説明

検索語リスト提供システム及び方法

【課題】検索語リスト提供方法及びシステムが開示される。
【解決手段】検索語リスト提供システムは、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末に提供するリスト提供部と、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信する中間文字受信部とを備えてもよい。ここで、リスト提供部は、中間文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末に提供してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索語リスト提供システム及び方法に関し、より詳しくは、ユーザが検索語の頭文字(initial letter)又は中間文字(middle letter)を入力してもユーザの所望する自動的に完成された検索語(automatically completed search keyword)のリストを提供するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの使用の増加に伴い、ユーザによる検索件数も急激に増加している。しかし、ユーザの検索能力は千差万別であるため、検索サービスを提供する者にとって、このような全てのユーザの検索能力を考慮して検索サービスを提供することは困難である。また、検索サービスを提供する者には、ユーザが実際に入力しようとする検索語の全体を知っている場合でも、ユーザが検索語の一部を入力するだけで検索語の全体が提示されるという検索の便宜性の提供も要求されていた。
【0003】
このような問題点を解決するために自動的に完成された検索語を提供する技術が提案された。すなわち、ユーザが検索語の一部のみを入力すると検索語の全体が提供されることによって検索の効率性が向上した。具体的には、検索能力の足りないユーザにとっては検索語の一部のみを入力しても自動的に完成された検索語の全体が提示されることによって検索能力を補完するという効果があった。また、検索能力の優れたユーザにとっては入力しようとする検索語を全て入力しなくても自動的に完成された検索語の全体が提示されることによって検索語の入力の便宜性が向上するという効果があった。
【0004】
これに関連して、インターネットの利用が可能なスマートフォンの普及によって自動完成検索のためのインタフェースも変更される必要がある。すなわち、従来における自動的に完成された検索語を提供する技術は一般のパーソナルコンピュータ(PC)で用いられてたところ、制限されたディスプレイ空間とキーボード入力の不便さが前提となるスマートフォンにおいては、自動的に完成された検索語をより効率的に提供することのできるインタフェースを提供する方法が要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2007−0006380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ユーザが入力した頭文字に対応する自動的に完成された検索語を提供し、ユーザから追加的に中間文字又は中間文字及び末尾文字(ending letter)が入力されると、頭文字、中間文字、及び末尾文字に対応する自動的に完成された検索語を提供することによって、ユーザの所望する自動的に完成された検索語をより効率的に提供することのできるシステム及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システムは、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末に提供するリスト提供部と、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信する中間文字受信部とを備え、リスト提供部は、中間文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末に提供してもよい。
【0008】
本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供方法は、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信し、少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末に提供することを含んでもよい。
【0009】
本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供方法は、ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信し、少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末に提供することをさらに含んでもよい。
【0010】
本発明の一実施形態に係るユーザ端末が行うプログラムを提供する検索語リスト提供システムにおいて、プログラムは、(1)ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも1つの頭文字が入力され、(2)少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末のディスプレイに表示し、(3)ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字が入力され、(4)少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末のディスプレイに表示することを含んでもよい。
【0011】
本発明の他の実施形態に係るユーザ端末は、少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを提供するリスト提供部と、少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信する中間文字受信部とを備えてもよい。ここで、ユーザ端末のリスト提供部は、中間文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを提供してもよい。
【0012】
ここで、ユーザ端末は、中間文字に関連する末尾文字を受信する末尾文字受信部をさらに備えてもよい。ユーザ端末のリスト提供部は、末尾文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字、中間文字、及び末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストを提供してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、ユーザが入力した頭文字に対応する自動的に完成された検索語を提供し、ユーザから追加的に中間文字又は中間文字及び末尾文字が入力されると、頭文字、中間文字、及び末尾文字に対応する自動的に完成された検索語を提供することによって、ユーザの所望する自動的に完成された検索語をより効率的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システムの構成を示すブロックダイアグラムである。
【図2】本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システムの動作過程の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照しながら詳説する。本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供方法は、検索語リスト提供システムによって行われてもよい。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システムの構成を示すブロックダイアグラムである。
【0017】
本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システム120は、ユーザ端末110から受信した頭文字に対応して頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。ここで、第1検索語リストには、ユーザの所望する自動的に完成された検索語を含んでもよい。本発明の一実施形態によると、ユーザ端末110は、無線通信によって検索語リスト提供システム120に接続可能であり、様々なインタフェースを備えるものを含む。
【0018】
第1検索語リストにユーザの所望する検索語が含まれていない場合、検索語リスト提供システム120は、ユーザ端末110から頭文字に対応する中間文字を追加的に受信してもよい。これによって、検索語リスト提供システム120は、頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。これによって、中間文字がユーザの所望する検索語を特定する役割を果たすことで、第1検索語リストよりも第2検索語リストにユーザの所望する検索語が含まれている可能性が高くなる。
【0019】
図1を参考すると、検索語リスト提供システム120は、頭文字受信部121、中間文字受信部122、 末尾文字受信部123、リスト提供部124、及び検索結果提供部125を備えてもよい。
【0020】
頭文字受信部121は、ユーザ端末110から少なくとも1つの頭文字(initial letter)を受信してもよい。ここで、頭文字とは、ユーザが検索のために入力しようとする検索語の最初の一部分を意味する。例えば、ユーザが「Santa Clara University」を検索語として入力したい場合、頭文字受信部121は、ユーザ端末110から3個の頭文字である「S C U」を受信してもよい。しかし、頭文字は検索語の最初の一文字ではない文字を含んでもよい。例えば、ユーザが「Santa Clara University」を検索語として入力したい場合、頭文字受信部121は、ユーザ端末110から3つの頭文字「S T C」を受信してもよい。ここでは一つの語「Santa」の中の「S」と「T」とがスペースを挟んで分離されている。上記では頭文字と頭文字との間にスペースが存在しているが、スペースはどの場面でも要求されるというものではない。さらに、頭文字は検索語の最初の語以外の文字であってもよい。例えば、ユーザは「Santa Clara University」を検索語として入力したいが最初の語である「Santa」を思い出すことができない場合、頭文字受信部121は、ユーザ端末110から2つの頭文字である「C U」を受信してもよい。
【0021】
具体的には、頭文字受信部121は、ユーザ端末110の頭文字入力インタフェース111を介して入力された頭文字を受信してもよい。ここで、頭文字入力インタフェース111は、キーボード入力方式のインタフェースであってもよい。具体的には、頭文字入力インタフェース111は、ユーザが頭文字を入力するためにユーザ端末110に内蔵されたQWERTY配列のキーボード入力方式のインタフェース、ユーザ端末110に接続可能なキーボード入力方式のインタフェース、又はユーザ端末110の表示部(display unit)115に表示されるキーボード入力方式のインタフェースのうちのいずれか1つであってもよい。
【0022】
これによってリスト提供部124は、入力された頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。ユーザ端末110は、表示部115に第1検索語リストを表示してもよい。ユーザは、表示部115に表示された第1検索語リストに自己の希望する検索語が含まれていた場合、検索語選択インタフェース114を介して当該検索語を選択して検索結果の提供を受けてもよい。
【0023】
しかし、第1検索語リストに自己の希望する検索語が含まれていなかった場合、ユーザは、中間文字入力インタフェース113を介して自己の希望する検索語が特定されるように入力した頭文字に関連する中間文字を追加的に入力してもよい。まず、ユーザは、頭文字選択インタフェース112を介して入力しようとする中間文字に対応する頭文字を選択してもよい。ここで、選択される頭文字は少なくとも1つであってもよい。
【0024】
これによって、中間文字受信部122は、ユーザ端末110から頭文字受信部121が受信した頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信してもよい。すなわち、中間文字受信部122が受信する中間文字は、既に受信した頭文字によって制限される。
【0025】
その後、リスト提供部124は、頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。これによって、表示部115は第2検索語リストを表示し、ユーザは検索語選択インタフェース114を介して第2検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語を選択してもよい。ここで、頭文字に関連する第1検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語よりも頭文字及び中間文字に関連する第2検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語のほうがユーザによって選択される可能性が高い。
【0026】
ここで、中間文字入力インタフェース113は、ユーザが頭文字に対応した中間文字をより効率的に入力することができるようにタッチ方式のインタフェースであってもよい。この場合、中間文字インタフェース113は、OCR(Optical Character Recognition)によってユーザが直接入力した中間文字を認識してもよい。
【0027】
また、第2検索語リストに自己の希望する検索語が含まれていない場合、ユーザは、頭文字入力インタフェース111を介して自己の希望する検索語が特定されるように入力した頭文字(initial letter)及び中間文字(middle letter)に関連する末尾文字(ending letter)を追加的に入力してもよい。まず、ユーザは、頭文字選択インタフェース112を介して中間文字と組み合わされた頭文字のなかから入力しようとする末尾文字に対応する頭文字を選択してもよい。ここで、選択された頭文字は少なくとも1つであってもよい。一例として、頭文字入力インタフェース111に「S C U」が入力された状態でユーザが「S」と「C」に中間文字入力インタフェース112を用いてそれぞれ「ant」と「lar」を入力することによって、表示部115が「Sant Clar U」を表示してもよい。しかし、頭文字入力インタフェース111を介して「S T C」が入力された状態でユーザが中間文字入力インタフェース112を用いて「S」と「C」の後にそれぞれ「an」と「lar」を入力することによって、表示部115が「Sant Clar U」を表示してもよい。さらに、頭文字入力インタフェース111を介して「U C」が入力された状態でユーザが中間文字入力インタフェース112を用いて「C」の後に「lar」を入力することによって、表示部115が「Clar U」を表示してもよい。その後、ユーザは、中間文字と組み合わされた頭文字である「Sant」、「Clar」のうち1つを選択して末尾文字を入力してもよい。
【0028】
ユーザ端末110には、頭文字入力インタフェース111を介して、頭文字選択インタフェース112で選択された頭文字に対応する末尾文字が入力されてもよい。また、ユーザ端末110は、末尾文字入力インタフェース(図示せず)をさらに含み、頭文字選択インタフェース112で選択された頭文字が中間文字と組み合わされる場合、末尾文字入力インタフェースを用いて当該頭文字及び中間文字に対応する末尾文字が入力されてもよい。
【0029】
これによって、末尾文字受信部123は、ユーザ端末110から中間文字受信部122が受信した中間文字のうちいずれか1つの中間文字に関連する末尾文字をさらに受信してもよい。すなわち、末尾文字受信部123が受信する末尾文字は、既に受信した中間文字によって制限されてもよい。
【0030】
その後、リスト提供部124は、頭文字、中間文字、及び末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。これによって表示部115に第3検索語リストを表示し、ユーザは検索語選択インタフェース114を介して第3検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語を選択してもよい。ここで、頭文字に関連する第1検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語や頭文字及び中間文字に関連する第2検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語よりも、頭文字、中間文字、及び末尾文字に関連する第3検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語のほうがユーザによって選択される可能性が高い。
【0031】
検索結果提供部125は、第1検索語リスト又は第2検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語のうちいずれか1つが選択されると、当該検索語に対応する検索結果をユーザ端末110に提供してもよい。これによって、ユーザ端末110の表示部115に検索結果を表示してもよい。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供システムの動作過程の一例を示す図である。
【0033】
図2において、ユーザは「Santa Clara University」を検索すると仮定する。ステップ210を参考すると、本発明の一実施形態に係るユーザ端末110には、キーボード入力方式の頭文字入力インタフェース213によって頭文字が入力されてもよい。図2において、ユーザは頭文字「S C」を入力したと仮定する。もちろん、ユーザは「Santa Clara University」の全ての頭文字である「S C U」を入力してもよい。ユーザが入力した頭文字は、頭文字選択インタフェース211によって確認されてもよい。
【0034】
これによって、検索語リスト提供システム120は、頭文字に対応する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末110に提供する。ユーザ端末110は、表示ウィンドウ(display window)212によって検索語リスト提供システム120が提供した第1検索語リストを表示してもよい。
【0035】
図2を参考すると、第1検索語リストにはユーザの所望する自動的に完成された検索語の「Santa Clara University」が含まれていないと仮定する。ステップ220について説明すると、ユーザ端末110は、頭文字選択インタフェース221によって入力しようとする中間文字に関連する頭文字を選択してもよい。図2を参考すると、ユーザは、検索語リストの範囲を「Sant」に限定するため、頭文字「S」221を頭文字選択インタフェース211から選択し、中間文字入力インタフェース222によって中間文字「ant」を入力してもよい。
【0036】
これによって、ステップ230から確認されるように、頭文字選択インタフェース211には頭文字と中間文字が組み合わされた「Snat C」が表示される。これによって、「Sant C」に対応する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストが表示ウィンドウ212に表示される。ユーザは、第2検索語リストのうち自己が希望する検索語である「Santa Clara University」232を選択してもよい。
【0037】
その後、ステップ240から分かるように、ユーザ端末110には「Santa Clara University」に対する検索結果が検索語リスト提供システム120から提供されて表示ウィンドウ212に表示されてもよい。
【0038】
仮に、ステップ230において、ユーザの所望する自動的に完成された検索語が第2検索語リストに含まれていなかった場合は、ステップ220を繰り返し行なってもよい。
【0039】
すなわち、本発明の一実施形態によると、ユーザは初めから検索語「Santa Clara University」を入力しなくても検索語のうち一部の頭文字を入力したり、又は頭文字及び中間文字を入力することによって所望する自動的に完成された検索語の提供を受けることができる。
【0040】
図3は、本発明の一実施形態に係る検索語リスト提供方法を示すフローチャートである。
【0041】
ステップS310において、検索語リスト提供システム120の頭文字受信部121は、ユーザ端末110から少なくとも1つの頭文字を受信してもよい。具体的には、頭文字受信部121は、ユーザ端末110からキーボード入力方式のインタフェースを介して入力された頭文字を受信してもよい、
【0042】
ステップS320において、検索語リスト提供システム120のリスト提供部124は、ステップS310で受信した少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を予め構築された検索語DB(search keyword database)から導き出して第1検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。
【0043】
ステップS330において、検索語リスト提供システム120の中間文字受信部122は、頭文字に関連する中間文字をユーザ端末110から受信したか否かを確認してもよい。中間文字を受信していない場合、ステップS350において、検索語リスト提供システム120の検索結果提供部125は、ユーザ端末110によって第1検索語リストのなかの自動的に完成された検索語が選択されて受信されたか否かを判断してもよい。自動的に完成された検索語が受信された場合、ステップS360において、検索語リスト提供システム120の検索結果提供部125は、ユーザ端末110から受信した自動的に完成された検索語に対応する検索結果を提供してもよい。反対に、自動的に完成された検索語が受信されない場合はステップS330に戻る。
【0044】
ユーザ端末110から中間文字が受信された場合、ステップS335において、リスト提供部124は、頭文字と中間文字に対応する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。
【0045】
ステップS340において、検索語リスト提供システム120の末尾文字受信部123は、ステップS330で受信した中間文字に関連する末尾文字をユーザ端末110から受信したか否かを確認してもよい。末尾文字が受信されていない場合、ステップS350において、検索語リスト提供システム120の検索結果提供部125は、第2検索語リストからユーザ端末110によって自動的に完成された検索語が受信されたか否かを判断してもよい。自動的に完成された検索語が受信された場合、ステップS360において、検索語リスト提供システム120の検索結果提供部125は、ユーザ端末110から受信した自動的に完成された検索語に対応する検索結果を提供してもよい。反対に、自動的に完成された検索語が受信されない場合はステップS330に戻る。
【0046】
ユーザ端末110から末尾文字が受信された場合、ステップS345において、リスト提供部124は、頭文字、中間文字、及び末尾文字に対応する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストをユーザ端末110に提供してもよい。ここで、ステップS350において、中間文字受信部122は、第3検索語リストからユーザ端末110によって自動的に完成された検索語が受信されたか否かを判断してもよい。
【0047】
自動的に完成された検索語が受信された場合、ステップS360において、検索語リスト提供システム120の検索結果提供部125は、ユーザ端末110から受信した自動的に完成された検索語に対応する検索結果を提供してもよい。反対に、自動的に完成された検索語が受信されない場合はステップS330に戻る。
【0048】
本発明は、ユーザが入力した頭文字に対応する自動的に完成された検索語を提供し、ユーザから追加的に中間文字又は中間文字及び尾文字が入力されると、頭文字、中間文字、及び末尾文字に対応する自動的に完成された検索語を提供することによって、ユーザの所望する自動的に完成された検索語をより効率的に提供することができる。
【0049】
本発明の他の実施形態において、ユーザ端末は少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを提供するリスト提供部と、少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信する中間文字受信部とを備えてもよい。ここで、ユーザ端末のリスト提供部は、中間文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを提供してもよい。
【0050】
追加的に、ユーザ端末は、中間文字に関連する末尾文字を受信する末尾文字受信部をさらに備えてもよい。ユーザ端末のリスト提供部は末尾文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字、中間文字、及び末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストを提供してもよい。
【0051】
本発明のさらに他の実施形態において、検索語リスト提供システムはプログラムをユーザ端末に提供してもよい。ここで、プログラムは、(1)ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも1つの頭文字が入力され、(2)少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストをユーザ端末のディスプレイに表示し、(3)ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字が入力され、(4)少なくとも1つの頭文字及び中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストをユーザ端末のディスプレイに表示することを行なわせるものでもよい。
【0052】
追加的に、プログラムは、ユーザ端末から中間文字に関連する末尾文字を受信することを含んでもよく、末尾文字を受信した場合、少なくとも1つの頭文字、中間文字、及び末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストをユーザ端末に提供してもよい。
【0053】
本発明に係る実施形態は、多様なコンピュータ手段によって実施することができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータ読み出し可能な媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせたものを含んでもよい。前記記録媒体及びプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよい。
【0054】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面とによって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態に多様な修正及び変形を加えることが可能である。
【0055】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどを含む。
【符号の説明】
【0056】
110 ユーザ端末
120 検索語リスト提供システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、
前記少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを前記ユーザ端末に提供するリスト提供部と、
前記ユーザ端末から前記少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信する中間文字受信部と、を備え、
前記リスト提供部は、前記中間文字を受信した場合、前記少なくとも1つの頭文字及び前記中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを前記ユーザ端末に提供することを特徴とする検索語リスト提供システム。
【請求項2】
前記ユーザ端末から前記中間文字に関連する末尾文字を受信する末尾文字受信部をさらに備え、
前記リスト提供部は、前記末尾文字を受信した場合、前記少なくとも1つの頭文字、前記中間文字、及び前記末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストを前記ユーザ端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項3】
前記頭文字受信部は、キーボード入力方式のインタフェースを介して入力された前記少なくとも1つの頭文字を受信し、
前記中間文字受信部は、タッチ方式のインタフェースを介して入力された前記中間文字を受信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項4】
前記ユーザ端末を介して第1検索語リスト又は第2検索語リストに含まれる検索語が選択された場合、選択された検索語に関連する検索結果を前記ユーザ端末に提供する検索結果提供部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項5】
ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信し、
前記少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを前記ユーザ端末に提供すること、
を含むことを特徴とする検索語リスト提供方法。
【請求項6】
前記ユーザ端末から前記少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字を受信し、
前記少なくとも1つの頭文字及び前記中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを前記ユーザ端末に提供すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項7】
前記ユーザ端末から前記中間文字に関連する末尾文字を受信し、
前記少なくとも1つの頭文字、前記中間文字、及び前記末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストを前記ユーザ端末に提供すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項8】
前記頭文字を受信することは、キーボード入力方式のインタフェースを介して入力された前記少なくとも1つの頭文字を受信し、
前記中間文字を受信することは、タッチ方式のインタフェースを介して入力された前記中間文字を受信することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項9】
前記ユーザ端末を介して第1検索語リスト又は第2検索語リストに含まれる検索語が選択された場合、選択された検索語に関連する検索結果を提供することをさらに含むことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項10】
請求項5から請求項9のいずれか1項の方法を実行させるためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
【請求項11】
ユーザ端末が実行するプログラムを提供する検索語リスト提供システムにおいて、
前記プログラムは、
(1)ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも1つの頭文字が入力され、
(2)前記少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを前記ユーザ端末のディスプレイに表示し、
(3)前記ユーザ端末のインタフェースを介して前記少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する中間文字が入力され、
(4)前記少なくとも1つの頭文字及び前記中間文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを前記ユーザ端末のディスプレイに表示すること、
を含むことを特徴とする検索語リスト提供システム。
【請求項12】
前記少なくとも1つの頭文字が入力されることは、キーボード入力方式のインタフェースを介して前記少なくとも1つの頭文字が入力され、
前記中間文字が入力されることは、タッチ方式のインタフェースを介して前記中間文字が入力されることを特徴とする請求項11に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項13】
前記プログラムは、前記ユーザ端末のディスプレイに表示された第1検索語リスト又は第2検索語リストに含まれる自動的に完成された検索語が選択されると、選択された検索語に関連する検索結果を前記ユーザ端末のディスプレイに表示することをさらに含むことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項14】
前記プログラムは、前記ユーザ端末から前記中間文字に関連する末尾文字を受信することをさらに含み、
前記プログラムは、前記末尾文字を受信した場合、前記少なくとも1つの頭文字、前記中間文字、及び前記末尾文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第3検索語リストを前記ユーザ端末に提供することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項15】
前記頭文字受信部は、1つの語の最初の文字である少なくとも2つの頭文字を前記ユーザ端末から受信するように構成され、
前記検索語リストの前記少なくとも1つの自動的に完成された検索語は、各頭文字から始まる語を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項16】
前記各頭文字は、他の頭文字と異なり又は少なくとも一つの他の頭文字と同じであることを特徴とする請求項15に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項17】
前記ユーザ端末から前記少なくとも1つの頭文字を受信ことは、1つの語の最初の文字である少なくとも2つの頭文字を前記ユーザ端末から受信することを含み、
前記検索語リストの前記少なくとも1つの自動的に完成された検索語は、前記各頭文字から始まる語を含むことを特徴とする請求項5に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項18】
前記各頭文字は他の頭文字と異なり又は前記少なくとも一つの他の頭文字と同じであることを特徴とする請求項17に記載の検索語リスト提供方法。
【請求項19】
前記ユーザ端末のインタフェースを介して前記少なくとも1つの頭文字が入力されることは、前記ユーザ端末のインタフェースを介して少なくとも2つの頭文字を受信することを含み、前記頭文字は、一つの語の最初の文字であり又は一つの語の中のスペースを挟んで離れている文字であることを特徴とする請求項11に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項20】
前記少なくとも1つの頭文字及び前記中間文字に関連する前記自動的に完成された検索語は、前記ユーザ端末のインタフェースを介して入力される前記各頭文字から始まる語又は一つの語の中でスペースで分離されている各頭文字が順番になる語を含むことを特徴とする請求項19に記載の検索語リスト提供システム。
【請求項21】
ユーザ端末から少なくとも1つの頭文字を受信する頭文字受信部と、
前記少なくとも1つの頭文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第1検索語リストを前記ユーザ端末に提供するリスト提供部と、
前記ユーザ端末から前記少なくとも1つの頭文字のうちいずれか1つの頭文字に関連する第2文字を受信する第2文字受信部と、を備え、
前記リスト提供部は、前記第2文字を受信した場合、前記少なくとも1つの頭文字及び前記第2文字に関連する自動的に完成された検索語を含む第2検索語リストを前記ユーザ端末に提供することを特徴とする検索語リスト提供システム。
【請求項22】
前記少なくとも1つの頭文字は、自動的に完成された検索語の頭文字の1つ、
前記自動的に完成された検索語の中間文字、
前記自動的に完成された検索語の最初の語の頭文字、又はこれらのいずれかの組み合わせであることを特徴とする請求項21に記載の検索語リスト提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−64221(P2012−64221A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204317(P2011−204317)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)