説明

照明器具

【課題】ランプのねじ込み過ぎによるソケットの破損を防止し、誰でも簡単にランプを交換できるようにする。
【解決手段】ストッパー130(本体側係合部)は、器具本体100に固定されている。バネ230(ソケット側係合部)は、ストッパー130と係合する。ランプソケット210にランプを最後までねじ込み、更にねじ込もうとすると、ランプソケット210に所定のトルクより大きいトルクが加わる。すると、バネ230が上記所定の回転方向に回転して、ランプソケット210が破損するのを防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ソケットにランプをねじ込んで固定する照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
白熱電球など、電極部分がネジ状で、ソケットにねじ込むことにより固定する形式のランプは、一般に広く使用されている。そのようなランプを取り付けるソケットを有する照明器具もまた、一般に広く使用されている。
このような形式のソケットは、ランプをねじ込むと、ランプの下部がソケット内のソケット接触片に当たり、止まる構造となっている。それでも作業者が更にねじ込もうとすると、ソケットやランプの口金部を破損する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−19307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ランプの交換作業は、例えば、ランプが切れたときなどに行われ、作業者が力を加えすぎて、ソケットやランプを破損してしまう恐れがある。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ソケットなどが破損するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかる取付け構造は、器具本体にソケットを取り付ける取付け構造において、
上記器具本体に固定された本体側係合部と、
上記ソケットに固定され、上記本体側係合部と係合し、所定の回転軸を中心とした所定の回転方向の、所定のトルクより大きいトルクを上記ソケットに加えると、上記所定の回転方向に回転するソケット側係合部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかる取付け構造によれば、ソケットに、所定の回転軸を中心とした所定の回転方向へ、所定のトルクより大きいトルクを加えると、ソケット側係合部が回転するので、ランプをソケットに取り付ける際、無理なトルクが加わってソケットやランプの口金部などが破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施の形態1における照明器具800の外観を示す斜視図。
【図2】実施の形態1におけるバネ230の形状を示す正視図。
【図3】実施の形態1におけるストッパー130の形状を示す正視図。
【図4】実施の形態1におけるストッパー130とバネ230とが係合する様子を示す平面図及びA−A断面図。
【図5】実施の形態2におけるストッパー130の形状を示す底面図。
【図6】実施の形態2におけるバネ230の形状を示す正視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。
【0009】
図1は、この実施の形態における照明器具800の外観を示す斜視図である。
照明器具800は、天井面などから吊り下げて、白熱電球などのランプ500を取り付ける形式の照明器具である。照明器具800は、器具本体100、ソケット部200、セード300、吊下げコード400を有する。
器具本体100は、照明器具800の本体部分である。ソケット部200は、ランプ500を取り付けるランプソケット210などからなる部分である。セード300は、ランプ500を覆うカバーである。吊下げコード400は、照明器具800を天井などから吊り下げるコードであり、ランプ500を点灯する電力を入力する配線を有する。
【0010】
器具本体100は、飾りパイプ110、セード受120、ストッパー130、ナット140を有する。飾りパイプ110は、吊下げコード400を覆う円筒状のパイプであり、止め部111、ネジ山112、溝部113を有する。止め部111は、飾りパイプの下寄り外側に設けられた円環状の突起である。ネジ山112は、止め部111のすぐ下に設けられ、ナット140と螺合する。溝部113は、飾りパイプ110の下端付近外側に設けられた円環状の溝であり、後述する止め輪240と嵌合する。セード受120は、セード300を取り付ける円盤状の板である。ストッパー130(本体側係合部)は、バネ230と係合する部分である。セード受120及びストッパー130には、中央に飾りパイプ110を通す丸い穴が開いている。なお、ストッパー130は、セード受120と一体に形成されたものであってもよい。ナット140は、飾りパイプ110に設けられたネジ山112と螺合して、止め部111との間にストッパー130及びセード受120を挟み、回転しないよう固定する。なお、セード受120及びストッパー130の中央に開けられた穴の内側に、ネジ山112と螺合するネジ溝が切られている構成であってもよい。
【0011】
ソケット部200は、ランプソケット210、ソケット台220、バネ230、止め輪240を有する。ランプソケット210は、ランプ500をねじ込んで取り付ける部分であり、ランプ500の電極と接触して、ランプ500に電力を供給する電極を有する。ソケット台220は、ランプソケット210に固定された台である。バネ230(ソケット側係合部)は、ソケット台220に固定された板バネであり、ストッパー130と係合する。ソケット台220及びバネ230には、中央に飾りパイプ110を通す丸い穴が開いている。止め輪240は、例えばCリングあるいはEリングであり、ソケット台220及びバネ230に設けられた穴に飾りパイプ110を通して、ソケット台220の下から出てきた溝部113に止め輪240を嵌めることにより、飾りパイプ110が抜けないようにし、飾りパイプ110とソケット部200とを回転自在に固定する。
【0012】
図2は、この実施の形態におけるバネ230の形状を示す正視図である。
バネ230は、一枚の細長い長方形状の板を折り曲げた形状である。バネ230は、取付部231、二つの腕部233、2つの曲折部234、二つの爪部235を有する。
取付部231には、二つのネジ穴232と貫通穴237とが設けられている。ネジ穴232は、バネ230をソケット台220に固定するネジを通すための穴である。貫通穴237は、飾りパイプ110を通すための穴である。
腕部233は、取付部231の二つの短辺から先を斜め上方向に鈍角に折り曲げた形状である。
曲折部234は、腕部233の先端から先を緩やかに内側に折り曲げた形状であり、その先が爪部235をなす。爪部235(変形部)は、バネ230の先端部分であり、角を丸くしてある。爪部235は、内側斜め上方向を向いている。ここで、バネ230に外力が加わっていない場合における二つの爪部235の間隔をd、爪部235の先端の高さをhとする。
【0013】
図3は、この実施の形態におけるストッパー130の形状を示す正視図である。
ストッパー130は、直径φの円盤状の板に四つの切欠部136を対称に設けた、風車のような形状である。ストッパー130は、中央部131、四つの係止部133を有する。
中央部131は、一辺の長さがwの概ね正方形状であり、中心に貫通穴132が設けられている。貫通穴132は、飾りパイプ110を通すための穴である。
四つの係止部133(回転阻止部)は、切欠部136によって切り欠かれずに残っている部分であり、バネ230の爪部235と当接することにより、ソケット部200の回転を阻止する。係止部133のうち、締込当接部134は、ランプ500をソケット部200にねじ込むときに回す方向(通常は時計回り方向)に、バネ230を回したときにバネ230と当接する面であり、外し当接部135は、逆に、ランプ500をソケット部200から外すときに回す方向(反時計回り方向)に、バネ230を回したときにバネ230と当接する面である。また、切欠当接部137は、中央部131の外周面である。
【0014】
図4は、この実施の形態におけるストッパー130とバネ230とが係合する様子を示す平面図及びA−A断面図である。
なお、この図は、ストッパー130とバネ230との係合が見やすいよう、上から見たところを示している。このため、ストッパー130の向きが、図3に示した底面図と逆になっている。
【0015】
ソケット部200にトルクが加わっていない状態における二つの爪部235の間の距離dは、対向する切欠当接部137の間の距離wよりわずかに大きい程度であり、対向する二つの切欠部136に爪部235が嵌まった状態となる。
また、照明器具800を天井面などから吊り下げている場合は、バネ230の上にセード受120が乗り、爪部235の反発力により、ソケット台220のガタツキを防止する。このとき、爪部235の先端が内側斜め上方向を向いているので、爪部235には、二つの爪部235の間の距離を近づける方向の力が加わった状態となる。
【0016】
ランプソケット210にランプ500を取り付ける場合、作業者は、ランプ500をF方向に回そうとし、ソケット部200には、F方向へのトルクが加わる。すると、バネ230がわずかに回転し、爪部235の側面が締込当接部134に当接する。締込当接部134は、回転の中心から遠ざかるほどF方向に下がり、回転の中心に近づくほどR方向へ出る形状である。このため、F方向へのトルクは、二つの爪部235の間隔を広げる方向の力に変換される。二つの爪部235の間隔は、ソケット部200に加わるF方向へのトルクが大きくなるほど広くなる。
【0017】
ランプ500をランプソケット210にねじり込む途中の状態において、ソケット部200に加わるトルクは、比較的小さいので、二つの爪部235の間隔は、ストッパー130の直径φまで達しない。したがって、爪部235に締込当接部134が当接してランプソケット210の回転を阻止する。これにより、ランプ500だけが回転して、ランプ500をランプソケット210にねじり込むことができる。
【0018】
ランプ500をランプソケット210にねじり込むと、ランプ500の下部(例えば電極部分の先端)がランプソケット210内のソケット接触片に当接し、それ以上ねじり込むことができなくなる。作業者が、更に、ランプ500をランプソケット210にねじり込もうとすると、ランプ500に加えたトルクがそのままランプソケット210に伝達し、ソケット部200に大きなトルクが加わる。二つの爪部235の間隔が広がり、係止部133の傾斜に沿って、ランプソケット210が少しだけ回転する。これにより、ランプソケット210に加わるトルクを逃がすことができる。作業者が、それでもなお、ランプ500をランプソケット210にねじり込もうとすると、ソケット部200に加わるトルクが所定の最大トルクより大きくなり、二つの爪部235の間隔が、ストッパー130の直径φに達するので、爪部235が係止部133を乗り越えて、ランプソケット210が回転する。ランプソケット210がランプ500とともに回転するので、ランプ500がそれ以上ランプソケット210に無理にねじり込まれるのを防ぐことができる。
【0019】
ランプソケット210が90度回転すると、爪部235が次の切欠部136に嵌まる。このとき、爪部235が切欠当接部137に当たり、カチッというクリック音を発する。これにより、作業者は、ランプ500をこれ以上ねじり込めないことを知ることができる。
また、爪部235の先端が内側斜め上方向を向いているので、二つの爪部235の間隔が広がるとき、爪部235の先端の高さが高くなる。これにより、ランプソケット210が下方向へ押され、ランプ500を取り付けようとしている作業者に感触として伝わる。爪部235が係止部133を乗り越えて、次の切欠部136に嵌まるときには、この「押される感触」がなくなるので、これによっても、作業者は、ランプ500をこれ以上ねじり込めないことを知ることができる。
このように、クリック音や手に伝わる感触などにより、ランプ500の取り付けが完了したことを作業者に知らせるので、作業者が、ランプソケット210やランプ500を破損するまでランプ500をねじり込むのを防ぐことができるとともに、逆に、作業者がランプソケット210やランプ500を破損するのを恐れて、締め付けが不足するのを防ぐことができる。
【0020】
ランプソケット210からランプ500を取り外す場合、作業者は、ランプ500をR方向へ回そうとし、ランプソケット210には、R方向へのトルクが加わる。すると、バネ230がわずかに回転し、爪部235の側面が外し当接部135に当接する。外し当接部135は、回転の中心に近づくほどR方向に下がり、回転の中心から遠ざかるほどF方向へ出る形状である。このため、R方向へのトルクは、二つの爪部235の間隔を広げる方向の力には変換されず、むしろ、二つの爪部235の間隔を狭める方向の力に変換される。したがって、爪部235が外し当接部135に当接して、ランプソケット210の回転を阻止する。これにより、ランプ500だけが回転し、ランプソケット210からランプ500を外すことができる。
【0021】
この実施の形態における取付け構造(ストッパー130及びバネ230)は、器具本体100にランプソケット210を取り付ける取付け構造であって、本体側係合部(ストッパー130)が器具本体100に固定され、ソケット側係合部(バネ230)がランプソケット210に固定され、本体側係合部と係合し、ランプソケット210に、所定の回転軸を中心とした所定の回転方向(F方向)へ、所定のトルクより大きいトルクを加えると、ソケット側係合部が回転するので、ランプ500をランプソケット210に取り付ける際、無理なトルクが加わってランプソケット210やランプ500を破損するのを防止することができる。
また、ランプソケット210に逆方向(R方向)へのトルクを加えた場合には、ソケット側係合部(バネ230)が回転しないので、ランプ500をランプソケット210から容易に取り外すことができる。
【0022】
この実施の形態では、ソケット側係合部の具体的構成としてバネ230を例に説明をしたが、ソケット側係合部は、変形部(爪部235)を有する構成であればよい。変形部は、外力により弾性変形する弾性体により形成されたものであって、回転軸から所定の自然距離(d/2)の位置に設けられ、外力を加えることにより、回転軸からの距離が大きくなる方向に変形する構造であればよい。変形部の数は、二つに限らず、一つでもよいし、三つ以上でもよいが、複数の変形部を回転軸を中心として等間隔に配置し、変形部に働く外力を合成すると打ち消しあう構造とすることが好ましい。
また、本体側係合部の具体的構成としてストッパー130を例に説明をしたが、本体側係合部は、回転阻止部(係止部133)を有する構成であればよい。回転阻止部は、回転軸から上記自然距離(d/2)の位置に設けられ、ソケット側係合部を回転しようとすると、変形部と当接してソケット側係合部の回転を阻止し、変形部が変形して回転軸からの距離が大きくなると、変形部と当接しなくなり、ソケット側係合部の回転を許す構造であればよい。
【0023】
回転阻止部の形状は、ランプソケット210にF方向へのトルクを加えた場合に、回転阻止部が、そのトルクを、変形部を変形して回転軸からの距離を大きくする外力に変換する構造であることが好ましい。これにより、ランプソケット210にF方向へのトルクを加えると、変形部と回転軸との距離が大きくなり、ランプソケット210に加えられたトルクが所定のトルクより大きくなると、変形部が回転阻止部を乗り越えて、ソケット側係合部の回転を許す。
【0024】
更に、回転阻止部の形状は、ランプソケット210にR方向へのトルクを加えた場合に、回転阻止部が、そのトルクを、変形部を変形して回転軸からの距離を大きくする外力には変換しない構造であることが好ましい。これにより、ランプソケット210にR方向へのトルクを加えると、変形部と回転軸との距離が大きくならず、変形部が回転阻止部を乗り越えることがないので、ソケット側係合部の回転を阻止する。
【0025】
回転阻止部の具体的形状として、ソケット側係合部がR方向に回転しようとした場合に変形部と当接する側の面(外し当接部135)の形状は、例えば、回転軸に近いほどR方向に下がり、回転軸から離れるほどF方向に出ている形状とする。これにより、ランプソケット210にR方向へのトルクを加えると、変形部には、回転軸に近づける方向へ変形させる外力が働くことになる。
また、回転阻止部の具体的形状として、ソケット側係合部がF方向に回転しようとして場合に変形部と当接する側の面(締込当接部134)の形状は、例えば、回転軸から離れるほどF方向に下がり、回転軸に近いほどR方向に出ている形状とする。これにより、ランプソケット210にF方向へのトルクを加えると、変形部には、回転軸から遠ざける方向へ変形させる外力が働くことになる。
【0026】
この実施の形態における照明器具800は、ランプ500を上記所定の回転方向(F方向)に回転させることによりねじり込んで取り付けるランプソケット210が、以上説明した取付け構造により、器具本体100に取り付けられているので、ランプ500を取り付ける際、締め過ぎによりランプソケット210が破損するのを防ぐことができる。
【0027】
実施の形態2.
実施の形態2について、図5〜図6を用いて説明する。
この実施の形態では、実施の形態1で説明した取付け構造の変形例について説明する。
【0028】
図5は、この実施の形態におけるストッパー130の形状を示す底面図である。
この図に示すように、切欠部136の深さを浅くして対向する切欠当接部137の間の距離wを大きくしたり、ストッパー130の直径φを小さくしたり、締込当接部134の角度を浅くしたりすることにより、爪部235が係止部133を乗り越えるのに必要なトルクの閾値を小さくすることができる。
逆に、切欠部136の深さを深くして対向する切欠当接部137の間の距離wを小さくしたり、ストッパー130の直径φを大きくしたり、締込当接部134の角度を深くしたりすることにより、爪部235が係止部133を乗り越えるのに必要なトルクの閾値を大きくすることができる。
【0029】
図6は、この実施の形態におけるバネ230の形状を示す正視図である。
この図に示すように、爪部235は、内側斜め上方向ではなく、ほぼ真上方向を向いている構造であってもよい。
また、爪部235の先に、外側に折り曲げた形状の足部236がある構造であってもよい。
【0030】
このほか、バネ230の厚みを厚くしたり薄くしたりすることによっても、爪部235が係止部133を乗り越えるのに必要なトルクを大きくしたり小さくしたりすることができる。
【0031】
爪部235が係止部133を乗り越えるのに必要なトルクの閾値は、ランプソケット210が破損する可能性があるトルクよりも小さく、ランプソケット210にランプ500を取り付ける際、ランプ500とランプソケット210との摩擦により、ランプソケット210に加わるトルクよりも大きい値であることが好ましい。この値は、ランプソケット210によって異なるが、最も好適な値になるよう、ストッパー130やバネ230の形状などを設計することが可能である。
【0032】
ストッパー130に設ける切欠部136の数がもっと多い構成としてもよい。そうすれば、ランプソケット210が回転した際の停止位置を、90度ごとではなく、60度ごとあるいは45度ごとなどとすることができる。
【符号の説明】
【0033】
100 器具本体、110 飾りパイプ、111 止め部、112 ネジ山、113 溝部、120 セード受、130 ストッパー、131 中央部、132,237 貫通穴、133 係止部、134 締込当接部、135 外し当接部、136 切欠部、137 切欠当接部、140 ナット、200 ソケット部、210 ランプソケット、220 ソケット台、230 バネ、231 取付部、232 ネジ穴、233 腕部、234 曲折部、235 爪部、236 足部、240 止め輪、300 セード、400 吊下げコード、500 ランプ、800 照明器具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具本体とソケットとを有する照明器具において、
上記器具本体に固定された本体側係合部と、
上記ソケットに固定され、上記本体側係合部と係合し、所定の回転軸を中心とした所定の回転方向の、所定のトルクより大きいトルクを上記ソケットに加えると、上記所定の回転方向に回転するソケット側係合部とを有することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
上記ソケット側係合部は、上記所定の回転軸を中心とした上記所定の回転方向と反対の回転方向のトルクを上記ソケットに加えた場合には回転しないことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
上記ソケット側係合部は、
外力により弾性変形する弾性体により形成され、上記所定の回転軸から所定の自然距離の位置に設けられ、上記外力を加えることにより、上記所定の回転軸からの距離が大きくなる方向に変形する変形部を有し、
上記本体側係合部は、
上記所定の回転軸から上記所定の自然距離の位置に設けられ、上記ソケット側係合部が回転しようとした場合に、上記変形部と当接して、上記ソケット側係合部の回転を阻止し、上記変形部が変形して当接しなくなることにより、上記ソケット側係合部が上記所定の回転方向に回転するのを許す回転阻止部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
上記回転阻止部は、上記ソケットに上記所定の回転方向のトルクが加えられた場合に、上記ソケットに加えられたトルクを上記変形部を変形させる外力に変換することを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
上記回転阻止部は、上記ソケットに上記所定の回転方向と反対の回転方向のトルクが加えられた場合に、上記ソケットに加えられたトルクを上記変形部を変形させる外力に変換しないことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の照明器具。
【請求項6】
上記回転阻止部は、上記ソケット側係合部が上記所定の回転方向と反対の回転方向に回転しようとした場合に上記変形部と当接する面の形状が、上記所定の回転軸からの距離が遠くなるほど上記所定の回転方向に出ている形状であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の照明器具。
【請求項7】
上記回転阻止部は、上記ソケット側係合部が上記所定の回転方向に回転しようとした場合に上記変形部と当接する面の形状が、上記所定の回転軸からの距離が近くなるほど上記所定の回転方向と反対の回転方向に出ている形状であることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−177158(P2010−177158A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−21244(P2009−21244)
【出願日】平成21年2月2日(2009.2.2)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】