説明

業務支援管理システムおよびプログラム

【課題】業務の各進捗段階に於いて、円滑かつ迅速に適切な業務を遂行することのできる情報支援を可能にした業務支援管理システムを提供する。
【解決手段】マイポータル10を介して受け付けた利用者からの要求に従い、検索手段14が顧客データベース11から抽出した情報から、情報生成手段16にて、利用者の活動段階に沿った推奨度合いが高い有益な情報を抽出して、情報配信手段17から利用者に対して自動配信を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば受注等の業務活動に適用して好適な業務支援管理システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
営業情報を管理し当該情報をもとに営業支援を行うシステム技術として、従来では、営業担当者が入力した顧客情報をデータベースに蓄積して一元管理し、所望の顧客情報を情報共有ポータルサイトから参照できるようにしたシステム技術が存在する。また、営業案件が発生したとき発生した案件をデータベースに登録し、登録した案件に対し活動計画を作成して営業担当に配布するシステム技術も存在する。
【0003】
これらの各システム技術は、営業活動の把握はできても、営業活動を遂行する上での指示、指針を提供するまでには至っておらず、営業活動については各担当が個々に人為的判断で遂行しなければならない。従って、従来のシステム技術に於いては、営業担当が実際に営業活動を遂行する上で、十分な期待に応えることができないという問題があった。
【特許文献1】特開2004−38721号公報
【特許文献2】特開2004−46472号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、従来の営業支援を行うシステム技術においては、営業活動の把握はできても、営業活動を遂行する上での指示、指針を提供するまでには至っておらず、営業担当が実際に営業活動を遂行する上で、十分な期待に応えることができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、業務の各進捗段階に於いて、円滑かつ迅速に適切な業務を遂行することのできる情報支援を可能にした業務支援管理システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、業務を遂行する担当者を対象に、業務の遂行を支援する情報を授受するインターフェイス手段と、業務に係る活動事例を蓄積するデータベースと、前記インターフェイス手段が受け付けた業務に係る活動事例を業務活動の進捗段階を示す情報と共に前記データベースに登録し前記データベース上で管理する情報登録手段と、前記データベース上で管理している活動事例に対する進捗段階を管理する進捗管理手段と、前記インターフェイス手段を介して得られた担当者からの要求に基づき前記データベースを検索する検索手段と、進捗段階を特定した、推奨度の高い所定数の情報を選定して、業務支援情報を生成する情報生成手段と、この生成した業務支援情報を前記インターフェイス手段に送出する情報配信手段とを具備した業務活動支援システムを提供する。
【0007】
さらに、本発明は、ポータルサイトを介して受けた業務活動における具体的なアクションの内容を登録し管理して、業務遂行者に業務の遂行支援情報を提供可能にしたシステムを実現するコンピュータに、業務に係る活動事例を蓄積するデータベースを備え、前記ポータルサイトを介して受け付けた業務に係る活動事例を、業務活動の進捗段階を示す情報と共に前記データベースに登録し、前記データベース上で管理する情報登録手段と、前記データベース上で管理している活動事例に対する進捗段階を管理する進捗管理手段と、前記ポータルサイトを介して得られた担当者からの要求に基づき前記データベースを検索する検索手段と、進捗段階を特定した、推奨度の高い所定数の情報を選定して、業務支援情報を生成する情報生成手段と、この生成した業務支援情報を前記ポータルサイトを介して提供する手段とを実現させるためのプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、業務の各進捗段階に於いて、円滑かつ迅速に適切な業務を遂行することのできる情報支援を可能にした業務活動支援システムを構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
【0010】
本発明の実施形態に係る業務活動支援システムの要部の構成を図1に示す。
【0011】
図1において、本発明の実施形態に係る業務活動支援システム1は、マイポータル10と顧客データベース11とマイポータルを介して入力された受注活動案件情報を顧客データベースに登録する情報登録手段13と、顧客データベース11に蓄積された受注活動案件情報の進捗段階を管理する進捗管理手段14と、顧客データベース11に蓄積された情報を検索する検索手段14と、顧客データベース11に蓄積された情報の役立ち度(推奨度)を計算する役立ち度計算手段15と、顧客データベース11に蓄積された情報の中から利用者に対して有益な情報を抽出、生成する情報生成手段16と、有益な情報を配信する情報配信手段17とを有して構成される。業務活動支援システム1は、業務を遂行する担当者となる利用者が操作する端末2と接続され、マイポータル10を介して、メールの送受信を可能にしている。
【0012】
端末2は利用者が操作するパソコン等の端末で、顧客データベース11に登録するたの新規受注活動案件情報や蓄積した受注活動における成功例や失敗例等の事例等の各種情報を入力するための入力手段21、顧客データベース12に登録されている情報等の各種情報を表示する表示手段22を備えている。
【0013】
マイポータル10は、利用者が操作する端末2とのインターフェイス機能の役割を備え、端末2との受注活動案件情報、事例、閲覧要求等の各種情報の送受信を行う入出力手段101、利用者の個人認証を行う認証手段102を備えている。尚、マイポータル10はこの認証手段102による個人認証を経て登録できるコミュニティ・ポータルである。
【0014】
顧客データベース11は、マイポータル10を介して収集した、端末2から入力された受注活動に係る情報を蓄積する。蓄積内容の具体例を図2に示す。
【0015】
図2は顧客データベース12に蓄積されている具体例を示す図である。端末2から入力された情報に基づき、各案件を一意に特定するための管理番号を示す「事例ID」、受注活動対象の物件を示す「活動案件名」、受注活動先を示す「顧客名」、受注活動の開始を示す「活動開始年月日」、各受注活動案件情報が実際の受注活動のどの段階に係る情報かを示す「進捗段階」、具体的な受注活動における活動内容等を示す「事例内容」、登録されている受注活動案件情報の利用者にとっての有益度合いを示す「役立ち度」、役立ち度の計算のもととなる参照度合いを示す「参照者数」を記録している。
【0016】
「進捗段階」は例えば(1)顧客開拓(2)引合、(3)提案、(4)見積、(5)内示、(6)受注、(7)売上、(8)サポート中の8段階とする。尚、進捗段階はこれに限らず自由に設定することができる。
【0017】
情報登録手段12は、利用者が操作する端末2よりマイポータル10の入出力手段101を介して入力された、新規受注活動案件情報や登録済みの情報に対する事例(受注活動における成功例や失敗例等の各種情報)を前記顧客データベース11に登録する。
【0018】
この処理で用いられるマイポータル10を介して端末2に提供される入力画面の構成例を図4、図5に示している。図4の10aは、新規案件登録か事例登録かを選択させるメニュー画面の構成例を示し、10bは、メニュー画面10aで新規案件登録を選択した際の新規案件登録画面の構成例を示し、10cは、メニュー画面10aで事例登録を選択した際の事例登録画面を示し、図5の10dは、メニュー画面10aで情報閲覧を選択した際の検索画面の構成例を示している。
【0019】
端末2から新規案件登録が選択された場合は、図4の10bに示す新規登録画面が表示され、「開始日時」「案件名」「顧客名」を端末2の入力手段21より入力すると、情報登録手段12にて顧客データベース11に、端末2から入力された案件情報が登録される。
【0020】
事例登録を選択した場合は、図4の10cに示す事例登録画面が端末2の表示手段22に表示され、端末2からラジオボタンで表示された事例の進捗段階((1)顧客開拓、(2)引合、(3)提案、(4)見積、(5)内示、(6)受注、(7)売上、(8)サポート中)を選択し、受注活動の成功例や失敗例等の事例をフリーワードで入力すると、顧客データベース11に入力された内容が登録される。
【0021】
進捗管理手段13は、顧客データベース11に登録した受注活動案件情報が実際の受注活動における、どの段階に関する情報かを示す「進捗段階」を管理する。新規の受注活動案件情報の登録に際しては、進捗段階を「顧客開拓」として登録するが、以降の進捗管理については次のように管理、更新を行う。
【0022】
端末2からの要求に基づき、情報登録手段12から顧客データベース11への情報登録が完了すると、前記情報生成手段16で生成された有益情報と共に前記情報配信手段17から登録の完了を知らせる登録完了通知がポータルサイト10を介して端末2に通知される。そして、この完了通知に対する利用者からの回答を受信することで、活動段階が進捗したと判断し、進捗段階を1段階更新する。つまり、利用者からの回答の受信回数に応じて進捗段階を更新する。よって、新規の受注活動案件情報の登録完了通知に対する回答の場合は、進捗段階を「顧客開拓」から「引き合い」に更新する。
【0023】
端末2からの要求が事例登録の場合は、図4の10cの画面より入力された進捗段階を参照し、該当する進捗段階を登録対象情報対して登録する。
【0024】
検索手段14は、マイポータル10を介して入力された端末2からの情報閲覧要求や新規案件や事例登録時に入力された情報に基づき顧客データベース11内の情報を検索する。
【0025】
端末2からの要求が情報閲覧の場合は、入力画面10dから入力された、「進捗段階」と「役立ち度」と「キーワード」を検索キーとして、検索手段14にて顧客データベース11を検索し、抽出された案件情報が情報配信手段17からポータルサイト10を介して端末2に配信される。
【0026】
端末2からの要求が新規受注活動案件登録や事例登録の場合は、顧客データベース11に情報登録手段12から対象情報が登録された後、登録した対象情報に記載された「進捗段階」を検索キーとして検索手段14にて顧客データベース11を検索する。
【0027】
役立ち度計算手段15は、利用者の情報閲覧要求に対して、または新規案件登録または事例登録時に平行して利用者に提供した情報に対する、利用者からの評価情報に基づき役立ち度(推奨度)を計算し管理する。ここで計算された役立ち度は例えば、点数で管理し、点数に応じて「高」「低」に分類分けされ、該当情報と共に顧客データベース11に登録される。
【0028】
「役立ち度」は端末2からの情報の閲覧要求に対して情報配信手段17から配信された情報、または端末2に、情報の登録完了通知と共に情報配信手段17から配信される利用者にとって有益と思われる情報を閲覧した際に、それぞれ配信された情報が受注活動の役に立ったか否かの回答に基づき計算する。具体的には、事例を参照した利用者に、その事例が受注活動の役に立ったか否かを、例えばラジオボタンによる「Yes」「No」で選択させる。ここで設定した「Yes」の数を「役立ち度」とする。例えば、事例の参照者が10人以上であり、かつ事例の参照者の70%以上が事例を役に立つ(Yes)と回答しているとき、「役立ち度=高」を参照事例に設定する。それ以外の事例は「役立ち度=低」と参照事例に設定する。「役立ち度=高」とする事例の設定(全参照者数と、Yes回答者の全体の割合)は変更することができる。
【0029】
情報生成手段16は、端末2からの新規案件登録または事例登録の要求に基づいて顧客データベース11に情報を登録した後に、送信する登録完了通知に対する回答があった時に、利用者に対して有益と思われる情報を、顧客データベース11に蓄積された情報の役立ち度を参照して抽出し、業務支援情報として生成して利用者へ提供する。
【0030】
ここで業務支援情報として生成する情報は、例えば、役立ち度が「高」の上位3件等、予め設定された所定数とする。
【0031】
情報配信手段17は、情報生成手段16で生成された業務支援情報をポータルサイト10を介して端末2に配信する。以下に情報配信手段17から配信される事例の表示例を示す。
【0032】
***事例の表示例1***
[事例:×××(事例の名称)]
受注段階:見積
内容:○○○(事例の内容)
役立ち度:7(高)
参照者数:10
***事例の表示例2***
[事例:△△△(事例の名称)]
受注段階:内示
内容:×××(事例の内容)
役立ち度:8(低)
参照者数:8
***事例の表示例3***
[事例:×××(事例の名称)]
受注段階:引合
内容:△△△△(事例の内容)
役立ち度:8(低)
参照者数:35

次に業務活動支援システム1の処理手順を図を用いて説明する。図3は業務活動支援システム1の動作を示すフローチャートである。
【0033】
営業担当者となる利用者は、受注活動を開始するときに、端末2を操作してマイポータル10を起動する。起動に際して認証手段102は端末2から入力されたログイン情報に基づき個人認証を行う(ステップS1)。
【0034】
認証手段102にて個人認証が完了するとマイポータル10を介して端末2の表示手段22に図4の10aに示す情報登録または情報閲覧を選択させるメニューを表示し、端末2より選択された情報に基づき、図4の10b、10c、図5の10dに示す何れかの入力画面を表示する。端末2から入力画面を通して入力された利用者からの要求が情報登録の場合は、情報登録手段12から顧客データベース11へ入力された情報を登録する(ステップS2、ステップS3)。
【0035】
一方、端末2から情報閲覧が選択された場合については後述する。
【0036】
ステップS2で入力した新規案件情報または事例情報はマイポータル10の入出力手段101を介して情報登録手段12より顧客データベース11に登録され、蓄積される。尚、ステップS2で新規登録案件メニューより入力された案件情報については、案件の進捗段階を「顧客開拓」として、進捗結果を「継続」として、登録する(ステップS3)。
【0037】
ステップS3でデータの登録が完了した後、登録した案件情報の進捗段階と同一の進捗段階の案件情報を検索手段14で検索し、検索結果から情報生成手段16にて、役立ち度が「高」の案件を所定数(例えば上位3件)抽出し、業務支援情報を生成する。(ステップS4)。検索結果が3件未満だった場合は、得られた結果全てを業務支援情報とする。また、検索結果が0件の場合は業務支援情報を生成しない。ここでは、業務支援情報の生成を役立ち度が高い上位3件としたが、これに限らず自由に設定できる。
【0038】
ステップS4で生成した業務支援情報を、情報配信部17から案件情報登録完了メールとしてポータルサイト10を介して利用者が操作する端末2に送信する(ステップS6)。
【0039】
利用者は案件情報登録完了メールを受信し、送られてきた業務支援情報を参照して、次の進捗段階の受注活動を行う。受注活動終了後、進捗結果と、業務支援情報が役に立ったか否かを「Yes」か「No」で入力して、回答を業務活動支援システム1に返信するとポータルサイト10を介して利用者からの回答を受信する(ステップS6)。
【0040】
ステップS2において、端末2からの要求が情報閲覧の場合は、図5の10dに示す情報検索画面が表示され、閲覧したい情報に対する「進捗段階」と「役立ち度」と「検索キー」が端末2から入力されると入力された情報に基づき、検索手段12にて顧客データベース11を検索して、事例情報抽出し(ステップS7)、ポータルサイト10の入出力手段101を介して端末2の表示手段22に検索結果を表示する(ステップS8)。
【0041】
利用者はステップS8にて通知された閲覧要求に対する検索結果を参照した結果、閲覧した情報が役に立ったか否かを「Yes」か「No」で入力して、回答を業務システム1に返信するとポータルサイト10を介して利用者からの回答を受信する(ステップS9)。
【0042】
ポータルサイト10を介して受信した業務支援情報または事例情報に対する端末2からの回答に基づき、役立ち度計算手段13にて、案件情報に対する役立ち度を計算し顧客データベース11の「役立ち度」の情報を更新する(ステップS10)。
【0043】
ステップS6における利用者からの回答に記載された進捗結果を確認し(ステップS11)、進捗結果が「失注」の場合は、案件情報の進捗段階は変更せず、進捗結果を失注として、顧客データベース11に登録する。また、送信された進捗結果が「継続」の場合は、進捗段階を一段階進め、進捗結果を「継続」として、顧客データベース11に登録する(ステップS12)。
【0044】
ステップS12で進捗段階を更新した後、更新した進捗段階を検索キーとして検索手段14にて顧客データベース11を検索し、情報生成手段16で業務支援情報を生成し、生成した業務支援情報を案件情報登録完了メールとして再び利用者にポータルサイト10を介して送信する(ステップS4〜S5)。利用者はメールを受信し業務支援情報の内容を確認して受注活動を行い、活動終了後、業務活動支援システム1に進捗結果をメールで送信する。業務活動支援システム1は利用者からの回答を受信し、(ステップS6この処理が、利用者からの回答結果に基づき配信した業務支援情報に対する役立ち度を計算して顧客データベース11の役立ち度を更新する(ステップS10)。そして、受注活動が失注するか、進捗段階が「完了」になるまで繰り返し行われる(ステップS4〜S6、S10〜S13)。
【0045】
図6は本発明の実施形態における拡張例を示したもので、端末2を携帯端末や、任意の場所に於いて操作可能なパーソナルコンピュータ(PC)とすることで、業務活動支援システム1に対し、マイポータル10を介さず、ダイレクトにアクセスして、受注活動の任意の進捗段階における業務支援情報をメールにより取得することができるシステムを構築している。
【0046】
上記した本発明の実施形態に係る業務活動支援システム1は、顧客の懸案事項、折衝情報とともに、過去の受注活動の成功・失敗の事例を受注活動の進捗段階ごとに顧客情報データベース11に登録し蓄積して、その蓄積された事例からアクションリストを自動生成し、さらに関連部門に自動配信する機能をもつことにより、受注活動で、実際に成功した事例、または失敗した事例から生成した業務支援情報を活用して受注につながる顧客対応を行うことができる。また、担当営業者が「役立ち度」で高い評価を付けた事例をもとに業務支援情報が生成されることから、顧客満足度の高い顧客対応が行える。また情報配信手段17に生成した業務支援情報を、マイポータル10、パーソナルコンピュータや携帯端末のメールなどに自動配信する機能をもつことで、担当営業者は、業務支援情報を作業エリア内においても、または外出先においても必要に応じて直ちに参照することができ、円滑かつ迅速に的確な顧客対応が行える。例えば、業務支援情報から、顧客の懸案事項、折衝情報と共に、顧客若しくは案件を特定した過去の受注活動の成功・失敗の事例を把握でき、さらに現在の受注活動における的確な交渉部署、交渉相手(顧客名)、間違い易い交渉相手(顧客名)、趣味、嗜好等の個人情報などを把握することが可能であることから、受注活動の各進捗段階に於いて、円滑かつ迅速に適切な受注活動を遂行することができる。
【0047】
なお、上記した実施形態における業務活動支援システム1は、業務支援情報の自動生成・自動配信する機能を有するプログラムを、メールの送受信機能をもつパーソナルコンピュータに組み込むことで容易に実現可能である。すなわち、業務支援情報自動生成・自動配信機能を有するプログラムはプログラム単体で扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施形態に係る業務支援システムの構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に係る業務支援システムの顧客データベースを示す図。
【図3】上記実施形態に係る業務活動支援システムの処理手順を示すフローチャート。
【図4】上記実施形態に係る業務活動支援システムのマイポータル上の画面構成例を示す図。
【図5】上記実施形態に係る業務活動支援システムのマイポータル上の検索画面構成例を示す図。
【図6】上記実施形態に係る業務活動支援システムの拡張適用例を示す図。
【符号の説明】
【0049】
1…業務活動支援システム、2…端末、10…マイポータル、11…顧客データベース、12…情報登録手段、13…進捗管理手段、14…検索手段、15…役立ち度計算手段、16…情報生成手段、17…情報配信手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務を遂行する担当者を対象に、業務の遂行を支援する情報を授受するインターフェイス手段と、
業務に係る活動事例を蓄積するデータベースと、
前記インターフェイス手段が受け付けた業務に係る活動事例を業務活動の進捗段階を示す情報と共に前記データベースに登録し管理する情報登録手段と、
前記データベース上で管理している活動事例に対する進捗段階を管理する進捗管理手段と、前記インターフェイス手段を介して得られた担当者からの要求に基づき前記データベースを検索する検索手段と、
進捗段階を特定した、推奨度の高い所定数の情報を選定して、業務支援情報を生成する情報生成手段と、
この生成した業務支援情報を前記インターフェイス手段に送出する情報配信手段と
を具備したことを特徴とする業務活動支援システム。
【請求項2】
前記情報配信手段は、前記新規案件登録画面による新規案件の登録完了に伴い登録完了の通知を行う機能を備え、
前記進捗管理手段は、前記通知に対する返信メールを受ける度に、前記業務の進捗段階を更新する機能を備え、
前記情報生成手段は、前記進捗管理手段にて更新した進捗段階における業務支援情報を生成する機能を具備したことを特徴とする請求項2記載の業務活動支援システム。
【請求項3】
前記インターフェイス手段は、個人認証機能と、業務の新規案件を登録する新規案件登録画面、業務活動の成功例、若しくは失敗例の事例を業務の進捗段階ごとに登録する事例登録画面、業務の進捗段階を特定した前記業務支援情報を閲覧するための選択画面、および閲覧した情報の推奨度を入力する入力画面を提示する機能とを具備することを特徴とする請求項2に記載の業務活動支援システム。
【請求項4】
前記業務支援システムは、更に役立ち度計算手段を備え、前記推奨度を入力する入力画面による推奨度の入力内容と、事例の参照回数とをもとに、前記推奨度を決定することを特徴とする請求項3記載の業務活動支援システム。
【請求項5】
インターフェイスを介して受けた業務活動における具体的なアクションの内容を登録し管理して、業務遂行者に業務の遂行支援情報を提供可能にしたシステムを実現するコンピュータに、
業務に係る活動事例を蓄積するデータベースを備え、
前記インターフェイスを介して受け付けた業務に係る活動事例を、業務活動の進捗段階を示す情報と共に前記データベースに登録し、管理する情報登録手段と、
前記データベース上で管理している活動事例に対する進捗段階を管理する進捗管理手段と、前記インターフェイスを介して得られた担当者からの要求に基づき前記データベースを検索する検索手段と、
進捗段階を特定した、推奨度の高い所定数の情報を選定して、業務支援情報を生成する情報生成手段と、
この生成した業務支援情報を前記インターフェイスを介して提供する手段と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−77605(P2008−77605A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−259382(P2006−259382)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)