説明

発光装置

本明細書では、患者の身体の平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる発光装置が記載される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発光装置に関する。より詳細には、本発明は、患者の身体の平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の光源は通常、剛性構造であり可撓性ではない。その上、これらの種類の従来の光源は、それらの剛性をさらに高める電子機器を収容している。可撓性のある従来の光源は、或る特定の角度を超えて折り曲げられると破損(又は電子機器から分離)しやすいことが分かっている。したがって、面状光源が隣接する表面に一致する必要がある用途では、この可撓性の欠如によって一致する程度が制限される。
【0003】
その上、いくつかの従来技術の光源が存在するが、これらのタイプの光源は、1つの方向においてのみ或る特定の量(amount:度合い)の可撓性を可能にし、2つの方向においては可能にしない。これは小さい表面の照射には十分であるが、様々な地点で多方向に起伏を有する場合がある、より大きい表面には十分ではない。したがって、発光面であって、かなりの可撓性があり、該発光面上の様々な地点で多くの方向へ曲がることができる発光面が必要である。
【0004】
光を用いて、多種多様な疾患を処置することができる。光を単独で用いて疾患を処置する場合、この処置は光線療法と称される。光は薬剤と併用することができ、この場合、この処置は光線力学的療法と呼ばれる。
【0005】
光線療法及び光線力学的療法を用いて、様々な皮膚疾患及び内部疾患を処置することができる。光線力学的療法では、光薬剤として知られる感光性治療剤が、身体の被処置領域に外部から又は内部から供給される。次いで、この領域が、光薬剤を活性化させるのに好適な周波数及び強度の光に晒される。現在、様々な光薬剤が利用可能である。例えば、5−アミノレブリン酸塩酸塩(Crawford Pharmaceuticals)、メチルアミノレブリン酸(Metfix(商標)、Photocure)のような局所投与剤が挙げられる。多くの場合、薬物は、感光性光薬剤に変化する非活性形態で適用される。
【0006】
光線力学的療法では、光を光薬剤に供給する主な技法は、レーザー又はフィルター処理されるアークランプのような独立型の光源から、好適な波長の光を投射することである。これらの光源は、煩雑かつ高価であるため、病院において用いられる場合にのみ適している。これは、患者にとって不便であり、また処置のコストが高くなる。(処置をコスト効率よくする目的で)、1日当たりに許容可能な人数の患者を処置するために、かつ必要以上に患者を拘束するのを避けるために、高照度の光照射が必要とされる。
【0007】
効果的な光線力学的療法又は光線療法の処置を達成するには、被処置領域を均一に照射しなければならないことが重要である。これは、一貫した量の光が処置領域にわたって投光(administered)されることを確実にする。可撓性である他の従来技術の光源は、点光源である個々の発光体からなる。これらの点光源は、或る程度の可撓性を示す基材に埋設されている発光ダイオードとすることができる。これらの光源の点照射のような性質は、これらの光源を、処置面の均質な照射に本質的に適しないものにする。これらの光源が埋設されているものであるということは、これらの照明装置(light apparatus)が折り曲げられるか又は撓むと、個々の点光源の方向付け及び位置合わせが再び行われることに起因して照射の均質性がさらに低減することも意味する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記問題の少なくとも1つ又は複数をなくすか又は軽減することが、本発明の少なくとも1つの態様の目的である。
【0009】
光源を備える発光装置を提供することが本発明の少なくとも1つの態様のまたさらなる目的であり、この場合、前記医療用装置は、複数の異なる方向に適合及び/又は一致することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様によると、治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置であって、
少なくとも2つの剛性基材と、
前記少なくとも2つの剛性基材を接続する可撓性ヒンジと、
を備え、
前記基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源及び拡散部材を含み、
該発光装置は、平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる、発光装置が提供される。
【0011】
したがって、前記装置は、様々な治療処置及び/又は美容処置に用いることができる医療用発光装置とすることができる。
【0012】
したがって、それぞれ少なくとも1つの光源を含んだ状態で可撓性ヒンジによって接続されている前記剛性基材は、平坦ではない面に、かつ/又は平坦ではない面の周りに適合可能及び/又は一致可能とすることができる。特に、この照明装置は、平坦ではない面、実質的に平坦ではない面及び/又は湾曲している面の周りに曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。
【0013】
前記可撓性ヒンジを形成する材料は、柔軟であるものとすることができ、曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。前記可撓性ヒンジは、例えばシート状構造の形態の延在する2次元の平坦構造体とすることができる。少なくとも2つの又は複数の剛性基材を接続する少なくとも1つ又は複数のヒンジがあるものとすることができる。例えば、熱可塑性エラストマーポリマーのような可撓性材料(例えば可撓性のポリマー材料)を用いることができる。この可撓性材料は、剛性基材の外周にわたって連続していることができ、任意の他の隣接する剛性基材への接続ヒンジとして作用することができ、それによって、剛性基材の可撓性のタイル状アレイを形成する。
【0014】
前記可撓性ヒンジを形成する材料は、例えば機械的作用を介して、剛性とすることができ、かつ/又は可撓性とすることができる。各剛性基材は別個のヒンジを介して接続されることができる。したがって、前記可撓性ヒンジを形成する材料及び前記装置自体は、複数の地点で2つ以上の方向に撓むことができる。
【0015】
前記剛性基材の厚さは、前記少なくとも1つの光源を支持するのに十分であることができ、また、前記拡散部材を組み込むのに十分厚くすることがきる。通常、各剛性基材は、約0.01mm〜15mm、約0.01mm〜5mm、約0.01mm〜2mm又は約0.1mm〜1mmの厚さを有することができる。
【0016】
したがって、それぞれ少なくとも1つの光源を含んだ状態で可撓性ヒンジによって接続されている前記剛性基材は、有利には、前記可撓性の基材の表面上の様々な地点で様々な方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。例えば、それぞれ少なくとも1つの光源を含んだ状態で可撓性ヒンジによって接続されている剛性基材は、前記可撓性の基材の表面上の同じ地点又は異なる地点で、少なくとも1つ以上又は複数の(plurality or multiple)方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することを可能とすることができる。したがって剛性基材はそれぞれ任意の方向に撓むことができる。この理由は、いずれもの個々の基材が、そのような撓みを可能にするヒンジをそれぞれ提供する他の基材によって包囲されることができるか、又は包囲されているためである。
【0017】
前記剛性基材は、前記可撓性ヒンジを形成する材料上にタイルの形態で取り付けられることができ、かつ/又は配置されることができる。したがって、前記剛性基材は、2次元又は実質的に2次元の形態で前記可撓性ヒンジ上にタイルの形態で配置されることができる。これは、1次元のアレイしか有しない従来技術とは対照的である。
【0018】
通常、可撓性ヒンジを介して接続されて可撓性のタイル状アレイを形成する少なくとも2つ又はそれ以上、すなわち複数の剛性基材があるものとすることができる。前記光源は、規則的なパターン又は不規則的なパターンで配置することができる。
【0019】
前記光源(複数可)からの光は、単一の剛性基材にわたって容易に均質に分散させることができ、これは、拡散構造によって達成することができる。したがって、2つ以上のそのような剛性基材のタイル張りによって、光が均質に分散されるさらに大きな領域が形成されることになる。
【0020】
前記光源は、任意の好適な形状であるものとすることができ、例えば、実質的に円形、三角形、正方形、矩形、五角形、六角形又はそれらの任意の組み合わせであることができる。
【0021】
少なくとも1つの光源を含む前記剛性基材は、任意の好適な機械的手段及び/又は接着手段を用いて前記可撓性ヒンジに取り付けることができる。例えば、前記光源(複数可)は接着剤を用いて接着することができる。
【0022】
少なくとも1つの光源を含む前記基材は、結果として可撓性の装置が平坦ではない面、実質的に平坦ではない面又は湾曲している面に適合及び/又は一致することができるように前記可撓性ヒンジに取り付けることができる。したがって、このことは、前記発光装置の全体又は実質的に全体が様々な地点で複数の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することを可能にすることができる。
【0023】
好ましくは、前記光源及び拡散体は、前記可撓性の装置が平坦な位置から離れる(awayfrom:それる)ように曲がる、撓む、かつ/又は一致するときに互いに触れないように、前記剛性基材上に位置することができる。したがって、前記光源の側面同士の少なくともいくらか又は好ましくは全体は、前記可撓性の装置が実質的に平坦(すなわち平ら)であるか、又は曲がっている、撓んでいる、かつ/若しくは一致しているときに触れ合わない。
【0024】
前記剛性基材は、前記可撓性の装置が平坦な位置から離れるように曲がる、撓む、かつ/又は一致するときにそれぞれ互いに触れ合わないように、ベベル状のプロファイルを有することができる。
【0025】
したがって、前記剛性基材の側面同士は、約0.1mm〜20mm、約0.1mm〜10mm、約0.1mm〜5mm又は約1mm〜5mmの小さい距離だけ隔てることができる。
【0026】
前記発光装置は、複数の前記剛性基材から構成される発光表面積を有することができ、前記基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源、拡散体、及び約0.001cm〜15cm、約0.01cm〜5cm、約0.01cm〜1cm、約0.01cm〜0.5cm又は約0.01cm〜0.5cmの発光面を含む。前記剛性基材は同じサイズ又は異なるサイズであるものとすることができる。例えば、前記可撓性ヒンジによってそれぞれ接合されて前記可撓性の装置を形成する、約1個〜10000個、約1個〜1000個、約1個〜1000個又は約1個〜10個の小さい剛性基材があるものとすることができる。代替的には、可撓性ヒンジによってそれぞれ接合されて可撓性の装置を形成する、1個超、10個超、20個超、50個超、100個超又は1000個超の剛性基材があるものとすることができる。それぞれ前記光源、前記拡散体及び前記発光面を含む複数の剛性基材から構成される総発光表面積は、約0.01cm〜500cm、約0.1cm〜250cm、約0.1cm〜100cm、約1cm〜100cm又は約5cm〜50cmとすることができる。代替的には、それぞれ光源、拡散体及び発光面を含む複数の剛性基材から構成される総発光表面積は、約0.01cm超、約0.1cm超、約1cm超、約5cm超、約10cm超、約50cm超又は約100cm超とすることができる。
【0027】
したがって、本発明の発光装置は、例えば患者の足、脚、胴、肩、腕、手、指、頭又は顔の領域のような、ヒト又は哺乳類の身体の任意の部分の平坦ではない面、実質的に平坦ではない面又は湾曲している面に適合及び/又は一致することができる発光装置を提供することができる。個々の基材は剛性又は少なくとも半剛性とすることができるが、前記発光装置は全体としては可撓性であることができるため、該発光装置は可撓性であることができ、これによって患者の比較的広範な領域をカバーして処置することが可能となる。
【0028】
前記発光装置を平坦ではない面又は湾曲している面に適合及び/又は一致させることができることによって、前記発光装置は、有効な治療にとって重要である、患者の皮膚の均一な又は実質的に均一な照射を提供することが可能になる。したがって本発明は、前記可撓性の基材上に位置する少なくとも1つ、2つ又はそれ以上の、すなわち複数の剛性又は半剛性の光源を、患者の平坦ではない面及び/又は湾曲している面に適合及び/又は一致させることができる。
【0029】
前記可撓性の装置は、患者と接触することが意図される表面(すなわち接触面)を有することができる。この接触面は、例えば患者の平坦ではないか、実質的に平坦ではないか、又は湾曲している面の周りに曲がるか、撓むか、かつ/又は一致することができる。好ましくは、前記可撓性の装置の全体又は実質的に全体は、使用時に患者と接触することができる。
【0030】
それぞれ前記光源、前記拡散体及び前記発光面を含む前記剛性基材を有する前記可撓性の装置は、約5度未満、約10度未満、約15度未満、約20度未満、約25度未満、約30度未満、約35度未満、約40度未満、約45度未満、約50度未満、約55度未満、約60度未満、約65度未満、約70度未満、約75度未満、約85度未満、又は約90度未満だけ平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。代替的には、前記光源(複数可)を有する前記可撓性の基材は、約0度〜5度、約0度〜10度、約0度〜15度、約0度〜20度、約0度〜25度、約0度〜30度、約0度〜35度、約0度〜40度、約0度〜45度、約0度〜50度、約0度〜55度、約0度〜65度、約0度〜70度、約0度〜75度、約0度〜80度、約0度〜85度、又は約0度〜90度だけ平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。
【0031】
光源、拡散体及び発光面をそれぞれ含む前記剛性基材を有する前記可撓性の装置は、患者の足、脚、胴、肩、腕、手、指、頭又は顔の領域のような、ヒト又は哺乳類の身体の任意の部分の曲率半径に合致する曲率半径に対して、平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。
【0032】
前記発光装置は、該装置を動作させる電子機器及び前記少なくとも1つの光源を含むことができる。前記電子機器も可撓性であることができ、平坦な位置から離れるように曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。
【0033】
剛性基材はそれぞれ、前記少なくとも1つの光源からの光を前記発光装置から出して、治療処置及び/又は美容処置のような医療用途において用いることを可能にするように設計することもできる。したがって前記発光装置は、患者の被処置領域にわたって、好ましくは患者の被処置領域にわたって実質的に均一に光を分散させることができる。
【0034】
前記光源(複数可)は、前記剛性基材の表面の上部に位置することができるか、又は代替的には前記剛性基材にある好適な形状の開口に位置することができる。
【0035】
前記光源(複数可)は、前記剛性基材それぞれの側面に位置することができ、光は、前記拡散部材を介して前記剛性基材の表面にわたって分散させることができる。
【0036】
前記光源(複数可)は、有機発光ダイオードのような真性領域発光素子(intrinsic area emitters)であることができる。この場合、前記剛性基材はそれぞれ、前記可撓性ヒンジを介して接続されている個々の有機発光ダイオードである。
【0037】
患者と接触することが意図される前記可撓性の発光装置は、約0.1cm〜500cm、約0.1cm〜250cm、約0.1cm〜100cm、約1cm〜100cm又は約5cm〜50cmの表面積を有することができる。代替的に、患者と接触することが意図される前記可撓性の発光装置は、約0.01cm超、約0.1cm超、約1cm超、約5cm超、約10cm超、約50cm超又は約100cm超の表面積を有することができる。
【0038】
前記可撓性の装置は、前記可撓性の基材の少なくとも一部又は全周にわたる接着シートも備えることができる。該接着シートは、前記発光装置を患者に取り付けるための接着面を提供することができる。
【0039】
前記可撓性の装置は、該可撓性の装置と皮膚との間に着座する透明な接着シートも備えることができる。該接着シートは、前記発光装置を患者に取り付けるための接着面を提供することができる。
【0040】
前記装置は、薬物及び/又は化学物質を患者の被処置領域に送達することができる薬物及び/又は化学物質の供給源も備えることができる。したがって本発明の装置は、治療処置及び/又は美容処置を行うことができる。
【0041】
したがって本発明は、光線力学的療法又は光線療法を用いてヒト又は動物の患者に治療処置及び/又は美容処置を行うことができる発光装置に関するものとすることができる。状況によっては、処置は、治療的性質を有する(例えば皮膚ガン、深刻な座瘡)と言うことができ、一方で他の状況では、美容的性質を有する(例えば軽度の座瘡、皺の処置等の老化防止処置)と言うことができる。
【0042】
前記光源は、所望の波長にわたって発光することができる任意の好適な光源とすることができる。前記光源は発光層として設けることができる。通常、前記光源は、約300nm〜3000nm、約300nm〜1500nm、約300nm〜800nm又は約370nm〜700nmの範囲内で動作することができる。特定の実施の形態では、前記光源は、電磁スペクトルの可視領域で動作することができる。代替的には、前記光源は、電磁スペクトルの紫外線波長域又は赤外線波長域で動作することもできる。
【0043】
前記光源は、所定の時間期間にわたって実質的に連続的に発光することができるか、又は例えばパルス状に不連続的に発光することができる。特定の実施の形態では、前記光源からの光は、少なくとも約10ミリ秒、少なくとも約100ミリ秒、少なくとも約1秒、少なくとも約10秒、少なくとも約10ミリ秒、少なくとも約100秒、少なくとも約1000秒又は少なくとも約10000秒の周期でパルス状にすることができる。
【0044】
特定の実施の形態では、前記光源は例えば、例えば拡散器に組み込まれた有機発光ダイオード又は無機発光ダイオード等の、任意の好適な形態のダイオードとすることができる。代替的には、前記光源は、蛍光灯のような蛍光光源とすることもできる。該蛍光光源はコンパクトな形状とすることができる。例えば、蛍光光源は、バックリットディスプレイ技術、LED及び導波管並びに拡散器から発展した技術を含む。
【0045】
前記少なくとも1つの光源は、約0.1mW/cm〜500mW/cm、約1mW/cm〜200mW/cm又は約5mW/cm〜50mW/cmの光出力密度を有することができる。動作中の前記少なくとも1つの光源は、実質的に一定の出力で動作することができるか、又は代替的には或る出力範囲にわたって可変とすることができる。
【0046】
前記装置は、例えば層の形態の薬物中及び/又は化学物質供給源中に光化学調剤及び/又は光薬物調剤を含むことができる。
【0047】
前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は、適切な所定の時点で患者の被処置領域に送達することができ、かつ/又は制御ユニットによって制御することができる。前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は、例えばゲル、軟膏、クリーム、又は光線力学的療法液に浸したガーゼの形態で存在することができる。代替的に又は付加的に、前記発光装置には、光化学調剤及び/又は光薬物調剤で含浸された薄膜を設けることができる。前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は、それを必要とする者に適用することができる、患者を処置することができる薬物及び/又は消毒剤を含むことができる。通常、前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は、透明若しくは実質的に透明とすることができ、又は、使用時及び発光時に透明若しくは実質的に透明になることができる。
【0048】
前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤が照射光の波長に対して透明又は半透明であるものとすることができる実施の形態では、その結果、デバイスを、光化学調剤及び/又は光薬物調剤を患者に適用する別個のステップの必要なく容易に適用することができる。特定の実施の形態では、前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は可剥性剥離媒体で覆うことができる。前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤は、in vivoで活性化合物に変化することができる非活性化合物を含むことができる。使用時に、好適な量の前記光化学調剤及び/又は光薬物調剤を患者の被処置領域に適用することができる。
【0049】
本発明において用いられる典型的な薬物及び/又は化学物質としては、ALA若しくはMetfixのような前駆体薬又は他の光線力学的療法剤が挙げられるがこれらに限定されない。
【0050】
使用時には、薬物層及び/又は化学物質層を、患者の被処置領域の上部を覆うように配置することができる。処置を容易にするために、塩化ナトリウム溶液のような電解質溶液を皮膚に塗布(placed)して電気的接触を高めることができる。
【0051】
前記可撓性の基材上の前記光源及び/又は前記電子機器に給電する電源を配備することができる。前記電源は、小さくコンパクトであることができ、装置全体に一体化することができるため、前記装置を着装携行式処置に好適なものとすることができる。したがって、本発明の装置は装着可能であり、患者の足、脚、胴、肩、腕、手、頭又は顔の領域に取り付けることができる。
【0052】
前記発光装置は、該デバイスをヒト又は動物の身体の部分(複数可)に取り付けるための取り付け手段を備えることができる。例えば、前記装置は、該デバイスをヒト又は動物の身体の部分に取り付けるための機械的手段及び/又は接着手段を備えることができる。特定の実施の形態では、前記発光装置はしたがって、該装置を患者に取り付けるための固定手段及び/又はVelcro(商標)及び/又は接着面を任意選択的に備えることができるストラップ機構を備えることができる。
【0053】
前記発光装置は軽量で携帯式であることができる。特定の実施の形態では、前記装置は、完全に自給式の携帯用ユニットであることができ、自給式電源を備えることができる。該電源は、前記デバイス内の電子機器及び前記光源を動作させることができる。前記発光装置は、着装携行式処置を可能にするほど十分に携帯可能であることができるため、患者が動き回っている間の処置を可能にする。したがって、処置は家又は仕事場で行うことができ、前記装置は必要に応じて患者が取り外すことができる。これによって、患者の通院又は入院が回避されるため、処置のコストが低くなる。この処置は、露光をより長い時間期間にわたって行うことができるため、より低い光レベルを用いることができるという重要な利点を提供する。これによって、病院において用いられる従来の光源からの高照度の照射によって一部の患者に誘発される苦痛の問題が克服される。その上、より長い時間期間にわたる低照度の照射は、酸素が被処置領域に拡散する時間をより多く与え、かつ光薬剤の光退色を低減するため、光線誘導治療(photoinduced therapy)においてより効果的であることができる。
【0054】
前記少なくとも1つの光源はまた、透明な基材層又は少なくとも実質的に透明な基材層のような基材層を備えることができる。代替的には、前記光源は、半透明な基材層又は少なくとも実質的に半透明な基材層も備えることができる。前記基材層は、前記光源の支持層として機能することができ、光を透過させることができる。前記基材層は、バリア層としても機能することができ、酸素及び/又は水分が前記光源を透過しないように選択することができる。前記基材層は、ガラス、プラスチック又はポリマーのような好適な材料のいずれか1つ若しくはこれらの材料の組み合わせから作製することができるか又はこれらの材料のいずれか1つ若しくはこれらの材料の組み合わせを含むことができる。さらなる層も存在することができる。
【0055】
本発明による装置は、光線療法及び光線力学的療法の範囲において用いることができる。例えば、本発明による装置は、ガン(例えば皮膚ガン)、座瘡、皺、創傷治癒、老化防止の処置、及び美容用途において見られるような皮膚レーザー後の処置において用いることができる。創傷とは、任意の形態の開放創又は閉鎖創を意味する。開放創としては、切開部又は切創、裂傷、擦り傷、刺創、貫通創、銃創及び潰瘍(糖尿病に由来する潰瘍を含む)が挙げられるがこれらに限定されない。閉鎖創としては、挫傷、血腫(hemaomas)及び圧挫損傷が挙げられるがこれらに限定されない。
【0056】
本発明の第2の態様によると、治療処置及び/又は美容処置を行う方法であって、
少なくとも2つの剛性基材を準備すること、及び
前記少なくとも2つの剛性源を接続することができる可撓性ヒンジを準備すること、
を含み、
前記基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源及び拡散部材を含み、
前記発光装置は、平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる、治療処置及び/又は美容処置を行う方法が提供される。
【0057】
本方法は、第1の態様において規定された装置によって行うことができる。
【0058】
本発明の第3の態様によると、第1の態様による装置の、医療処置における使用が提供される。
【0059】
通常、医療処置は光線力学的療法又は光線療法とすることができる。
【0060】
したがって本発明は、ガン(例えば皮膚ガン)、座瘡、皺、創傷治癒、老化防止の処置及び皮膚レーザー後の処置(例えば美容用途)に関するものとすることができる。
【0061】
本発明の第4の態様によると、第1の態様による装置を用いる医療処置方法が提供される。
【0062】
医療処置は光線力学的療法又は光線療法の処置とすることができる。
【0063】
さらに、処置は、ガン(例えば皮膚ガン)、座瘡、皺、創傷治癒、老化防止の処置及び皮膚レーザー後の処置(例えば美容用途)の処置とすることができる。
【0064】
ここで、添付の図面を参照して本発明の実施形態を単に例示として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の実施形態による発光装置の図である。
【発明を実施するための形態】
【0066】
したがって、本発明は、ヒト又は動物の患者に対して治療処置及び/又は美容処置を行うことができる装置に関する。本装置は、任意のタイプの医療処置に用いることができ、例えば光線療法又は光線力学的療法において用いることができる。
【0067】
図1は、全体的に100で示される本発明による発光装置の図である。発光装置100は、複数の剛性基材112を規則的なパターンで備える。
【0068】
図1に示されるように、剛性基材112間には一連の可撓性ヒンジ114があり、これらの領域は曲がること、撓むこと及び/又は一致することができるため、発光装置100全体が、該発光装置100上の様々な地点で複数の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる。
【0069】
剛性基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源と拡散部材とを含む。
【0070】
発光装置100は、剛性基材112内の光源を動作させる電気ケーブル116も備える。電気ケーブル116は入口118を介して可撓性の装置110に入る。
【0071】
本発明の特定の実施形態を上述したが、記載の実施形態からの逸脱も依然として本発明の範囲内に入ることができることが理解されるであろう。例えば、任意の好適なタイプの可撓性の基材を用いることができる。さらに、任意の好適なタイプの光源を用いることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置であって、
少なくとも2つの剛性基材と、
前記少なくとも2つの剛性基材を接続する可撓性ヒンジと、
を備え、
前記それぞれの基材は、少なくとも1つの光源及び拡散部材を含み、
該発光装置は、平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる、治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項2】
前記可撓性ヒンジは、例えばシート状構造の形態の延在する2次元の平坦構造体である、請求項1に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項3】
前記可撓性ヒンジを形成する材料は柔軟であり、曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる、請求項1又は2に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項4】
少なくとも2つの又は複数の剛性基材を接続する少なくとも1つ又は複数のヒンジを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項5】
前記可撓性ヒンジを形成する材料は、可撓性のポリマー材料から作製される、請求項3又は4に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項6】
前記剛性基材は、前記可撓性ヒンジを2次元形態で形成する材料上にタイルの形態で取り付けられ、かつ/又は配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項7】
前記剛性基材はそれぞれ任意の方向に撓むことができる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項8】
可撓性材料が前記剛性基材のうちの少なくとも1つの外周にわたって連続し、任意の他の隣接する剛性基材への接続ヒンジとして作用し、それによって、前記剛性基材の可撓性のタイル状アレイが形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項9】
それぞれ別個のヒンジを介して接続される複数の剛性基材がある、請求項1〜8のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項10】
前記剛性基材の厚さは、前記少なくとも1つの光源を支持するのに十分であり、また、前記拡散部材を組み込むのに十分厚い、請求項1〜9のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項11】
前記少なくとも2つの剛性基材は、約0.01mm〜15mm、約0.01mm〜5mm、約0.01mm〜2mm又は約0.1mm〜1mmの厚さを有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項12】
前記少なくとも2つの剛性基材は、該基材がそれぞれ、少なくとも1つの光源を含んだ状態で前記可撓性ヒンジによって接続されており、前記発光装置が、前記可撓性の基材の表面上の様々な地点で様々な方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することを可能にする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項13】
前記少なくとも2つの剛性基材は、該基材がそれぞれ、少なくとも1つの光源を含んだ状態で前記可撓性ヒンジによって接続されており、前記発光装置は、前記可撓性の基材の表面上の同じ地点又は異なる地点で、少なくとも1つ以上又は複数の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項14】
可撓性ヒンジを介して接続されて可撓性のタイル状アレイを形成する少なくとも2つ以上、すなわち複数の剛性基材がある、請求項1〜13のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つの光源からの光は、拡散構造を用いて単一の剛性基材にわたって均質に分散させることができる、請求項1〜14のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項16】
前記光源は、実質的に円形、三角形、正方形、矩形、五角形、六角形又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項17】
少なくとも1つの光源を含む前記剛性基材は、任意の好適な機械的手段及び/又は接着手段を用いて前記可撓性ヒンジに取り付けられる、請求項1〜16のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項18】
前記光源及び拡散体は、前記可撓性の装置が平坦な位置から離れるように曲がり、撓み、かつ/又は一致するときに互いに触れないように、前記剛性基材上に位置する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項19】
前記剛性基材は、前記可撓性の装置が平坦な位置から離れるように曲がり、撓み、かつ/又は一致するときにそれぞれ互いに触れ合わないように、ベベル状のプロファイルを有する、請求項1〜18のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項20】
前記剛性基材の側面同士は、約0.1mm〜20mm、約0.1mm〜10mm、約0.1mm〜5mm又は約1mm〜5mmの小さい距離だけ隔てられる、請求項1〜19のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項21】
前記発光装置は、複数の前記剛性基材から構成される発光表面積を有し、前記基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源、拡散体、及び約0.001cm〜15cm、約0.01cm〜5cm、約0.01cm〜1cm、約0.01cm〜0.5cm又は約0.01cm〜0.5cmの発光面を含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項22】
それぞれ前記可撓性ヒンジによって接合されて前記可撓性の装置を形成する、約1個〜10000個、約1個〜1000個、約1個〜1000個又は約1個〜10個の小さい剛性基材がある、請求項1〜21のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項23】
それぞれ前記光源、前記拡散体及び前記発光面を含む前記複数の剛性基材から構成される総発光表面積は、約0.01cm〜500cm、約0.1cm〜250cm、約0.1cm〜100cm、約1cm〜100cm又は約5cm〜50cmである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項24】
例えば患者の足、脚、胴、肩、腕、手、指、頭又は顔の領域のような、ヒト又は哺乳類の身体の任意の部分の平坦ではない面、実質的に平坦ではない面又は湾曲している面に適合及び/又は一致することができる、請求項1〜23のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項25】
それぞれ前記光源、前記拡散体及び前記発光面を含む前記剛性基材を有する前記可撓性の装置は、約5度未満、約10度未満、約15度未満、約20度未満、約25度未満、約30度未満、約35度未満、約40度未満、約45度未満、約50度未満、約55度未満、約60度未満、約65度未満、約70度未満、約75度未満、約85度未満、又は約90度未満だけ平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる、請求項1〜24のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項26】
前記光源(複数可)を有する前記可撓性の基材は、約0度〜5度、約0度〜10度、約0度〜15度、約0度〜20度、約0度〜25度、約0度〜30度、約0度〜35度、約0度〜40度、約0度〜45度、約0度〜50度、約0度〜55度、約0度〜65度、約0度〜70度、約0度〜75度、約0度〜80度、約0度〜85度、又は約0度〜90度だけ平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる、請求項1〜25のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項27】
それぞれ前記光源、前記拡散体及び前記発光面を含む前記剛性基材を有する前記発光装置は、患者の足、脚、胴、肩、腕、手、指、頭又は顔の領域のような、ヒト又は哺乳類の身体の任意の部分の曲率半径に合致する曲率半径に対して、平坦な位置から離れるように任意の方向に曲がり、撓み、かつ/又は一致することができる、請求項1〜26のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項28】
前記発光装置は、該装置を動作させる電子機器及び前記少なくとも1つの光源を備え、前記電子機器も可撓性であり、平坦な位置から離れるように曲がること、撓むこと及び/又は一致することができる、請求項1〜27のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項29】
前記光源(複数可)は、前記剛性基材の表面の上部に位置するか、又は前記剛性基材にある好適な形状の開口に位置する、請求項1〜28のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項30】
前記光源(複数可)は、前記剛性基材それぞれの側面に位置し、光は、前記拡散部材を介して前記剛性基材の表面にわたって分散させることができる、請求項1〜29のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項31】
前記光源(複数可)は、有機発光ダイオードのような発光体を含む真性領域発光素子である、請求項1〜30のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項32】
前記剛性基材はそれぞれ、前記可撓性ヒンジを介して接続されている個々の有機発光ダイオードである、請求項1〜31のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項33】
前記可撓性の基材の少なくとも一部又は全周にわたる接着シートも備える、請求項1〜32のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項34】
前記可撓性の装置と皮膚との間に位置する透明な接着シートを備える、請求項1〜33のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項35】
薬物及び/又は化学物質を患者の被処置領域に送達することができる薬物及び/又は化学物質の供給源を備える、請求項1〜34のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項36】
前記処置は、皮膚ガン、深刻な座瘡、軽度の座瘡、又は皺の処置を含む老化防止処置のためのものである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項37】
前記光源(複数可)は、約300nm〜3000nm、約300nm〜1500nm、約300nm〜800nm又は約370nm〜700nmの範囲内で動作することができる、請求項1〜36のいずれか1項に記載の治療処置及び/又は美容処置において用いる発光装置。
【請求項38】
治療処置及び/又は美容処置を行う方法であって、
少なくとも2つの剛性基材を準備すること、及び
前記少なくとも2つの剛性源を接続することができる可撓性ヒンジを準備すること、
を含み、
前記基材はそれぞれ、少なくとも1つの光源及び拡散部材を含み、
前記発光装置は、平坦ではない面に適合及び/又は一致することができる、治療処置及び/又は美容処置を行う方法。
【請求項39】
医療処置における、請求項1〜37のいずれか1項に記載の発光装置の使用法。
【請求項40】
前記医療処置は、光線力学的療法又は光線療法である、請求項39に記載の発光装置の使用法。
【請求項41】
上述の、かつ/又は図1に示されるような装置。

【図1】
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【公表番号】特表2012−510307(P2012−510307A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−538058(P2011−538058)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【国際出願番号】PCT/GB2009/051628
【国際公開番号】WO2010/064035
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(511132155)アンビケア・ヘルス・リミテッド (2)
【Fターム(参考)】