説明

液体クロマトグラフ及び分離カラム

【課題】
より高圧力で高速分析を行っても分離性能を低下させない。
【解決手段】
試料及び移動相が分離用充填剤110に流入する分離カラム1を用いた液体クロマトグラフにおいて、分離用充填剤110の外周を被覆する被覆材120と、被覆材120で被覆された分離用充填剤110が挿入された支持体130と、を備え、被覆材120と支持体130との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高速液体クロマトグラフ等に使用される液体試料中の成分を分離する分離カラム及びそれを用いた液体クロマトグラフに関し、特に分析時間を短縮するものに好適である。
【背景技術】
【0002】
従来、高速液体クロマトグラフ等において、一般に使用されている粒子充填型カラムと異なり三次元ネットワーク状の骨格とその空隙(流路,マクロポア,スルーポア)が一体となった構造を持つモノリスカラムを使用することで、表面積は増加するが、空隙率が大きく流動抵抗が増加しないカラムが可能となり、例えば、細管内に多孔質体(モノリスロッド,モノリシックシリカロッド)を組み込んだモノリス型シリカカラムで高性能化が図られている。
【0003】
また、分離用充填剤としての多孔質体は、その外径、そりなどを高精度に成形することが困難であるため、細管と多孔質体との間に隙間を生じやすく、カラム側面からの移動相の漏出を防止するため、多孔質体の外周面に樹脂被覆材を設け、さらにその外周をPEEK材で固定することが知られ、例えば特許文献1に記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開平11−64314号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術においては、従来の粒子充填型カラムよりも高圧である20〜30メガパスカル程度の圧力で用いるには適しているが、より高速分析に必要な50〜100メガパスカル程度の圧力とした場合、多孔質体内部を通過する移動相の内圧、特に移動相の流入側で高圧、流出側で低圧となることより、多孔質体に密着した樹脂被覆材を圧縮あるいは押し広げたり、多孔質体そのものが破損したりして、分離性能が低下する恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、より高圧力で高速分析を行っても分離性能が低下することのないものとすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、試料及び移動相が分離用充填剤に流入する分離カラムを用いた液体クロマトグラフにおいて、前記分離用充填剤の外周を被覆する被覆材と、前記被覆材で被覆された前記分離用充填剤が挿入された支持体と、を備え、前記被覆材と前記支持体との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされたものである。
【0008】
また、本発明は、試料及び移動相が分離用充填剤に流入する液体クロマトグラフ用分離カラムにおいて、前記分離用充填剤の外周を被覆する被覆材と、前記被覆材で被覆された前記分離用充填剤が挿入された支持体と、を備え、前記被覆材と前記支持体との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、分離カラムにおける分離用充填剤の外周が被覆され、被覆材と支持体との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされるので、分離用充填剤内を流れる移動相による流れ方向の圧力分布に対応した圧力を分離用充填剤の外側に発生することができ、被覆材及び多孔質体へ負荷される応力を低減できる。したがって、より高圧力で高速分析を可能とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
従来の高速液体クロマトグラフ等において、一般に使用されている粒子充填型カラムで分析時間を短縮するためには、単位時間当たりの送液量を増やす必要があるが、分離性能を維持するためには、充填する粒子径を小さくし粒子表面積を増やす必要がある。しかし、内径4mm程度の円筒容器に直径5μm程度の粒子を充填した従来のカラムに対して、粒子直径を2μm程度に変更することで分析時間を10分の1に短縮したとしても、粒子径を小さくすることで流動抵抗が増加し、より高圧での送液が必要となる。
そこで、多孔質体で円柱形状に成形されたモノリスロッドによるモノリス型の分離カラムを液体クロマトグラフに用いることが良い。
【0011】
図1は、分離カラムの断面図を、図2に液体クロマトグラフの分離部流路配管系を示す。
図2において移動相送液ユニット710はポンプ,バルブ,圧力計を備え、移動相容器610より移動相を吸引し、試料導入部810へ移動相を流動させる。試料送液ユニット720は、複数の試料を格納可能な試料保持部620より分析に必要な試料を吸引し、試料導入部810から試料を移動相に導入する。試料が導入された移動相は、移動相送液ユニット710により試料流入配管910から分離カラム1へ流入する。
分離カラム1で試料は構成する化学成分ごとに分離され、分離カラム出口から試料流出配管920へと流出し、下流に配置した検出器820で検出され、試料廃棄容器630に廃棄される。
【0012】
一方、加圧用流体容器640からは、加圧用流体が加圧用送液ユニット740(ポンプ,バルブ,圧力計を備える)で吸引され、流入配管940を経て分離カラム1に流入し、流出配管950から加圧用流量調節部750を経て加圧用廃棄容器650へ流出する。
図1において、多孔質材で柱状に成形されたモノリスロッド(モノリシックシリカロッド)110は被覆材120で被覆され例えばステンレス材とされた支持体(細管)130に挿入され、被覆材120と支持体130との間には微小な隙間510が形成されている。
【0013】
支持体130の外周側には外ホルダ210があり、固定部材310を外ホルダ210に対して回転することにより、ねじ部220で締め付け、接続部材380に設けたパッキン340を支持体130に押し付ける。
外ホルダ210の端部に設けた突起230が接続部材380に設けた凹み330に位置決めされるため、固定部材310が回転しても接続部材380は回転せず、すなわちパッキン340は回転せず支持体130に押し付けられる。
【0014】
接続部材380の接続部350に試料流入アダプタ410を介して試料流入配管910を接続し、移動相に導入された試料を分離カラム1に流入させる。試料は試料流入口360を経て拡散部材370を通過して径方向に拡散した後モノリスロッド110に流入し、脱着を繰り返しながら流出側に移動することで試料を構成する化学成分ごとに分離し、分離カラム出口から試料流出配管920へと流出し、下流に配置した検出器で検出される。
【0015】
加圧用流体は流入配管940から上流保持部520に流入し、隙間510を流動して下流保持部530から流出配管950へと流出する。上流保持部520,隙間510および下流保持部530は、モノリスロッド110とほぼ同心円状の空間であり、隙間510は上流保持部520および下流保持部530の隙間に比べて小さくされている。
【0016】
隙間510の大きさは、モノリスロッド110内を試料が流動するときの流動抵抗とほぼ同じになるのが望ましい。すなわち、隙間510の水平断面(モノリスロッド110の中心軸に垂直な断面)の面積をモノリスロッド110の水平断面における空孔部面積以下にするのが良い。
たとえば、モノリスロッド110の直径が2mmで空孔率が50%の場合、支持体130の内径を直径2.45mm以下にする。さらに、被覆材120の厚さを考慮し、例えば被覆材120の厚さが0.2mmでモノリスロッド110に被覆材120を被覆した状態での直径が2.4mmとなる場合、支持体130の内径を直径2.79mm以下にする。
【0017】
以上、モノリスロッド110内を試料が流動するときの流動抵抗と、隙間510を加圧用流体が流動するときの流動抵抗を同じにでき、モノリスロッド110内の流れ方向において、モノリスロッド110内の圧力分布と隙間510内の圧力分布はほぼ等しくなる。すなわち流入側から流出側にかけて圧力はほぼ一定の割合で低下し、モノリスロッド110内部から被覆材120を押し広げようとする圧力と隙間510内から被覆材120を押し狭めようとする圧力が被覆材120の流れ方向の全領域でほぼ釣り合う。したがって、高速分析のためにより高圧力としても被覆材120の内外で圧力がつりあうため、モノリスロッド110と被覆材120との間に隙間が発生したり、被覆材120が押し狭められてモノリスロッド110が破壊したり、することを防ぐことができる。
【0018】
モノリスロッド110のような多孔質体を流体が流れる場合の流動抵抗は、上記空孔部面積が同じ2重円筒空間(支持体130の内壁と被覆材120の外壁との間に形成される空間すなわち隙間510)を流動する流動抵抗に比べて一般に大きく、モノリスロッド内の流量と同一の流速で加圧用流体を隙間510に流しても、モノリスロッド110内の圧力は隙間510内の圧力より大きくなる可能性がある。そして、圧力は流速にほぼ比例して大きくなるため、加圧用送液ユニット740のポンプで加圧用流体の流量を大きくし流速を速くすれば隙間510内の圧力が増加し、モノリスロッド110内の圧力と同じ圧力にすることができる。
さらに、モノリスロッド110の強度が大きければ、隙間510内の圧力をモノリスロッド110内の圧力より高くして、被覆材120を押し狭める状態に保つのが望ましい。モノリスロッド110の表面には凹凸があり、被覆材120に熱収縮チューブ等を使用した場合、モノリスロッド110と被覆材120との間に隙間ができやすいため、被覆材
120を押し狭めるようにすることにより隙間の発生を防止し、分離性能の低下を防止できる。
【0019】
試料流出配管920の下流に配置された検出器820が大きな流動抵抗となる場合には、流出配管950に設置した加圧用流量調節部750で同等の流動抵抗を加えればよい。検出器820の流動抵抗が小さい装置の場合には、加圧用流量調節部750を設けないでも良い。
【0020】
加圧用流体は加圧用廃棄容器650で回収し、再び加圧用流体として使用する。あるいは、流出配管950から加圧用流量調節部750を経て、直接加圧用流体容器640に戻してもよい。
【0021】
図3は、加圧用流体として移動相を用いた場合であり、移動相送液ユニット760で移動相容器610から移動相を吸引し、試料導入部810と流入配管940に分岐している。
【0022】
被覆材120は内径がモノリスロッド110の外径より常温で大きく、加温することで小さくなる熱収縮チューブを用いることが組立を容易にするには良い。流動性の樹脂材やガラスのコーティングあるいは金属の蒸着等で被覆すれば、被覆の強度が高くなり、信頼性を向上するには望ましい。
【0023】
さらに、モノリスロッド110は被覆材120と接触する外周表面に数マイクロメートルから数十マイクロメートル程度の凹凸があるため、被覆材120には凹凸を吸収して表面に接する弾性材や流動性の材料が適している。また、モノリスロッド110に液体を高圧で流動させるため、変形により隙間が生じないよう薄肉にするか、弾性率の大きな材料を選択することが望ましい。
【0024】
隙間510はモノリスロッド110とほぼ等しい流動抵抗となるよう、十分狭い隙間である必要がある。しかし、モノリスロッド110が細い、あるいは空孔率が小さい場合には、隙間510を十分に狭くできない。例えば、モノリスロッド110のそりが隙間より大きい場合には、モノリスロッド110を隙間510に挿入することができない。その場合、図4に示すように、隙間540を十分広くし、抵抗材550を充填すればよい。
充填材としてはモノリスロッド110と同等の流動抵抗が実現できればよく、例えば樹脂や金属あるいはガラス等の粒子を用いる。あるいはモノリスロッド110と同じシリカゲルでもよく、シリカゲルの粒子を隙間540に充填しても、隙間540内で成型してもよい。
【0025】
粒子を隙間540に充填する場合の粒子径は、直径1マイクロメートルから10マイクロメートルが望ましく、モノリスロッド110の流動抵抗に等しくならない場合には、加圧用送液ユニット740で流量を調整する。すなわち、加圧用流体の流量を増加すれば抵抗材での流動抵抗は増えて圧力は増加し、流量を低下すれば流動抵抗は低下し圧力も低下する。
【0026】
モノリスロッド110の空孔率が低く流動抵抗が大きい場合、抵抗材550の流動抵抗も大きくしなければならない。この抵抗材550を用いた場合、抵抗材550内ではモノリスロッド110の軸中心線方向(流れ方向)だけでなく水平断面内での圧力分布が無視できなくなる。
流入配管940から抵抗材550に流入した流体は水平断面内の反対側に到達するまでに圧力が低下し、被覆材120を押し狭めようとする圧力は、流入配管940側で大きくモノリスロッド110をはさんで反対側では小さくなる。モノリスロッド110内の圧力は水平断面内ではほぼ一様であるため、被覆材120を押し広げようとする圧力は流入配管940側でもその反対側でもほぼ等しく、被覆材120の場所によっては内外の圧力が大きく異なり、被覆材120に不均一な力が加わり、モノリスロッド110と被覆材120との間に隙間が発生したり、被覆材120が押し狭められてモノリスロッド110が破壊したりする恐れがある。そこで、流入配管940を1箇所だけでなく周方向に複数箇所設け、抵抗材550に複数箇所から同時に加圧用流体を流入させ、圧力を一様にすればよい。
【0027】
流出配管950側でも同様で、流出配管950側では圧力が低くモノリスロッド110をはさんだ反対側では圧力が高い。したがって、流出配管950を1箇所だけでなく周方向に複数箇所設け、抵抗材550の複数箇所から同時に加圧用流体を流出させ、圧力を一様にすればよい。
【0028】
図5は、隙間540の上下端には抵抗材550を充填しないようにしたもので、流入配管540から流入隙間560に流入した流体は、流入隙間560内では流動抵抗をほとんど受けず、流入隙間560内では圧力は一様である。流出配管950側も同様で、流出隙間570内の圧力も一様である。したがって、抵抗材550の上下端での圧力はそれぞれ一様となり、抵抗材550内部の流動抵抗が一様であれば水平断面内で圧力は一様になる。充填しないことに代えて、流入隙間560および流出隙間570に抵抗材550に比べて流動抵抗の小さい部材を充填しても同様の効果がある。
【0029】
以上、支持体130の外周にねじ部220および突起230を備えた外ホルダ210を備えているが、支持体と外ホルダは一体とすれば部品点数が削減される。たとえば、図6は、図1に示したものにおいて、支持体130と外ホルダ210を一体にして支持体133とした分離カラムを示している。
【0030】
図1の説明で述べたように、モノリスロッド110内を試料が流動するときの流動抵抗と、隙間510を加圧用流体が流動するときの流動抵抗を同じにすれば、モノリスロッド110内の圧力分布と隙間510内の圧力分布はモノリスロッド110の中心軸方向にほぼ等しくなる。
すなわち流入側から流出側にかけて圧力はほぼ一定の割合で低下し、モノリスロッド
110内部から被覆材120を押し広げようとする圧力と隙間510内から被覆材120を押し狭めようとする圧力が被覆材120の全領域でほぼつりあい、モノリスロッド110と被覆材120との間に隙間が発生したり、被覆材120が押し狭められてモノリスロッド110を破壊したりする恐れはない。
【0031】
多孔質で円柱形状に形成されたモノリスロッドによるモノリス型の分離カラムについて説明したが、粒子充填型カラムについても適用することができる。
具体的には、図1に示すものに対して、被覆材120として樹脂製のチューブを使用し、モノリスロッド110に代えて粒子を充填し、支持体130に挿入する。
あるいは図4において、被覆材120として樹脂製のチューブを支持体130に挿入しておいて、モノリスロッド110に代えて粒子を充填するのと同時に抵抗材550を隙間540に充填する。
【0032】
特に、隙間510あるいは540内の圧力を充填された分離用粒子を通過する試料の圧力より大きくし、被覆材120を押し狭めるのが望ましい。すなわち被覆材120を押し狭めることにより、充填された分離用粒子の最外周側の凹凸を被覆材120で吸収し、充填された分離用粒子と被覆材120との隙間の発生を抑制することで、分離性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施の形態による分離カラムを示す断面図。
【図2】本発明の一実施の形態による流路配管系を示すブロック図。
【図3】他の実施の形態による流路配管系を示すブロック図。
【図4】他の実施の形態による分離カラムを示す断面図。
【図5】さらに他の実施の形態による分離カラムを示す断面図。
【図6】さらに他の実施の形態による分離カラムを示す断面図。
【符号の説明】
【0034】
1 分離カラム
110 モノリスロッド(分離用充填剤)
120 被覆材
130 支持体
210 外ホルダ
220 ねじ部
230 突起
310 固定部材
330 凹み
340 パッキン
350 接続部
360 試料流入口
370 拡散部材
380 接続部材
410 試料流入アダプタ
510 隙間
520 上流保持部
530 下流保持部
550 抵抗材
610 移動相容器
620 試料保持部
630 試料廃棄容器
640 加圧用流体容器
650 加圧用廃棄容器
710 移動相送液ユニット
720 試料送液ユニット
740 加圧用送液ユニット
750 加圧用流量調節部
810 試料導入部
820 検出器
910 試料流入配管
920 試料流出配管
940 流入配管
950 流出配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料及び移動相が分離用充填剤に流入する分離カラムを用いた液体クロマトグラフにおいて、
前記分離用充填剤の外周を被覆する被覆材と、
前記被覆材で被覆された前記分離用充填剤が挿入された支持体と、
を備え、前記被覆材と前記支持体との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされたことを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項2】
請求項1に記載のものにおいて、前記被覆材と前記支持体との間を流入側から流出側へ圧力が低下するように加圧することを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項3】
請求項1に記載のものにおいて、前記被覆材と前記支持体との間に流体を流入させることを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項4】
請求項1に記載のものにおいて、前記分離用充填剤は多孔質体で円筒形状に成形されたモノリスロッドであることを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項5】
請求項1に記載のものにおいて、前記被覆材と前記支持体との間に前記移動相を流入させることを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項6】
請求項1に記載のものにおいて、前記分離用充填剤は多孔質体とされたモノリスロッドであり、前記モノリスロッド内の圧力に対応して前記被覆材と前記支持体との間を加圧することを特徴とする液体クロマトグラフ。
【請求項7】
試料及び移動相が分離用充填剤に流入する液体クロマトグラフ用分離カラムにおいて、
前記分離用充填剤の外周を被覆する被覆材と、
前記被覆材で被覆された前記分離用充填剤が挿入された支持体と、
を備え、前記被覆材と前記支持体との間は、流入側に比べて流出側の圧力が小さくされることを特徴とする液体クロマトグラフ用分離カラム。
【請求項8】
請求項7に記載のものにおいて、前記被覆材と前記支持体との間を流入側から流出側へ圧力が低下するように加圧されることを特徴とする液体クロマトグラフ用分離カラム。
【請求項9】
請求項7に記載のものにおいて、前記分離用充填剤は多孔質体で円筒形状に成形されたモノリスロッドであることを特徴とする液体クロマトグラフ用分離カラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−215857(P2008−215857A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−49928(P2007−49928)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)