説明

犬用うんちキャッチポケット付ウエア

【課題】従来からある下半身を包み込むオムツは脱げ易く、包み込まれている中で排便するため、お尻が汚れ不衛生であった。また、尿だけをしていた場合も、便だけをしていた場合も、オムツ全体を取り替える必要があり、介護で継続的に使用する場合コストが高くつくため、服にウンチが入る袋を付けたことを特徴とする、犬用うんちキャッチポケット付きウエアを提供する。
【解決手段】服にウンチが入る袋を付けた。袋の中に入れる吸水性・防水性のある使い捨ての取替え袋を付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、排泄のコントロールができなくなった犬の介護時やお出かけの時、排泄・排便をさせてはいけない場所で着用させる犬用の服である。
【背景技術】
【0002】
従来、排泄のコントロールができなくなった犬の介護時や排泄のしつけができていない犬を留守番させる時などには使用するオムツは、大半が下半身全体を包み込むタイプのもので、便も尿も一緒に犬の体に密着し不衛生であった。
ある程度しつけができていて、トイレで排泄をすることができる犬でも、長時間の留守番では自分の排泄物を踏んで、体や部屋を汚してしまうことが多々あった。
お出かけの際にも、トイレのしつけができていないと、ペット同伴OKの場所でも入店や宿泊ができなかった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2005−151963
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)下半身だけを包み込むオムツは脱げ易い。
(ロ)包み込まれている中で排便するため、お尻が汚れ不衛生。
(ハ)尿だけをしていた場合も、便だけをしていた場合も、オムツ全体を取り替える必要があり、介護で継続的に使用する場合コストが高い。
(ニ)袋部分だけをおむつに両面テープなどで後付けすると取れやすく、おむつの形状と合わない場合もある。
(ホ)健康な犬の場合、エチケットとはいえ、おむつをつけて外出は飼い主の気持ちとして躊躇われる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
犬用の服の後足股下の外側にポケットを設け、排便時、便が自然にポケットの中に入るようにしたことを特徴とする、犬用うんちキャッチポケット付ウエア。
便が入るポケットの中に、吸水性・防水性のある使い捨ての取替え袋を設けたことを特徴とする請求項目1の犬用うんちキャッチポケット付きウエア。
犬用の服の股下部分に排泄したウンチが直接入る袋を付け服と一体化させた。
服のデザインは腹から後ろ足までを覆うかたちであればいいので、様々なデザインが考えられ、エチケットウエアとして健康な犬が外出時にも着用できる。
袋の中に吸水性のある使い捨ての取替え袋を付けることによって、便が緩い状態の時にも漏れを防ぐことができる。
以上を特徴とする犬用うんちキャッチポケット付ウエアである。
【発明の効果】
【0006】
オムツカバーとして使用することが可能で、便はうんちキャッチポケットに入るので直接体に触れることがなく衛生的。
また、尿は尿取りパット、便は使い捨て取り替え袋、と汚れた方だけを別々に処理できるので経済的。
留守番の時に犬が自分の便を踏んでしまい汚れたり、部屋の中を汚したりするこがなくなる。
レストランや宿泊施設などにも、排泄のしつけの心配をせずに安心してつれていける。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のウエア裏面の全体図
【図2】本発明のウエア着用時、ゴムを装着していない状態の袋部分の図
【図3】本発明の着用時の斜視図
【図4】本発明の使い捨て取替え袋の構造図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)犬用の服の後足股下の外側(肛門の下)にうんちキャッチポケット(1)が縫い付けてある。
(ロ)うんちキャッチポケットの中には図4の使い捨て取り替え袋をセットしておく。
(ハ)うんちキャッチポケットの口にはゴムを通してあり、中央部分からゴム(2)を出し犬のしっぽに引っ掛ける。
(ニ)図2のように、うんちキャッチポケットは後足股下に縫い付けるがうんちキャッチポケットの両脇(3)が、犬が着用したときに犬の肛門の位置と同じくらいの高さになるようにする。
(ホ)図4使い捨ての取り替え袋はペットシート素材を袋状にしたもので、袋の外側(4)は防水素材、袋の内側(5)は吸水素材とする。
(ヘ)外側防水素材面の口の部分に両面テープ(6)を付けておき、服の袋の内側に入れ固定する。
(ト)排便時は、犬が尾を上げるので図3のように、うんちキャッチポケットの口が広がる。
(チ)図1のようにうんちキャッチポケットの口にはゴムを通してあるため、中央のしっぽに引っ掛けたゴムに引っ張られポケットの口全体にギャザーがより、肛門の周りにフィットする。
【符号の説明】
【0009】
1 うんちキャッチポケット
2 ゴム
3 縫い止まり位置
4 使い捨て取り替え袋の外側防水面
5 使い捨て取り替え袋の内側吸水面
6 両面テープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
犬用の服の後足股下の外側にポケットを設け、排便時、便が自然にポケットの中に入るようにしたことを特徴とする、犬用うんちキャッチポケット付ウエア
【請求項2】
便が入るポケットの中に、吸水性・防水性のある使い捨ての取り替え袋を設けたことを特徴とする請求項目1の犬用うんちキャッチポケット付きウエア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−70690(P2013−70690A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−226247(P2011−226247)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(511248021)