説明

無線給電コイルユニット

【課題】本発明は、より給電効率を向上させた無線給電コイルユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】磁気共鳴により無線給電を行うための無線給電コイルユニット1であって、基板10上に螺旋形状に構成されたコイル13と、前記コイル13の外周側の端部13aに配置され、前記コイルと並列に接続された並列コンデンサ12と、前記コイル13の中心側の端部13bと前記コイル13の外側にある回路端子とを接続するための接続部15と、前記接続部15と前記コイル13の間の干渉を抑制するための干渉抑制手段と、を有することを特徴とする無線給電コイルユニット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線給電を行うための無線給電コイルユニットに関するものであり、特にプリント基板技術を使用した薄型コイルを用いた無線給電コイルユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電源ケーブルやプラグを必要とせずに、電源を充電できる無線給電(または、ワイヤレス給電、非接触給電)システムが検討されている。無線給電システムには、機器に固有のプラグを用意する必要がなく、ケーブル断線などの不具合を回避でき、また水場においても安全に使用できるなどの利点がある。このため、電動歯ブラシや携帯電話などの小型電子機器の充電や電気自動車のバッテリに対する充電が想定されている。電気自動車のバッテリ充電においては、プラグを接続する等の操作を必要とせず、電気自動車を所定の位置に駐車させることで、充電を行うことが可能となる。
【0003】
無線給電の方法として、電磁誘導方式、磁気共鳴方式、マイクロ波放電方式などの方法がある。このうち、磁気共鳴方式は、給電側コイルと受電側コイル間の磁気共鳴により送電を行うものである。給電側コイルに交流電流を流すことで、振動磁場が発生し、この振動磁場の周波数が共振周波数に一致する場合、受電側コイルに共振現象が生じて電流が流れる。磁気共鳴方式には、給電側コイルと受電側コイル間の伝送距離を比較的長くすることができる、コイル間の位置を厳密に調整しなくても良い、特定の共振回路のみが電力を受信するために、近傍にある金属を加熱しない等の利点がある。
【0004】
特許文献1には、共鳴方式を利用した給電システムが記載されている。特許文献1に示される給電システムに利用されるコイルの例を図7に示す。図7に示すように、給電側コイル及び受電側コイルとしては、一般的には、5〜6ターン程度の螺旋形状をなすコイル71が用いられる。この様なコイル71を用いて、実現可能な周波数帯(数 MHz〜10 MHz)での無線給電を考えると、コイル71は、例えば、芯材72に巻かれた直径60 cm程度の円形状の空芯コイルになり、無線給電システム全体が大規模なものになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−73976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無線給電システムにおいて、大型化したコイルを用いることで、システム全体が大きくなってしまう。無線給電システムを電気自動車に用いる場合、給電ステーションにおいて、給電装置の設置スペースが必要となる。また、電気自動車内の受電装置も大きくなるため、自動車内の空間を狭くしてしまう。
【0007】
このような課題を解決するために、本発明は、小型、軽量化した無線給電コイルユニットを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、より給電効率を向上させた無線給電コイルユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明によれば、磁気共鳴により無線給電を行うための無線給電コイルユニット(1)は、基板(10)上に螺旋形状に構成されたコイル(13)と、前記コイル(13)の外周側の端部(13a)に配置され、前記コイル(13)と並列に接続された並列コンデンサ(12)と、前記コイル(13)の中心側の端部(13b)と前記コイル(13)の外側にある回路端子とを接続するための接続部(15)と、前記接続部(15)と前記コイル(13)の間の干渉を抑制するための干渉抑制手段と、を有する。
【0010】
このような構成により、コイルと接続部の間の干渉が抑制され、給電効率が向上するという効果が得られる。
【0011】
請求項2の発明によれば、無線給電コイルユニット(1)は、更に、前記コイル(13)と直列に接続された直列コンデンサ(11)を有し、前記干渉抑制手段は、前記直列コンデンサ(11)を前記コイル(13)の中心部に配置し、前記直列コンデンサ(11)の一端を前記コイル(13)の中心側の端部(13b)と接続し、他の一端を前記接続部(15)と接続したものである。
【0012】
このような構成とすることで、直列コンデンサにより電流の位相を調整することができ、コイル内を流れる電流と接続部を流れる電流との位相が異なり、コイルと接続部の間の干渉が抑制され、給電効率が向上するという効果が得られる。
【0013】
請求項3の発明によれば、無線給電コイルユニットは、更に、前記コイル(13)と直列に接続された直列コンデンサ(51)を有し、前記干渉抑制手段は、前記接続部(15)と前記コイル(13)の間に挿入された絶縁体(56)である。
【0014】
このような構成とすることで、コイルと接続部が絶縁体を挟んで離間されて干渉が抑制され、給電効率が向上するという効果が得られる。
【0015】
請求項4の発明によれば、更に、前記基板(13)の下部に配置された高誘電材料(65)を有する。
【0016】
このような構成とすることで、高誘電材料により、コイル間の容量が増加し、給電効率が向上するという効果が得られる。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】無線給電コイルユニット1の構成を示す図である。
【図2】無線給電コイルユニット2の構成を示す図である。
【図3】無線給電コイルユニット1と無線給電コイルユニット2のS11特性を示す図である。
【図4】無線給電コイルユニット1と無線給電コイルユニット2の受信電力と送電距離の関係を示す図である。
【図5】他の無線給電コイルユニット3の構成を示す図である。
【図6】更に他の無線給電コイルユニット4の構成を示す図である。
【図7】給電システムに利用されるコイルの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加した形態で実施することも可能である。
【0020】
図1は、無線給電コイルユニット1の構成を示した図である。この無線給電コイルユニットは、給電側、受電側の一方であり、基本的には、他方も同じ構成を有する。
【0021】
コイル基板10上に螺旋形状を有するパターンコイル13が形成されて、薄型コイルを構成する。螺旋形状は、例えば、アルキメデス螺旋とすることができる。パターンコイル13の一端(13a)はコイル外周上にあり、他の一端(13b)はコイル中心部にある。パターンコイル13の中心部には、コンデンサを配置できる程度のスペースが設けられている。当該スペースには、パターンコイル13と直列に接続され、パターンコイル13と共に直列共振を行うための直列コンデンサ11が配置される。
【0022】
直列コンデンサ11の1つの端子はパターンコイル13の中心部の一端(13b)と接続され、直列コンデンサ11の他方の端子は接続部15と接続される。接続部15は、パターンコイル13と同じ材質の導線から構成されている。接続部15は、パターンコイル13の外側にある高周波コネクタ14と接続するために、コイル上を差交している。さらに、パターンコイル13の外側の一端(13a)と接続部15の間に、並列コンデンサ12が接続される。並列コンデンサの目的は、電流、及び電圧の位相を制御することである。
【0023】
無線給電コイルユニット1が給電側の場合、高周波コネクタ14は、外部発振器に接続され、高周波数の交流電流をコイルに供給する。一方、無線給電コイルユニット1が受電側の場合、高周波コネクタ14は、負荷に接続され、高周波数の交流電流を負荷に供給する。
【0024】
パターンコイル13は、プリント基板10上に銅箔によるパターンとして形成される。なお、パターンコイル13は、銅以外の材料、例えば、銀などにより形成されても良い。
【0025】
磁気共鳴方式においては、コイル間の共振周波数は、コイルのインダクタンス値とキャパシタンス値で決まる。共振周波数f0は、f0=1/2π√LCの関係を有する。ここで、Lはインダクタンス値、Cはキャパシタンス値を表す。インダクタンス値は、コイル寸法、巻き数などのコイルの構造により決まる。キャパシタンス値としてはコイル接続部間の静電容量を用いることができる。
【0026】
しかし、給電システムを小型化するために、コイル寸法を小さくした場合、コイルのインダクタンス値が小さくなる。この場合、上記共振周波数の式から、一定の共振周波数を保持しようとすると、キャパシタンス値を増加させる必要がある。一方、コイル接続部間の静電容量には限界があるため、より大きく、安定した静電容量を得るために、無線給電コイルユニット1では、直列コンデンサ11を用いている。
【0027】
無線給電コイルユニット1において、パターンコイル13に直列コンデンサ11を接続することで、共振回路を構成している。この方法を直列共振と呼ぶ。直列共振では、共振周波数において、インピーダンス値が急峻に低下するという特性がある。
【0028】
図2は、無線給電コイルユニット2の構成を示した図である。無線給電コイルユニット2は、無線給電コイルユニット1の特性を説明するための比較として用いられるものである。
【0029】
図2に示される無線給電コイルユニット2では、図1に示される無線給電コイルユニット1と同様に、コイル基板20上にパターンコイル23が形成されている。一方、パターンコイル23と共に直列共振を行うための直列コンデンサ21は、取り付けの容易さからパターンコイル23の外側に配置されている。このため、パターンコイル23の中央部の端部(23b)には接続部25が接続され、パターンコイル23上を差交して、パターンコイル23の外側に配置される直列コンデンサ21の1つの端子と接続される。さらに、直列コンデンサ21の他方の端子とパターンコイル23の外側の端部(23a)と間に、並列コンデンサ22及び高周波コネクタ24が接続されている。
【0030】
図1に示される無線給電コイルユニット1と、図2に示される無線給電コイルユニット2では、直列コンデンサの設置場所が、コイル中央部にあるか、コイル外側にあるかで異なっている。別の言い方をすると、コイル中心部から見て、コイル上を差交する接続部の前に直列コンデンサが配置されるか、後に配置されるかで異なっている。
【0031】
図1及び2に示されるように、コイルをプリント基板上に形成した場合、コイルの一端はコイルの中心部にある。このため、コイル中心部の一端からコイル外側の端子まで接続部で接続することになる。図2に示される無線給電コイルユニット2においては、パターンコイル23の中心部の一端とコイル外側に配置された直列コンデンサ21は、コイル上を差交する接続部25で接続される。このため、パターンコイル23と差交する接続部25には、パターンコイル23に流れる電流と同じ位相の電流が流れる。即ち、コイル内電流と同位相の電流が、パターンコイル23上を差交して流れることになる。接続部25を流れる同位相の電流から生成される磁気は、パターンコイル23から生じる磁気に干渉を与えることになる。特に、磁気共鳴による無線給電システムの場合、比較的低周波数が使用され、電力量が大きいために、干渉量が大きくなり、給電効率を大きく低下させることになる。
【0032】
図1に示される無線給電コイルユニット1においては、パターンコイル13の中心部に直列コンデンサ11が配置されてパターンコイル13の中心部の一端と接続し、直列コンデンサ11と接続した接続部15が、パターンコイル13上を差交して、パターンコイル13の外側の端子と接続される。
【0033】
コンデンサには、電荷を一時的に蓄積する作用があるため、コンデンサの電圧と電流では、位相がずれることになる。コンデンサのこのような性質を利用することにより、位相を調整することができる。図1の無線給電コイルユニット1では、直列コンデンサ11はパターンコイル13の中心部の一端(13b)と、パターンコイル13上を差交する接続部15の間に配置される。このため、直列コンデンサ11を間にして、パターンコイル13中の電流と接続部15中の電流では、位相が異なることになる。接続部15を流れる異なる位相の電流から生成される磁気は、パターンコイル13から生じる磁気に干渉しない。このため、パターンコイル13から発生される磁気とパターンコイル13上を差交する接続部15から発生される磁気との間での干渉が抑制され、給電における損失が抑えられる。即ち、直列コンデンサ11は、干渉抑制手段として機能している。
【0034】
図3は、図1に示される無線給電コイルユニット1と図2に示される無線給電コイルユニット2におけるコイル放射特性であるS11特性を示したものである。高周波回路の電力特性を表すパラメータとして、Sパラメータが知られており、S11はSパラメータの1つの要素である。ここでは、直径150 mm、線幅1.5 mm、巻き数20のコイルを使用している。
【0035】
直列共振により、特定の共振周波数でパワースペクトルが減少する。この共振周波数において、回路内抵抗が減少し、電流量が増加することで、より多くの電力を伝送することを可能にする。図3に示すように、図2に示す無線給電コイルユニット2の特性と比較して、図1に示す無線給電コイルユニット1は、共振周波数におけるパワースペクトルの落ち込みが大きく、共振周波数に対し、より高い感度を有していることがわかる。図3に示す結果では、図1に示す無線給電コイルユニット1の方が、およそ6 dBのパワースペクトルの更なる減少が得られている。即ち、前記したように、図1に示す無線給電コイルユニット1では、直列コンデンサ11が干渉抑制手段として機能していることから、共振周波数に対し、より高い感度を有することとなる。
【0036】
図4は、受信電力と送電距離の関係を示したものである。この結果は、入力電圧を一定として、AC−DC変換後の出力電圧を測定したものである。
【0037】
図4を参照すると、例えば、給電側と受電側のコイル間の送電距離を100 mmとした場合、図2に示す無線給電コイルユニット2での受信電力は、0.001 W以下なのに対し、図1に示す無線給電コイルユニット1では、約1 Wの受信電力が得られている。また、図1に示す無線給電コイルユニット1では、送電距離200 mmまで、およそ1 Wの受信電力が得られており、低損失で給電が行われることがわかる。このように、図2に示す無線給電コイルユニット2の特性と比較して、図1に示す無線給電コイルユニット1は、受信電力、送電距離共に増加していることがわかる。
【0038】
図5は、他の無線給電コイルユニット3の構成を示した図である。図5(a)は無線給電コイルユニット3の平面図であり、図5(b)は無線給電コイルユニット3を断面から見た模式図である。
【0039】
図5に示す無線給電コイルユニット3は、図1に示す無線給電コイルユニット1とは、直列コンデンサ51がパターンコイル53の外側に配置されるという点で異なる。さらに、接続部55は、コイル基板50から離間するように構成され、離間された空間部に絶縁体56が挿入されている。絶縁体56を挿入することにより、パターンコイル53の上を差交する接続部55からの干渉を抑制することが可能になる。図5に示す無線給電コイルユニット3では、接続部とコイル間に挿入される絶縁体56が干渉抑制手段として機能し、給電効率を改善する。
【0040】
絶縁体56の材質としては、ガラスエポキシやテフロン(登録商標)など、10 MHz程度まで周波数特性が安定したものが想定される。しかし、これらに限定されるものではない。
【0041】
なお、図5(b)において、直列コンデンサ51は、コイル基板50と非接触に構成されているが、コイル基板50上に配置されても良い。また、図5においては、絶縁体56は、棒状の構成となっているが、これに制限されるものではなく、厚みを有する面状としても良い。
【0042】
図1に示す無線給電コイルユニット1は、電流の位相を調整することにより、接続部とコイル間の干渉を抑制するものであるが、図5に示す無線給電コイルユニット3では、干渉が生じないように、接続部とコイルを離間し、その間に絶縁体を配置するものである。コイル寸法や絶縁体の材料などの各種の要素に応じて適宜定めることができるが、絶縁体の厚さを5 mm程度以上にすることで、接続部とコイル間の干渉が抑制され、図1の無線給電コイルユニット1による特性と同程度の給電効率が得られる。
【0043】
図6は、更に他の無線給電コイルユニット4の構成を示した図である。図6(a)は無線給電コイルユニット4の平面図であり、図6(b)は無線給電コイルユニット4を断面から見た模式図である。
【0044】
図6に示す無線給電コイルユニット4は、図1の無線給電コイルユニット1と同様の構成であり、高誘電絶縁シート65を装着することにより、さらに給電効率を高めるものである。図6(b)に示すように、コイル基板60のパターンコイル63が形成されている面と反対側の面に高誘電絶縁シート65が装着されている。高誘電絶縁シート65は、例えば、リテトラフルオロエチレンからなるものである。高誘電絶縁シート65をコイル基板60に装着させることで、コイル基板上のコイル間の容量が増加し、コイル共振特性を向上させ、給電効率を向上させる効果がある。
【0045】
高誘電絶縁シート65としては、プリント基板用に開発されている静電容量密度20 pF/mm2程度のものが想定される。しかし、これに限定されるものではない。
【0046】
更に、高誘電絶縁シート65をコイル基板60上に形成されたパターンコイル63上に装着することも可能である。図6においては、高誘電特性を有する絶縁シートとしたが、その他の構成とすることができ、高誘電特性を有する塗料をコイル基板に塗布することで、高誘電絶縁シートの代わりとすることもできる。また、高誘電絶縁シート65の装着は、無線給電コイルユニット4を、図5に示す無線給電コイルユニット3と同様に、直列コンデンサ61をパターンコイル63の外側に配置し、パターンコイル63と接続部65の間に絶縁体を挿入する構成としても、給電効率を向上させる効果を有するものである。この場合も、上記した例の様に、高誘電絶縁シートをコイル基板のパターンコイルが形成されている面、又はその反対側の面に装着することができる。更に、高誘電特性を有する塗料をコイル基板に塗布することで、高誘電絶縁シートの代わりとすることもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気共鳴により無線給電を行うための無線給電コイルユニット(1)であって、
基板(10)上に螺旋形状に構成されたコイル(13)と、
前記コイル(13)の外周側の端部(13a)に配置され、前記コイル(13)と並列に接続された並列コンデンサ(12)と、
前記コイル(13)の中心側の端部(13b)と前記コイル(13)の外側にある回路端子とを接続するための接続部(15)と、
前記接続部(15)と前記コイル(13)の間の干渉を抑制するための干渉抑制手段と、
を有することを特徴とする無線給電コイルユニット。
【請求項2】
更に、前記コイル(13)と直列に接続された直列コンデンサ(11)を有し、
前記干渉抑制手段は、前記直列コンデンサ(11)を前記コイル(13)の中心部に配置し、前記直列コンデンサ(11)の一端を前記コイル(13)の中心側の端部(13b)と接続し、他の一端を前記接続部(15)と接続したものである、請求項1に記載の無線給電コイルユニット。
【請求項3】
更に、前記コイル(13)と直列に接続された直列コンデンサ(51)を有し、
前記干渉抑制手段は、前記接続部(15)と前記コイル(13)の間に挿入された絶縁体(56)である、請求項1に記載の無線給電コイルユニット。
【請求項4】
更に、前記基板(10)の下部に配置された高誘電材料(65)を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の無線給電コイルユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−235630(P2012−235630A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−103030(P2011−103030)
【出願日】平成23年5月2日(2011.5.2)
【出願人】(000004695)株式会社日本自動車部品総合研究所 (1,981)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)