説明

液体清浄化処理装置

【課題】液体を紫外線による照射で清浄化処理を行なう際に、対流による攪拌のみでは不十分な処理ムラを低減する。
【解決手段】円柱状のジャケット1の中央部に保護管3を設け、保護管3内に紫外線ランプを設置する。ジャケット1の円柱側面に流入口11および流出口12を設ける。また、ジャケット1内の水路13内に気泡発生装置5を設置する。被処理水6を流入口11から流入し、流出口12から排出する。流入された被処理水6は、紫外線ランプ2から照射される紫外線により処理される。このとき気泡発生装置5から発生した気泡5aにより攪拌されながら流れる間に紫外線により処理される。これにより、紫外線照射ムラを低減した処理された水を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を紫外線を用いて殺菌・消毒などを目的とした清浄化処理を行なう清浄処理装置に関するもので、特に植物工場などに適した清浄化処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、植物工場の実用化が検討されてきている。植物工場の植物栽培施設は上部に人工照明設備を、下部に栽培台を設け、部屋全体を植物の生育に適する条件に維持して植物を栽培する。また、植物を生育するために必要とする養液を栽培台の植物に供給する。養液は浄化装置にて殺菌し清浄化され、再び使用する。浄化装置は養液に紫外線光を照射して殺菌処理を行なう。
【0003】
紫外線光を照射して行なう浄化装置として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の処理装置は、水の出入り口を持った容器の中央に紫外線殺菌灯を設置し、水を流すと流水が容器内で拡販され、拡販される間に水に紫外線が照射されて殺菌消毒する。これにより短時間で殺菌、消毒が行なうことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−290842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の処理装置の場合、円柱状容器の下部側面に設けた入口から、容器内に流水を流すことで、容器内を上部側面に設けた出口に向かって容器内の水が攪拌されるものであり、容器内における水の攪拌は、対流に依存するものであるため、紫外線による照射にムラが生じるおそれがある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、紫外線照射により清浄化処理を行なう際に、紫外線による清浄作用にムラを低減した処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、紫外線ランプ(2)と、前記紫外線ランプを収容する外囲器(1)と、前記外囲器(1)内を流れる被処理液(6)とを備えた液体清浄化処理装置(10)であって、
前記外囲器(1)には、同じ側面に設けた流入口(11)および流出口(12)と、流入口(11)および流出口(12)に接続する処理路(13)が設けられ、
前記処理路(13)内の流入口(11)および流出口(13)を設けた側と対向する側面には、気泡発生装置(5)が設置してあることを特徴とする液体浄化処理装置(10)を提供する。
【0008】
上気した発明によれば、気泡発生装置により被処理水の攪拌を図ることができ紫外線照射のムラを低減することができ、液体の処理能力を向上することができ得る。
【0009】
さらに、前記液体浄化処理装置(10)は、前記処理路(13)内には、紫外線透過性材料からなる保護管(3)が設けられ、前記紫外線ランプ(2)が前記保護管内に設置されており、前記処理路内を囲む外囲器内面は、反射面(8)とされ、前記反射面(8)には、前記紫外線ランプ(2)と直交する断面において前記保護管(3)と反射面(8)の間の位置に焦点(F)を有する放物線となる凹面鏡(9)を複数備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、凹面鏡により紫外線光を集光することができ、紫外線ランプ2から離れた場所においても照射光量を多くすることができる。よって、より一層紫外線照射のムラを低減することができ、液体の処理能力を向上することができ得る。
【0011】
さらに、前記凹面鏡(9)が、回転放物面または、放物柱面であり、焦点位置(F)が前記反射面(8)近傍であることが好ましい。
焦点位置(F)を反射面近傍にすることで、紫外線エネルギーの低い紫外線ランプから離れた位置における処理力低減を集光することで高めることができる。
【0012】
さらに、前記流入口(11)および流出口(13)が、前記外囲器(1)側面に外囲器中心軸に対し偏心した位置に対向するように設け、前記保護管(3)が、前記外囲器中心軸に対し偏心した位置に設けていることが好ましい。
このように、流入口(11)、流出口(13)および保護管(3)をオフセットすることで、流入する被処理水の流れが、保護管に直接ぶつからなくなり、処理路の流域面積を広くして液体の処理能力を向上することができ得る。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、紫外線による液体浄化の際に、紫外線により浄化される液体のムラを低減することができる。液体の清浄化処理は気泡発生装置により、液体の攪拌と紫外線の屈折を生じさせてムラを低減した紫外線照射をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明に係る第1の実施の形態の液体清浄化処理装置の構成の一例を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、図1の液体清浄化処理装置の概略断面図で、(a)がA−A線を通る水平面で切断した概略水平断面、(b)がB−B線を通る垂直面で切断した概略垂直断面図である。
【図3】図3は、本発明に係る第2の実施の態様に係る処理装置の構成の一例を示す概略水平断面図である。
【図4】図4は、本発明に係る第2の実施の形態の紫外線反射面を示す部分展開図である。
【図5】図5は、図4の紫外線反射面の他の実施の形態を示す部分展開図である。
【図6】図6は、本発明に係る第3の実施の形態に係る処理装置の構成の一例を示す概略斜視図である。
【図7】図7は、図6のC−C線に沿った概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態である液体の浄化処理装置について図1〜図7を参照しながら説明する。
【0016】
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施態様に係る液体清浄化処理装置10の構成の一例を示す概略斜視図、図2は図1の液体清浄化処理装置10の概略断面図で、(a)がA−A線を通る水平面で切断した概略水平断面、(b)がB−B線を通る垂直面で切断した概略垂直断面図である。本実施形態の液体清浄化処理装置(以下「処理装置」と略して説明する。)10は、円柱状のジャケット1と、ジャケット内部の紫外線ランプ2と、ジャケット中央に設けた紫外線透過性材料からなる保護管3と、円柱状ジャケット1の側面の一側に設けた流入口11および流出口12と、ジャケット1内の他方の側面側に設けた気泡発生装置5と、前記流入口11に液体を送る輸液装置7から成る。
【0017】
ジャケット1は円柱形状とされ、金属材料からなる外囲器である。ジャケットの内径の大きさと、ジャケット内径の中心軸方向の長さを比べたときに、中心軸方向の長さが長い円柱形状、すなわち横長の円柱形状としている。中心軸方向の長さを長くすることで、後述する液体の清浄化処理のための紫外線処理路の長さを長くすることができる。また、ジャケット1の内面、すなわち内周面は平滑度を高めた鏡面からなる反射面8としている。反射面8は紫外線ランプ2から照射された紫外線を反射する紫外線反射面となる。
【0018】
ジャケット1に用いる金属はアルミニウム(Al)、アルミニウムを主成分とする合金、またはステンレスが好適である。アルミニウムは紫外線の反射率が高く、且つ、熱伝導率が高いからである。ステンレスはアルミニウムより耐薬品性に優れるとともに反射率が高いからである。熱伝導率が高いと紫外線ランプの点灯により生じた熱を効率よく外部に放熱することができる。紫外線反射率が高いと紫外線を効率良く利用することができる。また、反射面8は、ジャケット1の基材をそのまま用いたが、別途紫外線反射膜を内面に設けたものでもよい。また、金属材料のかわりに、紫外線ランプと対向する内面に紫外線を透過させない単層または複層の紫外線反射膜を設けた樹脂材料とすることもできる。
【0019】
保護管3は、ジャケット1の中心軸上と同軸とした円筒状であって、石英ガラスなどの紫外線透過性材料により形成される。保護管3の端部3a、3bは、ジャケット1の円柱端面1a,1bに各々水密的に固定される。また、保護管3の内部には空気層4を介して紫外線ランプ2が配置される。
【0020】
紫外線ランプ2は、細長い形状とされ、長さ方向の両端にランプ電極2aが設けられている。本実施の形態においては1本の紫外線ランプをジャケット1の中心軸上に配設する。紫外線ランプ2としては、例えば、アルゴンガスおよびネオンガスと水銀を封入した水銀放電ランプを用いることができる。水銀を用いない紫外線ランプとしてキセノンガスとヨウ化キセノン(XeI)封入した放電ランプやキセノンガスを封入しその励起光で紫外線を放射する蛍光体層を設けた放電ランプなども用いることができる。具体的には、例えばランプ長150mm、ランプ径4.7mmの水銀放電ランプをランプ電流10mAにて点灯することで、254nmと185nmを主波長とする発光を得ることができる。
【0021】
ジャケット1の反射面8と保護管3との間は、被処理水6が通る処理路13となる。すなわち、紫外線ランプ2の外周を取囲むように処理路13が形成される。
【0022】
また、ジャケット1の円柱側面のうち上方となる一側の側面、図1においては紙面上側の側面には、流入口11および流出口12が設けられている。流入口11は、ジャケット1の円柱端面1a側の円柱側面に設けられ、一方の開口が図示しないチューブを介して輸液装置7に接続され、他方の端部が処理路13に接続している。流出口12は、ジャケット1の円柱端面1b側の円柱側面に設けられ、一方の開口が処理路13に接続している。
【0023】
処理路13内で、流入口および流出口と反対側、すなわち、下方側に位置する円柱側面には、気泡発生装置5が設置されている。気泡発生装置5は図示しない電源に接続され、処理路13を流れる被処理水6内に気泡5aを発生させる。被処理水6を気泡5aにて攪拌することができ、流入口11から流出口12に流れる対流による攪拌に加えて、気泡5aによる攪拌を行なうことで、より一層攪拌することができる。これにより処理路13を流れる被処理水6に対し、紫外線ランプ2による紫外線照射をムラなく行なうことができる。
【0024】
紫外線ランプ2から放射された紫外線光は、最初に空気層4を照射する。そして、空気層4および保護管3を通った紫外線光が、処理路13を流れる被処理水6を照射する。また、被処理水6を通った紫外線光の一部は、紫外線反射面8により反射した後に被処理水6を再び照射する。紫外線反射面8を設けることで紫外線ランプ2から遠い側を流れる被処理水6にも紫外線を照射することができるので、より一層紫外線エネルギーをムダなく活用できる。
【0025】
処理路13は、流入口11と流出口12を円柱側面の上側の面に設けることで、流入する被処理水6の圧力により生じる自然対流により、図1に矢印で模式的に示すような対流を生じる水路となる。このとき、底面となる円柱側面側で、流入口11と流出口12の間の位置に気泡発生装置5を設けることで、気泡による攪拌をより一層効率的に行なうことができる。また、気泡5a表面にて紫外線ランプ2から照射される紫外線光の進行方向が屈折し異なる方向に向かわせることができる。したがって、被処理水6に対し紫外線エネルギーを様々な方向から照射することができる。これにより、紫外線光が被処理水6全体に照射され、殺菌・消毒などの効果が上がる。
【0026】
なお、気泡発生装置5から発生させる気泡5aは、オゾンを含む空気が好適である。オゾンを含むことでオゾンによる殺菌作用により被処理水6を殺菌処理することもできるからである。また、紫外線ランプ2から照射する紫外線エネルギーの一部は気泡5aの空気の一部を処理してオゾンに変化し、このオゾンも被処理水6を殺菌処理する。
【0027】
ところで、紫外線ランプより照射される光は、光源であるランプから離れると減衰する。点光源からの照度(線量率)は光源からの距離の2乗で減少し、減衰後の線量率は、I=S/4πで表される。ここで、Iは照度(線量率)(μW/cm)、Sは光源のエネルギー(μW)、xは距離(cm)である。この式から理解できるように、減衰を小さくするためには、できる限り紫外線ランプ1の近くにて紫外線処理することが好ましい。
【0028】
したがって、保護管3は紫外線ランプ2に対し僅かに大きい内径のものとし、気泡5aにより処理路13内を流れる被処理水6を攪拌するようにしている。また、紫外線ランプ2から遠い位置においては、紫外線反射面8による紫外線光の反射光と気泡5aに含まれるオゾンにより処理を行なう。これにより処理路13内においてムラを低減して処理することができる。
【0029】
<第2の実施の形態>
図3は本発明の第2の実施の態様に係る処理装置20の構成の一例を示す概略水平断面図である。また、第1の実施の形態の処理装置10と同一の構成については、同一の符号を付し、ここでの詳細な説明を省略する。
【0030】
第2の実施の形態は、ジャケット1の紫外線反射面8に、凹面鏡9を複数設ける点が第1の実施の形態と異なり、他の点は第1の実施の形態と同一の構成としている。
【0031】
凹面鏡9は、紫外線ランプ2と直交する断面において保護管3と反射面8の間の位置に焦点を有する放物線が現われる回転放物面形状、いわゆるパラボラ形状の凹面鏡である。複数の凹面鏡9は、反射面8の展開図にて図4に図示するように、複数の凹面鏡9が反射面8に整列して点在して配置されている。各々の凹面鏡9は焦点Fを処理路13の反射面8近傍の位置となるように設定している。焦点Fを反射面8近傍に設定することで、紫外線ランプ2から遠い位置、すなわち、紫外線エネルギーが減衰している位置において、その紫外線光を焦点Fに集光することができ、焦点Fの位置においては紫外線エネルギーを高めることができ、紫外線処理を確実に行なうことができる。なお、焦点Fの焦点距離は、複数の凹面鏡9の全てが同一である必要はなく、異なる焦点距離としても良い。
【0032】
<第2の実施の形態の他の実施形態>
凹面鏡9は、回転放物面形状に限るものではなく、回転放物柱面形状の凹面鏡とすることもできる。図5は回転放物柱面形状の凹面鏡を設けた反射面8を展開図にて示すものである。図5(a)は、回転放物柱面形状とした凹面鏡19を放電ランプ2の管軸方向に7個の凹面鏡19を整列したものである。この実施の形態においては、放電ランプ2の長さ方向に沿って、C環形状の凹面鏡19が整列する。図5(b)は、回転放物柱面形状とした凹面鏡19を放電ランプ2の管軸と平行な凹面鏡19を複数整列したものである。この実施の形態においては、放電ランプ2の長さ方向に沿った細長い形状の放物柱面の凹面鏡29が反射面内面に6個整列する。
【0033】
<第3の実施の形態>
図6は本発明の第3の実施の態様に係る処理装置30の構成の一例を示す概略水平断面図である。また、第1の実施の形態の処理装置10と同一の構成については、同一の符号を付し、ここでの詳細な説明を省略する。
【0034】
第3の実施の形態における処理装置30においては、次の点で先の実施の形態で説明した処理装置と異なる。
すなわち、図6および図7に示すように流入口31をジャケット1の一方の円柱端面(側面)1aに設け、流出口32をジャケット1の他方の円柱端面(側面)1bに偏心して設けている。また、保護管3および保護管3内に配置した紫外線ランプ2もジャケット1の中心軸に対して偏心して設けている。また、ジャケット1の内面は紫外線反射面8が形成され、図示しない微小な凹面鏡が形成されている。
【0035】
第3の実施の形態における処理装置30では、液体ポンプなどの輸液装置7により送られる被処理水は流入口31からジャケット1内に流入し、流出口32から流れ出る。このとき流入口31と流出口32は対向する位置に設けられているので、ほぼ直線状に流れることができ乱流となることを防ぐ。したがって、圧力損失も少なく、被処理水の流速制御により紫外線の被照射量をコントロールが行いやすくなる。また、流入口31、流出口32および保護管3が図6および図7に示すように側面に対する中心軸、すなわち紫外線ランプの管軸方向と平行な方向の中心軸に対し、偏心するようにオフセットして設けている。これにより被処理水がジャケット1内で流れる流水域を広くとることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0036】
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。例えば、第1および第2の実施の形態の処理装置10,20においては、紫外線ランプ2が1本とした例を説明したが、2本以上の紫外線ランプを保護管3の内部に配置することもできる。紫外線ランプ2を複数とすることで、紫外線量を多くすることができ空気浄化量を増すことができる。
【0037】
また、ジャケット1の内面を酸化チタンとすることもできる。酸化チタンからなる紫外線反射面とすることで、紫外線ランプ2から照射される紫外線エネルギーによる光触媒効果を得ることができる。これにより光触媒効果による被処理水の処理を加えることもできる。さらに、被処理水は、水に限るものでなく、水以外の液体、空気以外の気体を処理するものも本発明に包含される。
【0038】
本発明に係る液体清浄化処理装置によれば、紫外線による清浄作用にムラを低減した処理装置を提供することができる。また、紫外線ランプと液体との間の距離を開けて、処理できる液体の容量を大きくしても液体の浄化処理能力の低下を抑制することができるという効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
これにより、液体清浄化が望まれる用途、例えば、浄水器、ウォータークーラー、加湿器、食器洗浄器、洗濯機、デンタルチェア、下水処理、上水処理、飲料水処理、有機物処理、細菌、原虫などの生物を含む液体処理などの各種液体処理設備において適用できる。
【符号の説明】
【0040】
1 ジャケット(外囲器)
1a,1b 円柱端面
1c 円柱側面
2 紫外線ランプ
2a ランプ電極
3 保護管
4 空気層(気体層)
5 気泡発生装置
5a 気泡
6 被処理水(液体)
7 輸液装置
8 紫外線反射面
9,19,29 凹面鏡
10,20,30 液体清浄化処理装置
11 流入口
12 流出口
13 処理路(水路)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線ランプと、前記紫外線ランプを収容する外囲器と、前記外囲器内を流れる被処理液とを備えた液体清浄化処理装置であって、
前記外囲器には、同じ側面に設けた流入口および流出口と、流入口および流出口に接続する処理路が設けられ、
前記処理路内の流入口および流出口を設けた側と対向する側面には、気泡発生器が設置してあることを特徴とする液体浄化処理装置。
【請求項2】
前記処理路内には、紫外線透過性材料からなる保護管が設けられ、前記紫外線ランプが前記保護管内に設置されており、
前記処理路内を囲む外囲器内面は、反射面とされ、
前記反射面には、前記紫外線ランプと直交する断面において前記保護管と反射面の間の位置に焦点を有する放物線となる凹面鏡を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の液体浄化処理装置。
【請求項3】
前記凹面鏡が、回転放物面または、放物柱面であり、焦点位置が前記反射面近傍であることを特徴とする請求項2に記載の液体浄化処理装置。
【請求項4】
前記流入口および流出口が、前記外囲器側面に外囲器中心軸に対し偏心した位置に対向するように設け、
前記保護管が、前記外囲器中心軸に対し偏心した位置に設けていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液体浄化処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−223736(P2012−223736A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95679(P2011−95679)
【出願日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】