説明

温熱風吹き付け湯沸かし器

【課題】今、湯を得るには熱源として太陽からの熱、化石燃料を燃やしての熱、風力を電気に変えての熱等がある、一般家庭ではこれらの熱源を利用して水を湯に変え生活に利用しているが、この熱源を1次利用だけで放出しては資源ロスが経済ロスに波及していることになる、暖房機の温熱風吹き出し口から吹き出す温熱風は部屋を暖める役目をもっているが、この温熱風はいったん吹き出されると回収のできないものである。
【解決手段】暖房機の温熱風吹き出し口に金属製中空管をU字状に曲成して金属製中空管の集積面積を大きくして、温熱風の吹き出しを効率良く捕らえて暖房機の温熱風を金属製中空管に伝え、金属製中空管が熱を蓄え金属で蓄えられた熱を金属製中空管内の水に伝えるので貯留容器内の水との温度差で水の流動が生まれ、金属製中空管内の水と貯留容器内の水が自然循環し貯留容器内の水の温度を上昇させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯留容器から金属製中空管に送水して、床に設置した暖房機の温熱風吹き出し口から吹き出す温熱風を金属製中空管に吹き付けて水から湯に変える湯沸かし器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在は、ガスと電気と化石燃料を熱源とした湯沸かし器が広く市場に存在している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在も多くの家庭では1次利用の熱源で水から湯に変えて、その湯を利用しているが1次利用の水から湯に変える為だけのガス、電気、化石燃料利用は熱源を産出しない日本での熱源確保には費用が高く、寒冷地ではこの熱源が生活維持の大きな役割を果たしていて家計への負担が温暖地城に比べて寒さによる悪影響を露呈している、経済の損失が国の経済のみならず家庭の経済を圧迫する要因になっている。
【0004】
本発明は、1次利用した暖房の熱を2次利用して効率よく熱源を捕らえ、水から湯への転換に要する費用を節約する湯沸かし器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、金属製中空管をU字状に曲成しこの曲成の反復で金属製中空管の集積面積を多くして熱源吹き付け範囲を効率よく形成する。
【0006】
金属製中空管の両端と貯留容器筺体から突出した送出入口を弾性中空管で接合する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上述したようにU字状に曲成した金属製中空管が暖房器具の温熱風吹き出し口から吹き出した温熱風で暖められ、金属製中空管内の水が金属製中空管の温度上昇に伴い貯留容器に取り付けた送出入口の高低差が金属製中空管の水圧に働きかけ金属製中空管内の暖められた温水が自然循環して貯留容器内の水を温水に変える。
【0008】
金属製中空管の両端と貯留容器筺体から突出した送出入口を弾性中空管で接合すると、金属製中空管の集積面が暖房器具の温熱風吹き出し口への対面調整が容易になる。
【0009】
上記の温熱風吹き付け湯沸かし器は、暖房器具から吹き出される温熱風を2次利用して温水を生産するので、生産される温水は湯沸かし器の購入金額を除くと温水生産経費がゼロになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
【0011】
発明の実施の形態を図1に基ずいて説明する。
【0012】
図では、1の貯留容器は耐熱性を保有している容器を使用し、4の送出入口を1の貯留容器の筺体に高低差をつけて備えることで1の貯留容器内の水圧が3の金属製中空管内の水が湯に変化したときに3の金属製中空管の水圧に反映し水の流動性を促進する、2の弾性中空管を介して3の金属製中空管の両端と4の送出入口とを接合することにより暖房器具の温熱風吹き出し口への対面調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】 温熱風吹き付け湯沸かし器の斜視図
【符号の説明】
【0014】
1 貯留容器
2 弾性中空管
3 金属製中空管
4 送出入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属製中空管をU字状に曲成し当該U字状曲成終止から直線に形状、当該直線状形成の金属製中空管を前記のU字状曲成方向へU字状に曲成、当該U字状曲成終止から金属製中空管を直線状にし、当該直線状金属製中空管を前記のU字状曲成方向にU字状曲成、当該U字状曲成とそのU字状曲成終止から直線形状を反復した金属製中空管、当該金属製中空管が送出入口を備えた貯留容器と接合した温熱風吹き付け湯沸かし器。
【請求項2】
前記の貯留容器筺体から高低差をつけて突出した送出入口が弾性中空管を介して前記の金属製中空管の両端と接合した請求項1記載の温熱風吹き付け湯沸かし器。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2007−232340(P2007−232340A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92249(P2006−92249)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(301030351)有限会社アリギリス (3)