説明

水回りキャビネット

【課題】水石鹸の補給作業を楽に行うことができ、またキャビネットの美観も良好な水回りキャビネットを提供する。
【解決手段】前面パネル24を開けると、補給口54がキャビネット本体10の上部の前面部に位置し、しかも前方斜め上方を指向しているので、キャップ56を外して容易に水石鹸を補給口54に注ぎ込んでタンク50に補給することができる。補給口54を掴んで手前に引き出すことにより、水石鹸の補給作業を容易に行うことができる。この外したキャップ56は線状体58によって吊り下げられるので、紛失したり、キャップ56が床に落下して汚れたりすることがない。キャビネット本体10の前面中央に縦の隙間が発生せず、美観が良好である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面キャビネット、手洗キャビネットなどの水回りキャビネットに係り、キャビネット内に水石鹸タンクが設置されている水回りキャビネットに関する。
【背景技術】
【0002】
キャビネット内に設置された水石鹸タンクからの水石鹸を水石鹸ノズルに供給して吐出するように構成した洗面キャビネットが広く用いられている。従来用いられている洗面キャビネットにあっては、キャビネット内の水石鹸タンクに水石鹸を補給する場合、キャビネット内に補給容器を差し込んで注ぎ込むようにしており、作業姿勢が楽ではない。
【0003】
特許文献1,2には、この水石鹸の補給口を全自動洗面器のカバーに設けることが記載されている。また、特許文献3には、この水石鹸補給口を洗面器に設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平5−32462
【特許文献2】特開平4−28313
【特許文献3】特開2002−119433
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1〜3にあっては、補給口が外部から見えるので、美観が損なわれるおそれがある。また、特許文献3にあっては、補給口に水が浸入する懸念がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、水石鹸の補給作業を楽に行うことができ、またキャビネットの美観も良好な水回りキャビネットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明(請求項1)の水回りキャビネットは、前面に開閉部を有し、内部に水石鹸タンクが設置され、該水石鹸タンクに水石鹸補給管の下端が連なっている水回りキャビネットにおいて、該水石鹸補給管の上端の補給口が該キャビネット内の上部において該開閉部に臨んで配置されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の水回りキャビネットは、請求項1において、前記開閉部は、キャビネットの前面の少なくとも一部が左又は右方向(以下、開方向という。)にスライドして開放可能なスライドプレートにて構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の水回りキャビネットは、請求項2において、前記スライドプレートは、前記キャビネットの前面の一部のみを開放するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4の水回りキャビネットは、請求項3において、該水回りキャビネットは、左右方向に延在した横フレームと、該横フレームの前記開方向側の端部に連なる第1の縦フレームと、該横フレームの該開方向と反対側の端部に連なる第2の縦フレームと、該横フレームに沿って左右方向に摺動するスライダとを有しており、該スライダに前記スライドプレートが連結されており、該スライドプレートが閉じた状態においては、該スライダの該開方向と反対側の端部が該第2の縦フレームに当接しており、該スライドプレートは、該スライダの該開方向側の端部が該第1の縦フレームに当接するまで該開方向へ移動可能となっていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5の水回りキャビネットは、請求項2ないし4のいずれか1項において、前記スライドプレートが閉じた状態において該スライドプレートの開方向への移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6の水回りキャビネットは、請求項5において、該水回りキャビネットは、左右方向に延在した横フレームと、該横フレームに沿って左右方向に摺動するスライダとを有しており、該スライダに前記スライドプレートが連結されており、前記規制手段は、該横フレームから突出する突起を備えており、該突起は、該スライドプレートが閉じた状態においては、該スライダに前記開方向側から対峙して該スライダの該開方向への移動を規制しており、スライドプレート開放時には、該スライダが該突起を乗り越えて該開方向へ移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の水回りキャビネットは、請求項2ないし6のいずれか1項において、該スライドプレートは、キャビネットの左端から右端まで延在していることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8の水回りキャビネットは、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記水石鹸補給管の上端の補給口がキャビネット前方に向って斜め上方を指向して開口していることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9の水回りキャビネットは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記補給口は前方に引き出し可能となっていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項10の水回りキャビネットは、請求項1ないし9のいずれか1項において、該補給口に着脱可能なキャップが装着されており、該キャップは、線状体を介してキャビネット上部に連結されており、補給口から外されたときに該線状体によって吊り下げられるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の水回りキャビネットにあっては、補給口がキャビネット内に位置しており、キャビネットの美観が良好である。水石鹸の補給を行うときには、キャビネットの開閉部を開けて補給口から水石鹸タンクに水石鹸を補給する。この補給口は、キャビネット内の上部に開閉部に臨むように位置しているので、補給作業時の姿勢が楽であり、補給作業をスムーズに行うことができる。
【0018】
請求項2の水回りキャビネットにあっては、キャビネットの前面のスライドプレートを左又は右にスライドさせて開閉部を開けるので、作業者がキャビネットに近接していても、スライドプレートが作業者に当ることがなく、作業し易い。
【0019】
請求項3の水回りキャビネットにあっては、スライドプレートは、キャビネットの前面の一部のみを開放するように構成されているので、スライドプレート開放時にスライドプレートが過度にキャビネットの側方に張り出すことがない。
【0020】
請求項4の水回りキャビネットにあっては、スライドプレートは、実質的に、横フレームの左右方向の長さからスライダの左右方向の幅を引いた分の幅だけキャビネットの前面を開放可能となっている。この請求項4の態様によれば、スライダの左右方向の幅を適宜調節することにより、簡易な構成にて、スライドプレートの開放量を調節することができる。
【0021】
請求項5の水回りキャビネットにあっては、スライドプレートが閉じた状態においては、該スライドプレートの開方向への移動が規制手段によって規制されるため、閉じた状態にあるスライドプレートが開方向へずれにくく、キャビネット使用者が意図していないときにスライドプレートが開くことが防止される。
【0022】
請求項6の水回りキャビネットにあっては、簡易な構成にて、スライドプレートの開放動作を規制することができる。
【0023】
請求項7の水回りキャビネットにあっては、スライドプレートがキャビネットの左端から右端まで延在するので、キャビネット前面中央に切れ目が入らず、見栄えが良い。即ち、市販の洗面キャビネットで一般的に採用されている観音開き式のドア板では、キャビネットの中央にて左右のドア板の合わせ目が上下に延在しており、隙間が生じたり、合わせ目が目立って美観に劣るが、この請求項7によれば、このようなことが解消される。
【0024】
請求項8の水回りキャビネットにあっては、補給口がキャビネットの前方に向って斜め上方を指向して開口しているので、水石鹸を補給口に注ぎ込み易い。
【0025】
請求項9の水回りキャビネットにあっては、補給口を手前に引き出すことができるので、水石鹸の補給作業を容易に行うことができる。
【0026】
請求項10の水回りキャビネットにあっては、キャップを外してキャップから手を離してもキャップが吊り下げ状態となるので、キャップを紛失したり、キャップが床に落ちて汚れたりすることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施の形態に係る水回りキャビネットの前面パネル開放時の斜視図である。
【図2】実施の形態に係る水回りキャビネットの前面パネル閉鎖時の斜視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】前面パネルとフレームとの係合関係を示す分解斜視図である。
【図5】スライダの端部の斜視図である。
【図6】補給口付近の斜視図である。
【図7】別の実施の形態に係る水回りキャビネットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、第1図〜第6図を参照して第1の実施の形態に係る水回りキャビネットについて説明する。なお、この水回りキャビネットは洗面キャビネットであるが、洗面器よりも小型の手洗器を備えた手洗キャビネットについても本発明を適用できる。また、この実施の形態では、キャビネット本体10の前面が前方に向って傾いた傾斜面となっているが、鉛直とされてもよい。
【0029】
この水回りキャビネット1の箱状の水回りキャビネット本体10の上面に洗面器12が設置されていると共に、この洗面器12の後側にバックガード部14が設けられている。符号12aは洗面器12の排水口を示す。このバックガード部14は、左右方向(この水回りキャビネット1の使用者から見て左右方向。以下、同様)に延在する長箱状である。このバックガード部14の前面は、前方に向って傾いた傾斜面となっている。このバックガード部14の前面に吐水口16と、該吐水口16の近くに差し出された手を検知するセンサ18と、水石鹸の吐出口20と、該吐出口20の近くに差し出された手を検知するためのセンサ22とが設けられている。
【0030】
キャビネット本体10の前面パネル24は左右方向にスライド可能となっている。
【0031】
キャビネット本体10は、この前面パネル24の背面に沿うフレーム30を有している。第4図の通り、このフレーム30は、左側の縦フレーム32、右側の縦フレーム34、これらの縦フレーム32,34同士の間に架設された上側横フレーム36及び下側横フレーム38を備えた長方形の枠状である。この実施の形態では、左側の縦フレーム32が請求項4の第1の縦フレームに相当し、右側の縦フレーム34が請求項4の第2の縦フレームに相当する。
【0032】
前面パネル24の裏面には、第2〜5図のように、上側横フレーム36に係合する上側スライダ26と、下側横フレーム38に係合する下側スライダ28とが設けられている。スライダ26,28は、第3図〜第5図に示すように、横フレーム36,38の上面に重なって摺動する中間片40と、該中間片40から前面パネル24に沿って立ち上る立上片42と、該中間片40から横フレーム36,38の後面に沿って立ち下がる立下片44と、スライダ26,28の左右の両端に設けられたエンドプレート46と、各エンドプレート46に設けられたゴム等よりなるストッパ48とを備えている。ストッパ48は、中間片40、立上片42及び立下片44のいずれよりも左右側方に突出している。立上片42が前面パネル24に対しビス等により固定されている。立下片44の下部は、下端側ほど横フレーム36,38から離反するように曲成されている。これは、スライダ26,28を横フレーム36,38に対し上方から係合させ易くするためである。即ち、前面パネル24は、スライダ26,28を横フレーム36,38に上方から引っ掛けるようにして該横フレーム36,38に係止されており、前面パネル24を上方へ持ち上げてスライダ26,28と横フレーム36,38との係合を解除することにより、前面パネル24をキャビネット本体10の前面から取り外すことができるように構成されている。これにより、タンク50をキャビネット本体10内から取り出す場合や、キャビネット本体10内の止水栓(図示略)の修理を行う場合などには、容易に前面パネル24を取り外すことができる。このように前面パネル24を取り外すことにより、キャビネット本体10の前面を広く開放させることができるので、キャビネット本体10内での作業や部品の出し入れ等を容易に行うことが可能となる。
【0033】
スライダ26,28は、前面パネル24を閉めた状態で正面向って右側のストッパ48が右側の縦フレーム34に当接する位置関係にて前面パネル24の裏面に取り付けられている。この実施の形態では、前面パネル24を左側へスライドさせて開けた場合には、第1図のようにキャビネット本体10の前面が途中まで開放した時点でスライダ26,28の左側のストッパ48が左側の縦フレーム32に当接する。即ち、この実施の形態では、前面パネル24は、キャビネット本体10の前面の一部のみを開放するものとなっている。第1図の通り、補給口54は、前面パネル24を開けたときにこの開放部に臨むように配置されている。この実施の形態では、上側の横フレーム36の上面に、前面パネル24が閉じた状態において該前面パネル24の開放動作を規制する規制手段としての突起37が設けられている。この突起37は、第2図の通り、前面パネル24が閉じた状態において、スライダ26の中間片40の左端に左方から対峙する位置に配設されている。横フレーム36の上面からの突起37の突出高さは1〜5mmであることが好ましい。この突起37により、前面パネル24が閉じた状態において、スライダ26が左方へ移動することが規制される。これにより、閉じた状態にある前面パネル24が開方向へずれにくく、キャビネット使用者が意図していないときに前面パネル24が開くことが防止される。前面パネル24を開けるときには、該前面パネル24に左方へ所定以上の力を加えることにより、スライダ26が突起37を乗り越えて左方へ移動し、前面パネル24が開く。なお、前面パネル24の開放動作を規制する規制手段の構成はこれに限定されない。この実施の形態では、スライダ26,28の左右方向長さは、横フレーム36,38の全長の50〜70%程度である。
【0034】
前面パネル24は、左側のストッパ48が左側の縦フレーム32に当接する位置まで左方に移動可能である。
【0035】
キャビネット本体10内の下部に、水石鹸タンク50が設置され、この水石鹸タンク50に水石鹸の補給管52の下端が接続されている。補給管52は上方に延在し、その上端の補給口54がキャビネット本体10の前面部の上部に位置している。この実施の形態では、上側横フレーム36にU字金具60が後方の斜め上方へループ状に膨出するように取り付けられており、補給管52が該U字金具60に挿通されている。
【0036】
補給口54は該U字金具60の開口径よりも大径であり、補給口54から手を離すと補給口54がU字金具60に引っ掛って保持されるよう構成されている。この補給口54がU字金具60に保持された状態において、補給口54は前方かつ斜め上方を指向している。
【0037】
補給管52は、上端部以外の少なくとも一部が蛇腹管よりなり、補給口54を掴んで引っ張ると、補給口54を手前に引き出すことができるようになっている。なお、補給管52の上端部52aは、U字金具60とスムーズに摺動するように外周面が滑らかな略直管状となっている。
【0038】
この補給口54にキャップ56が着脱自在に装着されている。キャップ56は、チェーン等の線状体58を介してキャビネット本体10の上部に連結されている。この線状体58は、キャップ56を補給口54から外して手を離したときには、キャップ56がキャビネット本体10に対し吊り下げ状となる長さとなっている。
【0039】
水石鹸タンク50からは、ポンプ及びホース(図示略)を介して水石鹸を水石鹸吐出口20に送液可能となっている。
【0040】
このように構成された水回りキャビネット1にあっては、前面パネル24を開けると、補給口54がキャビネット10の上部の前面部に位置し、しかも前方斜め上方を指向しているので、キャップ56を外して容易に水石鹸を補給口54に注ぎ込んでタンク50に補給することができる。特に、この実施の形態では、補給口54を掴んで手前に引き出すこともでき、このようにすれば水石鹸の補給作業を容易に行うことができる。この外したキャップ56は線状体58によって吊り下げられるので、紛失したり、キャップ56が床に落下して汚れたりすることがない。
【0041】
この前面パネル24は左方にスライドして開くので、キャビネット本体10の前方スペースが狭くても、またキャビネット本体10の直近に作業者が居ても、前面パネル24をスムーズに開けることができる。前面パネル24を閉めると、補給口54が隠蔽されるので、美観が良好である。
【0042】
この前面パネル24のスライダ26,28にゴム製ストッパ48が設けられており、該ストッパ48が縦フレーム32又は34に当接するので、前面パネル24を開け閉めしたときの衝突音や衝撃が小さい。
【0043】
この実施の形態では、横フレーム36の上面から突設された突起37により、前面パネル24が閉じた状態においてスライダ26が左方へ移動することが規制されるため、閉じた状態にある前面パネル24がずれにくく、キャビネット使用者が意図していないときに前面パネル24が開くことが防止される。
【0044】
また、この実施の形態では、キャビネット本体10の前面のほぼ全体が前面パネル24によって構成されており、この前面パネル24は左端から右端まで一枚物のパネルとなっている。このため、キャビネット本体10の前面中央に縦の隙間が発生せず、美観が良好である。
【0045】
なお、この実施の形態では、前面パネル24は左方にスライドして開くものとなっているが、右方にスライドして開くものとされてもよい。
【0046】
上記実施の形態では、前面パネル24がスライドして開閉するものとなっているが、第7図の水回りキャビネット1Aのように、前面パネル24Aの上部に、小開口部70を設け、この小開口部70に開閉扉72を設けてもよい。符号74は扉72を閉鎖状態に保つためのロックを示す。補給口54はこの小開口部70に臨むように配置されている。この水回りキャビネット1Aのその他の構成は、前面パネル24Aが左右にスライドせず、単に横フレーム36,38に係止されている他は、水回りキャビネット1と同様である。この水回りキャビネット1Aにおいても、水石鹸の補給を容易に行うことができる。
【0047】
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の態様とされてもよい。例えば、前面パネル24はガイドローラーに案内されて左右にスライドするよう構成されてもよい。また、スライド可能な前面パネル24の上下寸法は図示よりも小さくされてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1,1A 水回りキャビネット
10 キャビネット本体
12 洗面器
16 吐水口
18 水石鹸吐出口
24 前面パネル
26,28 スライダ
32,34 縦フレーム
36,38 横フレーム
37 突起
50 水石鹸タンク
52 補給管
54 補給口
56 キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に開閉部を有し、内部に水石鹸タンクが設置され、該水石鹸タンクに水石鹸補給管の下端が連なっている水回りキャビネットにおいて、
該水石鹸補給管の上端の補給口が該キャビネット内の上部において該開閉部に臨んで配置されていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項2】
請求項1において、前記開閉部は、キャビネットの前面の少なくとも一部が左又は右方向(以下、開方向という。)にスライドして開放可能なスライドプレートにて構成されていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項3】
請求項2において、前記スライドプレートは、前記キャビネットの前面の一部のみを開放するように構成されていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項4】
請求項3において、該水回りキャビネットは、
左右方向に延在した横フレームと、
該横フレームの前記開方向側の端部に連なる第1の縦フレームと、
該横フレームの該開方向と反対側の端部に連なる第2の縦フレームと、
該横フレームに沿って左右方向に摺動するスライダと
を有しており、
該スライダに前記スライドプレートが連結されており、
該スライドプレートが閉じた状態においては、該スライダの該開方向と反対側の端部が該第2の縦フレームに当接しており、
該スライドプレートは、該スライダの該開方向側の端部が該第1の縦フレームに当接するまで該開方向へ移動可能となっていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項5】
請求項2ないし4のいずれか1項において、前記スライドプレートが閉じた状態において該スライドプレートの開方向への移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項6】
請求項5において、該水回りキャビネットは、
左右方向に延在した横フレームと、
該横フレームに沿って左右方向に摺動するスライダと
を有しており、
該スライダに前記スライドプレートが連結されており、
前記規制手段は、該横フレームから突出する突起を備えており、
該突起は、該スライドプレートが閉じた状態においては、該スライダに前記開方向側から対峙して該スライダの該開方向への移動を規制しており、
スライドプレート開放時には、該スライダが該突起を乗り越えて該開方向へ移動するように構成されていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項7】
請求項2ないし6のいずれか1項において、該スライドプレートは、キャビネットの左端から右端まで延在していることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか1項において、前記水石鹸補給管の上端の補給口がキャビネット前方に向って斜め上方を指向して開口していることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項において、前記補給口は前方に引き出し可能となっていることを特徴とする水回りキャビネット。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項において、該補給口に着脱可能なキャップが装着されており、該キャップは、線状体を介してキャビネット上部に連結されており、補給口から外されたときに該線状体によって吊り下げられるように構成されていることを特徴とする水回りキャビネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−177426(P2011−177426A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−46675(P2010−46675)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)