照明付き履物品及び照明アッセンブリ
基板(15)と、基板(15)上に配され、基板(15)の端部近傍に配置された複数の光源(20)を含む照明アッセンブリ(10)。制御回路は複数の光源(20)に接続され、光源(20)の作動モードを制御する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に照明付き履物に関する。特に、改良された履物照明アッセンブリに関する。
【関連する技術】
【0002】
照明付き履物は、その魅力及び安全面の理由から子供及び大人に普及している。多くの子供は、光と色に魅了され、歩行に応じて靴が明滅・点滅する時に特に喜ぶ。十代の若者及び若い大人は特に流行に敏感である。十代の若者及び若い大人はしばしば彼らの流行の好みに合わせてスニーカーを選択する。光で装飾されたスニーカー、スケート、靴、ブーツ及び他の履物品は、着用者に顕著なファッションのアイデンティティーを与える。
【0003】
一般的に公知の履物は、例えば発光ダイオード(LEDs)のような一以上の光源と、電池の如き電源と、電力をLEDsに供給するためのスイッチを備えている。公知の照明付き履物にしばしば生じる問題としては、履物品の寿命に対し相対的に早くLEDsが作動不能になる傾向がある。通常の着用及び損耗では、LEDsとスイッチの間の接続が破損するものと考えられている。これでは、履物品に部分的に又は全く照明がないため、魅力に欠ける外観を呈することとなってしまう。
【発明の開示】
【0004】
代表的な実施形態では、本発明は履物品のための照明アッセンブリを含む。照明アッセンブリは、端部に沿って配置された複数の凹部を有する基板を含む。基板には複数の光源が取り付けられており、各光源はその光源に対応する凹部の深さよりも少しだけ大きい距離で基板の端部から延びている。光源の作動モードを制御する制御回路が複数の光源に接続されている。
【0005】
本発明の他の実施形態では、履物用の新規なソール・アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられた複数の光源とを含む照明アッセンブリを有し、各光源は基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ延びている。制御回路は、複数の光源に接続されており前記光源の作動モードを制御する。照明アッセンブリを入れる凹部を有する半透明の構造層が供給される。
【0006】
本発明のさらに他の実施形態においては、照明付き履物品は、アッパーと、アッパーに付着するソール・アッセンブリを含む。ソール・アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられた複数の光源とを含む照明アッセンブリを有し、各光源は基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ伸びている。制御回路は複数の光源に接続されており前記光源の作動モードを制御する。照明アッセンブリを入れる凹部を有する半透明の構造層が供給される。
【0007】
本発明のさらに他の実施形態においては、照明アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられ各光源が基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ伸びている複数の光源及び光源の作動モードを制御する複数の光源に接続された制御回路を含む。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態においては、履物品の製造方法は、半透明の構造層に照明アッセンブリを入れる工程と、外底を構造層に貼る工程と、構造層が中底と外底の間に挟まるように中底を構造層に貼る工程及びアッパーを中底に付着させる工程とを含む。
【0009】
図1は、本発明の第1実施形態に係る照明アッセンブリを示す。
【0010】
図2Aは、本発明の他の実施形態に係る照明アセンブリを示す。
【0011】
図2Bは、図2Aの照明アッセンブリの凹部及びLEDを図示するものである。
【0012】
図3は、図2の照明アッセンブリの選択箇所の分解図である。
【0013】
図4は、本発明の一実施形態に係る保護ケースを図示するものである。
【0014】
図5は、図4の保護ケースの断面図である。
【0015】
図6は、本発明の一実施形態に係る履物品を示す。
【0016】
図7は、本発明の他の実施形態に係る履物品を示す。
【0017】
図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る履物品を示す。
【0018】
図9は、本発明の一実施形態に係る構造層を示す。
【0019】
図10は、本発明に係る靴底アッセンブリの分解図を示す。
【0020】
図11は、本発明のさらなる他の実施形態に係る履物品を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
〔実施例〕
本発明は照明付きの履物品及び照明付き履物品の製造方法に関する。本発明の照明付き履物品は、好ましくは、複数の光源及び複数の光源を制御するための回路を有する照明アッセンブリと、例えば靴底、ベロ、履物の甲などの使用者により操作可能な一以上の照明領域と、照明アッセンブリに接合する電源とを含む。
【0022】
図1は、本発明の照明アッセンブリの代表例を示す。照明アッセンブリ10は、例えばプリント回路基板(PCB)の如き基板15を含み、基板はそれに電気的に接続される複数の発光ダイオード(LEDs)20を有する。基板15の寸法と形状及びLEDs20の数と配置は、所望の要求に応じて選択可能である。例えば、照明アッセンブリ10は、足の踵と中足骨領域間の距離に実質的に対応する長手方向の寸法を有する。特に、図示の実施形態においては、基板15は約15cmから約20cmの長さを有する。しかし、基板15は履物品のサイズにより長くも短くもできる。いくつかの実施形態においては、基板15は、踵の下部に配置することを意図する第1の領域と、この第1の領域から足の中足骨部へ長手方向に伸びる第2の領域を含んでも良い。
【0023】
基板15は、公知の硬質PCB又は可撓性回路、例えばミネソタ州ノースフィールドのシェルダール・コーポレーションから入手可能なリールフレックス(登録商標)可撓性回路、ミネソタ州ノースランドのオールフレックス社から入手可能な可撓性回路、商品名R/flex1000としてアリゾナ州チャンドラーのロジャース・コーポレーションから入手可能な可撓性回路を含んでも良い。上記は限定的なものではなく、基板15は、当該技術の属する分野における通常の知識を有する者に公知の他の可撓性回路を含んでも良い。
【0024】
図1に示すように、LEDs20は基板15の端又は周囲に沿って配されており、基板15の周辺から僅かに突出するように基板上に配されている。好ましくは、LEDs20は基板15の端からLEDの長さよりも小さく突出する。より好ましくは、LEDs20は基板15の端からLEDの長さの半分よりも小さく突出する。LEDs20は基板15の真上、真下又は同じ平面に位置することができる。
【0025】
他の実施形態では、図2Aに示すように、基板15は基板の周辺に沿った複数の凹部35が配置されていても良い。各LED20は、基板の平面の真上又は真下、或いはそれぞれの凹部35内の基板の平面に位置するように、基板15に配置されても良い。LEDs20は、図2Bに示すように基板15の周辺から凹部35の深さDよりわずかに大きい距離まで延びても良い。好ましくは、LEDs20は基板15の周辺から対応する凹部35の深さDより小さいか同じ距離だけ延びる。
【0026】
LEDs20に電気を供給するため、電源30がLEDs20に接続されている。適切な電源30は電池を含む。本発明の1実施形態によれば、基板15は、1以上のバス25又はLEDs20と電源コネクタ30を相互接続する他の接続機構と共に供給されても良い。図1にはLEDs20のシンプルな直列接続が示されているが、本発明に即しては、2以上のLEDsは直列又は並列にさまざまに接続されても良い。例示的な実施形態において、照明アッセンブリ10は、例えば9Vの電池のように、電池により作動するように設計されている。したがって、基板15は、電池自体又はその上に電池を置くことができるクッションを受容する切欠き部45を含んでも良い。切欠き部45は、基板15の第1の領域内に位置するのが好ましい。
【0027】
他の実施形態においては、照明アッセンブリ10は代替の電源により作動されても良い。したがって、これらの実施形態においては、切欠き部45は存在せずとも良い。
【0028】
照明アッセンブリ10は、さらにLEDs20の動作を制御する制御回路40を含む。制御回路40は、例えば、プリント回路基板の部分のように基板15上に配されてもよく、また基板15と離れて配されて基板15と電気的に接続されても良い。制御回路40はスイッチと結合され、スイッチが作動すると1以上の作動モード又は照明モードでLEDs20を駆動する。
【0029】
作動モードの選択に基き、要求される多様な視覚効果が創造できる。したがって、制御回路40は、LEDs20を如何なる要求の照明モードでも駆動するように構成されても良い。例示的な照明モードとして、連続照明モード、LEDs20が規則的又は不規則な間隔で点滅する点滅照明モード、LEDs20が所定の又はランダムの順序で光る連続照明モードがある。LEDs20を様々な照明モードで駆動するのに適した制御回路はこの技術の属する分野における通常の知識を有する者に公知であるため、制御回路40の詳細はここでは示さず記載しない。例示的な照明回路は米国特許第5, 663,614号及び米国特許第5,812,063及び米国特許第6,906,472B2に記載されている。
【0030】
同様に、要求される様々な視覚効果はLEDs20の配置によって達成できる。LEDs20は、基板15の略周囲に均等に配されてもよく、或いは一定のパターンで配されても良い。LEDs20は、例えば色彩、形状及び輝度が一様な特性でもよく、或いは異なる特性でも良い。したがって、要求される視覚効果により、LEDs20は色彩が一緒にグループにされてもよく、或いはLEDs20は一定の色彩パターンを形成するように配置されても良い。同様に、LEDs20は、輝度が一緒にグループ化されてもよく、或いは様々な輝度パターンに配置されても良い。
【0031】
照明アッセンブリ10は通常履物品のソール内又は靴底内に設けられる。使用者がランニング、ジャンプ又は歩行の際の体重による衝撃の力によりLEDsが基板15から剥離するのを防止するために、いくつかの実施形態では、図4に示すように基板15は保護ケース50に封入されても良い。保護ケース50は、強くて丈夫な材料、例えば硬質プラスチック又は硬質ゴムから構成されるのが好ましい。本発明の一実施形態においては、保護ケース50は容器55、例えば箱であり、好ましくは基板15の踵付近に配置され、電池又は電池を置くことができるクッションを受容するための基板15内の開口45に対応するように、底に開口部57を有するものを含むことができる。容器55内への電池の収容は、履物品の通常の使用により発生する衝撃の力による意図しない電池の断線を低減する。
【0032】
また、基板15のさらに保護するために、いくつかの実施形態においては保護カバー50には構造強化部材が設けられている。図4に示される実施形態では、構造強化部材は、保護ケース50の長手方向に沿って延びるモールド脈60である。モールド脈60は保護ケース50と一体成型されるのが望ましい。保護ケース50は二つのピース構造を有してもよく、図5に示すように、基板15はモールド脈60と上部又は下部ピースの一方との間に挟まれても良い。このような構成においては、保護ケース50は、摩擦嵌合、スナップ嵌合、螺子のような適切なクロージャ機構65によって保持されても良い。一般的な保護ケース50としては宝石用包装箱でも良い。
【0033】
いくつかの実施形態においては、保護ケース50は、基板15が脈60及びスペーサ62の間に挟まれるようなスペーサ62を有しても良い。また他の実施形態においては、保護ケース50は、基板15が保護ケース50に埋設されるように、基板15の周囲にモールドされても良い。
【0034】
履物品
本発明に則してみれば、照明アッセンブリ10は、例えば履物品のソール又は底部に照明アッセンブリを取り付けることにより、履物品に組み込まれても良い。本発明の一般的な履物品には、運動靴、カジュアル靴、カジュアルブーツ、例えばハイキングブーツ又はスキーブーツ等のヘビーデューティーブーツ、イン−ラインや4輪のスケート靴、スリッパ、雪駄やビーチサンダルその他が含まれるが、これらには限定されない。下記は、本発明に係る運動靴及び運動靴用のソール・アッセンブリの実施形態である。
【0035】
図6は、本発明の他の実施形態に係る一般的な履物品100を示す。履物品100は、アッパー110に付されるソール・アッセンブリ105を含む。照明アッセンブリ10は、ソール・アッセンブリ105内に配置される。ソール・アッセンブリ105は、半透明な周囲の表面115を含み、これを通じて照明アッセンブリ10からの光が透過する。
【0036】
ソール・アッセンブリ105は、1以上の層部材内に配置されるか又はこれらの間に挟まれた照明アッセンブリ10を含んでも良い。一実施形態においては、図9に示すように、ソール・アッセンブリ105は、照明アッセンブリ10を受けるように構成される凹部217を有する透明又は半透明の構造層215を含む。照明アッセンブリ10(図9では図示しない)は凹部217内に嵌められており、作動に応じて構造層215を通じて光が透過する。
【0037】
別の実施形態においては、図10に示すように、ソール・アッセンブリ105は、中底210と外底220の間に挟まれた透明又は半透明の構造層215を含む。照明アッセンブリ10(図10では図示しない)は、構造層215の凹部217内に入れるのが好ましい。あるいはまた、ソール・アッセンブリ105は外底220と構造層215のみを含んでもよく、また中底210と構造層215のみを含んでも良い。
【0038】
本技術の慣習として、中底210は1以上の以下の材料:発泡EVA(エチレン酢酸ビニル)、フィロン(Phylon)、ポリウレタン及びフィライト(Phylite)から構成されても良い。外底220は1以上の以下の材料:BRS1000又はカーボンラバー、固形ゴム、耐久性ゴム化合物(DRC:durable rubber compund)、耐久性ゴム又はゴム状物質の組み合わせから構成されても良い。構造層215は、一般的に1以上の気泡体を包含するウレタン材料から構成されても良い。
【0039】
本発明に則してみれば、履物品は、照明アッセンブリ10の作動・非作動のため接続されるユーザー作動可能スイッチ125有しても良い。ユーザー作動可能スイッチ125は、アッパー110と関連して設けられても良い。すなわちアッパー110の材料内に存在してもよく又はアッパー110の外面に露出しても良い。さらに、ユーザー作動可能スイッチ125は履物品の何処に位置しても良い。図6はアキレスの踵に隣接するアッパー110の側部に配置され突出しているユーザー作動可能スイッチ125を示している。しかしながら、他の実施形態ではユーザー作動可能スイッチ125はアッパー110の側部に位置しても良く、例えば、図7に示すようにアッパー110の材料の内部に存在しても良い。また他の実施形態では、ユーザー作動可能スイッチ125は図8に示すようにベロ130の内部に配されても良い。
【0040】
様々な種類のユーザー作動可能スイッチが本発明の履物品に適している。したがって、ユーザー作動可能スイッチ125は、押し釦スイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ、感圧スイッチその他でも良い。モード選択を容易にするために、複数のモードで照明アッセンブリが稼働する実施形態においては押し釦スイッチが好ましい。
【0041】
本発明に係る履物品は、ソール・アッセンブリ105を形成し、靴のアッパーにソール・アッセンブリ105を接合して構成しても良い。図6に示すような一般的なソール・アッセンブリ105は、構造層215に照明アッセンブリ10を入れ、構造層215に外底220を固定し、そして中底210を構造層215と外底220との結合体に、構造層215がこれらの間に挟まるようにして形成しても良い。当業者にとって自明であるが、所望の場合には、中底210と外底220の一つ又は両者はソール・アッセンブリ105から除去されても良い。
【0042】
照明アッセンブリ10の電池又は電源は、ソール・アッセンブリ105内、ベロ130内、又は履物品の他の場所に配置されても良い。電池をソール・アッセンブリ105に収納するには、構造層215は、切欠き部45を通じて延び、容器55の底の開口部57を通る電池クッション230を含んでもよく、これにより電池は容器55内にこぢんまりと入る。容器55内に電池を入れるか又は電池を電池クッション230に置くことは、履物品の通常の使用中に時々起こる無用な電池の断線を低減させるのに役立つと考えられている。
【0043】
無用の電池の断線をさらに低減するため、一実施形態では、電池は履物品のベロ130内に配置される。例えば、ベロ130は電池を収容するのに適したサイズの袋を備えることができる。この実施形態においては、制御回路40はソール・アッセンブリ105内に封入及び配置されても良く、例えば、外底220の踵部内に配され電池及びLEDs20と接続している。
【0044】
本発明の態様に関連して、要望される視覚効果を最大限にするには、ソール・アッセンブリ105は様々な形状で配置される完全に透明な領域140であっても良く、又は半透明な領域140を含んでもよい。例えば、図6は、一般的に不透明なバリア142から離間した半透明な領域140を示している。幾つかの適用例では、半透明な領域140は、例えば語、フレーズ、数値句のメッセージを表示するために配置された英数文字の形状でも良い。図11を見れば、例示的なメッセージは、靴製造者の名前や、着用者の名前、そして運動選手の場合には、チームの名前、学校の名前及び選手の番号を含むが、これらには限定されない。
【0045】
半透明な領域140は、異なるパターンの数にしたがって照明される。本発明の一観点によれば、半透明な領域は実質的に均一に照らされても良く、或いは異なる領域が異なる輝度レベルで照らされても良い。本発明の他の観点によれば、半透明の領域は同期的、順序的又は如何なる所望のパターンによって照らされても良い。
【0046】
本発明は具体的な実施形態を参照して記載されているが、この記載は限定的な意味に解釈することを意図するものではない。開示された実施形態の様々な改変や他の選択的な実施形態は当業者にとって明らかである。したがって、添付のクレームは、本発明の真の範囲内の全ての改変を包括することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係る照明アッセンブリを示す。
【図2A】図2Aは、本発明の他の実施形態に係る照明アセンブリを示す。
【図2B】図2Bは、図2Aの照明アッセンブリの凹部及びLEDを図示するものである。
【図3】図3は、図2の照明アッセンブリの選択箇所の分解図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る保護ケースを図示するものである。
【図5】図5は、図4の保護ケースの断面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に係る履物品を示す。
【図7】図7は、本発明の他の実施形態に係る履物品を示す。
【図8】図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る履物品を示す。
【図9】図9は、本発明の一実施形態に係る構造層を示す。
【図10】図10は、本発明に係る靴底アッセンブリの分解図を示す。
【図11】図11は、本発明のさらなる他の実施形態に係る履物品を示す。
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に照明付き履物に関する。特に、改良された履物照明アッセンブリに関する。
【関連する技術】
【0002】
照明付き履物は、その魅力及び安全面の理由から子供及び大人に普及している。多くの子供は、光と色に魅了され、歩行に応じて靴が明滅・点滅する時に特に喜ぶ。十代の若者及び若い大人は特に流行に敏感である。十代の若者及び若い大人はしばしば彼らの流行の好みに合わせてスニーカーを選択する。光で装飾されたスニーカー、スケート、靴、ブーツ及び他の履物品は、着用者に顕著なファッションのアイデンティティーを与える。
【0003】
一般的に公知の履物は、例えば発光ダイオード(LEDs)のような一以上の光源と、電池の如き電源と、電力をLEDsに供給するためのスイッチを備えている。公知の照明付き履物にしばしば生じる問題としては、履物品の寿命に対し相対的に早くLEDsが作動不能になる傾向がある。通常の着用及び損耗では、LEDsとスイッチの間の接続が破損するものと考えられている。これでは、履物品に部分的に又は全く照明がないため、魅力に欠ける外観を呈することとなってしまう。
【発明の開示】
【0004】
代表的な実施形態では、本発明は履物品のための照明アッセンブリを含む。照明アッセンブリは、端部に沿って配置された複数の凹部を有する基板を含む。基板には複数の光源が取り付けられており、各光源はその光源に対応する凹部の深さよりも少しだけ大きい距離で基板の端部から延びている。光源の作動モードを制御する制御回路が複数の光源に接続されている。
【0005】
本発明の他の実施形態では、履物用の新規なソール・アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられた複数の光源とを含む照明アッセンブリを有し、各光源は基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ延びている。制御回路は、複数の光源に接続されており前記光源の作動モードを制御する。照明アッセンブリを入れる凹部を有する半透明の構造層が供給される。
【0006】
本発明のさらに他の実施形態においては、照明付き履物品は、アッパーと、アッパーに付着するソール・アッセンブリを含む。ソール・アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられた複数の光源とを含む照明アッセンブリを有し、各光源は基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ伸びている。制御回路は複数の光源に接続されており前記光源の作動モードを制御する。照明アッセンブリを入れる凹部を有する半透明の構造層が供給される。
【0007】
本発明のさらに他の実施形態においては、照明アッセンブリは、基板と、基板に取り付けられ各光源が基板の端部から光源の長さよりも小さい距離だけ伸びている複数の光源及び光源の作動モードを制御する複数の光源に接続された制御回路を含む。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態においては、履物品の製造方法は、半透明の構造層に照明アッセンブリを入れる工程と、外底を構造層に貼る工程と、構造層が中底と外底の間に挟まるように中底を構造層に貼る工程及びアッパーを中底に付着させる工程とを含む。
【0009】
図1は、本発明の第1実施形態に係る照明アッセンブリを示す。
【0010】
図2Aは、本発明の他の実施形態に係る照明アセンブリを示す。
【0011】
図2Bは、図2Aの照明アッセンブリの凹部及びLEDを図示するものである。
【0012】
図3は、図2の照明アッセンブリの選択箇所の分解図である。
【0013】
図4は、本発明の一実施形態に係る保護ケースを図示するものである。
【0014】
図5は、図4の保護ケースの断面図である。
【0015】
図6は、本発明の一実施形態に係る履物品を示す。
【0016】
図7は、本発明の他の実施形態に係る履物品を示す。
【0017】
図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る履物品を示す。
【0018】
図9は、本発明の一実施形態に係る構造層を示す。
【0019】
図10は、本発明に係る靴底アッセンブリの分解図を示す。
【0020】
図11は、本発明のさらなる他の実施形態に係る履物品を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
〔実施例〕
本発明は照明付きの履物品及び照明付き履物品の製造方法に関する。本発明の照明付き履物品は、好ましくは、複数の光源及び複数の光源を制御するための回路を有する照明アッセンブリと、例えば靴底、ベロ、履物の甲などの使用者により操作可能な一以上の照明領域と、照明アッセンブリに接合する電源とを含む。
【0022】
図1は、本発明の照明アッセンブリの代表例を示す。照明アッセンブリ10は、例えばプリント回路基板(PCB)の如き基板15を含み、基板はそれに電気的に接続される複数の発光ダイオード(LEDs)20を有する。基板15の寸法と形状及びLEDs20の数と配置は、所望の要求に応じて選択可能である。例えば、照明アッセンブリ10は、足の踵と中足骨領域間の距離に実質的に対応する長手方向の寸法を有する。特に、図示の実施形態においては、基板15は約15cmから約20cmの長さを有する。しかし、基板15は履物品のサイズにより長くも短くもできる。いくつかの実施形態においては、基板15は、踵の下部に配置することを意図する第1の領域と、この第1の領域から足の中足骨部へ長手方向に伸びる第2の領域を含んでも良い。
【0023】
基板15は、公知の硬質PCB又は可撓性回路、例えばミネソタ州ノースフィールドのシェルダール・コーポレーションから入手可能なリールフレックス(登録商標)可撓性回路、ミネソタ州ノースランドのオールフレックス社から入手可能な可撓性回路、商品名R/flex1000としてアリゾナ州チャンドラーのロジャース・コーポレーションから入手可能な可撓性回路を含んでも良い。上記は限定的なものではなく、基板15は、当該技術の属する分野における通常の知識を有する者に公知の他の可撓性回路を含んでも良い。
【0024】
図1に示すように、LEDs20は基板15の端又は周囲に沿って配されており、基板15の周辺から僅かに突出するように基板上に配されている。好ましくは、LEDs20は基板15の端からLEDの長さよりも小さく突出する。より好ましくは、LEDs20は基板15の端からLEDの長さの半分よりも小さく突出する。LEDs20は基板15の真上、真下又は同じ平面に位置することができる。
【0025】
他の実施形態では、図2Aに示すように、基板15は基板の周辺に沿った複数の凹部35が配置されていても良い。各LED20は、基板の平面の真上又は真下、或いはそれぞれの凹部35内の基板の平面に位置するように、基板15に配置されても良い。LEDs20は、図2Bに示すように基板15の周辺から凹部35の深さDよりわずかに大きい距離まで延びても良い。好ましくは、LEDs20は基板15の周辺から対応する凹部35の深さDより小さいか同じ距離だけ延びる。
【0026】
LEDs20に電気を供給するため、電源30がLEDs20に接続されている。適切な電源30は電池を含む。本発明の1実施形態によれば、基板15は、1以上のバス25又はLEDs20と電源コネクタ30を相互接続する他の接続機構と共に供給されても良い。図1にはLEDs20のシンプルな直列接続が示されているが、本発明に即しては、2以上のLEDsは直列又は並列にさまざまに接続されても良い。例示的な実施形態において、照明アッセンブリ10は、例えば9Vの電池のように、電池により作動するように設計されている。したがって、基板15は、電池自体又はその上に電池を置くことができるクッションを受容する切欠き部45を含んでも良い。切欠き部45は、基板15の第1の領域内に位置するのが好ましい。
【0027】
他の実施形態においては、照明アッセンブリ10は代替の電源により作動されても良い。したがって、これらの実施形態においては、切欠き部45は存在せずとも良い。
【0028】
照明アッセンブリ10は、さらにLEDs20の動作を制御する制御回路40を含む。制御回路40は、例えば、プリント回路基板の部分のように基板15上に配されてもよく、また基板15と離れて配されて基板15と電気的に接続されても良い。制御回路40はスイッチと結合され、スイッチが作動すると1以上の作動モード又は照明モードでLEDs20を駆動する。
【0029】
作動モードの選択に基き、要求される多様な視覚効果が創造できる。したがって、制御回路40は、LEDs20を如何なる要求の照明モードでも駆動するように構成されても良い。例示的な照明モードとして、連続照明モード、LEDs20が規則的又は不規則な間隔で点滅する点滅照明モード、LEDs20が所定の又はランダムの順序で光る連続照明モードがある。LEDs20を様々な照明モードで駆動するのに適した制御回路はこの技術の属する分野における通常の知識を有する者に公知であるため、制御回路40の詳細はここでは示さず記載しない。例示的な照明回路は米国特許第5, 663,614号及び米国特許第5,812,063及び米国特許第6,906,472B2に記載されている。
【0030】
同様に、要求される様々な視覚効果はLEDs20の配置によって達成できる。LEDs20は、基板15の略周囲に均等に配されてもよく、或いは一定のパターンで配されても良い。LEDs20は、例えば色彩、形状及び輝度が一様な特性でもよく、或いは異なる特性でも良い。したがって、要求される視覚効果により、LEDs20は色彩が一緒にグループにされてもよく、或いはLEDs20は一定の色彩パターンを形成するように配置されても良い。同様に、LEDs20は、輝度が一緒にグループ化されてもよく、或いは様々な輝度パターンに配置されても良い。
【0031】
照明アッセンブリ10は通常履物品のソール内又は靴底内に設けられる。使用者がランニング、ジャンプ又は歩行の際の体重による衝撃の力によりLEDsが基板15から剥離するのを防止するために、いくつかの実施形態では、図4に示すように基板15は保護ケース50に封入されても良い。保護ケース50は、強くて丈夫な材料、例えば硬質プラスチック又は硬質ゴムから構成されるのが好ましい。本発明の一実施形態においては、保護ケース50は容器55、例えば箱であり、好ましくは基板15の踵付近に配置され、電池又は電池を置くことができるクッションを受容するための基板15内の開口45に対応するように、底に開口部57を有するものを含むことができる。容器55内への電池の収容は、履物品の通常の使用により発生する衝撃の力による意図しない電池の断線を低減する。
【0032】
また、基板15のさらに保護するために、いくつかの実施形態においては保護カバー50には構造強化部材が設けられている。図4に示される実施形態では、構造強化部材は、保護ケース50の長手方向に沿って延びるモールド脈60である。モールド脈60は保護ケース50と一体成型されるのが望ましい。保護ケース50は二つのピース構造を有してもよく、図5に示すように、基板15はモールド脈60と上部又は下部ピースの一方との間に挟まれても良い。このような構成においては、保護ケース50は、摩擦嵌合、スナップ嵌合、螺子のような適切なクロージャ機構65によって保持されても良い。一般的な保護ケース50としては宝石用包装箱でも良い。
【0033】
いくつかの実施形態においては、保護ケース50は、基板15が脈60及びスペーサ62の間に挟まれるようなスペーサ62を有しても良い。また他の実施形態においては、保護ケース50は、基板15が保護ケース50に埋設されるように、基板15の周囲にモールドされても良い。
【0034】
履物品
本発明に則してみれば、照明アッセンブリ10は、例えば履物品のソール又は底部に照明アッセンブリを取り付けることにより、履物品に組み込まれても良い。本発明の一般的な履物品には、運動靴、カジュアル靴、カジュアルブーツ、例えばハイキングブーツ又はスキーブーツ等のヘビーデューティーブーツ、イン−ラインや4輪のスケート靴、スリッパ、雪駄やビーチサンダルその他が含まれるが、これらには限定されない。下記は、本発明に係る運動靴及び運動靴用のソール・アッセンブリの実施形態である。
【0035】
図6は、本発明の他の実施形態に係る一般的な履物品100を示す。履物品100は、アッパー110に付されるソール・アッセンブリ105を含む。照明アッセンブリ10は、ソール・アッセンブリ105内に配置される。ソール・アッセンブリ105は、半透明な周囲の表面115を含み、これを通じて照明アッセンブリ10からの光が透過する。
【0036】
ソール・アッセンブリ105は、1以上の層部材内に配置されるか又はこれらの間に挟まれた照明アッセンブリ10を含んでも良い。一実施形態においては、図9に示すように、ソール・アッセンブリ105は、照明アッセンブリ10を受けるように構成される凹部217を有する透明又は半透明の構造層215を含む。照明アッセンブリ10(図9では図示しない)は凹部217内に嵌められており、作動に応じて構造層215を通じて光が透過する。
【0037】
別の実施形態においては、図10に示すように、ソール・アッセンブリ105は、中底210と外底220の間に挟まれた透明又は半透明の構造層215を含む。照明アッセンブリ10(図10では図示しない)は、構造層215の凹部217内に入れるのが好ましい。あるいはまた、ソール・アッセンブリ105は外底220と構造層215のみを含んでもよく、また中底210と構造層215のみを含んでも良い。
【0038】
本技術の慣習として、中底210は1以上の以下の材料:発泡EVA(エチレン酢酸ビニル)、フィロン(Phylon)、ポリウレタン及びフィライト(Phylite)から構成されても良い。外底220は1以上の以下の材料:BRS1000又はカーボンラバー、固形ゴム、耐久性ゴム化合物(DRC:durable rubber compund)、耐久性ゴム又はゴム状物質の組み合わせから構成されても良い。構造層215は、一般的に1以上の気泡体を包含するウレタン材料から構成されても良い。
【0039】
本発明に則してみれば、履物品は、照明アッセンブリ10の作動・非作動のため接続されるユーザー作動可能スイッチ125有しても良い。ユーザー作動可能スイッチ125は、アッパー110と関連して設けられても良い。すなわちアッパー110の材料内に存在してもよく又はアッパー110の外面に露出しても良い。さらに、ユーザー作動可能スイッチ125は履物品の何処に位置しても良い。図6はアキレスの踵に隣接するアッパー110の側部に配置され突出しているユーザー作動可能スイッチ125を示している。しかしながら、他の実施形態ではユーザー作動可能スイッチ125はアッパー110の側部に位置しても良く、例えば、図7に示すようにアッパー110の材料の内部に存在しても良い。また他の実施形態では、ユーザー作動可能スイッチ125は図8に示すようにベロ130の内部に配されても良い。
【0040】
様々な種類のユーザー作動可能スイッチが本発明の履物品に適している。したがって、ユーザー作動可能スイッチ125は、押し釦スイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ、感圧スイッチその他でも良い。モード選択を容易にするために、複数のモードで照明アッセンブリが稼働する実施形態においては押し釦スイッチが好ましい。
【0041】
本発明に係る履物品は、ソール・アッセンブリ105を形成し、靴のアッパーにソール・アッセンブリ105を接合して構成しても良い。図6に示すような一般的なソール・アッセンブリ105は、構造層215に照明アッセンブリ10を入れ、構造層215に外底220を固定し、そして中底210を構造層215と外底220との結合体に、構造層215がこれらの間に挟まるようにして形成しても良い。当業者にとって自明であるが、所望の場合には、中底210と外底220の一つ又は両者はソール・アッセンブリ105から除去されても良い。
【0042】
照明アッセンブリ10の電池又は電源は、ソール・アッセンブリ105内、ベロ130内、又は履物品の他の場所に配置されても良い。電池をソール・アッセンブリ105に収納するには、構造層215は、切欠き部45を通じて延び、容器55の底の開口部57を通る電池クッション230を含んでもよく、これにより電池は容器55内にこぢんまりと入る。容器55内に電池を入れるか又は電池を電池クッション230に置くことは、履物品の通常の使用中に時々起こる無用な電池の断線を低減させるのに役立つと考えられている。
【0043】
無用の電池の断線をさらに低減するため、一実施形態では、電池は履物品のベロ130内に配置される。例えば、ベロ130は電池を収容するのに適したサイズの袋を備えることができる。この実施形態においては、制御回路40はソール・アッセンブリ105内に封入及び配置されても良く、例えば、外底220の踵部内に配され電池及びLEDs20と接続している。
【0044】
本発明の態様に関連して、要望される視覚効果を最大限にするには、ソール・アッセンブリ105は様々な形状で配置される完全に透明な領域140であっても良く、又は半透明な領域140を含んでもよい。例えば、図6は、一般的に不透明なバリア142から離間した半透明な領域140を示している。幾つかの適用例では、半透明な領域140は、例えば語、フレーズ、数値句のメッセージを表示するために配置された英数文字の形状でも良い。図11を見れば、例示的なメッセージは、靴製造者の名前や、着用者の名前、そして運動選手の場合には、チームの名前、学校の名前及び選手の番号を含むが、これらには限定されない。
【0045】
半透明な領域140は、異なるパターンの数にしたがって照明される。本発明の一観点によれば、半透明な領域は実質的に均一に照らされても良く、或いは異なる領域が異なる輝度レベルで照らされても良い。本発明の他の観点によれば、半透明の領域は同期的、順序的又は如何なる所望のパターンによって照らされても良い。
【0046】
本発明は具体的な実施形態を参照して記載されているが、この記載は限定的な意味に解釈することを意図するものではない。開示された実施形態の様々な改変や他の選択的な実施形態は当業者にとって明らかである。したがって、添付のクレームは、本発明の真の範囲内の全ての改変を包括することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係る照明アッセンブリを示す。
【図2A】図2Aは、本発明の他の実施形態に係る照明アセンブリを示す。
【図2B】図2Bは、図2Aの照明アッセンブリの凹部及びLEDを図示するものである。
【図3】図3は、図2の照明アッセンブリの選択箇所の分解図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る保護ケースを図示するものである。
【図5】図5は、図4の保護ケースの断面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に係る履物品を示す。
【図7】図7は、本発明の他の実施形態に係る履物品を示す。
【図8】図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る履物品を示す。
【図9】図9は、本発明の一実施形態に係る構造層を示す。
【図10】図10は、本発明に係る靴底アッセンブリの分解図を示す。
【図11】図11は、本発明のさらなる他の実施形態に係る履物品を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板の端部に沿って配置された複数の凹部を有する基板と、
前記基板に配置された複数の光源であって、各光源がその光源に対応する前記凹部の深さよりも少しだけ大きい距離で前記基板の端部から延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御する前記複数の光源に接続された制御回路と
を有する履物用の照明アッセンブリ。
【請求項2】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面の真上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項3】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面の真下に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項4】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面内に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項5】
前記基板は、履物品の踵付近に配置された第一セクション及び前記第一セクションから履物品の中足部付近に延びる第二セクションを有し、
前記第一セクションは構造部材を受け入れるのに適合する開口を有することを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項6】
前記制御回路と結合したスイッチをさらに有することを特徴とする、
請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項7】
前記基板と前記複数の光源を封入する保護ケースをさらに備えることを特徴とする、
請求項1〜6の何れかに記載の照明アッセンブリ。
【請求項8】
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、前記容器は前記基板の踵部付近に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の照明アッセンブリ。
【請求項9】
前記保護ケースは上部と底部を有し、前記アッセンブリは前記上部又は底部から延びる構造強化部材をさらに有し、
前記基板は前記構造強化部材と前記上部又は底部との間に挟まれていることを特徴とする、請求項7に記載の照明アッセンブリ。
【請求項10】
前記上部と前記底部の一つに結合している足部をさらに有し、
前記基板は前記構造強化部材と前記足部に挟まれていることを特徴とする、
請求項9に記載の照明アッセンブリ。
【請求項11】
前記構造強化部材は、前記保護ケースの長手方向の寸法に沿って延びる脈を有することを特徴とする、請求項10に記載の照明アッセンブリ。
【請求項12】
履物用照明アッセンブリと、
前記照明アッセンブリが配された凹部を有する半透明構造層とを有する履物用のソール・アッセンブリであって、
前記履物用照明アッセンブリが、
基板と、
前記基板に配された複数の光源であって、各光源が前記基板の端部から光源の長さよりも短い距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御するように前記複数の光源に接続された制御回路とを有する、履物用のソール・アッセンブリ。
【請求項13】
靴底中部と外底とをさらに有し、
前記半透明構造層は前記靴底中部と前記外底に挟まれていることを特徴とする、
請求項12に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項14】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクションと、
前記第一セクションから前記履物の中足部付近の点に延びる第二セクションとを有し、
前記第一セクションは開口を有し、
前記半透明構造層は前記開口を通じて延びるクッションを有することを特徴とする、請求項13に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項15】
前記照明アッセンブリは前記基板を密封する保護ケースを有し、
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、
前記開口部は前記基板の開口の位置に対して位置決めされていることを特徴とする、請求項14に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項16】
アッパーと、
前記アッパーに取り付けられたソール・アッセンブリと、
半透明構造層とを有し、
前記ソール・アッセンブリは照明アッセンブリを含み、
前記照明アッセンブリは、
基板と、
前記基板に配置された複数の光源であって、各光源は前記基板の端部から前記光源の長さより小さい距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御するように前記複数の光源に接続された制御回路とを有し、
前記半透明構造層は、前記照明アッセンブリが配される凹部を有する照明付き履物品。
【請求項17】
靴底中部と外底を有し、前記半透明構造層は前記靴底中部と前記外底に挟まれていることを特徴とする、請求項16に記載の履物品。
【請求項18】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクションと、
前記第一セクションから履物の中足部付近に延びる第二セクションとを有し、
前記第一セクションは開口を有し、
前記半透明構造層は前記開口を通じて延びるクッションを有することを特徴とする、請求項17に記載の履物品。
【請求項19】
前記照明アッセンブリは基板を密封する保護ケースを有し、
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、
前記開口部は前記基板の開口に対して位置決めされていることを特徴とする、
請求項18に記載の履物品。
【請求項20】
前記アッパーと関連して設けられ前記制御回路と電気的に接続するスイッチをさらに有することを特徴とする、請求項16に記載の履物品。
【請求項21】
電池を収納するのに適合するポーチを含むベロをさらに有する、請求項16に記載の履物品。
【請求項22】
基板と、
前記基板に配された複数の光源であって、各光源が前記基板の端部から光源の長さよりも短い距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御する前記複数の光源に接続された制御回路とを有する照明アッセンブリ。
【請求項23】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面の真上に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項24】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面の真下に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項25】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面内に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項26】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクション及び前記第一セクションから前記履物の中足部付近の点に延びる第二セクションを有し、
前記第一セクションは構造部材を受け入れるのに適合する開口を有することを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項27】
前記基板と前記光源を密封する保護ケースをさらに備えることを特徴とする、
請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項28】
半透明構造層に請求項22に記載の照明アッセンブリを収容する工程と、
前記半透明構造層に外底を固定する工程と、
前記半透明構造層に中底を、外底と中底の間に前記半透明構造層が挟まるように固定する工程と、
前記中底にアッパーを固定する工程とを含む履物の製造方法。
【請求項1】
基板の端部に沿って配置された複数の凹部を有する基板と、
前記基板に配置された複数の光源であって、各光源がその光源に対応する前記凹部の深さよりも少しだけ大きい距離で前記基板の端部から延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御する前記複数の光源に接続された制御回路と
を有する履物用の照明アッセンブリ。
【請求項2】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面の真上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項3】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面の真下に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項4】
前記複数の光源の一以上は、前記基板の平面内に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項5】
前記基板は、履物品の踵付近に配置された第一セクション及び前記第一セクションから履物品の中足部付近に延びる第二セクションを有し、
前記第一セクションは構造部材を受け入れるのに適合する開口を有することを特徴とする、請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項6】
前記制御回路と結合したスイッチをさらに有することを特徴とする、
請求項1に記載の照明アッセンブリ。
【請求項7】
前記基板と前記複数の光源を封入する保護ケースをさらに備えることを特徴とする、
請求項1〜6の何れかに記載の照明アッセンブリ。
【請求項8】
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、前記容器は前記基板の踵部付近に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の照明アッセンブリ。
【請求項9】
前記保護ケースは上部と底部を有し、前記アッセンブリは前記上部又は底部から延びる構造強化部材をさらに有し、
前記基板は前記構造強化部材と前記上部又は底部との間に挟まれていることを特徴とする、請求項7に記載の照明アッセンブリ。
【請求項10】
前記上部と前記底部の一つに結合している足部をさらに有し、
前記基板は前記構造強化部材と前記足部に挟まれていることを特徴とする、
請求項9に記載の照明アッセンブリ。
【請求項11】
前記構造強化部材は、前記保護ケースの長手方向の寸法に沿って延びる脈を有することを特徴とする、請求項10に記載の照明アッセンブリ。
【請求項12】
履物用照明アッセンブリと、
前記照明アッセンブリが配された凹部を有する半透明構造層とを有する履物用のソール・アッセンブリであって、
前記履物用照明アッセンブリが、
基板と、
前記基板に配された複数の光源であって、各光源が前記基板の端部から光源の長さよりも短い距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御するように前記複数の光源に接続された制御回路とを有する、履物用のソール・アッセンブリ。
【請求項13】
靴底中部と外底とをさらに有し、
前記半透明構造層は前記靴底中部と前記外底に挟まれていることを特徴とする、
請求項12に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項14】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクションと、
前記第一セクションから前記履物の中足部付近の点に延びる第二セクションとを有し、
前記第一セクションは開口を有し、
前記半透明構造層は前記開口を通じて延びるクッションを有することを特徴とする、請求項13に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項15】
前記照明アッセンブリは前記基板を密封する保護ケースを有し、
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、
前記開口部は前記基板の開口の位置に対して位置決めされていることを特徴とする、請求項14に記載のソール・アッセンブリ。
【請求項16】
アッパーと、
前記アッパーに取り付けられたソール・アッセンブリと、
半透明構造層とを有し、
前記ソール・アッセンブリは照明アッセンブリを含み、
前記照明アッセンブリは、
基板と、
前記基板に配置された複数の光源であって、各光源は前記基板の端部から前記光源の長さより小さい距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御するように前記複数の光源に接続された制御回路とを有し、
前記半透明構造層は、前記照明アッセンブリが配される凹部を有する照明付き履物品。
【請求項17】
靴底中部と外底を有し、前記半透明構造層は前記靴底中部と前記外底に挟まれていることを特徴とする、請求項16に記載の履物品。
【請求項18】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクションと、
前記第一セクションから履物の中足部付近に延びる第二セクションとを有し、
前記第一セクションは開口を有し、
前記半透明構造層は前記開口を通じて延びるクッションを有することを特徴とする、請求項17に記載の履物品。
【請求項19】
前記照明アッセンブリは基板を密封する保護ケースを有し、
前記保護ケースは底部に開口部を有する容器を有し、
前記開口部は前記基板の開口に対して位置決めされていることを特徴とする、
請求項18に記載の履物品。
【請求項20】
前記アッパーと関連して設けられ前記制御回路と電気的に接続するスイッチをさらに有することを特徴とする、請求項16に記載の履物品。
【請求項21】
電池を収納するのに適合するポーチを含むベロをさらに有する、請求項16に記載の履物品。
【請求項22】
基板と、
前記基板に配された複数の光源であって、各光源が前記基板の端部から光源の長さよりも短い距離に延びる複数の光源と、
前記光源の作動モードを制御する前記複数の光源に接続された制御回路とを有する照明アッセンブリ。
【請求項23】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面の真上に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項24】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面の真下に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項25】
前記複数の光源の一以上が前記基板の平面内に配置されていることを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項26】
前記基板は、履物の踵の近傍に配置された第一セクション及び前記第一セクションから前記履物の中足部付近の点に延びる第二セクションを有し、
前記第一セクションは構造部材を受け入れるのに適合する開口を有することを特徴とする、請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項27】
前記基板と前記光源を密封する保護ケースをさらに備えることを特徴とする、
請求項22に記載の照明アッセンブリ。
【請求項28】
半透明構造層に請求項22に記載の照明アッセンブリを収容する工程と、
前記半透明構造層に外底を固定する工程と、
前記半透明構造層に中底を、外底と中底の間に前記半透明構造層が挟まるように固定する工程と、
前記中底にアッパーを固定する工程とを含む履物の製造方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2009−515646(P2009−515646A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541142(P2008−541142)
【出願日】平成18年2月21日(2006.2.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/005927
【国際公開番号】WO2007/058667
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(508146385)ジェジン,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月21日(2006.2.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/005927
【国際公開番号】WO2007/058667
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(508146385)ジェジン,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
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