服飾品販売システム及び服飾品販売方法
【課題】パーソナル・カラーを利用することにより、一般人や庶民でも所有する服飾品同士を容易にファッション・コーディネートすることが可能な服飾品販売システム及び服飾品販売方法を提供することにある。
【解決手段】ジャケット3をマウスで選択しFC客ボタンをクリックすると、顧客管理番号とジャケット3の商品コードを服飾品情報管理サーバ4Aに送信する(ステップS203)。服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS204で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、最も似合うスカートを順位をつけて選択する。
【解決手段】ジャケット3をマウスで選択しFC客ボタンをクリックすると、顧客管理番号とジャケット3の商品コードを服飾品情報管理サーバ4Aに送信する(ステップS203)。服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS204で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、最も似合うスカートを順位をつけて選択する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、服飾品販売システム及び服飾品販売方法に係り、更に詳しくは、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システム及び服飾品販売方法に関する。
【0002】
また、本発明は上記の方法(ステップ又は手順)を半導体メモリー、LD(レーザーディスク)、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、MD(ミニディスク)、CD(コンパクトディスク)又はDVD(デジタルバーサタイルディスク又はデジタルビデオディスク)などの情報記憶媒体に記録したプログラムそのものにも関係している。
【背景技術】
【0003】
近年、一般的に日本国民の生活水準が向上し、また若者だけではなく性別や年代を問わずファッションの多様化に伴って、個人でも多種多様の服飾品(衣類、履き物、帽子、アクセサリ等)を所持しているが、必ずしもそれらの服飾品全てを有効に利用又は活用しているとは言えない。
【0004】
通常、一般の人や庶民にとって、ファッション・コーディネート情報は、種々のファッション雑誌やアパレルメーカのカタログ等によって提供される場合や、個人的にブティックや洋装店等で店主や売り子(ファッション・センスを有するか否かは不明の者)からアドバイスを受けて得られる場合もあるが、所持する服飾品の組み合わせに関して、一般人のファッション・センスはやはり素人の域を出ず、プロフェッショナルのファッション・コーディネータ又はスタイリストのファッション・センスを活かしたコーディネートには遠く及ばない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、プロの意見をその都度取り入れることができればいいのであるが、このファッション・コーディネータやスタイリストを利用できるのは、一部の富裕層やタレント等に限られており、一般大衆にとって経済的な面でも時間的な面でも制約が多く、プロのファッション・コーディネータまたはスタイリストのアドバイスを日常的に受けることは、現実問題として不可能である。
【0006】
そして、一般人や庶民にとってファッション・コーディネートは、日常的に自分自身が所有する服飾品を自分自身で、または家族や友人の意見を参考にする程度で工夫しているのが実状である。
【0007】
また、個々人が所有する服飾品の数及び情報の面から限界があるため、一般大衆にとってのファッション・コーディネートは、ワンパターン化する傾向にあり、日々のファッション・コーディネートに必要以上の時間を費やすことになる。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決する為になされたものであり、後述する今話題のパーソナル・カラーを利用することにより、一般人や庶民でも所有する服飾品同士を容易にファッション・コーディネートすることが可能な服飾品販売システム及び服飾品販売方法を提供することを目的とする。
【0009】
なお、ファッション・コーディネートに関して、本願発明に比較的近いと思われる第1従来技術(特許文献1)としては、「一般大衆にとってのファッション・コーディネートは、個々人が所有する服飾品の数及び情報の面からの限界があるため、ワンパターン化する傾向があり、また日々、必要以上の時間を費やすことになる。」ことを課題とし、「ユーザ端末装置3から複数の服飾品それぞれの情報をインターネットINを介して予め中央装置1のHD10に登録しておき、コーディネートの条件をインターネットINを介して入力することにより、HD10に登録されている複数の服飾品の情報を参照して、入力された条件に従ってコーディネートが決定される。コーディネート結果の情報はインターネットINを介して中央装置1へ送信され、ユーザ端末装置3からダウンロードされる。」というファッションコーディネート方法、ファッションコーディネートシステム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラムが出願公開されている。
【0010】
第2従来技術(特許文献2)としては、「従来のファッション商品の通信販売方式では、ユーザは商品を着用したイメージが湧かず注文がためらわれ、購入後に手持ちファッション品との組み合わせや自分の体型の各部位サイズとの不整合で返品することも多かった。」ことを課題とし、「ユーザー端末1は閲覧処理手段とイメージスキャナ/ディジタルカメラ11を備え、販売者システム2は商品画像、サイズを含む商品カタログと補足画像サンプルとユーザの体型サイズ、画像とを含むDBサーバ22と、商品カタログを検索、閲覧させ、ユーザの画像、身長を入力させ各部位サイズを読取りユーザ画像、個人情報と共に登録し、シュミレーション要求を受け商品のサイズ、ユーザの各部位サイズを読出し商品寸法がユーザにフィットするか判定し、商品の画像、ユーザ画像、補足画像を合成した画像を判定結果と共に表示させ、商品購入要求、指定情報を受注データとして登録する通信サーバ21とを含む。」というファッション商品のコーディネート販売システム及び方法が出願公開されている。
【0011】
第3従来技術(特許文献3)としては、「ファッションの要素となる商品の組み合わせ、例えばどの柄模様のジャケットとどの色相のパンツを組み合わせるかということを、容易に行えるコーディネート システム、方法、プログラム記録媒体、およびプログラムを提供する。」ことを課題とし、「各商品1、2、3の画像、各商品を身体に着衣などした状態によって定まる画像表示位置、および画像の大きさ、を記憶する。また、各商品の画像を羅列して第1表示部46Aに表示する。表示された商品の画像を選択すると、この選択された商品の前記画像表示位置および前記大きさで複数を第2表示部46Bに表示する。このとき、実際に着衣などした状態に近似するように、近づけて表示し、または一部を重ねて表示する画像処理を行う。」というコーディネートシステム、方法、プログラム記録媒体、およびプログラムが出願公開されている。
【0012】
また、パーソナル・カラーに関して、第4従来技術(特許文献4)としては、「肌色別パーソナルカラーのセレクト・アレンジが容易にできる器具、日本人の肌の色(本発明においては4種類に分類する)の中から、各人の肌がどこに属するかを4種類の肌の色の台紙から選択し、肌に合う複数の色相環の傾向・メイクアップカラーを簡単に捜せるようにする。また、色相環の基本的な配色の組み合わせを応用し、カラーセレクト・アレンジが自由にできるようにするカラーセレクト・アレンジ器具を提供する。」ことを課題とし、「4枚の台紙を日本人の4種類の肌の色にする。それぞれの肌色毎に、肌をひきたてる複数の色相のカラーを環状に配置し、その肌の色の特徴並びに肌にあった代表的なリップカラー・チークカラー・ヘアカラー・アイシャドウカラーを色相環の中央にある表に記入する。1枚の台紙には、JIS規格の色相環に基本的な配色の組み合わせ(カラーアレンジ)の関係を記入した円形の台紙を前記環と同心環状になるように配置して色相環の中心に回転可能に軸止する。」というパーソナルカラーシステム デコーダーが出願公開されている。
【0013】
第5従来技術(特許文献5)としては、「本発明は顧客が通信ネットワークを介して指定するカラーの商品をカスタムメードで製造するパーソナルカラーオーダシステム及びパーソナルカラー オーダ方法に関し、端末からインターネットを介してサーバに送信された情報に基づき化粧品を製造する化粧品製造システムであって、化粧品の製造に用いられるカラーデータと顧客が希望するカラーを特定するためのカラー特定情報とを対応付けしたカラーデータベースを設けておき、端末から入力されたカラー特定情報に基づきカラーデータベースを参照して顧客の希望するカラーデータを検索し、この検索されたカラーデータを化粧品製造装置に送信し、顧客の希望する化粧品を製造し、これにより購買者(顧客)が希望するカラーの商品を容易かつ短時間でカスタムメードする。」というパーソナルカラーオーダシステム及びパーソナルカラーオーダ方法が出願公開されている。
【特許文献1】特開2002−339135
【特許文献2】特開2002−373266
【特許文献3】特開2003−342820
【特許文献4】特開平11−309016
【特許文献5】再表02/008983
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に係る本発明の服飾品販売システムは、上記の目的を達成するために、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項2に係る本発明の服飾品販売システムは、請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段を具備し、前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択することを特徴とする。
【0016】
請求項3に係る本発明の服飾品販売方法は、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
請求項4に係る本発明の服飾品販売方法は、請求項3に記載の服飾品販売方法において、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップを含み、前記服飾品選択ステップは、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択することを特徴とする。
【0018】
請求項5に係る本発明の服飾品販売システムは、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段と、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定手段と、前記顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
請求項6に係る本発明の服飾品販売方法は、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップと、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定ステップと、前記顧客購入品情報指定ステップが指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
請求項1に係る服飾品販売システムによれば、顧客購入品情報記憶手段は前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶し、服飾品選択手段は前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する。従って、パーソナルカラー情報に基づく客観的な判断により、顧客の所有する複数の服飾品の中から、購入した物とファッション・コーディネート可能なものを選択できる。
【0021】
請求項2に係る服飾品販売システムによれば、店舗側は顧客が購入した服飾品とファッション・コーディネート可能なものを自動的且つ客観的に選択して、顧客に推奨できるので、売上が更に向上する。
【0022】
請求項3に係る服飾品販売方法によれば、請求項1に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【0023】
請求項4に係る服飾品販売方法によれば、請求項2に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【0024】
請求項5に係る服飾品販売システムによれば、店舗販売品情報記憶手段は前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶し、顧客購入品情報記憶手段は前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶し、服飾品選択手段は顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する。従って、パーソナルカラー情報に基づく客観的な判断により、顧客の所有する服飾品と、店舗が販売する服飾品とをファッション・コーディネートして顧客に推奨することができる。
【0025】
請求項6に係る服飾品販売方法によれば、請求項5に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
まず、本願発明の特許性(特に、進歩性)の要点を説明する。
【0027】
第一の要点は、「服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する」ことである。即ち、顧客パーソナルカラー情報に基づいて、店舗側が推奨する服飾品を顧客に提示し、更に顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する点(ファッション・コーディネートする点)である。
【0028】
第二の要点は、「前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する」ことである。即ち、顧客が既に所有する服飾品よりも更にファッション・コーディネート可能なものを店舗側が客観的に推奨し販売できる点である。
【0029】
次に、明細書中で使用する語句および用語の意味を定義する。
【0030】
「二次元バーコード」とは、従来のバーコードがバーコード・シンボルキャラクタを直線的に並べて一方向だけに情報を持っているのに対し、シンボルキャラクタまたはそれに相当する情報単位を縦・横の二方向に配置したシンボル情報を持つ事で、記録できる情報量を飛躍的に増加させたコードである。二次元バーコードには、バーコードを積み重ねたようなスタック型の二次元コードと碁盤の上に石を並べたようなマトリックス型の二次元コードがある。また、その最大情報量が約1KBあり、英数字なら約2000字、数字なら約3000桁までエンコードすることができる。情報化密度が非常に高く、従来のバーコードに比べ10倍から100倍あるので、数ミリ四方の極小シンボルも作成できる。さらに、仮名や漢字、図形、バイナリーコードもエンコードできるため、ICカードやフレキシブルディスクのような汎用的な情報媒体としても利用でき、基本的には紙をベースとしているため低価格である。二次元コードは、シンボルの基本単位であるバーやセルがバーコードに比べ非常に小さいことから、汚れや傷の影響を受けやすいのであるが、近代的な二次元バーコードは、障害により読めなくなったデータや誤って読み取ったデータを元の正しいデータに復元する誤り訂正機能を備えている。この誤り訂正レベルは、エンコードするときに任意に設定することができ、大きく設定すれば、シンボルの半分以上が障害を受けても正しく読み取ることができる。
【0031】
例えば、本願発明に係る服飾品販売システムでは、顧客の携帯電話の画面上に表示された高密度・大容量な二次元バーコードを読み取ることで、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報および顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を入手することが出来る。なお、auの「A5502K」(2004年1月に発売された京セラ製携帯電話端末)には、二次元バーコード読み込み機能が既に搭載されており、本服飾品販売システムに利用できることは言うまでもない。但し、「au」及び「京セラ」は、登録商標である。
【0032】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る服飾品販売システムの基本構成図であり、複数の衣料品販売店舗が集合するファッションモールに適用した場合の概要を示している。なお、本システムは、PDCやPHS通信システムだけではなく、IS−95規格や第三世代のIMT−2000規格(International Mobile Telecommunications-2000通信規格:Wide Band CDMA規格又はCDMA2000規格)によるCDMA(符号分割多元接続)通信方式に適している。
【0034】
1Aは、服飾品販売システムの利用者(顧客)が用いる無線通信装置としての携帯端末であり、基本的な音声通信機能や映像通信機能(即ち、テレビ電話機能)だけではなく、電子メールや文字通信機能およびGPS(Global Positioning System)による位置検出機能を備えている。
【0035】
1Bは、携帯端末1Aに表示される二次元バーコード化された顧客会員証であり、顧客管理番号、利用者(顧客)自身の顧客パーソナルカラー情報や顧客が過去に購入した服飾品の情報が記録されている。
【0036】
2Aは、服飾品販売システムのサービスエリアをカバーする基地局であり、位置登録された携帯端末1Aと必要な信号を送受信して、上記音声・映像通信機能、電子メール機能や文字通信機能などを実現する。
【0037】
3Aは、交換局であり、携帯電話通信網6Aを経由して服飾品販売システム内の基地局2Aを制御したり、公衆回線(PSTN回線又はISDN回線)やインターネット通信網からなる通信ネットワーク7Aとの接続制御などを行う。
【0038】
4Aは、服飾品情報管理サーバであり、服飾品販売システムに必要とする情報管理の全ての制御を行う。特に、服飾品情報管理サーバ4Aは、顧客が購入した服飾品の情報を後述する服飾品情報データベースに記憶し、更に記憶した当該服飾品情報を二次元バーコードに変換して利用者が保有する携帯端末1Aに送信する。また、服飾品情報管理サーバ4Aは、後述する無線通信制御装置5Aに指示を出し、利用者の携帯端末1Aの位置情報を入手させて、顧客と店舗との位置関係を示す地図情報を送信させる。なお、この地図情報により、利用者は迷うことなく目的とする店舗に到着できる。
【0039】
4Bは、服飾品情報管理サーバ4Aに接続された服飾品情報データベースであり、服飾品情報管理サーバ4Aの制御に基づいて、全ての利用者の利用者個人情報(顧客ID番号、既に購入した服飾品の情報を含む)や、日本国内だけではなく全世界で販売されている服飾品の情報(例えば、服飾品管理番号、パーソナルカラー情報、生地、材質及び写真データなど)を記憶する。
【0040】
5Aは、無線通信制御装置であり、無線通信規格に従って、携帯端末1A、基地局2A及び交換局3Aを制御することにより、音声通信機能、静止画及び動画などの映像通信機能、電子メール、文字通信機能及びGPSによる位置検出機能など移動体無線通信機能の全てを実現する。特に、無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aに指示を出し、GPS衛星(図示せず)から複数の位置データを入手し、三角測量などの計算により絶対位置情報を導き出す。そして、無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから通知を受けた顧客が向かっている店舗の位置情報と顧客の位置情報とに基づいて、お互いの位置関係を示す地図情報を継続して送信する。
【0041】
5Bは、通信事業者毎に設置された各携帯端末に対応するコンテンツサーバであり、電子メールサーバ、音楽配信サーバ、ゲーム配信サーバ、地図情報サーバ及び服飾品販売システムサーバなどである。特に携帯端末1Aは、服飾品販売システムサーバにアクセスした後、間接的に服飾品情報管理サーバ4Aに接続され、必要な情報が送受信できるようになる。ただし、携帯端末1Aは、服飾品情報管理サーバ4Aに直接的に接続され場合もある。
【0042】
8Aは、複数の衣料品販売店舗が集合するファッションモールであり、加盟各店にはキャッシュレジスター機能も備える店舗端末8A−1乃至店舗端末8A−Nが設置されている。また、各店舗端末には、携帯端末1Aの表示画面に表示される二次元バーコード1Bを読み取るための二次元バーコードリーダ8Bが接続されている。
【0043】
8Cは、ファッション情報データベースであり、ファッションモール中の衣料品販売店舗が販売する全ての服飾品の情報(例えば、販売店舗コード、服飾品管理番号、パーソナルカラー情報、生地、材質及び写真データなど)を記憶する。
【0044】
9Aは、通信ネットワーク7Aを経由して接続されている電子商取引メインフレームであり、銀行やクレジット会社などが電子商取引の為に使用する。例えば、ファッションモール8Aの加盟各店と顧客との間で成立した商品売買契約の代金を、携帯端末1Aと店舗端末8A−1乃至店舗端末8A−NとがIrDAやブルーツース規格(Bluetooth規格)による無線通信を用いて支払うことにより、電子的に決済できるようになっている。
【0045】
なお、GPSを用いて位置検出を行う携帯端末の従来技術としては、特開平9−247730、特開平10−103992、特開平10−257555、特開平11−27736および特開平11−27729などがあり、実験段階ではあるが位置精度として数メートルの範囲で正確に計測できるようになっている。また、基地局を利用して位置測定する従来技術としては、特開平4−229729、特開平7−38951、特開平8−191266、特開平9−159746および特開平9−161177などがあり、これらの位置計測技術をそのまま利用できることは言うまでもない。
【0046】
また、MYCOM PCWEBのホームページ(非特許文献2)には、「EZナビウォークとは、GPS衛星の高精度位置情報を利用して、歩く速度に合わせて音声やバイブなどで目的地までの道のりを案内してくれるカーナビのようなサービスで、従来のGPS機能を進化させた半自律型のGPS測位システムが使われている。これは、最初に通信によって位置情報を取得したあとは、GPS衛星との電波送受信と端末の位置演算のみで現在位置を算出するため、位置情報を取得するためにその都度通信を行う必要がなく、よりリアルタイムなナビゲーションが可能というものだ。」と記載されており、この技術を利用できる。
【非特許文献2】http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2003/12/10/a5503sa/ 図2は、本発明に係る服飾品販売システムで用いる無線通信装置の構成ブロック図である。
【0047】
1は、送受信部であり、アンテナ15で受信した音声や映像及び各種制御信号が含まれる電波信号を中間周波数帯に変換したり、中間周波数帯の送信信号を無線周波数帯に変換して送受信する。
【0048】
2は、モデム部であり、送受信信号を変復調する。なお、モデム(MOdulator-DEModulator)とは、「変復調装置」の略であり、コンピュータから送られてくるデジタルデータを音声信号に変換して電話回線に流したり、電話回線を通じて聞こえてくる音声信号をデジタルデータに変換したりする装置である。
【0049】
3は、音声コーデック部であり、音声信号の符号化や復号化を行う。なお、コーデック(COder DECoder)とは、アナログ信号をデジタルデータに変換したり、その逆をおこなったりする電子回路である。また、信号やデータを一定の規則に従って符号化/復号化する回路や装置及びソフトウェアのことであり、音声や画像の記録や伝達に用いられる。
【0050】
4は、アナログフロントエンド部であり、符号化された音声信号をデジタル/アナログ変換してレシーバ6を駆動したり、マイク5より入力された音声信号をアナログ/デジタル変換して音声コーデック部3に出力する。
【0051】
7は、制御部であり、通話に必要な制御(例えば、位置登録、待受け、リンク確立、ハンドオーバなどの制御)や表示制御など無線通信装置に関する全ての制御を行う。特に、制御部は、後述する位置検出部が検出した位置情報を無線通信制御装置5Aの要求に従って送信したり、無線通信制御装置5Aやコンテンツサーバ5Bから配信される利用者と店舗との位置関係を示す地図情報を受信して表示させる。また、制御部は、服飾品情報管理サーバ4Aに指示を出し、携帯端末1Aの持ち主である顧客の識別子が付与され、利用者(顧客)自身の顧客パーソナルカラー情報や顧客が過去に購入した服飾品の情報が記録されている二次元バーコードを発行させる。
【0052】
8は、キー入力部であり、制御プログラムで規定された操作手順に従って、必要なデータを制御部7などに入力する。
【0053】
9は、表示部であり、カラー液晶表示装置(以下、「カラーLCD」という)や有機EL(有機エレクトロ・ルミネッセンス)、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)などから成り、発呼者データ、画像データ、二次元バーコード及び地図情報など必要な情報を適宜表示する。
【0054】
10は、記憶部であり、発呼や電子メールの送受信に使用する電話帳データや写真などの画像データ、着信メロディの楽曲データおよび保留メロディデータなどを記憶する。特に、記憶部10の所定エリアは、後述する位置検出部が取得した位置情報や無線通信制御装置5Aから配信される地図情報を記憶するため、及び二次元バーコードで配信される顧客が過去に購入した服飾品の情報を記憶するために割り当てられている。
【0055】
11は、メロディ発生部であり、記憶部10が記憶する着信メロディの楽曲データや受信した楽曲データに基づいて、着信メロディを発生させる。また、通話中においてキー入力部8の保留キーが操作されると、通話相手に対応する着信メロディをモデム部2、送受信部1およびアンテナ15を経由して送信する。ただし、音声コーデック部3を経由する場合もある。
【0056】
12は、外部接続端子であり、DSC(デジタル・スチル・カメラ)やDVC(デジタル・ビデオ・カメラ)などの画像データ入力装置やMIDI対応音楽装置などから画像データや楽曲データが入力される。また、外部入出力装置14として、カーナビゲーション装置などの位置検出機能を有する装置から位置情報を直接入手することも可能である。すなわち、自家用車やタクシーに搭載されたカーナビゲーション装置から外部接続端子12を経由して、位置情報が得られるということである。
【0057】
13は、位置検出部であり、周知技術であるGPSを用いて位置検出(三角測量など)を行う。なお、無線通信制御装置5Aが基地局2Aを用いた位置検出機能を有する場合、この位置検出部13は必ずしも必要ではないが、携帯端末1AにはGPSアンテナ13Aを有する位置検出部13が必須構成となっている。
【0058】
つぎに、パーソナルカラーについて詳細に説明する。
【0059】
図3は、パーソナルカラーの2つのアンダートーンと4つのシーズンを示すカラーチャートである。
【0060】
「パーソナルカラー」とは、自分の色、自分らしさを際だたせてくれる色、自分に似合う色であり、個人が持つ基本の色である「瞳の色」、「髪の色」、「肌の色」を分析・診断して初めてわかる色のことである。例えば、個人が「テレビに出ている俳優のファッションと同じ配色にしたけれど、予想に反してパッとしない。」ということがあるが、これはその俳優と個人のパーソナルカラーが違うという理由で起きてしまうことなのである。その個人自身のパーソナルカラーを知ることで、今まで以上に自分の個性を引き立てるファッション・コーディネートができるようになる。
【0061】
従って、本発明に係る服飾品販売システムの利用者は、パーソナルカラー診断(非特許文献3)を受けて、自己の肌の色を2つのトーンと4つのシーズンの何れか1つに分類する必要がある。例えば、クールアンダートーンでサマー(夏)とか、ウォームアンダートーンでスプリング(春)というように、一義的に決まる。
【非特許文献3】http://www.1st-color.com/1st-color/okuri1/ 2つのアンダートーンについて: 肌の色は皮膚下のメラニン細胞が作り出すメラニン色素(茶色)、二つ目は血液に含まれるヘモグロピン(赤)、そして皮膚に含まれる少量のカロチン(黄色)によって決められる。もしかすると、皮膚の薄い人は黄みを帯びた脂肪の色も透けて見えるかもしれないが、このようにいろいろな色素によって構成される肌の色は人によって違う。例えば、白色人種、黒色人種、日本人のような黄色人種や、また同じ人種の中でも色白の人、色黒の人、肝臓が悪そうに見える人など様々な人が存在することは周知の通りである。
【0062】
しかし人種に関係なく、人間の肌色は大きく二つの系統に分かれる。それはアンダートーンと呼ばれるもので、肌の黄色みが強いのがウォームアンダートーンで、それほど強くないのがクールアンダートーンである。これらはイエローアンダートーン(イエローベース)とかブルーアンダートーン(ブルーベース)などという呼ばれ方もしており、同じ意味ではあるが、出願時点ではイエローアンダートーン又はブルーアンダートーンと言う方が主流である。
【0063】
パーソナルカラーの4つのシーズン(春夏秋冬)について:
ウォームとクールのアンダートーンをその色調によって、さらに二つに分けた物がシーズンと呼ばれるものである。ウォームアンダートーンは、スプリング(春)とオータム(秋)に、クールアンダートーンはサマー(夏)とウインター(冬)というタイプに分けられる。パーソナルカラー診断では、この4つの基本シーズンに肌色を分類し、それぞれのシーズンで似合うコーディネートの傾向も存在する。実際の診断では基本のシーズンを元にそれぞれの方に合う服装やアクセサリー、メイクのカラーなどをアドバイスできる。
【0064】
パーソナルカラーの4つのシーズンとその特徴について:
スプリング(春)は、原色を薄めた明るいトーンである。活発さやかわいらしさを強調したコーディネートをし、カジュアルな雰囲気の物がよく似合う。
【0065】
オータム(秋)は、原色に灰色を混ぜたアースカラーである。豊かな自然のトーンを活かして、シックもしくはゴージャスな印象を作ればよい。一般に、大きな柄の物もよく似合う。
【0066】
サマー(夏)は、原色に白を混ぜたパステルトーンである。トーンが強くないので、シンプルなコーディネートをすればよい。アクセサリーは、小振りでシンプルな物で無地の物が似合うタイプである。
【0067】
ウインター(冬)は、ブルーを基調とした鮮やかな原色である。色の印象が強いので、2色くらいの少ない色数で、コントラストを利かせた配色でドラマチックな印象を演出すればよい。
【0068】
また、全ての服飾品の色(パーソナルカラー情報)は、アンダートーンとシーズン及び個人のパーソナルカラーとのマッチングの度合いを点数で評価されている。例えば、黄色1はクールアンダートーン及びサマー(夏)で、個人のパーソナルカラーがウォームアンダートーンでスプリング(春)とのマッチングの度合いが−25点とか、個人のパーソナルカラーがクールアンダートーンでサマー(夏)とのマッチングの度合いが+40点といように決められている。
【0069】
更に、全ての服飾品の色同士も同様に、マッチングの度合いが点数で評価されている。例えば、青色1はクールアンダートーン及びサマー(夏)で、赤色1のパーソナルカラーがウォームアンダートーンでスプリング(春)とのマッチングの度合いが−15点とか、赤色2のパーソナルカラーがクールアンダートーンでサマー(夏)とのマッチングの度合いが+30点といように決められている。
【0070】
つぎに、上述のように構成された本発明に係る服飾品販売システムの動作について詳細に説明する。
【0071】
図4は、本発明に係る服飾品販売システムの顧客登録手順の概要を示すシーケンス図である。
【0072】
まず、大前提として、ファッションモール、服飾品販売システム管理会社及び通信事業者(一般的には、「キャリア」と呼ばれている。)とが、服飾品販売システムの運用契約を締結し、お互いに協力関係が成立していると仮定する。
【0073】
ファッションモールの各店舗は、来店した顧客に本発明に係る服飾品販売システムをスタートさせたことを宣伝及び説明し、自己の店舗(又は提携先事務所)で顧客にパーソナルカラー診断を受けさせて、顧客達をそのシステムの利用の為に会員登録させる。
【0074】
例えば、顧客である山田花子が、その保有する携帯端末1A(電話番号:090−8765−4321)を用いて、顧客会員登録の為に開設されているフリーダイヤル「0120−123−456」に発呼すると(ステップS100)、基地局2Aは、携帯端末1Aに割り当てた上り制御チャネルを断続的に監視しており、携帯電話通信網6A及び交換局3Aを経由して、無線通信制御装置5Aに接続し、携帯端末1Aからフリーダイヤル「0120−123−456」に接続要求されたことを通知する。
【0075】
無線通信制御装置5Aは、基地局2Aから携帯端末1Aがフリーダイヤル「0120−123−456」に接続要求したことの通知を受けると(ステップS101)、当該フリーダイヤルが顧客会員登録用の番号であることを認識しているので、携帯端末1Aに、例えば「この電話は、ファッションモールが運用しております服飾品販売システムへの会員登録専用の電話番号です。お客様が会員登録を希望される場合は、#を押してください。」というアナウンスを流す(ステップS102)。
【0076】
山田花子は、当該アナウンスを聴き、会員登録を希望しているので、キー入力部8を操作して、#信号を送信する(ステップS103)。ただし、希望しない場合は、キー入力部8の電源/終了ボタンを操作すれば回線は切断され、会員登録されることなく手続きは終了する。
【0077】
無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aから所定時間内に#信号を受信すると(ステップS104)、既に基地局2Aから通知を受けている携帯端末1Aの契約者名「山田花子」及び電話番号である「090−8765−4321」を服飾品情報管理サーバ4Aに送信して、携帯端末1Aの所有者「山田花子」を新規登録可能か否かを確認するとともに(ステップS105)、携帯端末1Aに、例えば、「お客様を新規会員登録ができるか確認しております。しばらくそのままでお待ちください。」というアナウンスを流す(ステップS106)。
【0078】
服飾品情報管理サーバ4Aは、無線通信制御装置5Aから確認要求を受けると、服飾品情報データベース4Bに携帯端末1Aの電話番号である「090−8765−4321」が登録されているか否かを判断し(ステップS107)、登録されていなければ、登録可能の応答信号を送信する一方、登録されていれば、重複登録を避けるために登録不能の応答信号を送信する(ステップS108)。
【0079】
無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから登録応答信号を受信すると(ステップS109)、登録応答信号が登録可能を意味する信号であれば、携帯端末1Aに、例えば、「お待たせしました。お客様を、ファッションモールの服飾品販売システムに新規登録できます。会員登録を希望される場合は、#を押してください。」というアナウンスを流す(ステップS110)。
【0080】
山田花子は、当該アナウンスを聴き、会員登録を希望しているので、キー入力部8を操作して、#信号を送信する(ステップS111)。ただし、希望しない場合は、キー入力部8の電源/終了ボタンを操作すれば回線は切断され、会員登録されることなく手続きは終了する。
【0081】
無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aから所定時間内に#信号を受信すると(ステップS112)、服飾品情報管理サーバ4Aに新規登録の指示信号とともに、山田花子が使用している携帯端末1AのE−MAILアドレス「hanako@yyy.com」及び診断を受けた自己のパーソナルカラーであるのアンダートーンとシーズンを送信する(ステップS113)。例えば、山田花子のパーソナルカラーは、クールアンダートーン及びサマー(夏)と仮定する。
【0082】
服飾品情報管理サーバ4Aは、無線通信制御装置5Aから新規登録の指示、E−MAILアドレス及びパーソナルカラー情報を受信すると、服飾品情報データベース4Bに顧客の識別子である顧客管理番号を新たに付与し、既に通知されている名前「山田花子」、電話番号「090−8765−4321」、E−MAILアドレス「hanako@yyy.com」及びパーソナルカラーのクールアンダートーンとサマー(夏)を登録して、登録完了の応答信号を送信するとともに(ステップS114)、登録したE−MAILアドレス「hanako@yyy.com」宛てに二次元バーコード化した顧客会員証を電子メールで送信する(ステップS115)。
【0083】
無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから登録完了応答信号を受信すると(ステップS116)、携帯端末1Aに、例えば、「お客様の登録手続きが完了いたしました。顧客会員証を電子メールで送信しましたので、直ちに服飾品販売システムをご利用いただけます。今後ともファッションモールをお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。」というアナウンスを流した後に回線を切断する(ステップS117)。
【0084】
なお、無線通信制御装置5Aは、ステップS109で服飾品情報管理サーバ4Aから登録不能の応答信号を受信すると、携帯端末1Aに、例えば、「大変長らくお待たせ致しました。お客様は、既にファッションモールの服飾品販売システムに登録されています。引き続きご利用ください。」というアナウンスを流す。
【0085】
図5は、本発明に係る服飾品販売システムで使用される携帯端末1Aの模式図(写真)であり、図5(A)が本体正面図及び図5(B)が表示部の拡大図である。
【0086】
顧客である山田花子が、顧客会員証を電子メールで受信し所定のメール表示操作をすると、携帯端末1Aはその表示部9に二次元バーコード化された顧客会員証を表示する。なお、この様にして表示された顧客会員証は記憶部10に記憶され、服飾品購入の際に記憶部10から読み出して表示される。そして、各店舗端末に接続された二次元バーコードリーダ8Bで読み取って、服飾品販売システムの情報管理に使用される。
【0087】
図6は、服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データの記憶状態を示す概念図であり、図6(A)は利用者個人情報、図6(B)は商品情報及び図6(C)はパーソナルカラー情報の要部抜粋を示している。
【0088】
利用者個人情報としては、図6(A)に示すとおり、顧客管理番号(顧客の識別子)、顧客名、電話番号、E−MAILアドレス、個人PC(パーソナルカラー)、購入服飾品1〜購入服飾品Nなどであり、その他の情報としては年齢、性別、会社所の在地、職業、家族構成、嗜好品及び趣味などのデータが販促の為に必要に応じて登録されているが、本発明に直接関係しないので図示していない。なお、購入服飾品1〜購入服飾品Nは、顧客が過去に購入した服飾品の全てである。
【0089】
図6(A)において、利用者個人情報の顧客管理番号1には、顧客名「山下愛子」、電話番号「090−5432−1098」、E−MAILアドレス「aiko@yyy.com」、個人PC「CWi」(クール及びウィンター)、購入服飾品1「Gコード1」及び購入服飾品2「Gコード2」が既に登録されている。なお、購入服飾品3以降を省略し、購入服飾品Nは未購入を示す「NULL」が登録されていると仮定する。なお、Gコードとは、「Goods Code」であり、日本語に訳せば「商品コード」を意味している。
【0090】
次に、顧客管理番号2には、顧客名「山本文子」、電話番号「090−6543−2109」、E−MAILアドレス「ayako@yyy.com」、個人PC「WAu」(ウォーム及びオータム)、購入服飾品1「Gコード3」及び購入服飾品2「Gコード4」が登録されている。
【0091】
また、顧客管理番号3には、顧客名「山野弘子」、電話番号「090−7654−3210」、E−MAILアドレス「hiroko@yyy.com」、個人PC「WSp」(ウォーム及びスプリング)、購入服飾品1「Gコード5」及び購入服飾品2「Gコード6」が登録されている。
【0092】
そして、顧客管理番号4には、いま登録したばかりの「山田花子」のデータとして、顧客名「山田花子」、電話番号「090−8765−4321」、E−MAILアドレス「hanako@yyy.com」、個人PC「CSu」(クール及びサマー)、購入服飾品1「NULL」〜購入服飾品N「NULL」が新規に登録されている。即ち、新規登録したばかりなので、山田花子の購入服飾品は全く登録されていない状態である。
【0093】
なお、顧客管理番号Nには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0094】
商品情報としては、図6(B)に示すとおり、商品コード(商品の識別子としての服飾品管理番号)、商品名、カラーコード、季節、号数、性別及び写真データ(図示せず)であり、その他の情報としては、フォーマル/カジュアル、服飾品イメージ(ハード系/ソフト系)、生地や材質や製造メーカなどのデータが必要に応じて登録されているが、本発明に直接関係しないので図示していない。
【0095】
図6(B)において、商品情報のGコード1には、商品名「ジャケット1」、カラーコード「Cコード1」、季節「冬」、号数「9」、性別「女」が登録されている。
【0096】
商品情報のGコード2には、商品名「スカート2」、カラーコード「Cコード2」、季節「冬」、号数「9」、性別「女」が登録されている。
【0097】
商品情報のGコード3には、商品名「ジャケット3」、カラーコード「Cコード3」、季節「秋冬」、号数「14」、性別「女」が登録されている。
【0098】
商品情報のGコード4には、商品名「スカート4」、カラーコード「Cコード4」、季節「秋冬」、号数「14」、性別「女」が登録されている。
【0099】
商品情報のGコード5には、商品名「ジャケット5」、カラーコード「Cコード5」、季節「夏」、号数「11」、性別「女」が登録されている。
【0100】
商品情報のGコード6には、商品名「スカート6」、カラーコード「Cコード6」、季節「夏」、号数「11」、性別「女」が登録されている。
【0101】
なお、商品情報のGコードNには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0102】
パーソナルカラー情報としては、図6(C)に示すとおり、カラーコード、色のパーソナルカラー、個人PC・WSp(個人パーソナルカラー・ウォームアンダートーンでスプリング)、個人PC・CSu(個人パーソナルカラー・クールアンダートーンでサマー)、…、カラーコード・Cコード1、カラーコード・Cコード2であり、図では省略しているが、個人PC・CWi(個人パーソナルカラー・クールアンダートーンでウィンター)及び個人PC・WAu(個人パーソナルカラー・ウォームアンダートーンでオータム)やカラーコード「Cコード3」〜「CコードN」が存在する。
【0103】
図6(C)において、カラーコードのCコード1には、色のパーソナルカラー「黄CSu」、個人PC・WSp「−25」、個人PC・CSu「+40」、…、カラーコード・Cコード1「+20」及びカラーコード・Cコード2「−10」…、が登録されている。なお、個人PC・WSp「−25」やカラーコード・Cコード1「+20」は、Cコード1の色とのマッチングの度合いを点数で評価したものである。例えば、Cコード1「+20」は、同じ色同士の組み合わせの点数を示しており、服飾品をファッション・コーディネートする際の客観的基準となる。
【0104】
カラーコードのCコード2には、色のパーソナルカラー「赤WSp」、個人PC・WSp「+34」、個人PC・CSu「−18」、…、カラーコード・Cコード1「−10」及びカラーコード・Cコード2「+10」…、が登録されている。
【0105】
カラーコードのCコード3には、色のパーソナルカラー「青CSu」、個人PC・WSp「−46」、個人PC・CSu「+55」、…、カラーコード・Cコード1「+25」及びカラーコード・Cコード2「−21」…、が登録されている。
【0106】
カラーコードのCコード4には、色のパーソナルカラー「茶CWi」、個人PC・WSp「−20」、個人PC・CSu「+5」、…、カラーコード・Cコード1「+2」及びカラーコード・Cコード2「−28」…、が登録されている。
【0107】
カラーコードのCコード5には、色のパーソナルカラー「灰WAu」、個人PC・WSp「+12」、個人PC・CSu「−58」、…、カラーコード・Cコード1「−32」及びカラーコード・Cコード2「+8」…、が登録されている。
【0108】
カラーコードのCコード6には、色のパーソナルカラー「紫WSp」、個人PC・WSp「+75」、個人PC・CSu「−32」、…、カラーコード・Cコード1「−21」及びカラーコード・Cコード2「+40」…、が登録されている。
【0109】
そして、カラーコードのCコードNには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0110】
図7は、服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データ(利用者個人情報)の記憶状態を示す概念図である。
【0111】
図6(A)の状態から、山田花子が携帯端末1Aを操作して、購入服飾品1及び購入服飾品2としてそれぞれGコード7G及びコード8を電子メールで送信し、服飾品情報管理サーバ4Aの服飾品情報データベース4Bに更新登録した状態を示している。なお、この更新登録は、ファッションモールの店舗端末を操作し、山田花子の携帯端末1Aに表示される二次元バーコード化された顧客会員証を読み取って、店舗端末から入力された更新情報を服飾品情報管理サーバ4Aに送信することにより行うことも可能である。
【0112】
図8は、本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【0113】
顧客の山田花子は、秋物の青色系ジャケットを新規購入し、自己が所有するスカートにファッションコーディネートするために、このファッションモールに来たと仮定する。
【0114】
山田花子は、店員に秋物の青色ジャケットを探していることを伝え、二次元バーコード化された顧客会員証を携帯端末1Aの表示部9に表示させると(ステップS200)、当該店員は表示された顧客会員証(二次元バーコード)を二次元バーコードリーダ8Bで読み取るとともに、店舗端末8A−1を操作して、秋物の青色ジャケットを検索入力する(ステップS201)。なお、山田花子の希望により、検索商品情報として、フォーマル/カジュアル、服飾品イメージ(ハード系/ソフト系)、生地又は材質や製造メーカなどのデータが必要に応じて入力される。
【0115】
店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、入力された検索条件に合致するものを表示する(ステップS202)。特に、店舗端末8A−1は、この表示の際に、色のパーソナルカラーに対する個人パーソナルカラーの値が高い順に従って上から表示する(図9参照)。即ち、山田花子のパーソナルカラーは、クールアンダートーン及びサマー(夏)であるから、それに最も似合う青系の色を用いているジャケット3(点数は+55)を自動的に一番に選んでいるのである。
【0116】
また、表示された商品コードをマウスで選択し写真ボタンをクリックすると、ファッション情報データベース8Cから写真データが読み出され、当該商品の写真が画面に表示されるようになっている。更に、表示された商品コードをマウスで選択し表示ボタンをクリックすると、無線通信機能により対応する商品が掛けられたハンガーの表示装置が点滅するようになっている。これにより、顧客だけではなく店員も迷うことなく当該商品を探すことができる。この無線通信機能に類似する技術に関しては、例えば、特開2001−62190や特開2001−307034に開示されており、この技術を利用することが可能である。なお、店舗に陳列されている服飾品には商品タグが付いており、そこには、商品情報として、商品コード(商品の識別子としての服飾品管理番号)、商品名、カラーコード(パーソナルカラー)、季節、号数及び性別などが記載されており、特に顧客はカラーコード(パーソナルカラー)を最大の目安にして服飾品を選択する。
【0117】
山田花子は、ジャケット3が気に入り、自己が所有するスカートにファッションコーディネートしたい旨を店員に告げると、店員はジャケット3をマウスで選択しFC客ボタン(ファッションコーディネート客ボタン)をクリックすることにより、山田花子の顧客管理番号(この場合、「4」である)とジャケット3の商品コード(Gコード3)を服飾品情報管理サーバ4Aに送信する(ステップS203)。なお、組合すべき「スカート」という情報や秋物などの検索情報も必要に応じて送信される。
【0118】
服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS204で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、最も似合うスカートを順位をつけて選択する。特に、服飾品情報管理サーバ4Aは、購入済み商品のカラーコードと、ジャケット3のカラーコードに付与された点数の高い順に選択する(ステップS205)。例えば、Gコード7のスカートのカラーコードをCコード1(黄CSu)とすると「+25」であり、Gコード8のスカートのカラーコードをCコード2(赤WSp)とすると「−21」になるので、Gコード7のスカートを順位を上にして選択する。
【0119】
そして、服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS206で選択したコーディネート商品のデータを店舗端末8A−1に送信する。なお、コーディネート商品のデータには、カラーコード同士の点数も含まれているので、高い順に順位がつけられる。
【0120】
店舗端末8A−1は、服飾品情報管理サーバ4Aからコーディネート商品のデータを受信すると、ステップS207で、順位をつけて表示する(図10参照)。これにより、顧客である山田花子は、ジャケット3にファッションコーディネート可能なスカートを容易に知ることができる。
【0121】
次に、店員はジャケット3に店舗のスカートを組み合わせて販売するために、FC店ボタン(ファッションコーディネート店ボタン)をクリックすると、店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、最も似合うスカートを順位をつけて選択表示する(ステップS208)。特に、店舗端末8A−1は、販売しようとする商品(スカート)のカラーコードと、ジャケット3のカラーコードに付与された点数の高い順に選択する。なお、この表示の際に、顧客が所有するスカートよりも点数の高いもののみを表示するようになっている。即ち、Gコード7のスカートのカラーコードをCコード1(黄CSu)とすると「+25」であり、店舗端末8A−1は、販売しようとするスカートで「+25」よりも高い点数のものだけを選択表示する。これにより、顧客は納得して購入することができるという、特有の作用効果がある。
【0122】
なお、ジャケット3やファッションコーディネートしたスカートの支払いは、最終的に決済の際に、現金ボタンと電子決算ボタンとを表示して、商品の購入代金を現金で支払うのか又は電子決算するのかを問い合わせ、その結果を入力する(ステップS209)。
【0123】
なお、顧客が現金での支払いを希望すれば、店員が「現金」ボタンをマウスで選択入力し(クリックし)、その後、預かり金額を入力すると、計算された残金が自動的に返却口から排出されるようになっている。その一方、顧客が携帯端末1Aでの支払い(即ち、電子決算)を希望するのであれば、顧客が携帯端末1Aを操作することにより、店舗端末8A−1とIrDAやブルーツース規格による無線通信を行った後、通信ネットワーク7Aを経由して店舗端末8A−1から購買情報(顧客情報、口座番号及び購入金額など)を電子商取引メインフレーム9Aに送信すると、購入代金が電子的に決済できるようになっている(ステップS210)。
【0124】
図11は、本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【0125】
顧客の山田花子は、自己が所有するお気に入りのスカートにファッションコーディネートするために、このファッションモールに来たと仮定する。
【0126】
山田花子は、店員にお気に入りのスカートに合うジャケットを探していることを伝え、二次元バーコード化された顧客会員証を携帯端末1Aの表示部9に表示させると(ステップS300)、当該店員は表示された顧客会員証(二次元バーコード)を二次元バーコードリーダ8Bで読み取るとともに、店舗端末8A−1に「スカート」という情報を入力する(ステップS301)。
【0127】
店舗端末8A−1は、上記情報入力を受けると、ステップS302で、顧客会員番号と商品データ(「スカート」という情報)を服飾品情報管理サーバ4Aに送信する。
【0128】
服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS303で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、スカートを選択する(ステップS304)。
【0129】
そして、服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS305で選択したコーディネート商品のデータを店舗端末8A−1に送信する。
【0130】
店舗端末8A−1は、服飾品情報管理サーバ4Aからコーディネート商品のデータを受信すると、ステップS307で表示する(図12参照)。ここで、商品コード(例えば、Gコード7のスカート7)を選択し、写真ボタンをクリックするとスカートの写真が表示される。これにより、顧客である山田花子は、スカートを容易に選択指定することができる。なお、この様にすることで、山田花子はスカートを持参する必要がなくなるという、特有の作用・効果がある。
【0131】
次に、店員はスカート7に店舗のジャケットを組み合わせて販売するために、FC店ボタン(ファッションコーディネート店ボタン)をクリックすると、店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、最も似合うジャケットを順位をつけて選択表示する(ステップS308)。特に、店舗端末8A−1は、販売しようとする商品(ジャケット)のカラーコードと、スカート7のカラーコードに付与された点数の高い順に選択及び表示する(図13参照)。
【0132】
なお、ジャケットの支払いは、最終的に決済の際に、現金ボタンと電子決算ボタンとを表示して、商品の購入代金を現金で支払うのか又は電子決算するのかを問い合わせ、その結果を入力する(ステップS309)。
【0133】
なお、顧客が現金での支払いを希望すれば、店員が「現金」ボタンをマウスで選択入力し(クリックし)、その後、預かり金額を入力すると、計算された残金が自動的に返却口から排出されるようになっている。その一方、顧客が携帯端末1Aでの支払い(即ち、電子決算)を希望するのであれば、顧客が携帯端末1Aを操作することにより、店舗端末8A−1とIrDAやブルーツース規格による無線通信を行った後、通信ネットワーク7Aを経由して店舗端末8A−1から購買情報(顧客情報、口座番号及び購入金額など)を電子商取引メインフレーム9Aに送信すると、購入代金が電子的に決済できるようになっている(ステップS310)。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明に係る服飾品販売システムの基本構成図である。
【図2】本発明に係る服飾品販売システムで用いる無線通信装置の構成ブロック図である。
【図3】パーソナルカラーの2つのアンダートーンと4つのシーズンを示すカラーチャートである。
【図4】本発明に係る服飾品販売システムの顧客登録手順の概要を示すシーケンス図である。
【図5】本発明に係る服飾品販売システムで使用される携帯端末1Aの模式図(写真)である。
【図6】服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データの記憶状態を示す概念図である。
【図7】服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データ(利用者個人情報)の記憶状態を示す概念図である。
【図8】本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【図9】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図10】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図11】本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【図12】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図13】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【符号の説明】
【0135】
1A 携帯端末
1B 二次元バーコード
2A 基地局
3A 交換局
4A 服飾品情報管理サーバ
4B 服飾品情報データベース
5A 無線通信制御装置
5B コンテンツサーバ
6A 携帯電話通信網
7A 通信ネットワーク
8A ファッションモール
8A−1 店舗端末
8B 二次元バーコードリーダ
8C ファッション情報データベース
9A 電子商取引メインフレーム
1 送受信部
2 モデム部
3 音声コーデック部
4 アナログフロントエンド
5 マイク
6 レシーバ
7 制御部
8 キー入力部
9 表示部
10 記憶部
11 メロディ発生部
12 外部接続端子
13 位置検出部
13A GPSアンテナ
14 外部入出力装置
15 アンテナ
【技術分野】
【0001】
本発明は、服飾品販売システム及び服飾品販売方法に係り、更に詳しくは、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システム及び服飾品販売方法に関する。
【0002】
また、本発明は上記の方法(ステップ又は手順)を半導体メモリー、LD(レーザーディスク)、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、MD(ミニディスク)、CD(コンパクトディスク)又はDVD(デジタルバーサタイルディスク又はデジタルビデオディスク)などの情報記憶媒体に記録したプログラムそのものにも関係している。
【背景技術】
【0003】
近年、一般的に日本国民の生活水準が向上し、また若者だけではなく性別や年代を問わずファッションの多様化に伴って、個人でも多種多様の服飾品(衣類、履き物、帽子、アクセサリ等)を所持しているが、必ずしもそれらの服飾品全てを有効に利用又は活用しているとは言えない。
【0004】
通常、一般の人や庶民にとって、ファッション・コーディネート情報は、種々のファッション雑誌やアパレルメーカのカタログ等によって提供される場合や、個人的にブティックや洋装店等で店主や売り子(ファッション・センスを有するか否かは不明の者)からアドバイスを受けて得られる場合もあるが、所持する服飾品の組み合わせに関して、一般人のファッション・センスはやはり素人の域を出ず、プロフェッショナルのファッション・コーディネータ又はスタイリストのファッション・センスを活かしたコーディネートには遠く及ばない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、プロの意見をその都度取り入れることができればいいのであるが、このファッション・コーディネータやスタイリストを利用できるのは、一部の富裕層やタレント等に限られており、一般大衆にとって経済的な面でも時間的な面でも制約が多く、プロのファッション・コーディネータまたはスタイリストのアドバイスを日常的に受けることは、現実問題として不可能である。
【0006】
そして、一般人や庶民にとってファッション・コーディネートは、日常的に自分自身が所有する服飾品を自分自身で、または家族や友人の意見を参考にする程度で工夫しているのが実状である。
【0007】
また、個々人が所有する服飾品の数及び情報の面から限界があるため、一般大衆にとってのファッション・コーディネートは、ワンパターン化する傾向にあり、日々のファッション・コーディネートに必要以上の時間を費やすことになる。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決する為になされたものであり、後述する今話題のパーソナル・カラーを利用することにより、一般人や庶民でも所有する服飾品同士を容易にファッション・コーディネートすることが可能な服飾品販売システム及び服飾品販売方法を提供することを目的とする。
【0009】
なお、ファッション・コーディネートに関して、本願発明に比較的近いと思われる第1従来技術(特許文献1)としては、「一般大衆にとってのファッション・コーディネートは、個々人が所有する服飾品の数及び情報の面からの限界があるため、ワンパターン化する傾向があり、また日々、必要以上の時間を費やすことになる。」ことを課題とし、「ユーザ端末装置3から複数の服飾品それぞれの情報をインターネットINを介して予め中央装置1のHD10に登録しておき、コーディネートの条件をインターネットINを介して入力することにより、HD10に登録されている複数の服飾品の情報を参照して、入力された条件に従ってコーディネートが決定される。コーディネート結果の情報はインターネットINを介して中央装置1へ送信され、ユーザ端末装置3からダウンロードされる。」というファッションコーディネート方法、ファッションコーディネートシステム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラムが出願公開されている。
【0010】
第2従来技術(特許文献2)としては、「従来のファッション商品の通信販売方式では、ユーザは商品を着用したイメージが湧かず注文がためらわれ、購入後に手持ちファッション品との組み合わせや自分の体型の各部位サイズとの不整合で返品することも多かった。」ことを課題とし、「ユーザー端末1は閲覧処理手段とイメージスキャナ/ディジタルカメラ11を備え、販売者システム2は商品画像、サイズを含む商品カタログと補足画像サンプルとユーザの体型サイズ、画像とを含むDBサーバ22と、商品カタログを検索、閲覧させ、ユーザの画像、身長を入力させ各部位サイズを読取りユーザ画像、個人情報と共に登録し、シュミレーション要求を受け商品のサイズ、ユーザの各部位サイズを読出し商品寸法がユーザにフィットするか判定し、商品の画像、ユーザ画像、補足画像を合成した画像を判定結果と共に表示させ、商品購入要求、指定情報を受注データとして登録する通信サーバ21とを含む。」というファッション商品のコーディネート販売システム及び方法が出願公開されている。
【0011】
第3従来技術(特許文献3)としては、「ファッションの要素となる商品の組み合わせ、例えばどの柄模様のジャケットとどの色相のパンツを組み合わせるかということを、容易に行えるコーディネート システム、方法、プログラム記録媒体、およびプログラムを提供する。」ことを課題とし、「各商品1、2、3の画像、各商品を身体に着衣などした状態によって定まる画像表示位置、および画像の大きさ、を記憶する。また、各商品の画像を羅列して第1表示部46Aに表示する。表示された商品の画像を選択すると、この選択された商品の前記画像表示位置および前記大きさで複数を第2表示部46Bに表示する。このとき、実際に着衣などした状態に近似するように、近づけて表示し、または一部を重ねて表示する画像処理を行う。」というコーディネートシステム、方法、プログラム記録媒体、およびプログラムが出願公開されている。
【0012】
また、パーソナル・カラーに関して、第4従来技術(特許文献4)としては、「肌色別パーソナルカラーのセレクト・アレンジが容易にできる器具、日本人の肌の色(本発明においては4種類に分類する)の中から、各人の肌がどこに属するかを4種類の肌の色の台紙から選択し、肌に合う複数の色相環の傾向・メイクアップカラーを簡単に捜せるようにする。また、色相環の基本的な配色の組み合わせを応用し、カラーセレクト・アレンジが自由にできるようにするカラーセレクト・アレンジ器具を提供する。」ことを課題とし、「4枚の台紙を日本人の4種類の肌の色にする。それぞれの肌色毎に、肌をひきたてる複数の色相のカラーを環状に配置し、その肌の色の特徴並びに肌にあった代表的なリップカラー・チークカラー・ヘアカラー・アイシャドウカラーを色相環の中央にある表に記入する。1枚の台紙には、JIS規格の色相環に基本的な配色の組み合わせ(カラーアレンジ)の関係を記入した円形の台紙を前記環と同心環状になるように配置して色相環の中心に回転可能に軸止する。」というパーソナルカラーシステム デコーダーが出願公開されている。
【0013】
第5従来技術(特許文献5)としては、「本発明は顧客が通信ネットワークを介して指定するカラーの商品をカスタムメードで製造するパーソナルカラーオーダシステム及びパーソナルカラー オーダ方法に関し、端末からインターネットを介してサーバに送信された情報に基づき化粧品を製造する化粧品製造システムであって、化粧品の製造に用いられるカラーデータと顧客が希望するカラーを特定するためのカラー特定情報とを対応付けしたカラーデータベースを設けておき、端末から入力されたカラー特定情報に基づきカラーデータベースを参照して顧客の希望するカラーデータを検索し、この検索されたカラーデータを化粧品製造装置に送信し、顧客の希望する化粧品を製造し、これにより購買者(顧客)が希望するカラーの商品を容易かつ短時間でカスタムメードする。」というパーソナルカラーオーダシステム及びパーソナルカラーオーダ方法が出願公開されている。
【特許文献1】特開2002−339135
【特許文献2】特開2002−373266
【特許文献3】特開2003−342820
【特許文献4】特開平11−309016
【特許文献5】再表02/008983
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に係る本発明の服飾品販売システムは、上記の目的を達成するために、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項2に係る本発明の服飾品販売システムは、請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段を具備し、前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択することを特徴とする。
【0016】
請求項3に係る本発明の服飾品販売方法は、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
請求項4に係る本発明の服飾品販売方法は、請求項3に記載の服飾品販売方法において、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップを含み、前記服飾品選択ステップは、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択することを特徴とする。
【0018】
請求項5に係る本発明の服飾品販売システムは、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段と、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定手段と、前記顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
請求項6に係る本発明の服飾品販売方法は、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップと、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定ステップと、前記顧客購入品情報指定ステップが指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
請求項1に係る服飾品販売システムによれば、顧客購入品情報記憶手段は前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶し、服飾品選択手段は前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する。従って、パーソナルカラー情報に基づく客観的な判断により、顧客の所有する複数の服飾品の中から、購入した物とファッション・コーディネート可能なものを選択できる。
【0021】
請求項2に係る服飾品販売システムによれば、店舗側は顧客が購入した服飾品とファッション・コーディネート可能なものを自動的且つ客観的に選択して、顧客に推奨できるので、売上が更に向上する。
【0022】
請求項3に係る服飾品販売方法によれば、請求項1に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【0023】
請求項4に係る服飾品販売方法によれば、請求項2に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【0024】
請求項5に係る服飾品販売システムによれば、店舗販売品情報記憶手段は前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶し、顧客購入品情報記憶手段は前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶し、服飾品選択手段は顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する。従って、パーソナルカラー情報に基づく客観的な判断により、顧客の所有する服飾品と、店舗が販売する服飾品とをファッション・コーディネートして顧客に推奨することができる。
【0025】
請求項6に係る服飾品販売方法によれば、請求項5に係る服飾品販売システムと同様の効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
まず、本願発明の特許性(特に、進歩性)の要点を説明する。
【0027】
第一の要点は、「服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する」ことである。即ち、顧客パーソナルカラー情報に基づいて、店舗側が推奨する服飾品を顧客に提示し、更に顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する点(ファッション・コーディネートする点)である。
【0028】
第二の要点は、「前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する」ことである。即ち、顧客が既に所有する服飾品よりも更にファッション・コーディネート可能なものを店舗側が客観的に推奨し販売できる点である。
【0029】
次に、明細書中で使用する語句および用語の意味を定義する。
【0030】
「二次元バーコード」とは、従来のバーコードがバーコード・シンボルキャラクタを直線的に並べて一方向だけに情報を持っているのに対し、シンボルキャラクタまたはそれに相当する情報単位を縦・横の二方向に配置したシンボル情報を持つ事で、記録できる情報量を飛躍的に増加させたコードである。二次元バーコードには、バーコードを積み重ねたようなスタック型の二次元コードと碁盤の上に石を並べたようなマトリックス型の二次元コードがある。また、その最大情報量が約1KBあり、英数字なら約2000字、数字なら約3000桁までエンコードすることができる。情報化密度が非常に高く、従来のバーコードに比べ10倍から100倍あるので、数ミリ四方の極小シンボルも作成できる。さらに、仮名や漢字、図形、バイナリーコードもエンコードできるため、ICカードやフレキシブルディスクのような汎用的な情報媒体としても利用でき、基本的には紙をベースとしているため低価格である。二次元コードは、シンボルの基本単位であるバーやセルがバーコードに比べ非常に小さいことから、汚れや傷の影響を受けやすいのであるが、近代的な二次元バーコードは、障害により読めなくなったデータや誤って読み取ったデータを元の正しいデータに復元する誤り訂正機能を備えている。この誤り訂正レベルは、エンコードするときに任意に設定することができ、大きく設定すれば、シンボルの半分以上が障害を受けても正しく読み取ることができる。
【0031】
例えば、本願発明に係る服飾品販売システムでは、顧客の携帯電話の画面上に表示された高密度・大容量な二次元バーコードを読み取ることで、顧客自身の顧客パーソナルカラー情報および顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を入手することが出来る。なお、auの「A5502K」(2004年1月に発売された京セラ製携帯電話端末)には、二次元バーコード読み込み機能が既に搭載されており、本服飾品販売システムに利用できることは言うまでもない。但し、「au」及び「京セラ」は、登録商標である。
【0032】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る服飾品販売システムの基本構成図であり、複数の衣料品販売店舗が集合するファッションモールに適用した場合の概要を示している。なお、本システムは、PDCやPHS通信システムだけではなく、IS−95規格や第三世代のIMT−2000規格(International Mobile Telecommunications-2000通信規格:Wide Band CDMA規格又はCDMA2000規格)によるCDMA(符号分割多元接続)通信方式に適している。
【0034】
1Aは、服飾品販売システムの利用者(顧客)が用いる無線通信装置としての携帯端末であり、基本的な音声通信機能や映像通信機能(即ち、テレビ電話機能)だけではなく、電子メールや文字通信機能およびGPS(Global Positioning System)による位置検出機能を備えている。
【0035】
1Bは、携帯端末1Aに表示される二次元バーコード化された顧客会員証であり、顧客管理番号、利用者(顧客)自身の顧客パーソナルカラー情報や顧客が過去に購入した服飾品の情報が記録されている。
【0036】
2Aは、服飾品販売システムのサービスエリアをカバーする基地局であり、位置登録された携帯端末1Aと必要な信号を送受信して、上記音声・映像通信機能、電子メール機能や文字通信機能などを実現する。
【0037】
3Aは、交換局であり、携帯電話通信網6Aを経由して服飾品販売システム内の基地局2Aを制御したり、公衆回線(PSTN回線又はISDN回線)やインターネット通信網からなる通信ネットワーク7Aとの接続制御などを行う。
【0038】
4Aは、服飾品情報管理サーバであり、服飾品販売システムに必要とする情報管理の全ての制御を行う。特に、服飾品情報管理サーバ4Aは、顧客が購入した服飾品の情報を後述する服飾品情報データベースに記憶し、更に記憶した当該服飾品情報を二次元バーコードに変換して利用者が保有する携帯端末1Aに送信する。また、服飾品情報管理サーバ4Aは、後述する無線通信制御装置5Aに指示を出し、利用者の携帯端末1Aの位置情報を入手させて、顧客と店舗との位置関係を示す地図情報を送信させる。なお、この地図情報により、利用者は迷うことなく目的とする店舗に到着できる。
【0039】
4Bは、服飾品情報管理サーバ4Aに接続された服飾品情報データベースであり、服飾品情報管理サーバ4Aの制御に基づいて、全ての利用者の利用者個人情報(顧客ID番号、既に購入した服飾品の情報を含む)や、日本国内だけではなく全世界で販売されている服飾品の情報(例えば、服飾品管理番号、パーソナルカラー情報、生地、材質及び写真データなど)を記憶する。
【0040】
5Aは、無線通信制御装置であり、無線通信規格に従って、携帯端末1A、基地局2A及び交換局3Aを制御することにより、音声通信機能、静止画及び動画などの映像通信機能、電子メール、文字通信機能及びGPSによる位置検出機能など移動体無線通信機能の全てを実現する。特に、無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aに指示を出し、GPS衛星(図示せず)から複数の位置データを入手し、三角測量などの計算により絶対位置情報を導き出す。そして、無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから通知を受けた顧客が向かっている店舗の位置情報と顧客の位置情報とに基づいて、お互いの位置関係を示す地図情報を継続して送信する。
【0041】
5Bは、通信事業者毎に設置された各携帯端末に対応するコンテンツサーバであり、電子メールサーバ、音楽配信サーバ、ゲーム配信サーバ、地図情報サーバ及び服飾品販売システムサーバなどである。特に携帯端末1Aは、服飾品販売システムサーバにアクセスした後、間接的に服飾品情報管理サーバ4Aに接続され、必要な情報が送受信できるようになる。ただし、携帯端末1Aは、服飾品情報管理サーバ4Aに直接的に接続され場合もある。
【0042】
8Aは、複数の衣料品販売店舗が集合するファッションモールであり、加盟各店にはキャッシュレジスター機能も備える店舗端末8A−1乃至店舗端末8A−Nが設置されている。また、各店舗端末には、携帯端末1Aの表示画面に表示される二次元バーコード1Bを読み取るための二次元バーコードリーダ8Bが接続されている。
【0043】
8Cは、ファッション情報データベースであり、ファッションモール中の衣料品販売店舗が販売する全ての服飾品の情報(例えば、販売店舗コード、服飾品管理番号、パーソナルカラー情報、生地、材質及び写真データなど)を記憶する。
【0044】
9Aは、通信ネットワーク7Aを経由して接続されている電子商取引メインフレームであり、銀行やクレジット会社などが電子商取引の為に使用する。例えば、ファッションモール8Aの加盟各店と顧客との間で成立した商品売買契約の代金を、携帯端末1Aと店舗端末8A−1乃至店舗端末8A−NとがIrDAやブルーツース規格(Bluetooth規格)による無線通信を用いて支払うことにより、電子的に決済できるようになっている。
【0045】
なお、GPSを用いて位置検出を行う携帯端末の従来技術としては、特開平9−247730、特開平10−103992、特開平10−257555、特開平11−27736および特開平11−27729などがあり、実験段階ではあるが位置精度として数メートルの範囲で正確に計測できるようになっている。また、基地局を利用して位置測定する従来技術としては、特開平4−229729、特開平7−38951、特開平8−191266、特開平9−159746および特開平9−161177などがあり、これらの位置計測技術をそのまま利用できることは言うまでもない。
【0046】
また、MYCOM PCWEBのホームページ(非特許文献2)には、「EZナビウォークとは、GPS衛星の高精度位置情報を利用して、歩く速度に合わせて音声やバイブなどで目的地までの道のりを案内してくれるカーナビのようなサービスで、従来のGPS機能を進化させた半自律型のGPS測位システムが使われている。これは、最初に通信によって位置情報を取得したあとは、GPS衛星との電波送受信と端末の位置演算のみで現在位置を算出するため、位置情報を取得するためにその都度通信を行う必要がなく、よりリアルタイムなナビゲーションが可能というものだ。」と記載されており、この技術を利用できる。
【非特許文献2】http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2003/12/10/a5503sa/ 図2は、本発明に係る服飾品販売システムで用いる無線通信装置の構成ブロック図である。
【0047】
1は、送受信部であり、アンテナ15で受信した音声や映像及び各種制御信号が含まれる電波信号を中間周波数帯に変換したり、中間周波数帯の送信信号を無線周波数帯に変換して送受信する。
【0048】
2は、モデム部であり、送受信信号を変復調する。なお、モデム(MOdulator-DEModulator)とは、「変復調装置」の略であり、コンピュータから送られてくるデジタルデータを音声信号に変換して電話回線に流したり、電話回線を通じて聞こえてくる音声信号をデジタルデータに変換したりする装置である。
【0049】
3は、音声コーデック部であり、音声信号の符号化や復号化を行う。なお、コーデック(COder DECoder)とは、アナログ信号をデジタルデータに変換したり、その逆をおこなったりする電子回路である。また、信号やデータを一定の規則に従って符号化/復号化する回路や装置及びソフトウェアのことであり、音声や画像の記録や伝達に用いられる。
【0050】
4は、アナログフロントエンド部であり、符号化された音声信号をデジタル/アナログ変換してレシーバ6を駆動したり、マイク5より入力された音声信号をアナログ/デジタル変換して音声コーデック部3に出力する。
【0051】
7は、制御部であり、通話に必要な制御(例えば、位置登録、待受け、リンク確立、ハンドオーバなどの制御)や表示制御など無線通信装置に関する全ての制御を行う。特に、制御部は、後述する位置検出部が検出した位置情報を無線通信制御装置5Aの要求に従って送信したり、無線通信制御装置5Aやコンテンツサーバ5Bから配信される利用者と店舗との位置関係を示す地図情報を受信して表示させる。また、制御部は、服飾品情報管理サーバ4Aに指示を出し、携帯端末1Aの持ち主である顧客の識別子が付与され、利用者(顧客)自身の顧客パーソナルカラー情報や顧客が過去に購入した服飾品の情報が記録されている二次元バーコードを発行させる。
【0052】
8は、キー入力部であり、制御プログラムで規定された操作手順に従って、必要なデータを制御部7などに入力する。
【0053】
9は、表示部であり、カラー液晶表示装置(以下、「カラーLCD」という)や有機EL(有機エレクトロ・ルミネッセンス)、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)などから成り、発呼者データ、画像データ、二次元バーコード及び地図情報など必要な情報を適宜表示する。
【0054】
10は、記憶部であり、発呼や電子メールの送受信に使用する電話帳データや写真などの画像データ、着信メロディの楽曲データおよび保留メロディデータなどを記憶する。特に、記憶部10の所定エリアは、後述する位置検出部が取得した位置情報や無線通信制御装置5Aから配信される地図情報を記憶するため、及び二次元バーコードで配信される顧客が過去に購入した服飾品の情報を記憶するために割り当てられている。
【0055】
11は、メロディ発生部であり、記憶部10が記憶する着信メロディの楽曲データや受信した楽曲データに基づいて、着信メロディを発生させる。また、通話中においてキー入力部8の保留キーが操作されると、通話相手に対応する着信メロディをモデム部2、送受信部1およびアンテナ15を経由して送信する。ただし、音声コーデック部3を経由する場合もある。
【0056】
12は、外部接続端子であり、DSC(デジタル・スチル・カメラ)やDVC(デジタル・ビデオ・カメラ)などの画像データ入力装置やMIDI対応音楽装置などから画像データや楽曲データが入力される。また、外部入出力装置14として、カーナビゲーション装置などの位置検出機能を有する装置から位置情報を直接入手することも可能である。すなわち、自家用車やタクシーに搭載されたカーナビゲーション装置から外部接続端子12を経由して、位置情報が得られるということである。
【0057】
13は、位置検出部であり、周知技術であるGPSを用いて位置検出(三角測量など)を行う。なお、無線通信制御装置5Aが基地局2Aを用いた位置検出機能を有する場合、この位置検出部13は必ずしも必要ではないが、携帯端末1AにはGPSアンテナ13Aを有する位置検出部13が必須構成となっている。
【0058】
つぎに、パーソナルカラーについて詳細に説明する。
【0059】
図3は、パーソナルカラーの2つのアンダートーンと4つのシーズンを示すカラーチャートである。
【0060】
「パーソナルカラー」とは、自分の色、自分らしさを際だたせてくれる色、自分に似合う色であり、個人が持つ基本の色である「瞳の色」、「髪の色」、「肌の色」を分析・診断して初めてわかる色のことである。例えば、個人が「テレビに出ている俳優のファッションと同じ配色にしたけれど、予想に反してパッとしない。」ということがあるが、これはその俳優と個人のパーソナルカラーが違うという理由で起きてしまうことなのである。その個人自身のパーソナルカラーを知ることで、今まで以上に自分の個性を引き立てるファッション・コーディネートができるようになる。
【0061】
従って、本発明に係る服飾品販売システムの利用者は、パーソナルカラー診断(非特許文献3)を受けて、自己の肌の色を2つのトーンと4つのシーズンの何れか1つに分類する必要がある。例えば、クールアンダートーンでサマー(夏)とか、ウォームアンダートーンでスプリング(春)というように、一義的に決まる。
【非特許文献3】http://www.1st-color.com/1st-color/okuri1/ 2つのアンダートーンについて: 肌の色は皮膚下のメラニン細胞が作り出すメラニン色素(茶色)、二つ目は血液に含まれるヘモグロピン(赤)、そして皮膚に含まれる少量のカロチン(黄色)によって決められる。もしかすると、皮膚の薄い人は黄みを帯びた脂肪の色も透けて見えるかもしれないが、このようにいろいろな色素によって構成される肌の色は人によって違う。例えば、白色人種、黒色人種、日本人のような黄色人種や、また同じ人種の中でも色白の人、色黒の人、肝臓が悪そうに見える人など様々な人が存在することは周知の通りである。
【0062】
しかし人種に関係なく、人間の肌色は大きく二つの系統に分かれる。それはアンダートーンと呼ばれるもので、肌の黄色みが強いのがウォームアンダートーンで、それほど強くないのがクールアンダートーンである。これらはイエローアンダートーン(イエローベース)とかブルーアンダートーン(ブルーベース)などという呼ばれ方もしており、同じ意味ではあるが、出願時点ではイエローアンダートーン又はブルーアンダートーンと言う方が主流である。
【0063】
パーソナルカラーの4つのシーズン(春夏秋冬)について:
ウォームとクールのアンダートーンをその色調によって、さらに二つに分けた物がシーズンと呼ばれるものである。ウォームアンダートーンは、スプリング(春)とオータム(秋)に、クールアンダートーンはサマー(夏)とウインター(冬)というタイプに分けられる。パーソナルカラー診断では、この4つの基本シーズンに肌色を分類し、それぞれのシーズンで似合うコーディネートの傾向も存在する。実際の診断では基本のシーズンを元にそれぞれの方に合う服装やアクセサリー、メイクのカラーなどをアドバイスできる。
【0064】
パーソナルカラーの4つのシーズンとその特徴について:
スプリング(春)は、原色を薄めた明るいトーンである。活発さやかわいらしさを強調したコーディネートをし、カジュアルな雰囲気の物がよく似合う。
【0065】
オータム(秋)は、原色に灰色を混ぜたアースカラーである。豊かな自然のトーンを活かして、シックもしくはゴージャスな印象を作ればよい。一般に、大きな柄の物もよく似合う。
【0066】
サマー(夏)は、原色に白を混ぜたパステルトーンである。トーンが強くないので、シンプルなコーディネートをすればよい。アクセサリーは、小振りでシンプルな物で無地の物が似合うタイプである。
【0067】
ウインター(冬)は、ブルーを基調とした鮮やかな原色である。色の印象が強いので、2色くらいの少ない色数で、コントラストを利かせた配色でドラマチックな印象を演出すればよい。
【0068】
また、全ての服飾品の色(パーソナルカラー情報)は、アンダートーンとシーズン及び個人のパーソナルカラーとのマッチングの度合いを点数で評価されている。例えば、黄色1はクールアンダートーン及びサマー(夏)で、個人のパーソナルカラーがウォームアンダートーンでスプリング(春)とのマッチングの度合いが−25点とか、個人のパーソナルカラーがクールアンダートーンでサマー(夏)とのマッチングの度合いが+40点といように決められている。
【0069】
更に、全ての服飾品の色同士も同様に、マッチングの度合いが点数で評価されている。例えば、青色1はクールアンダートーン及びサマー(夏)で、赤色1のパーソナルカラーがウォームアンダートーンでスプリング(春)とのマッチングの度合いが−15点とか、赤色2のパーソナルカラーがクールアンダートーンでサマー(夏)とのマッチングの度合いが+30点といように決められている。
【0070】
つぎに、上述のように構成された本発明に係る服飾品販売システムの動作について詳細に説明する。
【0071】
図4は、本発明に係る服飾品販売システムの顧客登録手順の概要を示すシーケンス図である。
【0072】
まず、大前提として、ファッションモール、服飾品販売システム管理会社及び通信事業者(一般的には、「キャリア」と呼ばれている。)とが、服飾品販売システムの運用契約を締結し、お互いに協力関係が成立していると仮定する。
【0073】
ファッションモールの各店舗は、来店した顧客に本発明に係る服飾品販売システムをスタートさせたことを宣伝及び説明し、自己の店舗(又は提携先事務所)で顧客にパーソナルカラー診断を受けさせて、顧客達をそのシステムの利用の為に会員登録させる。
【0074】
例えば、顧客である山田花子が、その保有する携帯端末1A(電話番号:090−8765−4321)を用いて、顧客会員登録の為に開設されているフリーダイヤル「0120−123−456」に発呼すると(ステップS100)、基地局2Aは、携帯端末1Aに割り当てた上り制御チャネルを断続的に監視しており、携帯電話通信網6A及び交換局3Aを経由して、無線通信制御装置5Aに接続し、携帯端末1Aからフリーダイヤル「0120−123−456」に接続要求されたことを通知する。
【0075】
無線通信制御装置5Aは、基地局2Aから携帯端末1Aがフリーダイヤル「0120−123−456」に接続要求したことの通知を受けると(ステップS101)、当該フリーダイヤルが顧客会員登録用の番号であることを認識しているので、携帯端末1Aに、例えば「この電話は、ファッションモールが運用しております服飾品販売システムへの会員登録専用の電話番号です。お客様が会員登録を希望される場合は、#を押してください。」というアナウンスを流す(ステップS102)。
【0076】
山田花子は、当該アナウンスを聴き、会員登録を希望しているので、キー入力部8を操作して、#信号を送信する(ステップS103)。ただし、希望しない場合は、キー入力部8の電源/終了ボタンを操作すれば回線は切断され、会員登録されることなく手続きは終了する。
【0077】
無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aから所定時間内に#信号を受信すると(ステップS104)、既に基地局2Aから通知を受けている携帯端末1Aの契約者名「山田花子」及び電話番号である「090−8765−4321」を服飾品情報管理サーバ4Aに送信して、携帯端末1Aの所有者「山田花子」を新規登録可能か否かを確認するとともに(ステップS105)、携帯端末1Aに、例えば、「お客様を新規会員登録ができるか確認しております。しばらくそのままでお待ちください。」というアナウンスを流す(ステップS106)。
【0078】
服飾品情報管理サーバ4Aは、無線通信制御装置5Aから確認要求を受けると、服飾品情報データベース4Bに携帯端末1Aの電話番号である「090−8765−4321」が登録されているか否かを判断し(ステップS107)、登録されていなければ、登録可能の応答信号を送信する一方、登録されていれば、重複登録を避けるために登録不能の応答信号を送信する(ステップS108)。
【0079】
無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから登録応答信号を受信すると(ステップS109)、登録応答信号が登録可能を意味する信号であれば、携帯端末1Aに、例えば、「お待たせしました。お客様を、ファッションモールの服飾品販売システムに新規登録できます。会員登録を希望される場合は、#を押してください。」というアナウンスを流す(ステップS110)。
【0080】
山田花子は、当該アナウンスを聴き、会員登録を希望しているので、キー入力部8を操作して、#信号を送信する(ステップS111)。ただし、希望しない場合は、キー入力部8の電源/終了ボタンを操作すれば回線は切断され、会員登録されることなく手続きは終了する。
【0081】
無線通信制御装置5Aは、携帯端末1Aから所定時間内に#信号を受信すると(ステップS112)、服飾品情報管理サーバ4Aに新規登録の指示信号とともに、山田花子が使用している携帯端末1AのE−MAILアドレス「hanako@yyy.com」及び診断を受けた自己のパーソナルカラーであるのアンダートーンとシーズンを送信する(ステップS113)。例えば、山田花子のパーソナルカラーは、クールアンダートーン及びサマー(夏)と仮定する。
【0082】
服飾品情報管理サーバ4Aは、無線通信制御装置5Aから新規登録の指示、E−MAILアドレス及びパーソナルカラー情報を受信すると、服飾品情報データベース4Bに顧客の識別子である顧客管理番号を新たに付与し、既に通知されている名前「山田花子」、電話番号「090−8765−4321」、E−MAILアドレス「hanako@yyy.com」及びパーソナルカラーのクールアンダートーンとサマー(夏)を登録して、登録完了の応答信号を送信するとともに(ステップS114)、登録したE−MAILアドレス「hanako@yyy.com」宛てに二次元バーコード化した顧客会員証を電子メールで送信する(ステップS115)。
【0083】
無線通信制御装置5Aは、服飾品情報管理サーバ4Aから登録完了応答信号を受信すると(ステップS116)、携帯端末1Aに、例えば、「お客様の登録手続きが完了いたしました。顧客会員証を電子メールで送信しましたので、直ちに服飾品販売システムをご利用いただけます。今後ともファッションモールをお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。」というアナウンスを流した後に回線を切断する(ステップS117)。
【0084】
なお、無線通信制御装置5Aは、ステップS109で服飾品情報管理サーバ4Aから登録不能の応答信号を受信すると、携帯端末1Aに、例えば、「大変長らくお待たせ致しました。お客様は、既にファッションモールの服飾品販売システムに登録されています。引き続きご利用ください。」というアナウンスを流す。
【0085】
図5は、本発明に係る服飾品販売システムで使用される携帯端末1Aの模式図(写真)であり、図5(A)が本体正面図及び図5(B)が表示部の拡大図である。
【0086】
顧客である山田花子が、顧客会員証を電子メールで受信し所定のメール表示操作をすると、携帯端末1Aはその表示部9に二次元バーコード化された顧客会員証を表示する。なお、この様にして表示された顧客会員証は記憶部10に記憶され、服飾品購入の際に記憶部10から読み出して表示される。そして、各店舗端末に接続された二次元バーコードリーダ8Bで読み取って、服飾品販売システムの情報管理に使用される。
【0087】
図6は、服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データの記憶状態を示す概念図であり、図6(A)は利用者個人情報、図6(B)は商品情報及び図6(C)はパーソナルカラー情報の要部抜粋を示している。
【0088】
利用者個人情報としては、図6(A)に示すとおり、顧客管理番号(顧客の識別子)、顧客名、電話番号、E−MAILアドレス、個人PC(パーソナルカラー)、購入服飾品1〜購入服飾品Nなどであり、その他の情報としては年齢、性別、会社所の在地、職業、家族構成、嗜好品及び趣味などのデータが販促の為に必要に応じて登録されているが、本発明に直接関係しないので図示していない。なお、購入服飾品1〜購入服飾品Nは、顧客が過去に購入した服飾品の全てである。
【0089】
図6(A)において、利用者個人情報の顧客管理番号1には、顧客名「山下愛子」、電話番号「090−5432−1098」、E−MAILアドレス「aiko@yyy.com」、個人PC「CWi」(クール及びウィンター)、購入服飾品1「Gコード1」及び購入服飾品2「Gコード2」が既に登録されている。なお、購入服飾品3以降を省略し、購入服飾品Nは未購入を示す「NULL」が登録されていると仮定する。なお、Gコードとは、「Goods Code」であり、日本語に訳せば「商品コード」を意味している。
【0090】
次に、顧客管理番号2には、顧客名「山本文子」、電話番号「090−6543−2109」、E−MAILアドレス「ayako@yyy.com」、個人PC「WAu」(ウォーム及びオータム)、購入服飾品1「Gコード3」及び購入服飾品2「Gコード4」が登録されている。
【0091】
また、顧客管理番号3には、顧客名「山野弘子」、電話番号「090−7654−3210」、E−MAILアドレス「hiroko@yyy.com」、個人PC「WSp」(ウォーム及びスプリング)、購入服飾品1「Gコード5」及び購入服飾品2「Gコード6」が登録されている。
【0092】
そして、顧客管理番号4には、いま登録したばかりの「山田花子」のデータとして、顧客名「山田花子」、電話番号「090−8765−4321」、E−MAILアドレス「hanako@yyy.com」、個人PC「CSu」(クール及びサマー)、購入服飾品1「NULL」〜購入服飾品N「NULL」が新規に登録されている。即ち、新規登録したばかりなので、山田花子の購入服飾品は全く登録されていない状態である。
【0093】
なお、顧客管理番号Nには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0094】
商品情報としては、図6(B)に示すとおり、商品コード(商品の識別子としての服飾品管理番号)、商品名、カラーコード、季節、号数、性別及び写真データ(図示せず)であり、その他の情報としては、フォーマル/カジュアル、服飾品イメージ(ハード系/ソフト系)、生地や材質や製造メーカなどのデータが必要に応じて登録されているが、本発明に直接関係しないので図示していない。
【0095】
図6(B)において、商品情報のGコード1には、商品名「ジャケット1」、カラーコード「Cコード1」、季節「冬」、号数「9」、性別「女」が登録されている。
【0096】
商品情報のGコード2には、商品名「スカート2」、カラーコード「Cコード2」、季節「冬」、号数「9」、性別「女」が登録されている。
【0097】
商品情報のGコード3には、商品名「ジャケット3」、カラーコード「Cコード3」、季節「秋冬」、号数「14」、性別「女」が登録されている。
【0098】
商品情報のGコード4には、商品名「スカート4」、カラーコード「Cコード4」、季節「秋冬」、号数「14」、性別「女」が登録されている。
【0099】
商品情報のGコード5には、商品名「ジャケット5」、カラーコード「Cコード5」、季節「夏」、号数「11」、性別「女」が登録されている。
【0100】
商品情報のGコード6には、商品名「スカート6」、カラーコード「Cコード6」、季節「夏」、号数「11」、性別「女」が登録されている。
【0101】
なお、商品情報のGコードNには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0102】
パーソナルカラー情報としては、図6(C)に示すとおり、カラーコード、色のパーソナルカラー、個人PC・WSp(個人パーソナルカラー・ウォームアンダートーンでスプリング)、個人PC・CSu(個人パーソナルカラー・クールアンダートーンでサマー)、…、カラーコード・Cコード1、カラーコード・Cコード2であり、図では省略しているが、個人PC・CWi(個人パーソナルカラー・クールアンダートーンでウィンター)及び個人PC・WAu(個人パーソナルカラー・ウォームアンダートーンでオータム)やカラーコード「Cコード3」〜「CコードN」が存在する。
【0103】
図6(C)において、カラーコードのCコード1には、色のパーソナルカラー「黄CSu」、個人PC・WSp「−25」、個人PC・CSu「+40」、…、カラーコード・Cコード1「+20」及びカラーコード・Cコード2「−10」…、が登録されている。なお、個人PC・WSp「−25」やカラーコード・Cコード1「+20」は、Cコード1の色とのマッチングの度合いを点数で評価したものである。例えば、Cコード1「+20」は、同じ色同士の組み合わせの点数を示しており、服飾品をファッション・コーディネートする際の客観的基準となる。
【0104】
カラーコードのCコード2には、色のパーソナルカラー「赤WSp」、個人PC・WSp「+34」、個人PC・CSu「−18」、…、カラーコード・Cコード1「−10」及びカラーコード・Cコード2「+10」…、が登録されている。
【0105】
カラーコードのCコード3には、色のパーソナルカラー「青CSu」、個人PC・WSp「−46」、個人PC・CSu「+55」、…、カラーコード・Cコード1「+25」及びカラーコード・Cコード2「−21」…、が登録されている。
【0106】
カラーコードのCコード4には、色のパーソナルカラー「茶CWi」、個人PC・WSp「−20」、個人PC・CSu「+5」、…、カラーコード・Cコード1「+2」及びカラーコード・Cコード2「−28」…、が登録されている。
【0107】
カラーコードのCコード5には、色のパーソナルカラー「灰WAu」、個人PC・WSp「+12」、個人PC・CSu「−58」、…、カラーコード・Cコード1「−32」及びカラーコード・Cコード2「+8」…、が登録されている。
【0108】
カラーコードのCコード6には、色のパーソナルカラー「紫WSp」、個人PC・WSp「+75」、個人PC・CSu「−32」、…、カラーコード・Cコード1「−21」及びカラーコード・Cコード2「+40」…、が登録されている。
【0109】
そして、カラーコードのCコードNには、全てのデータに「NULL」が登録されている。
【0110】
図7は、服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データ(利用者個人情報)の記憶状態を示す概念図である。
【0111】
図6(A)の状態から、山田花子が携帯端末1Aを操作して、購入服飾品1及び購入服飾品2としてそれぞれGコード7G及びコード8を電子メールで送信し、服飾品情報管理サーバ4Aの服飾品情報データベース4Bに更新登録した状態を示している。なお、この更新登録は、ファッションモールの店舗端末を操作し、山田花子の携帯端末1Aに表示される二次元バーコード化された顧客会員証を読み取って、店舗端末から入力された更新情報を服飾品情報管理サーバ4Aに送信することにより行うことも可能である。
【0112】
図8は、本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【0113】
顧客の山田花子は、秋物の青色系ジャケットを新規購入し、自己が所有するスカートにファッションコーディネートするために、このファッションモールに来たと仮定する。
【0114】
山田花子は、店員に秋物の青色ジャケットを探していることを伝え、二次元バーコード化された顧客会員証を携帯端末1Aの表示部9に表示させると(ステップS200)、当該店員は表示された顧客会員証(二次元バーコード)を二次元バーコードリーダ8Bで読み取るとともに、店舗端末8A−1を操作して、秋物の青色ジャケットを検索入力する(ステップS201)。なお、山田花子の希望により、検索商品情報として、フォーマル/カジュアル、服飾品イメージ(ハード系/ソフト系)、生地又は材質や製造メーカなどのデータが必要に応じて入力される。
【0115】
店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、入力された検索条件に合致するものを表示する(ステップS202)。特に、店舗端末8A−1は、この表示の際に、色のパーソナルカラーに対する個人パーソナルカラーの値が高い順に従って上から表示する(図9参照)。即ち、山田花子のパーソナルカラーは、クールアンダートーン及びサマー(夏)であるから、それに最も似合う青系の色を用いているジャケット3(点数は+55)を自動的に一番に選んでいるのである。
【0116】
また、表示された商品コードをマウスで選択し写真ボタンをクリックすると、ファッション情報データベース8Cから写真データが読み出され、当該商品の写真が画面に表示されるようになっている。更に、表示された商品コードをマウスで選択し表示ボタンをクリックすると、無線通信機能により対応する商品が掛けられたハンガーの表示装置が点滅するようになっている。これにより、顧客だけではなく店員も迷うことなく当該商品を探すことができる。この無線通信機能に類似する技術に関しては、例えば、特開2001−62190や特開2001−307034に開示されており、この技術を利用することが可能である。なお、店舗に陳列されている服飾品には商品タグが付いており、そこには、商品情報として、商品コード(商品の識別子としての服飾品管理番号)、商品名、カラーコード(パーソナルカラー)、季節、号数及び性別などが記載されており、特に顧客はカラーコード(パーソナルカラー)を最大の目安にして服飾品を選択する。
【0117】
山田花子は、ジャケット3が気に入り、自己が所有するスカートにファッションコーディネートしたい旨を店員に告げると、店員はジャケット3をマウスで選択しFC客ボタン(ファッションコーディネート客ボタン)をクリックすることにより、山田花子の顧客管理番号(この場合、「4」である)とジャケット3の商品コード(Gコード3)を服飾品情報管理サーバ4Aに送信する(ステップS203)。なお、組合すべき「スカート」という情報や秋物などの検索情報も必要に応じて送信される。
【0118】
服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS204で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、最も似合うスカートを順位をつけて選択する。特に、服飾品情報管理サーバ4Aは、購入済み商品のカラーコードと、ジャケット3のカラーコードに付与された点数の高い順に選択する(ステップS205)。例えば、Gコード7のスカートのカラーコードをCコード1(黄CSu)とすると「+25」であり、Gコード8のスカートのカラーコードをCコード2(赤WSp)とすると「−21」になるので、Gコード7のスカートを順位を上にして選択する。
【0119】
そして、服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS206で選択したコーディネート商品のデータを店舗端末8A−1に送信する。なお、コーディネート商品のデータには、カラーコード同士の点数も含まれているので、高い順に順位がつけられる。
【0120】
店舗端末8A−1は、服飾品情報管理サーバ4Aからコーディネート商品のデータを受信すると、ステップS207で、順位をつけて表示する(図10参照)。これにより、顧客である山田花子は、ジャケット3にファッションコーディネート可能なスカートを容易に知ることができる。
【0121】
次に、店員はジャケット3に店舗のスカートを組み合わせて販売するために、FC店ボタン(ファッションコーディネート店ボタン)をクリックすると、店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、最も似合うスカートを順位をつけて選択表示する(ステップS208)。特に、店舗端末8A−1は、販売しようとする商品(スカート)のカラーコードと、ジャケット3のカラーコードに付与された点数の高い順に選択する。なお、この表示の際に、顧客が所有するスカートよりも点数の高いもののみを表示するようになっている。即ち、Gコード7のスカートのカラーコードをCコード1(黄CSu)とすると「+25」であり、店舗端末8A−1は、販売しようとするスカートで「+25」よりも高い点数のものだけを選択表示する。これにより、顧客は納得して購入することができるという、特有の作用効果がある。
【0122】
なお、ジャケット3やファッションコーディネートしたスカートの支払いは、最終的に決済の際に、現金ボタンと電子決算ボタンとを表示して、商品の購入代金を現金で支払うのか又は電子決算するのかを問い合わせ、その結果を入力する(ステップS209)。
【0123】
なお、顧客が現金での支払いを希望すれば、店員が「現金」ボタンをマウスで選択入力し(クリックし)、その後、預かり金額を入力すると、計算された残金が自動的に返却口から排出されるようになっている。その一方、顧客が携帯端末1Aでの支払い(即ち、電子決算)を希望するのであれば、顧客が携帯端末1Aを操作することにより、店舗端末8A−1とIrDAやブルーツース規格による無線通信を行った後、通信ネットワーク7Aを経由して店舗端末8A−1から購買情報(顧客情報、口座番号及び購入金額など)を電子商取引メインフレーム9Aに送信すると、購入代金が電子的に決済できるようになっている(ステップS210)。
【0124】
図11は、本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【0125】
顧客の山田花子は、自己が所有するお気に入りのスカートにファッションコーディネートするために、このファッションモールに来たと仮定する。
【0126】
山田花子は、店員にお気に入りのスカートに合うジャケットを探していることを伝え、二次元バーコード化された顧客会員証を携帯端末1Aの表示部9に表示させると(ステップS300)、当該店員は表示された顧客会員証(二次元バーコード)を二次元バーコードリーダ8Bで読み取るとともに、店舗端末8A−1に「スカート」という情報を入力する(ステップS301)。
【0127】
店舗端末8A−1は、上記情報入力を受けると、ステップS302で、顧客会員番号と商品データ(「スカート」という情報)を服飾品情報管理サーバ4Aに送信する。
【0128】
服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS303で顧客管理番号と商品コードを受信すると、服飾品情報データベース4Bを検索し、山田花子が購入済みの商品であるGコード7及びGコード8…の中から、スカートを選択する(ステップS304)。
【0129】
そして、服飾品情報管理サーバ4Aは、ステップS305で選択したコーディネート商品のデータを店舗端末8A−1に送信する。
【0130】
店舗端末8A−1は、服飾品情報管理サーバ4Aからコーディネート商品のデータを受信すると、ステップS307で表示する(図12参照)。ここで、商品コード(例えば、Gコード7のスカート7)を選択し、写真ボタンをクリックするとスカートの写真が表示される。これにより、顧客である山田花子は、スカートを容易に選択指定することができる。なお、この様にすることで、山田花子はスカートを持参する必要がなくなるという、特有の作用・効果がある。
【0131】
次に、店員はスカート7に店舗のジャケットを組み合わせて販売するために、FC店ボタン(ファッションコーディネート店ボタン)をクリックすると、店舗端末8A−1は、ファッション情報データベース8Cを検索し、最も似合うジャケットを順位をつけて選択表示する(ステップS308)。特に、店舗端末8A−1は、販売しようとする商品(ジャケット)のカラーコードと、スカート7のカラーコードに付与された点数の高い順に選択及び表示する(図13参照)。
【0132】
なお、ジャケットの支払いは、最終的に決済の際に、現金ボタンと電子決算ボタンとを表示して、商品の購入代金を現金で支払うのか又は電子決算するのかを問い合わせ、その結果を入力する(ステップS309)。
【0133】
なお、顧客が現金での支払いを希望すれば、店員が「現金」ボタンをマウスで選択入力し(クリックし)、その後、預かり金額を入力すると、計算された残金が自動的に返却口から排出されるようになっている。その一方、顧客が携帯端末1Aでの支払い(即ち、電子決算)を希望するのであれば、顧客が携帯端末1Aを操作することにより、店舗端末8A−1とIrDAやブルーツース規格による無線通信を行った後、通信ネットワーク7Aを経由して店舗端末8A−1から購買情報(顧客情報、口座番号及び購入金額など)を電子商取引メインフレーム9Aに送信すると、購入代金が電子的に決済できるようになっている(ステップS310)。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明に係る服飾品販売システムの基本構成図である。
【図2】本発明に係る服飾品販売システムで用いる無線通信装置の構成ブロック図である。
【図3】パーソナルカラーの2つのアンダートーンと4つのシーズンを示すカラーチャートである。
【図4】本発明に係る服飾品販売システムの顧客登録手順の概要を示すシーケンス図である。
【図5】本発明に係る服飾品販売システムで使用される携帯端末1Aの模式図(写真)である。
【図6】服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データの記憶状態を示す概念図である。
【図7】服飾品情報データベース4Bに登録されている管理データ(利用者個人情報)の記憶状態を示す概念図である。
【図8】本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【図9】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図10】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図11】本発明に係る服飾品販売システムによるファッションコーディネートの概要を示すシーケンス図である。
【図12】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【図13】本発明に係る服飾品販売システムで用いる店舗端末8A−1の拡大模式図である。
【符号の説明】
【0135】
1A 携帯端末
1B 二次元バーコード
2A 基地局
3A 交換局
4A 服飾品情報管理サーバ
4B 服飾品情報データベース
5A 無線通信制御装置
5B コンテンツサーバ
6A 携帯電話通信網
7A 通信ネットワーク
8A ファッションモール
8A−1 店舗端末
8B 二次元バーコードリーダ
8C ファッション情報データベース
9A 電子商取引メインフレーム
1 送受信部
2 モデム部
3 音声コーデック部
4 アナログフロントエンド
5 マイク
6 レシーバ
7 制御部
8 キー入力部
9 表示部
10 記憶部
11 メロディ発生部
12 外部接続端子
13 位置検出部
13A GPSアンテナ
14 外部入出力装置
15 アンテナ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、
前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段と、
を具備することを特徴とする服飾品販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段を具備し、
前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項3】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、
前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップと、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【請求項4】
請求項3に記載の服飾品販売方法において、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップを含み、
前記服飾品選択ステップは、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択すること、
を特徴とする服飾品販売方法。
【請求項5】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段と、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、
前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定手段と、
前記顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段と、
を具備することを特徴とする服飾品販売システム。
【請求項6】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップと、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、
前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定ステップと、
前記顧客購入品情報指定ステップが指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップと、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗が販売する服飾品の中から選択された選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を送信する店舗端末と、
顧客管理番号及び顧客が過去に購入した複数の購入服飾品の商品コードからなる利用者個人情報、服飾品の商品コード及びカラーコードからなる商品情報、並びに、カラーコード及びカラーコードの色同士の組み合わせに対する点数からなるパーソナルカラー情報が登録される服飾品情報データベースと、
前記店舗端末が送信した選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信する服飾品情報管理サーバとを具備する服飾品販売システムにおいて、
前記服飾品情報管理サーバは、選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信すると、前記服飾品情報データベースを検索し、前記購入服飾品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択するとともに、選択した前記購入服飾品のデータを前記店舗端末に送信すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗端末は、前記服飾品情報管理サーバから前記購入服飾品のデータを受信すると、順位をつけて前記購入服飾品を画面に表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項3】
請求項2に記載の服飾品販売システムにおいて、
服飾品管理番号及びパーソナルカラー情報からなる店舗が販売する服飾品の情報を記憶するファッション情報データベースを具備し、
前記店舗端末は、ファッションコーディネート店ボタンがクリックされると、前記ファッション情報データベースを検索し、販売しようとする商品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択し画面に表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項4】
請求項3に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗端末は、販売しようとする商品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択し画面に表示する場合、前記購入服飾品よりも点数の高いもののみを表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項5】
服飾品販売システムで使用される服飾品販売方法であって、前記服飾品販売システムは、
店舗が販売する服飾品の中から選択された選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を送信する店舗端末と、
顧客管理番号及び顧客が過去に購入した複数の購入服飾品の商品コードからなる利用者個人情報、服飾品の商品コード及びカラーコードからなる商品情報、並びに、カラーコード及びカラーコードの色同士の組み合わせに対する点数からなるパーソナルカラー情報が登録される服飾品情報データベースと、
前記店舗端末が送信した選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信する服飾品情報管理サーバとを具備し、
前記服飾品販売方法は、前記服飾品情報管理サーバが選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信すると、前記服飾品情報データベースを検索し、前記購入服飾品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択するとともに、選択した前記購入服飾品のデータを前記店舗端末に送信する第1ステップ、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【請求項6】
請求項5に記載の服飾品販売方法において、
前記店舗端末が前記服飾品情報管理サーバから前記購入服飾品のデータを受信すると、順位をつけて前記購入服飾品を画面に表示する第2ステップ、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【請求項1】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、
前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段と、
を具備することを特徴とする服飾品販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段を具備し、
前記服飾品選択手段は、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項3】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を前記顧客に提示し、前記顧客が選択した服飾品と他の服飾品とをファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、
前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する購入品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップと、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【請求項4】
請求項3に記載の服飾品販売方法において、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップを含み、
前記服飾品選択ステップは、前記顧客が選択した服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択すること、
を特徴とする服飾品販売方法。
【請求項5】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムにおいて、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を記憶する店舗販売品情報記憶手段と、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を記憶する顧客購入品情報記憶手段と、
前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定手段と、
前記顧客購入品情報指定手段が指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択手段と、
を具備することを特徴とする服飾品販売システム。
【請求項6】
顧客自身の顧客パーソナルカラー情報に基づいて、多数の服飾品の中から店舗側が推奨する服飾品を他の服飾品とファッションコーディネートして販売する服飾品販売システムで用いる服飾品販売方法において、
前記店舗側が販売する複数の服飾品の販売品個別情報を店舗販売品情報記憶手段に記憶する店舗販売品情報記憶ステップと、
前記顧客が過去に購入した複数の服飾品の購入品個別情報を顧客購入品情報記憶手段に記憶する顧客購入品情報記憶ステップと、
前記顧客購入品情報記憶手段が記憶する複数の購入品個別情報から所望の購入品個別情報を指定する顧客購入品情報指定ステップと、
前記顧客購入品情報指定ステップが指定した購入品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報と前記店舗販売品情報記憶手段が記憶する販売品個別情報中の服飾品のパーソナルカラー情報に基づいて、前記店舗側が販売する複数の服飾品の中から好適な服飾品を選択する服飾品選択ステップと、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗が販売する服飾品の中から選択された選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を送信する店舗端末と、
顧客管理番号及び顧客が過去に購入した複数の購入服飾品の商品コードからなる利用者個人情報、服飾品の商品コード及びカラーコードからなる商品情報、並びに、カラーコード及びカラーコードの色同士の組み合わせに対する点数からなるパーソナルカラー情報が登録される服飾品情報データベースと、
前記店舗端末が送信した選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信する服飾品情報管理サーバとを具備する服飾品販売システムにおいて、
前記服飾品情報管理サーバは、選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信すると、前記服飾品情報データベースを検索し、前記購入服飾品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択するとともに、選択した前記購入服飾品のデータを前記店舗端末に送信すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗端末は、前記服飾品情報管理サーバから前記購入服飾品のデータを受信すると、順位をつけて前記購入服飾品を画面に表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項3】
請求項2に記載の服飾品販売システムにおいて、
服飾品管理番号及びパーソナルカラー情報からなる店舗が販売する服飾品の情報を記憶するファッション情報データベースを具備し、
前記店舗端末は、ファッションコーディネート店ボタンがクリックされると、前記ファッション情報データベースを検索し、販売しようとする商品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択し画面に表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項4】
請求項3に記載の服飾品販売システムにおいて、
前記店舗端末は、販売しようとする商品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択し画面に表示する場合、前記購入服飾品よりも点数の高いもののみを表示すること、
を特徴とする服飾品販売システム。
【請求項5】
服飾品販売システムで使用される服飾品販売方法であって、前記服飾品販売システムは、
店舗が販売する服飾品の中から選択された選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を送信する店舗端末と、
顧客管理番号及び顧客が過去に購入した複数の購入服飾品の商品コードからなる利用者個人情報、服飾品の商品コード及びカラーコードからなる商品情報、並びに、カラーコード及びカラーコードの色同士の組み合わせに対する点数からなるパーソナルカラー情報が登録される服飾品情報データベースと、
前記店舗端末が送信した選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信する服飾品情報管理サーバとを具備し、
前記服飾品販売方法は、前記服飾品情報管理サーバが選択服飾品の商品コード及び顧客管理番号を受信すると、前記服飾品情報データベースを検索し、前記購入服飾品のカラーコードと前記選択服飾品のカラーコードに付与された点数の高い順に選択するとともに、選択した前記購入服飾品のデータを前記店舗端末に送信する第1ステップ、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【請求項6】
請求項5に記載の服飾品販売方法において、
前記店舗端末が前記服飾品情報管理サーバから前記購入服飾品のデータを受信すると、順位をつけて前記購入服飾品を画面に表示する第2ステップ、
を含むことを特徴とする服飾品販売方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−89883(P2006−89883A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−278614(P2004−278614)
【出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【特許番号】特許第3660677号(P3660677)
【特許公報発行日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
2.Bluetooth
【出願人】(504361252)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【特許番号】特許第3660677号(P3660677)
【特許公報発行日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
2.Bluetooth
【出願人】(504361252)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
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