説明

照明装置及びその制御方法、並びに表示装置

【課題】照明装置において、表示手段で表示可能な階調性に著しい影響を及ぼすことなく、出射光の色域を動的に制御すること。
【解決手段】液晶パネル101のバックライトを構成する光源部は、LED103と導光板105を有する。導光板105に対して、反射シート106および109が設けられており、反射シート106は可動部材である。反射シート106には穴部107が形成され、反射シート109には低反射部110が形成されており、反射シート106をスライドさせることにより、反射シート106および109における反射特性を変更し、色域を変えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源部に対する反射手段の移動により色域を調整できる照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、映像表示装置のバックライトの色域は、例えば光源に発光ダイオード(Light Emitting Diode、以後、LEDと記す)を用いる場合、その分光スペクトルの波長成分が光学部材を透過することで決まる。液晶パネルとの組み合わせでは、液晶シャッタの開閉とカラーフィルタによって表示色を調整することで、バックライトの色域の範囲内でカラー映像表示が可能となる。したがって、例えばsRGBやAdobeRGBの色域表示が可能な映像再生装置を実現するためには、バックライトの色域がその両方を含む必要がある。なお、sRGBはIEC(International Electrotechnical Commission)が定めた色空間IEC 61966-2-1である。AdobeRGBはAdobe Systems社により定められた色空間である。
【0003】
ところで、バックライトの色域がAdobeRGBである映像再生装置にてsRGBの色域での緑を表示する場合、バックライトの色域がsRGBより広いため、液晶シャッタを調整する必要があり、各色の階調性が犠牲になってしまう。具体例として、sRGBの緑を、「赤0、緑255、青0」(各8bitの場合)で表示する場合について説明する。AdobeRGBの色域下では、緑だけでなく赤と青に係る液晶シャッタを開き、「赤140、緑250、青80」(各8bitの場合)とする必要がある。また、環境光に合わせて白色点を変える場合も同様に、液晶シャッタでの調整を要するため、輝度の階調性が犠牲になってしまう。
そこで、バックライトの光源を白色ではなく、R(赤)、G(緑)、B(青)各色を発光するLEDで構成し、各色LEDの発光バランスを変えることで色域を調整する方法がある。また、バックライトの拡散板の表面に顔料で着色し色調を変える方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−279985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、バックライトの光源をRGB各色のLEDで構成し、各色LEDの発光バランスを変える方法は、白色LEDに比べて一般的に単価が高く、発光効率が低いことや、制御が複雑であるという課題がある。また、特許文献1に開示の技術では、バックライトの色調を動的に変えられないという課題がある。
本発明は照明装置において、表示手段で表示可能な階調性に著しい影響を及ぼすことなく、出射光の色域を動的に制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に係る装置は、光源部と、該光源部からの光に対して反射手段の反射特性を変化させることで色域を制御する照明装置であって、反射率の異なる複数の反射部を有する前記反射手段を移動させる駆動手段と、前記駆動手段によって前記光源部に対して前記反射部の相対位置を変更することによって色域を制御する制御手段を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、照明装置から出射される光の色域を動的に変更することができ、表示可能な階調性が損なわれないように防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図2乃至5と併せて本発明の第1実施形態を説明するために、照明装置の反射部材を示す構成図である。
【図2】照明装置の概略構成を例示する断面図(A)および反射部材の正面図(B)である。
【図3】図2とは異なる状態にて照明装置の概略構成を例示する断面図(A)および反射部材の正面図(B)である。
【図4】複数の反射部材の反射率を例示する図である。
【図5】第1および第2の状態での照明光の分光スペクトル(A)および色域(B)を例示する図である。
【図6】図7および8とともに本発明の第2実施形態を説明するために、照明装置の概略構成を例示するブロック図である。
【図7】照明装置の制御例を説明するフローチャートである。
【図8】照明装置の反射部材の各状態を(A)および(B)に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態は、複数の反射シートのうち、表面側のシートをスライドさせ、反射シートの反射率が変化することを利用して色域を調整する例である。
図1に示す照明装置の反射部材を説明する前に、装置構成を説明する。図2(A)は本発明の第1実施形態に係る照明装置の構成例を示す断面図である。なお、以下では照明装置として、導光板を用いたエッジライト方式のバックライトを説明する。表示手段の視認側を前面および正面方向とする。
【0011】
表示手段に使用する液晶パネル101は、背面から受けた光のうち、図示しない液晶層で特定方向の偏光成分だけを透過させ、光の透過量を調整できる表示装置である。テレビジョン受像機やコンピュータ機器、携帯電話などの表示部に使用され、図示しないカラーフィルタを貼り合わせた画素の透過量を調整することでユーザに映像コンテンツを提示する。本実施形態の液晶パネル101は、横1920ピクセルおよび縦1080ピクセルの解像度をもち、図示しない表示コントローラからの映像信号を受信して映像表示を行う。
拡散シート102は液晶パネル101の背面に配置され、光源部からの光を散乱により拡散させる。本例では、ポリエチレンテレフタレート(PET)素材をベースとした透明なフィルムが使用され、輝度ムラや色ムラの少ない光を液晶パネル101に提供する。光源部を構成する発光素子としてのLED103には白色LEDが使用され、その光量は、図示しない電源部から供給される電力量や供給時間の制御により決定される。LED103の基板104は、ガラスエポキシ基板にアルミニウム材を貼り合わせて形成される。基板104はLED103を固定する機能と、これに電力を供給する配線機能の他、LED103が発する熱をアルミニウム材から放熱させる働きを有する。
【0012】
導光板105はLED103からの入射した光を液晶パネル101に向けて照射するための導光部材であり、本例では、液晶パネル101と対向する正面に白色インクでドット印刷を施したアクリル板である。これはLED103からの光を液晶パネル101に導いて均等に照射するために、散乱および拡散作用を有する。導光板105の側面に近接してLED103が位置している。導光板105の背面に配置した反射シート106は、PET材からなる可視光線の反射率が高いシートである。反射シート106は、導光板105からの光を反射する反射部と、導光板105からの光の一部を透過させる透過部を有する可動の第1反射部材である。反射シート106の透過部を通過した透過光は、後述の第2反射部材で反射されて導光板105に再び戻る。図1(A)は正面側から見た図であり、反射シート106には複数の穴部107が形成されている。これらは均等な間隔で縦横に並んでおり、導光板105から透過した光は穴部107を介して反射シート109で反射する。反射シート109は複数の反射部を有する第2反射部材である。反射シート106に設けたレバー108は、反射シート106を他の部材とは独立してスライドさせる役目を持つ。なお、レバー108の移動は図示しない駆動部および駆動制御部によって行われるか、またはユーザの操作に従って行われる。
背面側の反射シート109は、前面側の反射シート106と同じ材質のシートである。図1(B)は正面側から見た反射シート109を例示し、反射シート106の穴部107を通過した光が照射される部分である、低反射部110には他の部分とは異なる反射特性を持つ塗料が塗布されている。複数の低反射部110は、穴部107と同様に一定の間隔で縦横に配列されている。
【0013】
次に図2乃至5を用いて、色域が変化する仕組みについて詳説する。
図2(A)は、前面の反射シート106をLED103に接近する側(図の右方)にスライドさせた、第1の状態を示す。これは、反射シート106に穴部107が形成されていない部分によって、反射シート109の低反射部110が覆い隠された状態である。図2(B)は、前面側の反射シート106と背面側の反射シート109とを重ねた状態にして正面から見た図である。反射シート106の穴部107からは、反射シート109のうちで前記の低反射性塗料が塗られていない部分が露出している。つまり、反射シート109において、可視光線に対する反射率が高い状態である。
【0014】
他方、図3(A)は、図2(A)の状態から、レバー108を用いて前面側の反射シート106をLED103とは反対方向(図の左方)にスライドさせた、第2の状態を示す断面図である。図3(B)は、前面側の反射シート106と背面側の反射シート109とを重ねた状態にして正面から見た図である。反射シート106の穴部107からは、反射シート109の低反射部110が露出しており、これに到達して反射した光が正面側に戻る。つまり、前面側の反射シート106を、低反射部110の反射方向とは直交する方向にスライドさせることにより、反射シート109での反射率が、図2(B)と異なる状態に変更される。なお、実際には光が透過する部分の材質や反射率により、光路は変わるが、ここでは説明の簡単化ため、低反射部110には、緑色光だけに対して反射率の低い塗料が塗られているものとして説明する。また、バックライトからの出射光については、導光板105や拡散シート102による可視光の透過特性に影響を与えないものとし、穴部107を通過する全ての光が反射シート109にて反射されて拡散シート102から前面に向けて出射されるものとする。
【0015】
図4(A)は、図2に示す第1の状態での反射シート106および109の反射特性を例示する。また、図4(B)は、図3に示す第2の状態での反射シートの反射特性を例示する。横軸は波長λ(単位nm:ナノメートル)を表し、縦軸は反射率を表す。図4(A)では、波長λによらずに反射率が100%である。また図4(B)では、波長550nm近辺を中心として、約30%の減衰を示す反射特性となっている。
図5(A)は、LED103から放射される光の分光スペクトルを例示し、横軸は波長λ(単位nm:ナノメートル)を表し、縦軸は450nm近辺でのピーク強度を1とした任意単位で光の強度を表している。図2に示す第1の状態でLED103から放射される光は、図4(A)に示す均一な反射特性をもつ反射シートにより反射される。したがって、拡散シート102から出射される光は、LED103の光に対して変化がないため、図5(A)に実線で示すグラフ線501の分光スペクトルが得られる。その色域は図5(B)に実線で示す逆三角形枠511内の範囲となる。本例では、国際照明委員会(CIE)によって定義されるUCS色度図、つまりu’v’色度図(CIE 1976)を示す。
【0016】
一方、図3に示す第2の状態にて、LED103から放射されて導光板105に入射した光の一部は、図4(B)に示す反射特性をもつ反射シートにより反射される。したがって、拡散シート102から出射される光については、図5(A)に点線で示すグラフ曲線502の分光スペクトルが得られる。その色域は図5(B)に点線で示す逆三角形枠512内の範囲となる。つまり、前面側の反射シート106のスライドにより、波長550nm近辺の光強度を減衰させることにより、緑色光の色域を狭くすることができる。
本実施形態では、エッジライト方式のバックライトを例示して説明したが、直下型のバックライトであっても、同様に反射シートの移動により色域を変更できる。これにより、液晶パネルで表示できる階調性が損なわれないように防止できる。また、RGB各色のLEDを光源部に使用する実施形態でも、同様に反射シートの移動により色域を変更することができる。前記の例では、色域の調整について説明をしたが、図示しない環境光を測定するセンサを備えた照明装置では、環境光に応じて白色光源の色温度を変更する制御を併せて行うことも可能である。また、第1反射部材を固定部材とし第2反射部材を可動部材とする構成や、3種類以上の反射シートを用いて反射手段を構成し、そのうちの1つ以上の反射シートを移動させる構成などが可能である。
第1実施形態によれば、複数の反射部材のうち、所定の反射部材をスライドさせることで特定波長域での反射率を変更できるので、照明装置から出射される光の色域や白色点を動的に制御することができる。その結果、表示パネルで表示できる階調性能の低下を抑えることができる。
【0017】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、ユーザによる操作指示、または画面上に表示映像に応じて自動的に色域を変更する制御が実行される。なお、第2実施形態にて第1実施形態の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることによって、それらの詳細な説明を省略し、第1実施形態との相違点を説明する。
図6は構成の要部を示す分解図である。
スライド軸601はモータ602の回転により駆動され、前面側の反射シート106を巻き取ってスライドさせる。つまり、モータ602は導光板105に対する反射シート106の相対位置を変更する駆動手段である。これにより、図2に示す第1の状態と、図3に示す第2の状態との間の遷移、そして、それらの間にある任意の位置に対応する色域の状態に遷移させることができる。モータ602は、電源部603から電源供給を受け、制御部606が電源部603を制御することで駆動量および回転方向を変更する。
映像再生部604は、液晶パネル101に表示する画像の映像信号を再生して、映像解析部605に映像信号を送る。映像解析部605は映像信号を解析し、表示色の解析結果を制御部606に送る。解析処理とは、映像の各画素のRGB値を、前記u’v’色度図(CIE 1976)のu’v’色度座標に変換する処理である。
【0018】
次に制御部606の行う処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
S701にて、映像再生と同時に制御が開始する。次のS702で制御部606は、映像解析部605からの解析結果を色域と比較する。つまり、映像のu’v’色度座標図にて、図5(B)に示す色域がプロットされ、全ての各画素データの表示色について色域に含まれるか否かが比較される。その結果、図5(B)に示す各色域(枠511、512参照)にて共通する範囲内に全ての画素データの表示色が含まれると判断された場合、照明装置が現時点で広い色域の状態であるならば、狭い色域の状態に変更するためにS703に進む。一方、現時点で色域が最適な状態と判断された場合、S704に進む。また、どちらの色域にも画素データの表示色が含まれない場合には、より広い色域が得られるように、S703に処理を進める。
【0019】
S703で制御部606は、バックライトから出射される光の色域をS702の判断結果に応じて変更するように電源部603に指示を出す。その結果、モータ602によりスライド軸601が駆動され、反射シート106の移動量に従って最適な色域が得られるように制御が行われる。例えば、最も広い色域にする場合、図8(A)に示す第1の状態となり、また最も狭い色域にする場合、図8(B)に示す第2の状態となるように、制御部606は反射シート106のスライド制御を実行する。
S704は、映像再生が終了したか否かの判断処理であり、未終了の場合、S702に戻って再び処理を繰り返す。また、映像再生の終了が判断された場合、一連の処理が終了する。
反射シート106のスライド位置については2段階に限らず、3段階以上または連続的に反射部での反射面積を変更することができる。すなわち、中間段階で反射シート106の移動を停止することができるので、中間域の色域を調整することができる。その際、映像信号を解析し、解析結果に従って自動で色域を調整する制御に限らず、ユーザの設定や操作指示に応じて色域を変更することもできる。つまり、制御部606は図示しない操作部または色域の設定部からの操作指示信号を取得し、前記と同様にモータ602を駆動して反射シート106のスライド制御を行う。
【0020】
第2実施形態によれば、ユーザの指示、または表示映像に応じて反射部材を移動させることで、照明装置から出射される光の色域を動的に変更することができる。
なお、前記の実施形態では、便宜上、低反射部110には緑色域を狭めるよう緑色の波長域での反射率が低い塗料を反射シート109に塗布した例を説明した。これは例示にすぎず、別の波長域での反射率が異なる複数の塗料を反射シートに塗布することにより、色域を調整することができる。
【符号の説明】
【0021】
101 液晶パネル
103 LED
105 導光板
106 反射シート(第1反射部材)
107 穴部
109 反射シート(第2反射部材)
602 モータ
605 映像解析部
606 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源部と、該光源部からの光に対して反射手段の反射特性を変化させることで色域を制御する照明装置であって、
反射率の異なる複数の反射部を有する前記反射手段を移動させる駆動手段と、
前記駆動手段によって前記光源部に対して前記反射部の相対位置を変更することによって色域を制御する制御手段を備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記反射手段は、
前記光源部からの光に対する透過部および反射部からなる第1反射部材と、
前記透過部を透過した光を、前記反射部とは異なる反射率で反射する反射部を有する第2反射部材を有し、
前記駆動手段は前記第1反射部材を移動させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
【請求項3】
前記第2反射部材に形成した前記反射部の反射率は、前記第1反射部材の前記反射部の反射率より低くされ、
前記第1反射部材の移動によって、前記透過部からの光に対して前記第2反射部材の前記反射部の反射面積が変化することを特徴とする請求項2記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1反射部材の透過部は当該反射部材に形成した複数の穴部であることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
【請求項5】
前記光源部は、導光部材と該導光部材に対向する発光素子を有し、
前記発光素子から前記導光部材に入射した光の一部は、前記第1反射部材の前記透過部から前記第2反射部材の前記反射部に到達して反射されて前記導光部材に戻り、
前記駆動手段は、前記第2反射部材の前記反射部の反射方向に対して直交する方向に前記第1反射部材を移動させることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項記載の照明装置。
【請求項6】
映像信号に従って映像表示を行う表示手段と、
請求項1ないし5のいずれか1項記載の照明装置を備えることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
前記制御手段は、操作指示信号に従って前記駆動手段を制御することにより、前記照明装置の色域を変更することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
【請求項8】
映像信号を解析する映像解析手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記映像解析手段からの解析結果を取得し、前記駆動手段を制御することにより、前記映像解析手段が解析した表示色を含む色域に変更することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
【請求項9】
光源部と、該光源部からの光を反射させる反射手段と、該反射手段を移動することで反射特性を変化させて色域を変化させる駆動手段を備えた照明装置にて実行される制御方法であって、
反射率の異なる複数の反射部を有する前記反射手段を前記駆動手段により移動させ、前記光源部に対して前記反射部の相対位置を変更することで色域を制御することを特徴とする照明装置の制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−25886(P2013−25886A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156646(P2011−156646)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】