような力を加えた場合について説明する。
【0056】
この場合、作業者により移載装置11の下降が妨害(停止)されるため、移載装置11を上昇させているチェーン15の動作、及び駆動プーリ14の回動が停止される。
【0057】
しかし、昇降モータ17は作動しているため、所定の回転速度で回転を継続する。
【0058】
よって、流体継手16の入力側と出力側とで回転速度の差が生じるが、流体継手16において滑りが生じるため、昇降モータ17に大きな負荷が加わることがない。これによって、昇降モータ17を脱調させることなく移載装置11の下降を停止(下降速度を変化)させることができる。
【0059】
作業者が移載装置11の下降を妨害する力を解除した場合、流体継手16の入力側と出力側との回転速度の差が0となり、移載装置11は再び下降を開始することができる。
【0060】
以上の如く、本実施形態に係る昇降装置1は、
搬送物100の重量を検出する荷量計21と、
搬送物100を保持する移載装置11と、
流体40を貯溜する流体槽12aを有し、その重量を移載装置11の重量と同一の重量に調整可能なカウンターウェイト12と、
移載装置11とカウンターウェイト12とを連結するチェーン15と、
チェーン15が巻回される駆動プーリ14と、
駆動プーリ14を回動させる昇降モータ17と、
昇降モータ17と駆動プーリ14との間に配置され、昇降モータ17の動力を駆動プーリ14に伝達する流体継手16と、
流体槽12aに流体40を供給、又は流体槽12a内の流体40を排出するポンプ23と、
ポンプ23と流体槽12aとの間に配置され、ポンプ23と流体槽12aとの間を流通する流体40の流量を検出するとともに、当該流量を調節する流量計付電磁弁24と、
搬送物100の重量に基づいて、搬送物100及び移載装置11の重量と、カウンターウェイト12及び流体槽12aに貯溜される流体40の重量と、が同一となるようにポンプ23及び流量計付電磁弁24を作動する制御装置30と、
を具備するものである。
このように構成することにより、移載装置11による搬送物100の昇降中に、当該移載装置11の昇降に反する力が加えられた場合においても、昇降モータ17を脱調させることなく前記移載装置11の昇降速度を変化させることができる。これによって、例えば、移載装置11の昇降を一時的に停止させたい場合、作業者が移載装置11の昇降に反する力を当該移載装置11に加えることで、昇降モータ17を脱調させることなく移載装置11の昇降を停止することができる。また、移載装置11の昇降中に、当該移載装置11と他の設備等が不意に接触した場合においても、昇降モータ17に大きな負荷が加わることがないため、当該昇降モータ17の脱調を防止することができる。
【符号の説明】
【0061】
1 昇降装置
10 基本昇降部
11 移載装置
12 カウンターウェイト
14 駆動プーリ
15 チェーン
16 流体継手
17 昇降モータ
18 固定用クラッチ
20 重量調整部
21 荷量計
23 ポンプ
24 流量計付電磁弁
30 制御装置
40 流体
100 搬送物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送物の重量を検出する荷量計と、
前記搬送物を保持する移載装置と、
流体を貯溜する流体槽を有し、その重量を前記移載装置の重量と同一の重量に調整可能なカウンターウェイトと、
前記移載装置と前記カウンターウェイトとを連結するチェーンと、
前記チェーンが巻回される駆動プーリと、
前記駆動プーリを回動させる昇降モータと、
前記昇降モータと前記駆動プーリとの間に配置され、前記昇降モータの動力を前記駆動プーリに伝達する流体継手と、
前記流体槽に流体を供給、又は前記流体槽内の流体を排出するポンプと、
前記ポンプと前記流体槽との間に配置され、前記ポンプと前記流体槽との間を流通する流体の流量を検出するとともに、当該流量を調節する流量計付電磁弁と、
前記搬送物の重量に基づいて、前記搬送物及び前記移載装置の重量と、前記カウンターウェイト及び前記流体槽に貯溜される流体の重量と、が同一となるように前記ポンプ及び前記流量計付電磁弁を作動する制御装置と、
を具備する昇降装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−184761(P2010−184761A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−28997(P2009−28997)
【出願日】平成21年2月10日(2009.2.10)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)