説明

木質系エネルギー有効活用システム

【課題】森林資源の活用が効果的にかつ継続的に実行されるような木質系エネルギー有効活用システムを提供する。
【解決手段】森林の伐採に際して発生した残材に係る残材情報10を、自治体のメイン管理コンピュータ3にインターネット1を介して送信して格納させる。自治体は、残材情報10に基づいてインターネット上における自己のHP12に、残材情報の概略情報を作成して残材情報掲載ページに公開する。木質残材希望者は、自己のパーソナルコンピュータ13,14からインターネット網を介して、前記HP12の残材情報掲載ページにアクセスする。有益な情報であれば、木質残材希望者は自己のパーソナルコンピュータ13,14から前記残材情報掲載ページに固有情報を入力することにより、詳細な残材情報を閲覧することができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、森林の伐採の際に生じる木質残材などの有効利用を図る木質系エネルギー有効活用システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
温室効果ガスの排出規制の問題,環境問題、および自然エネルギーの有効利用などが一般人において通常に考えられている状況にあり、それらに対処するための各種のアイデアが提案されている。
【0003】
自然エネルギーの活用例としては、太陽光発電,風力発電,太陽熱利用などが多く取り上げられてきている。しかし、それらの利用エネルギーの量は、実際に利用されているエネルギー量全体の中では少量である。
【0004】
また、近年の我が国のエネルギーについての考え方として、バイオマス資源の活用を考えることが有効であるとの提案がある。
【0005】
バイオマス資源の中には、木質系,農業系,畜産系,水産系,生活系などの各種の資源対象があるが、その中で、森林有効利用の観点から天然資源の木質系のものが量的にもエネルギー活用としては優位にあるといえる。それは我が国土において面積の多くを占めている森林木材の利用が期待できるからである。
【0006】
特許文献1には、資源循環型環境系リサイクルシステムの構築を図るため、木材などの有効利用を提案した廃棄木材の利用方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−175382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
森林が存在する場所は、我が国では山間部などの地方の地域に多く存在することから、バイオマス資源を利用することは、それらの地域に眠っている資源をエネルギーとして有効活用することができることになる。この有効活用により、新たな労働の場と、資源リサイクルのルーチンが発生することにもつながる。
【0009】
また、間伐材や残材を放置することなく活用することにより、森林の健全なる育成や環境良化、災害対策としても有効である。さらに、これらをリサイクル・ルーチンとして地域に定着することにより、地域の経済効果あるいは新技術,産業基盤の構築される可能性がある。
【0010】
そこで、本発明は、豊かな森林資源が存在する地域の住民や企業において、従来、単に放置されていた森林資源の有効活用が効果的にかつ継続的に実行されるようにし、エネルギー・リサイクル・システムとして有効な木質系エネルギー有効活用システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の木質系エネルギー有効活用システムは、環境資源管理用のメインコンピュータに、森林の伐採を管理する伐採管理機関から受信した森林の伐採の際に生じる残材に関する残材情報を記憶し、前記メインコンピュータの管理機関は、前記残材情報をインターネット上の自己のホームページにおける残材情報掲載部に公開し、木質残材希望者は前記ホームページの前記残材情報掲載部にアクセスし、かつ木質残材希望者の固有情報を入力し、前記メインコンピュータは、前記木質残材希望者の固有情報を受けて当該木質残材希望者が事前に登録されている者か否かを判断し、さらに前記メインコンピュータは、あらかじめ登録されて記憶している前記木質残材希望者の固有情報に基づき、当該木質残材希望者が木質残材の譲渡・移動を行うことに関して適性であると判断した場合に、当該木質残材希望者が前記残材情報掲載部において前記木質残材に関する詳細情報が閲覧可能であるように、前記ホームページの前記残材情報掲載部を処理し、前記ホームページの前記残材情報掲載部から前記詳細情報を得た前記木質残材希望者が、前記木質残材を前記存在位置から自己管理位置へ移動させた後、当該木質残材希望者が前記ホームページの前記残材情報掲載部にアクセスして移動完了情報を入力し、前記移動完了情報の入力により前記メインコンピュータへ残材処理完了情報が送信され、前記メインコンピュータは前記ホームページの前記残材情報掲載部において当該残材移動処理に応じて対応する残材情報の変更処理を行うことを特徴とする。
【0012】
また、前記移動完了情報の入力により、前記メインコンピュータから地域通貨を管理する地域通貨管理センターのコンピュータへ残材処理完了情報を送信し、前記地域通貨管理センターは自己のコンピュータを介して前記メインコンピュータの前記残材情報掲載部において前記木質残材希望者に対して残材処理に応じた地域通貨の付与情報を作成することを特徴とする。
【0013】
また、前記メインコンピュータは、前記存在位置情報に基づくGPS(Global Positioning System)によって詳細な地図情報を得て記憶し、前記ホームページの前記残材情報掲載部に公開可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
従来、森林の伐採の際に生じる木質残材は、木材として利用できないという質的問題、および搬送費が掛かるなどの問題から、無駄に捨てられたままの状態にあり、これが植林事業に支障を与え、大雨の際には、それが河川に流れ込んで流木となり問題を発生せていたが、本発明の木質系エネルギー有効活用システムによれば、森林の伐採の際に生じる木質残材の存在を一般に広く公開し、薪や有機肥料、あるいは簡易な家具として利用したい者(市民,企業)に対して、残材の移動を許可して譲渡することにより、有効かつ有益なエネルギー・リサイクル・システムが容易かつ簡単に実現する。
【0015】
さらに、移動した者に対して残材清掃作業の対価として地域通貨を与えることにより、環境問題の意識向上と、当該システムの継続化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る木質系エネルギー有効活用システムの実施形態1の全体構成を示す説明図である。
【図2】実施形態1における各種情報及びその活用について説明するためのブロック図である。
【図3】実施形態1における残材情報/搬送処理などについて説明するためのブロック図である。
【図4】本発明に係る木質系エネルギー有効活用システムの実施形態2の全体構成を示す説明図である。
【図5】実施形態2における各種情報及びその活用について説明するためのブロック図である。
【図6】実施形態2における地域通貨及びその活用について説明するためのブロック図である。
【図7】実施形態2における情報/地域通貨の処理に関するフローチャートである。
【図8】実施形態2における地域通貨の授受/使用に関するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の好適な実施形態を図面にて説明する。
【0018】
(実施形態1)
図1は本発明に係る木質系エネルギー有効活用システムの実施形態1の全体構成を示し、1はインターネット網、2は森林の伐採を管理する林野庁などの関連部署の伐採管理機関である環境資源情報提供者、3は地域自治体などの管理機関が具備する環境資源管理用のメイン管理コンピュータ、5,6,7は当該木質系エネルギー有効活用システムに参画する地域市民,企業,地域商店、8は位置情報を得るための公知のGPS(Global Positioning System)を示す。
【0019】
図2は実施形態2における情報及びその活用についてブロック図にして示しており、10は前記環境資源情報提供者2から受けた森林の伐採の際に生じる木質残材に関する木材の種類,存在する量,存在位置などに関する残材情報であって、山間部などでは住所のみでは存在位置が一般人には分り難いこともあるため、存在位置情報に基づいてGPS8を用いて詳細な位置データのGPS情報11を受信できるようになっている。
【0020】
前記GPS情報11は、残材情報1と共に、環境資源管理用のメイン管理コンピュータ3にインターネット網1を介して送信されデータとして格納される。管理機関は、メイン管理コンピュータ3によってインターネット上における自己のホームページ(HP)12に残材情報の概略情報を作成して、当該HP12に残材情報掲載ページとして公開する。木質残材希望者である市民あるいは企業は、自己のパーソナルコンピュータ13,14からインターネット網1を通して、前記HP12の残材情報掲載ページにアクセスする。
【0021】
このとき、有益な情報であれば、木質残材希望者は自己のパーソナルコンピュータ13,14から前記HP12の残材情報掲載ページに固有情報を入力し、後述するようにして、詳細な残材情報をHP12上で閲覧することが可能な構成になっている。
【0022】
詳細な残材情報に基づいて残材存在位置から残材を搬送した木質残材希望者は、自宅や会社敷地などの自己管理位置へ移動させた後、メイン管理コンピュー3の残材情報掲載ページにアクセスして移動完了情報を入力する。
【0023】
残材の使用方法は任意とし、例えば、公官庁(学校,福祉施設)への燃料材(薪)として寄付,一般商店への販売,個人消費などの消費グループ17、あるいは、装飾木材や炭,ペレット材,有機肥料に加工して販売する消費グループ18が考えられる。
【0024】
図3は実施形態1における残材情報/搬送の処理の一例に関するフローチャートを示し、上述したように、環境資源情報提供者2から受けた森林の伐採の際に生じる木質残材に関する木材の種類,存在する量,存在位置などに関する残材情報10は、存在位置情報に基づいてGPS8から得たGPS情報11である詳細位置データと共に、自治体などの環境資源管理用のメイン管理コンピュータ3にインターネット網1を介してデータとして格納される。
【0025】
自治体では、メイン管理コンピュータ3によってインターネット上における自己のホームページ(HP)12に残材情報の概略情報を作成して、HP12に残材情報掲載ページとして公開する。木質残材(資源)の要求者(市民,企業)17、あるいは木質残材を搬送のみを行うことを請け負うことを要求する者(市民,企業)18は、自己のパーソナルコンピュータからインターネット網1を通して、前記HP12の残材情報掲載ページにアクセスする。
【0026】
このとき、木質残材要求/搬送要求者17,18は、有益な情報であれば、木質残材要求/搬送要求者17,18はパーソナルコンピュータから前記HP12の残材情報掲載ページに固有情報(事前登録制のIDデータなど)を入力する(S11)。
【0027】
前記固有情報としては、木質残材要求/搬送要求者17,18において、林地残材が欲しい者から、インターネット網1を通して事前に前記HP12の残材情報掲載ページから識別番号、あるいは自己の登録位置から残材が存在する場所までの距離(例えば、自宅から10km,20km,‥‥以内)、希望する数量(例えば、10m,30m)、残材の材質(例えば、針葉樹,広葉樹,種類を問わない)などの要望情報を少なくとも1つを登録しておく。
【0028】
また、木が欲しい者は、固有情報として材質,数量,時期などの事前に登録しておく。同様に残材搬送する作業を行うことを望むものは、固有情報として時期,自己の登録位置から残材が存在する場所までの距離などの事前に登録しておく。
【0029】
メイン管理コンピュータ3において、入力された固有情報のデータに基づいて、当該木質残材要求/搬送要求者17,18が要望に合致した者か、及び適性なる者か否を判断し(S2)、前記判断結果がOKとされた木質残材要求/搬送要求者17,18に対してのみ、当該木質残材要求/搬送要求者17,18が詳細な残材情報をHP12上で閲覧することが可能にする(S3)。
【0030】
木質残材要求/搬送要求者17,18は、詳細な残材情報に基づいて残材存在位置から残材を搬送し、自宅や会社敷地などの任意の場所へ移動する(S4)。木質残材要求/搬送要求者17,18は、移動作業が終了した後、前記HP12の残材情報掲載ページにアクセスして移動完了情報を入力する(S5)。この移動完了情報は、メイン管理コンピュー3に入力され、当該残材情報がHP12の残材情報掲載において修正される(S6)。この修正としては、残材の全てが移動/搬送されればデータを削除し、一部の残材が移動/搬送された場合にはデータの修正が行われる。
【0031】
(実施形態2)
図4は本発明に係る木質系エネルギー有効活用システムの実施形態2の全体構成を示し、1はインターネット網、2は森林の伐採を管理する林野庁などの関連部署の伐採管理機関である環境資源情報提供者、3は地域自治体などの管理機関が具備する環境資源管理用のメイン管理コンピュータ、4は地域自治体、5,6,7は当該木質系エネルギー有効活用システムに参画する地域市民,企業,地域商店、8は位置情報を得るための公知のGPS(Global Positioning System)を示す。実施形態2において、地域自治体4や企業6などにより構成される地域通貨管理センターである地域通貨管理者9を設置した点が実施形態1と異なる。
【0032】
図5は実施形態2における情報及びその活用についてブロック図にして示しており、基本的には実施形態1と同様であって、実施形態1にて説明した事項については、各部に同一符号を付して説明を省略し、実施形態2における特徴である地域通貨の取り扱い関連事項について説明することにする。
【0033】
残材情報に基づいて残材存在位置から残材を搬送した木質残材希望者は、自宅や会社敷地などの自己管理位置へ移動させた後、HP12の残材情報掲載ページにアクセスして移動完了情報を入力し、この移動完了情報は、前記地域通貨管理者9のPCなどにおいて、地域通貨管理情報19に変換されて、木質残材希望者は地域通貨を取得することが可能になる。
【0034】
次に、図6に基づいて地域通貨及びその活用について説明する。
実施形態2では、地域通貨原資21は、環境問題(エコ意識)の啓蒙に関心のある地域自治体の予算、あるいは環境改善設備(エコ設備)の販売や施工を行う企業からの寄付、あるいは純粋の寄付行為によるものとすることができる。
【0035】
それらの地域通貨原資21を管理する前記地域通貨管理者9は、地域通貨「○○バンク」などと称して地域通貨管理機構22を設立する。地域通貨管理機構22は、前記のように木質残材希望者として当該システムに参加した協力企業23及び協力市民24に対して地域通貨の支払い管理を行うと共に、協力企業23及び協力市民24が得た地域通貨の使用の相殺決済を行う。
【0036】
地域通貨の使用方法25として各種の方法が考えられ、例えば、地域通貨の使用が商品券タイプのものであれば、使用された商店などに対して行われ、また、地域通貨が特定の物のみを得るような物々交換タイプのものであれば、その物の提供を行う。この地域通貨の使用方法としては各種多様な考え方があり、本システムを実施する地域によって好ましいものを実施すればよい。
【0037】
図7は実施形態2における情報/地域通貨の処理の一例に関するフローチャートを示す。なお、フローチャートにおけるステップ(S14)までは図3に示す実施形態1のステップ(S4)までと同じであるので説明は省略する。
【0038】
ステップ(S14)において、残材情報に基づいて残材存在位置から残材を搬送し、自宅や会社敷地などの任意の場所へ移動した木質残材要求/搬送要求者17,18は、移動作業が終了した後、前記HP12の残材情報掲載ページにアクセスして移動完了情報を入力して、地域通貨の受給申請可能状態にする(S15)。前記受給申請データは、メイン管理コンピュータ12からインターネット網1を介して、地域通貨管理機構9のコンピュータへ送信される。
【0039】
地域通貨の受給申請と地域通貨の使用には、6ヶ月〜1年間の有効期限を設定(S16)しておき、地域通貨の迅速なる流通を図るようにする。
【0040】
図8は実施形態2おける地域通貨の授受/使用の一例に関するフローチャートを示し、本例では、例えば、風力発電装置あるいは地中熱利用装置などのエコ設備を個人あるいは企業30が導入した際、その個人あるいは企業に対して、エコ設備の販売や施工を行う企業からの寄付に基づく地域通貨を受給可能している(S17)。
【0045】
この場合にも、前記と同様に、地域通貨の受給申請と地域通貨の使用には、6ヶ月〜1年間の有効期限を設定(S18)しておき、地域通貨の迅速なる流通を図るようにする。
【0046】
また、地域通貨の使用方法31としては、公官庁の関連施設(学校などの公共施設),介護施設への寄付、一般地域商店での使用、植林のための資金、木材搬送処理の対価、あるいは間伐や雑草処理の報酬のために使用することを可能にしてもよい。
【0047】
また、残材提供者が国有林などを管理する林野庁関連機関などが多いことが想定されることから、残材提供という公共性の面から考えて、地域通貨の使用方法31を、公共施設や学校関係における使用に限定することも考えられる。
【0048】
さらに、ボランティアとして当該システムに参加/協力し、地域通貨を得た者において、その地域通貨を地域通貨管理機構19に返還し、地域通貨管理機構19において、返還された地域通貨を、その額に応じて貢献ポイントとして加算し、この加算には期限を設けずに、集積された貢献ポイントの公表と、そのポイント数に応じて表彰を行うようにする報償方式を当該システムに採用することも考えられる。
【0049】
また、当該システムを実施する地域が互いに連携することにより、さらなる実施効果を期待することができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、森林の伐採の際に生じる木質残材の有効利用に基づく環境問題意識の啓蒙、および地域社会の活性化を、地域通貨を用いることにより継続的に行うための手法として有効である。
【符号の説明】
【0051】
1 インターネット網
2 環境資源情報提供者
3 環境資源管理用のメイン管理コンピュータ
4 自治体
5 市民
6 企業
7 商店
8 GPS
9 地域通貨管理者
10 残材情報
11 GPS情報
12 自治体などのホームページ(HP)
13 企業のパーソナルコンピュータ
14 市民のパーソナルコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
環境資源管理用のメインコンピュータに、森林の伐採を管理する伐採管理機関から受信した森林の伐採の際に生じる残材に関する残材情報を記憶し、
前記メインコンピュータの管理機関は、前記残材情報をインターネット上の自己のホームページにおける残材情報掲載部に公開し、
木質残材希望者は前記ホームページの前記残材情報掲載部にアクセスし、かつ木質残材希望者の固有情報を入力し、
前記メインコンピュータは、前記木質残材希望者の固有情報を受けて当該木質残材希望者が事前に登録されている者か否かを判断し、
さらに前記メインコンピュータは、あらかじめ登録されて記憶している前記木質残材希望者の固有情報に基づき、当該木質残材希望者が木質残材の譲渡・移動を行うことに関して適性であると判断した場合に、当該木質残材希望者が前記残材情報掲載部において前記木質残材に関する詳細情報が閲覧可能であるように、前記ホームページの前記残材情報掲載部を処理し、
前記ホームページの前記残材情報掲載部から前記詳細情報を得た前記木質残材希望者が、前記木質残材を前記存在位置から自己管理位置へ移動させた後、当該木質残材希望者が前記ホームページの前記残材情報掲載部にアクセスして移動完了情報を入力し、
前記移動完了情報の入力により前記メインコンピュータへ残材処理完了情報が送信され、
前記メインコンピュータは前記ホームページの前記残材情報掲載部において当該残材移動処理に応じて対応する残材情報の変更処理を行うことを特徴とする木質系エネルギー有効活用システム。
【請求項2】
前記移動完了情報の入力により、前記メインコンピュータから地域通貨を管理する地域通貨管理センターのコンピュータへ残材処理完了情報を送信し、前記地域通貨管理センターは自己のコンピュータを介して前記メインコンピュータの前記残材情報掲載部において前記木質残材希望者に対して残材処理に応じた地域通貨の付与情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の木質系エネルギー有効活用システム。
【請求項3】
前記メインコンピュータは、前記存在位置情報に基づくGPS(Global Positioning System)によって詳細な地図情報を得て記憶し、前記ホームページの前記残材情報掲載部に公開可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の木質系エネルギー有効活用システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−128824(P2012−128824A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294722(P2010−294722)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(597036134)工藤建設株式会社 (5)
【Fターム(参考)】