机上用中間パネル装置
【課題】中間パネル20をバックパネル10及び天板2に対して少ない個所で連結しても中間パネル20が不用意に横ずれしないで立設できるようにする。
【解決手段】中間パネル20の後端上部はバックパネル10における笠木12に形成されて横に延びる溝部16に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、中間パネル20の前端下部は天板2の前縁部に嵌合するクランプ体50を介して固定されている。摩擦板が下面に備えられた取付け体を有する摩擦手段39は中間パネルの下端部である巾木23の下向き開口溝に着脱自在に嵌合され、摩擦板が天板2に当接することにより、中間パネル20の横ずれを防止できる。
【解決手段】中間パネル20の後端上部はバックパネル10における笠木12に形成されて横に延びる溝部16に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、中間パネル20の前端下部は天板2の前縁部に嵌合するクランプ体50を介して固定されている。摩擦板が下面に備えられた取付け体を有する摩擦手段39は中間パネルの下端部である巾木23の下向き開口溝に着脱自在に嵌合され、摩擦板が天板2に当接することにより、中間パネル20の横ずれを防止できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、事務用等の机(テーブル)上に配置立設される中間パネル装置の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、机(テーブルといってもよい)は、天板とその支持部材(脚や袖キャビネット等)とを必須の構成要素としており、ユーザーの要望により、机上用サイドパネルや机上用バックパネル等のパネル類がオプションとして取り付けられている。
【0003】
机上用サイドパネルの取り付け態様として従来は、天板の上面側端部に開けた上向き開口の穴に、机上用サイドパネルの下面に突設した挿入足を差し込んだり、又は、天板の上面側端部に机上用サイドパネルの前面と後面とに重なる上向きのブラケットをねじ止めし、このブラケットに対して机上用サイドパネルをねじ止めしたりするものが多かった(後者の場合は、机上用サイドパネルの前面及び後面にブラケットを覆うカバーが装着される)。
【0004】
しかし、前記従来の構成では、天板に対して取り付け用の穴を開けたりブラケットをねじ止めしたりする必要があるため、机上用サイドパネルを取り外した後は穴類が露出してしまって、天板の使用に不都合な状態になると共に美観を損なうという問題があった。
【0005】
これに対して特許文献1には、天板に穴類を開けることなく机上用サイドパネルを立設する構成が開示されている。この例では、机上用サイドパネルの下面前端部に、天板の前縁部にきっちりと被嵌される横向き開口コ字状の嵌合金具が下方からのねじにて締結されている一方、天板の上面後縁部に沿って立設された机上用バックパネルのサイドフレームに、複数の係合溝穴が上下に適宜間隔で穿設されている。そして、これら各係合溝穴に落とし込み係合する係合爪が、机上用サイドパネルの後面から後ろ向きに突出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実公平6−41461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、前記特許文献1の構成では、嵌合金具を天板の前縁部に被嵌させるために、机上用サイドパネルの下面後部は天板に対して拘束されていないため、当該机上用サイドパネルの後部側が天板に対して横ずれし易いという問題があった。
【0008】
さらに、机上用バックパネルのサイドフレームにおける複数の上下係合溝穴に対して机上用サイドパネルの後面の係合爪が係合する構成であるから、上記サイドフレームが配置されていない任意の個所に机上用中間パネルを配置することができないという問題があった。
【0009】
そこで、本願発明はかかる現状を改善することを技術的課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この技術的課題を解決するため、請求項1の発明は、天板の上面に載った状態に立設される中間パネルであって、同じく天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えているというものである。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載した机上用中間パネル装置において、前記摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が前記中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合されるものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の机上用中間パネル装置において、前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状である。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の机上用中間パネル装置において、前記中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されているものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えているため、摩擦手段と天板の上面との間に摩擦力が作用し、天板に載った状態に立設される中間パネルの下側は、天板の上面に対して不用意に横振れすることがない。
【0015】
請求項2の発明によれば、摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合されるものであるから、中間パネルに対する摩擦板の装着作業が至極簡単にできる。また、オプションとして、取付け体を準備すれば良く、さらに、中間パネルと同様に、下端に溝部を有するバックパネルを設計することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状であるから、天板上面に対する横ずれの抵抗力を十分に発揮させることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されているから、バックパネルの前面及び天板上のうち任意の左右個所に中間パネルを立設することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の中間パネルが適用される机の外観斜視図である。
【図2】中間パネルの側断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】中間パネルの下面図である。
【図5】図4のV−V線矢視要部拡大断面図である。
【図6】(A)は天板の前縁部に嵌合するための連結手段の中間パネルへの装着作業説明図、(B)は摩擦板付き取付け体の中間パネルへの装着作業説明図である。
【図7】摩擦板付き取付け体の中間パネルへの装着状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】(A)はバックパネルの笠木に対する摺動ブロックの装着作業を示す図、(B)は図8(A)の VIIIB−VIIIB 線で示す笠木の断面図である。
【図9】中間パネルの組み込み手順の最初の段階を示す斜視図である。
【図10】中間パネルの組み込み手順の第2段階(中間パネルの天板への装着)を示す斜視図である。
【図11】中間パネルの組み込み手順の第3段階である、中間パネルの後端上部とバックパネルの笠木に対する摺動ブロックの装着作業を示す斜視図である。
【図12】中間パネルの前端下部と天板との装着部を示す側面図である。
【図13】上端キャップ体の装着を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面(図1〜図13)に基づいて説明する。なお、本発明の説明において、前(前側、前端)とは、通常には机1において、椅子に着座する人(不図示)に近い側を言い、後(後側、後端、または背面)とはそれと対極側(着座者から遠い側)をいう。
【0020】
机1は左右長手の天板2を左右一対の脚体4にて支持してなる。脚体4は中空板状に形成された基部の上端と下端とからアーム4a,4bが前向きに延びているいわゆるL脚となっており、従って、平面視では前後方向に細長い形状になっている。一対の脚体4の後端側は背面部材3にて連結されている。この背面部材3上に、天板2の上面より上方に立ち上がった机上用バックパネル10が従来から公知の手段にて取り付けられている。
【0021】
背面部材3の上面と天板2の上面とは略同じ高さになっており(もちろん異なる高さでも構わない)、天板2と背面部材3との間には、上下に開口した配線用空間(不図示)が形成されている。換言すると、天板2の後面を脚4の後面より手前側(使用者側)にずらすことにより、天板2の後方(奥側)に上下開口の配線用空間が開いている。詳細は省略するが、背面部材3には、配線用空間を覆う蓋カバー体7やコード類を収容するための配線用受け樋(不図示)を取り付けることが可能である。
【0022】
[机上用バックパネル]
次に、図1、図8(A)、図8(B)、図10を参照しながら、机上用バックパネル(以下、バックパネル10と略称する)の詳細について説明する。
【0023】
バックパネル10は、左右一対の縦長の側フレーム11と、上端を構成する笠木12(上フレーム)と、下端を構成する巾木13(下フレーム)とで枠組みが構成されており、この枠組みの内側に、ハニカム材等の芯板14と、その前後両面に重ねたインシュレータ層15とが配置されてサンドイッチ構造になっている。
【0024】
各インシュレータ層15の外表面にはクロスなどの化粧板19が張り付けられている。化粧板19の外周部は各インシュレータ層15の外周縁を巻き込んでいる。側フレーム11、笠木12、巾木13はそれぞれアルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形されたものである。側フレーム11は全長にわたり断面T字型の中空形状に形成され、笠木12は全長にわたり断面H字型の中空形状に形成されている。特に笠木12は、全体として前後方向に開口した断面H字型であり、各開口部には天板2の左右方向に延びる上下一対の蟻溝状の溝部16が形成されている(図8(A)、図8(B)参照)。
【0025】
笠木12の左右両端の上面には、平面視でT型の上端キャップ17の一部が嵌まる装着用切欠き部18が形成され、上端キャップ17の他方の部位は側フレーム11の上端面を上から覆う(図1、図10参照)。なお、バックパネル10の材料を後述する中間パネル20の材料と同じにする(材料の共通化)と、部品設計、部品管理、コスト削減の面から好ましい。後述する中間パネル20用の上端キャップ17も同じ形状、材料とすれば、部品設計、部品管理、コスト削減の面から好ましい。
【0026】
[机上用中間パネル]
次に、図1〜図13を参照しながら、机上用中間パネル20(以下、中間パネルと略称する)の詳細、及び中間パネル20とバックパネル10との連結構造について説明する。
中間パネル20は、前後一対の縦長の側フレーム21a、21bと、上端を構成する笠木22(上フレーム)と、下端を構成する巾木23(下フレーム)とで骨組みが構成されており、この骨組みの内側に、ハニカム材等の芯板24と、その左右両側に重ねたインシュレータ層25とが配置されている。各インシュレータ層25の外表面にはクロスなどの化粧板26が張り付けられている。化粧板26の外周部は各インシュレータ層25の外周縁を巻き込んでいる。
【0027】
図1、図2、図6、図9、図10、図13に示すように、中間パネル20の後部下端に略矩形状の切欠き部27を形成することにより、中間パネル20を移動させたり、外すことなく、天板2の後端の蓋カバー7を着脱することができるから、配線空間からの配線を天板2の左右両側に導き易くしている。側フレーム21a、21bはアルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形等にて全長にわたり断面T字型の中空形状に形成された基本的に同一のものであり、表裏インシュレータ層25,25の間の側溝に嵌る嵌合部28を備えている。嵌合部28内には、上下に延びる3条の縦溝29が形成されている。
【0028】
図3に示すように、笠木22は、合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一の断面H字型の中空形状に形成されている。笠木22は、全体として前後方向に開口した断面H字型であり、各開口部には前後方向に延びる上下一対の蟻溝状の溝部30が形成されている。
【0029】
図2、図10、図11、図13等に示すように、笠木22における前後端部の上面には、バックパネル10と同様に、平面視でT型の上端キャップ17の一部が嵌まる装着用切欠き部31が形成されている。各装着用切欠き部31に対応する底板部を貫通するねじ32(本実施形態では2本)が前後の側フレーム21a、21bにおける2条の縦溝29に上方からねじ込まれている。
【0030】
笠木のための上端キャップ17から下向きに突出する一対の足片17a(図2、図9参照)は、側フレーム21a、21bの上端部のうち外向き開口状の蟻溝を挟んで両側の中空部分に嵌り込んでいる。
【0031】
他方、巾木23も合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一断面の下向きコ字状に形成されている。巾木23における上板部34から突出する4つの上向き突条33にて化粧板26が貼着された表裏インシュレータ層25,25における下端の表裏両端面を挟み込み係合している(図3、図5、図7参照)。
【0032】
巾木23における下端部には、下向きに開口した開口溝35が形成されている。この開口溝35は巾木23とほぼ同じ長さを有している。上板部34から突出する2つの下向き突条38の下面に当接する座板40及び上板部34を貫通するねじ41が側フレーム21a、21bにおける2条の縦溝29に下方からねじ込まれている。
【0033】
中間パネル20の後部下端の切欠き部27における芯板24、化粧板26が貼着された表裏インシュレータ層25,25の端面を覆う端カバー板42は断面L字状に形成されている。この端カバー板42は後部の側フレーム21bにおける縦溝29にねじ43にて締着する一方、端カバー板42に突設したブラケット45を介して巾木23における上板部34にねじ44にて締着することで固定されている(図2参照)。
【0034】
[摩擦手段]
巾木23における下端部には、中間パネル20の横滑り(横ずれ移動)を防止するための摩擦手段39が着脱自在に装着される。摩擦手段39の一例として、巾木23における下向きの開口溝35には、摩擦板37を下面に備えた取付け体36が着脱自在に装着される。摩擦板37及び取付け体36の長さは開口溝35の全長に匹敵する長さを有している。
【0035】
取付け体36は断面上向きコ字状に形成された金属板または合成樹脂製板であり(図6(B)、図7参照)、取付け体36の巾寸法Hは開口溝35の巾寸法にほぼ等しくなるように形成されている。そして、開口溝35の上方に設けられた一対の下向き突条38の間隔を取付け体36の巾寸法Hより若干(例えば、0.5mm程度)小さく設定しておけば、取付け体36を直に開口溝35の巾内に挿入できる。また、取付け体36の上開口側の弾性変形により、当該取付け体36の上開口側の端部が一対の下向き突条38の内面に挟持されて脱落不能とすることができると共に、取付け体36における左右両外側の上下2箇所が上記下向き突条38と開口溝35の下端縁部とにより拘束されるから、中間パネル20が天板2上面に載った状態で横方の外力が作用したときに取付け体36が撓むことも防止できる。さらに、摩擦手段39としての摩擦板37付き取付け体36の着脱作業も至極簡単となる効果を奏する。摩擦板37は摩擦係数の大きい材料であるゴム板、合成樹脂製板やコルク板などが採用できる。
【0036】
摩擦手段39の他の実施例としては、巾木23に下面板を備え、この下面板の下面にゴム板などの摩擦板を貼着したものであっても良い。このように、摩擦手段39を中間パネル20の下端部に設けることにより、摩擦手段39による天板2への摩擦力が働くので、中間パネル20がその上端部のみをバックパネル10に連結し、中間パネル20の前端部のみを天板2に装着固定した状態でも、当該中間パネル20が不用意に横方向にずれ動くことを確実に防止できるという効果を奏する。またそのための摩擦手段39の構成が至極簡単である。取付け体36を直に巾木23の開口溝35の巾内に挿入できる構成を採用すれば、オプションとして任意に適用できる。
【0037】
図6(A)、図6(B)、図9、図10及び図12に示すように、中間パネル20の下面前端部には、連結手段の一例としての金属板製のクランプ体50が取り付けられている。このクランプ体50は、天板2の左右前縁部に被嵌される横向き開口略コ字状のものであり、側フレーム21aにおける縦長の係合溝51(図2参照)に嵌まる縦片54を有する側面視L型の下重合部53とその縦片54に水平に突設させた上取付け片55とからなる。
【0038】
上取付け片55の取付け孔を介してねじ56が側フレーム21aにおける縦溝29または巾木23における上板部34に締着固定される。なお、下重合部53に穿設された孔57はねじ56を回すドライバ工具(不図示)を挿入するためのものである。なお、摩擦手段39はクランプ体50の装着後に装着される。
【0039】
摩擦板37付き取付け体36及びクランプ体50を取付けた状態で、図10に示すように、中間パネル20を天板2の前側から奥に向かって移動させ、クランプ体50と巾木23の下面(正確には取付け体36の摩擦板37)とで天板2を挟むように挿入して装着すれば良い。天板2の傷付きを防止するため、ゴムのような軟質材からなるシール材が下重合部53の上面に接着等にて固定されていて良い。
【0040】
[バックパネルと中間パネルとの連結]
図8に示すように、バックパネル10の笠木12の前面における上下一対の蟻溝状の溝部16に板状の摺動ブロック58を横向きに挿入する(図8(A)参照)。摺動ブロック58には左右一対の雌ねじ部59が形成されている。
【0041】
他方、中間パネル20の後端である側フレーム21bの背面に上下長手の固定板60がビス61にて固定されている(図2、図4参照)。固定板60の上端部は中間パネル20の笠木22の上面の高さ位置に対応し、その固定板60の上端部には上記摺動ブロック58の雌ねじ部59と対応する位置に取付け孔62が穿設されている。従って、 バックパネル10に対する中間パネル20の希望する固定個所にて、ビス63を笠木22の開口溝(図3の溝部30等が形成された個所)側から差し入れ、取付け孔62を介してビス63を雌ねじ部59に締着することで固定される(図11参照)。従って、 雌ねじ部59が形成された摺動ブロック58と、取付け孔62が穿設された固定板60とが、本発明における連結手段である。
【0042】
バックパネル10に対する中間パネル20の固定位置を変更するには、一旦ビス63を取り外した後、中間パネル20をバックパネル10の前面に対して直交する方向に横ずらしし、その後、再度ビス63にて締着すれば良い。ビス63による締着個所は、装着用切欠き部31に上端キャップ17を嵌め入れることによって隠すことができる。
【0043】
本願発明は前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば本願発明に係る中間パネルの前端部と天板との装着用のクランプ体を側フレーム21aの上端に臨む長手ネジを介して上下動させる構成であっても良い。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1机
2天板
4脚体
10バックパネル
11、21a、21b側フレーム
12、22笠木
13、23巾木
16、30溝部
17上端キャップ
18、31装着用切欠き部
19、26化粧板
20中間パネル
16、30溝部
35開口溝
36取付け体
37摩擦板
39摩擦手段
50クランプ体
58摺動ブロック
60固定板
61クランプ体
63ビス
【技術分野】
【0001】
本発明は、事務用等の机(テーブル)上に配置立設される中間パネル装置の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、机(テーブルといってもよい)は、天板とその支持部材(脚や袖キャビネット等)とを必須の構成要素としており、ユーザーの要望により、机上用サイドパネルや机上用バックパネル等のパネル類がオプションとして取り付けられている。
【0003】
机上用サイドパネルの取り付け態様として従来は、天板の上面側端部に開けた上向き開口の穴に、机上用サイドパネルの下面に突設した挿入足を差し込んだり、又は、天板の上面側端部に机上用サイドパネルの前面と後面とに重なる上向きのブラケットをねじ止めし、このブラケットに対して机上用サイドパネルをねじ止めしたりするものが多かった(後者の場合は、机上用サイドパネルの前面及び後面にブラケットを覆うカバーが装着される)。
【0004】
しかし、前記従来の構成では、天板に対して取り付け用の穴を開けたりブラケットをねじ止めしたりする必要があるため、机上用サイドパネルを取り外した後は穴類が露出してしまって、天板の使用に不都合な状態になると共に美観を損なうという問題があった。
【0005】
これに対して特許文献1には、天板に穴類を開けることなく机上用サイドパネルを立設する構成が開示されている。この例では、机上用サイドパネルの下面前端部に、天板の前縁部にきっちりと被嵌される横向き開口コ字状の嵌合金具が下方からのねじにて締結されている一方、天板の上面後縁部に沿って立設された机上用バックパネルのサイドフレームに、複数の係合溝穴が上下に適宜間隔で穿設されている。そして、これら各係合溝穴に落とし込み係合する係合爪が、机上用サイドパネルの後面から後ろ向きに突出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実公平6−41461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、前記特許文献1の構成では、嵌合金具を天板の前縁部に被嵌させるために、机上用サイドパネルの下面後部は天板に対して拘束されていないため、当該机上用サイドパネルの後部側が天板に対して横ずれし易いという問題があった。
【0008】
さらに、机上用バックパネルのサイドフレームにおける複数の上下係合溝穴に対して机上用サイドパネルの後面の係合爪が係合する構成であるから、上記サイドフレームが配置されていない任意の個所に机上用中間パネルを配置することができないという問題があった。
【0009】
そこで、本願発明はかかる現状を改善することを技術的課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この技術的課題を解決するため、請求項1の発明は、天板の上面に載った状態に立設される中間パネルであって、同じく天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えているというものである。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載した机上用中間パネル装置において、前記摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が前記中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合されるものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の机上用中間パネル装置において、前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状である。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の机上用中間パネル装置において、前記中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されているものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えているため、摩擦手段と天板の上面との間に摩擦力が作用し、天板に載った状態に立設される中間パネルの下側は、天板の上面に対して不用意に横振れすることがない。
【0015】
請求項2の発明によれば、摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合されるものであるから、中間パネルに対する摩擦板の装着作業が至極簡単にできる。また、オプションとして、取付け体を準備すれば良く、さらに、中間パネルと同様に、下端に溝部を有するバックパネルを設計することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状であるから、天板上面に対する横ずれの抵抗力を十分に発揮させることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されているから、バックパネルの前面及び天板上のうち任意の左右個所に中間パネルを立設することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の中間パネルが適用される机の外観斜視図である。
【図2】中間パネルの側断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】中間パネルの下面図である。
【図5】図4のV−V線矢視要部拡大断面図である。
【図6】(A)は天板の前縁部に嵌合するための連結手段の中間パネルへの装着作業説明図、(B)は摩擦板付き取付け体の中間パネルへの装着作業説明図である。
【図7】摩擦板付き取付け体の中間パネルへの装着状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】(A)はバックパネルの笠木に対する摺動ブロックの装着作業を示す図、(B)は図8(A)の VIIIB−VIIIB 線で示す笠木の断面図である。
【図9】中間パネルの組み込み手順の最初の段階を示す斜視図である。
【図10】中間パネルの組み込み手順の第2段階(中間パネルの天板への装着)を示す斜視図である。
【図11】中間パネルの組み込み手順の第3段階である、中間パネルの後端上部とバックパネルの笠木に対する摺動ブロックの装着作業を示す斜視図である。
【図12】中間パネルの前端下部と天板との装着部を示す側面図である。
【図13】上端キャップ体の装着を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面(図1〜図13)に基づいて説明する。なお、本発明の説明において、前(前側、前端)とは、通常には机1において、椅子に着座する人(不図示)に近い側を言い、後(後側、後端、または背面)とはそれと対極側(着座者から遠い側)をいう。
【0020】
机1は左右長手の天板2を左右一対の脚体4にて支持してなる。脚体4は中空板状に形成された基部の上端と下端とからアーム4a,4bが前向きに延びているいわゆるL脚となっており、従って、平面視では前後方向に細長い形状になっている。一対の脚体4の後端側は背面部材3にて連結されている。この背面部材3上に、天板2の上面より上方に立ち上がった机上用バックパネル10が従来から公知の手段にて取り付けられている。
【0021】
背面部材3の上面と天板2の上面とは略同じ高さになっており(もちろん異なる高さでも構わない)、天板2と背面部材3との間には、上下に開口した配線用空間(不図示)が形成されている。換言すると、天板2の後面を脚4の後面より手前側(使用者側)にずらすことにより、天板2の後方(奥側)に上下開口の配線用空間が開いている。詳細は省略するが、背面部材3には、配線用空間を覆う蓋カバー体7やコード類を収容するための配線用受け樋(不図示)を取り付けることが可能である。
【0022】
[机上用バックパネル]
次に、図1、図8(A)、図8(B)、図10を参照しながら、机上用バックパネル(以下、バックパネル10と略称する)の詳細について説明する。
【0023】
バックパネル10は、左右一対の縦長の側フレーム11と、上端を構成する笠木12(上フレーム)と、下端を構成する巾木13(下フレーム)とで枠組みが構成されており、この枠組みの内側に、ハニカム材等の芯板14と、その前後両面に重ねたインシュレータ層15とが配置されてサンドイッチ構造になっている。
【0024】
各インシュレータ層15の外表面にはクロスなどの化粧板19が張り付けられている。化粧板19の外周部は各インシュレータ層15の外周縁を巻き込んでいる。側フレーム11、笠木12、巾木13はそれぞれアルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形されたものである。側フレーム11は全長にわたり断面T字型の中空形状に形成され、笠木12は全長にわたり断面H字型の中空形状に形成されている。特に笠木12は、全体として前後方向に開口した断面H字型であり、各開口部には天板2の左右方向に延びる上下一対の蟻溝状の溝部16が形成されている(図8(A)、図8(B)参照)。
【0025】
笠木12の左右両端の上面には、平面視でT型の上端キャップ17の一部が嵌まる装着用切欠き部18が形成され、上端キャップ17の他方の部位は側フレーム11の上端面を上から覆う(図1、図10参照)。なお、バックパネル10の材料を後述する中間パネル20の材料と同じにする(材料の共通化)と、部品設計、部品管理、コスト削減の面から好ましい。後述する中間パネル20用の上端キャップ17も同じ形状、材料とすれば、部品設計、部品管理、コスト削減の面から好ましい。
【0026】
[机上用中間パネル]
次に、図1〜図13を参照しながら、机上用中間パネル20(以下、中間パネルと略称する)の詳細、及び中間パネル20とバックパネル10との連結構造について説明する。
中間パネル20は、前後一対の縦長の側フレーム21a、21bと、上端を構成する笠木22(上フレーム)と、下端を構成する巾木23(下フレーム)とで骨組みが構成されており、この骨組みの内側に、ハニカム材等の芯板24と、その左右両側に重ねたインシュレータ層25とが配置されている。各インシュレータ層25の外表面にはクロスなどの化粧板26が張り付けられている。化粧板26の外周部は各インシュレータ層25の外周縁を巻き込んでいる。
【0027】
図1、図2、図6、図9、図10、図13に示すように、中間パネル20の後部下端に略矩形状の切欠き部27を形成することにより、中間パネル20を移動させたり、外すことなく、天板2の後端の蓋カバー7を着脱することができるから、配線空間からの配線を天板2の左右両側に導き易くしている。側フレーム21a、21bはアルミニウム等の軽金属の押し出し成形又はロールダイス成形等にて全長にわたり断面T字型の中空形状に形成された基本的に同一のものであり、表裏インシュレータ層25,25の間の側溝に嵌る嵌合部28を備えている。嵌合部28内には、上下に延びる3条の縦溝29が形成されている。
【0028】
図3に示すように、笠木22は、合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一の断面H字型の中空形状に形成されている。笠木22は、全体として前後方向に開口した断面H字型であり、各開口部には前後方向に延びる上下一対の蟻溝状の溝部30が形成されている。
【0029】
図2、図10、図11、図13等に示すように、笠木22における前後端部の上面には、バックパネル10と同様に、平面視でT型の上端キャップ17の一部が嵌まる装着用切欠き部31が形成されている。各装着用切欠き部31に対応する底板部を貫通するねじ32(本実施形態では2本)が前後の側フレーム21a、21bにおける2条の縦溝29に上方からねじ込まれている。
【0030】
笠木のための上端キャップ17から下向きに突出する一対の足片17a(図2、図9参照)は、側フレーム21a、21bの上端部のうち外向き開口状の蟻溝を挟んで両側の中空部分に嵌り込んでいる。
【0031】
他方、巾木23も合成樹脂や軽金属の押し出し成形にて全長にわたり同一断面の下向きコ字状に形成されている。巾木23における上板部34から突出する4つの上向き突条33にて化粧板26が貼着された表裏インシュレータ層25,25における下端の表裏両端面を挟み込み係合している(図3、図5、図7参照)。
【0032】
巾木23における下端部には、下向きに開口した開口溝35が形成されている。この開口溝35は巾木23とほぼ同じ長さを有している。上板部34から突出する2つの下向き突条38の下面に当接する座板40及び上板部34を貫通するねじ41が側フレーム21a、21bにおける2条の縦溝29に下方からねじ込まれている。
【0033】
中間パネル20の後部下端の切欠き部27における芯板24、化粧板26が貼着された表裏インシュレータ層25,25の端面を覆う端カバー板42は断面L字状に形成されている。この端カバー板42は後部の側フレーム21bにおける縦溝29にねじ43にて締着する一方、端カバー板42に突設したブラケット45を介して巾木23における上板部34にねじ44にて締着することで固定されている(図2参照)。
【0034】
[摩擦手段]
巾木23における下端部には、中間パネル20の横滑り(横ずれ移動)を防止するための摩擦手段39が着脱自在に装着される。摩擦手段39の一例として、巾木23における下向きの開口溝35には、摩擦板37を下面に備えた取付け体36が着脱自在に装着される。摩擦板37及び取付け体36の長さは開口溝35の全長に匹敵する長さを有している。
【0035】
取付け体36は断面上向きコ字状に形成された金属板または合成樹脂製板であり(図6(B)、図7参照)、取付け体36の巾寸法Hは開口溝35の巾寸法にほぼ等しくなるように形成されている。そして、開口溝35の上方に設けられた一対の下向き突条38の間隔を取付け体36の巾寸法Hより若干(例えば、0.5mm程度)小さく設定しておけば、取付け体36を直に開口溝35の巾内に挿入できる。また、取付け体36の上開口側の弾性変形により、当該取付け体36の上開口側の端部が一対の下向き突条38の内面に挟持されて脱落不能とすることができると共に、取付け体36における左右両外側の上下2箇所が上記下向き突条38と開口溝35の下端縁部とにより拘束されるから、中間パネル20が天板2上面に載った状態で横方の外力が作用したときに取付け体36が撓むことも防止できる。さらに、摩擦手段39としての摩擦板37付き取付け体36の着脱作業も至極簡単となる効果を奏する。摩擦板37は摩擦係数の大きい材料であるゴム板、合成樹脂製板やコルク板などが採用できる。
【0036】
摩擦手段39の他の実施例としては、巾木23に下面板を備え、この下面板の下面にゴム板などの摩擦板を貼着したものであっても良い。このように、摩擦手段39を中間パネル20の下端部に設けることにより、摩擦手段39による天板2への摩擦力が働くので、中間パネル20がその上端部のみをバックパネル10に連結し、中間パネル20の前端部のみを天板2に装着固定した状態でも、当該中間パネル20が不用意に横方向にずれ動くことを確実に防止できるという効果を奏する。またそのための摩擦手段39の構成が至極簡単である。取付け体36を直に巾木23の開口溝35の巾内に挿入できる構成を採用すれば、オプションとして任意に適用できる。
【0037】
図6(A)、図6(B)、図9、図10及び図12に示すように、中間パネル20の下面前端部には、連結手段の一例としての金属板製のクランプ体50が取り付けられている。このクランプ体50は、天板2の左右前縁部に被嵌される横向き開口略コ字状のものであり、側フレーム21aにおける縦長の係合溝51(図2参照)に嵌まる縦片54を有する側面視L型の下重合部53とその縦片54に水平に突設させた上取付け片55とからなる。
【0038】
上取付け片55の取付け孔を介してねじ56が側フレーム21aにおける縦溝29または巾木23における上板部34に締着固定される。なお、下重合部53に穿設された孔57はねじ56を回すドライバ工具(不図示)を挿入するためのものである。なお、摩擦手段39はクランプ体50の装着後に装着される。
【0039】
摩擦板37付き取付け体36及びクランプ体50を取付けた状態で、図10に示すように、中間パネル20を天板2の前側から奥に向かって移動させ、クランプ体50と巾木23の下面(正確には取付け体36の摩擦板37)とで天板2を挟むように挿入して装着すれば良い。天板2の傷付きを防止するため、ゴムのような軟質材からなるシール材が下重合部53の上面に接着等にて固定されていて良い。
【0040】
[バックパネルと中間パネルとの連結]
図8に示すように、バックパネル10の笠木12の前面における上下一対の蟻溝状の溝部16に板状の摺動ブロック58を横向きに挿入する(図8(A)参照)。摺動ブロック58には左右一対の雌ねじ部59が形成されている。
【0041】
他方、中間パネル20の後端である側フレーム21bの背面に上下長手の固定板60がビス61にて固定されている(図2、図4参照)。固定板60の上端部は中間パネル20の笠木22の上面の高さ位置に対応し、その固定板60の上端部には上記摺動ブロック58の雌ねじ部59と対応する位置に取付け孔62が穿設されている。従って、 バックパネル10に対する中間パネル20の希望する固定個所にて、ビス63を笠木22の開口溝(図3の溝部30等が形成された個所)側から差し入れ、取付け孔62を介してビス63を雌ねじ部59に締着することで固定される(図11参照)。従って、 雌ねじ部59が形成された摺動ブロック58と、取付け孔62が穿設された固定板60とが、本発明における連結手段である。
【0042】
バックパネル10に対する中間パネル20の固定位置を変更するには、一旦ビス63を取り外した後、中間パネル20をバックパネル10の前面に対して直交する方向に横ずらしし、その後、再度ビス63にて締着すれば良い。ビス63による締着個所は、装着用切欠き部31に上端キャップ17を嵌め入れることによって隠すことができる。
【0043】
本願発明は前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば本願発明に係る中間パネルの前端部と天板との装着用のクランプ体を側フレーム21aの上端に臨む長手ネジを介して上下動させる構成であっても良い。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1机
2天板
4脚体
10バックパネル
11、21a、21b側フレーム
12、22笠木
13、23巾木
16、30溝部
17上端キャップ
18、31装着用切欠き部
19、26化粧板
20中間パネル
16、30溝部
35開口溝
36取付け体
37摩擦板
39摩擦手段
50クランプ体
58摺動ブロック
60固定板
61クランプ体
63ビス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板の上面に載った状態に立設される中間パネルであって、同じく天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えている、
机上用中間パネル装置。
【請求項2】
前記摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が前記中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合される、請求項1に記載の机上用中間パネル装置。
【請求項3】
前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状である、請求項2に記載の机上用中間パネル装置。
【請求項4】
前記中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、
前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の机上用中間パネル装置。
【請求項1】
天板の上面に載った状態に立設される中間パネルであって、同じく天板の後端縁部に立設されたバックパネルの前面側と、天板の前縁部とに横方向位置変更自在に装着された前記中間パネルには、その下端部に前記天板の上面に接触する摩擦手段を備えている、
机上用中間パネル装置。
【請求項2】
前記摩擦手段は、摩擦板を下面に備えた取付け体が前記中間パネルの下端部の開口溝に着脱自在に嵌合される、請求項1に記載の机上用中間パネル装置。
【請求項3】
前記取付け体及び前記摩擦板は前記天板の前縁側から前記バックパネルの前面方向に延びる長尺状である、請求項2に記載の机上用中間パネル装置。
【請求項4】
前記中間パネルの後端上部は前記バックパネルにおける笠木に形成されて横に延びる溝部に対してバックパネルの前面に沿って移動自在な摺動ブロックを介して装着され、
前記中間パネルの前端下部は前記天板の前縁部に嵌合する連結手段を介して固定されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の机上用中間パネル装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2013−81529(P2013−81529A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−221922(P2011−221922)
【出願日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
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