説明

梱包結束用ひもの切断装置

【課題】梱包結束後に、梱包結束端に切断装置自体を近づけて、結束端を片手で切断出来る切断装置を提供す。
【解決手段】梱包結束用ひもの巻玉を載置する巻玉載置テーブルと、巻玉載置テーブルの中部に設けられる巻玉固定突起と、巻玉載置テーブルの端部から垂直上方に延伸するカッター支持柱とカッター支持梁の先端部にカッター支持梁の中心軸に垂直な面に対して、5〜15°の傾斜区αを持って固定されるカッター固定具と、カッター固定具に水平方向に対して、30〜45°の勾配βをもって取りつけられて、包装用ひもを切断するカッター刃と軟質のプラスチックシートに上方に隆起体の頂部にスリットを設けて、ひもに一定の安定した拘束力を与えて、ひもの引き出し、引き戻し、及びテープの端が巻玉の中に引き込まれないようにした梱包結束用ひもの切断装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包及び結束用ひもに巻玉からのひもの取り出し口に一定の摩擦による拘束力をつけさせて、巻玉から容易にひもを引き出し、また、引き戻しが出来、引き出した切断後の端部が、巻玉の中に引き込まれないようにしたことと、片手で一定長を切断し得ることと、あらかじめ、ひもを繰り出して、梱包を結束させ、結束部にコンパクト、シンプルにした切断装置のカッター先端部を結束部に近づけ、結束端のひもを切断することも出来る。梱包結束用ひも切断装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
製造元で製造された梱包結束用ひもは、長尺であるから、それを巻玉に巻き取った状態で市販されている。使用者は梱包結束用ひもを使用するにあたって、巻玉から必要な長さの梱包結束用ひもを引き出し、さらにハサミやナイフを用いて梱包結束用ひもを切断する。その際片手で、梱包結束用ひもを保持し、他方の手でハサミ(あるいはナイフ)を持つので、必ず両手を使うことになる。また、切断した後の梱包結束用ひもの端部が巻玉の中に引き込まれる現象が頻繁に生ずるので、梱包結束用ひもを巻玉から引き出しにくくなる。また、包装や梱包の作業中に巻玉が使用者の周辺から遠方に転がるので、作業の進渉に支障をきたす問題がある。
【0003】
そこで、梱包や結束の作業効率の向上をはかるために、巻玉を収容するケースと梱包結束用ひもを切断するカッターを一体化させて、梱包結束用ひもをケース内の巻玉から引き出し、カッターで切断する技術が検討されている。
例えば、特許文献1には図7に示すように梱包結束用ひも11の巻玉1を収容するケース14の蓋15に先端係止スリット16と引き出し口17を設け、かつ、開閉可能な孔カバー18にカッターを取付けたホルダーが開示されている。このホルダーを使用すれば、巻玉1から引き出し口17を通して、引き出した梱包結束用ひも11をカッターで切断出来る。また、蓋15をケース14から取り出すための取っ手19が設けられているので、巻玉1を収容した状態で、ケース14が転がるのを防止する効果も有する。
【0004】
しかし、カッターを取付けた孔カバー18は、先端係止スリット16、引き出し口17上に開閉可能に配設されたものであり、特定の姿勢で固定できないので、梱包結束用ひも11を切断する際には、片手で梱包結束用ひも11を持ち、他方の手で孔カバー18を保持する必要がある。また、切断した後の梱包結束用ひも11が引き出し口17から巻玉1の中に引き込まれるのを防止するために、切断した後の巻玉1から引き出された梱包結束用ひも11の端部を先端係止スリット16に挟み込まなければならない。そのため、切り取った梱包結束用ひも11を片方の手で持ち、他方の手で巻玉1から引き出された梱包結束用ひも11の端部を先端係止スリット16に挟み込む必要がある。また、巻玉より繰り出したひもで、梱包結束した後で、結束端を切断する場合、結束部に切断装置を近づけて、切断することが必要であるが、巻玉を入れたケースがかさばり、結束部に近づけず、切断出来ない。
【0005】
つまり、文献1に開示されたホルダーでは、梱包結束用ひもを切断する際に両手を使わざるをえない。
これに対し、必要一定長のひもの切断には、定置された切断装置で片手で切断出来、梱包結束後にひもを切断する場合には、切断装置をコンパクトでシンプルにし、カッター部を結束部に近づけることが容易に出来れば可能である。また、一定の摩擦による拘束力をひもに与えれば、ひもの引き出し、引き戻し、巻玉の中に引き込まれるのを防止出来るので梱包結束の作業効率の更なる向上をはかることが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008-184162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ひもの取り出し口に一定の摩擦による拘束力を与え、ひもの引き出し、引き戻し、巻玉の中に引き込まれることを防止させる機能をつけさせ、切断装置をコンパクトでシンプルに設計し、必要な一定長の切断も、梱包結束した後の結束端の切断も、容易に出来る切断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、梱包結束用ひもの巻玉を載置する巻玉載置テーブルと、巻玉載置テーブルの中央部に設けられる巻玉固定突起と、巻玉載置テーブルの端部から垂直上方に延伸するカッター支持柱と、カッター支持柱の上端部から水平かつ巻玉固定突起の上方に延伸するカッター支持梁と、カッター支持梁の先端部にカッター支持梁の垂直な面に対して、5〜15°の傾斜角αをもって固定されるカッター固定具と、カッター固定具に水平方向に対して30〜45°の勾配βをもって取付けられて、梱包結束用ひもを切断するカッター刃とを有し、カッター支持梁に設けられる開口部に厚さ1.5〜2.5mmの軟質プラスチックシートを配設し、プラスチックシートに梱包結束用ひもを通過させるスリットを設ける梱包結束用ひもの切断装置である。
【0009】
本発明の梱包結束用ひもの切断装置においては、軟質プラスチックシートに高さ2〜3mmで上方に突出し、底辺の長径22〜26mm、短径4〜5mmである隆起部を設け、かつ隆起部の長径の頂部に沿って、スリットを設けること、プラスチックシートが、軟質の塩化ビニール、ポリエチレン、またはポリプロピレンのシートであること、スリットを巻玉固定突起の上方に配置すること、が好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、巻玉が転がることを防止出来、巻玉の取替え、差し替えが容易である。コンパクトでシンプルな設計のため、ひもの必要一定長を切断装置に掛けて片手で切断出来、巻玉から繰り出されたひもで、梱包結束した後、切断装置のカッター部を結束部に近づけて、結束端を容易に切断出来る。また、ひもの通過孔のスリットでひもに一定で安定した拘束力を与えることにより、ひもの引き出し、引き戻しが容易に出来、かつ、巻玉の中にひもが引き込まれるのも防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の梱包結束用ひもの切断装置の例を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示す切断装置で梱包結束用ひもを切断する例を模式的に示す斜視図である。
【図3】図1に示す本発明の梱包結束用ひも切断装置の側面図である。
【図4】図1に示す本発明の梱包結束用ひも切断装置の正面図である。
【図5】図1に示す本発明の梱包結束用ひも切断装置の平面図である。
【図6】本発明の切断装置の隆起部とスリットの例を拡大して示す斜視図である。
【図7】従来の梱包結束用ひもの切断装置の例を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の梱包結束用ひもの切断装置の例を模式的に示す斜視図である。梱包結束用ひもの巻玉を載置する巻玉載置テーブル2の中央部に巻玉固定突起3が設けられる。本発明の切断装置を使用する(図2参照)にあたって、巻玉の中心軸部に設けられる空洞に巻玉固定突起3が挿入された状態にして、図2は図1に示す切断装置で梱包結束用ひもを切断する例を模式的に示す斜視図である。
【0013】
巻玉載置テーブル2の端部には、垂直上方に延伸するカッター支持柱4が配設される。このカッター支持柱4は、本発明の切断装置を持ち運ぶ際の取手の機能も有する。
カッター支持柱4の上端部には、水平かつ巻玉固定突起3の上方に延伸するカッター支持梁5が配設される。カッター支持梁5の先端部にはカッター固定具6が取り付けられる。そのカッター固定具6は、図3に示すように、カッター支持梁5の中心軸に垂直な面に対して傾斜角αを設けて取り付けられる。なお図3は、図1に示す本発明の梱包結束用ひもの切断装置の側面図である。
【0014】
カッター固定具6にカッター刃7が固定される。そのカッター刃7は、図4に示すように、水平方向に対して勾配βを設けて取り付けられる。カッター刃7には、安全のために保護カバー13を取り付けることが好ましい。なお図4は、図1に示す本発明の梱包結束用ひもの切断装置の正面図である。
カッター固定具6の傾斜角αが5°未満では、切断装置と使用者が離れている場合に梱包結束用ひも11を切断し難くなる。一方、傾斜角αが15°を超えると、梱包結束用ひも11をカッター刃7に押し付ける押圧力を増加しなければ切断できないので、片手で梱包結束用ひも11を切断しながら他方の手で切断装置を保持して転倒を防止する必要がある。したがって、カッター固定具6の傾斜角αは5〜15°の範囲内とする。
【0015】
カッター刃7の勾配βが30°未満では、梱包結束用ひも11を押し付ける押圧力がカッター刃7全長に分散されるので、梱包結束用ひも11を切断し難くなる。一方、勾配βが45°を超えると、梱包結束用ひも11をカッター刃7に押し付ける押圧力が横方向に大きく作用するので、切断装置が転倒し易くなる。切断装置の転倒を防ぐためには、両手を使って切断しなければならない。したがって、カッター刃7の勾配βは30〜45°の範囲内とする。
【0016】
さらに図5に示すように、カッター支持梁5に開口部8を設け、その開口部8にプラスチックシート9を配設し、かつプラスチックシート9に筋状の切れ目(以下、スリットという)10を設ける。このスリット10は、図2に示すように、巻玉載置テーブル2上の巻玉1から引き出した梱包結束用ひも11を下側から上側へ通過させ、かつ切断した後の梱包結束用ひも11の端部を拘束して巻玉1の中に引き込まれるのを防止するものである。なお図5は、図1に示す本発明の梱包結束用ひもの切断装置の平面図である。
【0017】
プラスチックシート9の厚さが1.5mm未満では、スリット10が梱包結束用ひも11を拘束する効果が十分に得られないので、梱包結束用ひも11の端部が巻玉1の中に引き込まれ易くなる。厚さが2.5mmを超えると、スリット10の拘束力が大きくなりすぎて、片手で梱包結束用ひも11を引き出すのが困難になるばかりでなく、スリット10を通過することによって梱包結束用ひも11に亀裂が生じる。したがって、プラスチックシート9の厚さは1.5〜2.5mmの範囲内とする。
【0018】
またプラスチックシート9の材質は、スリット10の適度な拘束力を得るために、軟質かつ低密度の素材(たとえば塩化ビニル,ポリエチレン,ポリプロピレン等)が好ましい。
プラスチックシート9にスリット10を設ける位置は、図5に示すように、巻玉固定突起3の上方に配置することが好ましい。その理由は、図2に示すように、梱包結束用ひも11が巻玉1の内側から引き出されるからである。
【0019】
スリット10は、プラスチックシート9に筋状の切れ目を設けることによって、簡単に得られる。スリット10は、カッター支持梁5の中心軸に対して平行あるいは垂直に設けても良いし、あるいは傾きを持たせても良い。ただし、カッター支持梁5の中心軸に対して平行に(とりわけ中心軸に沿って)スリット10を設けることが好ましい。その理由は、図2に示すように、梱包結束用ひも11を切断するために引っ張ることによって、梱包結束用ひも11がスリット10の端部に偏るので、スリット10による拘束力が十分に得られるからである。
【0020】
スリット10を設けるにあたって、既に説明した通り、平坦なプラスチックシート9にスリット10を設けることができるが、プラスチックシート9に加熱エンボス加工を施すことによって上方に突出する隆起部12を設けた後、その隆起部12の頂部にスリット10を設けることが好ましい。その理由は、新たな巻玉1から梱包結束用ひも11を引き出してスリット10を通す際に、梱包結束用ひも11の先端を容易にスリット10を通過させることができるからである。隆起部12の高さが2mm未満では、その効果が得られない。一方、高さが3mmを超えると、隆起部12の頂部の厚さが安定しないので、波状のスリット10が形成され、そのスリット10を通過することによって梱包結束用ひも11に亀裂が生じ易くなる。したがって、隆起部12の高さは2〜3mmの範囲内が好ましい。
【0021】
隆起部12の底辺は楕円形とすることが好ましく、その寸法は、長径22〜26mm,短径4〜5mmの範囲内が好ましい。長径と短径が小さすぎる場合は、高さ2〜3mmの隆起部12を形成することが困難になるばかりでなく、新たな巻玉1から引き出した梱包結束用ひも11をスリット10に通し難くなる。長径と短径が大きすぎる場合は、加熱エンボス加工によって隆起部12の頂部が溶解あるいは破断し、筋状のスリット10を形成するのが困難になる。
【0022】
隆起部12の頂部にスリット10を設ける場合も、既に説明した通り、カッター支持梁5の中心軸に対して平行あるいは垂直に設けても良いし、あるいは傾きを持たせても良い。ただし、カッター支持梁5の中心軸に沿ってスリット10を設けることが最も好ましい。その場合は、隆起部12の長径をカッター支持梁5の中心軸上に配置し、その長径に沿ってスリット10を設けることが好ましい。
【0023】
スリット10が短すぎると、梱包結束用ひも11を通し難くなる。スリット10が長すぎると、梱包結束用ひも11を十分に拘束できない。そのため、スリット10の長さは、隆起部12の長径に一致させることが好ましい。その例を図6に斜視図として示す。
このようにして、新たな巻玉1から梱包結束用ひも11を引き出してスリット10を通す際に、使用者がスリット10の下側から指を押し付けてスリット10を開きながら、梱包結束用ひも11の先端をスリット10に通すことができる。梱包結束用ひも11をスリット10に通した後は、指を離すことによってスリット10がその弾力で閉じる。
【0024】
本発明では、スリット10を2本以上設ける必要はなく、1本の筋状のスリットで梱包結束用ひも11を十分に拘束できる。その結果、巻玉1から梱包結束用ひも11を片手で容易に引き出し、さらに切断することが可能であり、かつ切断した後の梱包結束用ひもの端部が巻玉1の中に引き込まれるのを防止できる。
十字状のスリットは、拘束力が弱くなり、梱包結束用ひも11を切断する際に両手を使わざるを得なくなるばかりでなく、切断した後の梱包結束用ひもの端部が巻玉の中に引き込まれる惧れがあるので好ましくない。
【実施例】
【0025】
木材を使用して図1に示す切断装置を製作した。なお、使用材はプラスチックでもよい。巻玉載置テーブル2の厚さは20mmとし、周縁の円弧の直径は150mmとした。巻玉載置テーブル2の円弧の中心部に巻玉固定突起3(直径34mm,高さ50mm)を設け、さらに巻玉載置テーブル2の端部にカッター支持柱4(高さ150mm,幅30mm,厚さ20mm)を取り付けた。
【0026】
カッター支持柱4の上端部から水平にカッター支持梁5(長さ120mm,幅45mm,厚さ10mm)を巻玉固定突起3の上方まで延伸させた。カッター支持梁5に、その先端から内側7mmの位置に開口部8(長さ70mm,幅30mm)を設け、さらにその開口部8にプラスチックシート9として軟質塩化ビニールシート(長さ70mm,幅45mm,厚さ2mm)を取り付けた。
プラスチックシート9には予め加熱エンボス加工を施して、隆起部12(高さ2mm,長径24mm,短径5mm)を設け、その頂部にスリット10(長さ24mm)を長径に沿って設けた。プラスチックシート9をカッター支持梁5の開口部8に取り付ける際には、カッター支持梁5の中心軸と隆起部12の長径とを一致させ、かつ隆起部12の長径(すなわちスリット10)が巻玉固定突起3の上方に位置するように配置した。
【0027】
カッター支持梁5の先端部にカッター固定具6を固定した。カッター支持梁5の中心軸に垂直な面に対してカッター固定具6がなす傾斜角αは15°とした。さらに、カッター固定具6にカッター刃7を配設した。カッター刃7が水平方向に対してなす勾配βは30°とした。なおカッター刃7には、安全のためにプラスチック製の保護カバー13を取り付けた。
【0028】
このようにして製作した切断装置に梱包結束用ひも11の巻玉1を装着して、梱包結束用ひも1を切断する実験を行なった。
図2に示すように、巻玉1の内側から梱包結束用ひも11を引き出し、さらにスリット10の下側から上側へ梱包結束用ひも11を通して、カッター刃7で切断した。その際、切断装置が転倒することはなく、かつ巻玉1が巻玉固定突起3から抜け出すこともなく、片手で巻玉固定突起3を切断できた。しかも切断した後の梱包結束用ひも11の端部は、スリット10で拘束されて、巻玉1に引き込まれずスリット10の上側に残留していた。そのため、あらためて梱包結束用ひも11を引き出す際に、極めて容易に片手で引き出すことができ、かつ片手で切断できた。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明によれば、包装あるいは梱包の作業中に巻玉が転がるのを防止するとともに、巻玉から容易に梱包結束用ひもを引き出して、片手で切断出来、かつ、ひもの引き出しのスリットにより、ひもの引き出し、引き戻し、切断後の梱包結束用ひもの端部が巻玉の仲に引き込まれるのを防止することが出来る。その結果、梱包作業効率を向上出来るので、産業上格段の効果を奏する。
【符号の説明】
【0030】
1 巻玉
2 巻玉載置テーブル
3 巻玉固定突起
4 カッター支持柱
5 カッター支持梁
6 カッター固定具
7 カッター刃
8 開口部
9 プラスチックシート
10 スリット
11 梱包結束用ひも
12 隆起部
13 保護カバー
14 ケース
15 蓋
16 先端係止スリット
17 引き出し口
18 孔カバー
19 取っ手


【特許請求の範囲】
【請求項1】
梱包結束用ひもの巻玉を載置する巻玉載置テーブルと、該巻玉載置テーブルの中央部に設けられる巻玉固定突起と、前記巻玉載置テーブルの端部から垂直上方に延伸するカッター支持柱と、該カッター支持柱の上端部から水平かつ前記巻玉固定突起の上方に延伸するカッター支持梁と、該カッター支持梁の先端部に前記カッター支持梁の中心軸に垂直な面に対して5〜15°の傾斜角αをもって固定されるカッター固定具と、該カッター固定具に水平方向に対して30〜45°の勾配βをもって取付けられて前記梱包結束用ひもを切断するカッター刃と、を有し、前記カッター支持梁に設けられる開口部に厚さ1.5〜2.5mmの軟質プラスチックシートを配設し、該軟質プラスチックシートに前記梱包結束用ひもを通過させるスリットを設けることを特徴とする梱包結束用ひもの切断装置。
【請求項2】
前記軟質プラスチックシートに高さ2〜3mmで上方に突出し底辺の長径22〜26mm、短径4〜5mmである隆起部を設け、かつ該隆起部の頂部の長径に沿って前記スリットを設けることを特徴とする請求項1に記載の梱包結束用ひもの切断装置。
【請求項3】
前記スリットを前記巻玉固定突起の上方に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の梱包結束用ひもの切断装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−40040(P2012−40040A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−180943(P2010−180943)
【出願日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(399013867)有限会社 北斗 (5)
【Fターム(参考)】