説明

浮遊性海藻育成装置

【課題】海藻類の高効率で安定した養殖を可能とすることができる小型な照明装置を備えた浮遊性海藻育成装置を提供する。
【解決手段】水溶液Sと海藻類Mが収容される養殖用水槽2と、養殖用水槽2内の水溶液Sに向かって光を照射する育成用照明装置3と、養殖用水槽2内の水溶液Sを循環させる攪拌装置4とを備え、前記撹拌装置4は水溶液Sの複数の循環経路C1、C2、、が重なり合う集合部分5を形成し、かつ、前記育成用照明装置3は該集合部分5に向かって光を照射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、 浮遊性の海藻類を人工的に養殖する浮遊性海藻育成装置に関し、詳細には、海藻類の安定した養殖を可能とすることができる浮遊性海藻育成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
海藻類を人工的に陸上で安定した養殖を可能とする技術として、海藻類に満遍なく太陽光を当てて海藻類の光合成を活発に行わせて海藻類の成長効率を向上させることができる海藻類養殖装置及び同海藻類養殖装置を備えた魚介類養殖装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この特許文献1の養殖装置は、海藻類及び海水が収容され、光源から前記海藻類への光の照射が行われる海藻類養殖水槽と、この水槽内に中空状をなし略垂直向きに配置される中空管と、この中空管内下端側に配置され、空気を吹出す気泡ポンプとよりなるエアレーション装置と、光源とを備えている。そして、前記気泡ポンプから吹出された気泡により海水を曝気処理し、前記気泡が中空管内の海水と混入されることにより当該海水を中空管内で上昇させて上部の吐出口から吐出させると同時に、中空管の下部の流入口から海水を汲み上げて海藻類養殖水槽内で海水を循環させ、その海水の循環に海藻類をのせて海藻類養殖水槽内に浮遊させている。
【特許文献1】特開2002−320426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のものにあっては、光は太陽光であるので、曇りのときや夜には安定して光合成を行わせることができない。また、各個体に均一に光を照射するためには水溶液の液面全体に光を照射することが必要であり、そのため、一部の光が水槽外に漏光することを許容せざるをえず、効率が悪く、装置も大大型化せざるを得なかった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、海藻類の高効率で安定した養殖を可能とする小型な照明装置を備えた浮遊性海藻育成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、
水溶液と海藻類が収容される養殖用水槽と、該養殖用水槽内の水溶液に向かって光を照射する育成用照明装置と、該養殖用水槽内の水溶液を循環させる撹拌装置とを備えた浮遊性海藻育成装置であって、
前記撹拌装置は水溶液の複数の循環経路が重なり合う集合部分を形成し、かつ、前記育成用照明装置は該集合部分に向かって光を照射することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、請求項1記載の発明において、前記養殖用水槽の壁面部と水溶液の界面に向かって光を照射する育成用補助照明装置を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、請求項1または2記載の発明において、前記集合部分を形成する両端が開口した筒体を備えたことを特徴とする
請求項4記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、請求項1ないし3記載の発明において、前記養殖用水槽の水溶液中に光を反射する反射部材を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、請求項1ないし4記載の発明において、前記撹拌装置は水溶液の機械的流動により水溶液を循環させるものとしたことを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明に係る浮遊性海藻育成装置は、請求項1ないし4記載の発明において、前記撹拌装置は気体を噴出することにより水溶液を流動させて循環させるものとしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載された発明によれば、攪拌装置は水溶液の複数の循環経路が重なり合う集合部分を形成し、かつ、前記育成用照明装置は該集合部分に向かって光を照射するので、海藻が集まる部分に光を照射することができ、効率よく安定して光合成を行わせることができる。そのため、育成用照明装置及び浮遊性海藻育成装置全体を小型化できる。
【0012】
請求項2に記載された発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、さらに浮遊性海藻に効果的に光を照射でき、一層光合成の効率を良くすることができる。
【0013】
請求項3に記載された発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、水溶液の複数の循環経路の重なり合う集合部分を確実に形成することができ、その結果、浮遊性海藻を良好に分散でき、そこに光を有効に照射できる。
【0014】
請求項4に記載された発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、照明装置から照射されて浮遊性海藻の間を通過した光を再度光合成に寄与させることができ、一層光合成の効率を良くすることができる。
【0015】
請求項5に記載された発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、水溶液の複数の循環経路の重なり合う集合部分を確実に形成することができ、その結果、浮遊性海藻を良好に分散でき、そこに光を有効に照射できる。
【0016】
請求項6に記載された発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、水溶液の複数の循環経路の重なり合う集合部分を確実に形成することができると共に曝気ができる、その結果、浮遊性海藻の光合成を有効に行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1ないし3は本発明の実施の形態1における浮遊性海藻育成装置の概略の構成を示す図で、図1は浮遊性海藻育成装置の概略の構成を透視して示す斜視図、図2及び3は浮遊性海藻育成装置を構成する攪拌装置の斜視図である。
【0019】
この実施の形態の浮遊性海藻育成装置1は、水溶液Sと海藻類Mが収容される養殖用水槽2と、養殖用水槽2内の水溶液Sに向かって光を照射する育成用照明装置3と、
養殖用水槽2内の水溶液Sを循環させる攪拌装置4とを備え、水溶液の複数の循環経路が重なり合う集合部分5を形成している。
【0020】
養殖用水槽2は、ガラスやプラスチックから水密に形成され、その槽内に養殖用海水等の水溶液Sが収容される。それと共に、その槽内に、アナアオサ、ボタンアオサ、オオバアオサなどの岩場等に着床しない浮遊性の海藻類Mが収容され、海藻を陸上で人工的に養殖することができるように構成されている。そして、浮遊性の海藻類Mの光合成を促進するため、育成用照明装置3が養殖用水槽2の上方に設けられている。
【0021】
育成用照明装置3は、白熱灯、蛍光灯、高輝度放電灯、発光ダイオード、有機ELなどの光源から構成されている。光合成への利用効率を考慮すると、光源としては、比較的長波長成分の多い高圧ナトリウムランプや、赤色波長部分に発光のピークを調整した発光ダイオードが好ましい。育成用照明装置3の設置位置としては、養殖用水槽2の上方外側が、循環経路の集合部分5に向かって光を照射すれば、水面の広い範囲を照射でき、装置も複雑にならないので、好ましい。育成用照明装置3を防水して水面近傍に設置しても良いし、水中に設けてもよく、特に制限されない。設置個数は、養殖用水槽2の大きさ、光源の能力により変わるが、30〜50リットルの水槽で、その中央部に1個程度である。
【0022】
すなわち、育成用照明装置3は、撹拌装置4により形成される循環経路の重なり合う集合部分5に向かって照射し、海藻類Mが広がる範囲を照射する装置である。そのため、育成用照明装置3は、養殖用水槽2内に分散する海藻Mを照射できるように、水面全面を照射するように構成されることが好ましい。
【0023】
攪拌装置4は、図2に示すように、スクリュー41のような機械的な運動部材から構成され、回転により周囲の仮想の複数の循環経路(図1ではC1,C2の2経路のみを示す)の水溶液Sを流動させる。そして、攪拌装置4は水溶液Sの上昇水流を発生させて、水溶液Sの複数の循環経路が重なり合う集合部分5が形成される。
【0024】
攪拌装置4としてスクリュー41のような装置では、大きな海藻類が巻き込まれないように、網などの保護部材を設ける必要がある。この場合、保護部材に海藻類がへばりつかないように水溶液が吸引される部分を広げたり、海藻のない部分から吸引するようにしたりする必要がある。
【0025】
集合部分5は、水溶液Sの複数の仮想上の循環経路が重なり合う部分であり、複数の海藻類Mがそれぞれ循環経路に沿うとして、複数の海藻類Mが同一方向(水槽上方)に流動する部分とする。
【0026】
水溶液Sは海藻類Mを人工的に陸上で培養するための溶液で、天然の海水や天然の海水を模した人工海水が用いられる。人工海水としては、塩分濃度が標準海水(塩分約33g/kg)の25〜150%の範囲のものが使用される。水溶液Sの培養のための温度としては10〜30℃の範囲である。
【0027】
次に、上記のように構成した浮遊性海藻育成装置1による浮遊性海藻の人工培養について説明する。
【0028】
先ず、養殖用水槽2の略中心部の底辺近傍に設置した攪拌装置4を稼働させる。そして、攪拌装置4から上方に向かって上昇水流を生じさせる。すると、浮遊した海藻類Mが攪拌装置4直上に引き寄せられる。引き寄せられた海藻類Mは、攪拌装置4で生じた上昇水流に乗って水面付近に押し上げられる。水面付近の水深の浅いところでは、育成用照明装置3から照射された光は減衰されることなく、海藻類Mに降り注ぎ、効果的に光合成を行わせる。
【0029】
上記のように構成してなる、本実施の形態の発明によれば、攪拌装置4は水溶液Sの複数の循環経路が重なり合う集合部分5を形成し、育成用照明装置3は集合部分5に向かって光を照射するので、そこから海藻が広がった部分に光を照射することができ、効率よく安定して光合成を行わせることができる。そのため、育成用照明装置3及び浮遊性海藻育成装置1全体を小型化できる。
【0030】
なお、上記において、浮遊性海藻育成装置1の攪拌装置4をスクリューの回転により水流を発生させる例で説明したが、図3(a)に示すように、気泡の上昇力を利用するエアレーションとしてもよい。また、図3(b)に示すように、熱対流を利用する熱源を備えた装置から構成してもよい。攪拌装置4をエアレーション方式とすると、曝気が効果的に行えることで、良好な曝気により光合成が有効に行える。
【0031】
(実施の形態2)
図4及び5は、本発明の実施の形態2における浮遊性海藻育成装置の概略の構成を示す図で、図4はその概略の構成を透視して示す斜視図、図5は浮遊性海藻育成装置の育成用補助照明装置の他の構成を透視して示す斜視図である。
【0032】
図4に示す浮遊性海藻育成装置1は、育成用照明装置3に加えて育成用補助照明装置31,32を備えている点で上記実施の形態1と相違している。実施の形態1と同様な作用をする部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】
この浮遊性海藻育成装置1は、図4に示すように、水溶液Sと海藻類Mが収容される養殖用水槽2と、養殖用水槽2内の水溶液Sに向かって光を照射する育成用照明装置3と、攪拌装置4と、海藻類Mが滞留しやすい隅部を照射する育成用補助照明装置31,32を備えている。育成用補助照明装置31,32は養殖用水槽2の四つの角部の上方部にそれぞれ設けられている。育成用補助照明装置31,32は、育成用照明装置3よりも弱い光を照射するように構成してもよい。この実施の形態のように浮遊性海藻育成装置1を構成することで、さらに光合成の効率上げることができる。
【0034】
なお、育成用補助照明装置31,32を養殖用水槽2の四つの角部全てに設けず、いずれかの一つの角部に設けた構成であっても良い。また、育成用補助照明装置31,32は、養殖用水槽2の水中に設けられてもよい。また、図5に示す育成用補助照明装置33のように、養殖用水槽2の角部を透明に形成し、その角部に沿って外側から照射するように角部に設けて、浮遊性海藻育成装置1を構成してもよい。
【0035】
この実施の形態2のように浮遊性海藻育成装置1を構成すると、沢山の海藻に向かって確実に光を照射することができ、効率よく安定して光合成を行わせることができる。そのため、浮遊性海藻育成装置1を小型化できる。
【0036】
(実施の形態3)
図6及び7は、本発明の実施の形態3における浮遊性海藻育成装置の概略の構成を示す図で、図6はその概略の構成を透視して示す斜視図、図7は浮遊性海藻育成装置の集合部分を形成する部材の他の構成を透視して示す斜視図である。
【0037】
この実施の形態の浮遊性海藻育成装置1は、集合部分5を確実に形成するため、上下両端が開口した筒体6を攪拌装置4上部に備えている点で上記実施の形態と相違している。上記実施の形態1と同様な作用をする部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0038】
実施の形態3の浮遊性海藻育成装置1は、水溶液Sと海藻類Mが収容される養殖用水槽2と、養殖用水槽2内の水溶液Sに向かって光を照射する育成用照明装置3と、上昇水流を発生させる攪拌装置4と、集合部分5を形成するため、上下両端が開口した筒体6を備えている。
【0039】
筒体6は、例えば、アクリル等の透明なプラスチックから形成され、攪拌装置5により水溶液Sと共に海藻類Mを集め、集合部分を確実に形成すると共に海藻類Mを水溶液Sの上昇流に乗せて上昇させる。海藻類Mが確実に流動し、光の照射をよく受けることができ、安定して光合成を効率よく行わせることができる。
【0040】
なお、筒体61は図7に示すように、下部の水流導入側開口を大きくラッパ状に形成することにより抵抗が少なく上昇水流を発生させ、集合部分を円滑に形成することができる。
【0041】
この実施の形態3のように浮遊性海藻育成装置1を構成すると、水流が斜め方向に広がることを防ぐことができ、効率的に沢山の海藻を水面付近に押し上げることができ、光合成に確実に関与させることができ、効率よく安定して光合成を行わせることができる。そのため、浮遊性海藻育成装置1を小型化できる。
【0042】
(実施の形態4)
図8及び9は、本発明の実施の形態4における浮遊性海藻育成装置の概略の構成を示す図で、図8はその概略の構成を透視して示す正面図、図9は浮遊性海藻育成装置の補助攪拌装置を加えた構成を透視して示す正面図である。
【0043】
この実施の形態の浮遊性海藻育成装置1は、集合部分5の上部に光反射部材7を筒体61の上部開口の周囲に設けている点で上記実施の形態と相違している。上記実施の形態と同様な作用をする部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】
実施の形態4の浮遊性海藻育成装置1は、図8に示すように、水溶液Sと海藻類Mが収容される養殖用水槽2と、養殖用水槽2内の水溶液Sに向かって光を照射する育成用照明装置3と、上昇水流を発生させる攪拌装置4と、集合部分5を形成するため、上下両端が開口した筒体61と、光反射部材7を備えている。
【0045】
光反射部材7は、フランジ状に形成され、表面は高い光反射特性を有するように白色又は高反射率処理されている。光反射部材7は、筒体61の上方開口から吐出されて、光反射部材7上に分散された浮遊した海藻類Mの間を通過した光を反射して、その反射光を光合成に利用する機能を有する。
【0046】
攪拌装置5は、光反射部材7上の海藻類Mの動きを遅くしたり止めたりの制御をすることで、海藻類Mがより効果的に光照射を受けることができる。育成用照明装置3から照射された光は、光反射部材7の表面を充分カバーするようにされており、高効率で光合成を行わせることができる。
【0047】
さらに、攪拌装置4の負圧程度の引力では、なかなか引き寄せられずに養殖用水槽2の隅に滞留する海藻Mに対して作用する補助攪拌装置8を、図9に示すように設ける。このように浮遊性海藻育成装置1を構成することにより、効率的に海藻を水面付近に押し上げることができ、光の照射を確実に受けることができ、効率よく安定して光合成を行わせることができる。そのため、浮遊性海藻育成装置1を小型化できる。
【0048】
なお、上記実施の形態では、各別の実施の形態について別々に説明したが、浮遊性海藻育成装置を複数の上記実施の形態の装置を組み合わせて構成しても良いことは勿論である。そのように複数の実施の形態を組み合わせて浮遊性海藻育成装置を構成すると、光の照射を有効に行うことができ、安定して光合成を効率よく行わせることができ、浮遊性海藻育成装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態1における浮遊性海藻育成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。
【図2】浮遊性海藻育成装置を構成する攪拌装置の斜視図である。
【図3】浮遊性海藻育成装置を構成する攪拌装置の他の例の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2における浮遊性海藻育成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。
【図5】他の構成の育成用補助照明装置を備えた浮遊性海藻育成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3における浮遊性海藻育成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。
【図7】他の構成の筒体を備えた浮遊性海藻育成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。
【図8】浮遊性海藻育成装置の実施の形態4の概略の構成を透視して示す正面図である。
【図9】補助攪拌装置を加えた浮遊性海藻育成装置の構成を透視して示す正面図である。
【符号の説明】
【0050】
1 浮遊性海藻養殖装置
2 養殖用水槽
3 育成用照明装置
4 攪拌装置
5 集合部分
6 筒体
7 反射部材
M 海藻類
S 水溶液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水溶液と海藻類が収容される養殖用水槽と、該養殖用水槽内の水溶液に向かって光を照射する育成用照明装置と、該養殖用水槽内の水溶液を循環させる撹拌装置とを備えた浮遊性海藻育成装置であって、前記撹拌装置は水溶液の複数の循環経路が重なり合う集合部分を形成し、かつ、前記育成用照明装置は該集合部分に向かって光を照射することを特徴とする浮遊性海藻育成装置。
【請求項2】
前記養殖用水槽の壁面部と水溶液の界面に向かって光を照射する育成用補助照明装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の浮遊性海藻育成装置。
【請求項3】
前記集合部分を形成するための両端が開口した筒体を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の浮遊性海藻育成装置。
【請求項4】
前記養殖用水槽の水溶液中に光を反射する反射部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の浮遊性海藻育成装置。
【請求項5】
前記撹拌装置は水溶液の機械的流動により水溶液を循環させるものとしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の浮遊性海藻育成装置。
【請求項6】
前記撹拌装置は気体を噴出することにより水溶液を流動させて循環させるものとしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の浮遊性海藻育成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−178365(P2008−178365A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−15705(P2007−15705)
【出願日】平成19年1月26日(2007.1.26)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】