説明

楽な草刈り鎌

【課題】 草刈り作業の労力の軽減を計り、作業の効率を高める、楽な草刈り鎌を提供する。
【解決手段】 巾を持つL字型の、その縦(首)の部分を傾斜させ、又、2、3ヶ所に穴(5)を形成し、横底辺部分の前後に刃(6)を形成した刃物(1)と、その刃物(1)の縦(首)の上部に、長い丸棒の柄(2)を設置し、これらに巾を持つ筒状で、筒状の中心部を空洞にしたローラー(3)に、中心棒(4)を用いて、中心部を通す状態にして一体化させ、草刈り作業を楽にし、作業の効率化を計ることを特徴とする、楽な草刈り鎌。

【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、草刈り作業の労力を軽減し、作業の効率化を計る、楽な草刈り鎌に、関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、草刈り鎌の柄の短いものは、腰を落とす姿勢のために、体にかかる負担が大きく、又片面の刃によるため、作業の効率も悪く、他方、柄の長いものは、刃を地面より、浮かしておくことも大変で、作業も重労働であった。
(現在では、モーター付きの機械もあるが、経費もかかり、環境等の問題点もある。)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
腰を落とす姿勢のために、体にかかる負担が大きく、又片刃によるため、作業の効率も悪く、柄の長いものは、刃を地面より、浮かしておくことも大変であり、作業も重労働である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
巾を持つL字型の、その縦(首)の部分を傾斜させ、又2、3ヶ所に穴を形成し、横底辺部分の前後に刃を形成した刃物と、その刃物の縦(首)の上部に長い丸棒の柄を設置し、これらに巾を持つ筒状で筒状の中心部を空洞にしてあるローラーに、中心棒を用いて中心部を通す状態にして一体化させ、草刈り作業を楽にし、作業の効率を計ることを特徴とする、楽な草刈り鎌である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、草刈り作業の労力を軽減し、作業の効率化を計る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)主体である刃物(1)は刃物に適する素材で、巾を持つL字型に形成し、その縦(首)の部分を傾斜させ、又2、3ヶ所に穴(5)を形成する。
(ロ)柄(2)となる長い丸棒を、前記刃物(1)の縦(首)の上部に、取り付ける。
(ハ)巾を持つ筒状で、筒の中心部を空洞にしてあるローラー(3)に中心棒(4)を用いて、中心部を通す状態で、一体化させる。
本発明は、以上の構成より成っている。
本発明を使用するときは、地面の状態によって、刃物(1)の穴(5)を選択(例えば、地面が硬く平坦な場合は上の穴、地面が柔かくデコ、ボコの場合は下の穴を選択)し、中心棒(4)を用いてローラー(3)の中心部の空洞に通す状態にして一体化させる。
以上の形態により、刃物(1)の両刃(6)を地面より浮かし、刃物(1)の縦(首)の部分の傾斜が、両刃(6)を地面に対し、常に平行状態に保たせ、巾を持つローラー(3)と共に安定感を保ち、長い柄(2)によって立った姿勢となり、体にかかる負担を軽減し、又、柄(2)によってローラー(3)を回転させることで、両刃(6)を活用させ、作業の効率化を計る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【図2】 本発明の実施例を示す持ち手側から見た正面図
【図3】 本発明の実施例を示す分解斜視図
【図4】 本発明の実施例を示す中心棒の断面図
【符号の説明】
【0008】
1刃物(鎌)
2柄
3ローラー
4中心棒
5穴
6刃(両刃)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巾を持つL字型の、その縦(首)の部分を傾斜させ、又、2、3ヶ所に穴を形成し、横底辺部分の前後に刃を形成した刃物と、その刃物の縦(首)の上部に、長い丸棒の柄を設置し、これらに、巾を持つ筒状のローラーを、中心棒を用いてローラーの筒状の中心部の空洞に通す状態で一体化させることを特徴とする、楽な草刈り鎌。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−173097(P2008−173097A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−32663(P2007−32663)
【出願日】平成19年1月16日(2007.1.16)
【出願人】(504436550)
【Fターム(参考)】