照明装置
【課題】導光レンズ2を回転させることによって照明装置30の見え方を変化させる。
【解決手段】光源1と、光源1から照射された光が入射する入射面2aと、入射面2aからの光を光源1の光軸1'から遠ざかる側に内面反射する反射面2b1,2b2と、反射面2b1,2b2からの光を出射する出射面2c1,2c2とを有する導光レンズ2とを具備し、導光レンズ2が光軸1'を中心に回転可能に構成された照明装置30において、導光レンズ2を隔てて光源1の反対側に遮光部材5の本体部5aを配置し、遮光部材5の本体部5aから光源1の側に延びている遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4を遮光部材5の本体部5aの周方向に部分的に配置し、導光レンズ2の回転時に、導光レンズ2と一体的に遮光部材5を回転させる。
【解決手段】光源1と、光源1から照射された光が入射する入射面2aと、入射面2aからの光を光源1の光軸1'から遠ざかる側に内面反射する反射面2b1,2b2と、反射面2b1,2b2からの光を出射する出射面2c1,2c2とを有する導光レンズ2とを具備し、導光レンズ2が光軸1'を中心に回転可能に構成された照明装置30において、導光レンズ2を隔てて光源1の反対側に遮光部材5の本体部5aを配置し、遮光部材5の本体部5aから光源1の側に延びている遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4を遮光部材5の本体部5aの周方向に部分的に配置し、導光レンズ2の回転時に、導光レンズ2と一体的に遮光部材5を回転させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源と導光レンズとを具備し、導光レンズが概略光源の光軸を中心に回転可能に構成された照明装置に関し、特には、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、光源と、光源から照射された光が入射する入射面と、入射面からの光を光源の光軸から遠ざかる側に内面反射する反射面と、反射面からの光を出射する出射面とを有する導光レンズとを具備し、導光レンズが概略光源の光軸を中心に回転可能に構成された照明装置が知られている。この種の照明装置の例としては、例えば特開2008−16332号公報の図2に記載されたものがある。
【0003】
特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、光源(LED)から照射された光が、導光レンズ(ライトガイド)の入射面(導光口)を介して導光レンズ(ライトガイド)内に入射し、次いで、導光レンズ(ライトガイド)の反射面(ガイド内反射部)によって光源(LED)の光軸から遠ざかる側に内面反射される。次いで、導光レンズ(ライトガイド)の反射面(ガイド内反射部)からの反射光が、導光レンズ(ライトガイド)の出射面を介して出射する。
【0004】
更に、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、導光レンズ(ライトガイド)と一体的に形成されたノブを回転させることにより、導光レンズ(ライトガイド)が概略光源(LED)の光軸を中心に回転せしめられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−16332号公報の図2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、光源(LED)の光軸を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ(ライトガイド)が形成されていると考えられる。
【0007】
そのため、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、導光レンズ(ライトガイド)を回転させても、照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができない。
【0008】
前記問題点に鑑み、本発明は、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置を提供することを目的とする。
【0009】
詳細には、本発明は、光源の光軸を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズが形成されている場合であっても、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とを具備し、導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成された照明装置(30)において、導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)を配置し、遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)を、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置し、導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)を回転させることを特徴とする照明装置(30)が提供される。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られることを特徴とする請求項1に記載の照明装置(30)が提供される。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、導光レンズ(2)を筒状部材(4,6)に接続し、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)を、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(30)が提供される。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、光源(1)を概略棒状の光源支持部材(3)に搭載し、光源支持部材(3)を、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明装置(30)が提供される。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とを接続し、軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とを接続し、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置(30)が提供される。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)を回転可能に支持することを特徴とする請求項5に記載の照明装置(30)が提供される。
【0016】
請求項7に記載の発明によれば、不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)を小さい値に設定したことを特徴とする請求項6に記載の照明装置(30)が提供される。
【0017】
請求項8に記載の発明によれば、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)を設け、相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を不連続な面によって形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置(30)が提供される。
【発明の効果】
【0018】
請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、光源(1)と、光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とが設けられている。更に、導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成されている。
【0019】
詳細には、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)が配置されている。また、遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)が、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置されている。更に、導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)が回転せしめられる。
【0020】
好ましくは、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られる。つまり、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の残りの一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られない。
【0021】
そのため、請求項1及び2に記載の照明装置(30)によれば、導光レンズ(2)を回転させることによって照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)を変化させることができる。
【0022】
詳細には、請求項1及び2に記載の照明装置(30)によれば、仮に光源(1)の光軸(1’)を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ(2)が形成されている場合であっても、導光レンズ(2)を回転させることによって照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)を変化させることができる。
【0023】
請求項3に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)が筒状部材(4,6)に接続されている。更に、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置されている。
【0024】
そのため、請求項3に記載の照明装置(30)によれば、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が光源(1)よりも導光レンズ(2)の側に配置されるのに伴って、光源(1)からの光の一部が軸受部(7b,14a)によって遮られてしまうおそれを排除することができる。
【0025】
つまり、請求項3に記載の照明装置(30)によれば、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が光源(1)よりも導光レンズ(2)の側に配置されている場合よりも、光源(1)からの光の利用効率を向上させることができる。
【0026】
請求項4に記載の照明装置(30)では、光源(1)が概略棒状の光源支持部材(3)に搭載されている。更に、光源支持部材(3)が、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置されている。
【0027】
そのため、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)および概略棒状の光源支持部材(3)を回転させることなく、導光レンズ(2)、遮光部材(5)および筒状部材(4,6)を回転させることができる。その結果、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)が導光レンズ(2)、遮光部材(5)および筒状部材(4,6)と共に回転せしめられる場合よりも、光源(1)に対する電力供給の信頼性を向上させることができる。
【0028】
また、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)が概略棒状の光源支持部材(3)に搭載されていない場合よりも、光源(1)と導光レンズ(2)とを近接させることができ、その結果、光源(1)から照射されて導光レンズ(2)に入射する光の量を増加させることができる。
【0029】
請求項5に記載の照明装置(30)では、光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とが接続されている。また、軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とが接続されている。更に、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とが設けられている。
【0030】
そのため、請求項5に記載の照明装置(30)によれば、概略光源(1)の光軸(1’)を中心に導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを回転させることができると共に、光源(1)と導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させることができる。
【0031】
その結果、請求項5に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)と導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させることができない場合よりも、照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)のバリエーションを増加させることができる。
【0032】
請求項6に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)が回転可能に支持される。換言すれば、請求項6に記載の照明装置(30)では、直線運動体前側板(10)に接続された軸受部材(7)の軸受部(7b)のみによって筒状部材(4,6)が回転可能に支持されるのではなく、直線運動体前側板(10)に接続された軸受部材(7)の軸受部(7b)と不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)とによって筒状部材(4,6)が回転可能に支持される。
【0033】
つまり、請求項6に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)が、筒状部材(4,6)を回転可能に支持する機能だけでなく、不動体前側板(14)に対して筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドする機能も有する。
【0034】
そのため、請求項6に記載の照明装置(30)によれば、不動体前側板(14)に対して筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするための部材が不動体前側板(14)の軸受部(14a)とは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができる。
【0035】
軸受部材(7)の軸受部(7b)と、不動体前側板(14)の軸受部(14a)との同軸度を十分に高くしづらい場合には、仮に、不動体前側板(14)の軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)が大きい値に設定されると、不動体前側板(14)の軸受部(14a)と筒状部材(4,6)との間で(図12中の位置Pで)こじりが生じてしまい、筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に円滑にガイドできなくなってしまうおそれがある。
【0036】
この点に鑑み、請求項7に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)が小さい値に設定されている。
【0037】
そのため、請求項7に記載の照明装置(30)によれば、不動体前側板(14)の軸受部(14a)と筒状部材(4,6)との間でこじりが生じてしまうおそれを低減することができる。
【0038】
請求項8に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)が設けられている。更に、相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)が不連続な面によって形成されている。
【0039】
そのため、請求項8に記載の照明装置(30)によれば、導光レンズ(2)を回転させることにより、照明装置(30)の照射方向から照明装置(30)を見た時に光って見える反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】リフレクタ21を透視して見た第1の実施形態の照明装置30の斜視図である。
【図2】第1の実施形態の照明装置30の正面図である。
【図3】導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図である。
【図5】図2のC−C線に沿った断面図である。
【図6】第1の実施形態の照明装置30の左側面図である。
【図7】図6のD−D線に沿った断面図である。
【図8】第1の実施形態の照明装置30の導光レンズ2の部品図である。
【図9】第1の実施形態の照明装置30の遮光部材5の部品図である。
【図10】導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【図11】第1の実施形態の照明装置30の光路図である。
【図12】第1の実施形態の照明装置30の筒状部材6の外周面6bのこじりを説明するための拡大水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1はリフレクタ21を透視して見た第1の実施形態の照明装置30の斜視図である。図2は第1の実施形態の照明装置30の正面図である。図3は図2のA−A線に沿った断面図である。図4は図2のB−B線に沿った断面図である。図5は図2のC−C線に沿った断面図である。図6は第1の実施形態の照明装置30の左側面図である。図7は図6のD−D線に沿った断面図である。
【0042】
図8は第1の実施形態の照明装置30の導光レンズ2の部品図である。詳細には、図8(A)は導光レンズ2の平面図、図8(B)は導光レンズ2の正面図、図8(C)は導光レンズ2の右側面図、図8(D)は図8(B)のE−E線に沿った断面図である。図9は第1の実施形態の照明装置30の遮光部材5の部品図である。詳細には、図9(A)は遮光部材5の平面図、図9(B)は遮光部材5の正面図、図9(C)は遮光部材5の右側面図、図9(D)は遮光部材5の底面図、図9(E)は遮光部材5の後側面図である。
【0043】
図10は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における図2のA−A線に沿った断面図である。詳細には、図3は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【0044】
図11は第1の実施形態の照明装置30の光路図である。詳細には、図11(A)は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における第1の実施形態の照明装置30の光路図である。図11(B)は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における第1の実施形態の照明装置30の光路図である。図12は第1の実施形態の照明装置30の筒状部材6の外周面6bのこじりを説明するための拡大水平断面図である。
【0045】
第1の実施形態の照明装置30では、例えばLEDなどのような光源1(図3、図4および図5参照)が、概略棒状の光源支持部材3(図3、図4および図5参照)に搭載されている。第1の実施形態の照明装置30では、例えば単色のLEDチップによって光源1が構成されているが、第2の実施形態の照明装置30では、代わりに、例えば、赤色のLEDチップと、緑色のLEDチップと、青色のLEDチップとによって光源1を構成し、フルカラーの光を光源1から照射することも可能である。
【0046】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、概略棒状の光源支持部材3(図3、図4および図5参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されている。第1の実施形態の照明装置30では、光源支持部材3と直線運動体前側板10とが別個の部材によって形成されているが、第3の実施形態の照明装置30では、代わりに、光源支持部材3と直線運動体前側板10とを一部材によって形成することも可能である。
【0047】
また、第1の実施形態の照明装置30では、軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されている。更に、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)が軸受部材7に対して回転可能に、軸受部材7の軸受部(内周面)7b(図3、図4および図5参照)によって筒状部材6の外周面6b(図3、図4、図5および図6参照)が支持されている。
【0048】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)の後端面(図4の左側の端面)と直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)の前面(図4の右側の面)とが対向せしめられている。更に、筒状部材6の係合部6c(図3、図4および図5参照)と軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)の係合部7a(図3、図4および図5参照)とが対向せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6が、直線運動体前側板10および軸受部材7に対して前後方向(図4の左右方向)に移動できないように構成されている。
【0049】
また、第1の実施形態の照明装置30では、ギヤ部6a(図3、図4および図5参照)が筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)と一体的に形成されている。更に、モータ9(図1、図3、図4、図5および図6参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に取り付けられている。更に、モータ9の出力軸9a(図1および図3参照)が、直線運動体前側板10の出力軸収容開口10a(図3参照)を介して直線運動体前側板10よりも前側(図3の下側)に突出せしめられている。また、モータ9の出力軸9aに接続された駆動ギヤ8(図1および図3参照)と、筒状部材6のギヤ部6aとが歯合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、モータ9を回転させることによって、筒状部材6を直線運動体前側板10および軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して回転させることができる。
【0050】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)と直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)とが、連結部材12a,12b,12c(図1、図5および図6参照)によって連結されている。また、ラック部材13(図1、図3および図6参照)が直線運動体前側板10および直線運動体後側板11に接続されている。
【0051】
また、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)が不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6)に対して回転可能に、不動体前側板14の軸受部(内周面)14a(図3、図4および図5参照)によって筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6)の外周面6b(図3、図4、図5および図6参照)が支持されている。
【0052】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)の前端部(図4の右側の端部)と、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)の後端部(図4の左側の端部)とが接合されている。第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6と筒状部材4とが別個の部材によって形成されているが、第4の実施形態の照明装置30では、代わりに、筒状部材6と筒状部材4とを一部材によって形成することも可能である。
【0053】
また、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)と導光レンズ2(図1、図3、図4、図5および図8参照)とが接続されている。詳細には、筒状部材4の導光レンズ装着穴4a(図3参照)の内周面と導光レンズ2の外周面2d(図3および図8参照)とが嵌合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)を回転させることによって、概略光源1(図3、図4および図5参照)の光軸1’(図2、図3、図4、図5および図6参照)を中心に導光レンズ2を回転させることができる。
【0054】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、光源1(図3、図4および図5参照)から照射された光が入射する入射面2a(図3、図4、図5、図8および図11参照)と、入射面2aからの光を光源1の光軸1’(図2、図3、図4、図5、図6、図7および図11参照)から遠ざかる側に内面反射する反射面2b1,2b2(図3、図7、図8および図11参照)と、反射面2b1,2b2からの光を出射する出射面2c1,2c2(図1、図3、図6、図7、図8および図11参照)とが、導光レンズ2(図1、図3、図4、図5、図8および図11参照)に形成されている。
【0055】
第1の実施形態の照明装置30では、図8(D)に示す断面形状を図8(D)の手前側−奥側方向(図8(B)の上下方向)にスイープすることにより得られる概略平面によって導光レンズ2の反射面2b1,2b2が形成されているが、第5の実施形態の照明装置30では、代わりに、導光レンズ2の中心軸線(光源1の光軸1’)を中心に図8(D)に示す断面形状を回転させることにより得られる円錐面によって反射面2b1,2b2を形成することも可能である。
【0056】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)と遮光部材5(図1、図3、図4、図5、図6および図9参照)とが接続されている。詳細には、筒状部材4の前端部(図5の右側の端部)と遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4(図1、図5、図6、図7および図9参照)の後端部(図5の左側の端部)とが接合されている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)を回転させることによって、概略光源1(図3、図4および図5参照)の光軸1’(図2、図3、図4、図5および図6参照)を中心に導光レンズ2(図1、図3、図4、図5、図8および図11参照)と共に遮光部材5を回転させることができる。
【0057】
第1の実施形態の照明装置30では、図9に示すように、4個の脚部5b1,5b2,5b3,5b4が遮光部材5の本体部5aから延ばされているが、第6の実施形態の照明装置30では、代わりに、4個以外の任意の個数の脚部5b1,5b2,5b3,5b4を遮光部材5の本体部5aから延ばすことも可能である。
【0058】
また、第1の実施形態の照明装置30では、不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)と不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)とが、板状の連結部材16(図1、図3および図6参照)および軸状の連結部材17(図1参照)によって連結されている。また、不動体後側板15から前側(図6の右側)に延びている軸状のガイド部材20a,20b,20c(図1、図4および図6参照)によって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)が、不動体前側板14および不動体後側板15に対して前後方向(図6の左右方向)に直線運動可能にガイドされている。
【0059】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)が板状の連結部材16(図1、図3および図6参照)に取り付けられている。また、モータ18の出力軸18a(図1および図6参照)が、板状の連結部材16の出力軸収容開口16a(図1および図6参照)を介して板状の連結部材16よりも左側(図1の左側)に突出せしめられている。更に、モータ18の出力軸18aに接続された駆動ギヤ19(図1および図6参照)と、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されたラック部材13(図1、図3および図6参照)とが、歯合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18を回転させることによって、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して前後方向(図6の左右方向)に直線運動させることができる。
【0060】
また、第1の実施形態の照明装置30では、軸状の連結部材17(図1参照)の前端部(図1の下側の端部)と、軸状のガイド部材20a,20b,20c(図1、図4および図6参照)の前端部(図6の右側の端部)とが、リフレクタ21(図2、図3、図4および図5参照)に接続されている。
【0061】
つまり、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)を回転させることによって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して前側(図3の下側)に移動させることにより、図3に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図3の下側)に突出させることができる。
【0062】
第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b1によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(A)の右側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の反射面21a27によって反射され、反射光L1となって照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射される。
【0063】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32が光って見える。
【0064】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b2によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(A)の左側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の反射面21a8によって反射され、反射光L2となって照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射される。
【0065】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14が光って見える。
【0066】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに60°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36,21a1,21a2(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36,21a1,21a2が光って見える。
【0067】
また、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに60°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20が光って見える。
【0068】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに120°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a35,21a36,21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a35,21a36,21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7が光って見える。
【0069】
また、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに120°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26が光って見える。
【0070】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)を回転させることによって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して後側(図10の上側)に移動させることにより、図10に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図10の上側)に収納することができる。
【0071】
第1の実施形態の照明装置30では、図11(B)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図11(B)の上側)に収納されている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b1によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(B)の右側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の後側壁21bの後面(図11(B)の上側の面)によって遮られる。また、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b2によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(B)の左側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の後側壁21bの後面(図11(B)の上側の面)によって遮られる。
【0072】
その結果、第1の実施形態の照明装置30では、図11(B)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図11(B)の上側)に収納されている時、照明装置30の照射方向(図11(B)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)が光って見えない。
【0073】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図3に示すように、導光レンズ2を隔てて光源1の反対側(図3の下側)に遮光部材5の本体部5aが配置されている。また、図5、図7および図9に示すように、遮光部材5の本体部5aから光源1の側(図5の左側)に延びている遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4が、遮光部材5の本体部5aの周方向に部分的に配置されている。更に、導光レンズ2の回転時に、導光レンズ2と一体的に遮光部材5が回転せしめられる。
【0074】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2(図8および図11(A)参照)の出射面2c1,2c2(図7、図8および図11(A)参照)から出射した光の一部が、遮光部材5(図7および図9参照)の脚部5b1,5b2,5b3,5b4(図7および図9参照)によって遮られる。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2の出射面2c1,2c2から出射した光の残りの一部が、遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4によって遮られない。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、導光レンズ2を回転させることによって照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)を変化させることができる。
【0075】
詳細には、図8(D)に示す断面形状を光源1の光軸1’を中心に回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ2が形成されている第5の実施形態の照明装置30であっても、導光レンズ2を回転させることによって照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)を変化させることができる。
【0076】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2が筒状部材4,6に接続されている。更に、筒状部材6を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが、光源1を隔てて導光レンズ2の反対側(図11(A)の上側)に配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、筒状部材4,6)を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが光源1よりも導光レンズ2の側(図11(A)の下側)に配置されるのに伴って、光源1からの光の一部が軸受部7b,14aによって遮られてしまうおそれを排除することができる。つまり、第1の実施形態の照明装置30によれば、筒状部材4,6を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが光源1よりも導光レンズ2の側(図11(A)の下側)に配置されている場合よりも、光源1からの光の利用効率を向上させることができる。
【0077】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図3、図4および図5に示すように、光源1が概略棒状の光源支持部材3に搭載されている。更に、光源支持部材3が、筒状部材4,6と非接触の状態で筒状部材4,6の内部に配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1および概略棒状の光源支持部材3を回転させることなく、導光レンズ2、遮光部材5および筒状部材4,6を回転させることができる。その結果、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1が導光レンズ2、遮光部材5および筒状部材4,6と共に回転せしめられる場合よりも、光源1に対する電力供給の信頼性を向上させることができる。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、例えば特開2008−16332号公報の図2に記載されているような可動(摺動式)接点を用いる必要がなく、また、光源1に対する電力供給するための配線が光源1の回転に伴って捩じれてしまうおそれもない。
【0078】
また、第1の実施形態の照明装置30によれば、図3、図4および図5に示すように、光源1と導光レンズ2とを近接させることができ、その結果、光源1から照射されて導光レンズ(2)に入射する光の量を増加させることができる。
【0079】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、図4および図5に示すように、光源支持部材3と直線運動体前側板10とが接続されている。また、軸受部7bを有する軸受部材7と直線運動体前側板10とが接続されている。更に、図1および図6に示すように、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を概略光源1(図3参照)の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動可能にガイドするためのガイド部材20a,20b,20cと、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を概略光源1の光軸1’方向に移動させるためのモータ18とが設けられている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、概略光源1の光軸1’を中心に導光レンズ2(図3参照)と遮光部材5とを回転させることができると共に、光源1と導光レンズ2と遮光部材5とを概略光源1の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動させることができる。その結果、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1と導光レンズ2と遮光部材5とを概略光源1の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動させることができない場合よりも、照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)のバリエーションを増加させることができる。
【0080】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図1および図3に示すように、不動体前側板14に形成された軸受部14aによって筒状部材6が回転可能に支持される。換言すれば、第1の実施形態の照明装置30では、直線運動体前側板10に接続された軸受部材7の軸受部7bのみによって筒状部材6が回転可能に支持されるのではなく、直線運動体前側板10に接続された軸受部材7の軸受部7bと不動体前側板14に形成された軸受部14aとによって筒状部材6が回転可能に支持される。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、不動体前側板14に形成された軸受部14aが、筒状部材6を回転可能に支持する機能だけでなく、不動体前側板14に対して筒状部材6を概略光源1の光軸1’方向(図3の上下方向)に移動可能にガイドする機能も有する。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、不動体前側板14に対して筒状部材6を概略光源1の光軸1’方向(図3の上下方向)に移動可能にガイドするための部材が不動体前側板14の軸受部14aとは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができる。
【0081】
第1の実施形態の照明装置30のように、軸受部材7(図1参照)と不動体前側板14(図1参照)とが複数の部品を介して接続されており、軸受部材7の軸受部7b(図3参照)と、不動体前側板14の軸受部14a(図3参照)との同軸度を十分に高くしづらい場合には、仮に、図12に破線で示すように、不動体前側板14の軸受部14aの部分の板厚が大きい値t14に設定されると、不動体前側板14の軸受部14aと筒状部材6の外周面6b’との間で(図12中の位置Pで)こじりが生じてしまい、筒状部材6を概略光源1(図3参照)の光軸1’(図3参照)方向(図12の上下方向)に円滑にガイドできなくなってしまうおそれがある。
【0082】
この点に鑑み、第1の実施形態の照明装置30では、図12に実線で示すように、不動体前側板14のうち、軸受部14a以外の部分の板厚t14よりも、軸受部14aの部分の板厚t14aが小さい値に設定されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、不動体前側板14の軸受部14aと筒状部材6の外周面6bとの間でこじりが生じてしまうおそれを低減することができる。
【0083】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2(図11(A)参照)の出射面2c1,2c2(図11(A)参照)からの光を反射して照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射するために導光レンズ2の周囲に配列された複数の反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)を有するリフレクタ21(図2および図11(A)参照)が設けられている。更に、相互に隣接する2つの反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36が不連続な面によって形成されている。
【0084】
そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、導光レンズ2(図8および図11(A)参照)を回転させることにより、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見た時に光って見える反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)を変化させることができる。
【0085】
第7の実施形態では、上述した第1から第6の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明の照明装置は、例えば遊技機器用照明、一般照明、イルミネーション用照明などに適用可能である。
【符号の説明】
【0087】
1 光源
1’ 光軸
2 導光レンズ
2a 入射面
2b1,2b2 反射面
2c1,2c2 出射面
5 遮光部材
5a 本体部
5b1,5b3,5b3,5b4 脚部
30 照明装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源と導光レンズとを具備し、導光レンズが概略光源の光軸を中心に回転可能に構成された照明装置に関し、特には、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、光源と、光源から照射された光が入射する入射面と、入射面からの光を光源の光軸から遠ざかる側に内面反射する反射面と、反射面からの光を出射する出射面とを有する導光レンズとを具備し、導光レンズが概略光源の光軸を中心に回転可能に構成された照明装置が知られている。この種の照明装置の例としては、例えば特開2008−16332号公報の図2に記載されたものがある。
【0003】
特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、光源(LED)から照射された光が、導光レンズ(ライトガイド)の入射面(導光口)を介して導光レンズ(ライトガイド)内に入射し、次いで、導光レンズ(ライトガイド)の反射面(ガイド内反射部)によって光源(LED)の光軸から遠ざかる側に内面反射される。次いで、導光レンズ(ライトガイド)の反射面(ガイド内反射部)からの反射光が、導光レンズ(ライトガイド)の出射面を介して出射する。
【0004】
更に、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、導光レンズ(ライトガイド)と一体的に形成されたノブを回転させることにより、導光レンズ(ライトガイド)が概略光源(LED)の光軸を中心に回転せしめられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−16332号公報の図2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、光源(LED)の光軸を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ(ライトガイド)が形成されていると考えられる。
【0007】
そのため、特開2008−16332号公報の図2に記載された照明装置では、導光レンズ(ライトガイド)を回転させても、照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができない。
【0008】
前記問題点に鑑み、本発明は、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置を提供することを目的とする。
【0009】
詳細には、本発明は、光源の光軸を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズが形成されている場合であっても、導光レンズを回転させることによって照明装置の見え方(照明装置の光り方)を変化させることができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とを具備し、導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成された照明装置(30)において、導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)を配置し、遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)を、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置し、導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)を回転させることを特徴とする照明装置(30)が提供される。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られることを特徴とする請求項1に記載の照明装置(30)が提供される。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、導光レンズ(2)を筒状部材(4,6)に接続し、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)を、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(30)が提供される。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、光源(1)を概略棒状の光源支持部材(3)に搭載し、光源支持部材(3)を、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明装置(30)が提供される。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とを接続し、軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とを接続し、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置(30)が提供される。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)を回転可能に支持することを特徴とする請求項5に記載の照明装置(30)が提供される。
【0016】
請求項7に記載の発明によれば、不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)を小さい値に設定したことを特徴とする請求項6に記載の照明装置(30)が提供される。
【0017】
請求項8に記載の発明によれば、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)を設け、相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を不連続な面によって形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置(30)が提供される。
【発明の効果】
【0018】
請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、光源(1)と、光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とが設けられている。更に、導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成されている。
【0019】
詳細には、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)が配置されている。また、遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)が、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置されている。更に、導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)が回転せしめられる。
【0020】
好ましくは、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られる。つまり、請求項1及び2に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の残りの一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られない。
【0021】
そのため、請求項1及び2に記載の照明装置(30)によれば、導光レンズ(2)を回転させることによって照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)を変化させることができる。
【0022】
詳細には、請求項1及び2に記載の照明装置(30)によれば、仮に光源(1)の光軸(1’)を中心に所定の断面形状を回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ(2)が形成されている場合であっても、導光レンズ(2)を回転させることによって照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)を変化させることができる。
【0023】
請求項3に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)が筒状部材(4,6)に接続されている。更に、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置されている。
【0024】
そのため、請求項3に記載の照明装置(30)によれば、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が光源(1)よりも導光レンズ(2)の側に配置されるのに伴って、光源(1)からの光の一部が軸受部(7b,14a)によって遮られてしまうおそれを排除することができる。
【0025】
つまり、請求項3に記載の照明装置(30)によれば、筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)が光源(1)よりも導光レンズ(2)の側に配置されている場合よりも、光源(1)からの光の利用効率を向上させることができる。
【0026】
請求項4に記載の照明装置(30)では、光源(1)が概略棒状の光源支持部材(3)に搭載されている。更に、光源支持部材(3)が、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置されている。
【0027】
そのため、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)および概略棒状の光源支持部材(3)を回転させることなく、導光レンズ(2)、遮光部材(5)および筒状部材(4,6)を回転させることができる。その結果、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)が導光レンズ(2)、遮光部材(5)および筒状部材(4,6)と共に回転せしめられる場合よりも、光源(1)に対する電力供給の信頼性を向上させることができる。
【0028】
また、請求項4に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)が概略棒状の光源支持部材(3)に搭載されていない場合よりも、光源(1)と導光レンズ(2)とを近接させることができ、その結果、光源(1)から照射されて導光レンズ(2)に入射する光の量を増加させることができる。
【0029】
請求項5に記載の照明装置(30)では、光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とが接続されている。また、軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とが接続されている。更に、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とが設けられている。
【0030】
そのため、請求項5に記載の照明装置(30)によれば、概略光源(1)の光軸(1’)を中心に導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを回転させることができると共に、光源(1)と導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させることができる。
【0031】
その結果、請求項5に記載の照明装置(30)によれば、光源(1)と導光レンズ(2)と遮光部材(5)とを概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させることができない場合よりも、照明装置(30)の見え方(照明装置(30)の光り方)のバリエーションを増加させることができる。
【0032】
請求項6に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)が回転可能に支持される。換言すれば、請求項6に記載の照明装置(30)では、直線運動体前側板(10)に接続された軸受部材(7)の軸受部(7b)のみによって筒状部材(4,6)が回転可能に支持されるのではなく、直線運動体前側板(10)に接続された軸受部材(7)の軸受部(7b)と不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)とによって筒状部材(4,6)が回転可能に支持される。
【0033】
つまり、請求項6に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)が、筒状部材(4,6)を回転可能に支持する機能だけでなく、不動体前側板(14)に対して筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドする機能も有する。
【0034】
そのため、請求項6に記載の照明装置(30)によれば、不動体前側板(14)に対して筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするための部材が不動体前側板(14)の軸受部(14a)とは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができる。
【0035】
軸受部材(7)の軸受部(7b)と、不動体前側板(14)の軸受部(14a)との同軸度を十分に高くしづらい場合には、仮に、不動体前側板(14)の軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)が大きい値に設定されると、不動体前側板(14)の軸受部(14a)と筒状部材(4,6)との間で(図12中の位置Pで)こじりが生じてしまい、筒状部材(4,6)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に円滑にガイドできなくなってしまうおそれがある。
【0036】
この点に鑑み、請求項7に記載の照明装置(30)では、不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)が小さい値に設定されている。
【0037】
そのため、請求項7に記載の照明装置(30)によれば、不動体前側板(14)の軸受部(14a)と筒状部材(4,6)との間でこじりが生じてしまうおそれを低減することができる。
【0038】
請求項8に記載の照明装置(30)では、導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)が設けられている。更に、相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)が不連続な面によって形成されている。
【0039】
そのため、請求項8に記載の照明装置(30)によれば、導光レンズ(2)を回転させることにより、照明装置(30)の照射方向から照明装置(30)を見た時に光って見える反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】リフレクタ21を透視して見た第1の実施形態の照明装置30の斜視図である。
【図2】第1の実施形態の照明装置30の正面図である。
【図3】導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図である。
【図5】図2のC−C線に沿った断面図である。
【図6】第1の実施形態の照明装置30の左側面図である。
【図7】図6のD−D線に沿った断面図である。
【図8】第1の実施形態の照明装置30の導光レンズ2の部品図である。
【図9】第1の実施形態の照明装置30の遮光部材5の部品図である。
【図10】導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【図11】第1の実施形態の照明装置30の光路図である。
【図12】第1の実施形態の照明装置30の筒状部材6の外周面6bのこじりを説明するための拡大水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1はリフレクタ21を透視して見た第1の実施形態の照明装置30の斜視図である。図2は第1の実施形態の照明装置30の正面図である。図3は図2のA−A線に沿った断面図である。図4は図2のB−B線に沿った断面図である。図5は図2のC−C線に沿った断面図である。図6は第1の実施形態の照明装置30の左側面図である。図7は図6のD−D線に沿った断面図である。
【0042】
図8は第1の実施形態の照明装置30の導光レンズ2の部品図である。詳細には、図8(A)は導光レンズ2の平面図、図8(B)は導光レンズ2の正面図、図8(C)は導光レンズ2の右側面図、図8(D)は図8(B)のE−E線に沿った断面図である。図9は第1の実施形態の照明装置30の遮光部材5の部品図である。詳細には、図9(A)は遮光部材5の平面図、図9(B)は遮光部材5の正面図、図9(C)は遮光部材5の右側面図、図9(D)は遮光部材5の底面図、図9(E)は遮光部材5の後側面図である。
【0043】
図10は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における図2のA−A線に沿った断面図である。詳細には、図3は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における図2のA−A線に沿った断面図である。
【0044】
図11は第1の実施形態の照明装置30の光路図である。詳細には、図11(A)は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側に突出させた状態における第1の実施形態の照明装置30の光路図である。図11(B)は導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側に収納した状態における第1の実施形態の照明装置30の光路図である。図12は第1の実施形態の照明装置30の筒状部材6の外周面6bのこじりを説明するための拡大水平断面図である。
【0045】
第1の実施形態の照明装置30では、例えばLEDなどのような光源1(図3、図4および図5参照)が、概略棒状の光源支持部材3(図3、図4および図5参照)に搭載されている。第1の実施形態の照明装置30では、例えば単色のLEDチップによって光源1が構成されているが、第2の実施形態の照明装置30では、代わりに、例えば、赤色のLEDチップと、緑色のLEDチップと、青色のLEDチップとによって光源1を構成し、フルカラーの光を光源1から照射することも可能である。
【0046】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、概略棒状の光源支持部材3(図3、図4および図5参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されている。第1の実施形態の照明装置30では、光源支持部材3と直線運動体前側板10とが別個の部材によって形成されているが、第3の実施形態の照明装置30では、代わりに、光源支持部材3と直線運動体前側板10とを一部材によって形成することも可能である。
【0047】
また、第1の実施形態の照明装置30では、軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されている。更に、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)が軸受部材7に対して回転可能に、軸受部材7の軸受部(内周面)7b(図3、図4および図5参照)によって筒状部材6の外周面6b(図3、図4、図5および図6参照)が支持されている。
【0048】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)の後端面(図4の左側の端面)と直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)の前面(図4の右側の面)とが対向せしめられている。更に、筒状部材6の係合部6c(図3、図4および図5参照)と軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)の係合部7a(図3、図4および図5参照)とが対向せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6が、直線運動体前側板10および軸受部材7に対して前後方向(図4の左右方向)に移動できないように構成されている。
【0049】
また、第1の実施形態の照明装置30では、ギヤ部6a(図3、図4および図5参照)が筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)と一体的に形成されている。更に、モータ9(図1、図3、図4、図5および図6参照)が直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)に取り付けられている。更に、モータ9の出力軸9a(図1および図3参照)が、直線運動体前側板10の出力軸収容開口10a(図3参照)を介して直線運動体前側板10よりも前側(図3の下側)に突出せしめられている。また、モータ9の出力軸9aに接続された駆動ギヤ8(図1および図3参照)と、筒状部材6のギヤ部6aとが歯合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、モータ9を回転させることによって、筒状部材6を直線運動体前側板10および軸受部材7(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して回転させることができる。
【0050】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)と直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)とが、連結部材12a,12b,12c(図1、図5および図6参照)によって連結されている。また、ラック部材13(図1、図3および図6参照)が直線運動体前側板10および直線運動体後側板11に接続されている。
【0051】
また、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)が不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6)に対して回転可能に、不動体前側板14の軸受部(内周面)14a(図3、図4および図5参照)によって筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6)の外周面6b(図3、図4、図5および図6参照)が支持されている。
【0052】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)の前端部(図4の右側の端部)と、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)の後端部(図4の左側の端部)とが接合されている。第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6と筒状部材4とが別個の部材によって形成されているが、第4の実施形態の照明装置30では、代わりに、筒状部材6と筒状部材4とを一部材によって形成することも可能である。
【0053】
また、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)と導光レンズ2(図1、図3、図4、図5および図8参照)とが接続されている。詳細には、筒状部材4の導光レンズ装着穴4a(図3参照)の内周面と導光レンズ2の外周面2d(図3および図8参照)とが嵌合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)を回転させることによって、概略光源1(図3、図4および図5参照)の光軸1’(図2、図3、図4、図5および図6参照)を中心に導光レンズ2を回転させることができる。
【0054】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、光源1(図3、図4および図5参照)から照射された光が入射する入射面2a(図3、図4、図5、図8および図11参照)と、入射面2aからの光を光源1の光軸1’(図2、図3、図4、図5、図6、図7および図11参照)から遠ざかる側に内面反射する反射面2b1,2b2(図3、図7、図8および図11参照)と、反射面2b1,2b2からの光を出射する出射面2c1,2c2(図1、図3、図6、図7、図8および図11参照)とが、導光レンズ2(図1、図3、図4、図5、図8および図11参照)に形成されている。
【0055】
第1の実施形態の照明装置30では、図8(D)に示す断面形状を図8(D)の手前側−奥側方向(図8(B)の上下方向)にスイープすることにより得られる概略平面によって導光レンズ2の反射面2b1,2b2が形成されているが、第5の実施形態の照明装置30では、代わりに、導光レンズ2の中心軸線(光源1の光軸1’)を中心に図8(D)に示す断面形状を回転させることにより得られる円錐面によって反射面2b1,2b2を形成することも可能である。
【0056】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材4(図1、図3、図4、図5および図6参照)と遮光部材5(図1、図3、図4、図5、図6および図9参照)とが接続されている。詳細には、筒状部材4の前端部(図5の右側の端部)と遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4(図1、図5、図6、図7および図9参照)の後端部(図5の左側の端部)とが接合されている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、筒状部材6(図1、図3、図4、図5および図6参照)を回転させることによって、概略光源1(図3、図4および図5参照)の光軸1’(図2、図3、図4、図5および図6参照)を中心に導光レンズ2(図1、図3、図4、図5、図8および図11参照)と共に遮光部材5を回転させることができる。
【0057】
第1の実施形態の照明装置30では、図9に示すように、4個の脚部5b1,5b2,5b3,5b4が遮光部材5の本体部5aから延ばされているが、第6の実施形態の照明装置30では、代わりに、4個以外の任意の個数の脚部5b1,5b2,5b3,5b4を遮光部材5の本体部5aから延ばすことも可能である。
【0058】
また、第1の実施形態の照明装置30では、不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)と不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)とが、板状の連結部材16(図1、図3および図6参照)および軸状の連結部材17(図1参照)によって連結されている。また、不動体後側板15から前側(図6の右側)に延びている軸状のガイド部材20a,20b,20c(図1、図4および図6参照)によって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)が、不動体前側板14および不動体後側板15に対して前後方向(図6の左右方向)に直線運動可能にガイドされている。
【0059】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)が板状の連結部材16(図1、図3および図6参照)に取り付けられている。また、モータ18の出力軸18a(図1および図6参照)が、板状の連結部材16の出力軸収容開口16a(図1および図6参照)を介して板状の連結部材16よりも左側(図1の左側)に突出せしめられている。更に、モータ18の出力軸18aに接続された駆動ギヤ19(図1および図6参照)と、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)に接続されたラック部材13(図1、図3および図6参照)とが、歯合せしめられている。その結果、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18を回転させることによって、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して前後方向(図6の左右方向)に直線運動させることができる。
【0060】
また、第1の実施形態の照明装置30では、軸状の連結部材17(図1参照)の前端部(図1の下側の端部)と、軸状のガイド部材20a,20b,20c(図1、図4および図6参照)の前端部(図6の右側の端部)とが、リフレクタ21(図2、図3、図4および図5参照)に接続されている。
【0061】
つまり、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)を回転させることによって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して前側(図3の下側)に移動させることにより、図3に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図3の下側)に突出させることができる。
【0062】
第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b1によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(A)の右側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の反射面21a27によって反射され、反射光L1となって照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射される。
【0063】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32が光って見える。
【0064】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b2によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(A)の左側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の反射面21a8によって反射され、反射光L2となって照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射される。
【0065】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも前側(図11(A)の下側)に突出せしめられている時、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14が光って見える。
【0066】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに60°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36,21a1,21a2(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36,21a1,21a2が光って見える。
【0067】
また、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに60°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20が光って見える。
【0068】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに120°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b1(図7および図9参照)と脚部5b4(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a35,21a36,21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a35,21a36,21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7が光って見える。
【0069】
また、第1の実施形態の照明装置30では、例えば、図11(A)に示す状態から導光レンズ2および遮光部材5が概略光源1の光軸1’を中心に図2の反時計回りに120°回転せしめられると、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射した光の一部が、遮光部材5の脚部5b2(図7および図9参照)と脚部5b3(図7および図9参照)との間を透過せしめられ、次いで、リフレクタ21の反射面21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26(図2参照)によって反射される。その結果、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26が光って見える。
【0070】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、モータ18(図1および図6参照)を回転させることによって、直線運動体前側板10(図1、図3、図4、図5および図6参照)および直線運動体後側板11(図1、図3、図4、図5および図6参照)を不動体前側板14(図1、図3、図4、図5および図6参照)および不動体後側板15(図1、図3、図4、図5および図6参照)に対して後側(図10の上側)に移動させることにより、図10に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2をリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図10の上側)に収納することができる。
【0071】
第1の実施形態の照明装置30では、図11(B)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図11(B)の上側)に収納されている時に、例えば、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b1によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(B)の右側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c1を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の後側壁21bの後面(図11(B)の上側の面)によって遮られる。また、光源1から照射された光の一部が、導光レンズ2の入射面2aを介して導光レンズ2内に入射し、次いで、導光レンズ2の反射面2b2によって光源1の光軸1’から遠ざかる側(図11(B)の左側)に内面全反射され、次いで、導光レンズ2の出射面2c2を介して導光レンズ2から出射し、次いで、リフレクタ21の後側壁21bの後面(図11(B)の上側の面)によって遮られる。
【0072】
その結果、第1の実施形態の照明装置30では、図11(B)に示すように、導光レンズ2の出射面2c1,2c2がリフレクタ21の後側壁21bよりも後側(図11(B)の上側)に収納されている時、照明装置30の照射方向(図11(B)の下側)から照明装置30を見ると、リフレクタ21の反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)が光って見えない。
【0073】
詳細には、第1の実施形態の照明装置30では、図3に示すように、導光レンズ2を隔てて光源1の反対側(図3の下側)に遮光部材5の本体部5aが配置されている。また、図5、図7および図9に示すように、遮光部材5の本体部5aから光源1の側(図5の左側)に延びている遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4が、遮光部材5の本体部5aの周方向に部分的に配置されている。更に、導光レンズ2の回転時に、導光レンズ2と一体的に遮光部材5が回転せしめられる。
【0074】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2(図8および図11(A)参照)の出射面2c1,2c2(図7、図8および図11(A)参照)から出射した光の一部が、遮光部材5(図7および図9参照)の脚部5b1,5b2,5b3,5b4(図7および図9参照)によって遮られる。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2の出射面2c1,2c2から出射した光の残りの一部が、遮光部材5の脚部5b1,5b2,5b3,5b4によって遮られない。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、導光レンズ2を回転させることによって照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)を変化させることができる。
【0075】
詳細には、図8(D)に示す断面形状を光源1の光軸1’を中心に回転させることにより得られる回転体によって導光レンズ2が形成されている第5の実施形態の照明装置30であっても、導光レンズ2を回転させることによって照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)を変化させることができる。
【0076】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、図11(A)に示すように、導光レンズ2が筒状部材4,6に接続されている。更に、筒状部材6を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが、光源1を隔てて導光レンズ2の反対側(図11(A)の上側)に配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、筒状部材4,6)を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが光源1よりも導光レンズ2の側(図11(A)の下側)に配置されるのに伴って、光源1からの光の一部が軸受部7b,14aによって遮られてしまうおそれを排除することができる。つまり、第1の実施形態の照明装置30によれば、筒状部材4,6を回転可能に支持するための軸受部7b,14aが光源1よりも導光レンズ2の側(図11(A)の下側)に配置されている場合よりも、光源1からの光の利用効率を向上させることができる。
【0077】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図3、図4および図5に示すように、光源1が概略棒状の光源支持部材3に搭載されている。更に、光源支持部材3が、筒状部材4,6と非接触の状態で筒状部材4,6の内部に配置されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1および概略棒状の光源支持部材3を回転させることなく、導光レンズ2、遮光部材5および筒状部材4,6を回転させることができる。その結果、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1が導光レンズ2、遮光部材5および筒状部材4,6と共に回転せしめられる場合よりも、光源1に対する電力供給の信頼性を向上させることができる。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、例えば特開2008−16332号公報の図2に記載されているような可動(摺動式)接点を用いる必要がなく、また、光源1に対する電力供給するための配線が光源1の回転に伴って捩じれてしまうおそれもない。
【0078】
また、第1の実施形態の照明装置30によれば、図3、図4および図5に示すように、光源1と導光レンズ2とを近接させることができ、その結果、光源1から照射されて導光レンズ(2)に入射する光の量を増加させることができる。
【0079】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、図4および図5に示すように、光源支持部材3と直線運動体前側板10とが接続されている。また、軸受部7bを有する軸受部材7と直線運動体前側板10とが接続されている。更に、図1および図6に示すように、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を概略光源1(図3参照)の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動可能にガイドするためのガイド部材20a,20b,20cと、直線運動体前側板10および直線運動体後側板11を概略光源1の光軸1’方向に移動させるためのモータ18とが設けられている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、概略光源1の光軸1’を中心に導光レンズ2(図3参照)と遮光部材5とを回転させることができると共に、光源1と導光レンズ2と遮光部材5とを概略光源1の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動させることができる。その結果、第1の実施形態の照明装置30によれば、光源1と導光レンズ2と遮光部材5とを概略光源1の光軸1’方向(図6の左右方向)に移動させることができない場合よりも、照明装置30の見え方(照明装置30の光り方)のバリエーションを増加させることができる。
【0080】
また、第1の実施形態の照明装置30では、図1および図3に示すように、不動体前側板14に形成された軸受部14aによって筒状部材6が回転可能に支持される。換言すれば、第1の実施形態の照明装置30では、直線運動体前側板10に接続された軸受部材7の軸受部7bのみによって筒状部材6が回転可能に支持されるのではなく、直線運動体前側板10に接続された軸受部材7の軸受部7bと不動体前側板14に形成された軸受部14aとによって筒状部材6が回転可能に支持される。つまり、第1の実施形態の照明装置30では、不動体前側板14に形成された軸受部14aが、筒状部材6を回転可能に支持する機能だけでなく、不動体前側板14に対して筒状部材6を概略光源1の光軸1’方向(図3の上下方向)に移動可能にガイドする機能も有する。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、不動体前側板14に対して筒状部材6を概略光源1の光軸1’方向(図3の上下方向)に移動可能にガイドするための部材が不動体前側板14の軸受部14aとは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができる。
【0081】
第1の実施形態の照明装置30のように、軸受部材7(図1参照)と不動体前側板14(図1参照)とが複数の部品を介して接続されており、軸受部材7の軸受部7b(図3参照)と、不動体前側板14の軸受部14a(図3参照)との同軸度を十分に高くしづらい場合には、仮に、図12に破線で示すように、不動体前側板14の軸受部14aの部分の板厚が大きい値t14に設定されると、不動体前側板14の軸受部14aと筒状部材6の外周面6b’との間で(図12中の位置Pで)こじりが生じてしまい、筒状部材6を概略光源1(図3参照)の光軸1’(図3参照)方向(図12の上下方向)に円滑にガイドできなくなってしまうおそれがある。
【0082】
この点に鑑み、第1の実施形態の照明装置30では、図12に実線で示すように、不動体前側板14のうち、軸受部14a以外の部分の板厚t14よりも、軸受部14aの部分の板厚t14aが小さい値に設定されている。そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、不動体前側板14の軸受部14aと筒状部材6の外周面6bとの間でこじりが生じてしまうおそれを低減することができる。
【0083】
更に、第1の実施形態の照明装置30では、導光レンズ2(図11(A)参照)の出射面2c1,2c2(図11(A)参照)からの光を反射して照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)に照射するために導光レンズ2の周囲に配列された複数の反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)を有するリフレクタ21(図2および図11(A)参照)が設けられている。更に、相互に隣接する2つの反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36が不連続な面によって形成されている。
【0084】
そのため、第1の実施形態の照明装置30によれば、導光レンズ2(図8および図11(A)参照)を回転させることにより、照明装置30の照射方向(図11(A)の下側)から照明装置30を見た時に光って見える反射面21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36(図2参照)を変化させることができる。
【0085】
第7の実施形態では、上述した第1から第6の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明の照明装置は、例えば遊技機器用照明、一般照明、イルミネーション用照明などに適用可能である。
【符号の説明】
【0087】
1 光源
1’ 光軸
2 導光レンズ
2a 入射面
2b1,2b2 反射面
2c1,2c2 出射面
5 遮光部材
5a 本体部
5b1,5b3,5b3,5b4 脚部
30 照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源(1)と、
光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とを具備し、
導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成された照明装置(30)において、
導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)を配置し、
遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)を、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置し、
導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)を回転させることを特徴とする照明装置(30)。
【請求項2】
導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られることを特徴とする請求項1に記載の照明装置(30)。
【請求項3】
導光レンズ(2)を筒状部材(4,6)に接続し、
筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)を、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(30)。
【請求項4】
光源(1)を概略棒状の光源支持部材(3)に搭載し、
光源支持部材(3)を、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明装置(30)。
【請求項5】
光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とを接続し、
軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とを接続し、
直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、
直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置(30)。
【請求項6】
不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)を回転可能に支持することを特徴とする請求項5に記載の照明装置(30)。
【請求項7】
不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)を小さい値に設定したことを特徴とする請求項6に記載の照明装置(30)。
【請求項8】
導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)を設け、
相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を不連続な面によって形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置(30)。
【請求項1】
光源(1)と、
光源(1)から照射された光が入射する入射面(2a)と、入射面(2a)からの光を光源(1)の光軸(1’)から遠ざかる側に内面反射する反射面(2b1,2b2)と、反射面(2b1,2b2)からの光を出射する出射面(2c1,2c2)とを有する導光レンズ(2)とを具備し、
導光レンズ(2)が概略光源(1)の光軸(1’)を中心に回転可能に構成された照明装置(30)において、
導光レンズ(2)を隔てて光源(1)の反対側に遮光部材(5)の本体部(5a)を配置し、
遮光部材(5)の本体部(5a)から光源(1)の側に延びている遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)を、遮光部材(5)の本体部(5a)の周方向に部分的に配置し、
導光レンズ(2)の回転時に、導光レンズ(2)と一体的に遮光部材(5)を回転させることを特徴とする照明装置(30)。
【請求項2】
導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)から出射した光の一部が、遮光部材(5)の脚部(5b1,5b2,5b3,5b4)によって遮られることを特徴とする請求項1に記載の照明装置(30)。
【請求項3】
導光レンズ(2)を筒状部材(4,6)に接続し、
筒状部材(4,6)を回転可能に支持するための軸受部(7b,14a)を、光源(1)を隔てて導光レンズ(2)の反対側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(30)。
【請求項4】
光源(1)を概略棒状の光源支持部材(3)に搭載し、
光源支持部材(3)を、筒状部材(4,6)と非接触の状態で筒状部材(4,6)の内部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明装置(30)。
【請求項5】
光源支持部材(3)と直線運動体前側板(10)とを接続し、
軸受部(7b)を有する軸受部材(7)と直線運動体前側板(10)とを接続し、
直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動可能にガイドするためのガイド部材(20a,20b,20c)と、
直線運動体前側板(10)および直線運動体後側板(11)を概略光源(1)の光軸(1’)方向に移動させるための駆動手段(18)とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置(30)。
【請求項6】
不動体前側板(14)に形成された軸受部(14a)によって筒状部材(4,6)を回転可能に支持することを特徴とする請求項5に記載の照明装置(30)。
【請求項7】
不動体前側板(14)のうち、軸受部(14a)以外の部分の板厚(t14)よりも、軸受部(14a)の部分の板厚(t14a)を小さい値に設定したことを特徴とする請求項6に記載の照明装置(30)。
【請求項8】
導光レンズ(2)の出射面(2c1,2c2)からの光を反射して照明装置(30)の照射方向に照射するために導光レンズ(2)の周囲に配列された複数の反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を有するリフレクタ(21)を設け、
相互に隣接する2つの反射面(21a1,21a2,21a3,21a4,21a5,21a6,21a7,21a8,21a9,21a10,21a11,21a12,21a13,21a14,21a15,21a16,21a17,21a18,21a19,21a20,21a21,21a22,21a23,21a24,21a25,21a26,21a27,21a28,21a29,21a30,21a31,21a32,21a33,21a34,21a35,21a36)を不連続な面によって形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置(30)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2010−225491(P2010−225491A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−73167(P2009−73167)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】
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