説明

画像表示方法および装置

本発明は画像表示方法および装置に関する。筐体内に決められた数の画像からなる画像チェーン(一連の画像)が収納される。画像は表示エリア内に位置合わせすることによって表示される。画像は画像数に相応する決められたステップ数で表示される。制御手段は画像の一つを位置合わせして表示する目的で駆動手段をオンとオフに切り替える。本発明の画像表示方法および装置は、画像チェーンの始点近くのポジションから画像チェーンの終点近くのポジションまで画像チェーンを移動させることによって決定されたパラメータに基づいてステップを決定することを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像を表示するための画像表示方法に関する。表示される画像の数は変化することが可能である。本発明による画像表示方法は、一連の決められた数の画像からなる画像チェーンを提供するステップと、一度に一つの画像を表示するための表示エリアを提供するステップと、前記表示エリア内で前記画像チェーンを移動させて1つの画像を前記表示エリア内に位置合わせすることによって画像を表示するステップとを含む。画像の表示は、好ましくは決められた数のステップを実行することによって繰り返される。この際、決められたステップ数は画像チェーン内の画像数に相応する。本発明は画像表示装置も提供する。
【背景技術】
【0002】
画像を表示する技術はよく知られている。画像表示装置は広告を表示するために使用される。ライトボックスが利用できる。複数の画像、ポスタその他が互いに連結され、画像チェーン(chain of images)を形成する。これらの画像は1つずつ表示することができる。様々な異なる連結技術が使用できる。
【0003】
画像は、その画像を表示エリア(多くの場合、筐体内のウィンドウ)内に移動させ、そこでそれを静止させることにより、公衆に表示することができる。所定の時間(可変または固定)が経過した後、画像チェーンは更に進められ、表示されていた画像は視界/ウィンドウから消え、新たな画像(つまり次の画像)が表示エリア内に移動し、そこに保持される。このようにして、画像チェーンの複数の異なるまたは選択肢として同じ画像が表示できる。
【0004】
画像/ポスタは長方形をしていることが知られている。しかしながら、画像は直角にカットされないために画像は長方形をしていないことが従来技術のスクローリング機構に特徴的であることが見出されている。画像を表示するために画像が一連の画像(画像シーケンス)に連結されるとき、互いに完全に直角をなしていない画像からなるシーケンスが形成される。
【0005】
従来技術によれば、画像には、各画像上に配置されたマーカ(marker)、例えばステッカ(sticker)、が提供される。マーカは検出可能である。検出手段がこの目的のために存在する。この検出手段は表示エリア内に設置され、表示エリア内に表示されなければならない画像に向けられている。画像チェーンが移動する間、検出手段はマーカが検出されるまで画像をスキャン(走査)する。マーカが検出されると画像チェーンの動きが停止される。ステッカは画像が表示エリアの中央で止まるように配置される。マーキングは画像を表示エリア内に位置合わせする。
【0006】
ポスタを表示エリア内に位置合わせする装置は米国特許出願公開第2002/0018055号明細書に開示されている。備え付けのキャリアを巻き取り巻き戻すために2つのロールが使用される。このキャリアは既知の長さを持つ。表示エリア内に位置合わせされなければならないポスタはこのキャリア上に配置することができる。開示された明細書が特に示すところによれば、配置された各ポスタ上にマーカが使用される。マーカの位置は表示エリア内に設置されたセンサを用いて読み取ることが可能である。
【0007】
画像チェーンは複数の画像からなる。本発明の実施の一形態によれば、本発明はランダムな数の画像からなる画像チェーンを対象とする。これらの画像は置き換えが可能である。また、追加の画像を画像チェーンに組み込むことによって、後で画像を追加することができる。従って画像数は可変である。
【0008】
従来技術によれば、マーカ、ステッカまたは磁気ストリップ(magnetic strip)の配置は手作業で行われ、このため大きな労力がかかる。これは画像が置き換えられたり、追加されたときにしばしば起こる。加えて、斯かるマーカは、特にライトボックスの中では、温度が上昇した結果、接着が緩む可能性があるため、剥離する可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、特にその全長が絶えず変化する画像チェーンの場合に、画像の位置合わせ(ポジショニング)が低コストで確実に行える方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決するための1つの手段として、画像チェーン(chain of images)内の画像の数に対応する決められたステップ数が画像チェーンの長さに関係するパラメータに基づいて計算される方法を提供する。画像チェーンのパラメータは好ましくは画像チェーンの始点(start)近くのポジションから終点(end)近くのポジションまでの画像チェーンの移動(量)によって決定される。画像チェーンの長さに比例するパラメータがこれにより取得することが可能であり、画像チェーンの長さはそのチェーンに含まれる画像の数に依存する。このパラメータは画像数に依存する。一方の第1エンド近くのポジションから他方の第2エンド近くのポジションまでの画像チェーンの移動とそれに伴う測定は好ましくは、本方法が開始された後、例えば画像が変更された後に好ましくは実行される初期化のコンポーネントである。当業者であれば、斯かる機能に適合するパラメータを決定する様々な方法を適用することが可能であろう。
【0011】
画像数の計算は、従来技術、特に米国特許出願公開第2002/0018055号からは知られていない。従来技術では、全ての画像がマーカを有する。これは画像が表示されたときに目にすることができる。画像数の計算は既知の従来技術では重要ではない。備え付けキャリアを使用するコンテクストでは画像チェーンの長さは常に同じでもある。
【0012】
本方法の1つの態様によれば、前記パラメータを、例えばメモリに格納された、1つまたは複数の予め決められた値と比較することが可能である。それにより、いくつの画像が画像チェーンに含まれているかを特定することが可能である。画像数は本発明によればこうして初期化によって決定できることから、画像を表示する方法を実行し、表示エリア内に画像を逐次表示することが可能である。パラメータの比較は格納された値のテーブルとの比較を通じて実行することができる。
【0013】
ステップ数の計算は好ましくは、決定されたパラメータを既定の画像長値(image length value)と比較することからなる。この画像長値は画像チェーン内のポスタの長さに関係している。前記パラメータは例えば、1画像の長さに相応する、例えばメモリに格納された第2のパラメータで割り算される。この画像長値は事前に決定しておくことができる。
【0014】
画像チェーンの長さに関係するパラメータは画像チェーン全体が表示エリアを通り抜けるのに要する時間を測定することによって決定することができる。この態様による初期化において、移動(画像チェーンの進行)はステップワイズにではなく連続的に実行されなければならない。加えて、画像チェーンの移動もしくはスクローリングに使用される駆動は実質的に線形であることが好ましい。これらの要件が満足されたとき、その時間は画像チェーン内の画像数を決定するためのパラメータとして用いることができる。
【0015】
画像数は広い誤差の範囲内で決定することができることに言及する。
【0016】
表示エリアのフォーマットは好ましくは画像のサイズに対応する。画像は好ましくはウィンドウ全体に拡がる。
【0017】
画像チェーン上に1つ以上のマーキングが好ましくは画像チェーンのエンドの1つまたは画像チェーンの両方のエンド近くに提供される。本方法は画像チェーン上に配置されたマーキングを検出するステップを更に含む。両方のエンド近くに1つのマーキングを検出したときは画像チェーンが少なくともマーキング間を移動したことが保証される。マーキングは好ましくは画像チェーン上にそのエンド近くに配置される。
【0018】
好ましい態様によれば、画像チェーンは2つの開始ストリップ(先頭ストリップと最後尾ストリップ)とこれらのストリップの間の1つまたは複数の画像とによって形成される。開始ストリップは画像チェーンをその上に巻くことができるロール(roll)に接続される。開始ストリップは好ましくは表示エリアよりも長い。特に、開始ストリップを使えば、画像チェーンが一方から他方へ巻き取られる2つのロールの間の全距離を張ることが可能である。
【0019】
一方または両方の開始ストリップには1つ以上のマーキングが提供できる。マーキングはこれにより1回のみ設置できる。コネクションの形成に複数の保証を与えることができる。個々の画像にマーキングを与える場合とは対照的に、開始ストリップは画像を表示するための画像表示装置の寿命の間は置き換えられない。マーキングは開始ストリップに確実に接続できる。このとき1つ以上の接続技術が使用できる。開始ストリップにマーキングすることで、マーキングの間に配置された全ての画像が初期化の際に表示エリアを通過することが保証される。
【0020】
更なる態様によれば、画像長値は画像チェーン上の2つのマーキングを検出することによって取得され、その画像長値はこれら2つのマーキングの間の画像チェーンの長さに関係している。画像長値はこれにより例えばメモリ素子にハードストア(hard store)される必要はないが、画像チェーンから不定期に、例えば初期化の際に、読み取ることができる。これにより、本発明による方法を制御するために必要とされる電子制御回路が画像のサイズとは無関係に制作され、従ってその制御は異なるデバイスに使用することができるということが更に可能である。
【0021】
ステップ数を計算するため、制御装置はマーキング間の距離を検出し、そこから所望の画像長値(表示エリアのフォーマットに対応する)を計算する。好ましくは一開始ストリップ上にも配置されたマーキングの間の距離は例えば全画像長の1/3または1/4に相応する(釣り合っている)。制御回路がこの検出された距離を画像長値に相応する値に変換することができるような標準またはプロトコルがこの目的のために選択できる。画像長値は次に前記パラメータと比較することができる。加えて、マーキングは、制御装置がこれらのマーキングが画像長値または少なくともそれに相応する値を示すことを目的としていることを認識するように、形成できる、または可測性を有することができる。光学的に検出可能なマーキングの場合、マーキングそれ自体、制御装置が認識するものとして所定の長さを有する。
【0022】
別の態様によれば、マーキングの長さはそれ自体画像長値の尺度である。これにより唯一つのマーキングが画像長値を決定する目的のために必要である。
【0023】
好ましい態様によれば、本発明による方法において画像チェーンのポジションにポジション値が付与される。この態様では、パラメータはマーキングのポジション値の間の差に実質的に等しい。画像チェーンが表示エリアを通り抜けることで表示エリア内に画像を位置合わせするために使用することができる位置的なレイアウトが取得される。初期化の際、特にマーキングが使用される場合、ポジションの差は、ステップ数を計算するため、つまり画像チェーン内のポスタ数を決定するために使用することができる。
【0024】
本方法による計算は更に、決定されたパラメータから、開始ストリップ上のマーキングと画像チェーン上の最初のポスタとの間の画像チェーンの長さに関係する予め決められた補償値(compensation value)を減算することが好ましい。これにより、どのポジションにマーキングが配置されており、どこに最初のポスタが配置されているかが分かる。
【0025】
開始ストリップ上の最初のマーキングが検出されると、制御装置は補償ファクタを用いて最初のポスタの位置を特定することが可能である。補償ファクタの決定は初期化前に行うことができる、または例えば制御手段に接続されたメモリにハードストアすることが可能である。
【0026】
本発明は好ましくは画像チェーンを一方のロールから他方のロールへロールを同時に回転させて巻き取ることによって適用される。スクロール原理が実際こうして得られる。第1のロールはストレージとして使用され、第2のロールは画像チェーンの受取手として使用される。画像は一方のロールから他方のロールへスクロールして搬送することが可能である。表示エリアはロール間に配置される。画像チェーンの移動は逆回しも可能である。
【0027】
1つの選択肢として本願によるその他の態様の方法とは別に適用可能な有利な態様によれば、画像チェーンの長さに関係したパラメータの測定は、測定を開始し、続いて画像チェーンを下部ロールから上部ロールへスクローリングすることによって実行される。画像チェーンに関係しているパラメータの測定は画像チェーンが2つのロールに最大限まで巻かれたときにより正確に行われる。上方に運ばれている画像チェーンは重力の影響でよりきつく巻き上げられることになる。このような画像チェーンの巻き上げはより一貫的に再現することも可能である(再現性が高い)。驚くことに、測定誤差の範囲は、上述したように測定し、巻き上げることによって、10%減らすことできることが分かった。
【0028】
有利な態様によれば、本発明による検出は、検出手段の視野をロールに向け、ロール上に巻かれた画像チェーン上のマーキングを検出することからなる。マーキングの検出はこれにより表示エリア外に移され、従来技術におけるように表示面の照明を妨げることはない。ある特別な態様では、検出方向は画像チェーンが表示エリアを進む方向と同じである。
【0029】
好ましい態様では、画像チェーンの移動はパルスモータ(pulse motor)を用いて実行される。パルスモータによって生成されるパルスは前記のパラメータを決定するために使用、特にカウントされる。パルスモータのパルス、特にパルスモータによって生成されるパルスは、画像チェーンのポジションと、特にこの画像チェーンの長さの尺度(ものさし)である。初期化の際、開始ストリップ上の第1のマーキングから別の開始ストリップ上の別のマーキングまでの移動(量)が、(カウントで)決定された数のパルスからなることが検出されると、この決定されたパルスの数は画像チェーンに含まれる画像の数の尺度であって、それは例えばテーブルとの比較によってその決められた数(画像数)に変換できる。ステップ数を計算するためにパルスで表された画像長値との比較も実行できる。
【0030】
計算は前記のパラメータを決められたステップ数に等しい数の部分に分割することを更に含むことが更に好ましい。これらの部分は各ケースごとに異なるサイズを有する。画像チェーンがその上に巻かれたロールをパルスモータが駆動するという事実が考慮される。この場合、回転速度は、ロールとその上に巻かれた画像チェーンをプラスしたものの半径は増減するために、画像チェーンの移動速度に完全には比例していない。好ましい態様では、次第に減少するパルス数が画像のステップに相応する。このことについては図面を参照して更に説明される。ロールとその上に巻かれた画像チェーンの半径は次第に大きくなることから、より小さな数のパルスで表示エリア内に画像を配置することが可能である。異なる部分のサイズはロールアップファクタ(roll-up factor)を使用して計算することができる。
【0031】
好ましい態様では、計算は部分の形成を含む。n番目の部分は所定の画像長にn*(1−m)を掛けることにより計算される。ここでmは画像チェーンがロールに巻かれたときのその画像チェーンの厚みに関係する所定のロールアップファクタである。従って例えばパルスで表されたステップのサイズは次第に小さくなる。このためロールアップファクタを用いた補正(compensation)が線形関数による近似によって実行される。
【0032】
1つまたは2つのマーカが好ましくは少なくとも1つの開始ストリップ上に配置される。この場合、マーカの長さに基づいて決定されるパラメータまたはマーカ間の距離がこのマーカの付いた開始ストリップがロール上に巻かれたときに測定される。パルスカウンタを用いて測定が行われる場合には、カウントはロールの回転に依存し、パルスカウンタで測定されたパラメータがマーカの長さまたはマーカ間の中間距離で確定されるアーチ角の尺度となる。マーカの長さが固定されているにもかかわらず、またはマーカ間の中間距離が固定されているにもかかわらず、この測定されたアーチ角はロールアップファクタのせいで変化する可能性がある。この変化の度合いはロールアップファクタをより正確に計算するために使用することができる。長い画像チェーンがロール上に巻かれている場合には、マーカの長さに対して、2、3の画像が巻かれた場合よりも、より短いアーチ角が測定される。多数の層がロール上に巻かれるために、ロールの外周は増大し、マーカの長さに対応するアーチ角は減少する。マーカまたはマーカ間の中間距離は画像の長さに関係し、そうでなければ好ましくはその他の開始ストリップ上に配置される。
【0033】
本発明者が決定した他の変数−画像材料の堅さ、巻き上げ速度−は、ポジショニングの精度、特にロールアップファクタに影響を与える。パラメータの初期測定を繰り返し実行することによって、より正確な測定と計算が実行できる。この際、平均化を行うことが好ましい。
【0034】
本発明は画像を表示するための画像表示装置も提供する。本画像表示装置は、画像を表示するための表示エリアが設けられた筐体と、筐体内において表示エリアの一方の側に実質的に平行に配置された2つのロール(roll)であって、画像チェーンの画像が逐次表示エリア内に位置合わせすることができるように画像チェーンをその上に巻き付けることができる(2つの)ロールと、ロールを駆動するための駆動手段と、駆動手段に結合しており画像チェーンに含まれた画像の1つを表示エリア内に1つまたは複数のステップで位置合わせして表示する目的のために駆動手段をオンとオフに切り替えるための制御手段と、を具備する。本発明は、制御手段は画像チェーンの始点近くのポジションから終点近くのポジションまでの画像チェーンの移動(量)に関係したパラメータを決定するように構成されるとともに、制御手段は更に、決定されたパラメータに基づいてステップ数を計算するように構成される、という特徴を有する。これにより制御手段は駆動手段を制御することが可能であり、従って画像チェーンの始点近くのポジションから終点近くのポジションまで画像チェーンを動かし、この際、画像チェーンの長さ、特に画像チェーン内の画像の数、に依存するパラメータを決定し、一度に画像チェーン内の画像の1つを表示エリア内に位置合わせするためにステップ数を計算することができるようにした装置(デバイス)が得られる。画像、例えば10の画像が画像チェーンに含まれているとすると、これら10の画像は正しい操作で表示エリア内に位置合わせされ、所定の期間の間だけ保持(静止)される。ステップ数を計算するため、制御手段は駆動手段を画像チェーンの始点近くの場所から次に終点近くの場所まで駆動する。この際、画像チェーンの長さ、従って画像チェーン内の画像の数に関係するパラメータが決定される。
【0035】
ある特定の態様では、前記のパラメータは画像チェーンの始点から画像チェーンの終点までスクロールするために必要とされる時間である。スクローリングは実質的に連続的な速度で実質的に連続的に行われなければならない。必要な時間をメモリ手段に格納された時間テーブルと比較することにより、制御手段は画像が(そのステップ数で)表示エリア内に位置合わせされなければならないステップ数を決定することができる。
【0036】
更なる態様によれば、制御手段には画像チェーン上に配置されたマーカを検出するための検出手段が結合する。画像チェーン上に配置されたマーカはこれにより例えば本発明の初期化に利用することができる。検出可能なエレメント、例えば磁性を有するエレメントがマーカとして利用可能であり、あるいは選択肢としてストリップその他の検出可能な手段が利用できる。
【0037】
特に有利な態様によれば、少なくとも2つのマーカが画像チェーン上に、特に画像チェーンの両エンド近くに配置される。この場合、パラメータは本発明によればこれら2つの検出可能なマーカの間の画像チェーンの長さに関係している。マーキングは表示エリアの外側、つまり視聴者の視野の外側に配置することができる。あらゆるポスタまたは画像に斯かるマーカが提供されるわけではない。斯かるマーカは好ましくは開始ストリップ(startig strip)上に配置される。
【0038】
好ましい態様によれば制御手段には、画像チェーン内の画像の画像長(1画像の長さ)に関係した画像長値(image length value)のためのメモリ手段が結合する。第1エンド近くのポジションから第2エンド近くのポジションまでの画像チェーンの長さに関係した決定済みパラメータはこのメモリ手段に格納された値と比較することができる。それにより、表示エリア内にそれぞれの画像を位置合わせするために必要なステップ数を決定することが可能である。その計算は好ましくは比較、好ましくは割り算に相当する演算を用いて実行される。
【0039】
駆動手段は好ましくはパルスモータ(pulse motor)である。制御手段は好ましくは、駆動源によって生成されたパルスをカウントするように構成され、画像チェーンのポジションは決定(カウント)されたパルス数と関連付けられる。制御手段は好ましくは更に、それぞれのポジションにおける、特に画像チェーン上に配置されたマーカのポジションにおけるパルス数の差に基づいてパラメータを計算するように構成される。パルスモータを使用することで、駆動源に関係した画像チェーンのポジションのためのカウンタがシンプルな方法で提供される。画像チェーンのポジションを比較するため、第1のポジションと第2のポジションとの間のパルス数がカウントできる。この結果は制御手段によって記録できる。このパルス数は画像チェーンの長さの尺度であり、パラメータの一態様である。好ましい態様では、メモリ手段に格納される画像長値はパルス数に基づく値である。
【0040】
検出手段は好ましくはロールの近傍に配置される。検出手段は好ましくはロールに向いた検出ゾーンを有する。検出手段はこれにより表示エリアから除外され、表示エリアは邪魔のないクリアな状態に保たれる。これはライトボックスが表示エリア内で使用される場合に特に有利である。検出手段のシャドウ効果はこれによりかなりもしくは完全に消滅する。ロール上の検出は当該装置のユーザの視界の外側で行われるという更なる利点を持つ。
【0041】
検出手段は好ましくは、ロール間の(ロールを結ぶ)ラインに実質的に平行な方向において、ロールに向けられる。これにより表示装置の寸法をより小さくすることが可能でありこのため検出手段は容易に筐体内に組み込むことができる。
【0042】
好ましい態様において、画像表示装置は、ロールに巻き付けることができてロール間にある表示エリア内を画像が移動することができる画像チェーンを更に含む。画像はそれぞれ表示エリア内に収まるように置かれ、画像表示装置はそれぞれの画像を一度に一つ表示するようにステップワイズに制御される。
【0043】
画像チェーンは好ましくは2つの開始ストリップとこれらの開始ストリップの間に連続的に配列する複数の画像から構成される。開始ストリップはこれらの画像をロールに繋げる。開始ストリップは画像表示装置の寿命の間は置き換えられることはない。開始ストリップには、マーカ、特に画像チェーンの長さを測るためのマーカを与えることができる。加えて、開始ストリップには画像長(1画像の長さ)または表示エリアのサイズに関係するマーカを与えることができる。
【0044】
好ましい態様では、一方の開始ストリップには1つまたは2つのマーキングが与えられ、それぞれ、長さ、これらの間の中間距離が、検出手段によって検出可能である。この場合、その検出に基づいて制御装置はその検出結果から画像長値を計算または推定することが可能である。この測定は好ましくは、画像チェーンが取り去られる側(unwound側)のロール近くで行われる。
【0045】
別の態様では、検出結果に基づいてローラップファクタが計算または推定できる。この測定は好ましくは画像チェーンを巻き取る側のロール近くで行われる。
【0046】
好ましい態様では、一方の開始ストリップ上に2つのマーキングが配置される。この場合、それらのマーキングの間の中間スペースは例えば画像長の1/3または1/4に相応する。画像長およびマーキング間の中間スペースはパルスモータを用いてパルス数をカウントすることによって測定できる。
【0047】
制御手段に接続されたオフセット値(offset value)のためのメモリ手段が好ましくは提供される。オフセット値のおかげで制御手段は最初のポスタから見たマーキングまたは画像チェーンのエンドのポジションを補正(compensate)することができる。第1のポスタに関するマーカのポジションが分かると、制御手段は、画像チェーンのエンドにある最初のマーカが検出されたときに、メモリ手段に格納されたオフセット値にも基づいて、画像、特に最初の画像、が表示エリア内に表示されるポジションまで駆動源を駆動する。続いてそこから決められた数のステップが実行できる。それぞれの画像で毎回マーキングを測定することはこれにより必要ではなくなった。
【0048】
更なる態様として、補償値(compensation value)のための第2のメモリ手段が制御手段に接続される。制御手段はこれにより画像チェーンの長さに関して線形でないパルスモータによって生成されたパルスの数を補正することが可能である。パルスモータはロールを回転させる。この際、画像チェーンの移動速度はロールとその上に巻かれた画像チェーンの半径に依存する。より多くの画像がロールに巻かれるにつれ、その半径は増大し、移動速度はより大きくなる。このため、より少ない数のパルスで同じ移動速度が得られる。補償値はこれを補正する。
【0049】
この目的のために特に所定のテーブルが使用できる。別の態様では、画像チェーンがより多くの画像(これらの画像はロールに巻かれる)からなる場合に例えば画像長ステップが各ケース毎に例えば1%もしくは固定値だけ減少するアルゴリズムに基づく補償メカニズムが使用される。このロールは制御手段へのパルスを生成するパルスモータによって駆動される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
以下、本発明の実施の最良の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
図1は本発明の実施の一形態による画像表示装置1の斜視図である。画像表示装置1は野外、特に視聴場所に設置することができる。この画像表示装置1を用いて画像の形の異なる広告を通行人に示すことが可能である。
【0052】
画像表示装置1は面4上に土台3を用いて置かれた筐体2を具備する。他の多様な態様も可能である。支持脚上に筐体2を置くことも可能である。直立した壁に筐体2を取り付けることも可能である。当業者にとっては本装置の多様な態様が本発明の範囲内で可能であることは明らかである。
【0053】
実施の一形態によれば、画像表示装置1は互いに隣接して互いの上に配置されることが可能である。この場合、異なる画像が一緒に一つの全体の画像を形成する。
【0054】
筐体2にはウィンドウ(window)5が設けられている。この実施形態ではウィンドウ5は筐体2の凹部である。例えばガラスなどの透明シートがウィンドウ5内にはめ込まれる場合がある。図示された実施形態ではウィンドウ5はウィンドウ5の周囲を縁取るフレーム6を有する。ウィンドウ5は好ましくは長方形であるが、他の形状ももちろん可能である。
【0055】
ウィンドウ5は画像7(本例ではボトルとグラス)がその中に表示される表示エリアを形成する。ボトルとグラスが通行人に表示される。
【0056】
当業者にとっては多様な画像が斯かる表示エリア内に連続的に表示できることは周知である。画像は表示エリア内に次々と進み、表示エリア内に例えば所定のデュレーション(表示継続時間)の間だけ収まる。そのデュレーションは好ましくはプログラム可能である。
【0057】
ロール8、9は筐体内2に内蔵される。ロールは既知の方法で筐体内に取り付けられる。複数の画像が互いに連結した画像チェーン10がロールに巻かれる。ロールはウィンドウ5のどちらか一方の側に配置される。ロールは筐体内に実質的に平行に内蔵される。ロール8、9のシャフト11、12は図2による筐体2の断面に垂直に伸びている。
【0058】
画像チェーン10(図3は3つの画像13〜15からなるチェーンを示している)はロール8、9に巻かれ、一方のロールから他方のロールへと巻き取られることが可能である。ロール8、9は互いにある距離だけ離れて配置されており、ウィンドウ5はロール8、9の間に位置しているので、画像チェーンの一部がウィンドウ5内に見られるように表示エリア内に収まる。通行人は図1に示すようにこの画像を見ることができる。
【0059】
図2は更に、光源16が筐体内に配置されている様子を概略的に示している。光源16は表示エリア内に位置する画像チェーンの画像の裏側に位置する。表示画像は通行人に向けて照明される。
【0060】
本発明によれば、画像チェーンのそれぞれの画像は画像エリア内に一度に一つだけ表示される。
【0061】
一方または両方のロールには駆動源(drive)20、21が結合している(図4参照)。当業者であればこの駆動源に適した様々なモータに馴染みがあろう。駆動源の使用が推奨される。ロールはベルトで互いに結合させることができる。好ましい実施形態ではトランスミッション(変速装置)が存在する。
【0062】
駆動源は好ましくはパルスカウンタ(pulse counter)を備えたDCモータである。別の実施形態ではビルトインパルスカウンタ(built-in pulse counter)を備えたブラシレスモータ(brushless motor)が使用される。ステッピングモータ(stepping motor)も可能である。駆動源は好ましくはパルスモータ(pulse motor)である。駆動されるときパルスモータは所定方向の駆動に対応するパルスを生成する。
【0063】
一方または両方の駆動源は制御手段22に結合している。制御手段22は駆動源をスイッチオン・オフにするように構成されている。制御手段22は駆動源20をスイッチオンにすることができ、それによりロール8が回転し、画像チェーン10が矢印23の方向に進む。駆動源21は好ましくはロール9が自由に回転することを許している。
【0064】
制御手段22は2つの駆動源20、21によってまたは一方の駆動源によって生成されたパルスをカウントすることができる。画像チェーンのポジションに対するレイアウトがこれにより得られる。
【0065】
別の実施形態では駆動源は所定の時間の間だけスイッチオンできる。その時間は画像チェーンのポジションのスケールである。これはしかしながら駆動源の継続性を要求する。
【0066】
図3は画像13乃至15からなる画像チェーン10を概略的に示している。この実施形態では画像チェーン10は2つの開始ストリップ17、18を更に含む。本実施形態において開始ストリップ17、18はそれぞれのロール8、9に繋がれている。図示したように、開始ストリップは好ましくは画像13乃至15の長さよりも長い。このためロール8と9の間の距離を単一の開始ストリップでスパンすることが可能である。特に、開始ストリップ18と画像チェーン13乃至15がロール8に既に巻かれている状態で、開始ストリップ17をロール8に巻くことが可能である。特に、以下において更に説明するように、マーカ25を検出手段28の前方に配置することが可能である。
【0067】
画像はそれぞれ実質的に同じ長さ19を有する。その長さは画像表示装置1のウィンドウ5の長さに相応する。ウィンドウ5の長さが(1つの)画像の全長より短いときが有利である。このため異なった画像の間の連結部(connecting edge)は表示中は通行人に見えないようになっている。
【0068】
好ましい実施形態によれば、画像13乃至15は置き換えが可能である。技術者は例えば鍵を使って筐体2を開けることができる。このとき画像チェーン10内の1つまたは複数の画像は置き換えが可能である、あるいは複数の新しい画像を画像チェーンに挿入することが可能である。画像チェーン内の画像数を例えば8、10、あるいはそれ以上に増やすことが可能である。
【0069】
画像13乃至15は互いに連結させることができる。この目的に適した合理的な連結法を採用することができる。
【0070】
技術者が筐体を再び閉めると、画像チェーンの中に画像/ポスタがどれだけ存在するかは未知である。
【0071】
実施の一形態として、技術者は画像チェーンに含まれる画像の数を制御手段に適切な入力手段を使って入力する(図示されていない)。この入力値はしかしながら特に多数の画像が存在する場合は誤差の影響を受けやすい。
【0072】
本発明による装置および方法は好ましくはそれ自身で画像数を決定し、従ってこれらの画像を表示するためのステップ数を計算によって決定することが好ましくは可能である。特に、表示エリア内に各画像を位置合わせするための位置が計算可能である。
【0073】
第1の実施形態によれば、画像チェーンは駆動源を使って画像チェーンのエンドまで移動することができる。画像チェーンを他方のエンドまで進めるために必要なパルス数をカウントすることが可能である。実施の一形態によれば、このパルス数は例えば120,000という値を採ることがある。
【0074】
画像長19の値はメモリ手段(格納手段)に格納することができる。この値は例えば20,000パルスになることがある。
【0075】
制御手段はデータ、特にカウントされたパルス数とメモリからの値を収集する。画像チェーン内の画像の数は開始ストリップのないこのシンプルな実施形態では6であることは明白である。制御手段は本目的のためにこの決定されたステップ数をメモリに記憶させる。本方法を実行するとき、制御手段はウィンドウ内に画像チェーンの画像を6ステップで位置合わせする。画像チェーンのエンドに達すると画像チェーンの進行方向が逆転される。この際、制御手段はもう一方の駆動源を制御し、異なった画像を6ステップでウィンドウ/ディスプレイ内に位置合わせするようにする。
【0076】
好ましい実施形態では、画像チェーン上、特に開始ストリップ上に、マーキング25および/またはマーキング26および/またはマーキング27が配置される。マーキングはこれにより画像チェーンのエンド近くに配置される。
【0077】
マーキングは概略的に示された検出手段28によって検出することができる。それは光学検出器、磁気的その他の適切な検出手段であることが可能である。
【0078】
開始ストリップは技術者によって置き換えられないのでマーキングは好ましくは開始ストリップに固定される。開始ストリップは好ましくは装置寿命にわたって存在し続け、ロールに固定されたままである。
【0079】
検出手段がマーキング27またはマーキング26を検出すると、マーキング25が検出されるまで画像チェーンを進めることができる。最初のマーキングから二番目のマーキングまでの画像チェーンの移動を実行する目的のため、制御手段は、パルスモータのパルスをカウントし終わり、(本ケースでは)120,000パルスが存在することを特定する。パルス数は画像チェーンの長さに関係したパラメータである。
【0080】
マーキング25と26/27は最初の画像(first images)に直に隣接して配置されていないので画像チェーンのある長さが存在する。長さ29/長さ30は長さ31と共に初期化前段階で決定することができる。長さ29は11,000パルスに相応し、長さ31は9,000パルスに相応することが決定できる。このときマーキング26と25の間の長さは、それらのマーキングと画像シーケンスのそれぞれの最初の画像との間の長さと、画像数個分の長さを足したものに等しい。言及した数字は例に過ぎない。図3は実際の縮尺通りに描かれてはいない。
【0081】
マーキング25/26の間のパルスの数を測定する際、中間スペースに対してカウントされる追加のパルス数が考慮されなければならない。
【0082】
120,000パルスのカウントの中で、20,000パルスは画像の長さの結果でなく、中間スペースの結果である。画像長に対する値が20,000であるとき、この例示的な実施形態では、画像チェーン内に5つの画像が存在することが必要である。
【0083】
マーキングの位置の結果生じる補償値はオフセット値(offset value)に指定することができる。パルスで表されたオフセット値は制御手段に接続されたメモリ手段に格納される。
【0084】
マーキング27は画像チェーンの進行方向にマーキング26よりも長く拡がっている。これにより制御手段はマーキングによって検出されるパルス数をカウントすることによってマーキングを認識できる可能性がある。制御手段はマーキングを区別することが可能である。
【0085】
マーキング26と27の間に中間スペース32が存在する。制御手段はプロトコルに基づいてプログラム可能である。このプロトコルは画像長に相応する値が2つのマーキング26と27の間に示されることを示すものである。このプロトコルはその目的に適したメモリ手段に記憶させることができる。
【0086】
距離32は長さ32に沿って画像チェーン10を進ませるために必要なパルスの数を制御手段が測定することによって測定することができる。制御手段はマーキング27がセンサ28によってこれ以上検出されなくなる瞬間から最大限マーキング26が検出される瞬間までパルス数をカウントすることが可能である。
【0087】
マーキング26とマーキング27の間でカウントされるパルスの数は例えば5、000である。本プロトコルは制御手段によって決定されたパルス数が画像長に相応するパルス数(本ケースでは20,000)の1/4に等しいことを示している。
【0088】
本実施形態では、中間スペース32は画像チェーン10に含められる画像の画像長19の1/4に相応する。
【0089】
画像長の測定値または計算値はメモリに格納することができ、ステップ数/画像数が計算されなければならない時点で検索することができる。加えて、パルス数を一時保存するために揮発性メモリを使用することができる。本実施形態が推奨される理由は、初期化の際に制御手段がマーカ27からマーカ25への移動を実行し、この際、画像長(image length)に対するパルス数を測定/計算するとともに、画像チェーンのエンド(ends)近くのマーキング(markings)の間の中間スペースに対するパルス数を即座に測定し、そのパルス数に対して必要な計算を即座に実行することもできる、という点にある。その必要な計算では画像長に相応する揮発性メモリからの値が使用できる。画像長は初期化の際そのつど測定される。この値のための永久メモリが存在しないという点が有利である。
【0090】
画像長の(不揮発性)記憶が必要ない本実施形態の更に有利な点は寸法が異なる画像に適した異なるウィンドウサイズを持つ異なる画像表示装置で同じ制御手段が適用できるという点にある。これにより制御回路の製造コストが低く抑えられる。
【0091】
開始ストリップ(starting strips)を含む画像チェーンはロール8、9に巻かれるので、画像チェーンの移動量はカウントされたパルスの数と線形関係にはない。
【0092】
このことについて図2を参照して説明する。ロール9を360°回転させると、画像チェーンはロール8を同じ角度だけ回転させたときよりも長い距離移動する。これは画像チェーンの画像が巻き付けられたロール9の半径が相対的に大きい結果である。
【0093】
本発明によれば、この差はロールアップファクタ(roll-up factor)によって補償することができる。ロールアップファクタはこの目的に適したメモリ手段に記憶させることができる。
【0094】
好ましい実施形態では、単純化された補償アルゴリズムが使用される。しかしながら当業者にとっては他の方法も可能であることは明らかである。好ましい実施形態はしかしながらシンプルであり、実験が示しているところによれば、この補正は十分である。
【0095】
ロールアップファクタは好ましくは初期化前段階で測定され、メモリ手段に格納される。ロールアップファクタは例えば1%であることが可能である。この好ましい実施形態では、この結果、最初の画像は、開始ストリップから、メモリから取得されるかまたは中間スペース32を測定することによって測定される画像長に基づくパルス数に相応する長さを有する。
【0096】
画像チェーンが少なくとも第2の画像を持っていると計算される場合、この画像の移動に相応するパルス数は1%だけ減少し、従って19,800(=20,000×0.99)まで減少する。
【0097】
画像チェーンが少なくとも第3の画像を持っていると計算される場合、この画像の移動に相応するパルス数は更に1%だけ減少し、従って19,602(=19,800×0.99)まで減少する。この計算は連続する画像に対して毎回繰り返される。
【0098】
駆動源(drive)は画像が巻かれるロールに結合しているので、ロールに画像チェーンが巻かれるにつれ(巻かれた画像チェーンの分だけ)次第に厚くなり、それに伴ってその半径は増大する。その結果、同じ回転角でより大きな移動が実行される。このため同じ長さの画像はより少ない数のパルスでウィンドウに沿って進められる。
【0099】
この好ましい実施形態によれば次式に従って補償値(compasation)を計算することができる。
パルス数=パルス数出力値*(1−m)
上式においてパルス数出力値(pulse number output values)は測定によって決定される値で画像長に相応する値である。またmはロールアップファクタであり、長さは画像チェーンのn番目の画像の長さである。
【0100】
別の実施形態ではn番目の画像に対するパルス数は次式に従って計算される。
パルス数=パルス数出力値*(1−n*m)
補償値は線形係数と見なされる。本例におけるパルス数は一度に200だけ減少する。
【0101】
本発明による図3の実施形態をパルス数に着目して説明する。パルス数は初期化段階でカウントされる。
【0102】
マーキング27は検出手段28で検出される。制御手段はマーキングを検出するとマーキング27がこれ以上検出されなくなる瞬間からパルスのカウントを開始し、画像チェーンの他方のエンドまでの移動中カウントを継続する。マーキング27はパルス数=0に位置する。
【0103】
次にマーキング26が検出される。このとき画像チェーンは距離32、例えばカウントされた5,000パルスだけ進んでいる。制御手段はこの検出されたパルス数の4倍が画像長に相応するパルス数に等しいことを認識するように構成されている。
【0104】
マーキング26のエンドは例えばパルス数6,000に位置する。
【0105】
画像チェーンの移動は更に継続される。検出手段はマーキング25を検出することになる。マーキング25に到達すると、パルスの総数は例えば107,010に等しい。この数は画像チェーンの長さに相応するパラメータである。既に述べたように、別の実施形態では、時間をパラメータとして用いることができる。
【0106】
制御手段によってメモリ手段から開始ストリップ補償値9,000が検索される。この補償値はマーキング26および25とそれぞれの最初の画像13および15との間の中間スペースを相殺する。図3の実施形態による距離29は例えば7,000パルスであり、距離31は2,000パルスである。例示的な本実施形態では、その補償値はパルス総数から差し引かれる。画像チェーンに含まれる画像の長さは本例では従って98,010パルスである。
【0107】
画像長に相応する値は20,000であるので、制御手段はステップ数への分割の際にパルスのカウント数と計算すべきステップ数を比較するために次の表を使用することが可能である。
【0108】
【表1】

【0109】
ステップ数の決定にはかなりの誤差範囲が存在し得ることが明らかであろう。上記の例では誤差の範囲として±5000パルスが許される。
【0110】
本実施形態では線形係数を用いたロールアップ補償が利用される。最初の画像は20,000パルス長であり、二番目の画像は19,800パルス長であり、三番目の画像は19,600パルス長といった具合である。
【0111】
画像長に対するパルスのカウント数は本例では5つの画像に相応する。制御手段はこのステップ数を推定し、初期化段階が上記のように実行された後、オフセット値がメモリから検索された後に画像を表示することが可能である。
【0112】
オフセット値は最初の画像が表示エリア内に位置合わせされるパルス値を示す値である。オフセット値は初期化前段階において決定することもできる、あるいは継続的に繰り返される初期化前段階において決定することもできる。
【0113】
好ましい実施形態ではマーキング26は検出手段28がマーキング26を検出した瞬間に下部画像13が表示エリア内に収まっているというような好ましい方法で配置される。メモリへの保存は必要ない。この位置合わせの更なる利点は下部画像の表示エリア内における正確で正しいポジションが毎回保証される点にある。ポスタのスクローリングはマーキング26が検出される毎に初期化し直される。斯かる実施形態では、スクローリングはマーキングが検出されるまで毎回行われるので、マーキング26の検出は画像を表示するための方法の必須段階である。例えば5枚のポスタがロールに存在することが決定される。5枚のポスタは最初に最初の方向(13、14、15)に示され、次に二番目の方向(15、14、13)に示される。このサイクルは継続的に繰り返されるが、マーキング26が検出された後はその限りではない。
【0114】
その都度、マーキング26まで進めることによって、スクローリングは調整可能に制御することができる。移動は検出手段28がマーキング26を検出する瞬間にのみ停止される。スクローリング中、画像の連結が部分的に緩んだせいで、あるいは(直角にカットされた)ポスタのロール内の非長方形ポスタのせいで、画像のストリップにシフティングが起こる可能性がある。移動はその都度、マーキング26が検出されるまで行われることから、移動はその都度、同じ開始位置から開始される。この結果、表示エリア内におけるポスタのより信頼性の高い表示が実現される。
【0115】
開始ストリップがロール上に巻かれる好ましい実施形態では、検出手段はマーキング26のエンドに正確に位置付けられる。長さ29は図2において破線で示された距離40に等しい。
【0116】
オフセット値は最初の画像13をウィンドウ/表示エリア内に置くことが可能な画像チェーン/ロールのポジションのパルス数を示している。
【0117】
図2は検出手段28を示している。破線は好ましくは光学的検出手段の視野(視界)を示している。特にレーザスキャナが使用される。
【0118】
検出手段の検出ゾーン/視野はロール8に向けられている。検出されるマーキングは、画像チェーン/開始ストリップ上、特に画像チェーンの既に/まだロール8に巻かれている部分の上に位置している。検出手段はこのように通行人の視野の外側にあり、ウィンドウ内の画像に影を落とすことはない。
【0119】
検出手段は特に、検出方向がロール間の平面に実質的に平行になるような形で配置される。図示した実施形態では、検出手段はロールに巻かれた画像チェーンに向けられており、画像チェーンがロールに約270°巻かれている間に検出が起こる。この配置は装置の寸法決定に有利である。
【0120】
好ましい実施形態では、図3に示すように第2のマーキング35も開始ストリップ17上に配置される。特に、画像チェーン13乃至15と開始ストリップ18がロール8に巻かれているときに、マーキング25と35の間の距離を測定することが可能である。検出手段28で測定される弧状距離はロールアップファクタに関係する局面である。マーカ25、35の間の絶対距離が固定されているにもかかわらず、アーチ角と、対応する測定されたパルスの数は、より数多くの画像13乃至15がロール8に巻かれると減少する。
【0121】
実施の一形態による方法は好ましくは、画像を編成し、続いて初期化を実行することからなる。初期化段階では画像チェーン全体が好ましくは少なくとも2回ロールの間で往復して巻き取られる。これにより、より正確な測定が実行できる。この結果、画像チェーン長の遊びの部分が取り除かれる。更に、画像チェーンに含まれる新たな画像は堅さが弱められる。画像チェーンの長さはこれにより、より正確に測定される。測定は好ましくは画像チェーンを上部ロールに巻き取ることによって行われる。上部ロールへの巻き取りは画像チェーンに対する重力の影響のせいでより正確に行われる。それにより、巻き取り中、画像チェーンはよりきつく巻かれる。
【0122】
実施の一形態におけるスクローラ(scroller)の初期化段階において、ロール全体が開始から終了まで運転される。図3を参照して述べるように、以下の行動が採られる。
・ポスタ17のロングストリップ35とマーカ25との間の距離が測定される。この距離(L)から、推定(estimated)線形オフセットパラメータ(K)だけ減じたものが、全ポスタの推定(estimated)全長である。この長さをロール長Mとする。従って大まかにM=L−Kが成り立つ。
・ポスタ18のロングストリップ32からマーカ26までの距離が測定される。ロングストリップはこの距離が大まかにポスタ長の1/4に等しくなるように配置される。従って、この距離を4倍することにより、近似的なポスタ長がわかる。この近似的なポスタ長をSとする。
・ポスタ18のマーカ26はマーカ26が検出されたときに下部ポスタ13が表示エリア内に大体収まる正しいポジションに来るように配置される。このとき座標系の原点が決定される。
・全ロール長Mを近似的なポスタ長Sで割ることにより、ロール上のポスタ数(最も近い自然数への切り捨て)が決定できる。この数をNと呼ぶ。
・ロール長Mはほとんど正確に決定される。Sはポスタ長の近似値に過ぎなかった。正確なポスタ長を知るため、MはNで割り算される。この正確なポスタ長をTと呼ぶ。従ってT=M/Nが成り立つ。
【0123】
これらの作業の後、スクローラは初期化される。ロールの全長(M)、正しいポスタ数(N)およびポスタ長(T)はいまや正確に分かっている。スクローラは自動スクローリングの準備が整った。
【0124】
初期化の後、一般的なスクローリングが行われる。初期化段階における準備作業のおかげで、自動スクローリングはいまや非常にシンプルになっている。座標pは直交符号器に基づいて継続的にサンプルされる。下向き方向の移動の間にΔパルスが見られる場合、pはΔpだけ増加する。上向き方向の移動の間にΔパルスが見られる場合、pはΔpだけ減少する。
【0125】
パーマネントPはpから座標変換公式を使ってP=p+p/Rのように計算される。
【0126】
Pがポスタ長Tの整数倍である場合、マーカフリーのスクローリングを担うファームウェアにおけるモジュールは移動を制御するモジュールに対してそのポジションで停止するように要求する。
【0127】
システムが所定のポジションで行き詰まると、オーバシュート(overshoot)が測定される可能性がある。システムがポジションT(これはポスタ17)で停止したいと思っているとする。現実にはシステムは少しオーバシュートし、ロールが下方に走っているときはポジションT+ΔTで停止し、ロールが上方に走っているときはポジションT−ΔTで停止する。ΔTはオーバシュート(超過距離)である。オーバシュートの累積平均が追跡される。オーバシュートは2つの回転方向に対して別々に追跡される。実施の一形態によれば、ΔTが可能な限り小さくなるように値Tは各スクロール毎に上書きされる。
【0128】
ポスタ18がマーカに沿って通過する度に原点が較正し直される。これが行われなければ、数時間後に既に数センチメートル程度の誤差を生む可能性のある非常に緩やかなシフトが生じる。測定値は例えば以下の表のようになる。
【0129】
【表2】

【0130】
図5に別の実施形態を示す。複数の仮想センサが示されている。画像ストリップはマーカ51が与えられた開始ストリップ50で始まる。仮想マーカ53が次のポスタ52上に表示される。仮想マーカ55が第2のポスタ54上に表示される。仮想マーカ57が第3のポスタ56上に表示される。これらの仮想マーカは説明の目的で導入されたものであり、本実施形態における実際のマーカではない。
【0131】
図5を参照してロールアップ(roll-up)パラメータ70の計算について説明する。ロールアップパラメータ70は図5に示された公式によって与えられる。この公式は、マーカ51と仮想マーカ53との間の長さである長さL2と、マーカ51と仮想マーカ55との間の長さである長さL3とに依存する。
【0132】
検出手段59(センサ)は下部開始ストリップ上のスモールストリップ51とロングストリップ58との間の距離を測定する。この距離はポスタ長の1/4に相応する。加えて、フラッシュパラメータ(flash parameters)、すなわちロールアップ70とオフセット71、が決定される。これらは異なる画像チェーン構成ごとに異なる。
【0133】
実施の一形態においてL3は初期化前段階で決定される。L3はファームウェアにプログラムされる。別の実施形態ではL3はロール長の測定に基づいて決定される。
【0134】
下部ロールにおけるポスタのワインドアップ(wind-up)特性は本質的に一貫性がないことに更に留意する。2度同じように走らせたときのロール径の差はポジショニングにネガティブな影響を及ぼすのに十分なほど大きい。長さが170cmの4枚のポスタのロール上の1cmの精度を得るためには0.15%の精度が望ましい。システムにおける全ての他のエレメントはこの精度を実現する。パルスカウンタはモータトランスミッションやEM7のパルスカウンタ入力もそうであるように十分精度が高く、ファームウェアはこの精度を実現するために既に64ビット計算に切り替わっている。しかしながら、ポスタの物理的なワインドアップ特性は2%(一方向の運転において)乃至7%(異なる方向の運転において)の固有の誤差がある。時間の経過とともにペーパに形が付き、ペーパの堅さが低減するせいでこれらのワインドアップ特性は変化する。
【0135】
別の実施形態ではロングストリップとショートストリップが上部と下部の開始ストリップ上に配置される(図3参照)。図3によれば上部開始ストリップはロングストリップとショートストリップを有する。上部と下部の開始ストリップは従って対称的に同一である。ロールアップファクタとオフセットはこれにより、より正確に決定される。初期化段階において上部開始ストリップは検出手段を通過するように移動させられる。本装置は定期的に所定の時刻に人為的に再初期化することができる。
【0136】
更に別の実施形態では第2のセンサが追加される。検出手段がもう1つ追加される。このようにして上部開始ストリップ17は各サイクルごとに基準点として利用することもできる。画像チェーンのワインドアップ特性(ロール半径に関するパルス数)の本質的な不正確さはこれによりかなり低減される。各サイクル毎にロールアップとオフセットの更新が行われる。更なる利点はここでは開始パラメータを繰り返し設定する必要がないという点にある。ロールアップとオフセットはいまや自動的に決定することができる。
【0137】
斯かる他の実施形態は対称的に同一である。最初のポスタ、例えば第1のポスタ52が正確なポジションに表示されるだけでなく、最終ポスタ54も正確なポジションに確実に表示される。最初のポスタにおいてショートマーカ51はセンサの真ん前に位置している。このときポスタ52は表示エリア内に確実に表示される。ショートマーカ61を持つ開始ストリップ60がショートマーカ61が追加の第2検出手段によって検出されるように移動させられた場合、正確にこのポジションでポスタ54は表示エリア内に確実に表示される。これら2つのショートマーカの間の長さ(ロールアップを考慮したパルス数)はロール長である。この数はショートストリップ51とロングストリップ58の間の距離の4倍によって割り算される。この結果、ポスタ数が取得される。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】本発明の実施の一形態による装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態による装置の略断面図である。
【図3】画像チェーンの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態による装置の略構成図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
決められた数の画像からなる画像チェーンを提供するステップと、
一度に1つの画像を表示するための表示エリアを提供するステップと、
前記表示エリア内において前記画像チェーンを移動させて1つの画像を前記表示エリア内に位置合わせすることによって画像を表示するステップと、
前記画像チェーンのこれらの画像を画像数に相応する決められたステップ数で表示するステップと
を含む画像表示方法において、前記画像チェーンの長さに関係するパラメータに基づいて前記決められたステップ数を計算するステップを更に含み、前記パラメータは前記画像チェーンの始点近くのポジションから前記画像チェーンの終点近くのポジションまでの前記画像チェーンの移動によって決定される、画像表示方法。
【請求項2】
前記画像チェーンのエンドは2つの開始ストリップによって形成され、前記画像チェーン上にこれらのエンド近くにマーキングを配置するステップと、前記開始ストリップ上に配置されたマーキングを検出するステップを更に含む請求項1に記載の画像表示方法。
【請求項3】
一方の開始ストリップに2つのマーキングが与えられた上で、これら2つのマーキングの間の長さが測定され、その測定結果に基づいて画像長値に関係する第2のパラメータが決定される請求項2に記載の画像表示方法。
【請求項4】
前記計算は、前記パラメータを、前記画像チェーン上の画像の長さに関係する画像長値と比較することを含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示方法。
【請求項5】
前記計算は、前記パラメータから、前記開始ストリップ上のマーキングと、前記画像チェーン上の画像との間の前記画像チェーン上の長さに関係する所定の補償値を差し引くことを含む請求項1乃至4のいずれかに記載の画像表示方法。
【請求項6】
前記画像チェーンを一方のロールから他方のロールへ同時にそれらのロールを回転させて巻き取るステップを更に含む請求項1乃至5のいずれかに記載の画像表示方法。
【請求項7】
前記画像チェーンの移動はパルスモータによって駆動され、前記パルスモータのパルスは前記パラメータを決定するために用いられる請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示方法。
【請求項8】
前記計算は、前記パラメータを、前記決められたステップ数に等しい数の部分に分割することを更に含み、それらの部分は各ケース毎に異なるサイズを有する請求項1乃至7のいずれかに記載の画像表示方法。
【請求項9】
前記計算は前記部分を形成することを含み、この際、mを前記画像チェーンのそれが前記ロールに巻かれているときの厚みに関係するロールアップファクタとしたときに、n番目の部分は画像長値にn*(1−m)を掛けることによって計算される請求項8に記載の画像表示方法。
【請求項10】
画像を表示するための表示エリアが設けられた筐体と、
前記筐体内において前記表示エリアの一方の側に実質的に平行に配置された2つのロールであって、1つまたは複数の画像からなる画像チェーンの各画像を逐次前記表示エリア内に位置合わせすることができるように前記画像チェーンをその上に巻き付けることができるロールと、
前記ロールを駆動するための駆動手段と、
1つまたは複数のステップで各画像を前記表示エリア内に位置合わせして表示する目的のために前記駆動手段をオンとオフに切り替えるための、前記駆動手段に結合した制御手段と
を備える画像表示装置において、前記制御手段は前記画像チェーンの始点近くのポジションから前記画像チェーンの終点近くのポジションまでの前記画像チェーンの移動に関係するパラメータを決定するように構成されており、前記制御手段は更に、決定されたパラメータに基づいて画像数に相応するステップ数を計算するように構成されている、画像表示装置。
【請求項11】
前記画像チェーンは開始ストリップの間に配置された1つまたは複数の画像からなり、前記開始ストリップ上にはマーキングが配置されており、当該画像表示装置は、前記開始ストリップ上に配置されたマーキングを検出するための、前記制御手段に結合した検出手段を具備し、前記パラメータは検出可能なマーキングの間の前記画像チェーン上の長さに関係している請求項10に記載の画像表示装置。
【請求項12】
前記画像チェーン内の一画像の長さに関係する画像長値を格納するための、前記制御手段に接続したメモリ手段を具備する請求項10または11に記載の画像表示装置。
【請求項13】
前記駆動手段はパルスモータからなり、前記制御手段は前記画像チェーンのポジションが前記パルスモータのパルス数と関連付けられるように前記パルスモータのパルスをカウントするように構成されており、前記制御手段は更に、前記マーカのそれぞれのポジションにおけるパルス数の差に基づいて前記パラメータを計算するように構成されている請求項12に記載の画像表示装置。
【請求項14】
前記検出手段はロールの方向を向いた検出ゾーンを有する請求項13に記載の画像表示装置。
【請求項15】
前記検出手段は前記2つのロールの間を結ぶラインに実質的に平行に向き付けられている請求項14に記載の画像表示装置。
【請求項16】
前記表示エリア内における画像の位置合わせに関係するオフセット値を格納するための、前記制御手段に接続したメモリ手段を具備する請求項10乃至15のいずれかに記載の画像表示装置。
【請求項17】
その半径が変化するロールによって駆動された移動量を補正する目的のためのロールアップ補償値を格納するための、前記制御手段に接続した第2のメモリ手段を具備する請求項10乃至16のいずれかに記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−522620(P2009−522620A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−549718(P2008−549718)
【出願日】平成19年1月10日(2007.1.10)
【国際出願番号】PCT/BE2007/000003
【国際公開番号】WO2007/079554
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(508209509)オープン・ナムローゼ・フェンノートシャップ (1)
【Fターム(参考)】