説明

生体情報測定装置

【課題】測定情報および測定期間の関係をユーザーに提供することのできる生体情報測定装置を提供する。
【解決手段】活動量計には、入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される操作部と、測定情報としての活動消費カロリーおよび歩数を測定する本体と、この本体により測定された測定情報を表示する表示部30とが設けられている。表示部30には、本体により測定された測定情報と単位測定時間とを対応付けたグラフ60が表示される。そして、グラフ60の測定情報の縦軸において表示することのできる測定情報の数値の上限値を上回るとき、単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において点滅する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される入力部と、測定情報としての生体情報および運動量の少なくとも一方を測定する測定部と、この測定部により測定された測定情報を表示する表示部とを備える生体情報測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記生体情報測定装置として、特許文献1に記載の活動量計が知られている。
この活動量計は、運動量の積分値を表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−86480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記活動量計を使用するユーザーは、測定期間と運動量との関係を確認することができない。なお、ここでは測定部により測定される測定情報として運動量を採用した生体情報測定装置の課題について言及したが、測定情報として別の情報(例えば、体重または血圧)を測定する生体情報測定装置においても上記の課題は共通して生じるものと考えられる。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、測定情報および測定期間の関係をユーザーに提供することのできる生体情報測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための手段を以下に記載する。
・本発明の生体情報測定装置は、入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される入力部と、測定情報としての生体情報および運動量の少なくとも一方を測定する測定部と、この測定部により測定された前記測定情報を表示する表示部とを備え、前記測定部により測定された前記測定情報と測定期間とを対応付けたグラフが表示部に表示されること、ならびに、前記グラフの前記測定情報の軸において表示することのできる前記測定情報の数値の範囲を目盛表示範囲として、前記入力情報および前記測定情報の少なくとも一方に応じて前記目盛表示範囲が変更されることを特徴としている。
【0007】
・この生体情報測定装置においては、前記測定情報としての消費カロリーが前記グラフに表示されること、前記入力情報に応じて基準活動状態の消費カロリーを示す活動消費カロリー基準値が設定されること、ならびに、前記活動消費カロリー基準値に応じて前記目盛表示範囲が変更されることが好ましい。
【0008】
・この生体情報測定装置においては、前記入力情報としての年齢および性別および体重および身長の少なくとも1つに応じて基礎代謝を示す基準基礎代謝量が設定されること、ならびに、前記基準基礎代謝量に応じて前記活動消費カロリー基準値が設定されることが好ましい。
【0009】
・この生体情報測定装置においては、前記基準活動状態が予め設定された活動状態により規定されること、ならびに、前記活動状態に対応する運動強度に応じて前記活動消費カロリー基準値が設定されることが好ましい。
【0010】
・この生体情報測定装置においては、前記運動強度が前記入力情報に応じて変更されることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記入力情報としての体重に応じて前記目盛表示範囲が変更されることが好ましい。
【0011】
・この生体情報測定装置においては、前記測定情報としての消費カロリーが前記グラフに表示されること、ならびに、予め設定された前記消費カロリーの閾値をカロリー閾値として、前記測定部により測定された前記消費カロリーが前記カロリー閾値以上のとき、前記消費カロリーの軸の前記目盛表示範囲が変更されることが好ましい。
【0012】
・この生体情報測定装置においては、前記測定情報としての歩数が前記グラフに表示されること、ならびに、予め設定された前記歩数の閾値を歩数閾値として、前記測定部により測定された前記歩数が前記歩数閾値以上のとき、前記歩数の軸の前記目盛表示範囲が変更されることが好ましい。
【0013】
・本発明の生体情報測定装置は、入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される入力部と、測定情報としての生体情報および運動量の少なくとも一方を測定する測定部と、この測定部により測定された前記測定情報を表示する表示部とを備え、前記測定部により測定された前記測定情報と測定期間とを対応づけたグラフが表示部に表示されること、ならびに、前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された所定範囲外のとき、前記グラフの前記測定情報の表示方法が変更されることを特徴としている。
【0014】
・この生体情報測定装置においては、前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された上限値を上回るとき、前記グラフの前記測定情報が点滅することが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された上限値を上回るとき、前記グラフにおいて基準値以下の前記測定情報が間引かれること、ならびに、前記測定情報が間引かれているとき、前記基準値よりも大きい前記測定情報が前記測定情報の表示領域に表示されることが好ましい。
【0015】
・この生体情報測定装置においては、前記グラフの前記測定情報の軸において表示することのできる前記測定情報の数値の範囲を目盛表示範囲として、前記測定部により測定された前記測定情報が前記目盛表示範囲の上限値を上回るとき、前記グラフの前記測定情報の表示方法が変更されることが好ましい。
【0016】
・この生体情報測定装置においては、前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていることが好ましい。
・この生体情報測定装置においては、前記表示部に第1区画部分および第2区画部分が設けられていること、前記測定情報としての運動量の積分値が前記第1区画部分に表示されること、ならびに、前記グラフが前記第2区画部分に表示されることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、測定情報および測定期間の関係をユーザーに提供することのできる生体情報測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態の生体情報測定装置について、(a)はその斜視構造を示す斜視図、(b)は同(a)の矢視Aの側面構造を示す側面図。
【図2】同実施形態の生体情報測定装置について、表示部の正面構造を示す正面図。
【図3】同実施形態の生体情報測定装置について、表示部の表示の一例を示す正面図。
【図4】本発明の第2実施形態の生体情報測定装置について、グラフの1目盛当たりの活動消費カロリーと入力体重との関係を示す表。
【図5】本発明の第3実施形態の生体情報測定装置について、表示部の第2区画部分の正面構造を示す正面図。
【図6】本発明の第4実施形態の生体情報測定装置について、年齢および性別と基礎代謝基準値との関係を示す表。
【図7】同実施形態の生体情報測定装置について、グラフの1目盛当たりの活動消費カロリーを示す表。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(第1実施形態)
図1を参照して、生体情報測定装置としての活動量計1の全体構成について説明する。
活動量計1には、表示部30を有する本体10と、表示部30を覆うカバー20とが設けられている。
【0020】
カバー20は、本体10に対して回転可能な状態で本体10に取り付けられている。カバー20の先端部分には、ユーザーの衣服等に取り付けるためのクリップ21が設けられている。クリップ21は、側面視においてS字形状を有する部材として構成されている。なお、本体10は「測定部」に相当する。
【0021】
本体10には、加速度センサをはじめとする各種の構成要素が収容されるハウジング11が設けられている。ハウジング11には、ユーザーが活動量計1を操作するための操作部12と、セグメント方式の液晶ディスプレイを有する表示部30とが設けられている。
【0022】
表示部30には、液晶を挟む透明基板30Aと、液晶に電圧を印加するためのセグメントとしての透明電極(図示略)とが設けられている。透明電極は、透明基板30Aに設けられている。
【0023】
表示部30は、本体10により測定された測定情報としての活動消費カロリーと、操作部12により入力された入力情報としてのユーザーの情報と、操作部12により入力された入力情報としてのユーザーの要求とを表示する。
【0024】
ユーザーの情報としては、性別、年齢、身長、および体重等が入力される。またユーザーの要求としては、表示部30の表示内容の切り替えるための設定が入力される。以下では、操作部12の操作により入力された性別、年齢、身長、および体重をそれぞれ「入力性別SS」、「入力年齢SA」、「入力身長SH」、および「入力体重SW」とする。なお、操作部12は「入力部」に相当する。
【0025】
ここで、本体10の方向を次のように定義する。
(a)本体10の短手方向を「本体10の高さ方向」とし、本体10の長手方向を「本体10の幅方向」とする。
(b)本体10の高さ方向において、カバー20と本体10との接続部分から本体10の先端に向かう方向を「上方」とし、高さ方向において上方とは反対の方向を「下方」とする。
(c)本体10の幅方向において、表示部30を正面からみたときの右側の方向を「右方」とし、表示部30を正面からみたときの左側の方向を「左方」とする。
【0026】
図2を参照して、表示部30の構成について説明する。
表示部30には、表示部30の表示領域を第1区画部分40と第2区画部分50とに区画する区画表示セグメント31が設けられている。
【0027】
第1区画部分40には、3種類のセグメントすなわち、第1数値表示セグメント41、第1単位表示セグメント42、および測定内容表示セグメント43が設けられている。なお、図2は第1区画部分40の各セグメントの全てが表示された状態を示している。
【0028】
第1数値表示セグメント41は、図1の操作部12によりユーザーが入力したユーザーの情報、および図1の本体10により測定された測定情報を「0」〜「9」の数値により最大8桁で表示する。
【0029】
第1単位表示セグメント42は、第1数値表示セグメント41により表示された数値の単位を表示する。具体的には、「Ex.」、「%」、「歩」、「km」、および「kcal」を表示する。なお、「Ex.」は、エクササイズすなわち身体活動の量を示す。
【0030】
測定内容表示セグメント43は、本体10により測定された測定情報の内容等を表示する。具体的には、「活動」、「今日」、「区間」、「総消費」、「目標」、「合計」、および「達成率」を表示する。
【0031】
第2区画部分50には、5種類のセグメントすなわち、第2数値表示セグメント51、設定内容表示セグメント52、第2単位表示セグメント53、電池残量表示セグメント54、およびグラフ表示セグメント61が設けられている。なお、図2は第2区画部分50の各セグメントの全てが表示された状態を示している。
【0032】
第2数値表示セグメント51は、数値を表示する。具体的には、「6」、「12」、「18」、および「24」を表示する。
設定内容表示セグメント52は、操作部12の操作により設定された条件、および過去の測定結果等を表示する。具体的には、「回前」、「あと」、「男」、および「女」を表示する。
【0033】
第2単位表示セグメント53は、表示部30に表示された測定結果および設定内容の数値の単位を表示する。具体的には、「kg」、「kg/月」、「日前」、「才」、「分」、「cm」、「kcal」、および「g」を表示する。
【0034】
電池残量表示セグメント54は、内部電源である電池の残量を表示する。
グラフ表示セグメント61は、測定結果を示すグラフ60を構成している。
グラフ60の縦軸は、高さ方向に設けられた6行分のグラフ表示セグメント61により構成されている。グラフ60の横軸は、幅方向に設けられた24列分のグラフ表示セグメント61により構成されている。すなわち、グラフ60は合計144個のグラフ表示セグメント61により構成されている。
【0035】
図3を参照して、表示部30の表示例について説明する。
表示部30の表示モードとしては、図3(a)に示される活動消費カロリー表示モードと、図3(b)に示される歩数表示モードとが予め用意されている。ユーザーは、図1の操作部12を操作することにより表示モードを切り替えることができる。
【0036】
図3(a)を参照して、活動消費カロリー表示モードの表示内容について説明する。
活動消費カロリー表示モードにおいては、表示部30の第1区画部分40に活動消費カロリーの測定開始からの積分値と、1日の目標となる活動消費カロリー(以下、「目標活動消費カロリー」)とが表示される。また、表示部30の第2区画部分50にグラフ60が表示される。
【0037】
グラフ60の横軸には、1日分の時間として午前3時から次の日の午前3時までの24時間が設定されている。グラフ60の縦軸には、活動消費カロリーが設定されている。目標活動消費カロリーは、操作部12の操作により設定される。
【0038】
グラフ60の詳細な構成について説明する。
グラフ60の横軸は、単位測定時間を示す列により複数に区分されている。ここでは、単位測定時間として「1時間」が設定されている。また、1つのグラフ表示セグメント61により単位測定時間が示される。すなわち、グラフ60の横軸には、1時間を単位測定時間とするグラフ表示セグメント61が24列分にわたり設けられている。
【0039】
横軸の各列が示す時間帯は連続している。また、横軸の左端の列から右端の列に向かうにつれて各列が示す時間が新しい時間に変化する。横軸の各列は具体的には次の時間帯を示す。
【0040】
左端の列は、「03:00:00」〜「03:59:59」の時間帯を示している。右端の列は、「02:00:00」〜「02:59:59」の時間帯を示している。左端の列と右端の列との間の各列は、「NN:00:00」〜「NN:59:59」の時間帯を示している。「NN」は、各列に対応する時間を示す部分であり、左端の列を基準として右側に1列すすむにつれて1時間が加算された値を示す。
【0041】
グラフ60の縦軸は、単位測定範囲を示す目盛により複数に区分されている。ここでは、単位測定範囲として目盛毎に所定の活動消費カロリーの範囲が設定されている。また、1つのグラフ表示セグメント61により単位測定範囲が示される。すなわち、グラフ60の縦軸には、所定の活動消費カロリーの範囲を単位測定範囲とするグラフ表示セグメント61が6行分にわたり設けられている。
【0042】
ここで、各目盛について次のように定義する。
縦軸において最も下段に位置する目盛を「最下段目盛」とする。また、縦軸において最も上段に位置する目盛を「最上段目盛」とする。また、最下段目盛と最上段目盛との間の目盛を「中間目盛」とする。また、1列の目盛が表示することのできる活動消費カロリーの数値の範囲を「目盛表示範囲」とする。
【0043】
最下段目盛の単位測定範囲は、中間目盛の単位測定範囲よりも大きい。中間目盛の各目盛の単位測定範囲はそれぞれ等しい。最上段目盛の単位測定範囲は、各中間目盛の単位測定範囲と等しい。
【0044】
縦軸の各目盛が示す活動消費カロリーの範囲は連続している。また、最下段目盛から最上段目盛に向かうにつれて各目盛が示す活動消費カロリーの量が増大する。縦軸の各目盛は具体的には以下の(a)〜(f)の活動消費カロリーの範囲を示している。
【0045】
なお、以下の活動消費カロリーの各閾値XA〜XFは「XA<XB<XC<XD<XE<XF」の関係を有している。また、ここでは最下段目盛を基準として最下段目盛から最上段目盛に向かうにつれて目盛の番号が大きくなるように各目盛に番号が付されている。
【0046】
各目盛の活動消費カロリーの単位測定範囲は以下のように設定されている。
(a)1番目の目盛は「0kcalよりも大きくかつXAkcal未満」の範囲を示す。
(b)2番目の目盛は「XAkcal以上かつXBkcal未満」の範囲を示す。
(c)3番目の目盛は「XBkcal以上かつXCkcal未満」の範囲を示す。
(d)4番目の目盛は「XCkcal以上かつXDkcal未満」の範囲を示す。
(e)5番目の目盛は「XDkcal以上かつXEkcal未満」の範囲を示す。
(f)6番目の目盛は「XEkcal以上かつXFkcal未満」の範囲を示す。
【0047】
上記のとおり各目盛が示す活動消費カロリーの範囲(以下、「目盛表示範囲」)が設定されていることにより、1列の目盛による活動消費カロリーの目盛表示範囲は、「0kcalより大きくかつXFkcal未満の範囲」の範囲となる。なお、閾値XFは「カロリー閾値」に相当する。
【0048】
図3(a)のグラフ60の表示態様について説明する。
任意の単位測定時間において活動消費カロリーの測定結果が得られているとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において活動消費カロリーの測定結果に対応する個数にわたり点灯する。
【0049】
例えば、「06:00:00」〜「06:59:59」の時間帯における活動消費カロリーの測定結果として「YAkcal」が得られているとき、横軸において「06:00:00」〜「06:59:59」の時間帯に対応する列の目盛が縦軸において3個にわたり点灯する。
【0050】
また、任意の単位測定時間において活動消費カロリーの測定結果が「0kcalよりも大きくかつXAkcal未満」のとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において1つだけ点灯する。
【0051】
例えば、「11:00:00」〜「11:59:59」の時間帯に活動消費カロリーの測定結果として「YBkcal」(YB<XA)が得られているとき、横軸において「11:00:00」〜「11:59:59」の時間帯に対応する列の目盛が縦軸において1つだけ点灯する。
【0052】
また、任意の単位測定時間において活動消費カロリーの測定結果が「XFkcal以上」のとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が全て点灯し、かつ同列の目盛が一定の周期で点滅する。
【0053】
例えば、「19:00:00」〜「19:59:59」の時間帯に活動消費カロリーの測定結果として「YCkcal」(YC≧XF)が得られているとき、横軸において「19:00:00」〜「19:59:59」に対応する列の目盛が縦軸において全て点灯し、かつ同列の目盛が一定の周期で点滅する。
【0054】
図3(b)を参照して、歩数表示モードの表示内容について説明する。
歩数表示モードにおいては、表示部30の第1区画部分40に歩数の測定開始からの積分値と、1日の目標となる歩数(以下、「目標歩数」)とが表示される。また、表示部30の第2区画部分50にグラフ60が表示される。
【0055】
グラフ60の横軸には、1日分の時間として午前3時から次の日の午前3時までの24時間が設定されている。グラフ60の縦軸には、歩数が設定されている。目標歩数は、操作部12の操作により設定される。
【0056】
グラフ60の詳細な構成について説明する。なお、グラフ60の横軸の構成は、活動消費カロリー表示モードの場合と同様のため、グラフ60の横軸の構成についての説明を省略する。
【0057】
グラフ60の縦軸は、単位測定範囲を示す目盛により複数に区分されている。ここでは、単位測定範囲として目盛毎に所定の歩数の範囲が設定されている。また、1つのグラフ表示セグメント61により単位測定範囲が示される。すなわち、グラフ60の縦軸には、所定の歩数の範囲を単位測定範囲とするグラフ表示セグメント61が6行分にわたり設けられている。
【0058】
ここで、各目盛について次のように定義する。
縦軸において最も下段に位置する目盛を「最下段目盛」とする。また、縦軸において最も上段に位置する目盛を「最上段目盛」とする。また、最下段目盛と最上段目盛との間の目盛を「中間目盛」とする。また、1列の目盛が表示することのできる歩数の数値の範囲を「目盛表示範囲」とする。
【0059】
最下段目盛の単位測定範囲は、中間目盛の単位測定範囲よりも大きい。中間目盛の各目盛の単位測定範囲はそれぞれ等しい。最上段目盛の単位測定範囲は、最下段目盛および中間目盛の単位測定範囲よりも大きい。
【0060】
縦軸の各目盛が示す歩数の範囲は連続している。また、最下段目盛から最上段目盛に向かうにつれて各目盛が示す歩数の範囲が増大する。縦軸の各目盛は具体的には以下の(a)〜(f)の歩数の範囲を示している。
【0061】
なお、以下の歩数の各閾値ZA〜ZFは「ZA<ZB<ZC<ZD<ZE<ZF」の関係を有している。また、ここでは最下段目盛を基準として最下段目盛から最上段目盛に向かうにつれて目盛の番号が大きくなるように各目盛に番号が付されている。
【0062】
各列の歩数の単位測定範囲は以下のように設定されている。
(a)1番目の目盛は「0歩よりも大きくかつZA歩未満」を示す。
(b)2番目の目盛は「ZA歩以上かつZB歩未満」を示す。
(c)3番目の目盛は「ZB歩以上かつZC歩未満」を示す。
(d)4番目の目盛は「ZC歩以上かつZD歩未満」を示す。
(e)5番目の目盛は「ZD歩以上かつZE歩未満」を示す。
(f)6番目の目盛は「ZE歩以上かつZF歩未満」を示す。
【0063】
上記のとおり目盛表示範囲が設定されていることにより、1列の目盛による歩数の目盛表示範囲は、「0歩より大きくかつZF歩未満の範囲」の範囲となる。なお、閾値ZFは「歩数閾値」に相当する。
【0064】
図3(b)のグラフ60の表示態様について説明する。
任意の単位測定時間において歩数の測定結果が得られているとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において歩数の測定結果に対応する個数にわたり点灯する。
【0065】
例えば、「06:00:00」〜「06:59:59」の時間帯における歩数の測定結果として「WA歩」(ZA≦WA<ZB)が得られているとき、横軸において「06:00:00」〜「06:59:59」の時間帯に対応する列の目盛が縦軸において2個にわたり点灯する。
【0066】
また、任意の単位測定時間において歩数の測定結果が「0歩よりも大きくかつZA歩未満」のとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において1つだけ点灯する。
【0067】
例えば、「11:00:00」〜「11:59:59」の時間帯に歩数の測定結果として「WB歩」(WB<ZA)が得られているとき、横軸において「11:00:00」〜「11:59:59」の時間帯に対応する列の目盛が縦軸において1つだけ点灯する。
【0068】
また、任意の単位測定時間において歩数の測定結果が「ZFkcal以上」のとき、横軸において同単位測定時間に対応する列の目盛が縦軸において全て点灯し、かつ同列の目盛が一定の周期で点滅する。
【0069】
例えば、「07:00:00」〜「07:59:59」の時間帯に歩数の測定結果として「WCkcal」(WC≧ZF)が得られているとき、横軸において「19:00:00」〜「19:59:59」に対応する列の目盛が縦軸において全て点灯し、かつ同列の目盛が一定の周期で点滅する。
【0070】
(実施形態の効果)
本実施形態の活動量計1によれば以下の効果が得られる。
(1)活動量計1の表示部30にはグラフ60が表示される。この構成によれば、グラフ60により単位測定時間毎の活動消費カロリーおよび歩数が表示されるため、測定情報および測定期間の関係をユーザーに提供することができる。またユーザーは、活動消費カロリーおよび歩数が多い時間帯を容易に認識することができる。
【0071】
(2)活動量計1においては、測定結果としての活動消費カロリーが縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、対応する列の目盛が全て点灯し、かつ同目盛が点滅する。この構成によれば、ユーザーは活動消費カロリーが多い時間帯を容易に認識することができる。また、測定結果としての活動消費カロリーがグラフ60の目盛表示範囲の上限値以上の値であることを容易に認識することができる。
【0072】
(3)活動量計1においては、測定結果としての歩数が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、対応する列の目盛が全て点灯し、かつ同目盛が点滅する。この構成によれば、ユーザーは歩数が多い時間帯を容易に認識することができる。また、測定結果としての歩数がグラフ60の目盛表示範囲の上限値以上の値であることを容易に認識することができる。
【0073】
(4)活動消費カロリーおよび歩数の測定結果は、体重および体脂肪等の測定結果と比較して、単位測定時間毎の値の変化が大きいため、グラフ60の縦軸の目盛表示範囲の上限値を上回る可能性が高い。すなわち、測定結果がグラフ60の目盛表示範囲を超えているにもかかわらず、ユーザーがそのことを認識できない状況が生じる可能性が高い。
【0074】
この点、活動量計1においては上記(2)または(3)に記載のとおり、グラフ60の目盛を点滅させる構成が採用されているため、測定結果がグラフ60の目盛表示範囲を超えていることをユーザーに適切に認識させることができる。
【0075】
(第2実施形態)
本実施形態の活動量計1は、第1実施形態の活動量計1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態の活動量計1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
【0076】
第1実施形態の活動量計1では、グラフ60の目盛表示範囲が固定されている。これに対して本実施形態の活動量計1では、ユーザーの情報としての体重に応じてすなわち、図1の本体10に入力された体重(入力体重SW)に応じて目盛表示範囲を変更している。
【0077】
図4を参照して、入力体重SWに基づく目盛表示範囲の変更態様について説明する。なお、歩数の目盛表示範囲の変更も同様の態様で行なわれるため、歩数の目盛表示範囲の変更についての説明を省略する。
【0078】
図4において、表示目盛の軸の「1」〜「6」は、単位測定時間の活動消費カロリーが「1」〜「6」のそれぞれの行に対応する単位測定時間のいずれかに含まれるとき、対応する番号の目盛が点灯することを示している。また、表示目盛の軸の「点滅」は、単位測定時間の活動消費カロリーが「点滅」の行に対応する単位測定範囲に含まれるとき、対応する目盛の列が点滅することを示している。
【0079】
入力体重SWには以下の第1〜第4体重領域が設定されている。
(a)第1体重領域はX1kg未満の体重を含む領域を示す。
(b)第2体重領域はX1kg以上かつX2kg未満の体重を含む領域を示す。
(c)第3体重領域はX2kg以上かつX3kg未満の体重を含む領域を示す。
(d)第4体重領域はX3kg以上の体重を含む領域を示す。
【0080】
目盛表示範囲は体重領域毎に設定されている。同じ番号の目盛についての目盛表示範囲は、体重が大きい体重領域となるにつれて大きくなる。このため、同一の番号の目盛が示す活動消費カロリーの上限および下限は体重領域毎に異なる。
【0081】
各目盛の単位測定範囲の関係を以下に示す。
(a)1番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(b)2番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(c)3番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(d)4番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(e)5番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(f)6番目の目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(g)点滅の行に対応する目盛の単位測定範囲は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
【0082】
各目盛の上限値の関係を以下に示す。
(a)1番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(b)2番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(c)3番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(d)4番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(e)5番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(f)6番目の目盛の上限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
【0083】
各目盛の下限値の関係を以下に示す。
(a)1番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(b)2番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(c)3番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(d)4番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(e)5番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(f)6番目の目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
(g)点滅の行に対応する目盛の下限値は「第1体重領域<第2体重領域<第3体重領域<第4体重領域」の関係に設定されている。
【0084】
目盛表示範囲の設定は次のように行なわれる。
(A)入力体重SWが第1体重領域に属するとき、各目盛についての目盛表示範囲として図4の第1体重領域の範囲が設定される。すなわち、各目盛についての目盛表示範囲として閾値A1〜A7が選択される。
【0085】
(B)入力体重SWが第2体重領域に属するとき、各目盛についての目盛表示範囲として図4の第2体重領域の範囲が設定される。すなわち、各目盛についての目盛表示範囲を定める閾値として閾値B1〜B7が選択される。
【0086】
(C)入力体重SWが第3体重領域に属するとき、各目盛についての目盛表示範囲として図4の第3体重領域の範囲が設定される。すなわち、各目盛についての目盛表示範囲として閾値C1〜C7が選択される。
【0087】
(D)入力体重SWが第4体重領域に属するとき、各目盛についての目盛表示範囲として図4の第4体重領域の範囲が設定される。すなわち、各目盛についての目盛表示範囲として閾値D1〜D7が選択される。
【0088】
(実施形態の効果)
本実施形態の活動量計1によれば、第1実施形態の活動量計1の(1)〜(4)の効果に加え、以下の(5)の効果が得られる。
【0089】
(5)体重が多いユーザーは、体重が少ないユーザーと比較して同じ運動量のときの活動消費カロリーが高くなる傾向にある。このため、グラフ60の各列の目盛表示範囲がユーザーの体重にかかわらず一律に同じ範囲が設定されている場合、体重が多いユーザーの測定結果がグラフ60の目盛表示範囲の上限を超える頻度が高くなる。
【0090】
活動量計1においては、入力体重SWに応じて目盛表示範囲が変更され、かつ入力体重SWが大きくなるにつれて同範囲が大きく設定される。この構成によれば、体重が多いユーザーの測定結果がグラフ60の目盛表示範囲の上限を超える頻度が少なくなる。
【0091】
(第3実施形態)
本実施形態の活動量計1は、第1実施形態の活動量計1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態の活動量計1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
【0092】
第1実施形態の活動量計1では、単位測定時間毎の活動消費カロリーがXFkcal以上のとき、同単位測定時間に対応する列の目盛を点滅させる。これに対して本実施形態の活動量計1では、単位測定時間毎の活動消費カロリーがXFkcal以上のとき、グラフ60の最下段目盛を間引いて測定結果を表示する。
【0093】
図5を参照して、グラフ60の表示態様の詳細について説明する。なお、ここでは活動消費カロリーが表示される場合の例が示されているが、歩数についても同様の態様で表示が行なわれるため、歩数の表示についての説明を省略する。
【0094】
図5(a)に示されるように、「14:00:00」〜「14:59:59」の時間帯の活動消費カロリーの測定結果がXFkcal以上となる状況を想定する。このとき、XFkcal以上の測定結果に相当する分は目盛により表示されない。
【0095】
図5(b)に示されるように、グラフ60の横軸の全体にわたり最下段目盛が間引かれる。すなわち、最下段目盛の目盛表示範囲が2番目の目盛の目盛表示範囲に置換される。また、2番目〜5番目の目盛の目盛表示範囲も同様にそれぞれ1段上の目盛の目盛表示範囲に置換される。また、6番目の目盛の目盛表示範囲として新たに「XFkcal以上かつXGkcal未満」の範囲が設定される。
【0096】
閾値XGは、閾値XFよりも大きい値として予め設定されている。また、6番目の目盛についての目盛表示範囲の上限値と下限値との差は、1番目から5番目の各目盛についての目盛表示範囲の上限値と下限値との差と同じ大きさとなる。
【0097】
上記のように目盛表示範囲が1段繰り下げられ、かつ最上段目盛の目盛表示範囲としてそれまでの最上段目盛の目盛表示範囲よりも含まれる活動消費カロリーの量が大きい範囲が設定されることにより、該当する目盛の列の上限値がそれまでの上限値よりも大きい値に更新される。
【0098】
図5(c)に示されるように、「15:00:00」〜「15:59:59」の時間帯の活動消費カロリーの測定結果がXGkcal以上となる状況を想定する。このとき、XGkcal以上の測定結果に相当する分は目盛により表示されない。
【0099】
図5(d)に示されるように、グラフ60の横軸の全体にわたり最下段目盛が間引かれる。すなわち、最下段目盛の目盛表示範囲が2番目の目盛の目盛表示範囲に置換される。また、2番目〜5番目の目盛の目盛表示範囲も同様にそれぞれ1段上の目盛の目盛表示範囲に置換される。また、6番目の目盛の目盛表示範囲として新たに「XGkcal以上かつXHkcal未満」の範囲が設定される。
【0100】
閾値XHは、閾値XGよりも大きい値として予め設定されている。また、6番目の目盛についての目盛表示範囲の上限値と下限値との差は、1番目から5番目の各目盛についての目盛表示範囲の上限値と下限値との差と同じ大きさとなる。
【0101】
そして、上記以降の時間帯においても測定結果が同時間帯に対応する目盛の列の上限値以上となる状況が生じたとき、図5(b)および図5(d)に示される態様と同様の態様で最下段目盛を間引く処理が行なわれる。なお、閾値XGおよび閾値XHは「所定範囲の上限値」および「目盛表示範囲の上限値」に相当する。
【0102】
(実施形態の効果)
本実施形態の活動量計1によれば、第1実施形態の活動量計1の(1)〜(3)の効果に加えて、以下の(6)の効果が得られる。
【0103】
(6)活動量計1においては、単位測定時間毎の活動消費カロリーがXFkcal以上のとき、グラフ60の最下段目盛を間引いて測定結果を表示する。この構成によれば、最下段目盛を間引く処理を行なう前の状態において、目盛の列の上限値を上回る分の測定結果すなわち目盛により表示されない分の測定結果を目盛により表示することができる。
【0104】
(第4実施形態)
本実施形態の活動量計1は、第2実施形態の活動量計1の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第2実施形態の活動量計1と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
【0105】
第2実施形態の活動量計1では、ユーザーの情報としての入力体重SWに応じて目盛表示範囲を設定している。これに対して、本実施形態の活動量計1では、ユーザーの標準的な活動状態としての基準活動状態を予め規定し、この基準活動状態の活動消費カロリー(以下、「活動消費カロリー基準値VX」)をユーザーの情報としての入力性別SS、入力年齢SA、入力身長SH、および入力体重SWに基づいて算出する。そして、活動消費カロリー基準値VXに応じて目盛表示範囲を設定する。
【0106】
基準活動状態は、1時間において第1の活動状態および第2の活動状態が得られることを条件として規定されている。また、第1の活動状態は、第1の運動としての歩行が第1運動時間TAにわたり行なわれることを条件として規定されている。また、第2の活動状態は、第2の運動としての立位が第2運動時間TBにわたり行なわれることを条件として規定されている。
【0107】
このため、活動消費カロリー基準値VXは、ユーザーが1時間において第1運動時間TAにわたり歩行し、かつ第2運動時間TBにわたり立位したときの活動消費カロリーを示すものとなる。なお、第1運動時間TAおよび第2運動時間TBはそれぞれ積算時間として想定されている。
【0108】
活動量計1では、具体的には以下の手順で目盛表示範囲を設定する。
(手順1)入力性別SSおよび入力年齢SAに基づいて基礎代謝基準値KAを算出する。
(手順2)入力身長SHおよび入力体重SWに基づいて体表面積値BAを算出する。
(手順3)基礎代謝基準値KAおよび体表面積値BAに基づいて、1分間当たりの基礎代謝量KBを算出する。なお、基礎代謝量KBは「基準基礎代謝量」に相当する。
(手順4)基礎代謝量KBおよび基準活動状態の運動強度および運動時間に基づいて、活動消費カロリー基準値VXを算出する。
(手順5)活動消費カロリー基準値VXに基づいて目盛表示範囲を設定する。
【0109】
上記各パラメーターの単位を以下に示す。
・基礎代謝基準値KAの単位は、「kcal/m/時」により示される。
・基礎代謝量KBの単位は、「kcal/分」により示される。
・体表面積値BAの単位は、「m」により示される。
・活動消費カロリー基準値VXの単位は、「kcal/時」により示される。
【0110】
上記各パラメーターの具体的な計算方法を以下に示す。
(a)基礎代謝基準値KAは、図6のテーブルに基づいて算出される。
(b)体表面積値BAは、下記式(1)により算出される。
【0111】

BA←0.008883×SW0.444×SH0.663 … (1)

(c)1分間当たりの基礎代謝量KBは、下記式(2)により算出される。
【0112】

KB←KA×BA/60 … (2)

(d)活動消費カロリー基準値VXは、下記式(3)により算出される。
【0113】

VX←RK×MT×KB … (3)

・「RK」は、予め実施された実験等の結果に応じて適合された定数を示す。
・「MT」は、基準活動状態の補正エクササイズを示す。
【0114】
なお、エクササイズは一般に安静状態を含めた運動強度および運動時間の乗算により示される。一方、この活動量計1においては、安静状態を除いた運動強度および運動時間の乗算により示されるパラメーターをエクササイズに類する「補正エクササイズ」として規定している。
【0115】
(e)補正エクササイズは、下記式(4)により算出される。

MT←(MA−1)×TA+(MB−1)×TB … (4)

・「TA」は、第1の運動としての歩行の時間を示す。
・「TB」は、第2の運動としての立位の時間を示す。
・「MA」は、歩行の運動強度としての第1運動強度を示す。
・「MB」は、立位の運動強度としての第2運動強度を示す。
【0116】
活動量計1においては、安静状態を除いたユーザーの活動にともなう消費カロリー(活動消費カロリー)を図3のグラフ60に表示する。このため、安静状態の運動強度に相当する「1METs」を第1運動強度および第2運動強度のそれぞれから減算している。そして、補正後の第1運動強度および第2運動強度にそれぞれの活動状態に対して予め設定された運動時間を乗算し、その結果を加算したものを補正エクササイズとして設定する。
【0117】
(f)上記式(3)および式(4)により活動消費カロリー基準値VXの算出式は下記式(5)により示される。

VX←RK×(MA−1)×TA+(MB−1)×TB×KB … (5)

活動量計1においては、第1の活動状態として歩行が設定されているため、「MA」としては「3METs」が設定されている。また、第2の活動状態として立位が設定されているため、「MB」としては「1.8METs」が設定されている。なお、第2の運動としての時間TBは、「60−TA」により算出される。
【0118】
図7を参照して、目盛表示範囲の設定方法に設定する。
活動消費カロリー基準値VXに基づいて、「1」〜「6」および「点滅」の行に対応する各閾値VA〜VE、すなわち各目盛の目盛表示範囲を設定する。ここでは、縦軸において6個の目盛の中間に位置する3番目および4番目の目盛について、後者の目盛の上限値として活動消費カロリー基準値VXを設定する。そして、この上限値としての活動消費カロリー基準値VXを基準として、4番目の目盛の下限値、ならびに他の目盛の上限値および下限値をそれぞれ設定する。
【0119】
各閾値VA〜VEは以下のように設定されている。
(a)閾値VAは、活動消費カロリー基準値VXの4分の1の値を示す。
(b)閾値VBは、活動消費カロリー基準値VXの2分の1の値を示す。
(c)閾値VCは、活動消費カロリー基準値VXの4分の3の値を示す。
(d)閾値VDは、活動消費カロリー基準値VXの4分の5の値を示す。
(e)閾値VEは、活動消費カロリー基準値VXの2分の3の値を示す。
【0120】
各目盛の活動消費カロリーの単位測定範囲は以下のように設定されている。
(a)1番目の目盛は「0kcalよりも大きくかつVAkcal未満」の範囲を示す。
(b)2番目の目盛は「VAkcal以上かつVBkcal未満」の範囲を示す。
(c)3番目の目盛は「VBkcal以上かつVCkcal未満」の範囲を示す。
(d)4番目の目盛は「VCkcal以上かつVXkcal未満」の範囲を示す。
(e)5番目の目盛は「VXkcal以上かつVDkcal未満」の範囲を示す。
(f)6番目の目盛は「VDkcal以上かつVEkcal未満」の範囲を示す。
(g)点滅の行に対応する目盛表示範囲は「VEkcal以上」を示す。
【0121】
上記のとおり目盛表示範囲が設定されていることにより、6個の目盛により構成される1列の活動消費カロリーの目盛表示範囲は、「0kcalより大きくかつVEkcal未満」の範囲となる。
【0122】
(実施形態の効果)
本実施形態の活動量計1によれば、第1実施形態の活動量計1の(1)〜(4)の効果に加えて、以下の(7)の効果が得られる。
【0123】
(7)活動量計1においては、活動消費カロリー基準値VXに基づいて各目盛の目盛表示範囲が変更される。この構成によれば、ユーザーの基準活動状態を基準として測定結果が目盛により表示されるため、ユーザーの活動状態が多岐にわたる場合においても測定結果が目盛により表示される頻度が高くなる。
【0124】
(その他の実施形態)
本発明の実施態様は、第1〜第4実施形態の内容に限られるものではなく、例えば以下のように変更することもできる。また以下の変形例は第1〜第4実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
【0125】
・第1実施形態(図3)では、測定結果が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、対応する目盛の列を一定の周期で点滅させる処理が行なわれるが、点滅の周期を活動消費カロリーまたは歩数に応じて変更することもできる。その一例として以下の(A)および(B)が挙げられる。
(A)活動消費カロリーまたは歩数が増加するにつれて目盛の点滅周期を短くする。
(B)点滅周期が互いに異なる複数の点滅パターンを予め用意し、活動消費カロリーまたは歩数に応じていずれかの点滅パターンを選択する。
【0126】
・第1実施形態(図3)において、目盛の列が点滅している状態において活動消費カロリーまたは歩数の増加量が所定量以上のとき、さらに以下の(A)および(B)に示される表示処理を行なうこともできる。
(A)最下段目盛を間引いて目盛を表示する。
(B)1つの目盛の目盛表示範囲を大きくする。
【0127】
・第1実施形態(図3)では、測定結果が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上であることを条件に目盛の列を点滅させる処理が行なわれるが、目盛の列を点滅させるための条件を次のように変更することもできる。すなわち、縦軸の目盛表示範囲の上限値よりも小さい所定の閾値を設定し、測定結果がこの閾値以上のときに対応する目盛の列を点滅させることもできる。
【0128】
・第2実施形態(図4)では、目盛表示範囲が入力体重SWに応じて変更されるが、ユーザーの情報としての「年齢」、「性別」、「身長」、「体脂肪率」、および「目標活動消費カロリー」の少なくとも1つに応じて目盛表示範囲を変更することもできる。また、各情報と目盛表示範囲との関係については例えば以下のように設定することができる。
(A)年齢が若くなるにつれて目盛表示範囲を大きくする。
(B)男性の場合の目盛表示範囲を女性の場合の目盛表示範囲よりも大きくする。
(C)身長が高くなるにつれて目盛表示範囲を大きくする。
(D)体脂肪率が大きくなるにつれて目盛表示範囲を大きくする。
(E)目標活動消費カロリーが大きくなるにつれて目盛表示範囲を大きくする。
【0129】
・第2実施形態(図4)では、目盛表示範囲を入力体重SWに応じて変更しているが、操作部12の操作により入力されたユーザーの要求としての目盛表示範囲の設定情報に基づいて、目盛表示範囲の大きさを変更することもできる。
【0130】
・第3実施形態(図5)では、測定結果が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、グラフ60の横軸の全体にわたり最下段目盛が間引かれて測定結果が表示されるが、最下段目盛を間引く条件を次のように変更することもできる。すなわち、縦軸の目盛表示範囲の上限値よりも小さい所定の閾値を設定し、測定結果がこの閾値以上のときに最下段目盛を間引いて測定結果を表示することもできる。
【0131】
・第3実施形態(図5)では、測定結果が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、横軸の全体にわたり最下段目盛が間引かれて測定結果が表示されるが、最下段目盛に加えてさらに少なくとも1つの目盛を間引くこともできる。なお、この場合に追加で間引かれる目盛は下段側から順に選択される。
【0132】
・第3実施形態(図5)では、測定結果が縦軸の目盛表示範囲の上限値以上のとき、横軸の全体にわたり最下段目盛が間引いて測定結果が表示されるが、測定結果が上限値以上のときの測定結果の表示方法はこれに限られない。例えば、目盛表示範囲を大きくすることもできる。また、同目盛表示範囲を大きくする処理の実行後に測定結果が再び上限値以上となるとき、目盛表示範囲をさらに大きくする処理、および目盛の列を点滅させる処理の少なくとも一方を行なうこともできる。
【0133】
・第4実施形態(図7)では、入力性別SS、入力年齢SA、入力身長SH、および入力体重SWに基づいて基礎代謝量KBが算出されるが、基礎代謝量KBの算出方法を次のように変更することもできる。
(A)入力性別SS、入力年齢SA、入力身長SH、および入力体重SWのうちの1つのパラメーターに基づいて基礎代謝量KBを算出する。
(B)入力性別SS、入力年齢SA、入力身長SH、および入力体重SWのうちの2つまたは3つのパラメーターの組み合わせに基づいて基礎代謝量KBを算出する。
【0134】
・第4実施形態(図7)では、第1の活動状態としての歩行および第2の活動状態としての立位に基づいて1時間の基準活動状態が規定されているが、基準活動状態の規定の内容を次のように変更することもできる。
(A)1つの活動状態により1時間の基準活動状態を規定する。
(B)3つ以上の活動状態により1時間の基準活動状態を規定する。
【0135】
なお、上記(A)および(B)においての活動状態としては、例えば立位、歩行、ジョギング、およびデスクワークのなかから選択することができる。また、これ以外の活動状態を含めて選択肢を構成し、そのなかから基準活動状態を規定する活動状態を選択することもできる。
【0136】
・第4実施形態(図7)では、予め設定された第1の活動状態および第2の活動状態により基準活動状態の内容が固定されているが、ユーザーにより基準活動状態の内容を変更することが可能な構成を採用することもできる。この場合の具体的な構成としては、例えば以下の(A)および(B)が挙げられる。
(A)基準活動状態を規定する活動状態の種類、および各活動状態の活動時間の双方を操作部12の操作により入力する。
(B)予め用意された複数の基準活動状態を操作部12の操作により選択する。
【0137】
・第1〜第4実施形態(図2)では、セグメント方式の表示部30が用いられているが、ドットマトリックス方式の表示部を用いることもできる。
・第1〜第4実施形態(図3)では、グラフ60の横軸の単位測定時間が1時間に設定されているが、単位測定時間は1時間に限られない。例えば、単位測定時間として1日または1分を設定することもできる。
【0138】
・第1〜第4実施形態(図3)では、第1区画部分40に活動消費カロリーまたは歩数の積分値が表示され、かつ第2区画部分50にグラフ60が表示されているが、第1区画部分40の表示内容と第2区画部分50の表示内容とを入れ替えることもできる。
【0139】
・第1〜第4実施形態(図3)では、グラフ60の縦軸として活動消費カロリーまたは歩数が設定され、かつグラフ60の横軸として単位測定時間が設定されているが、縦軸の表示内容と横軸の表示内容とを入れ替えることもできる。
【0140】
・第1〜第4実施形態(図2)では、グラフ60の縦軸が6個のグラフ表示セグメント61により構成されているが、縦軸を構成するグラフ表示セグメント61の個数を次のように変更することもできる。
(A1)縦軸のグラフ表示セグメント61の個数を1個〜5個のいずれかに設定する。
(A2)縦軸のグラフ表示セグメント61の個数を7個以上のいずれかに設定する。
【0141】
・第1〜第4実施形態(図2)では、グラフ60の横軸が24個のグラフ表示セグメント61により構成されているが、横軸を構成するグラフ表示セグメント61の個数を次のように変更することもできる。
(B1)横軸のグラフ表示セグメント61の個数を1個〜23個のいずれかに設定する。
(B2)横軸のグラフ表示セグメント61の個数を25個以上のいずれかに設定する。
【0142】
・上記変形例の(A1)と(B1)または(B2)とを組み合わせることもできる。また、(A2)と(B1)または(B2)とを組み合わせることもできる。
・第1〜第3実施形態(図3)では、活動消費カロリーおよび歩数が表示部30に表示されるが、活動消費カロリーを表示する機能を省略することもできる。また、歩数を表示する機能を省略することもできる。
【0143】
・第1〜第3実施形態(図3)では、運動量として活動消費カロリーおよび歩数が表示部30に表示されるが、活動消費カロリーおよび歩数に代えて燃焼脂肪量および運動強度の少なくとも一方を表示することもできる。
【0144】
・第1〜第4実施形態(図1)では、入力情報としてユーザーの情報およびユーザーの要求を入力する機能が操作部12に設けられているが、ユーザーの情報を入力する機能を操作部12から省略することもできる。また、ユーザーの要求を入力する機能を操作部12から省略することもできる。
【0145】
・第1〜第4実施形態(図2)では、消費カロリーとして活動消費カロリーが表示部30に表示されるが、活動消費カロリーに代えて総消費カロリーを表示部30に表示することもできる。総消費カロリーは、運動強度および測定時間に基づいて算出される。
【0146】
・第1〜第4実施形態(図1)では、生体情報測定装置としての活動量計1に対して本発明が適用された一例が示されているが、血圧計および体組成測定装置に対して本発明を適用することもできる。血圧計においては、活動消費カロリーおよび歩数に代えて血圧および脈拍の少なくとも一方を生体情報として測定することができる。また、体組成測定装置においては、活動消費カロリーおよび歩数に代えて体重および体脂肪率の少なくとも一方を生体情報として測定することができる。
【符号の説明】
【0147】
1…活動量計(生体情報測定装置)、10…本体(測定部)、12…操作部(入力部)、30…表示部、40…第1区画部分、50…第2区画部分、60…グラフ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される入力部と、測定情報としての生体情報および運動量の少なくとも一方を測定する測定部と、この測定部により測定された前記測定情報を表示する表示部とを備える生体情報測定装置において、
前記測定部により測定された前記測定情報と測定期間とを対応付けたグラフが表示部に表示されること、
ならびに、前記グラフの前記測定情報の軸において表示することのできる前記測定情報の数値の範囲を目盛表示範囲として、前記入力情報および前記測定情報の少なくとも一方に応じて前記目盛表示範囲が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の生体情報測定装置において、
前記測定情報としての消費カロリーが前記グラフに表示されること、
前記入力情報に応じて基準活動状態の消費カロリーを示す活動消費カロリー基準値が設定されること、
ならびに、前記活動消費カロリー基準値に応じて前記目盛表示範囲が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項3】
請求項2に記載の生体情報測定装置において、
前記入力情報としての年齢および性別および体重および身長の少なくとも1つに応じて基礎代謝を示す基準基礎代謝量が設定されること、
ならびに、前記基準基礎代謝量に応じて前記活動消費カロリー基準値が設定されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の生体情報測定装置において、
前記基準活動状態が予め設定された活動状態により規定されること、
ならびに、前記活動状態に対応する運動強度に応じて前記活動消費カロリー基準値が設定されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項5】
請求項4に記載の生体情報測定装置において、
前記運動強度が前記入力情報に応じて変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項6】
請求項1に記載の生体情報測定装置において、
前記入力情報としての体重に応じて前記目盛表示範囲が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定情報としての消費カロリーが前記グラフに表示されること、
ならびに、予め設定された前記消費カロリーの閾値をカロリー閾値として、前記測定部により測定された前記消費カロリーが前記カロリー閾値以上のとき、前記消費カロリーの軸の前記目盛表示範囲が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記測定情報としての歩数が前記グラフに表示されること、
ならびに、予め設定された前記歩数の閾値を歩数閾値として、前記測定部により測定された前記歩数が前記歩数閾値以上のとき、前記歩数の軸の前記目盛表示範囲が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項9】
入力情報としてのユーザーの情報およびユーザーの要求の少なくとも一方が入力される入力部と、測定情報としての生体情報および運動量の少なくとも一方を測定する測定部と、この測定部により測定された前記測定情報を表示する表示部とを備える生体情報測定装置において、
前記測定部により測定された前記測定情報と測定期間とを対応づけたグラフが表示部に表示されること、
ならびに、前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された所定範囲外のとき、前記グラフの前記測定情報の表示方法が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項10】
請求項9に記載の生体情報測定装置において、
前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された上限値を上回るとき、前記グラフの前記測定情報が点滅すること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項11】
請求項9または10に記載の生体情報測定装置において、
前記測定部により測定された前記測定情報が予め設定された上限値を上回るとき、前記グラフにおいて基準値以下の前記測定情報が間引かれること、
ならびに、前記測定情報が間引かれているとき、前記基準値よりも大きい前記測定情報が前記測定情報の表示領域に表示されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項12】
請求項9〜11のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記グラフの前記測定情報の軸において表示することのできる前記測定情報の数値の範囲を目盛表示範囲として、前記測定部により測定された前記測定情報が前記目盛表示範囲の上限値を上回るとき、前記グラフの前記測定情報の表示方法が変更されること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記表示部としてセグメント方式の表示部が設けられていること
を特徴とする生体情報測定装置。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、
前記表示部に第1区画部分および第2区画部分が設けられていること、
前記測定情報としての運動量の積分値が前記第1区画部分に表示されること、
ならびに、前記グラフが前記第2区画部分に表示されること
を特徴とする生体情報測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−223459(P2012−223459A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95533(P2011−95533)
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)