説明

水洗便器

【課題】便器洗浄の使用水量を節約できる水洗便器を提供すること。
【解決手段】便器と、便器内に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、便器内の後壁下部側に設けられると共に便器内に溜水を溜めるためのトラップ部とを備えた水洗便器において、便器洗浄に先だって便器1内の汚物30を予めトラップ部におけるトラップ入口側に向かって誘導させるための汚物誘導手段を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便器のボール部内の汚物をトラップ部から外部排水管へ排出させるための水洗便器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、便器洗浄のためにロータンク内に洗浄水を貯留しておき、その貯溜水を便器 の中に放出することがなされている。そして、この洗浄水放出により、便器内の汚物及び汚水をその圧力によりトラップ部を介して外部排水管へとサイホン現象によって排出させるようにしている。例えば、ターントラップ式便器において便器洗浄を行なう際には、例えば、図10(a)→(b)のように、ターントラップ部4を下向きに回転させることで汚物30及び溜水3を外部排水管7に一気に排水するが一般的である(例えば、特許文献1参照)。なお、図11は従来例のタイムチャートであり、図中のAはターントラップ部4を下向きに回転させる時間、Bはターントラップ部4を上向きに回転させる時間を示している。
【0003】
ところが、特許文献1に見られる従来例では、汚物30の排出のために使用する水量が多くなり、不経済となっていた。
【特許文献1】特開2005−213765号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、便器洗浄の使用水量を節約できる水洗便器を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明は、便器1と、便器1内に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、便器1内の後壁5b下部側に設けられると共に便器1内に溜水3を溜めるためのトラップ部4とを備えた水洗便器1において、便器洗浄に先だって便器1内の汚物30を予めトラップ部4におけるトラップ入口21側に向かって誘導させるための汚物誘導手段6を備えていることを特徴としている。
【0006】
このような構成とすることで、ボウル部5内の溜水3に波動を発生させて、この波動を利用して予め汚物30をトラップ入口21側に誘導させることができるので、少ない水量でありながら汚物30を完全に洗い流すことが可能となる。
【0007】
また、上記汚物誘導手段6は、便器1内にエアーを噴出させることにより溜水3にトラップ入口21側に向かう水流を生じさせるためのエアー吐出孔40を備えているのが好ましく、この場合、エアー圧力を利用するので、使用水の削減に一層効果的となる。
【0008】
また、上記汚物誘導手段6は、便器1内の溜水3の一部をトラップ部4におけるトラップ出口23側に排出させることにより、溜水3にトラップ入口21側に向かう水流を生じさせるための一時排水手段を備えているのが好ましく、この場合、溜水3の一部を利用するので、使用水の削減に一層効果的となる。
【0009】
また、上記汚物誘導手段6は、便器1外部から便器1内に水を圧送することにより溜水3にトラップ入口21側に向かう水流を生じさせる水供給手段を備えているのが好ましく、この場合、溜水3の水流圧力を強くでき、より確実に汚物30誘導ができるようになる。
【0010】
また、上記汚物誘導手段6は、トラップ入口21側に向かう水流を停止させた後において、トラップ入口21側に向かう波動が再発生するタイミングで便器洗浄を開始させるための制御回路6aを備えているのが好ましく、この場合、水流停止後のトラップ入口21側に向かう波動を利用して便器洗浄が可能となり、サイホン現象による吸い込み力と波動による水圧力との相乗作用によって、汚物30をより確実に排出できるようになる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、ボウル部内の溜水に波動を発生させて、この波動を利用して予め汚物をトラップ入口側に誘導させることにより、便器洗浄の使用水量を節約でき、きわめて経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1はサイホン式便器1Bの一例を示し、図2は波動を利用して汚物誘導を行なう場合の模式図を示し、図2は汚物誘導手段を構成するブロック図を示している。
【0013】
サイホン式便器1Bは、ボウル部5を有する便器1と、便器1内に洗浄水を供給するロータンク8と、便器1内の後壁下部側に設けられて便器1内に一定の溜水3(封水)を溜めるためのトラップ部4と、便器洗浄に先だって汚物誘導を行なうための制御回路6aとを備えている。
【0014】
図2の例では、トラップ部4は、ボウル部5の後壁5b下部に開口したトラップ入口21と、上方に向かって略逆U字状に屈曲したトラップ頂部22と、外部排水管に連通するトラップ出口23とが管状に連続形成されている。また、ボウル部5の後壁5bと対向する前壁5a側には、トラップ入口21側に向かってエアー吐出孔40が開設されており、一方、便器1外部にはエアーポンプ32が設置され、エアーポンプ32の吐出側が逆止弁33付きエアーチューブ31を介してエアー吐出孔40に接続されている。
【0015】
上記制御回路6aは、洗浄操作部12からの操作信号が入力されると、エアーポンプ32をタイマー11にて予め設定された時間だけ駆動する。これにより、エアーチューブ31からボウル部5内に図1(a)の矢印Fで示す方向にエアーが噴出し、このとき発生する溜水の波動を利用してボウル部5内の汚物30をトラップ入口21側へと誘導させるものである。
【0016】
すなわち、図2(a)に示すように、ボウル部5の溜水3内においてエアーがトラップ入口21に向かって噴出することにより、矢印F1に示す方向に、ボウル部5の後壁5b側へと向かう波動(以下「後進波動」という)が発生して、汚物30はトラップ入口側へ誘導されるようになり、しかもこのときのボウル部5内の溜水は満水状態であるため、多量の溜水による大きな誘導力が汚物30に作用するため、汚物30の誘導がスムーズに行なわれる。またこの後進波動によって溜水3の一部がトラップ頂部22の上に盛り上がって矢印F2で示すようにトラップ出口23へと排出されていき、ボウル部5内の溜水量が減少する。この排水は、通常のオーバーフロー排水やサイホン式による排水とは異なる。つまり、オーバーフロー排水は、ボウル部5内の溜水の増水によってトラップ頂部22から増水分だけ溢れ出して排水されるので、溜水量は変化しないものであり、一方、サイホン式はトラップ部4の排水路が満水とされたときに生じる流動方向への引き込み力を利用して汚物30と溜水の殆どを排出させるものであるが、これに対して、本発明では、汚物30を誘導するための後進波動に溜水3の一部が巻き込まれてトラップ頂部22に盛り上がって排水されていくものであり、排水後でも溜水量が減少するものの一定の溜水量が確保されるものであり、この点で、通常のオーバーフロー排水やサイホン式による排水とは相違している。
【0017】
その後、エアーポンプ32が停止されると、上記後進波動が、図2(b)に示すようなボウル部5の前壁5a側に向かう波動(以下「前進波動」という)へと変わる。この前進波動によって汚物30にはトラップ入口21から遠ざかる方向に誘導力が作用するが、この時点でボウル部5内の溜水量が減少しているために、汚物30をトラップ入口21から遠ざけようとする誘導力が弱く、汚物30をトラップ入口21近くに止めることができる。
【0018】
その後、ロータンク8の電磁弁15が開かれて、ロータンク8内の洗浄水がボウル部5内に図1(c)の矢印Gで示す方向に流れ込むことにより、便器洗浄が行なわれる。この便器洗浄を行なうタイミングは、上記前進波動から再び後進波動へと変わるタイミングに合わせて行なうのが好ましい。つまり、上記前進波動はボウル部5の前壁5aに当たって再び、後進波動へと変わるが、この後進波動が発生するタイミングで洗浄水をボウル部5内に流し込むことによって、サイホン現象による吸い込み力と後進波動による水圧力との相乗作用によって、予めトラップ入口側に誘導されている汚物30をトラップ頂部22に向かって押す力が強まり、少ない水量でも汚物30は図1(c)の矢印F3で示す方向に吸い込まれて排出されるようになる。
【0019】
しかして、エアーポンプ32からのエアー圧力を利用してボウル部5内の溜水3に波動を発生させ、この波動によって予め汚物30をトラップ入口21側に誘導させる方式を採用することで、少ない水量でありながら汚物30を完全に洗い流すことができるようになり、しかも汚物誘導にエアーを使用することで、便器洗浄の使用水量を節約でき、きわめて経済的である。
【0020】
また本例では、汚物誘導時に溜水3の一部が排出されてボウル部5内の溜水量が減少することで、便器洗浄時における瞬時排出量を減じることができる。これにより、例えば、ビルやマンション等の多層階の建物において複数個の便器1の各トラップ部4がそれぞれ共通の外部排水管7(排水横引管或いは排水立て管)に連結されている場合において、複数個の便器洗浄操作がほぼ同時になされたときでも、各便器1ごとにおいて便器洗浄時の瞬時排出量をそれぞれ減少させることができるので、外部排水管7内の負圧の発生を抑えることができ、圧力変動による悪影響、例えば、共通の外部排水管7に接続される他の排水トラップ(例えば、洗濯パン用トラップ)の封水切れとか、排水が逆流して噴き出す現象の発生を防ぐことができる利点もある。
【0021】
なお、前記実施形態ではエアー圧力により発生する波動を利用して汚物誘導を行なったが、水圧力により波動を発生させて汚物誘導を行なうことも可能である。
【0022】
図4の例では、ボウル部5の後壁5bと対向する前壁5a側に、トラップ入口21側に向かって吐水孔45を開設し、一方、ロータンク8の底面に通常設けられている主排出口とは別に副排出口を開設し、上記吐水孔45と副排出口とを便器1内部(ボウル部5と便器1外壁間の空間部分)に配置される配置されるバイパス管13を介して連結してある。副排出口は副電磁弁14(図5)によって開閉される。先ず、洗浄操作部12からの操作信号が制御回路6aに入力されると、制御回路6aはロータンク8の副電磁弁14だけを、タイマー11にて予め設定された時間だけ一時的に開く。これにより、ロータンク8内の洗浄水がバイパス管13を通ってボウル部5内に図4(a)の矢印Fで示す方向に流れ込んで噴流水となり、これによって図4(b)に示すように、溜水3に発生する波動を利用して汚物30をトラップ入口21側へ誘導させることができ、このロータンク8が波動となる水流を発生させるための水供給手段を構成する。このときの波動による汚物30の誘導は、前記図2(a)で説明した後進波動と同じ原理でなされる。さらに、一定時間後にロータンク8の副電磁弁14を閉じて、噴流水を停止させると、図2(b)で説明した前進波動となり、再び後進波動が発生するタイミングで、主電磁弁15(図5)を開いて、ロータンク8内の洗浄水をボウル部5内に図4(c)の矢印Gで示す方向に供給すると、このときに発生するサイホン現象によってボウル部5内の汚物30及び溜水3が図5(b)の矢印F3で示す方向に吸い込まれて排出される。
【0023】
しかして、ロータンク8内の洗浄水の一部を利用して予め汚物30をトラップ入口21側に誘導させておくことによって、その後の便器洗浄による汚物30排出動作が確実に且つスムーズに行なえるようになる。従って、便器洗浄に使用する総水量の節約ができ、きわめて経済的である。
【0024】
また、前記実施形態ではサイホン式便器1Bを例示したが、ターントラップ式便器1Aにおいても、汚物誘導動作を実行することができる。図6はターントラップ式便器1Aの一例を示し、図7は汚物誘導手段6のブロック図を示し、図8はタイムチャートを示している。本例では、便器洗浄に先だって便器内の汚物30を予めトラップ入口側に向かって誘導させるための汚物誘導手段を備えている。
【0025】
図7に示す例では、汚物誘導手段6は、可動式のトラップ部4(以下、「ターントラップ部4」という)と、ターントラップ部4を上下に回転させるモータ9と、ターントラップ部4の最上位置と最下位置とをそれぞれ検知する検知センサ10と、検知センサ10からの検知信号に応じてモータ9を時間制御するタイマー11を内蔵した制御回路6aとを備えている。洗浄操作部12からの操作信号が制御回路6aに入力されると、制御回路6aはタイマー11にて予め設定された時間だけ一時的にターントラップ部4を下向きM1に小回転させる。これにより図6(b)で示すようにボウル部5内の溜水3にトラップ入口側に向かう水流が発生し、この水流により汚物30がトラップ入口21へと誘導される(図6(b)の状態)。このときボウル部5内の溜水は満水状態であるため、汚物30をトラップ入口21に向かう方向に作用する誘導力が大きいため、汚物30をスムーズにトラップ入口21側へと誘導させることができる。このターントラップ部4が波動となる水流を発生させるための一時排水手段を構成する。その後、ターントラップ部4を上向きに保って排水を一旦停止状態とする。この段階で便器1内の溜水3の容量はEに示す示す容量分だけ減少している。さらに一定時間経過後に、ターントラップ部4を再度下向きMに回転させることで図1(c)に示すように、残りの溜水3と共に汚物30が排出され、便器洗浄が行なわれる。このとき、汚物30は予めトラップ入口21側に誘導されているため、少ない水量でも汚物30を確実に排出できるようになる。なお図8はターントラップ部4の回転時間を制御することで汚物誘導を行なう場合のタイムチャートを示しており、図中のA1、A2はターントラップ部4を下向きに回転させる時間、Bはターントラップ部4を上向きに回転させる時間、Cは排水を一時的に停止させる時間を示している。なおターントラップ部4の下向きの時間(図8に示す時間C)を調整することで汚物誘導時の排水量を容易に調整できるようになる。
【0026】
しかして、予め汚物30をトラップ入口21側に誘導させることにより、便器洗浄の際には少量の溜水でも汚物30を完全に洗い流すことができ、しかも汚物誘導時には汚物30を誘導するだけの水量があればよいので、前記実施形態と同様、便器洗浄に使用する総水量の節約ができ経済的である。
【0027】
なお前記図8は、ターントラップ部4の回転時間を制御することで汚物誘導動作を行なう時間制御方式の一例を例示しているが、他の実施形態として、ターントラップ部4の上向きと下向きの間の横向き位置を検知することで一時排水動作を行なう位置検知制御方式とすることも可能である。その一例を図9のタイムチャートに示す。洗浄操作部12からの操作信号が制御回路6aに入力されると、制御回路6aはターントラップ部4を上向きから下方M1に向けて回転させるが、横向き位置までくると横向き位置を検知する専用の検知センサから制御回路6aに検知信号が送られ、制御回路6aはモータ9の回転を図9中の時間Dだけ一時停止させる。これにより、ターントラップ部4は一時横向き姿勢で固定されるので、溜水3の一部だけがオーバーフローで排出されると共に汚物30がトラップ入口21側に誘導されるようになる。その後、再びモータ9を回転させてターントラップ部4を横向きから下向きMに回転させることで、残りの溜水3を排出させて汚物30を完全に洗い流すことができる。しかも本例においては、ターントラップ部4を上向きから横向きに回転させることで汚物誘導を行ないさらに横向きから下向きに回転させて便器洗浄を行なうので、前記図8の場合のようにターントラップ部4を横向きとし、さらに上向きに戻してから、再度下向きに回転させるという複雑な動作が不要となるので、制御回路6aの回路構造を簡素化できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態に用いるサイホン式便器における汚物誘導を説明する側面断面図であり、(a)は便器洗浄前の状態を示し、(b)は汚物誘導後の状態を示し、(c)は洗浄時の状態を示す。
【図2】(a)は同上の波動により汚物誘導を行なう場合の模式図、(b)は汚物誘導後の状態の模式図である。
【図3】同上の汚物誘導手段を構成するブロック図である。
【図4】他の実施形態を示し、(a)は便器洗浄前の状態を示し、(b)は汚物誘導後の状態を示し、(c)は便器洗浄時の状態を示す側面断面図である。
【図5】図4の汚物誘導手段に関連するブロック図である。
【図6】他の実施形態を示し、(a)は便器洗浄前の状態を示し、(b)は汚物誘導後の状態を示し、(c)は便器洗浄時の状態を示す側面断面図である。
【図7】図6の汚物誘導手段に関連するブロック図である。
【図8】同上の汚物誘導をモータの回転時間制御方式で行なう場合のタイムチャートである。
【図9】同上の汚物誘導をターントラップ部の位置制御方式で行なう場合のタイムチャートである。
【図10】(a)(b)は従来のターントラップ式便器における排水動作の説明図である。
【図11】従来の排水動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0029】
1 便器
30 汚物
31 エアーチューブ
32 エアーポンプ
40 エアー吐出孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器と、便器内に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、便器内の後壁下部側に設けられると共に便器内に溜水を溜めるためのトラップ部とを備えた水洗便器において、便器洗浄に先だって便器内の汚物を予めトラップ部におけるトラップ入口側に向かって誘導させるための汚物誘導手段を備えていることを特徴とする水洗便器。
【請求項2】
上記汚物誘導手段は、便器内にエアーを噴出させることにより溜水にトラップ入口側に向かう水流を生じさせるためのエアー吐出孔を備えていることを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
【請求項3】
上記汚物誘導手段は、便器内の溜水の一部をトラップ部におけるトラップ出口側に排出させることにより、溜水にトラップ入口側に向かう水流を生じさせるための一時排水手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
【請求項4】
上記汚物誘導手段は、便器外部から便器内に水を圧送することにより溜水にトラップ入口側に向かう水流を生じさせる水供給手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の水洗便器。
【請求項5】
上記汚物誘導手段は、トラップ入口側に向かう水流を停止させた後において、トラップ入口側に向かう波動が再発生するタイミングで便器洗浄を開始させるための制御回路を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水洗便器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−120259(P2007−120259A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−317576(P2005−317576)
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】