説明

発電装置

【課題】磁石の反発力を利用した簡易な構造の発電方法を提供する。
【解決手段】筒状のフレーム1に発電コイル2を巻いた空間に、一対の磁石を同極を対向するように連結してディスプレーサピストン40と、もう一対の磁石を同極を対向するように連結してパワーピストン50とを、各々の磁石の同極が対向するように配する。パワーピストン50がディスプレーサピストン40の下死点で接近し上死点に至る途中まで追随するように位相角を設けてフライホィール60に連結し、フライホィール60の外周面部に環状の磁石5を固着し、固定磁石6を該磁石5と同極が対向するように該フライホィール60の外周縁部と回転方向に徐々に狭まるよう所定の距離を設けて配し、該フライホィール60の回転により発電する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
磁石の反発力を利用した発電装置。
【背景技術】
【0002】
特許文献1によって、小さな電気エネルギーで大きな電力を発生させる発電装置が提案されている。
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3139037号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
磁石の反発力を利用した簡易な構造の発電方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
磁石の反発力と往復運動を回転運動に変換する機構を連動させる。
【発明の効果】
【0006】
磁石の反発力を利用すること、往復運動を回転運動に変換する機械を連動させることにより多重な発電を同時に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施例1の概略図である。
【図2】本発明の実施例2の概略図である。
【図3】本発明の実施例3の概略図である。
【図4】本発明の実施例4の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係る発電装置の例を以下、図面に基づいて説明するが本実施例に限定されるものではない。
【実施例1】
【0009】
筒状を成すようフレーム1に正逆曲線に接続した発電コイル2を巻いた空間の両端に同極が対向するように磁石3を配し、該空間に一対の可動性磁石4を所定の距離を設けて同極を対向するように連結して該両端の磁石と同極が対向するように配し、手動等により該可動磁石の質量と両端に配した磁石の反発力を利用して該可動磁石を移動させることにより発電する発電装置100。
【実施例2】
【0010】
筒状を成すようフレーム1に正逆曲線に接続した発電コイル2を巻いた空間の両端に磁石3を配し、該空間に一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してディスプレーサピストン40とし、該空間にもう一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してパワーピストン50とし、各々の磁石の同極を対向するように配し、該パワーピストン50が該ディスプレーサピストン40の下死点で接近し上死点に至る途中まで追随するように位相角を設けてフライホィール60に連結し、該フライホィール60の回転により発電機能を有する発電装置70備えた、該パワーピストン50が該ディスプレーサピストン40の下死点から上死点への移動を補助する特徴を持ち、同時に多重の発電を可能にする発電装置100。発電装置70は図示せず。
【実施例3】
【0011】
筒状を成すようフレーム1に正逆曲線に接続した発電コイル2を巻いた空間の両端に磁石3を配し、該空間に一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してディスプレーサピストン40とし、該空間にもう一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してパワーピストン50とし、各々の磁石の同極を対向するように配し、該パワーピストンが該ディスプレーサピストンの下死点で接近し上死点に至る途中まで追随するように位相角を設けてフライホィール60に連結し、該フライホィール60の外周面部に環状の磁石5を固着し両側面部にフライホィール60より広径の非磁性体製の絶縁板61を夫々装着し、一対の固定磁石6を該磁石5と同極が対向するように該フライホィール60の外周縁部と回転方向に徐々に狭まるよう所定の距離を設けて配し、該フライホィール60の回転により発電機能を有する発電装置70備えた、該フライホィール60の外周面部に固着した磁石5と周縁部に固定した磁石6の反発力により該フライホィール60の回転を補助する特徴を持ち、同時に多重の発電を可能とする発電装置100。発電装置70は図示をせず。
【実施例4】
【0012】
筒状を成すようフレーム1に正逆曲線に接続した発電コイル2を巻いた空間の両端に磁石3を配し、該空間に一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してディスプレーサピストン40とし、該空間にもう一対の磁石を所定の距離を設けて同極を対向するように連結してパワーピストン50とし、各々の磁石の同極を対向するように配し、該パワーピストンが該ディスプレーサピストンの下死点で上死点に至る途中まで追随するように位相角を設けてフライホィール60に連結し、該フライホィール60の外周面部に環状の磁石5を固着し両側面部にフライホィール60より広径の非磁性体製の絶縁板61を夫々装着し、一対の固定磁石6を該磁石5と同極が対向するように該フライホィール60の外周縁部と回転方向に徐々に狭まるよう所定の距離を設けて配し、該フライホィール60の回転により発電機能を有する発電装置61備えた一対の発電装置100を同軸上に該ディスプレーサピストン40を対向するよう配置し、該ディスプレーサピストン40の間に各々の同極を対向するように可動磁石4を備えた、実施例3の一対の発電装置100を同軸上に対向させ該ディスプレーサピストン同士の反発力によりお互いの運動を補助する特徴を持ち、同時に多重の発電を可能にする発電装置。発電方法70は図示をせず。
【符号の説明】
【0013】
1 フレーム
2 発電コイル
3 磁石
4 可動性磁石
5 磁石
6 固定磁石
40 ディスプレーサピストン
50 パワーピストン
60 フライホィール
61 絶縁板
100 発電装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイルを巻いた空間の両端に同極を対向するように磁石を配し、該空間に偶数個の磁石又は磁石を装着したピストンをそれぞれの同極と該両端の磁石の同極が対向するように備え、該複数個の磁石が該空間を移動することにより発電する発電方法。
【請求項2】
コイルを正逆曲線に接続させることを特徴とする請求項1記載の発電方法。
【請求項3】
二つの磁石又は磁石を装着したピストンを一組として同極が対向するように所定の距離を設けて連結することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発電方法。
【請求項4】
前記偶数個の磁石の又は磁石を装着したピストンにおいて、前記空間の最も端に近い磁石又は磁石を装着したピストンをディスプレーサピストンとし、各々の磁石の同極が対向するように配した請求項1、2又は請求項3記載の発電方法。
【請求項5】
前記ディスプレーサピストンの動力源を備えた請求項4記載の発電方法。
【請求項6】
磁石でなした又は磁石を装着したパワーピストンを各々の磁石の同極が対向するように前記ディスプレーサピストンの近傍に配し、該パワーピストンが該ディスプレーサピストンの下死点で接近し上死点に至る途中まで追随するように設けて往復運動を回転運動に変換する機構に連結した請求項4又は請求項5記載の発電方法。
【請求項7】
前記往復運動を回転運動に変換する機構をフライホィールとし、該フライホィールの外周面部に環状の磁石を設け、該フライホィールの外周縁より所定距離を置いて対向させ、その一方を円周方向に所定距離変位させて配置すると共に、その対向面に回転する該磁石と同極が対向するようにしてある固定磁石を備えた請求項4、5又は請求項6記載の発電方法。
【請求項8】
前記フライホィールは、両側面部に該フライホィールより広径の非磁性体の円盤を備えることを特徴とする請求項4、5、6又は請求項7記載の発電方法。
【請求項9】
前記コイルを巻いた空間に一対の前記ディスプレーサピストンを同軸上に対向するように備えた請求項4、5、6、7又は請求項8記載の発電方法。
【請求項10】
対向する一対の前記ディスプレーサピストンの間に各々の同極を対向するように偶数個の磁石を配した請求項4、5、6、7、8又は請求項9記載の発電方法。
【請求項11】
前記往復運動を回転運動に変換する機構によって複数連結できる特徴を持つ請求項4、5、6、7、8、9又は請求項10記載の発電方法。
【請求項12】
前記往復運動を回転運動に変換する機構に発電機能を有する装置を具えることもできる請求項3、4、5、6、7、8、9、10又は請求項11記載の発電方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−5708(P2013−5708A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−143524(P2011−143524)
【出願日】平成23年6月12日(2011.6.12)
【出願人】(507206000)北海道特殊飼料株式会社 (8)