説明

替芯ケース

【課題】蓋体のスライド位置が芯の少量出し多量出しに加えて、その中間も含めて多段階に選択できるようにし、蓋体のスライド操作も円滑になし得る替芯ケースを提供する。
【解決手段】一部に開口部11が形成されたケース本体10側には、前記開口部の近傍にスリット状の窓孔部12が形成されると共に、前記窓孔部に沿って凹凸部14が内面に向かって形成される。前記開口部11に取り付けられる蓋体20側には、前記開口部を覆うと共にスライド動作することで開口部を開閉するカバー部21と、カバー部からケース本体内に向かって形成されたベンディング部22を介してケース本体側の窓孔部12に対してスライド可能に係止する係止部23および前記凹凸部14に圧接する当接部24と、ケース本体内の替芯の収容位置を、前記カバー部20のスライド動作により前記開口部11が開く側のケース空間内に位置規制する柱状体25が備えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シャープペンシル用の替芯を収容する替芯ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
シャープペンシル用の替芯ケースの代表例として、複数本の替芯を収容し長手方向の上端部に開口部が形成された偏平な箱型形状のケース本体と、前記開口部にスライド可能に取り付けられて、当該開口部を開閉する蓋体とにより構成されたものを挙げることができる。
前記した構成の替芯ケースにおいては、シャープペンシルへの替芯の補給に際して、替芯の取り出し量が調整できるようになされていることが望ましく、特許文献1および2には、蓋体のスライド位置に応じて取り出す芯の量が調節可能な替芯ケースの構成が開示されている。
【0003】
前記特許文献1および2に開示された替芯ケースの構成によると、取り出す替芯の量は少量出し、もしくは多数出しの2種類が選択することができるように、蓋体のスライド位置が決められた構成にされている。
一方、特許文献3にはケース本体の上端部に形成された開口部を開閉するスライド可能な蓋体の取り付け構成について開示されている。これによるとケース本体の開口部近傍にスリット状の貫通窓部が形成され、蓋体の側壁面に形成された突起部が前記貫通窓部内に挿入されて摺動されるようになされ、これにより蓋体がケース本体から脱落しないように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−30136号公報
【特許文献2】特開2007−196453号公報
【特許文献3】実開昭58−120088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1および2に開示された替芯ケースにおいては、蓋体のスライド操作に応じて取り出せる芯の量を、少量または多数量の2種類から選択するようになされており、例えばその中間の量といった前記2種類以外の所望の芯の取り出し量を選択することが難しく、使い勝手に不満足な問題が残されている。
【0006】
また、特許文献3に開示された替芯ケースによると、蓋体の側壁面にスライド用の突起部を形成するために、蓋体はケース本体の長手方向に厚みを持たせた直方体状に形成されている。
したがって、ケース本体の上端部に形成された開口部を開くために蓋体をスライドさせると、厚みのある蓋体がケース本体の側壁面から突出し、これがケース本体を把持する指先等に接触し易く、蓋体のスライド操作が円滑にし難いなどの問題点がある。
【0007】
この発明は、従来の替芯ケースにおける前記した問題点を解消するためになされたものであり、蓋体のスライド位置が芯の少量出しおよび多量出しに加えて、その中間位置も含めて3段階以上に選択できるようにすると共に、厚みのある蓋体の全体がケース本体の側面方向に突出して、蓋体のスライド操作に支障を発生させることのない替芯ケースを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる替芯ケースは、一部に開口部が形成され、複数本の替芯が収容可能なケース本体と、当該ケース本体の前記開口部にスライド可能に取り付けられて前記開口部を開閉する蓋体とにより構成された替芯ケースであって、前記ケース本体側には、前記開口部の近傍に前記蓋体のスライド方向に沿ってスリット状の窓孔部もしくは溝部が形成されると共に、前記窓孔部もしくは溝部に沿ってケース本体の内面に向かって形成された凹凸部が備えられ、前記蓋体側には、前記ケース本体の開口部を覆うと共にスライド動作することで前記開口部を開閉するカバー部と、前記カバー部からケース本体内に向かって形成された可撓性のベンディング部を介して前記ケース本体側に形成された窓孔部もしくは溝部に対してスライド可能に係止して蓋体の外れを防止する係止部と、前記カバー部からケース本体内に向かって形成され、ケース本体内の替芯の収容位置を、前記カバー部のスライド動作により前記開口部が開く側のケース空間内に位置規制する柱状体が備えられ、前記ベンディング部を介した前記係止部に隣接して、ケース本体側の前記凹凸部に当接する当接部がさらに形成され、前記カバー部のスライド動作により、前記当接部が前記凹凸部に圧接しつつスライドすることでクリック動作がなされるように構成され、前記クリック動作により、前記開口部の開き度合いが3段階以上に選択できるように構成した点に特徴を有する。
【0009】
この場合、ケース本体側に形成された前記凹凸部は、ケース本体側に施されたスリット状の窓孔部もしくは溝部に沿って、連続して形成されていることが望ましい。
加えて、前記蓋体に形成された当接部の直下に沿うようにして、前記柱状体の長手方向に直交する方向に保護体が突出形成され、当該保護体によりケース本体内に収容された替芯の一部が、前記ケース本体側の凹凸部に対する前記当接部の圧接位置に侵入するのを阻止するように構成されていることが望ましい。
【0010】
また、この発明に係る替芯ケースの好ましい実施の形態においては、前記蓋体側のカバー部からケース本体内に向かってさらに突起部が形成され、前記突起部は前記ベンディング部を中央にして、前記柱状体の配置位置とは反対側に形成され、前記突起部がケース本体の開口部内面に接しつつ、前記カバー部と共にスライドされるように構成される。
【発明の効果】
【0011】
前記した構成の替芯ケースによると、ケース本体の開口部に配置されたカバー部がスライド動作することにより、カバー部と共に移動動作する当接部が、ケース本体側の凹凸部に圧接しつつスライドしてクリック動作がなされる。
このクリック動作により、ケース本体における前記開口部の開き度合いが3段階以上に選択できるように構成されているので、芯の少量出し、多量出しに加えて、その中間量の芯の出し量を適宜選択することができる。
【0012】
加えて、前記した構成の替芯ケースによると、ケース本体側には前記凹凸が連続して形成され、ベンディング部を介した当接部が圧接しつつスライドするように作用するので、カバー部のスライド方向におけるガタツキが少なく、スライドの位置決めを容易とし、良質なスライド感触を持たせることができる。
【0013】
また、前記カバー部は前記ケース本体の開口部を覆ってスライド動作し、ケース本体の前記開口部を開閉するように構成したので、カバー部自体は薄肉状に形成することができる。したがって、前記した特許文献3に示したような厚みのある蓋体がケース本体の側壁に突出し、蓋体のスライド操作がし難いという問題を解消することにも寄与できる。
【0014】
さらに、前記カバー部からケース本体内に向かって柱状体を形成し、この柱状体によりケース本体内の替芯の収容位置を、前記カバー部のスライド動作により前記開口部が開く側のケース空間内に位置させるように構成したので、前記カバー部のスライド動作により替芯の一部が前記蓋体とケース本体との間で挟まれて、替芯が折損するなどの問題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明に係る替芯ケースの外観構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す替芯ケースの分解状態の斜視図である。
【図3】替芯ケースを構成するケース本体の正面図である。
【図4】図3におけるA−A線より矢印方向に視た状態のケース本体の拡大断面図である。
【図5】替芯ケースを構成する蓋体の平面図、正面図、および側面図である。
【図6】替芯ケースの開口部が全閉状態から全開状態に段階的に開口する様子を示した替芯ケースの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明にかかる替芯ケースについて、図1〜6に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1および図2に示したようにこの発明にかかる替芯ケース1は、その外観が偏平な直方体状に形成されたケース本体10と、このケース本体10の長手方向の端部(上端部)に形成された開口部11においてスライド可能に取り付けられ、前記スライド動作により、前記開口部11を開閉可能にする蓋体20とにより構成されている。
【0017】
前記ケース本体10は、例えばAS(アクリロニトリル・スチレン樹脂)により成形されて有底筒状体を構成しており、その長手方向の上端部は前記した開口部11になされ、この開口部11が図示しない替芯の取り出し口になされている。そして、ケース本体10内は、複数本の替芯がケースの長手方向に沿って収容可能となる空間部になされている。
【0018】
図3にも示されているとおり、前記ケース本体10の一側面には、前記開口部11の近傍において前記蓋体20の後述するスライド方向に沿って、スリット状の窓孔部12が形成されている。この窓孔部12は、後で説明する蓋体20をスライド可能に取り付けるために利用される。
また、ケース本体10の前記開口部11の端縁から前記窓孔部12に至るケースの内面には、除々に肉厚となるテーパ面13が施され、ケース本体10に対する後述する蓋体20の組み付け操作が容易となるように構成されている。
【0019】
図3および図4に示されたように、前記窓孔部12の下側に当該窓孔部に沿うようにして、ケース本体10の内面に向かって凹凸部14が連続して直線状に形成されている。この凹凸部14は、前記蓋体20をスライド動作させた時に、蓋体に形成された後述する当接部が前記凹凸部14に圧接しつつスライドすることで、クリック動作がなされるように作用する。なおこのクリック動作については、後で詳細に説明する。
【0020】
図5(a),(b),(c)は、前記蓋体20を平面図、正面図および側面図でそれぞれ示したものであり、この蓋体20は好ましくはPOM(ポリアセタール樹脂)により一体に成形される。
【0021】
前記蓋体20には、前記ケース本体10の開口部11に取り付けられた図1に示す状態において、ケース本体10の開口部11を上部から覆う薄肉状のカバー部21が備えられている。すなわち、このカバー部21は、平面視した時に、前記開口部11の外周縁とほぼ同一の形態および面積を有する長方形状になされている。
前記カバー部21の上面には、カバー部21をスライド動作させる場合の滑り止めとして機能する複数の小突起21aがストライプ状に形成されており、また、カバー部21の上面には前記ケース本体10の開口部11が開かれる方向を示す三角形状のマーク21bも形成されている。なお、小突起21aはストライプ状だけでなく、点(丸、角)状や表面を梨地状やローレット状のような滑り止め加工でよく、またマーク21bも矢印等により開かれる方向を示せればよい。
【0022】
前記蓋体20を構成するカバー部21の下側面には、可撓性のベンディング部22を介して係止部23が形成されている。このベンディング部22および係止部23は、蓋体20をケース本体10に取り付けた場合において、ケース本体10内に収容されるように構成されている。
すなわち、前記係止部23は、図5(c)に示すように角柱状に形成された可撓性のベンディング部22を介して水平方向に突出して先鋭部になされ、その先がオーバーハング状の傾斜面23aになされている。
【0023】
したがって、前記係止部23をケース本体10の前記開口部11より挿入すると、係止部23の傾斜面23aが、ケース本体10内に形成された前記したテーパ面13上を摺動し、前記先鋭部がスリット状の前記窓孔部12に、ケースの内側から嵌まり込む。
これにより、前記蓋体20を構成する前記カバー部21が、ケース本体10の開口部11を閉塞するようにして取り付けられる。
そして、前記カバー部21をその長手方向にスライド動作させると、前記係止部23も前記ケース本体10の窓孔部12内を摺動し、ケース本体10に対する前記蓋体20の脱落が防止される。
【0024】
さらに、前記係止部23における傾斜面23aのほぼ中央部には、当接部24がほぼ円柱状に形成されており、前記した係止部23を利用して蓋体20をケース本体10に取り付けた場合において、円柱状に形成され前記当接部24が、ケース本体10内に形成された前記凹凸部14に当接するようになされる。
【0025】
加えて、前記当接部24は、前記ベンディング部22を介してケース内面の凹凸部14に圧接するように作用する。これにより前記カバー部20をスライド動作させることにより、前記当接部24が前記凹凸部14に圧接しつつスライドし、前記カバー部21はクリック動作を伴ってスライドされることになる。
【0026】
一方、蓋体20を構成するカバー部21の下側面には、前記ベンディング部22に隣接して柱状体25が形成されている。この柱状体25は、前記蓋体20をケース本体10に取り付けた状態において、ケース本体10内においてケース上端側の途中位置まで達するような長さ寸法になされている。
【0027】
この柱状体25は、ケース本体10内における替芯の収容位置を、前記カバー部21のスライド動作により前記ケース本体10の開口部11が開く側のケース空間内に位置規制するように作用する。すなわち、図5(b)に示された状態の柱状体25の右側の領域に、替芯が位置するように作用する。
これにより、前記カバー部のスライド動作により替芯の一部が前記蓋体とケース本体との間で挟まれて、替芯が折損するなどの問題が発生するのを解消することができる。
【0028】
さらに、前記柱状体25の長手方向に直交する方向に保護体26が柱状体25に対して一体に突出形成されており、前記保護体26を含む柱状体25は、その全体が「ト」字状に構成されている。
すなわち、前記保護体26は、前記蓋体20に形成された当接部24の直下に沿うようにして形成されており、前記保護体26によりケース内に収容された替芯の一部が、前記ケース内の凹凸部に侵入し、前記当接部24の圧接により替芯が折損を受けるのを防止できるように作用する。
【0029】
また、蓋体20を構成するカバー部21の下側面には、さらに三角形状の突起部27が形成されている。この突起部27は前記ベンディング部22を中央にして、前記柱状体25の配置とは反対側に形成されている。そして、前記突起部27がケース本体10の開口部11の内面に接しつつ、前記カバー部20と共にスライドされるように構成されている。
【0030】
前記突起部27は、前記ベンディング部22のベンディング作用により、前記蓋体20がケース本体10から外れるのを効果的に阻止するように動作する。
すなわち、ケース本体10に前記蓋体20を取り付けた場合においては、ベンディング部22のバネ作用により、前記柱状体25を軸として回転モーメントが働き、蓋体20のカバー部21を図5(a)の状態において左回転させるように作用する。
【0031】
したがって、前記突起部27が形成されていない場合においては、カバー部21が前記した左回転し、前記係止部23がケース本体10の窓孔部12から外れ易く、これにより蓋体20は脱落するという問題が発生する。
それ故、前記突起部27はカバー部21が前記した左回転するのを阻止するので、前記蓋体20がケース本体10から脱落するのを効果的に防止できる。
【0032】
図6はケース本体10に取り付けられた前記蓋体20のカバー部21をスライド動作させた場合において、ケース本体10における開口部11の開き度合いの様子を示したものである。
なお、図6は図3および図4に示した例と同様に、ケース本体10における凹凸部14の形成位置であるA−A線より矢印方向に視た状態で示している。
【0033】
図6に(a)〜(e)で示したように、図に示す実施の形態においては、蓋体20に形成された当接部24が、ケース本体10側の凹凸部14に圧接しつつスライドすることによりなされるクリック動作により、前記開口部の開き度合いが4段階に選択されるように構成されている。
【0034】
すなわち、図6(a)は、ケースの開口部が全閉状態を示し、(b)〜(e)は前記クリック動作により、ケースの開口部が全開状態に段階的に移る様子を示しており、図中符号11aで示す領域は、ケース本体10の開口部11の開き度合いを示している。
【0035】
以上説明したこの発明に係る替芯ケースの実施の形態によると、前記した発明の効果の欄、並びに発明を実施するための形態を説明する本欄において個々に記載した独自の作用効果を得ることができる。
【0036】
なお、以上説明した実施の形態においては、ケース本体10はその外郭が偏平状の直方体形状になされているが、この発明はこれに限らず外郭が例えば正方形状に形成された構成にも適用することができる。
また、前記した実施の形態においては、ケース本体10には、スリット状の窓孔部12を形成した構成になされているが、この窓孔部に代えてスリット状の溝部を形成させた構成も採用することができる。
さらに、蓋体20に備えられたベンディング部22を介した前記係止部23および当接部24の上下位置を入れ替えると共に、ケース本体10側の窓孔部12および凹凸部14の上下位置も入れ替えた構成も採用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 替芯ケース
10 ケース本体
11 開口部
12 窓孔部
13 テーパ面
14 凹凸部
20 蓋体
21 カバー部
21a 小突起
21b マーク
22 ベンディング部
23 係止部
23a 傾斜面
24 当接部
25 柱状体
26 保護体
27 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部に開口部が形成され、複数本の替芯が収容可能なケース本体と、当該ケース本体の前記開口部にスライド可能に取り付けられて前記開口部を開閉する蓋体とにより構成された替芯ケースであって、
前記ケース本体側には、前記開口部の近傍に前記蓋体のスライド方向に沿ってスリット状の窓孔部もしくは溝部が形成されると共に、前記窓孔部もしくは溝部に沿ってケース本体の内面に向かって形成された凹凸部が備えられ、
前記蓋体側には、前記ケース本体の開口部を覆うと共にスライド動作することで前記開口部を開閉するカバー部と、前記カバー部からケース本体内に向かって形成された可撓性のベンディング部を介して前記ケース本体側に形成された窓孔部もしくは溝部に対してスライド可能に係止して蓋体の外れを防止する係止部と、前記カバー部からケース本体内に向かって形成され、ケース本体内の替芯の収容位置を、前記カバー部のスライド動作により前記開口部が開く側のケース空間内に位置規制する柱状体が備えられ、
前記ベンディング部を介した前記係止部に隣接して、ケース本体側の前記凹凸部に当接する当接部がさらに形成され、前記カバー部のスライド動作により、前記当接部が前記凹凸部に圧接しつつスライドすることでクリック動作がなされるように構成され、前記クリック動作により、前記開口部の開き度合いが3段階以上に選択できるように構成したことを特徴とする替芯ケース。
【請求項2】
前記ケース本体側に形成された前記凹凸部は、ケース本体側に施されたスリット状の窓孔部もしくは溝部に沿って、連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載された替芯ケース。
【請求項3】
前記蓋体に形成された当接部の直下に沿うようにして、前記柱状体の長手方向に直交する方向に保護体が突出形成され、当該保護体によりケース本体内に収容された替芯の一部が、前記ケース本体側の凹凸部に対する前記当接部の圧接位置に侵入するのを阻止するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された替芯ケース。
【請求項4】
前記蓋体側のカバー部からケース本体内に向かってさらに突起部が形成され、前記突起部は前記ベンディング部を中央にして、前記柱状体の配置位置とは反対側に形成され、前記突起部がケース本体の開口部内面に接しつつ、前記カバー部と共にスライドされるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された替芯ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−91431(P2012−91431A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241816(P2010−241816)
【出願日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(000005957)三菱鉛筆株式会社 (692)