説明

爪水虫専用ヤスリ

【課題】 爪水虫を治療する場合、副作用の強い薬を長期間飲み続けなければならないという不都合の解決。
【解決手段】 先端2の一部が爪表面を削り易い形状にしたヤスリ(ネイルアート用のヤスリより粗いヤスリとする)を使用し、内蔵電池6によりモーター5を駆動させ、爪表面の水虫に侵された部分を削り取る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、爪水虫治療に関するものであり、水虫に侵された爪上部表面を削り取るための専用ヤスリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
爪水虫は、爪の内部に水虫菌が入り込み、爪が厚くなっていくのが一般的である。足の爪は、徐々に伸び、数ヶ月掛け生え代わるため、医師の診断を受け、爪水虫専用の薬を飲むことにより、その間、水虫が広がるのを防ぐことで、水虫に侵された部分を切り落とし、爪水虫を治療している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
足の爪は、徐々に伸び、数ヶ月掛け、生え代わるため、その間、薬を飲むことにより、水虫が広がるのを防げば、水虫に侵された部分を切り落とすことができるが、長い間、薬を飲み続けることによる身体への副作用は極めて大きい。本発明は、爪を薄くすることにより薬を飲むことなく、市販の水虫薬を使用する程度で、爪水虫を完治させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
爪は、爪自体に大きな損傷を受けると、爪根本から徐々に伸びるだけでなく、指と接触している部分から損傷部を除く一定の厚さになるまで、修復される治癒能力を有している。
【0005】
該治癒能力を利用し、爪の表面患部を削り取ることで、爪が伸びるのを待つことなく水虫に侵された部分を削り取り、爪水虫を完治させることができる。
【0006】
課題を解決するための請求項1の発明は、水虫に侵された爪の表面患部を削り取るためのヤスリである。
【0007】
爪表面の患部を削るため、該専用ヤスリを使用し、足爪の表面を痛みが出ない程度まで削り、薄くなった爪に市販の水虫薬を塗ることで短期間に足水虫を完治させることが可能になる。
【0008】
爪表面の患部を削る専用ヤスリは、ネイルアート用のヤスリに比べ、塗り薬が浸透し易いように、爪表面がザラザラになる程度に粗いものを使用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、数ヶ月の間、副作用の強い薬を飲み続けることなく、短期間に爪水虫を完治させることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、棒状の金ヤスリの先端の一部を、爪の表面を削り易いように曲げたことを特徴とする金ヤスリの断面図である。同図に示すように先端の一部を曲げることにより、足爪の水虫に侵された爪表面の患部を削ることができる。
【0011】
図2は、電動ドリルの先端に爪表面を削るための専用ヤスリを取り付け、モーターによりヤスリを回し、患部にヤスリを当てるだけで、水虫に侵された爪表面の患部を削ることができる。
【0012】
これらのヤスリは、水虫に侵された爪の表面を削り易いものであれば、先端の形状はどのようなものでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明に係るヤスリは、工業的に量産することが可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 先端の一部が爪表面を削り易いように曲げられた棒状金ヤスリの断面図である。
【0015】
【図2】 電動ドリルの先端に爪表面を削るための専用ヤスリを取り付けたものの断面図である。
【符号の説明】
【0016】
1 先端の一部が曲げられた棒状金ヤスリ
2 爪を削るためのヤスリ部分
3 水虫に侵された爪
4 手で持ち易くするための柄
5 ヤスリを回すためのモーター
6 モーターを動かすための電池
7 指
8 爪と指の接触部
9 患部を削り取った後の爪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水虫に侵された爪表面を削るための専用ヤスリ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−195902(P2007−195902A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−41589(P2006−41589)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(506057133)
【Fターム(参考)】