機能性衣料品及びウエスト部サポート体
【課題】使用者の腹部領域をきつく締め付けない男性用機能性衣料及びウエスト部サポート体の提供。
【解決手段】機能性衣料品は、使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備えることができる。腹部サポート体ユニット400Aが当該本体の前部分に設けられて腹部領域をサポートすることができる。当該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板404A,406A間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Aを有することができる。少なくとも2つの第2の腹部サポート板の伸縮性は、少なくとも1つの第1の腹部サポート板の伸縮性よりも低いものとすることができる。ウエスト部サポート体は取り付け可能な機能性衣料品とすることができる。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の一部の周りを囲むことができる。
【解決手段】機能性衣料品は、使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備えることができる。腹部サポート体ユニット400Aが当該本体の前部分に設けられて腹部領域をサポートすることができる。当該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板404A,406A間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Aを有することができる。少なくとも2つの第2の腹部サポート板の伸縮性は、少なくとも1つの第1の腹部サポート板の伸縮性よりも低いものとすることができる。ウエスト部サポート体は取り付け可能な機能性衣料品とすることができる。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の一部の周りを囲むことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[技術分野]
本発明の例示的な実施形態は機能性衣料に関する。
【背景技術】
【0002】
[発明の詳細な説明]
図1は従来の男性用ガードルを示す。図1に示すように、男性用ガードル10は、使用者のウエスト部、背部(腰部)、及び下腹部領域をサポート及び保護する腹部バンド20を備える。男性用ガードル10は、使用者の生殖器を受容する空隙部30と、使用者の両脚を入れるのに適した脚部40とをさらに有する。
【0003】
第1の接続部22が腹部バンド20の一端に形成されている。第1の接続部22は、使用者のウエスト部を締め付ける伸縮性特性を有する。第2の接続部24が第1の接続部22の自由端に設けられている。第2の接続部24は、第1の接続部22に接続されて使用者の下腹部領域を締め付けるようになっている。第2の接続部22の一方の表面は接着性繊維で形成され、第2の接続部22の他方の表面は伸縮性繊維で形成されている。
【0004】
第4の接続部26が、使用者のウエスト部を締め付ける伸縮性特性を有する。第4の接続部26は腹部バンド20のもう一方の端に形成される。第5の接続部28が第4の接続部26の自由端に設けられている。第5の接続部28は、第4の接続部26に接続されて使用者の下腹部領域を締め付けるようになっている。第5の接続部28の一方の表面はウール製接続テープで形成され、第5の接続部28の他方の表面は伸縮性繊維で形成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
腹部バンドを有する男性用ガードル等の従来の衣料品では、第2の接続部24は第5の接続部28と結合される。第2の接続部24が第5の接続部28と重なるため、使用者の腹部領域をきつく締め付けかねない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な実施形態では、使用者の腹部及び/又は腹部領域の体温を調整しつつ、腹部締め付け構造サポート体(abdominal stress structure support)を提供することができる。本発明の例示的な実施形態は、任意選択的な腰筋保護具(waste muscle protector)を提供することができ、この腰筋保護具が使用者の腰筋を保護及び/又はサポートすることができる。本発明の例示的な実施形態は、使用者の腹部領域及びウエスト部をサポートすることができ、且つ/又は使用者の移動及び/又は動きをあまり制限せずに悪い姿勢を正すのに用いることができる。
【0007】
本発明の例示的な一実施形態は機能性衣料品を提供する。機能性衣料品は、使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備え得る。腹部サポートユニットは、本体の前部分に設けられ、使用者の腹部及び/又は腹部領域をサポートし得る。腹部サポートユニットは少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し得る。2つの第2の腹部サポート板の伸縮性は、第1の腹部サポート板の伸縮性よりも低いものとすることができる。例えば、2つの第2の腹部サポート板は実質的に伸縮性を有していなくてもよい。
【0008】
本発明の例示的な別の実施形態は機能性衣料品を提供する。機能性衣料品は、使用者の臀部、腹部領域、及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備え得る。腹部サポートユニットは、本体の前部分に設けられ得り、また、使用者の腹部及び/又は腹部領域をサポートし得る。腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し得る。少なくとも2つの第2の腹部サポート板は、ウエスト部サポート体の対向する両端を受け入れるループユニット(例えばベルクロ(Velcro)ループユニット)を有し得る。
【0009】
本発明の例示的な別の実施形態は、使用者のウエスト部の周りの機能性衣料品に取り付けるウエスト部サポート体を提供する。ウエスト部サポート体は、対向する両端に伸縮性バンド及びフックユニットを有する内側部分を有する。フックユニットは、ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように機能性衣料品に取り付け可能であり得る。ウエスト部サポート体は、本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分を有し得る。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有し得る。
【0010】
本発明の例示的な実施形態では、腹部サポートユニットは使用者の腹部領域の下部をサポートする下部分を有し得る。或いは、腹部サポートユニットは、腹部領域の上部をサポートし得り、本体の下部分は使用者の生殖器を受容する空隙部を有し得る。
【0011】
本発明の例示的な実施形態では、少なくとも1つの第1の腹部サポート板と少なくとも2つの第2の腹部サポート板は吸汗性伸縮性繊維から成ることができる。
【0012】
本発明の例示的な実施形態では、少なくとも1つの第1の腹部サポート板及び少なくとも2つの第2の腹部サポート板は、同じ材料であってもよく又は異なる材料であってもよい。第1の腹部サポート板と少なくとも2つの第2の腹部サポート板とのうち少なくとも1つは、ループユニットを含み得る。
【0013】
本発明の例示的な一実施形態では、股部分が本体の前部分と後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する。少なくとも1つの第1の腹部サポート板は、例えば本体の前部分から本体の股部分にかけて延び得る。別の例では、第1の腹部サポート板の縦の長さは少なくとも2つの第2の腹部サポート板の縦の長さよりも短くてもよい。
【0014】
本発明の例示的な実施形態では、機能性衣料品は、少なくとも2つの第2の腹部サポート板のフックユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに有し得る。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部領域に取り付けられてもよく、また、ウエスト部領域の周りを実質的に囲んでもよい。ウエスト部サポート体の対向する両端は重なり合わないようにすることができる。
【0015】
本発明の例示的な実施形態では、ウエスト部サポート体は、伸縮性バンド、及び対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分を有し得る。フックユニットは、ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように機能性衣料品に取り付け可能である。外側部分は本体を形成する材料と同じ材料で被覆される。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
[実施形態]
図2Aは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の前部分200を示す。図2Bは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の股部分202を示す。図2Cは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の後部分204を示す。図3A及び図3Bはそれぞれ前部分200及び後部分204の斜視図を示す。
【0017】
本体100は、下着又は下着類の形態とすることができる。本体100は、綿、綿混紡、任意の他の適した合成繊維、合成繊維混紡、天然素材、又は天然素材混紡から成ることができる。着用される際、本体100は、使用者の臀部領域、腹部領域、及び/又はウエスト部領域を受容且つサポートすることができる。
【0018】
図2A〜図2C、図3A、及び図3Bに示す前部分200及び後部分204は、少なくとも2つの別個の材料部片(例えば、2つ、3つ、4つ等)から成っていてもよい。
【0019】
少なくとも2つの別個の部片は縫合されて、少なくとも2つの縫い目を形成する。例えば、2つの別個の材料部片の2つの縁が縫合され得る。2つの縫合される両縁は、対向する両縁とすることができ、同じ材料又はほぼ同じ材料から成ることができる。本発明の例示的な実施形態では、前部分200及び後部分204はそれぞれ、例えば1つ、2つ、3つ等の任意の適した数の材料部片から成ることができる。
【0020】
別の例では、前部分200及び後部分204は1つのひと続きの材料部片から成ることができる。この例では、その1つの材料部片の2つの対向する両縁が縫合されて円筒状を形成し得る。
【0021】
股部分202は、前部分200及び後部分204のそれぞれの底部分に縫合され得る。股部分202は、例えば前部分200及び後部分202に縫合されたときに2つの脚穴を形成することができるように砂時計形状を有し得る。着用される際、脚穴に使用者の脚を入れることができる。
【0022】
別の例では、2つの別個の部片の第3の縁を縫合して、脚穴を切り抜くことができる。よって、本体は少なくとも3つの縫い目のある1つの材料部片から成ることができる。
【0023】
図4Aは、本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを示す。図4Bは、本発明の別の例示的な実施形態による腹部サポートユニットを示す。図5A及び図5Bは、本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを備える機能性衣料品の本体の前部分を示す。図6A及び図6Bは、図5A及び図5Bにそれぞれ対応する機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【0024】
図5A及び図5Bに示すように、腹部サポートユニット400A及び400Bは本体100の前部分200に配置され得る。腹部サポートユニット400A及び400Bは使用者のウエスト部の少なくとも一部にわたることができる。
【0025】
図4A及び図5Aを参照すると、腹部サポートユニット400Aは、少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Aと少なくとも2つの第2の腹部サポート板404A及び406Aとを有し得る。第1の腹部サポート板402Aは、腹部サポートユニット400Aが縦軸に関して対称になるように、2つの第2の腹部サポート板404A及び406A間に位置し得る。縦軸は、第1の腹部サポート板402Aの中央に水平方向に位置しても良く、腹部サポートユニット400Aの上縁から下縁に延びる。腹部サポートユニット400Aは比較的曲がりにくくてもよい。
【0026】
一例では、第1の腹部サポート板402Aは、ウール、ウール混紡、同様の織物、Spandex Loop、Lycra Loop、吸汗性伸縮性繊維を有する材料、又は任意の他の同様の材料若しくは材料の混紡等の、より伸縮性の高い材料を用いて作製することができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aはウール繊維を用いて作製することができる。ウール繊維は、第2の腹部サポート板404A及び406Aがループユニット(例えば、ベルクロループユニット、又は任意の他の適したループユニット)を有するように作製することができる。これらのループユニットは、ウエスト部サポート体(図7A〜図7Cに示す)のフックユニット(例えばベルクロフックユニット)を受け入れる及び取り付ける(例えば、掛ける、一時的に固定する等)ことが可能であってもよい。第1の腹部サポート板402Aはまた、ウエスト部サポート体のフックユニットを受け入れる及び取り付ける(例えば、掛ける、一時的に固定する等)のに適したループユニットも有し得る。ウエスト部サポート体のフックユニットは、腹部サポートユニット400Aの任意の部分に取り付けることができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、第1の腹部サポート板402Aよりも伸縮性が低いものとすることができる。例えば、第2の腹部サポート板404A及び406Aは非伸縮性又は実質的に非伸縮性であってもよい。すなわち、例えば、第2の腹部サポート板404A及び406Aには全く伸縮性がなくてもよく、又は実質的に伸縮性がなくてもよい。
【0027】
別の例では、第1の腹部サポート板402A及び第2の腹部サポート板404A及び406Aは、同じ材料から成っていてもよい。この例では、第2の腹部サポート板404A及び406Aを構成する材料は、第1の腹部サポート板402Aを構成する同じ材料よりも密に織られてもよい。したがって、第1の腹部サポート板402Aと第2の腹部サポート板404A及び406Aとは、同じ材料から成っていてもよく、第1の腹部サポート板402Aは、第2の腹部サポート板404A及び406Aよりも伸縮性があってもよい(例えば、より高い伸縮性を有する)。
【0028】
腹部サポートユニット400Aは、前部分200の一方の縦の縫い目から他方の縫い目へ延びるのに十分なサイズを有し得る。或いは、腹部サポートユニット400Aは、使用者の一方の側から他方の側に延びるのに十分なサイズを有し得る。しかしながら、本発明の例示的な実施形態は、腹部サポートユニット400Aの形状及び/又はサイズを限定しない。
【0029】
図5Aに示すように、第1の腹部サポート板402Aは前部分200の上縁から股部分202に延びることができるため、使用者の下腹部領域を効果的にサポートすることができる。第1の腹部サポート板402Aは、前部分200の中央に水平方向に位置し得る。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、上述のように腹部サポート板400Aが縦に対称になるように第1の腹部サポート板402Aの各側面に位置することができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、前部分200の上縁から前部分200の上縁及び下縁間の少なくとも途中(例えば中間地点)まで縦に延びるように設計されることができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aの下縁は、第2の腹部サポート体404A及び406Aが前部分200の上縁及び下縁間の約4分の3のところで第1の腹部サポート板402Aと合流するように湾曲し得る。第1の腹部サポート板402Aの下縁はまた、腹部サポートユニット400Aの下部の両側が曲線を有してその縁が股部分202の縁に延びるように湾曲し得る。
【0030】
図4Bを参照すると、腹部サポートユニット400Bは、少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Bと少なくとも2つの第2の腹部サポート板404B及び406Bを有し得る。腹部サポートユニット400Bの第1の腹部サポート板402Bと第2の腹部サポート板404B及び406Bとは、それぞれ第1の腹部サポート板402Aと第2の腹部サポート板404A及び406Aと同様とすることができるが、ただしそれぞれの形状は異なる。
【0031】
腹部サポートユニット板402Bは下部分408Aを有さず、縦の長さが第1の腹部サポート板402Aに対して短い。第1の腹部サポート板402Aは、本体100の前部分200の中央に水平方向及び/又は垂直方向に位置し得る。
【0032】
例えば、第1の腹部サポート板402Bは、前部分200の上縁から多くとも前部分200の上縁及び股部分202間の途中まで縦に延び得る。第1の腹部サポート板402Bは、上向きに凹んだ(上に張り出した)下縁を有し得る。
【0033】
第2の腹部サポート板404B及び406Bは、前部分200の上縁から前部分200の上縁及び下縁間の約途中まで縦に延び、縦の長さが第1の腹部サポート板402Bよりも長くなるように設計され得る。第2の腹部サポート板404B及び406Bの下縁は、第2の腹部サポート板404B及び406Bの下縁が前部分200の上縁及び下縁間の途中に満たないところで第1の腹部サポート板402Bの下縁と合流するように湾曲され得る。
【0034】
第1の腹部サポート板402Bと第2の腹部サポート板404B及び406Bとの下縁は、腹部サポートユニット400Bの下縁が上向きに凹む(上に張り出す)ような形状とすることができる。
【0035】
さらに図5Bを参照すると、前部分200は、男性使用者の生殖器を受容するために空隙部206を有することができる。空隙部206は腹部サポート板402Aの下部分の代わりとなることができ、第1の腹部サポート板402Bの下縁から股部分202に延びることができる。図5Bに示すように空隙部206は逆三角形状を有し得る。
【0036】
腹部サポートユニット400A及び400Bの少なくとも縁は前部分200に縫合され得る。縫い目をさらに強くするために、腹部サポートユニット400A又は400Bの内側部分も本体100の前部分200に縫合される。これにより、腹部サポートユニット400A又は400Bを本体100に固定することができる。縫合は、使用者の下腹部領域を伸縮性サポートするようにダブルステッチ構造を有してもよい。
【0037】
図7A〜図7Cは、本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す。図7Aはウエスト部サポート体の内側部分を示す。図7Bはウエスト部サポート体の外側部分を示す。図7Bに示すように、ウエスト部サポート体の外側部分は織物で被覆され得る。織物は本体100と同じ材料から成ることができる。図7Cは本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体の内側部分を示す。
【0038】
図7Aを参照すると、ウエスト部サポート体は2つの部分700A及び700Bを有し得る。2つの部分700A及び700Bはそれぞれ複数の伸縮性バンド704を有し得る。伸縮性バンド704は、例えば、ウエスト部サポート体の各部分の水平な両端間を横に延び得る。また、図7Cに示すように、第1の部分700A及び第2の部分700Bはそれぞれ一端に少なくとも1つのフックユニット(例えばベルクロフックユニット又は任意の他の適したフックユニット)712を有してもよい。フックユニット(複数可)712は、上述のループユニット(例えばベルクロループユニット)を介して第1の腹部サポート板402A、402B及び/又は第2の腹部サポート板404A、406A、404B、及び406Bに取り付け可能とすることができる。同じく図7Cに示すように内側部分は或る材料で被覆され得る。この材料は、本体100を構成するのと同じ材料とすることができる。
【0039】
ウエスト部サポート体は、第1の部分700A及び第2の部分700Bのそれぞれの端を密に縫合することによって形成され得る。部分700A及び700Bの端どうしの縫合部は、図7Aに706で示す。縫合される両端はフックユニット(複数可)712を端に有する対向する両端とすることができる。第1の部分700A及び第2の部分700Bの2つの端は、ウエスト部サポート体が図7Aに示すように角度を付けられることができるように縫合され得る。この角度により、ウエスト部サポート体を本体の外形に合わせ、且つ/又はより快適に使用者にフィットさせるようにすることができる。ウエスト部サポート体は、腹部サポートユニット400A又は400Bよりも可撓性のある材料を用いて作製され得る。本発明の例示的な実施形態では、ウエスト部サポート体は、綿、綿混紡、綿タイプの材料、クールマックス(CoolMax)、モイステックス(Moistex)、それらの組み合わせ、又は任意の他の適した材料から成り得る。
【0040】
図8A及び図8Bは、本発明の例示的な一実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す。図8Aに示す機能性衣料品は図6Aで説明したものと同じである。図8Aに示すようにウエスト部サポート体700は使用者のウエスト部の周りを囲み得る。ウエスト部サポート体の縫合された両端は、縫合部706が使用者の脊椎と縦方向に整合するように後部分204に隣接して位置付けされ得る。ウエスト部サポート体の横縁は、本体100の上部の上縁に対して若干斜めに位置合わせされ得る。
【0041】
例えば、ウエスト部サポート体は、本体100の上縁に対してほぼ平行に位置合わせされてもよい。ウエスト部サポート体700の各端のフックユニット(複数可)712は、腹部サポートユニット400A又は400Bに取り付けることができる。例えば、フックユニット(複数可)712はそれぞれ第2の腹部サポート板404A及び406Aの一方に取り付けてもよい。
【0042】
別の例では、フックユニット(複数可)712はそれぞれ第2の腹部サポート板404A及び406Aの一方のループユニットに部分的に取り付けてもよく、また、第1の腹部サポート板402Aのループユニットに部分的に取り付けてもよい。
【0043】
図8Bを参照すると、図8Bに示す機能性衣料品は、図6Bに示した機能性衣料品である。図8Bのウエスト部サポート体および機能性衣料品は、図8Aに関して上述したのと同じようにして取り付けられる(例えば、組み合わせる、一時的に固定する等)ことができる。よって、簡潔するためにこのような取り付けの同様な説明は省くことにする。
【0044】
本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品は、使用者の腰椎及び/又は仙骨領域にサポートを与えることで使用者のウエスト部を保護することができる。本発明の例示的な実施形態は、身体をサポートし、その外形に快適にフィットし、且つ/又はその外形に合わせることができ、且つ/又は、身体の動きを自由にさせつつ整えるようにすることができる。
【0045】
男性使用者の場合、機能性衣料品は、腹部領域の上部をサポートするとともに空隙部206により使用者の生殖器を受容することができる。
【0046】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態では、使用者の弱い腰筋をサポートするためにウエスト部サポート体/保護具を腹部サポート板の任意の部分に取り付けることができる。
【0047】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態では、使用者の腹部領域は、きつく締め付けられ得ず、また、ウエスト部サポート体の設計により、ウエスト部サポート体/保護具の浮き上がり(rising-up)がないようになっている。
【0048】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によるウエスト部保護具は、機能性衣料品の後部分に取り付けも結合もされずに使用者のウエスト部の周りを囲むことができる。
【0049】
本発明の少なくとも1つの実施形態は、移動を制限せずにサポートすることができ、且つ/又は、皮膚に刺激を与えずに腰筋をより動きやすくさせるようにすることができる。例えば、使用者が腹部サポート板に任意選択的にウエスト部サポート体/保護具を取り付ける場合、半円状のベルクロフックユニットが着脱可能であり、互いに重なり合わずに腹部サポート板に取り付けられる。その結果、着用者のウエスト部領域をあまりきつく締め付けずにそのウエスト部がサポートされる。
【0050】
本発明の例示的な実施形態を例示目的として説明してきたが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく、種々の変更、追加、及び置換が可能であることは当業者は理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】従来の男性用ガードルを示す図である。
【図2A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の前部分を示す図である。
【図2B】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の股部分を示す図である。
【図2C】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の後部分を示す図である。
【図3A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の前部分の斜視図である。
【図3B】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の後部分の斜視図である。
【図4A】本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを示す図である。
【図4B】本発明の例示的な別の実施形態による腹部サポートユニットを示す図である。
【図5A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の前部分を示す図である。
【図5B】本発明の例示的な別の実施形態による機能性衣料品の前部分を示す図である。
【図6A】図4Aに示した機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【図6B】図4Bに示した機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【図7A】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図7B】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図7C】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図8A】本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す図である。
【図8B】本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
本体 100
腹部サポートユニット 400A、400B
第1腹部サポート板 402A、402B
第2腹部サポート板 404A、404B、406A、406B
【技術分野】
【0001】
[技術分野]
本発明の例示的な実施形態は機能性衣料に関する。
【背景技術】
【0002】
[発明の詳細な説明]
図1は従来の男性用ガードルを示す。図1に示すように、男性用ガードル10は、使用者のウエスト部、背部(腰部)、及び下腹部領域をサポート及び保護する腹部バンド20を備える。男性用ガードル10は、使用者の生殖器を受容する空隙部30と、使用者の両脚を入れるのに適した脚部40とをさらに有する。
【0003】
第1の接続部22が腹部バンド20の一端に形成されている。第1の接続部22は、使用者のウエスト部を締め付ける伸縮性特性を有する。第2の接続部24が第1の接続部22の自由端に設けられている。第2の接続部24は、第1の接続部22に接続されて使用者の下腹部領域を締め付けるようになっている。第2の接続部22の一方の表面は接着性繊維で形成され、第2の接続部22の他方の表面は伸縮性繊維で形成されている。
【0004】
第4の接続部26が、使用者のウエスト部を締め付ける伸縮性特性を有する。第4の接続部26は腹部バンド20のもう一方の端に形成される。第5の接続部28が第4の接続部26の自由端に設けられている。第5の接続部28は、第4の接続部26に接続されて使用者の下腹部領域を締め付けるようになっている。第5の接続部28の一方の表面はウール製接続テープで形成され、第5の接続部28の他方の表面は伸縮性繊維で形成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
腹部バンドを有する男性用ガードル等の従来の衣料品では、第2の接続部24は第5の接続部28と結合される。第2の接続部24が第5の接続部28と重なるため、使用者の腹部領域をきつく締め付けかねない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な実施形態では、使用者の腹部及び/又は腹部領域の体温を調整しつつ、腹部締め付け構造サポート体(abdominal stress structure support)を提供することができる。本発明の例示的な実施形態は、任意選択的な腰筋保護具(waste muscle protector)を提供することができ、この腰筋保護具が使用者の腰筋を保護及び/又はサポートすることができる。本発明の例示的な実施形態は、使用者の腹部領域及びウエスト部をサポートすることができ、且つ/又は使用者の移動及び/又は動きをあまり制限せずに悪い姿勢を正すのに用いることができる。
【0007】
本発明の例示的な一実施形態は機能性衣料品を提供する。機能性衣料品は、使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備え得る。腹部サポートユニットは、本体の前部分に設けられ、使用者の腹部及び/又は腹部領域をサポートし得る。腹部サポートユニットは少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し得る。2つの第2の腹部サポート板の伸縮性は、第1の腹部サポート板の伸縮性よりも低いものとすることができる。例えば、2つの第2の腹部サポート板は実質的に伸縮性を有していなくてもよい。
【0008】
本発明の例示的な別の実施形態は機能性衣料品を提供する。機能性衣料品は、使用者の臀部、腹部領域、及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体を備え得る。腹部サポートユニットは、本体の前部分に設けられ得り、また、使用者の腹部及び/又は腹部領域をサポートし得る。腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し得る。少なくとも2つの第2の腹部サポート板は、ウエスト部サポート体の対向する両端を受け入れるループユニット(例えばベルクロ(Velcro)ループユニット)を有し得る。
【0009】
本発明の例示的な別の実施形態は、使用者のウエスト部の周りの機能性衣料品に取り付けるウエスト部サポート体を提供する。ウエスト部サポート体は、対向する両端に伸縮性バンド及びフックユニットを有する内側部分を有する。フックユニットは、ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように機能性衣料品に取り付け可能であり得る。ウエスト部サポート体は、本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分を有し得る。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有し得る。
【0010】
本発明の例示的な実施形態では、腹部サポートユニットは使用者の腹部領域の下部をサポートする下部分を有し得る。或いは、腹部サポートユニットは、腹部領域の上部をサポートし得り、本体の下部分は使用者の生殖器を受容する空隙部を有し得る。
【0011】
本発明の例示的な実施形態では、少なくとも1つの第1の腹部サポート板と少なくとも2つの第2の腹部サポート板は吸汗性伸縮性繊維から成ることができる。
【0012】
本発明の例示的な実施形態では、少なくとも1つの第1の腹部サポート板及び少なくとも2つの第2の腹部サポート板は、同じ材料であってもよく又は異なる材料であってもよい。第1の腹部サポート板と少なくとも2つの第2の腹部サポート板とのうち少なくとも1つは、ループユニットを含み得る。
【0013】
本発明の例示的な一実施形態では、股部分が本体の前部分と後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する。少なくとも1つの第1の腹部サポート板は、例えば本体の前部分から本体の股部分にかけて延び得る。別の例では、第1の腹部サポート板の縦の長さは少なくとも2つの第2の腹部サポート板の縦の長さよりも短くてもよい。
【0014】
本発明の例示的な実施形態では、機能性衣料品は、少なくとも2つの第2の腹部サポート板のフックユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに有し得る。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部領域に取り付けられてもよく、また、ウエスト部領域の周りを実質的に囲んでもよい。ウエスト部サポート体の対向する両端は重なり合わないようにすることができる。
【0015】
本発明の例示的な実施形態では、ウエスト部サポート体は、伸縮性バンド、及び対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分を有し得る。フックユニットは、ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように機能性衣料品に取り付け可能である。外側部分は本体を形成する材料と同じ材料で被覆される。ウエスト部サポート体は、使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
[実施形態]
図2Aは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の前部分200を示す。図2Bは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の股部分202を示す。図2Cは、本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体100の後部分204を示す。図3A及び図3Bはそれぞれ前部分200及び後部分204の斜視図を示す。
【0017】
本体100は、下着又は下着類の形態とすることができる。本体100は、綿、綿混紡、任意の他の適した合成繊維、合成繊維混紡、天然素材、又は天然素材混紡から成ることができる。着用される際、本体100は、使用者の臀部領域、腹部領域、及び/又はウエスト部領域を受容且つサポートすることができる。
【0018】
図2A〜図2C、図3A、及び図3Bに示す前部分200及び後部分204は、少なくとも2つの別個の材料部片(例えば、2つ、3つ、4つ等)から成っていてもよい。
【0019】
少なくとも2つの別個の部片は縫合されて、少なくとも2つの縫い目を形成する。例えば、2つの別個の材料部片の2つの縁が縫合され得る。2つの縫合される両縁は、対向する両縁とすることができ、同じ材料又はほぼ同じ材料から成ることができる。本発明の例示的な実施形態では、前部分200及び後部分204はそれぞれ、例えば1つ、2つ、3つ等の任意の適した数の材料部片から成ることができる。
【0020】
別の例では、前部分200及び後部分204は1つのひと続きの材料部片から成ることができる。この例では、その1つの材料部片の2つの対向する両縁が縫合されて円筒状を形成し得る。
【0021】
股部分202は、前部分200及び後部分204のそれぞれの底部分に縫合され得る。股部分202は、例えば前部分200及び後部分202に縫合されたときに2つの脚穴を形成することができるように砂時計形状を有し得る。着用される際、脚穴に使用者の脚を入れることができる。
【0022】
別の例では、2つの別個の部片の第3の縁を縫合して、脚穴を切り抜くことができる。よって、本体は少なくとも3つの縫い目のある1つの材料部片から成ることができる。
【0023】
図4Aは、本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを示す。図4Bは、本発明の別の例示的な実施形態による腹部サポートユニットを示す。図5A及び図5Bは、本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを備える機能性衣料品の本体の前部分を示す。図6A及び図6Bは、図5A及び図5Bにそれぞれ対応する機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【0024】
図5A及び図5Bに示すように、腹部サポートユニット400A及び400Bは本体100の前部分200に配置され得る。腹部サポートユニット400A及び400Bは使用者のウエスト部の少なくとも一部にわたることができる。
【0025】
図4A及び図5Aを参照すると、腹部サポートユニット400Aは、少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Aと少なくとも2つの第2の腹部サポート板404A及び406Aとを有し得る。第1の腹部サポート板402Aは、腹部サポートユニット400Aが縦軸に関して対称になるように、2つの第2の腹部サポート板404A及び406A間に位置し得る。縦軸は、第1の腹部サポート板402Aの中央に水平方向に位置しても良く、腹部サポートユニット400Aの上縁から下縁に延びる。腹部サポートユニット400Aは比較的曲がりにくくてもよい。
【0026】
一例では、第1の腹部サポート板402Aは、ウール、ウール混紡、同様の織物、Spandex Loop、Lycra Loop、吸汗性伸縮性繊維を有する材料、又は任意の他の同様の材料若しくは材料の混紡等の、より伸縮性の高い材料を用いて作製することができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aはウール繊維を用いて作製することができる。ウール繊維は、第2の腹部サポート板404A及び406Aがループユニット(例えば、ベルクロループユニット、又は任意の他の適したループユニット)を有するように作製することができる。これらのループユニットは、ウエスト部サポート体(図7A〜図7Cに示す)のフックユニット(例えばベルクロフックユニット)を受け入れる及び取り付ける(例えば、掛ける、一時的に固定する等)ことが可能であってもよい。第1の腹部サポート板402Aはまた、ウエスト部サポート体のフックユニットを受け入れる及び取り付ける(例えば、掛ける、一時的に固定する等)のに適したループユニットも有し得る。ウエスト部サポート体のフックユニットは、腹部サポートユニット400Aの任意の部分に取り付けることができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、第1の腹部サポート板402Aよりも伸縮性が低いものとすることができる。例えば、第2の腹部サポート板404A及び406Aは非伸縮性又は実質的に非伸縮性であってもよい。すなわち、例えば、第2の腹部サポート板404A及び406Aには全く伸縮性がなくてもよく、又は実質的に伸縮性がなくてもよい。
【0027】
別の例では、第1の腹部サポート板402A及び第2の腹部サポート板404A及び406Aは、同じ材料から成っていてもよい。この例では、第2の腹部サポート板404A及び406Aを構成する材料は、第1の腹部サポート板402Aを構成する同じ材料よりも密に織られてもよい。したがって、第1の腹部サポート板402Aと第2の腹部サポート板404A及び406Aとは、同じ材料から成っていてもよく、第1の腹部サポート板402Aは、第2の腹部サポート板404A及び406Aよりも伸縮性があってもよい(例えば、より高い伸縮性を有する)。
【0028】
腹部サポートユニット400Aは、前部分200の一方の縦の縫い目から他方の縫い目へ延びるのに十分なサイズを有し得る。或いは、腹部サポートユニット400Aは、使用者の一方の側から他方の側に延びるのに十分なサイズを有し得る。しかしながら、本発明の例示的な実施形態は、腹部サポートユニット400Aの形状及び/又はサイズを限定しない。
【0029】
図5Aに示すように、第1の腹部サポート板402Aは前部分200の上縁から股部分202に延びることができるため、使用者の下腹部領域を効果的にサポートすることができる。第1の腹部サポート板402Aは、前部分200の中央に水平方向に位置し得る。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、上述のように腹部サポート板400Aが縦に対称になるように第1の腹部サポート板402Aの各側面に位置することができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aは、前部分200の上縁から前部分200の上縁及び下縁間の少なくとも途中(例えば中間地点)まで縦に延びるように設計されることができる。第2の腹部サポート板404A及び406Aの下縁は、第2の腹部サポート体404A及び406Aが前部分200の上縁及び下縁間の約4分の3のところで第1の腹部サポート板402Aと合流するように湾曲し得る。第1の腹部サポート板402Aの下縁はまた、腹部サポートユニット400Aの下部の両側が曲線を有してその縁が股部分202の縁に延びるように湾曲し得る。
【0030】
図4Bを参照すると、腹部サポートユニット400Bは、少なくとも1つの第1の腹部サポート板402Bと少なくとも2つの第2の腹部サポート板404B及び406Bを有し得る。腹部サポートユニット400Bの第1の腹部サポート板402Bと第2の腹部サポート板404B及び406Bとは、それぞれ第1の腹部サポート板402Aと第2の腹部サポート板404A及び406Aと同様とすることができるが、ただしそれぞれの形状は異なる。
【0031】
腹部サポートユニット板402Bは下部分408Aを有さず、縦の長さが第1の腹部サポート板402Aに対して短い。第1の腹部サポート板402Aは、本体100の前部分200の中央に水平方向及び/又は垂直方向に位置し得る。
【0032】
例えば、第1の腹部サポート板402Bは、前部分200の上縁から多くとも前部分200の上縁及び股部分202間の途中まで縦に延び得る。第1の腹部サポート板402Bは、上向きに凹んだ(上に張り出した)下縁を有し得る。
【0033】
第2の腹部サポート板404B及び406Bは、前部分200の上縁から前部分200の上縁及び下縁間の約途中まで縦に延び、縦の長さが第1の腹部サポート板402Bよりも長くなるように設計され得る。第2の腹部サポート板404B及び406Bの下縁は、第2の腹部サポート板404B及び406Bの下縁が前部分200の上縁及び下縁間の途中に満たないところで第1の腹部サポート板402Bの下縁と合流するように湾曲され得る。
【0034】
第1の腹部サポート板402Bと第2の腹部サポート板404B及び406Bとの下縁は、腹部サポートユニット400Bの下縁が上向きに凹む(上に張り出す)ような形状とすることができる。
【0035】
さらに図5Bを参照すると、前部分200は、男性使用者の生殖器を受容するために空隙部206を有することができる。空隙部206は腹部サポート板402Aの下部分の代わりとなることができ、第1の腹部サポート板402Bの下縁から股部分202に延びることができる。図5Bに示すように空隙部206は逆三角形状を有し得る。
【0036】
腹部サポートユニット400A及び400Bの少なくとも縁は前部分200に縫合され得る。縫い目をさらに強くするために、腹部サポートユニット400A又は400Bの内側部分も本体100の前部分200に縫合される。これにより、腹部サポートユニット400A又は400Bを本体100に固定することができる。縫合は、使用者の下腹部領域を伸縮性サポートするようにダブルステッチ構造を有してもよい。
【0037】
図7A〜図7Cは、本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す。図7Aはウエスト部サポート体の内側部分を示す。図7Bはウエスト部サポート体の外側部分を示す。図7Bに示すように、ウエスト部サポート体の外側部分は織物で被覆され得る。織物は本体100と同じ材料から成ることができる。図7Cは本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体の内側部分を示す。
【0038】
図7Aを参照すると、ウエスト部サポート体は2つの部分700A及び700Bを有し得る。2つの部分700A及び700Bはそれぞれ複数の伸縮性バンド704を有し得る。伸縮性バンド704は、例えば、ウエスト部サポート体の各部分の水平な両端間を横に延び得る。また、図7Cに示すように、第1の部分700A及び第2の部分700Bはそれぞれ一端に少なくとも1つのフックユニット(例えばベルクロフックユニット又は任意の他の適したフックユニット)712を有してもよい。フックユニット(複数可)712は、上述のループユニット(例えばベルクロループユニット)を介して第1の腹部サポート板402A、402B及び/又は第2の腹部サポート板404A、406A、404B、及び406Bに取り付け可能とすることができる。同じく図7Cに示すように内側部分は或る材料で被覆され得る。この材料は、本体100を構成するのと同じ材料とすることができる。
【0039】
ウエスト部サポート体は、第1の部分700A及び第2の部分700Bのそれぞれの端を密に縫合することによって形成され得る。部分700A及び700Bの端どうしの縫合部は、図7Aに706で示す。縫合される両端はフックユニット(複数可)712を端に有する対向する両端とすることができる。第1の部分700A及び第2の部分700Bの2つの端は、ウエスト部サポート体が図7Aに示すように角度を付けられることができるように縫合され得る。この角度により、ウエスト部サポート体を本体の外形に合わせ、且つ/又はより快適に使用者にフィットさせるようにすることができる。ウエスト部サポート体は、腹部サポートユニット400A又は400Bよりも可撓性のある材料を用いて作製され得る。本発明の例示的な実施形態では、ウエスト部サポート体は、綿、綿混紡、綿タイプの材料、クールマックス(CoolMax)、モイステックス(Moistex)、それらの組み合わせ、又は任意の他の適した材料から成り得る。
【0040】
図8A及び図8Bは、本発明の例示的な一実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す。図8Aに示す機能性衣料品は図6Aで説明したものと同じである。図8Aに示すようにウエスト部サポート体700は使用者のウエスト部の周りを囲み得る。ウエスト部サポート体の縫合された両端は、縫合部706が使用者の脊椎と縦方向に整合するように後部分204に隣接して位置付けされ得る。ウエスト部サポート体の横縁は、本体100の上部の上縁に対して若干斜めに位置合わせされ得る。
【0041】
例えば、ウエスト部サポート体は、本体100の上縁に対してほぼ平行に位置合わせされてもよい。ウエスト部サポート体700の各端のフックユニット(複数可)712は、腹部サポートユニット400A又は400Bに取り付けることができる。例えば、フックユニット(複数可)712はそれぞれ第2の腹部サポート板404A及び406Aの一方に取り付けてもよい。
【0042】
別の例では、フックユニット(複数可)712はそれぞれ第2の腹部サポート板404A及び406Aの一方のループユニットに部分的に取り付けてもよく、また、第1の腹部サポート板402Aのループユニットに部分的に取り付けてもよい。
【0043】
図8Bを参照すると、図8Bに示す機能性衣料品は、図6Bに示した機能性衣料品である。図8Bのウエスト部サポート体および機能性衣料品は、図8Aに関して上述したのと同じようにして取り付けられる(例えば、組み合わせる、一時的に固定する等)ことができる。よって、簡潔するためにこのような取り付けの同様な説明は省くことにする。
【0044】
本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品は、使用者の腰椎及び/又は仙骨領域にサポートを与えることで使用者のウエスト部を保護することができる。本発明の例示的な実施形態は、身体をサポートし、その外形に快適にフィットし、且つ/又はその外形に合わせることができ、且つ/又は、身体の動きを自由にさせつつ整えるようにすることができる。
【0045】
男性使用者の場合、機能性衣料品は、腹部領域の上部をサポートするとともに空隙部206により使用者の生殖器を受容することができる。
【0046】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態では、使用者の弱い腰筋をサポートするためにウエスト部サポート体/保護具を腹部サポート板の任意の部分に取り付けることができる。
【0047】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態では、使用者の腹部領域は、きつく締め付けられ得ず、また、ウエスト部サポート体の設計により、ウエスト部サポート体/保護具の浮き上がり(rising-up)がないようになっている。
【0048】
本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によるウエスト部保護具は、機能性衣料品の後部分に取り付けも結合もされずに使用者のウエスト部の周りを囲むことができる。
【0049】
本発明の少なくとも1つの実施形態は、移動を制限せずにサポートすることができ、且つ/又は、皮膚に刺激を与えずに腰筋をより動きやすくさせるようにすることができる。例えば、使用者が腹部サポート板に任意選択的にウエスト部サポート体/保護具を取り付ける場合、半円状のベルクロフックユニットが着脱可能であり、互いに重なり合わずに腹部サポート板に取り付けられる。その結果、着用者のウエスト部領域をあまりきつく締め付けずにそのウエスト部がサポートされる。
【0050】
本発明の例示的な実施形態を例示目的として説明してきたが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく、種々の変更、追加、及び置換が可能であることは当業者は理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】従来の男性用ガードルを示す図である。
【図2A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の前部分を示す図である。
【図2B】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の股部分を示す図である。
【図2C】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の後部分を示す図である。
【図3A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の前部分の斜視図である。
【図3B】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の本体の後部分の斜視図である。
【図4A】本発明の例示的な一実施形態による腹部サポートユニットを示す図である。
【図4B】本発明の例示的な別の実施形態による腹部サポートユニットを示す図である。
【図5A】本発明の例示的な一実施形態による機能性衣料品の前部分を示す図である。
【図5B】本発明の例示的な別の実施形態による機能性衣料品の前部分を示す図である。
【図6A】図4Aに示した機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【図6B】図4Bに示した機能性衣料品の前部分の斜視図である。
【図7A】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図7B】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図7C】本発明の例示的な一実施形態によるウエスト部サポート体を示す図である。
【図8A】本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す図である。
【図8B】本発明の例示的な実施形態による、ウエスト部サポート体と組み合わせた機能性衣料品を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
本体 100
腹部サポートユニット 400A、400B
第1腹部サポート板 402A、402B
第2腹部サポート板 404A、404B、406A、406B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能性衣料品であって、
使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体と、
該本体の前部分に設けられているとともに使用者の腹部領域をサポートする腹部サポートユニットであって、該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し、前記第2腹部サポート板の伸縮性は、前記第1腹部サポート板の伸縮性よりも低い、腹部サポートユニットとを備える、機能性衣料品。
【請求項2】
前記腹部サポートユニットは、使用者の腹部領域の下部をサポートする下部分を有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項3】
前記腹部サポートユニットは、前記腹部領域の上部をサポートし、前記本体の下部分は使用者の生殖器を受容する空隙部を有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項4】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は吸汗性伸縮性繊維から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項5】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は同じ材料から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項6】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は異なる材料から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項7】
前記第2の腹部サポート板はループユニットをさらに有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項8】
前記本体の前記前部分及び後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する股部分をさらに有し、
前記第1腹部サポート板は、前記本体の前記前部分の上部から前記本体の前記股部分に延びる、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項9】
前記第1腹部サポート板の縦の長さは、前記第2腹部サポート板の縦の長さよりも短い、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項10】
前記第2腹部サポート板の前記ループユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに備える、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項11】
前記ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に使用者のウエスト部領域の周りを実質的に囲む、請求項9に記載の機能性衣料品。
【請求項12】
前記ウエスト部サポート体の対向する両端は、取り付けられる際に重なり合わない、請求項10に記載の機能性衣料品。
【請求項13】
ウエスト部サポート体をさらに備え、該ウエスト部サポート体は、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、前記ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記本体を形成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
前記ウエスト部サポート体は、前記フックユニットが使用者のウエスト部の周りに着用される際に重なり合わないように、使用者のウエスト部の長さよりも短くした、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項14】
機能性衣料品であって、
使用者の臀部領域、腹部領域、及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体と、
該本体の前部分に設けられているとともに使用者の腹部領域をサポートする腹部サポートユニットであって、該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し、前記第2腹部サポート板は、ウエスト部サポート体の対向する両端を受け入れるループユニットを有する、腹部サポートユニットとを備える、機能性衣料品。
【請求項15】
前記第2腹部サポート板及び前記第1腹部サポート板は同じ材料から成る、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項16】
前記第2腹部サポート板及び前記第1腹部サポート板は異なる材料から成る、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項17】
前記本体の前記前部分及び後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する股部分をさらに有し、
前記第1腹部サポート板は、前記本体の前記前部分の上部から前記本体の前記股部分に延びる、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項18】
前記第1腹部サポート板の縦の長さは、前記第2腹部サポート板の縦の長さよりも短い、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項19】
前記第2腹部サポート板の前記ループユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに備える、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項20】
前記ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に使用者のウエスト部領域の一部の周りを囲む、請求項17に記載の機能性衣料品。
【請求項21】
前記ウエスト部サポート体の対向する両端は、取り付けられる際に重なり合わない、請求項17に記載の機能性衣料品。
【請求項22】
ウエスト部サポート体をさらに備え、該ウエスト部サポート体は、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置される前記フックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、前記ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記機能性衣料品の本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
前記ウエスト部サポート体は、前記フックユニットが使用者のウエスト部の周りに着用される際に重なり合わないように、使用者のウエスト部の長さよりも短くした、請求項14に記載の機能性衣料品
【請求項23】
使用者のウエスト部の周りに機能性衣料品を取り付けるウエスト部サポート体であって、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、該ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記機能性衣料品の本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
該ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に重なり合わないように使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有する、使用者のウエスト部の周りに機能性衣料品を取り付けるウエスト部サポート体。
【請求項1】
機能性衣料品であって、
使用者の臀部領域及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体と、
該本体の前部分に設けられているとともに使用者の腹部領域をサポートする腹部サポートユニットであって、該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し、前記第2腹部サポート板の伸縮性は、前記第1腹部サポート板の伸縮性よりも低い、腹部サポートユニットとを備える、機能性衣料品。
【請求項2】
前記腹部サポートユニットは、使用者の腹部領域の下部をサポートする下部分を有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項3】
前記腹部サポートユニットは、前記腹部領域の上部をサポートし、前記本体の下部分は使用者の生殖器を受容する空隙部を有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項4】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は吸汗性伸縮性繊維から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項5】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は同じ材料から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項6】
前記第1腹部サポート板及び前記第2腹部サポート板は異なる材料から成る、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項7】
前記第2の腹部サポート板はループユニットをさらに有する、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項8】
前記本体の前記前部分及び後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する股部分をさらに有し、
前記第1腹部サポート板は、前記本体の前記前部分の上部から前記本体の前記股部分に延びる、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項9】
前記第1腹部サポート板の縦の長さは、前記第2腹部サポート板の縦の長さよりも短い、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項10】
前記第2腹部サポート板の前記ループユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに備える、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項11】
前記ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に使用者のウエスト部領域の周りを実質的に囲む、請求項9に記載の機能性衣料品。
【請求項12】
前記ウエスト部サポート体の対向する両端は、取り付けられる際に重なり合わない、請求項10に記載の機能性衣料品。
【請求項13】
ウエスト部サポート体をさらに備え、該ウエスト部サポート体は、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、前記ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記本体を形成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
前記ウエスト部サポート体は、前記フックユニットが使用者のウエスト部の周りに着用される際に重なり合わないように、使用者のウエスト部の長さよりも短くした、請求項1に記載の機能性衣料品。
【請求項14】
機能性衣料品であって、
使用者の臀部領域、腹部領域、及びウエスト部領域を受容且つサポートする本体と、
該本体の前部分に設けられているとともに使用者の腹部領域をサポートする腹部サポートユニットであって、該腹部サポートユニットは、少なくとも2つの第2の腹部サポート板間に位置する少なくとも1つの第1の腹部サポート板を有し、前記第2腹部サポート板は、ウエスト部サポート体の対向する両端を受け入れるループユニットを有する、腹部サポートユニットとを備える、機能性衣料品。
【請求項15】
前記第2腹部サポート板及び前記第1腹部サポート板は同じ材料から成る、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項16】
前記第2腹部サポート板及び前記第1腹部サポート板は異なる材料から成る、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項17】
前記本体の前記前部分及び後部分に縫合されて、使用者の両脚を入れる2つの脚穴を形成する股部分をさらに有し、
前記第1腹部サポート板は、前記本体の前記前部分の上部から前記本体の前記股部分に延びる、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項18】
前記第1腹部サポート板の縦の長さは、前記第2腹部サポート板の縦の長さよりも短い、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項19】
前記第2腹部サポート板の前記ループユニットに取り付けるフックユニットを対向する両端に有するウエスト部サポート体をさらに備える、請求項14に記載の機能性衣料品。
【請求項20】
前記ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に使用者のウエスト部領域の一部の周りを囲む、請求項17に記載の機能性衣料品。
【請求項21】
前記ウエスト部サポート体の対向する両端は、取り付けられる際に重なり合わない、請求項17に記載の機能性衣料品。
【請求項22】
ウエスト部サポート体をさらに備え、該ウエスト部サポート体は、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置される前記フックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、前記ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記機能性衣料品の本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
前記ウエスト部サポート体は、前記フックユニットが使用者のウエスト部の周りに着用される際に重なり合わないように、使用者のウエスト部の長さよりも短くした、請求項14に記載の機能性衣料品
【請求項23】
使用者のウエスト部の周りに機能性衣料品を取り付けるウエスト部サポート体であって、
伸縮性バンド、及び、対向する両端に配置されるフックユニットを有する内側部分であって、前記フックユニットは、該ウエスト部サポート体が使用者のウエスト部の一部の周りを囲むように前記機能性衣料品に取り付け可能である、内側部分と、
前記機能性衣料品の本体を構成する材料と同じ材料で被覆される外側部分とを有し、
該ウエスト部サポート体は、取り付けられる際に重なり合わないように使用者のウエスト部の長さよりも短い長さを有する、使用者のウエスト部の周りに機能性衣料品を取り付けるウエスト部サポート体。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【公開番号】特開2007−107172(P2007−107172A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−132057(P2006−132057)
【出願日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(506158957)エー−シー メディカル サプライ コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−132057(P2006−132057)
【出願日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(506158957)エー−シー メディカル サプライ コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】
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