説明

画像形成装置

【課題】所望の印刷を確実に行えるようにする。
【解決手段】媒体収容部から給紙した媒体に画像を形成する画像形成装置において、特殊媒体を収容する特殊媒体収容部と、前記特殊媒体の収容方向を指定する入力操作を受付ける操作部と、前記操作部により指定された収容方向から給紙された特殊媒体に画像を形成した場合の画像データを生成する確認画像生成部と、前記画像データを出力する出力部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特殊な媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置は、封筒搬送手段により搬送される特殊な媒体としての封筒の収容部の先端を検出する検出手段を設け、フラップを開いた状態でも閉じた状態でも封筒の所定の位置に印刷を行うようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−109492号公報(段落「0012」〜段落「0018」、図1、図6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術においては、予め罫線等のフォームが印刷されているプレプリント用紙や縦長、横長等の印刷方向の書式が特定された媒体等の特殊な媒体に印刷する場合、印刷が開始されてから特殊な媒体の書式等と印刷結果が異なり所望の印刷ができないことに気付き、その印刷を中断したとしても既に印刷が実行され、特殊な媒体を無駄にしてしまうことがあるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、所望の印刷を確実に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのため、本発明は、媒体収容部から給紙した媒体に画像を形成する画像形成装置において、特殊媒体を収容する特殊媒体収容部と、前記特殊媒体の収容方向を指定する入力操作を受付ける操作部と、前記操作部により指定された収容方向から給紙された特殊媒体に画像を形成した場合の画像データを生成する確認画像生成部と、前記画像データを出力する出力部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
このようにした本発明は、所望の印刷を確実に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】第1の実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図
【図2】第1の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャート
【図3】第1の実施例における印刷ジョブデータの構成を示す説明図
【図4】第1の実施例における媒体情報テーブルの構成を示す説明図
【図5】第1の実施例におけるユーザ情報テーブルの構成を示す説明図
【図6】第1の実施例における確認用画像形成処理の流れを示すフローチャート
【図7】第1の実施例における特殊媒体の輪郭画像を示す説明図
【図8】第1の実施例における印刷ジョブ画像を示す説明図
【図9】第1の実施例における印刷結果画像を示す説明図
【図10】第1の実施例における印刷結果画像を示す説明図
【図11】第1の実施例におけるプリンタの状態を示す説明図
【図12】第1の実施例における操作パネルの構成を示す説明図
【図13】第1の実施例における印刷続行確認画面を示す説明図
【図14】第1の実施例における特殊媒体情報登録処理の流れを示すフローチャート
【図15】第1の実施例における媒体種別指定画面を示す説明図
【図16】第1の実施例における媒体収容向き指定画面を示す説明図
【図17】第2の実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図
【図18】第2の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャート
【図19】第2の実施例における特殊媒体の輪郭画像を示す説明図
【図20】第2の実施例における印刷ジョブの回転画像を示す説明図
【図21】第2の実施例における印刷結果画像を示す説明図
【図22】第2の実施例における印刷回転指定画面を示す説明図
【図23】第2の実施例における回転方向指定画面を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
【実施例1】
【0009】
図1は第1の実施例におけるプリンタの構成を示すブロックである。
図1において、1は上位装置としてのPC(Personal Computer)、100は媒体収容部から給紙した媒体に画像を形成する画像形成装置としてのプリンタであり、プリンタ100とPC1とは通信回線2を介して通信可能に接続され、PC1はプリンタ100に印刷を指示する印刷ジョブデータ(印刷指示)を送信する。
【0010】
プリンタ100は、受信した印刷ジョブデータにしたがって媒体収容部に収容された印刷媒体を給紙して搬送し、その印刷媒体に印刷を行う。本実施例では、媒体収容部に収容される印刷媒体を普通紙等の普通媒体および封筒や葉書等の特殊な媒体(以下、「特殊媒体」という。)とし、その普通媒体および特殊媒体に印刷を行うものとして説明する。
プリンタ100は、データ受信部101と、データ編集部102と、指定部104、レイアウト作成部105および画像形成部106からなる制御部103と、操作パネル部107と、エンジン制御部108と、エンジン部109と、第1媒体収容部110と、第2媒体収容部111とを備えている。
【0011】
データ受信部101は、PC1から送信された印刷ジョブデータを受信し、その印刷ジョブデータをメモリ等で構成された受信バッファ120に記憶させ、印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納完了した旨をデータ編集部102へ通知する。
データ編集部102は、データ受信部101から印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納完了した旨の通知を受けると受信バッファ120から印刷ジョブデータを読み出し、印刷ジョブデータの解析を行い、印刷ジョブデータのヘッダ情報よりユーザ印刷情報を取得し、制御部103へ通知する。
制御部103は、指定部104と、レイアウト作成部105と、画像形成部106とを備えている。
【0012】
指定部104は、特殊媒体へ印刷を行う場合、データ編集部102から通知されたユーザ印刷情報に基づいて当該ユーザに確認用の印刷を行う必要があるか否かを判断し、確認用の印刷の必要があればレイアウト作成部105へ確認用の画像形成の指示を通知する。また、指定部104は、確認用の印刷結果が、ユーザが所望する印刷結果であるか否かをユーザに確認させるため、操作パネル部107へ確認指示を通知する。
【0013】
確認画面生成部としてのレイアウト作成部105は、特殊媒体への印刷を行う前に、印刷結果のサンプルをユーザに提供するため、操作パネル部107でユーザにより指定された特殊媒体の収容方向から給紙し、その特殊媒体に画像を形成した場合の確認用の画像データを生成し、生成した確認用の画像データを画像イメージバッファ123に格納し、その旨をエンジン制御部108へ通知する。
画像形成部106は、媒体収容部から給紙した印刷媒体に印刷する画像データを形成し、形成した画像データを画像イメージバッファ123に格納し、その旨をエンジン制御部108へ通知する。
【0014】
操作パネル部107は、入力操作を受付ける操作部としての操作ボタンおよび出力部としてのディスプレイ等の表示部で構成され、指定部104からの通知によりレイアウト作成部105が作成した確認用の印刷結果が、ユーザが所望する結果であるか否かのユーザによる選択入力操作を受付ける。また、操作パネル部107は、第1媒体収容部110に収容した特殊媒体の収容方向(向き)を指定するユーザの設定入力操作を受付ける。なお、入力された第1媒体収容部110に収容した特殊媒体の収容方向(向き)を表す情報は特殊媒体情報122に格納される。
【0015】
エンジン制御部108は、画像イメージバッファ123に格納された画像データを読み出し、エンジン部109へ読み出した画像データの印刷指示を通知する。
エンジン部109は、印刷に用いられる媒体を収容する媒体収容部としての第1媒体収容部110と第2媒体収容部111とを備え、エンジン制御部108の指示により画像データを第1媒体収容部110または第2媒体収容部111から給紙ローラ等の給紙手段で給紙した印刷媒体に印刷する。なお、第1媒体収容部110または第2媒体収容部111に収容された印刷媒体は、給紙手段により所定の方向から給紙され、例えば帯電装置、露光装置、静電潜像担持体、現像装置、転写部等で構成された画像形成ユニットへ搬送され、その画像形成ユニットで画像データに基づいて画像が印刷される。
【0016】
このように画像形成部106は、印刷媒体に印刷する画像データを形成し、その画像データに基づく画像をエンジン制御部108およびエンジン部109を介して印刷出力する出力部として機能する。
第1媒体収容部110は、特殊媒体を収容する特殊媒体収容部であり、第2媒体収容部111は、確認用の印刷に用いる普通媒体を収容する普通媒体収容部である。
ここで、特殊媒体とは、主に封筒、葉書、予めフォームが印刷されているプレプリント紙、OHPシートなどの画像データの印刷方向が定められた印刷媒体をいうものとする。また、普通媒体とは、普通紙等の印刷媒体をいうものとする。
【0017】
受信バッファ120、ユーザ情報121、特殊媒体情報122、および画像イメージバッファ123は、メモリ等で構成された記憶手段であり、受信バッファ120はデータ受信部101が受信した印刷ジョブデータを格納し、ユーザ情報121は特殊媒体を使用したことのあるユーザの情報を特殊媒体毎に格納し、特殊媒体情報122は操作パネル部107でユーザにより選択入力された特殊媒体の設定情報、すなわち第1媒体収容部110に収容した特殊媒体の種別や向きを表す情報を後述する媒体情報テーブルとして格納し、画像イメージバッファ123は印刷に用いられる画像(イメージ)データを格納するものである。
【0018】
このように構成されたプリンタ100は、記憶手段に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しないCPU(Central Processing Unit)等の中央演算処理装置により装置全体の動作が制御され、第1媒体収容部110または第2媒体収容部111から給紙した印刷媒体に画像を印刷する。
【0019】
上述した構成の作用について説明する。
プリンタが行う印刷処理を図2の第1の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図1を参照しながら説明する。
S1:プリンタ100のデータ受信部101は、PC1から印刷指示としての印刷ジョブデータを受信する。
【0020】
S2:データ受信部101は、受信した印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納する。
S3:受信した印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納したデータ受信部101は、印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納した旨をデータ編集部102へ通知(データ編集通知)する。
S4:データ編集部102は、データ受信部101から印刷ジョブデータを受信バッファ120に格納した旨の通知を受けると、受信バッファ120から印刷ジョブデータを読み出し、印刷ジョブデータの編集、解析を開始する。
【0021】
S5:データ編集部102は、印刷ジョブデータのヘッダ情報よりユーザ印刷情報を抽出し、制御部103へ通知する。
ここで、データ編集部102は、例えば図3に示す印刷ジョブデータのヘッダ情報に含まれる情報からユーザ名301、アプリケーション名302、およびファイル名303を抽出し、また印刷ジョブ本体データから印刷媒体の種別(普通媒体または特殊媒体)を表す印刷媒体種別304をユーザ印刷情報として抽出する。
【0022】
S6:制御部103の指定部104は、通知されたユーザ印刷情報の印刷媒体種別が特殊媒体であるか否かの判定を行い、特殊媒体であると判定すると特殊媒体への印刷指示であると判断して処理をS7へ移行し、特殊媒体でないと判定すると普通媒体への通常印刷を行うために処理をS14へ移行する。ここで、指定部104は、通知された印刷媒体種別と図4に示す媒体情報テーブルの選択A402で選択されている種別401とを比較し、通知された印刷媒体種別と一致する種別401が存在する場合、特殊媒体への印刷であると判定する。
【0023】
なお、媒体情報テーブルは特殊媒体情報122に記憶されたものであり、例えば図4に示すように、種別401、選択A402、収納向き403、および選択B404で構成されたものである。種別401は第1媒体収容部110に収容された印刷媒体の種別(例えば、封筒1、葉書1等)、選択A402は種別401の選択状態(例えば、”*”は選択されていることを表す)、収納向き403は図中矢印Aが示す各媒体が給紙される方向(各媒体が第1媒体収容部110に収容されている方向であり、例えば上辺から挿入(給紙)、左辺から挿入(給紙)、右辺から挿入(給紙)、下辺から挿入(給紙)されることを表す)、選択B404は収納向き403の選択状態(例えば、”*”は選択されていることを表す)を表している。図4では種別401が「封筒1」、収納向き403が「上辺から挿入」として選択されていることを示している。
【0024】
S7:特殊媒体への印刷指示であると判断した指定部104は、印刷ジョブデータから抽出したユーザ名301、アプリケーション名302、ファイル名303、および印刷媒体種別304に基づいてユーザ情報121に格納されたユーザ情報テーブルを検索する。
【0025】
ここで、ユーザ情報テーブルとは、以前に、プリンタ100で使用可能な特殊媒体に印刷したことのあるユーザ印刷情報を蓄積したデータベースとしての印刷履歴情報である。このユーザ情報テーブルは、例えば図5に示すように、印刷媒体の種別を示す種別501、ユーザを識別するためのユーザ502、アプリケーションソフトウェアを識別するためのアプリケーション503、ファイル名を識別するためのファイル504が関連付けられてひとつのレコードとして構成され、過去に印刷された印刷ジョブデータのユーザ名301をユーザ502に、アプリケーション名302をアプリケーション503に、ファイル名303をファイル504に、および印刷媒体種別304を種別501に、印刷履歴情報として格納したものである。
【0026】
S8:指定部104は、印刷ジョブデータから抽出したユーザ名301、アプリケーション名302、ファイル名303、および印刷媒体種別304に基づいてユーザ情報121に格納されたユーザ情報テーブルを検索し、印刷媒体種別304と同一の種別501において、ユーザ名301、アプリケーション名302、ファイル名303のすべてがユーザ情報テーブルのユーザ502、アプリケーション503、ファイル504と一致するレコードが存在するか否か比較、判定を行う。
【0027】
指定部104は、一致するレコードが存在する、すなわち過去に印刷されたものと判定すると、確認用印刷は必要ないため処理をS14へ移行し、一致するレコードが存在しない、すなわち初めて印刷されるものであると判定すると、確認用印刷が必要であり、印刷の仕上がりをユーザに確認させるための確認画像形成処理を行うS9へ移行する。
【0028】
S9:レイアウト作成部105は、プリンタ100の第1媒体収容部110に収容されている特殊媒体の種別および給紙される方向を特殊媒体情報122の媒体情報テーブルの種別401および収納向き403(図4参照)から取得し、特殊媒体の輪郭画像イメージデータを生成する。
【0029】
続いて、レイアウト作成部105は、受信バッファ120に格納されている印刷ジョブデータより印刷に使用される画像データを生成し、生成した画像データと特殊媒体の輪郭画像イメージデータとを重ね合わせて印刷確認用の画像データとして画像イメージバッファ123に格納する。
【0030】
ここで、印刷確認用の画像データの形成処理を図6の第1の実施例における確認用画像形成処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図1を参照しながら説明する。
S21:レイアウト作成部105は、媒体情報テーブルから選択されている媒体種別(図4に示す種別401)を取得する。
【0031】
S22:レイアウト作成部105は、媒体情報テーブルから選択されている媒体の向き(図4に示す収納向き403)を取得する。
S23:レイアウト作成部105は、取得した媒体種別および媒体の向きの情報から特殊媒体の輪郭画像イメージデータを生成して画像イメージバッファ123に格納する。この輪郭画像イメージデータは、例えば図7に示すように、特殊媒体130の輪郭を示す輪郭画像イメージデータを生成する。
【0032】
S24:続いて、レイアウト作成部105は、受信バッファ120に格納された印刷ジョブデータを取得して印刷に使用される画像データを生成する。この印刷に使用される画像データは、例えば図8に示すように、印刷ジョブデータに基づいた画像データ131を生成する。
【0033】
レイアウト作成部105は、生成した画像データを特殊媒体の輪郭画像イメージデータに重ね合わせて印刷確認用の画像データとして画像イメージバッファ123に格納する。この印刷確認用の画像データは、例えば図9に示すように、特殊媒体130と印刷ジョブデータに基づいた画像データ131とを重ね合わせたものであり、特殊媒体130が給紙される方向を示す矢印132および給紙する媒体収容部の名称133(例えば、「給紙トレイA」)も加えられたものである。
【0034】
図11は第1の実施例におけるプリンタの状態を示す説明図であり、プリンタ100の第1媒体収容部110としての給紙トレイAに特殊媒体130として「封筒1」が上辺(フラップが設けられた辺)から給紙される向きに収容されている状態を示している。ユーザは、図11に示すように特殊媒体130を第1媒体収容部110に収容したことを、操作パネル107を用いて入力し、図4に示す媒体情報テーブルに予め設定しておくものとする。
【0035】
レイアウト作成部105は、図4に示す媒体情報テーブルに設定されている情報から、例えば第1媒体収容部110に収容されている特殊媒体が「封筒1」であり、かつ上辺から給紙されるように収容されていることを取得し、図7に示すように「封筒1」が上辺から給紙されるように収容されていることを表す特殊媒体の輪郭画像イメージデータを生成する。
一方、ユーザの印刷ジョブデータが、例えば特殊媒体としての「封筒1」の左辺から給紙されるものとして作成された印刷データである場合、図8に示す印刷ジョブデータに基づいた画像データ131となる。
【0036】
レイアウト作成部105は、特殊媒体の輪郭画像イメージデータと印刷ジョブデータに基づいた画像データとを合成して図9に示す印刷確認用の画像データを生成する。この印刷確認用の画像データには、図9に示すように特殊媒体130が給紙される方向を示す矢印132および給紙する媒体収容部の名称133も加えられている。
このようにして、レイアウト作成部105は、操作部107により収容方向が指定された特殊媒体の輪郭画像と上位装置としてのPC1から受けた印刷ジョブデータに基づいて生成した画像とを重ね合わせて印刷確認用の画像データを生成する。
【0037】
なお、図10に示すように、媒体情報テーブルに設定されている特殊媒体が給紙される方向の他に、すべての特殊媒体が給紙され得る方向について、印刷ジョブデータに基づいた画像データがどのように印刷されるかを示すようにしても良い。また、図10に示す印刷確認用の画像データにも特殊媒体130が給紙される方向を示す矢印132および給紙する媒体収容部の名称133が加えられている。
【0038】
図2の説明に戻る。
S10:制御部103は、特殊媒体の輪郭画像イメージデータと印刷ジョブデータに基づいた画像データとを合成した印刷確認用の画像データを普通媒体に印刷する指示をエンジン制御部108へ通知する。制御部103から通知を受けたエンジン制御部108は、エンジン部109へ印刷確認用の画像データを第2媒体収容部111に収容されている印刷媒体(普通媒体)に印刷することを指示する。(印刷指示1)
S11:エンジン部109は、エンジン制御部108から印刷指示を受けると第2媒体収容部111に収容されている印刷媒体を給紙し、その印刷媒体に印刷確認用の画像データに基づく画像を印刷出力する。
【0039】
S12:制御部103は、印刷確認用の画像データの印刷結果が、ユーザが所望する印刷結果となっているか否かの確認をユーザに促すため、操作パネル部107へガイダンス(印刷続行確認画面)を表示し、ユーザの応答としての入力操作を待機する。
【0040】
図13は第1の実施例における印刷続行確認画面を示す説明図であり、印刷続行確認画面は、例えば印刷の続行を確認する旨の文言ならびに印刷を中止する「キャンセル」および印刷を続行する「続行」で構成されたものである。
また、図12は第1の実施例における操作パネルの構成を示す説明図であり、図13に示す印刷続行確認画面は操作パネル部107の表示部1100に表示される。ユーザは、操作パネル部107の選択ボタン1101〜1104を押下して「キャンセル」または「続行」のいずれかにフォーカスを合わせ、決定ボタン1105を押下するものとする。
【0041】
S13:操作パネル部107で印刷を続行する「続行」が選択されると印刷ジョブデータを特殊媒体に印刷する処理を行うためS14へ移行し、印刷を中止する「キャンセル」が選択されると印刷ジョブデータを特殊媒体に印刷することなく、本処理を終了する。
S14:画像形成部106は、受信バッファ120に格納された印刷ジョブデータを取得して印刷に使用される画像データを生成し、生成した画像データを画像イメージバッファ123に格納する。
【0042】
S15:制御部103は、エンジン制御部108へ第1媒体収容部110に収容された特殊媒体に画像イメージバッファ123に格納した画像データを印刷する指示を通知する。エンジン制御部108は画像イメージバッファ123から画像データを取得し、エンジン部109へ第1媒体収容部110に収容された特殊媒体に、取得した画像データを印刷する指示を通知する。(印刷指示2)
S16:画像データを印刷する指示の通知を受けたエンジン部109は、第1媒体収容部110に収容された特殊媒体を給紙し、その特殊媒体に画像データを印刷して本処理を終了する。
【0043】
次に、第1媒体収容部に収容された特殊媒体の情報を図1に示す特殊媒体情報122に登録する特殊媒体情報登録処理を図14の第1の実施例における特殊媒体情報登録処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図1を参照しながら説明する。
【0044】
S31:操作パネル部107の表示部に表示したメニュー画面で特殊媒体情報登録を開始する操作を受け付けると制御部103は、特殊媒体情報122に既に登録されているプリンタ100で印刷可能な特殊媒体の種別を取得する。
S32:制御部103は、操作パネル部107の表示部に取得した特殊媒体の種別を表示し、現在選択されている特殊媒体の種別を反転表示する。
【0045】
図15は第1の実施例における媒体種別指定画面を示す説明図であり、この媒体種別指定画面では、例えば現在選択されている特殊媒体の種別が“*”(アスタリスク1401)でマークされ、また反転表示1402され、現在選択されている特殊媒体の種別が「特殊紙 封筒1サイズ」であることを表している。
【0046】
S33:操作パネル部107は、表示部に表示された現在選択されている特殊媒体の種別を選択するために決定ボタンが押下されたことを検知すると処理をS35へ移行し、決定ボタン以外の選択ボタンが押下されたことを検知すると処理をS34へ移行する。
S34:操作パネル部107は、選択ボタンにより新たに選択された特殊媒体の種別を更新し、現在選択されている特殊媒体の種別を反転表示するため処理をS32へ移行する。
【0047】
S35:制御部103は、操作パネル部107で決定ボタンが押下されたことを検知すると特殊媒体の種別を決定し、図4に示す媒体情報テーブルの選択された特殊媒体の種別401に対応する選択A402に、選択されたことを表す”*”を記録する。
S36:続いて、制御部103は、選択された特殊媒体が第1媒体収容部110に収容されている向き、すなわち特殊媒体が給紙される方向を特殊媒体情報122から取得する。なお、特殊媒体が第1媒体収容部110に収容され得る向きは特殊媒体情報122に既に登録されているものとする。
【0048】
S37:制御部103は、操作パネル部107の表示部に現在選択されている特殊媒体の収納向きを示す媒体収容向き指定画面を表示する。図16は第1の実施例における媒体収容向き指定画面を示す説明図であり、この媒体収容向き指定画面では、上辺から挿入(給紙)されるように特殊媒体が第1媒体収容部110に収納されていることを表している。
【0049】
S38:操作パネル部107の表示部に表示された現在選択されている特殊媒体の収納向きを選択するために操作パネル部107で決定ボタンが押下されたことを検知すると処理をS40へ移行し、決定ボタン以外の選択ボタンが押下されたことを検知すると処理をS39へ移行する。
S39:操作パネル部107は、選択ボタンにより新たに選択された特殊媒体の収納向きを更新し、現在選択されている特殊媒体の収納向きを表示するため処理をS37へ移行する。
【0050】
S40:制御部103は、操作パネル部107で決定ボタンが押下されたことを検知すると特殊媒体の収納向きを決定し、図4に示す媒体情報テーブルの選択された特殊媒体の収納向き403に対応する選択B404に、選択されたことを表す”*”を記録して本処理を終了する。
【0051】
なお、本実施例では、図9および図10に示すように、特殊媒体の輪郭画像イメージデータと印刷ジョブデータに基づいた画像データとを合成した画像データを印刷確認用の画像として普通媒体に印刷(出力)するものとして説明したが、図9および図10に示す画像データに基づく画像を操作パネル部107の表示部(出力部)に表示(出力)してユーザの確認入力を得るようにしても良い。
【0052】
以上説明したように、第1の実施例では、ユーザが初めて特殊媒体に印刷を行う場合、印刷ジョブデータで指定された書式や印刷の向きが、プリンタの媒体収容部に収容されている媒体の種別や収納されている媒体の向きによって実際どのように印刷されるのかを確認するため、特殊媒体に印刷したときの印刷結果を、通常媒体を用いて印刷し、その印刷結果をユーザに確認させてから特殊媒体への印刷を行うようにしたことにより、特殊媒体への無駄な誤印刷を防止することができるという効果が得られる。
【実施例2】
【0053】
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成に、操作パネル部において印刷ジョブデータの回転が選択された場合に、選択された方向へ印刷ジョブデータを回転、すなわち印刷ジョブデータに基づいて生成される画像データが選択された方向へ回転させる回転指示部を設けたものとしている。
【0054】
図17は第2の実施例におけるプリンタの構成を示すブロックである。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図17において、プリンタ100は、データ受信部101と、データ編集部102と、指定部104、レイアウト作成部115、回転指示部112および画像形成部106からなる制御部113と、操作パネル部117と、エンジン制御部108と、エンジン部109と、第1媒体収容部110と、第2媒体収容部111とを備えている。
【0055】
確認画像生成部としてのレイアウト作成部115は、特殊媒体への印刷を行う前に、印刷結果のサンプルをユーザに提供するため、確認用の画像データを形成し、形成した確認用の画像データを画像イメージバッファ123に格納し、その旨をエンジン制御部108へ通知する。
【0056】
制御部113は、指定部104と、レイアウト作成部115と、回転指示部112と、画像形成部106とを備えている。
回転指示部112は、操作パネル部117において印刷ジョブデータの回転が選択された場合に、選択された方向へ印刷ジョブデータを回転、すなわち印刷ジョブデータに基づいて生成される画像データが選択された方向へ回転するように印刷ジョブデータを回転させる指示情報を付加する。
【0057】
操作パネル部117は、指定部104からの通知によりレイアウト作成部115が作成した確認用の印刷結果が、ユーザが所望する結果であるか否かのユーザによる選択入力操作を受付け、また確認用の印刷結果が、ユーザが所望する結果でない場合には印刷ジョブデータの印刷向きを回転させる選択入力操作を受付ける。さらに、操作パネル部117は、第1媒体収容部110に収容した特殊媒体の向きのユーザによる設定入力操作を受付ける。なお、入力された第1媒体収容部110に収容した特殊媒体の向きを表す情報は特殊媒体情報122に格納される。
【0058】
上述した構成の作用について説明する。
プリンタが行う印刷処理を図18の第2の実施例における印刷処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図17を参照しながら説明する。
S51〜S58:図2に示すS1〜S8と同様の処理なのでその説明を省略する。
【0059】
S59:レイアウト作成部115は、プリンタ100の第1媒体収容部110に収容されている特殊媒体の種別および給紙される方向を特殊媒体情報122の媒体情報テーブルの種別401および収納向き403(図4参照)から取得し、特殊媒体の輪郭画像イメージデータを生成する。
【0060】
ここで、レイアウト作成部115は、媒体情報テーブルから選択されている媒体種別(図4に示す種別401)および選択されている媒体の向き(図4に示す収納向き403)を取得し、取得した媒体種別および媒体の向きの情報から特殊媒体の輪郭画像イメージデータを生成して画像イメージバッファ123に格納する。
【0061】
この輪郭画像イメージデータは、例えば図19に示すように、受信バッファ120に格納された印刷ジョブデータの向きを変更することなく印刷した場合に使用される特殊媒体の輪郭を示す輪郭画像イメージデータ140aに加え、印刷ジョブデータを左向きに変更して印刷した場合に使用される特殊媒体の輪郭を示す輪郭画像イメージデータ140b、印刷ジョブデータの上下を反転して印刷した場合に使用される特殊媒体の輪郭を示す輪郭画像イメージデータ140c、印刷ジョブデータを右向きに変更して印刷した場合に使用される特殊媒体の輪郭を示す輪郭画像イメージデータ140dである。
【0062】
続いて、レイアウト作成部115は、受信バッファ120に格納されている印刷ジョブデータより印刷に使用される画像データを生成し、生成した画像データと特殊媒体の輪郭画像イメージデータとを重ね合わせて印刷確認用の画像データとして画像イメージバッファ123に格納する。
【0063】
ここで、印刷に使用される画像データは、例えば図20に示すように、受信バッファ120に格納されている印刷ジョブデータに基づき、印刷ジョブデータの向きを変更しない画像データ141aに加え、印刷ジョブデータを左向きに変更した画像データ141b、印刷ジョブデータの上下を反転した画像データ141c、印刷ジョブデータを右向きに変更した画像データ141dである。
【0064】
また、印刷確認用の画像データは、例えば図21に示すように、特殊媒体の輪郭画像イメージデータ140a〜140dと印刷ジョブデータに基づいた画像データ141a〜141dとをそれぞれ重ね合わせたものである。この印刷確認用の画像データも第1の実施例と同様に、特殊媒体が給紙される方向を示す矢印132および給紙する媒体収容部の名称133(例えば、「給紙トレイA」)が加えられている。
【0065】
図11は第1の実施例におけるプリンタの状態を示す説明図であり、プリンタ100の第1媒体収容部110に特殊媒体130として「封筒1」が上辺(フラップが設けられた辺)から給紙される向きに収容されている状態を示している。ユーザは、図11に示すように特殊媒体130を第1媒体収容部110に収容したことを、操作パネル117を用いて入力し、図4に示す媒体情報テーブルに予め設定しておくものとする。
【0066】
レイアウト作成部115は、図4に示す媒体情報テーブルに設定されている情報から、例えば第1媒体収容部110に収容されている特殊媒体が「封筒1」であり、かつ上辺から給紙されるように収容されていることを取得し、図19に示すように「封筒1」が上辺から給紙されるように収容されていることを表す特殊媒体の輪郭画像イメージデータ140a〜140dを生成する。
一方、ユーザの印刷ジョブデータが、例えば特殊媒体としての「封筒1」の左辺から給紙されるものとして作成された印刷データである場合、図20に示すように画像データ141aおよび印刷ジョブデータに基づき回転させた画像データ141b〜141dとなる。
【0067】
レイアウト作成部115は、特殊媒体の輪郭画像イメージデータ140a〜140dと印刷ジョブデータに基づき回転させた画像データ141a〜141dとを合成して図21に示す印刷確認用の画像データを生成する。
このようにして、確認画像生成部としてのレイアウト作成部115は、特殊媒体の輪郭画像と、回転指示部112が印刷ジョブデータに基づいて生成される画像を回転した画像とを重ね合わせて印刷確認用の画像データを生成する。
【0068】
S60〜S62:図2に示すS10〜S12と同様の処理なのでその説明を省略する。
S63:操作パネル部117で印刷を続行する「続行」が選択されると印刷ジョブデータの印刷向きを変更する処理を行うためS64へ移行し、印刷を中止する「キャンセル」が選択されると印刷ジョブデータを特殊媒体に印刷することなく、本処理を終了する。
S64:制御部113は、印刷ジョブデータの印刷向きを変更する必要があるか否かの確認をユーザに促すため、操作パネル部117へガイダンス(印刷回転確認画面)を表示し、ユーザの応答としての入力操作を待機する。
【0069】
図22は第2の実施例における印刷回転確認画面を示す説明図であり、印刷回転確認画面は、例えば印刷ジョブデータの印刷向きを回転させるか否かを確認する旨の文言ならびに回転を不要とする「いいえ」および回転させる「はい」で構成されたものである。
また、図22に示す印刷回転確認画面は操作パネル部117の表示部に表示される。ユーザは、操作パネル部117の選択ボタン1101〜1104(図12参照)を押下して「いいえ」または「はい」のいずれかにフォーカスを合わせ、決定ボタン1105(図12参照)を押下するものとする。
【0070】
操作パネル部117で印刷ジョブデータの印刷向きを回転させる「はい」が選択されると印刷ジョブデータの印刷向きを回転させる処理を行うためS65へ移行し、印刷ジョブデータの印刷向きを回転させない「いいえ」が選択されると印刷ジョブデータの印刷向きを回転させることなく現在の向きで印刷するため処理をS67へ移行する。
【0071】
S65:制御部113は、印刷ジョブデータの回転方向の選択をユーザに促すため、操作パネル部117へガイダンス(回転方向指定画面)を表示し、ユーザの応答としての入力操作を待機する。
【0072】
図23は第2の実施例における回転方向指定画面を示す説明図であり、この回転方向指定画面は、印刷ジョブデータを左方向へ回転させる指定が選択されていることを表している。
操作パネル部117の表示部に表示された現在選択されている印刷ジョブデータの回転方向を選択するために操作パネル部107で決定ボタンが押下されたことを検知すると処理をS66へ移行し、一方決定ボタン以外の選択ボタンが押下されたことを検知すると印刷ジョブデータの回転方向を上下反転や右方向に更新し、現在選択されている印刷ジョブデータの回転方向を表示し、決定ボタンまたは選択ボタンの押下を待機する。
【0073】
S66:回転指示部112は、S65において操作部117で選択入力された回転方向に基づいて受信バッファ120に格納された印刷ジョブデータを回転させ、画像形成部106は、回転された印刷ジョブデータから印刷に使用される画像データを生成し、生成した画像データを画像イメージバッファ123に格納する。
【0074】
S67:制御部113は、エンジン制御部108へ第1媒体収容部110に収容された特殊媒体に画像イメージバッファ123に格納した画像データを印刷する指示を通知する。エンジン制御部108は画像イメージバッファ123から画像データを取得し、エンジン部109へ第1媒体収容部110に収容された特殊媒体に取得した画像データを印刷する指示を通知する。(印刷指示2)
S68:画像データを印刷する指示の通知を受けたエンジン部109は、第1媒体収容部110に収容された特殊媒体を給紙し、その特殊媒体に画像データを印刷して本処理を終了する。
【0075】
なお、第1媒体収容部に収容された特殊媒体の情報を図17に示す特殊媒体情報122に登録する特殊媒体情報登録処理は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
【0076】
以上説明したように、第2の実施例では、ユーザが初めて特殊媒体に印刷を行う場合、印刷ジョブデータで指定された書式や印刷の向きが、プリンタの媒体収容部に収容されている媒体の種別や収納されている媒体の向きによって実際どのように印刷されるのかを確認するため、収容されている特殊媒体の向きに対して上下左右に印刷ジョブデータを回転させて印刷したときの印刷結果を、通常媒体を用いて印刷し、その印刷結果をユーザに確認させてから特殊媒体への印刷を行うようにしたことにより、特殊媒体が媒体収容部に収容された向きに合致した向きで印刷を行うことができるようになり、特殊媒体への無駄な誤印刷を防止することができるという効果が得られる。
【0077】
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られることなく、画像形成装置を複合機(MFP)等の複数の媒体収容部を備えた装置としても良い。
【符号の説明】
【0078】
1 PC
2 通信回線
100 プリンタ
101 データ受信部
102 データ編集部
103、113 制御部
104 指定部
105、115 レイアウト作成部
106 画像形成部
107、117 操作パネル部
108 エンジン制御部
109 エンジン部
110 第1媒体収容部
111 第2媒体収容部
112 回転指示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体収容部から給紙した媒体に画像を形成する画像形成装置において、
特殊媒体を収容する特殊媒体収容部と、
前記特殊媒体の収容方向を指定する入力操作を受付ける操作部と、
前記操作部により指定された収容方向から給紙された特殊媒体に画像を形成した場合の画像データを生成する確認画像生成部と、
前記画像データを出力する出力部とを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
普通媒体を収容する普通媒体収容部を有し、
前記出力部は、前記画像データに基づく画像を前記普通媒体に形成する画像形成部であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記出力部は、前記画像データに基づく画像を表示する表示部であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記確認画像生成部は、前記操作部により収容方向が指定された特殊媒体の輪郭画像と上位装置から受けた印刷指示に基づいて生成した画像とを重ね合わせて前記画像データを生成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像形成装置において、
前記印刷指示に基づいて生成される画像を回転させる回転指示部を有し、
前記確認画像生成部は、前記輪郭画像と、前記回転指示部が前記印刷指示に基づいて生成される画像を回転した画像とを重ね合わせて前記画像データを生成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置において、
前記操作部は、前記回転指示部が前記画像を回転する方向を指定する入力操作を受付け、
前記操作部で入力された回転方向にしたがって前記回転指示部が回転した前記画像を前記特殊媒体に形成することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2013−7894(P2013−7894A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−140496(P2011−140496)
【出願日】平成23年6月24日(2011.6.24)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】