説明

毛をすきながら体を洗えるブラシ

【課題】 この発明は、細かな毛もほとんど飛散させないで、毛づくろいをしながら体が洗えるブラシに関するものである。
【解決手段】内部を中空にしたブラシの柄(3)の末端に設けたくち(6)から、水を注入してふた(5)をし、毛づくろいをしながら体を洗う。あるいは、くち(6)を水道用のホースに差し込み、水を流しながら使用する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、内部を中空にしたブラシの歯の先端から水を噴出させ、毛をすきながら体を洗えるブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のブラシは、主にペットの毛をすき取ること、あるいは掃除機を利用して飛散する毛を吸引することに重点が置かれたものであったが、細かい毛は想像以上に飛散して近隣に迷惑をかけ、特に小児ぜん息・アレルギー体質の人には、衛生面でも問題を残している。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
細心の注意を払ってペットの毛をすいても、細かい繊毛の飛散を防ぐことができず飼い主を困らせていたが、本発明はこの悩みを解決するために作られたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
いま、その構成を説明すると、
(イ)内部が空洞のブラシの歯の先端に、小さな穴を開ける。
(ロ)ブラシの柄(3)の末端にくち(6)を設け、そのくちをふさぐふた(5)を取り付ける。
(ハ)そのふたをはずすと、くちの部分は水道用のホースが差し込める。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
次に本発明の実施の形態を述べると、内部が空洞のブラシの柄(3)の末端に設けたくち(6)から水を入れてふた(5)をする。歯(2)の先端に開けた小さな穴から水がでるので、毛は飛散せずに歯にすき取られ、同時に体も洗うことができる。すくい取る毛の量を多くするために、歯の表面に縦または横あるいは斜めに溝を付ける。
また、くち(6)に水道用のホースを接続して、水道水を流しながら使用することもできる。歯の形はV字形のほか、中央部をふくらませた擬宝珠型(図3)や元部半分を太くした形(図4)にすると、毛の長いペットにはさらに高い効果が得られる。
【発明の効果】
【0006】
歯の先端からでた水はペットの毛を濡らすので、細かい毛もあまり飛散させずに毛をすき取ることができるため、自宅内と近隣の環境を清潔に保つことができる。また、同時に体も洗えるので、ペット自身の健康も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 歯の拡大断面図
【図3】 擬宝珠形の歯の図
【図4】 元部半分を太くした歯の図
【図5】 本発明の他の実施例の斜視図
【符号の説明】
1本体
2歯
3柄
4ひも
5ふた
6くち

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(イ)内部を空洞にしたブラシの歯(2)の先端に、小さな穴を開ける。
(ロ)ブラシの柄(3)の末端にくち(6)を設け、そのくちをふさぐふた(5)を取り付ける。
(ハ)ふた(5)をはずすと、くち(6)の部分は水道用のホースに差し込める。
以上の如く構成された、毛をすきながら体が洗えるブラシ。
【請求項2】
本体(1)を横長にし、歯の数と配列を変えた、請求項1の毛をすきながら体を洗えるブラシ。
【請求項3】
水の噴出する穴をブラシの歯と歯の間に設けた、請求項1の毛をすきながら体を洗えるブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−587(P2006−587A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−206604(P2004−206604)
【出願日】平成16年6月16日(2004.6.16)
【出願人】(504215106)
【Fターム(参考)】