説明

水洗式便器

【課題】洗浄水の水量が少なくても、便鉢部の表面の洗浄、及び便鉢部からの汚物の排出を良好に行うことができる水洗式便器を提供する。
【解決手段】水洗式便器は、洗浄水を滞留する溜水部11、及び上部周縁部に形成したリム通水路13を有する便鉢部10と、この便鉢部19の下端部に連通した排水路20と、リム通水路13に沿って便鉢部10の周方向の一方向に洗浄水を吐水する第1吐水口31と、この第1吐水口31から吐水される洗浄水のリム通水路13における終端部に形成し、このリム通水路13を流れる洗浄水の流れ方向を溜水部11に向ける流れ変更部40とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水洗式便器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には従来の水洗式便器が開示されている。この水洗式便器は、便鉢部、排水路、リム吐水口及び補助吐水口を備えている。便鉢部は、洗浄水が滞留する溜水部と、上部周縁部に形成したリム通水路とを有している。排水路は便鉢部の下端部に連通している。リム吐水口は、リム通水路に沿って、便鉢部の周方向の一方向に洗浄水を吐水する。補助吐水口は溜水部よりも上方の便鉢部の表面に開口している。補助吐水口は、補助導水路を介して、リム吐水口の直ぐ下流側のリム通水路に開口した導入口に連通している。
【0003】
この水洗式便器では、リム吐水口から吐水される洗浄水の一部が導入口に流入する。導入口に流入した洗浄水は補助導水路を経て補助吐水口から溜水部に吐水される。リム吐水口から吐水され、導入口に流入しない残りの洗浄水は、リム通水路に沿って便鉢部の表面を旋回しながら流下する。この便鉢部の表面を旋回する洗浄水に補助吐水口から吐水される洗浄水が合流することによって、溜水部に向けた洗浄水の勢いが強くなる。これにより、勢いの強い洗浄水が溜水部から排水路に流れる。このため、便鉢内の汚物を良好に排出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−236320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の水洗式便器では、リム吐水口から吐水される洗浄水の一部が導入口に流入し、補助導水路を経て補助吐水口から溜水部に吐水されるため、リム通水路に沿って便鉢部の表面を流下する洗浄水の水量が減少する。節水化を図るために洗浄水の水量を少なくすると、この水洗式便器では、便鉢部の表面を流下する洗浄水の水量が少なくなり、便鉢部の表面の洗浄が不充分になるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、洗浄水の水量が少なくても、便鉢部の表面の洗浄、及び便鉢部からの汚物の排出を良好に行うことができる水洗式便器を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の水洗式便器は、洗浄水が滞留する溜水部、及び上部周縁部に形成したリム通水路を有する便鉢部と、
この便鉢部の下端部に連通した排水路と、
前記リム通水路に沿って前記便鉢部の周方向の一方向に洗浄水を吐水する第1吐水口と、
この第1吐水口から吐水される洗浄水の前記リム通水路における終端部に形成し、このリム通水路を流れる洗浄水の流れ方向を前記溜水部に向ける流れ変更部とを備えていることを特徴とする。
【0008】
この水洗式便器では、第1吐水口から吐水される洗浄水の全てがリム通水路に沿って流れ、便鉢部の表面を旋回しつつ流下する。このため、第1吐水口から吐水される洗浄水の水量が少なくても、この水洗式便器は便鉢部の表面全体に洗浄水を確実に流すことができる。また、洗浄水が便鉢部の表面を旋回しながら流れるため、洗浄水を便鉢部の表面に沿って長く流すことができる。このため、この水洗式便器は便鉢部の表面を良好に洗浄することができる。
【0009】
また、この水洗式便器は、第1吐水口から吐水される洗浄水のリム通水路における終端部に流れ変更部を形成しているため、リム通水路を終端部まで流れた洗浄水は、流れ変更部に衝突し、溜水部に向けて流下する。便鉢部の表面を旋回しつつ流下する洗浄水は、遠心力が働くため、水平外方向に力が作用し、下方向に向けての流れの勢いが弱い。このため、洗浄水が溜水部の下端部に連通した排水路へ流入し難い。しかし、流れ変更部に衝突し、溜水部に向けて流下する洗浄水が合流することによって、便鉢部の表面を旋回する洗浄水の流れを下方向に変更させることができる。これにより、溜水部に向いて下方に流れる洗浄水の勢いが強くなる。この勢いの強い洗浄水が溜水部を経由して排水路へ流入するため、汚物を便鉢部から良好に排出することができる。
【0010】
したがって、本発明の水洗式便器は、洗浄水の水量が少なくても、便鉢部の表面の洗浄、及び便鉢部からの汚物の排出を良好に行うことができる。
【0011】
前記流れ変更部は上方に張り出した庇部を有し得る。この場合、流れ変更部に衝突した洗浄水が上方に跳ね上がることを防止することができる。このため、洗浄水が水洗式便器の外部に飛散することを防止することができる。また、洗浄水が水洗式便器の外部に飛散しないため、第1吐水口から吐水する洗浄水を便鉢部の表面の洗浄、及び便鉢部からの汚物の排出に有効に利用することができる。さらに、庇部の下面は流れ変更部に衝突する洗浄水で洗浄することができるため、庇部の下面の汚れを防止することができる。
【0012】
前記流れ変更部は前記リム通水路の外周側の側壁部を外方向に凹ませて形成し得る。この場合、便鉢部の上端開口の開口面積が小さくなることを防止することができる。また、便鉢部の上端開口の開口面積を小さくすることなく庇部を容易に設けることができる。さらに、便鉢部の外形寸法を大型化しなくてもよくなり、水洗式便器の小型化を図ることができる。
【0013】
前記流れ変更部は前記便鉢部に前記排水路が連通している側に形成されており、前記便鉢部は前記流れ変更部に対向する位置に形成された第1立壁を有し得る。この場合、流れ変更部に衝突し、溜水部に向けて流下する洗浄水を第1立壁に衝突させて排水路方向に流すことができる。このように、洗浄水が淀みなく排水路に流入するため、便鉢部から汚物の排出を良好に行うことができる。
【0014】
前記第1吐水口から吐水される洗浄水が前記流れ変更部に到達する経路の途中であって、この流れ変更部に近い側に設けられ、前記リム通水路に沿って、前記第1吐水口から吐水される洗浄水と同一方向である前記便鉢部の周方向の一方向に洗浄水を吐水する第2吐水口を備え得る。この場合、第2吐水口から吐水する勢いの強い洗浄水を流れ変更部に衝突させて、溜水部に向けて流下させることができる。このため、洗浄水を排水路に勢いよく流入させることができるため、便鉢部から汚物の排出を良好に行うことができる。
【0015】
前記便鉢部は前記流れ変更部から流下する洗浄水の流れ方向に沿って形成された第2立壁を有し得る。この場合、第2立壁に沿って流れる洗浄水が縦方向の旋回流を形成する。このため、溜水部に流入する洗浄水を太い束にして排水路に流入させることができる。よって、便鉢部から汚物の排出を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施例の水洗式便器の一部平面断面図である。
【図2】実施例の水洗式便器の縦断面図である。
【図3】図2の矢視A−A断面図である。
【図4】図2の矢視B−B断面図である。
【図5】実施例の水洗式便器の要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の水洗式便器を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0018】
<実施例>
実施例の水洗式便器は、図1〜図5に示すように、便鉢部10、排水路20、第1吐水口31、第2吐水口32、及び流れ変更部40を備えている。便鉢部10は、水洗式便器を前端側から見て便鉢部10の後方側に寄った中央部に急激に下方に落ち込む立壁12を有している。立壁12に囲まれた部分は平面視で略ひし形である。便鉢部10は立壁12の下部から後方かつ下方に延びて形成された溜水部11を有している。つまり、便鉢部10は下部に洗浄水が滞留する溜水部11を有している。
【0019】
また、便鉢部10は上部周縁部に形成したリム通水路13を有している。リム通水路13は、便鉢部10の中央側に緩やかに傾斜した棚部13Aと、棚部13Aに連続して外周側に立ちあがった側壁部13Bと、側壁部13Bの上端部から内側に延びて上方に張り出した庇部13Cとを有している。リム通水路13に洗浄水が流れる際、側壁部13B及び庇部13Cによって洗浄水が外側に飛散することを防止することができる。
【0020】
排水路20は、流入口21Aが便鉢部10の下端部に連続して連通しており、後方かつ上方に延びた上昇路21と、上昇路21の下流端に連続して垂直下方に延びた下降路22とを有している。下降路22の下流端開口22Aは下方に開口しており、接続部材2の上流端開口に挿入し、接続される。水洗式便器は排水路20を接続部材3を介して床面に引き出された排水管に連通することができる。
【0021】
第1吐水口31は、水洗式便器を前端側から見て左側であって、便鉢部10の前後方向の中央より前側にリム通水路13に連続するように前方に向けて開口している。このため、第1吐水口31から吐水された洗浄水はリム通水路13に沿って便鉢部10の周方向の一方向(反時計回りの方向)に流れる。第1吐水口31は第1吐水空間31Aの先端部に形成されている。第1吐水空間31Aは水洗式便器を前端側から見て左側の側部に前後方向に延びて形成されている。第1吐水空間31Aは後端部から洗浄水分配器2の左側吐水管2Lの先端部が挿入されている。
【0022】
洗浄水分配器2は、流入口2Aと、流入口2Aから左右に分岐して形成した左側吐水管2L、及び右側吐水管2Rとを有している。洗浄水分配器2は水洗式便器の後部に配置されている。流入口2Aは水洗式便器の後部に載置して固定される洗浄タンク1の排水口が挿入される。洗浄水分配器2は、流入口2Aに流入した洗浄水を左側吐水管2Lと右側吐水管2Rとに分配し、夫々の先端部から洗浄水を吐水することができる。
【0023】
第2吐水口32は、水洗式便器を前端側から見て右側であって、便鉢部10の後部に左方向を向いて開口している。このため、第2吐水口32から吐水された洗浄水はリム通水路13に沿って第1吐水口31から吐水される洗浄水と同一方向である便鉢部10の周方向の一方向(反時計回りの方向)に流れる。第2吐水口32は第2吐水空間32Aの左側端部に形成されている。第2吐水空間32Aは水洗式便器を前端側から見て右側の側部に形成されている。第2吐水空間32Aは後端部から洗浄水分配器2の右側吐水管2Rの先端部が挿入されている。
【0024】
流れ変更部40は、図1、図4及び図5に示すように、第1吐水口31から吐水される洗浄水のリム通水路13における終端部、つまり、水洗式便器を前端側から見て便鉢部10の左側の後方角部に形成されている。このため、第2吐水口32は、第1吐水口31から吐水される洗浄水が流れ変更部40に到達する経路の途中であって、流れ変更部40側に近い側に設けられていることになる。また、流れ変更部40は便鉢部10に排水路20が連通している側、つまり便鉢部10の後方側に形成されている。
【0025】
流れ変更部40はリム通水路30の外周側の側壁部13Bを外方向に凹ませて形成している。このため、便鉢部10の上端開口の開口面積が小さくなることを防止することができる。流れ変更部40は、リム通水路13の棚部13Aに連続する棚部40A、リム通水路13の側壁部13Bに連続する側壁部40B、及びリム通水路13の庇部13Cに連続し、上方に張り出した庇部40Cを有している。このように、便鉢部10の上端開口の開口面積を小さくすることなく庇部40Cを容易に設けることができる。また、便鉢部10の外形寸法を大型化しなくてもよくなり、水洗式便器の小型化を図ることができる。
【0026】
流れ変更部40より上流側のリム通水路13の側壁部13Bは、洗浄水が周方向にスムーズに流れるように便鉢部10の外周面に沿って緩やかに曲がり具合を変更している。一方、流れ変更部40の側壁部40Bは、急激に曲がっているため、第1吐水口31及び第2吐水口32から吐水され、リム通水路13を流れてきた洗浄水が衝突し、その流れ方向が変更する。つまり、流れ変更部40の側壁部40Bに衝突した洗浄水が溜水部11に向けて流下するように流れ変更部40が形成されている。
【0027】
便鉢部10は、図1及び図3に示すように、水洗式便器を前端側から見て左前側に位置する立壁12が流れ変更部40から流下する洗浄水の流れ方向に沿って形成されている。つまり、第2立壁12Bを構成している。また、便鉢部10は、水洗式便器を前端側から見て右前側に位置する立壁12が流れ変更部40に対向する位置に形成されている。つまり、第1立壁12Aを構成している。
【0028】
このような構成を有する水洗式便器は、洗浄タンク1に貯留された洗浄水を排水口から排水して便器洗浄を実行すると、洗浄水分配器2を介して、第1吐水口31及び第2吐水口32から洗浄水が吐水される。第1吐水口31から吐水された洗浄水の全てがリム通水路13に沿って流れ、便鉢部10の表面を旋回しつつ流下する。このため、第1吐水口31から吐水された洗浄水の水量が少なくても、便鉢部10の表面全体に洗浄水を確実に流すことができる。また、洗浄水が便鉢部10の表面を旋回しながら流れるため、洗浄水を便鉢部10の表面に沿って長く流すことができる。このため、この水洗式便器は便鉢部10の表面を良好に洗浄することができる。
【0029】
また、この水洗式便器は、流れ変更部40に第1吐水口31及び第2吐水口32から吐水され、リム通水路13を流れてきた洗浄水が衝突し、溜水部11に向けて流下する。便鉢部10の表面を旋回しつつ流下する洗浄水は、遠心力が働くため、水平外方向に力が作用し、下方向に向けての流れの勢いが弱い。このため、洗浄水が溜水部11の下端部に連通した排水路20へ流入し難い。しかし、流れ変更部40に衝突し、溜水部11に向けて流下する洗浄水が合流することによって、便鉢部10の表面を旋回する洗浄水の流れを下方向に変更させることができる。特に、第2吐水口32から吐水された勢いの強い洗浄水が流れ変更部40に衝突し、溜水部11に向けて流下するため、溜水部11に向いて下方に流れる洗浄水の勢いが強くなる。この勢いの強い洗浄水が溜水部11を経由して排水路20へ流入するため、汚物を便鉢部10から良好に排出することができる。
【0030】
したがって、実施例の水洗式便器は、洗浄水の水量が少なくても、便鉢部10の表面の洗浄、及び便鉢部10からの汚物の排出を良好に行うことができる。
【0031】
流れ変更部40の庇部40Cは流れ変更部40の側壁部40Bに衝突する洗浄水が上方に跳ね上がることを防止することができる。このため、洗浄水が水洗式便器の外部に飛散することを防止することができる。また、水洗式便器に供給された洗浄水が外部に飛散しないため、洗浄水を便鉢部10の表面の洗浄、及び便鉢部10からの汚物の排出に有効に利用することができる。さらに、庇部40Cの下面は流れ変更部40の側壁部40Bに衝突する洗浄水で洗浄することができるため、庇部40Cの下面の汚れを防止することができる。
【0032】
流れ変更部40から溜水部11に向けて流下する洗浄水は、第2立壁12Bに沿って流れる。この際、洗浄水が縦方向の旋回流を形成し、洗浄水が太い束の流れになる。その後、洗浄水は第1立壁12Aに衝突し、排水路20方向に流れ方向を変更する。このように洗浄水が淀みなく、太い束となって排水路20に勢いよく流入するため、便鉢部10から汚物の排出を良好に行うことができる。
【0033】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例では、第2吐水口を備えていたが、第1吐水口のみで第2吐水口を設けなくてもよい。
(2)実施例では、流れ変更部をリム通水路の外周側の側壁部を外方向に凹ませて形成したが、リム通水路の棚部に障壁を立設させて形成してもよい。
(3)実施例では、第1立壁、第2立壁を設けたが、これらを設けなくてもよい。
(4)実施例では、洗浄水を貯留する洗浄タンクを有していたが、洗浄タンクを有さず、給水源から開閉弁を介して洗浄水を直接、給水してもよい。
(5)実施例では、流れ変更部を第2吐水口より下流側に設けたが、流れ変更部を第2吐水口の手前に設けてもよい。
(6)実施例では、洗浄水分配器を有していたが、洗浄水分配器を有さず、洗浄タンクから直接、第1吐水口及び第2吐水口まで導水してもよい。
【符号の説明】
【0034】
10…便鉢部
11…溜水部
12A…第1立壁
12B…第2立壁
13…リム通水路
20…排水路
31…第1吐水口
32…第2吐水口
40…流れ変更部
40C…庇部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄水が滞留する溜水部、及び上部周縁部に形成したリム通水路を有する便鉢部と、
この便鉢部の下端部に連通した排水路と、
前記リム通水路に沿って前記便鉢部の周方向の一方向に洗浄水を吐水する第1吐水口と、
この第1吐水口から吐水される洗浄水の前記リム通水路における終端部に形成し、このリム通水路を流れる洗浄水の流れ方向を前記溜水部に向ける流れ変更部とを備えていることを特徴とする水洗式便器。
【請求項2】
前記流れ変更部は上方に張り出した庇部を有していることを特徴とする請求項1記載の水洗式便器。
【請求項3】
前記流れ変更部は前記リム通水路の外周側の側壁部を外方向に凹ませて形成していることを特徴とする請求項1又は2記載の水洗式便器。
【請求項4】
前記流れ変更部は前記便鉢部に前記排水路が連通している側に形成されており、前記便鉢部は前記流れ変更部に対向する位置に形成された第1立壁を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の水洗式便器。
【請求項5】
前記第1吐水口から吐水される洗浄水が前記流れ変更部に到達する経路の途中であって、この流れ変更部に近い側に設けられ、前記リム通水路に沿って、前記第1吐水口から吐水される洗浄水と同一方向である前記便鉢部の周方向の一方向に洗浄水を吐水する第2吐水口を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の水洗式便器。
【請求項6】
前記便鉢部は前記流れ変更部から流下する洗浄水の流れ方向に沿って形成された第2立壁を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の水洗式便器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−202143(P2012−202143A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−68729(P2011−68729)
【出願日】平成23年3月25日(2011.3.25)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】