説明

歯をクリーニングするための口内電気器具

内蔵型の口内電気器具は、口内の歯列の外面及び内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1及び第2のバンド12,14を含む。バッテリで駆動されるモータ20は、第1のバンドの一端部が、他端部が実質的に固定されたまま、歯をブラッシングするために変位経路を介して移動し、第2のバンドの反対端部が、他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動するような態様で、接続するアセンブリ2,24,28,34,40,44を介して前記バンドに接続される。ブラシ要素16,18は、歯のクリーニングを提供するために前記バンドの表面に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、概して、歯をクリーニングするため、及び/又は、歯茎をマッサージするための電気器具に関し、より特に、口内内蔵型の電動ブラシ及びマッサージ電気器具に関する。
【背景技術】
【0002】
口内ヘルスケア電気器具において、歯の効果的なクリーニングをもたらす電気器具に対する継続的必要性及び動機が存在する。適切に用いられたときに効果的なクリーニングをもたらす多くの電気器具が市場に存在する一方で、ユーザの持続性及びある程度の技術が、クリーニングの有効性において重要な役割を果たす。幾つかの場合において、推奨されたブラッシング時間は、長すぎてそれ故に不便であると認識されるので従われない。また、歯及び/又は歯茎に対して一貫した所望の圧力を維持するのが時々困難である。
【0003】
歯のクリーニングにおいて人的要因を最小にするように設計された幾つかの電動電気器具が存在する。例えば、歯の自動クリーニングを提供する幾つかの電動口内電気器具が開発されている。しかしながら、斯様なデバイスは、多くの場合扱い難く、口内の電気器具に繋げられる外部の駆動アセンブリを伴う。繋げられたデバイスでは、口を閉じることが難しく、唾液及び歯磨き粉の望ましくない出口をもたらし、幾つかの場合において、唇の炎症も引き起こす。外観も欠点である。斯様な欠点によれば、特定の人は、長期間にこれらを使用するのに気が進まない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、内蔵型であり、効果的なクリーニング及び/又は歯茎のマッサージをもたらし、その一方で使用に対して便利でもあり安全でもある口内デバイスを有することが望ましいだろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、電気器具の一構成は、歯をクリーニングするための内蔵型の口内歯科用装置であって、口内の少なくとも1つの歯列の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、前記歯列の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、バッテリを含み、前記第1及び第2のバンドを駆動させるモータアセンブリと、前記第1のバンドの一端部が、他端部が実質的に固定されたまま、変位経路(displacement path)を介して移動し、前記第2のバンドの一端部が、他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動するように、前記モータを前記第1及び第2のバンドに接続するアセンブリと、電気器具の動作中に歯がクリーニングされる構造で前記バンドに接続されたブラシ要素とを有する、口内歯科用装置である。
【0006】
他の構成は、歯をクリーニングするための内蔵型の口内歯科用電気器具であって、口内の少なくとも1つの歯列の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、前記少なくとも1つの歯列の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、バッテリを含む少なくとも1つのモータアセンブリであって、モータが前記第1及び第2のバンドの端部にプレートで接続されたモータ本体を有し、一のモータアセンブリが駆動シャフト、及び、動作中に空で回る、前記駆動シャフトに取り付けられた偏心負荷(eccentric weight)をもつ前記少なくとも1つのモータアセンブリと、電気器具の動作中に歯がクリーニングされる構造で前記バンドに取り付けられたブラシ要素とを有する、口内歯科用電気器具である。
【0007】
他の構成は、歯茎をマッサージするための内蔵型の口内装置であって、口内の上側又は下側の歯茎の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、前記上側又は下側の歯茎の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、バッテリを含み、前記第1及び第2のバンドを駆動させるモータアセンブリと、前記第1のバンドの一端部が、他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動し、前記第2のバンドの一端部が、その他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動するように、前記モータを前記第1及び第2のバンドに接続するアセンブリと、電気器具の動作中に歯茎がマッサージされる構造で前記バンドに取り付けられたマッサージ要素とを有する、口内装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】電動口内電気器具の第1の実施形態の上面図である。
【図2】電動口内電気器具の第2の実施形態の斜視図である。
【図3】電動口内電気器具の他の実施形態の上面図である。
【図4】電動口内電気器具の他の実施形態の上面図である。
【図5】歯茎のマッサージに適合された口内電気器具の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1〜4は、口内全体において動作のために位置決め可能なように設計された内蔵型の電動口内電気器具の幾つかの実施形態を示している。外部の駆動アセンブリ又は電源は必要ではない。電気器具は、特に標準的な長さの繊維をもつ毛が電気器具に用いられるときに電気器具の両端が概ね小さな円形の運動で移動するような態様で、電気器具の両端を駆動させるモータを含む。斯様な運動は、手動の歯ブラシに対して歯医者により推奨されるものであり、歯の効果的なクリーニング動作をもたらす。しかしながら、例えば上/下の運動又は左右を含む他の運動がもたらされてもよい。
【0010】
図1は、電気器具10の第1の実施形態を示している。これは、歯列、例えば口内の上歯の外面に沿って適合するように概して構成される第1又は外側の実質的に剛性のバンド12を含む。電気器具は、下歯に対して用いられてもよく、又は、移動する毛が大きく十分なエリアをカバーするようにバンドが駆動される場合には上歯及び下歯に対して同時に用いられてもよい。第2又は内側の実質的に剛性のバンド14は、歯の内面に沿って適合するように第1のバンド12に関連して構成され、及び、設けられる。バンド14は、動作中において、上側若しくは下側のいずれかの単一の歯列、又は、上側及び下側の双方の列を同時にカバーするだろう。取り付けられた毛をもつバンドは、歯の上面、即ち、外面及び内面に加えて臼歯をクリーニングするように構成されてもよい。
【0011】
第1及び第2のバンド12,14は、種々の材料、及び、例えば特に金属、プラスチック又はセラミックを含む材料の組み合わせで作られ得る。16及び18で概して示されるブラシ要素は、第1及び第2のバンドの内面に取り付けられる。ブラシ要素は、よく知られた電動歯ブラシに用いられるナイロン毛のような、歯をクリーニングするための典型的なブラシ要素であり得る。
【0012】
更に、第1及び第2のバンドの内面は、発泡体又は弾性体のような軟質材料で覆われるか又は裏地付けされてもよく、これは、口内のデバイスの快適性を増大させる。裏地は、ナイロン、テフロン、ポリエステルのような種々のプラスチック、又は、天然ゴム、シリコンゴム若しくは熱可塑性エラストマのような種々の弾性繊維、並びに、幾つかの歯ブラシ及び舌磨き器で見られるような波状(粗い)表面構造体を含み得る。歯の上面は、内部のゴム、ブラシ又は粗い裏地を備えた平坦面でクリーニングされる。
【0013】
図1は、モータ20の両端から延在する駆動シャフト22及び24を備えた、バッテリ23により駆動されるモータ20を含む。駆動シャフト22,24は、第1のバンド12及び第2のバンド14の端部に対して約90°に延在する。第1のバンド12の端部26は、軸受け部28により駆動シャフト22の端部に偏心して取り付けられる。モータ及び駆動シャフト22が動作中に回転する際には、第1のバンドの端部26は、接続軸受け28のサイズに依存して、選択された変位を伴う経路を行き来する。これは、端部26でのブラシ要素の変位を決定し、これは、典型的には奥歯をカバーするのに十分であるだろう。第1のバンド12の他端部30は、固定して取り付けられた接続軸受け34により駆動シャフト24に同軸に取り付けられる。駆動シャフト24が移動する際には、バンド12の端部30は、固定されたままであるだろう。
【0014】
第2又は内側のバンド14の一端部38(対向する端部)は、接続軸受け40により駆動シャフト24に偏心して取り付けられる。第2のバンド14の他端部42は、或る位置に固定される接続軸受け44により駆動シャフト22に同軸に取り付けられる。動作中において、バンド14の一端部38は、他端部42が固定されたまま、軸受け44の構造及び配置に依存して、選択された変位を介して移動するだろう。
【0015】
電気器具は、最初に、選択された時間の間動作され得、その後、ひっくり返されて、上歯及び下歯の双方の表面に対してクリーニングを提供するために再び動作される。デバイスは、上歯及び下歯を同時にクリーニングするように構成されてもよい。クリーニングに対する必要時間は、上側及び下側の列の全ての歯が同時にクリーニングされるので、非常に短い。典型的には、4〜6秒が所望のクリーニングを提供するだろう。これは、各歯が推奨時間の2分間動作される従来の電動歯ブラシでクリーニングされるのと同じ時間である。
【0016】
歯の完全なクリーニング範囲を提供するために毛の幅/長さが第1及び第2のバンドの長さに沿って変化し得るようなブラシの構造は、クリーニングにも十分であるだろう。毛は、万能サイズの効果をもつために、個人間の歯のサイズのバリエーションに適応するように構成されてもよい。代わりに、駆動系フレーム及びバンドに適合するマウスピースが用いられてもよい。マウスピースは、オーダーメイドであってもよく、又は、歯科専門科の補助を伴って、印象タイプ(impression-type)の材料で作られてもよい。示された実施形態において、モータは、典型的には、30〜150Hzの範囲で動作するが、幾つかの場合においては、5Hzまで下げてもよく、依然として効果的な結果をもたらし得る。
【0017】
上記で示されたように、図1の電気器具は、上歯に対して用いられ、そして、下歯に対して再び用いられるか又は双方に対して同時に用いられてもよい。2つのバンドの各端部の偏心及び同軸の取り付けは、バンドそれ故にバンドの上のブラシ要素が、歯の表面に対して、互いに向かったり離れたり、垂直方向に上下したりする運動、又は、概ね小さな円形の運動をもたらし、歯の内面及び外面の双方、並びに、臼歯の上面のクリーニング動作をもたらす。
【0018】
図2は、第2の実施形態を示しており、電気器具60内のバッテリ式電動モータが、駆動シャフト50及び52がユーザの口内に垂直に延在するように設けられている。電気器具は、第1及び第2の実質的に剛性のバンド54及び56、並びに、第3及び第4の剛性のバンド58及び60を含み、各対のバンドは、ユーザの上歯及び/又は下歯の外面及び内面、並びに、臼歯の上面の近傍に適合するように設計される。しかしながら、図2の実施形態は、一組のバンドだけで設計されてもよいことが理解されるべきである。モータは、接続軸受け62及び64、並びに、スウォッシュプレート(swash plate)と呼ばれる関連付けられたプレート66及び68により各バンドに接続される。スウォッシュプレート66,68は、モータにより駆動される。モータは、バンドの対及びスウォッシュプレートに対して或る角度で配置され(示された実施形態においては垂直から約15°に配置される)、これは、互いに関連した個々のバンドの概ね円形の運動をもたらし、モータの回転からの両方の駆動シャフトのような、図1のバンドの動作と同様の態様で所望のブラッシング動作をもたらす。この実施形態におけるモータの回転速度範囲は、第1の実施形態のものと同様である。
【0019】
図3は、他の実施形態を示しており、これは、内側及び外側バンド80及び82、並びに、一端85で位置的に固定されるモータ84を含む。モータ84は、バッテリ86により駆動される。モータ84は、口の前後に延在する、バンド80及び82の平面上に配向される。毛98及び100は、それぞれ、2つのバンドに固定される。駆動シャフト87は、示されるように、バンド80及び82の端部と平行に延在する。駆動シャフト87は、動作中に回転し、接続軸受け92により、角度のあるスウォッシュプレート88及び90を駆動させる。スウォッシュプレートは、外側バンド80の一端部94、及び、内側バンド82の一端部96に取り付けられる。外側バンド80の他端部98、及び、内側バンド82の他端部100は、双方とも、位置的に固定される。スウォッシュプレート88及び90、並びに、軸受け部92は、駆動シャフト、並びに、2つのバンドの端部94及び96に対して或る角度で延在する。角度は、図2のものと同様に、約15°である。動作中において、前の実施形態と同様のブラッシング動作が生じる。
【0020】
図4は、外側及び内側バンド106及び108をもたらす更に他の構成を示している。2つのモータ110及び112は、示された内側及び外側バンド106及び108の双方の端部に接続されるプレート114に各モータ本体を介して接続されることが示されている。代わりに、1つのモータだけが用いられてもよい。モータの駆動シャフト115及び116は、プレート114から離れてモータから延在する。駆動シャフトは、これらに取り付けられた偏心体118及び120を有する。動作中において、モータが自由に動作する。各偏心体は、マウスピースを振動させ、所望のクリーニング動作をもたらす。モータ110及び112の速度は、他の実施形態と同様である。
【0021】
図1〜4のデバイスは、歯茎のマッサージに適応されてもよい。図5によれば、バンド120,122は、前の実施形態の毛に代えて、口中の歯茎と接触する軟質裏地124,126を有し得る。裏地は、ゴム及び弾性材料を含む種々の材料から作られ得る。デバイスは、図1で用いられたもののような127で概して示されたモータを備えた駆動アセンブリ129を含み、バンドの運動の強度及び/若しくはその周波数を増大若しくは減少させるための、又は、選択されたオン/オフサイクルをもつための制御部130を含み得る。
【0022】
上述したデバイスは、歯のクリーニングプロセスにおける考慮すべき時間を全て保存する。内面及び外面も、臼歯の上面もクリーニングされる。従来の電動歯ブラシによれば、2分のブラッシングタイムが推奨される。ここで述べられた内蔵型の口内ブラシは、全ての歯が同時にカバーされる場合に4〜6秒で同一のクリーニング範囲をもたらし得る。デバイスが一度に1組(上顎又は下顎)だけをカバーする場合には、必要とされる時間が2倍、即ち、8〜12秒になり得る。
【0023】
本デバイスの他の利点は、ユーザの歯又は歯茎への過度の力/圧力を防止するためにバンドの運動が機械的に制限されることである。
【0024】
それ故、幾つかの実施形態は、クリーニング用の毛を備えた2つのバンドを有する内蔵型の歯科用電気器具に関して開示されている。幾つかの実施形態、例えば図2において、2つのバンドは、上面を含む歯の全面のカバーを可能にするスウォッシュプレートで接続される。この構成は、口内に歯磨き粉を保持するのを補助し、口内のデバイスの位置を維持するのを補助する。バンドは、バンドの概ね小さな円形の動作をもたらすような態様でバンドに接続されるモータにより駆動され、所望のクリーニング動作をもたらす。
【0025】
本発明の好ましい実施形態は、例示の目的のためにここに開示されたが、種々の変形、修正及び変位が、特許請求の範囲に規定される本発明の精神から逸脱することなく本実施形態に組み込まれ得ることが理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯をクリーニングするための内蔵型の口内歯科用装置であって、
口内の少なくとも1つの歯列の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、
前記歯列の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、
バッテリを含み、前記第1及び第2のバンドを駆動させるモータアセンブリと、
前記第1のバンドの一端部が、前記第1のバンドの他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動し、前記第2のバンドの一端部が、前記第2のバンドの他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動するように、前記モータを前記第1及び第2のバンドに接続するアセンブリと、
当該装置の動作中に歯がクリーニングされる構造で前記バンドに接続されたブラシ要素とを有する、口内歯科用装置。
【請求項2】
前記ブラシ要素は、当該装置の動作の間、歯の外面及び内面を実質的に完全にカバーするように構成される、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項3】
臼歯の上面を実質的に完全にカバーするような態様で前記ブラシ要素が構成され、且つ、前記バンドが運動する、請求項2に記載の口内歯科用装置。
【請求項4】
当該口内歯科用装置は、歯列全体に対してクリーニングを提供するように構成され、及び、設けられる、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項5】
当該口内歯科用装置は、口内の全ての歯をクリーニングするように構成され、及び、設けられる、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項6】
前記モータは、5〜150Hzの範囲内の速度で回転する、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項7】
前記範囲は、30〜100Hzである、請求項6に記載の口内歯科用装置。
【請求項8】
前記第1のバンドの一端部及び前記第2のバンドの一端部は、モータ駆動シャフトに偏心して取り付けられ、
前記第1のバンドの他端部及び前記第2のバンドの他端部は、前記モータ駆動シャフトに同軸に取り付けられる、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項9】
前記モータ及び前記モータ駆動シャフトは、前記第1及び第2のバンドの端部の平面内に実質的に延在する、請求項8に記載の口内歯科用装置。
【請求項10】
当該口内歯科用装置は、口内の歯を全てカバーするために2組の前記第1及び第2のバンドを含む、請求項1に記載の口内歯科用装置。
【請求項11】
前記接続するアセンブリは、各組のバンド間の概ね円形の運動を生じさせ、結果的に歯に対して縦方向のブラッシング動作をもたらすために、前記バンドに対して或る角度で取り付けられるスウォッシュプレートアセンブリを含む、請求項10に記載の口内歯科用装置。
【請求項12】
前記角度は、基準ラインから約15°である、請求項11に記載の口内歯科用装置。
【請求項13】
前記モータ及び駆動シャフトは、当該口内歯科用装置が口内に動作可能に配置されるときに、口内に垂直に配向される、請求項11に記載の口内歯科用装置。
【請求項14】
前記モータ及び駆動シャフトは、当該口内歯科用装置が口内に動作可能に配置されるときに、口内に水平に配向される、請求項11に記載の口内歯科用装置。
【請求項15】
前記接続するアセンブリは、前記モータの駆動シャフトを前記第1のバンドの一端部及び前記第2のバンドの一端部に接続するプレートを更に含み、
前記第1のバンドの他端部及び前記第2のバンドの他端部が位置的に固定される、請求項11に記載の口内歯科用装置。
【請求項16】
歯をクリーニングするための内蔵型の口内歯科用電気器具であって、
口内の少なくとも1つの歯列の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、
前記少なくとも1つの歯列の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、
バッテリを含む少なくとも1つのモータアセンブリであって、モータが前記第1及び第2のバンドの端部にプレートで接続されたモータ本体を有し、一のモータアセンブリが駆動シャフト、及び、動作中に空で回る、前記駆動シャフトに取り付けられた偏心負荷をもつ前記少なくとも1つのモータアセンブリと、
当該装置の動作中に歯がクリーニングされる構造で前記バンドに取り付けられたブラシ要素とを有する、口内歯科用電気器具。
【請求項17】
上歯及び下歯の双方のクリーニングを提供するために設けられた2つの第1及び第2のバンドを含む、請求項16に記載の口内歯科用電気器具。
【請求項18】
歯茎をマッサージするための内蔵型の口内装置であって、
口内の上側又は下側の歯茎の外面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第1のバンドと、
前記上側又は下側の歯茎の内面に沿って適合するように構成された実質的に剛性の第2のバンドと、
バッテリを含み、前記第1及び第2のバンドを駆動させるモータアセンブリと、
前記第1のバンドの一端部が、前記第1のバンドの他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動し、前記第2のバンドの一端部が、前記第2のバンドの他端部が実質的に固定されたまま、変位経路を介して移動するように、前記モータを前記第1及び第2のバンドに接続するアセンブリと、
電気器具の動作中に歯茎がマッサージされる構造で前記バンドに取り付けられたマッサージ要素とを有する、口内装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−527679(P2010−527679A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−508941(P2010−508941)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際出願番号】PCT/IB2008/051834
【国際公開番号】WO2008/142600
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】