説明

登録管理装置、登録管理方法、登録管理プログラム、登録受付装置、登録受付方法、登録受付プログラム及び入札管理システム

【課題】 登録管理装置に一括管理される基本情報を用いることで、各組織の自己の審査の手間を省き、各組織に有効な情報を提供できる。
【解決手段】 入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、入札参加業者の識別子毎に組織に対応する登録フラグが設けられる登録フラグデータベースと、基本情報データベースを読み出して入札参加業者の識別子と参加希望業者の識別子を比較し、参加希望業者の基本情報が基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、参加希望業者の基本情報から基本レベルを設定して参加希望業者の基本情報と基本レベルとを関連付けて基本情報データベースに記憶し、参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して参加希望業者の識別子に関連付けて登録フラグデータベースに記憶する登録部と、基本情報及び基本レベルを送信する基本情報送信制御部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入札参加業者の参加資格の有無やランクを審査する登録管理装置、登録管理方法、登録管理プログラム、登録受付装置、登録受付方法、及び入札管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば官公庁や地方自治体(以下「官公庁」と称す)等の組織において、工事を請け負う業者に業務を受注させる場合や物品の販売業者から物品を購入する場合、入札により請負業者や販売業者を決定していた。
【0003】
このような従来の入札においては、官公庁等の組織において、各々独自のシステム構築や運用管理をしている。また、同一の組織内においても、例えば、土木課や出納課等のように別々の部門では、発注部門毎に情報管理をしている場合も見受けられる。
【0004】
一方、入札をする際にはその特徴を活かして、コンピュータに実装させた様々な入札管理システムが利用されている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1には、環境評価に基づいて、環境に良い製品を優先して購入するグリーン購買を実現する電子入札システムが記載されている。また、特許文献2には、建設物の品質を低下させること無く工事費用を総合的に支援するとともに、依頼者又は請負業者とは異なる第三者機関により建設に係る案件の推考を支援する建設支援システムが記載されている。
【特許文献1】特開2002−230355号公報
【特許文献2】特開2002−342617号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような従来の入札管理システムでは、各組織または各部門において入札の参加資格を有する入札参加業者の情報を共有していない。そのため、例えば、ある組織において、入札参加業者が指名停止されるなどの警告事項が発生しても、その情報は指名停止した組織に留まり、その入札参加業者が登録している他の組織へ通知されることはない。従って、従来の入札管理システムにおいては、各部門毎に担当者が新聞記事等で逐次情報を入手し、入手した情報に基づいて指名停止を行なう等の対応をしていた。
【0006】
このように、組織において警告事項が共有されずに正確な情報が反映されないため、指名停止等の対応に遅れる問題もある。また、これを防ぐために他の組織や他の組織や他の部門における動向の情報を常に入手する必要がある。
【0007】
また、例えば、既に複数の組織に登録がした入札参加業者が企業名や所在地等の情報を変更した場合、各入札参加業者は、登録した全ての組織に個別に変更手続を申請する必要がある。そのため、同一の変更作業を複数の組織に対して行なわなければならず、煩雑な手続を要していた。
【0008】
さらに、入札を行なう際には、入札に参加を希望する参加希望業者に対して入札への参加資格を得るために、一定の審査を行なっている。この審査は入札を受け付ける組織において、独自の基準を設けているため独自に審査がされている。そのため、各組織において、また、同一組織内の各部門において独自に入札システムを構築又は運営する必要があり、運用コストや手間がかかるという課題がある。
【0009】
上記課題に鑑み、本発明は、各組織で独自に管理していた入札参加業者の情報を共有することで、入札参加業務を円滑に行なうことのできる登録管理装置、登録管理方法、登録管理プログラム、登録受付装置、登録受付方法、登録受付プログラム及び入札管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の特徴に係る入札管理システムでは、業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置を有する入札管理システムおいて、登録管理装置は、入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶される指名停止情報データベースと、入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、基本情報データベースを読み出して、基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、入札参加業者の識別子と参加希望業者の識別子を比較して、参加希望業者の基本情報が基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、参加希望業者の基本情報から参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、参加希望業者の基本情報と基本レベルとを関連付けて基本情報データベースに記憶するとともに、参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、登録部により基本情報データベースが更新されると、登録受付装置に参加希望業者の基本情報及び基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、登録受付装置から、登録指名停止情報が入力されると、登録指名停止情報を指名停止情報データベースに登録する指名停止情報登録部と、登録フラグデータベースにおいて登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、登録指名停止情報を送信する指名停止情報送信制御部とを備え、登録受付装置は、入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、個別情報を申請情報データベースに記憶させる登録申請受信部と、組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に基本情報を送信する業者情報送信制御部と、基本情報及び基本情報に基づいて設定された基本レベルを登録管理装置から受信する基本情報受信部と、組織毎の所定の基準で個別情報に基づいて業者レベルを設定する業者レベル設定部と、業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、申請情報データベースに記憶される個別情報と業者レベル設定部で設定された業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶する参加業者情報登録部と、参加業者データベースに記憶されると参加希望業者の端末に入札への参加の許可を通知し、業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する参加可否通知部とを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、入札に関して各組織が登録管理装置に一括管理される基本情報を用いることで、各組織は自己の審査の手間を省くことができるとともに、各組織に有効な情報を利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[第1の実施例]
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
[入札管理システム]
図1に本発明の最良の形態に係る入札管理システム1を示す。図1に示す例では、登録管理装置10と複数の登録受付装置20a,20b及び複数の業者端末30a,30bとがネットワーク40を介して相互に接続されている。
【0014】
登録受付装置20a,20bは、例えば官公庁や地方自治体等の組織において入札業務を行なう場合、業者端末30a,30bからの入札を受け付ける。この登録受付装置20a,20bは組織毎に設置される。
【0015】
登録管理装置10は、登録受付装置20a,20bから入力される入札に参加する業者の情報を処理し、その結果を登録管理装置10に送信する。
【0016】
業者端末30a,30bは、業者が、入札に参加を希望する業者が入札参加業者への登録の際や、入札に参加する業者が入札の申請等の登録の際に用いられる。
【0017】
本実施例においては、登録受付装置20a、業者端末30aについて説明するが、登録受付装置20b、業者端末30bについてもそれぞれ同様である。
【0018】
[登録管理装置]
図2に本発明の実施例1に係る登録管理装置10を示す。図2に示す例では、登録管理装置10は、基本情報データベース101、登録フラグデータベース102、指名停止情報データベース103、登録判定部104、登録部105、基本情報送信制御部106、指名停止情報登録部107、指名停止情報送信制御部108及び入出力部109を備えている。
【0019】
また、本発明の最良の実施の形態に係る登録管理装置10は、図3に示すように、中央処理制御装置121、ROM(Read Only Memory)122、RAM(Random Access Memory)123及び入出力インタフェース129が、バス120を介して接続されている。入出力インタフェース129には、入力装置124、表示装置125、通信制御装置126、記憶装置127及びリムーバブルディスク128が接続されている。
【0020】
中央処理制御装置121は、入力装置124からの入力信号に基づいてROM122から登録管理装置10を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、更に記憶装置127に記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。更に中央処理制御装置121は、入力装置124や通信制御装置126などの入力信号に基づいて、各種装置の制御を行ったり、RAM123や記憶装置127などに記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM123にロードするとともに、RAM123から読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、データの計算又は加工など、後述する一連の処理を実現する処理装置である。
【0021】
入力装置124は、操作者が各種の操作を入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成し、入出力インタフェース129及びバス120を介して中央処理制御装置121に送信される。表示装置125は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどであり、中央処理制御装置121からバス120及び入出力インタフェース129を介して表示装置125において表示させる出力信号を受信し、例えば中央処理制御装置121の処理結果などを表示する装置である。通信制御装置126は、LANカードやモデムなどの装置であり、登録管理装置10をインターネットやLANなどの通信ネットワークに接続する装置である。通信制御装置126を介して通信ネットワークと送受信したデータは入力信号又は出力信号として、入出力インタフェース及びバス120を介して中央処理制御装置121に送受信される。
【0022】
記憶装置127は半導体記憶装置又は磁気ディスク装置等であって、中央処理制御装置121で実行されるプログラムやデータが記憶されている。リムーバブルディスク128は、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インタフェース129及びバス120を介して中央処理制御装置121に送受信される。本発明の第1の実施の形態に係る登録管理装置10の記憶装置127には、登録管理プログラムが記憶が記憶されるとともに、基本情報データベース101、登録フラグデータベース102及び指名停止情報データベース103が記憶される。また、この登録管理プログラムが登録管理装置10の中央処理制御装置121に読み込まれて実行されることによって、登録判定部104、登録部105、基本情報送信制御部106、指名停止情報登録部107、指名停止情報送信制御部108及び入出力部109が実装される。
【0023】
発明の最良の実施の形態に係る登録管理装置10は、一つのコンピュータによって実現されても良いし、互いに通信可能な複数のコンピュータによって実現されても良い。
【0024】
基本情報データベース101は、入札に参加することのできる入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶される。図4に示すような基本情報データベース101の一例では、入札参加業者の識別子である「業者名」をキーとして、入札参加業者の「代表者氏名」、「代表者職名」、「代表電話番号」、「代表FAX番号」及び「所在地」等が関連付けられた基本情報を有している。また、図4に示す基本情報データベース101は、後述する基本レベルも記憶されている。
【0025】
登録フラグデータベース102は、登録部105によって付与される入札参加業者の識別子毎に組織に対応する登録フラグが設けられている。登録フラグは、入札参加業者が入札登録した組織を識別するためのフラグである。図5に示すような登録フラグデータベース102の一例は、例えば入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定されている。ここで、登録フラグがオンに設定されるとは、登録フラグ項目に対する実データが、例えば「1(真またはtrue)」に設定されることである。
【0026】
図5に示す登録フラグデータベース102の一例では、入札参加業者の識別子である「業者名」をキーとして、業者名には、本発明の最良の形態における登録受付装置20aが設置された組織名及び登録フラグが関連付けられている。この登録フラグデータベース102では、登録済みの組織に対応する登録フラグには登録を示す「1」が設定され、未登録の組織に対応する登録フラグには未登録を示す「0」が設定されている。図5では、AAA株式会社は「総理府」、「財務省」、「青森県」、「秋田県」及び「旭川市」に登録されており、DD株式会社は「旭川市」に登録されていることが分かる。
【0027】
指名停止情報データベース103は、何らかの理由により入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶されている。図6で示すような指名停止情報データベース103の一例は、入札参加業者の識別子である「業者名」をキーとして、停止の「期間」、「発生時期」、「理由」、「発生組織」等の指名停止情報を有している。
【0028】
なお、図2および図4から図6に示した例では、基本情報を記憶する基本情報データベース101、登録フラグを関連付けた登録フラグデータベース102および、指名停止情報を記憶する指名停止情報データベース103を別々のデータベースに記憶している。しかし、このように別々に記憶することに限られず、同一のデータベース内に複数の情報を記憶させるように構成しても良い。
【0029】
登録判定部104は、入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置20aから入力されると、基本情報データベース101を読み出して、基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、入札参加業者の識別子と参加希望業者の識別子を比較して、参加希望業者の基本情報が基本情報データベース101に登録されているか否かを判定する。
【0030】
登録部105は、登録判定部104で参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、参加希望業者に参加資格があることが判定されると、参加希望業者の基本情報から参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定する。さらに、登録部105は、参加希望業者の基本情報と基本レベルとを関連付けて基本情報データベース101に記憶するとともに、参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して参加希望業者の識別子に関連付けて登録フラグデータベース102に記憶する。
【0031】
参加資格は、基本情報に基づいて複数の組織に共通なロジックで判定され、参加希望業者が入札に参加する資格を有していることを示す。従来この参加資格は、入札が希望された各組織毎に審査していたものである。ここで参加資格の判定は、例えば通常の入札の参加資格を得るために行なわれている、経営事項審査システム、建設許可システム、TECRIS(測量調査設計業務実績情報サービス)、CORINS(工事実績情報サービス)等の情報を参考にして行ってもよい。
【0032】
また、参加希望業者の属性とは、例えば「資本金」や「従業員数」等のような参加希望業者の情報である。基本レベルは、参加希望業者の属性により求められる入札参加業者としてのレベルである。入札参加業者は、設定された自己の基本レベルに基づいて、各組織で受け付ける入札に対して参加できるか否かを判断することができる。
【0033】
基本情報送信制御部106は、登録部105により基本情報データベース101が更新されると、新たな登録がされた組織の登録受付装置20aに参加希望業者の基本情報及び基本レベルを送信する。
【0034】
指名停止情報登録部107は、登録受付装置20aから、登録指名停止情報が入力されると、登録指名停止情報を指名停止情報データベース103に記憶させる。
【0035】
指名停止情報送信制御部108は、登録フラグデータベース102において登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置20aに、登録指名停止情報を送信する。
【0036】
入出力部109は、ネットワーク40を介した登録受付装置20aとの通信の入出力操作をする。
【0037】
[登録受付装置]
図7に、本発明の最良の形態に係る登録受付装置20aを示す。図7に示す登録受付装置20aでは、申請情報データベース201、参加業者情報データベース202、登録申請受信部203、業者情報送信制御部204、基本情報受信部205、参加可否通知部206、業者レベル設定部207及び参加業者情報登録部208とを備えている。また、登録受付装置20aも図3と同じ構造を備えている。
【0038】
申請情報データベース201は、業者端末30aから入力される個別情報が記憶される。ここで、個別情報とは、入札参加受付を行なう組織毎に入札参加申請を行う際に判断に必要とされる情報である。具体的には、官公庁の個別情報は、その分野における業者の貢献内容が考えられ、地方自治体の個別情報は、その地域における貢献内容等の情報が考えられる。
【0039】
参加業者情報データベース202は、基本情報、基本レベル、個別情報及び後述する業者レベルが記憶される。図8に示す参加業者情報データベース202の一例では、入札参加業者の識別子である「業者名」をキーとして、入札参加業者の「基本情報」、「基本レベル」、「個別情報」及び「業者レベル」が関連付けられた業者情報を有している。
【0040】
登録申請受信部203は、入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の業者端末30aから、登録申請を受信し、登録申請に含まれる個別情報を申請情報データベース201に記憶させる。登録申請は、基本情報と個別情報とを含む情報であり、参加希望業者が、登録する組織の入札に対して参加資格を得るための申請である。また、基本情報と個別情報は、入札の参加の登録に必要な参加希望業者の属性を含んでいる。
【0041】
業者情報送信制御部204は、組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置10に、基本情報を送信する。
【0042】
基本情報受信部205は、基本情報及び基本情報に基づいて設定された基本レベルを登録管理装置10から受信する。
【0043】
業者レベル設定部207は、組織毎の所定の基準で個別情報に基づいて業者レベルを設定する。
【0044】
参加業者情報登録部208は、業者レベル設定部207で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、申請情報データベース201に記憶される個別情報と業者レベル設定部207で設定された業者レベルと登録管理装置10から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベース202に記憶させる。
【0045】
参加可否通知部206は、参加業者情報データベース202に基本情報、基本レベル、個別情報及び業者レベルが記憶されると、参加希望業者の業者端末30aに入札への参加の許可を通知し、業者レベル設定部207で設定された業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不許可を参加希望業者の業者端末30aに対して通知する。
【0046】
入出力部209は、ネットワーク40を介して登録管理装置10との通信の入出力操作をする。
【0047】
なお、図7および図8に示した例では、申請情報を記憶する申請情報データベース201および、参加業者情報を記憶する参加業者情報データベース202を別々に記憶している。しかし、このように別々に記憶することに限られず、同一のデータベース内に複数の情報を記憶させるように構成しても良い。
【0048】
[登録管理装置における登録処理]
次に、図9に示すフローチャートを用いて、登録管理装置10における登録処理について説明する。
【0049】
登録判定部104は、登録受付装置20aからの参加希望業者の入札参加業者への登録の申請の受信を待機している(S001)。登録判定部104が、入出力部109を介して登録受付装置20aから送信された参加希望業者の識別子を含む基本情報を受信すると(S001でYES)、登録判定部104は、入札参加業者への登録を希望した業者が既に登録されているか否かを判定する(S002)。具体的には、登録判定部104は、参加希望業者の識別子を基本情報データベース101から読出した基本情報に含まれている入札参加業者の識別子と比較して、一致するものがあるか否かを判定する。ここで、一致するものがあった場合には、参加希望業者は既に登録されている業者と判定する。
【0050】
ステップS002の判定の結果、申請の申し込みをした業者が登録されていない業者の場合、すなわち、参加希望業者の識別子が入札参加業者の識別子として基本情報データベース101に記憶されていない場合、登録部105は、参加希望業者の基本情報に基づいて、資格を判定する(S003)。資格判定の結果が正常である場合(S004でYES)、登録部105は、参加希望業者の基本レベルを設定する(S005)。
【0051】
登録部105は、基本レベルが設定されると、参加希望業者の基本情報と基本レベルとを、入札参加業者の基本情報として基本情報データベース101に記憶させる(S006)。図3に示す基本情報データベース101の例では、入札参加業者の識別子をキーとして記憶される基本情報とともに、基本レベルを記憶している。
【0052】
また、登録部105は、登録フラグデータベース102において、参加希望業者の識別子をキーとして参加希望業者が登録を申請した組織と対応して設けられているフラグを、登録済みを示すオンにする(S007)。これにより、新規の登録がされる。
【0053】
基本情報送信制御部106は、新規の登録がされると、登録がされた組織の登録受付装置20aに、基本情報を送信する(S008)。
【0054】
一方、参加希望業者が既に登録されている業者であった場合(S002でYES)、登録部105は、参加希望業者の基本情報が基本情報データベース101で記憶されている該当する入札参加業者の基本情報と一致するか否かを判断する(S009)。ここで、参加希望業者の基本情報が該当する入札参加業者の基本情報と一致した場合、正当な入札参加業者により参加希望の操作が行なわれていると判断し、基本情報送信制御部106は、登録がされた組織の登録受付装置20aに対して、参加希望業者の基本情報を送信する。
【0055】
また、ステップS004において、審査結果が正常でないと判断された場合、基本情報送信制御部106は、参加希望業者の業者端末30aに参加の不許可通知を送信する。ステップS009において、不当な入札参加業者により参加希望の操作が行われていると判断した場合、基本情報送信制御部106は、参加希望業者の業者端末30aに申請の不許可通知を送信する。なお、参加の不許可の通知は業者端末30aでなく、登録受付装置20aに送信しても良い。
【0056】
[登録受付装置における登録処理]
次に、図10に示すフローチャートを用いて、登録受付装置20aにおける登録処理について説明する。
【0057】
登録受付装置20aの登録申請受信部203は、業者端末30aから送信される入札参加業者への登録の申請の受信を待機している(S101)。登録申請受信部203は、登録の申請を受信すると、受信した個別情報を申請情報データベース201に記憶する(S102)。続いて、業者情報送信制御部204は、業者端末30aから受信した基本情報を登録管理装置10に送信する(S103)。
【0058】
基本情報受信部205は、登録管理装置10から送信される基本情報の受信を待機する(S104)。業者レベル設定部207は、登録管理装置10から基本情報を受信すると、参加希望業者は参加の資格を有しているかを判断する資格審査を行ない(S105)、資格審査の結果が正常である場合(S106でYES)、所定のルールに基づいて企業の属性を利用して業者レベルを設定する(S107)。
【0059】
参加業者情報登録部208は、業者レベルが設定されると、基本情報、基本レベル、個別情報及び業者レベルを関連付けて業者情報データベースに記憶させる(S108)。また、参加可否通知部206は、参加許可通知を業者端末30aに対して送信する(S109)。
【0060】
一方、ステップS105で審査の結果が正常でない場合、参加可否通知部206は、業者端末30aに対して、参加の不許可通知を送信する(S110)。
【0061】
[指名停止処理]
次に、図11に示すフローチャートを用いて、登録管理装置10における指名停止処理について説明する。
【0062】
登録管理装置10は、指名停止情報の受信を待機している(S201)。この指名停止情報には、指名停止期間、指名停止理由及び指名停止発生官公庁が記述されている。
【0063】
ここで、指名停止情報を受信すると(S201でYES)、指名停止情報登録部107は、指名停止情報データベース103に指名停止情報を記憶するとともに、登録フラグデータベース102の対応する登録フラグを、未登録を示すオンから登録済みを示すオフにする(S202)。
【0064】
続いて、指名停止情報送信制御部108は、登録フラグデータベース102を読み出して(S203)登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置20aに対して指名停止情報を通知する(S204)。具体的には、登録フラグデータベース102を読み出して、これに記述される組織登録フラグがオン状態である組織を抽出する。その後、この抽出された組織に対して指名停止情報の通知をする。
【0065】
上記方法で指名停止情報通信制御部108の制御により、いずれかの組織で指名停止された業者が登録されている全ての組織の登録受付装置20aに対して、問題業者の指名停止情報が通知される。これにより、本発明の第1の実施例に係る入札管理システムは、各組織では入札参加業者に関する調査を調べることを必要とせず、また、即日に情報連絡を行なうことが可能となり、業者への警告強化や戒めを図ることが可能となる。
【0066】
[第2の実施例]
次に、第2の実施例に係る登録管理装置10aについて説明する。
【0067】
図12に示すように、第2の実施例に係る登録管理装置10aは、上述した第1の実施例に係る登録管理装置10と比較して、指名停止情報データベース103、指名停止情報登録部107及び指名停止情報送信制御部108を有さず、業者判断部110、基本情報変更部111、変更情報送信制御部112を有している点で異なる。
【0068】
業者判断部110は、入札参加業者から基本情報の変更要求と新たな基本情報が入力されると、入札参加業者の正当性を判断する。
【0069】
基本情報変更部111は、業者判断部110で正当であることが判断された場合、基本情報データベース101の変更要求を入力した入札参加業者の識別子に対応付けて新たな基本情報を記憶させる。
【0070】
変更情報送信制御部112は、基本情報データベース101に新たな基本情報が記憶された場合、登録フラグデータベース102に変更要求を入力した入札参加業者の識別子に対応付けられるとともに登録フラグがオンに設定されている全ての組織の登録受付装置に、新たな基本情報を送信する。
【0071】
なお、図12に示した例では、基本情報を記憶する基本情報データベース101および、登録フラグを関連付けた登録フラグデータベース102を別々に記憶している。しかし、このように別々に記憶することに限られず、同一のデータベース内に複数の情報を記憶させるように構成させることも可能である。
【0072】
また、他の構成については、図2に示す上述した第1の実施例の登録管理装置10と同様であるため、説明を省略する。
【0073】
[基本情報の変更処理]
次に、図13に示すフローチャートを用いて、登録受付装置20aにおける基本情報の変更処理について説明する。
【0074】
登録受付装置20aは、変更の要求を待機している(S301)。変更の要求がされた場合、業者の正当性を判断する(S302)。正当性の判断は、例えば、IDやパスワードを利用することで行なわれる。正当性の判断を行うことにより、悪意を有するものによる変更の操作を防止することが可能になる。正当な業者により変更操作がされている場合、基本情報データベース101に記述される業者の基本情報を変更して更新する(S303)。
【0075】
また、更新がされると、基本情報データベース101を読出して、登録フラグがオンに設定されている組織を抽出する(S304)。ここで、例えば登録受付装置20bを有する組織の登録フラグがオンにされていた場合、この抽出された組織の登録受付装置20bに対して変更された基本情報を送信する(S305)。
【0076】
一方、ステップS302で許可されていない業者により変更の要求がされた場合、変更の要求を送信した業者の業者端末30aに対して変更不許可の通知を送信する(S306)。
【0077】
なお、上述した第2の実施例では、ステップS009において、参加希望業者の基本情報と入札参加業者の基本情報とが一致しない場合、不当な入札参加業者により操作が行われていると判断している。しかし、本第2の実施例に記載したように、入札参加業者の変更要求により変更操作をするのではなく、予めIDやパスワードにより操作業者の正当性を判断することで、変更要求がされていなくとも、基本情報を変更するように構成することもできる。具体的には、新たに入力された基本情報が既に登録された基本情報と異なる場合、入札参加業者の基本情報が変更されたと判断して、新たに入力された基本情報に変更することが可能になる。
【0078】
このように、登録しているいずれかの登録受付装置20aに対して変更手続をするだけで登録管理装置10の基本情報データベース101が変更される。また、登録される全ての登録受付装置20aに基本情報が通知されるため、入札参加業者は参加を登録している全ての組織に対して変更を通知することは必要としない。
【0079】
[第3の実施例]
次に、図14〜図16を用いて、基本レベルの設定方法の一例について説明する。
【0080】
図14に示すのは、物品の製造又は販売を行なう入札参加業者に対する基本レベルが設定される指標が記憶されたデータであり、基本レベル設定データベース113に記憶されている。図14に示す例によれば、図14(a)の基本レベル設定データベース113aでキーとする「年間平均高」、「自己資本額」、「流動比率」、「営業年数」及び「機械設備費」の各業者の値を利用して基本レベルを設定する。これらの項目について予め設定される付加点数の合計を求めて図4(b)に示す基本レベル設定データベース113bのように、基本レベルを決定する。
【0081】
図15に示すのは、設計工事を行なう入札参加業者に対する基本レベルが設定される指標が記憶されたデータであり、基本レベル設定データベース113に記憶されている。図15に示す例によれば、基本レベルは図15(a)の基本レベル設定データベース113cでキーとされる「工事種別年間平均完成工事高」、「自己資本額」、「経営状況」、「技術力」及び「営業年数」の各業者の付加点数を利用して設定される。ここで、「自己資本額」、「経営状況」及び「技術力」については各企業独自に算出可能なように予め算出式を設定しておくのが好ましい。これらの項目に対して予め設定される付加点数の値を用いた関数計算により算出された値を基本レベル設定データベース113dの該当する範囲により、基本レベルを設定する(図15(b))。
【0082】
図16に示すのは、測量設計工事を行なう入札参加業者に対する基本レベルが設定される指標が記憶されたデータであり、基本レベル設定データベース113に記憶されている。図16に示す例によれば、基本レベルは図16(a)の基本レベル設定データベース113eでキーとされる「年間平均実績高」、「自己資本額」、「技術力」及び「営業年数」の各業者の値を利用して設定される。ここで、「自己資本額」及び「技術力」については各企業独自に算出可能なように予め算出式を設定しておくのが好ましい。これらの項目に対して予め設定される付加点数の値を用いた関数計算により算出された値を基本レベル設定データベース113fの該当する範囲により、基本レベルを設定する(図16(b))。
【0083】
[第4の実施例]
上述した第3の実施例では、登録受付装置20aを有する組織は、登録管理装置10において設定された各入札参加業者の基本レベルを利用していた。しかし、第4の実施例では、登録受付装置20cが基本情報を用いて指定した独自の基準に基づいて、登録管理装置10bにシミュレーションを実行させる。この登録受付装置20cは、登録管理装置10bにおいてシミュレーションの実行により求められた基本レベルを用いる。
【0084】
[登録管理装置]
図17は、第4の実施例に係る登録管理装置10bの一例を示す図である。第4の実施例に係る登録管理装置10bは、登録受付装置20cから送信された操作指令を受信すると、基本レベルを設定するシミュレーションを実行する。図17に示す登録管理装置10bは、上述した第1の実施例に係る登録管理装置10と比較して、指名停止情報データベース103、指名停止情報登録部107及び指名停止情報送信制御部108を有さず、基本レベル設定データベース113及びシミュレーション部114を有している点で異なる。
【0085】
基本レベル設定データベース113は、基本レベルを設定するための指標が記憶される。基本レベル設定データベース113では例えば、上述した図14〜図16に記載するデータを有している。
【0086】
シミュレーション部114は、登録受付装置20cからシミュレーション操作命令を受信すると、基本レベル設定データベース113から基本レベルを設定するための指標を読出し、読み出した基本レベル設定データベース113において、登録受付装置20cから変更が希望される一定の数値を前記指標に反映させて基本レベルを求めるためにシミュレーションを実行し、シミュレーションの実行により得られた基本レベルを登録受付装置20cに送信する。
【0087】
[登録受付装置]
図18は、第4の実施例に係るの登録受付装置の一例を示す図である。第4の実施例に係る登録受付装置20cは、図7に示す登録受付装置20aと比較して、シミュレーション制御部209を有している点で異なる。
【0088】
シミュレーション制御部209は、登録管理装置10bにシミュレーションの操作指令を送信し、基本レベルを得るためのシミュレーションを実行させる。登録管理装置10では、この登録受付装置20cからの要求に基づいて、シミュレーションが実行される。また、シミュレーション制御部209は、登録管理装置10cにおいてシミュレーションの実行によって得られた基本レベルを受信する。
【0089】
ここで、登録受付装置20cが登録管理装置10bに送信する操作指令には、例えば登録受付装置20cを有する組織が指定する値や、組織毎に規定される基準を含んでいる。
【0090】
具体的には、基本レベルを求めるために、図14(a)に示す基本レベル設定データベース113a、図15(a)に示す基本レベル設定データベース113cまたは、図16(a)に示す基本レベル設定データベース113eを利用している場合、組織によって「基準値」や「付加点数」の項目を組織の基準に基づいて変更することができる。
【0091】
図14(b)に示す基本レベル設定データベース113bの場合、合計点数から基本レベルを求める範囲を変更することができる。または、合計点数に代えて、予め設定される付加点数を用いた関数計算により基本レベルを決定するように変更してもよい。同様に、図15(b)に示す基本レベル設定データベース113d及び図16(b)に示す基本レベル設定データベース113fについても、評価点数を計算する関数式を変更することができる。または、評価点数から基本レベルを設定するための評価点の閾値を変更させることも可能である。
【0092】
上述した本第4の実施例のように基本レベルを各組織からの制御においてシミュレーションの実行により求めることを可能とした場合、例えば入札において同一の基準レベルの入札参加業者が複数あるときにさらに業者の絞込みを希望する場合等、同時に基準値や付加点数、また、評価点数算出のための関数式を変えて基準レベルを求めることができる。
【0093】
[第5の実施例]
上述した第4の実施例では、各組織の登録受付装置20c毎に独自の基準を指定して、登録管理装置10bにシミュレーションを実行させて基本レベルを求めていた。しかし、第5の実施例では、登録受付装置20cからの操作指令により登録管理装置10bにおいてシミュレーションが実行されるのでなく、登録受付装置20dにおいてシミュレーションが実行されるようにすることも可能である。
【0094】
図19は、第5の実施例に係る登録受付装置20dの一例を示す図である。第5の実施例に係る登録受付装置20dは、図18に示す登録受付装置20cと比較して、シミュレーション制御部209を有さず、基本レベル設定データベース210およびシミュレーション部211を有している点で異なる。
【0095】
基本レベル設定データベース210は、基本レベルを設定するための指標が記憶される。基本レベル設定データベース210では、例えば、上述した図14〜図16に示すデータを有している。この基本レベルデータベース210に記憶されるデータは、例えば登録受付装置20dにおいてシミュレーションの操作指令がされたときに対象となる登録受付装置にデータの送信を要求し、受信して記憶される。
【0096】
シミュレーション部211は、シミュレーションの操作指令を入力すると、基本レベルを求めるためのシミュレーションが実行される。
【0097】
上述した本第5の実施例のように基本レベルのシミュレーションを各組織において実行することが可能である場合、例えば入札において同一の基準レベルの入札参加業者が複数あるときにさらに業者の絞込みを希望する場合等、同時に基準値や付加点数、また評価点数算出のための関数式を各組織において容易に変更して基準レベルを求めることができる。
【0098】
上述した各実施例では、参加希望業者の申請や入札参加業者の変更の要求は、業者端末30aから登録受付装置20aを介して登録管理装置10に対してされているが、業者端末30aから登録管理装置10に対して直接行なうことも可能である。
【0099】
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明の第1の実施例に係る入札管理システムを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る登録管理装置を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る登録管理装置を説明する図である。
【図4】本発明に係る登録管理装置が有する基本情報データベースの一例である。
【図5】本発明に係る登録管理装置が有する登録フラグデータベースの一例である。
【図6】本発明に係る登録管理装置が有する指名停止情報データベースの一例である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る登録受付装置を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る登録受付装置が有する加業者情報データベースの一例である。
【図9】本発明の第1の実施例に係る登録管理装置における登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例に係る登録受付装置における登録処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施例に係る登録管理装置における指名停止処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例に係る登録管理装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る登録管理装置の変更処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明に係る登録受付装置における物品の製造販売業者の基本レベルの算出方法を説明する図である。
【図15】本発明に係る登録受付装置における建設工事業者の基本レベルの算出方法を説明する図である。
【図16】本発明に係る登録受付装置における測量設計業者の基本レベルの算出方法を説明する図である。
【図17】本発明の第4の実施例に係る登録管理装置を示すブロック図である。
【図18】本発明の第4の実施例に係る登録受付装置を示すブロック図である。
【図19】本発明の第5の実施例に係る登録受付装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0101】
1…入札管理システム
10,10a,10b…登録管理装置
20a,20b…登録受付装置
30a,30b…業者端末
40…ネットワーク
101…基本情報データベース
102…登録フラグデータベース
103…指名停止情報データベース
104…登録判定部
105…登録部
106…基本情報送信制御部
107…指名停止情報登録部
108…指名停止情報送信制御部
108…指名停止情報通信制御部
109…入出力部
110…業者判断部
111…基本情報変更部
112…変更情報送信制御部
113,113a〜113f…基本レベル設定データベース
114…シミュレーション部
120…バス
121…中央処理制御装置
122…ROM
123…RAM
124…入力装置
125…表示装置
126…通信制御装置
127…記憶装置
128…リムーバブルディスク
129…入出力インタフェース
201…申請情報データベース
202…参加業者情報データベース
203…登録申請受信部
204…業者情報送信制御部
205…基本情報受信部
206…参加可否通知部
207…業者レベル設定部
208…参加業者情報登録部
209…入出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置において、
入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、
前記入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、
入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶される指名停止情報データベースと、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、前記基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、
前記登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、
前記登録部により前記基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、
登録受付装置から、前記登録指名停止情報が入力されると、前記登録指名停止情報を前記指名停止情報データベースに登録する指名停止情報登録部と、
前記登録フラグデータベースにおいて前記登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、前記登録指名停止情報を送信する指名停止情報送信制御部と、
を有することを特徴とする登録管理装置。
【請求項2】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置において、
入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、
前記入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、前記基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、
前記登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、
前記登録部により前記基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、
入札参加業者から前記基本情報の変更要求と新たな基本情報が入力されると、前記入札参加業者の正当性を判断する業者判断部と、
前記業者判断部で正当であることが判断された場合、基本情報データベースの変更要求を入力した入札参加業者の識別子に前記新たな基本情報に記憶する基本情報更新部と、
前記新たな基本情報が記憶された場合、前記登録フラグデータベースに前記変更要求を入力した入札参加業者の識別子に対応付けられるとともに登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、前記新たな基本情報を送信する変更情報送信部と、
を有することを特徴とする登録管理装置。
【請求項3】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置において、
入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、
前記入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、
基本レベルを設定するための指標が記憶された基本レベル設定データベースと、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、前記基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、
前記登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、
前記登録部により前記基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、
前記登録受付装置からシミュレーション操作命令を受信すると、前記基本レベル設定データベースから基本レベルを設定するための指標を読出し、読み出した基本レベル設定データベースにおいて、前記登録受付装置から入力された数値に基づいて前記指標に反映させて基本レベルをシミュレーションし、シミュレーションされた基本レベルを前記登録管理装置に送信するシミュレーション部と、
を有することを特徴とする登録管理装置。
【請求項4】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置において、
入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、
前記入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、
基本レベルを設定するための指標が記憶された基本レベル設定データベースと、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、前記基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、
前記登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、
前記登録部により前記基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、
前記登録受付装置からシミュレーション操作命令を受信すると、前記基本レベル設定データベースから基本レベルを設定するための指標を読出し、読み出した基本レベル設定データベースにおいて、前記登録受付装置から入力された数値に基づいて前記指標に反映させて基本レベルをシミュレーションし、シミュレーションされた基本レベルを前記登録管理装置に送信するシミュレーション部と、
を有することを特徴とする登録管理装置。
【請求項5】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理方法であって、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定し、
参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースの前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶し、
基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信し、
登録受付装置から、前記登録指名停止情報が入力されると、前記登録指名停止情報を入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶される指名停止情報データベースに登録し、
登録フラグデータベースにおいて前記登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、前記登録指名停止情報を送信する、
ことを特徴とする登録管理方法。
【請求項6】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理プログラムであって、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定し、
参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースの前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶し、
基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信し、
登録受付装置から、前記登録指名停止情報が入力されると、前記登録指名停止情報を入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶される指名停止情報データベースに登録し、
登録フラグデータベースにおいて前記登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、前記登録指名停止情報を送信する、
ことを特徴とする登録管理プログラム。
【請求項7】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置される登録受付装置において、
入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な前記参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、前記個別情報を申請情報データベースに記憶させる登録申請受信部と、
前記組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に前記基本情報を送信する業者情報送信制御部と、
前記基本情報及び前記基本情報に基づいて設定された基本レベルを前記登録管理装置から受信する基本情報受信部と、
前記組織毎の所定の基準で前記個別情報に基づいて業者レベルを設定する業者レベル設定部と、
前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、前記申請情報データベースに記憶される個別情報と業者レベル設定部で設定された前記業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶する参加業者情報登録部と、
前記参加業者データベースに記憶されると前記参加希望業者の端末に前記入札への参加の許可を通知し、前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する参加可否通知部と、
を有することを特徴とする登録受付装置。
【請求項8】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置される登録受付装置において、
入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な前記参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、前記個別情報を申請情報データベースに記憶させる登録申請受信部と、
前記組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に前記基本情報を送信する業者情報送信制御部と、
前記基本情報及び前記基本情報に基づいて設定された基本レベルを前記登録管理装置から受信する基本情報受信部と、
前記組織毎の所定の基準で前記個別情報に基づいて業者レベルを設定する業者レベル設定部と、
前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、前記申請情報データベースに記憶される個別情報と業者レベル設定部で設定された前記業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶する参加業者情報登録部と、
前記参加業者データベースに記憶されると前記参加希望業者の端末に前記入札への参加の許可を通知し、前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する参加可否通知部と、
シミュレーション操作命令を入力すると、このシミュレーション操作命令に含まれる値に基づいて、登録管理装置から受信する基本レベルを設定するための指標に反映させて基本レベルをシミュレーションするシミュレーション部と、
を有することを特徴とする登録受付装置。
【請求項9】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置される登録受付方法であって、
入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な前記参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、前記個別情報を申請情報データベースに記憶させ、
前記組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に前記基本情報を送信し、
前記基本情報及び前記基本情報に基づいて設定された基本レベルを前記登録管理装置から受信し、
前記組織毎の所定の基準で前記個別情報に基づいて業者レベルを設定し、
前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、前記申請情報データベースに記憶される個別情報と設定された前記業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶し、
前記参加業者データベースに記憶されると前記参加希望業者の端末に前記入札への参加の許可を通知し、設定された前記業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する、
ことを特徴とする登録受付方法。
【請求項10】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置される登録受付プログラムであって、
入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な前記参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、前記個別情報を申請情報データベースに記憶させ、
前記組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に前記基本情報を送信し、
前記基本情報及び前記基本情報に基づいて設定された基本レベルを前記登録管理装置から受信し、
前記組織毎の所定の基準で前記個別情報に基づいて業者レベルを設定し、
前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、前記申請情報データベースに記憶される個別情報と設定された前記業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶し、
前記参加業者データベースに記憶されると前記参加希望業者の端末に前記入札への参加の許可を通知し、設定された前記業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する、
ことを特徴とする登録受付プログラム。
【請求項11】
業者からの入札の参加登録を受け付ける組織毎に配置された登録受付装置から入力された情報を処理する登録管理装置を有する入札管理システムおいて、
前記登録管理装置は、
入札参加業者の識別子を含む基本情報が記憶された基本情報データベースと、
前記入札参加業者の識別子毎に前記組織に対応する登録フラグが設けられ、前記入札参加業者によって入札参加が登録された組織に対応する登録フラグがオンに設定され、入札参加が登録されていない組織に対応する登録フラグがオフに設定された登録フラグデータベースと、
入札への参加が停止された入札参加業者の識別子を含む登録指名停止情報が記憶される指名停止情報データベースと、
前記入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の識別子を含む基本情報が登録受付装置から入力されると、前記基本情報データベースを読み出して、前記基本情報に含まれる入札参加業者の識別子基づいて、前記入札参加業者の識別子と前記参加希望業者の識別子を比較して、前記参加希望業者の基本情報が前記基本情報データベースに登録されているか否かを判定する登録判定部と、
前記登録判定部で前記参加希望業者の基本情報が登録されていないことが判定された場合、前記参加希望業者の基本情報から前記参加希望業者の属性に基づいて基本レベルを設定し、前記参加希望業者の基本情報と前記基本レベルとを関連付けて前記基本情報データベースに記憶するとともに、前記参加希望業者が登録を希望した組織に対応する登録フラグをオンに設定して前記参加希望業者の識別子に関連付けて前記登録フラグデータベースに記憶する登録部と、
前記登録部により前記基本情報データベースが更新されると、前記登録受付装置に前記参加希望業者の基本情報及び前記基本レベルを送信する基本情報送信制御部と、
登録受付装置から、前記登録指名停止情報が入力されると、前記登録指名停止情報を前記指名停止情報データベースに登録する指名停止情報登録部と、
前記登録フラグデータベースにおいて前記登録指名停止情報に含まれた入札参加業者の識別子に対応付けられた登録フラグがオンに設定されている組織の登録受付装置に、前記登録指名停止情報を送信する指名停止情報送信制御部と、
を備え、
前記登録受付装置は、
入札参加業者への登録を希望する参加希望業者の端末から入札の参加の登録に必要な前記参加希望業者の属性を含む基本情報と個別情報とを入力し、前記個別情報を申請情報データベースに記憶させる登録申請受信部と、
前記組織で受け付けられた入札参加業者の情報を一括管理する登録管理装置に前記基本情報を送信する業者情報送信制御部と、
前記基本情報及び前記基本情報に基づいて設定された基本レベルを前記登録管理装置から受信する基本情報受信部と、
前記組織毎の所定の基準で前記個別情報に基づいて業者レベルを設定する業者レベル設定部と、
前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル以上の場合、前記申請情報データベースに記憶される個別情報と業者レベル設定部で設定された前記業者レベルと登録管理装置から入力された基本情報及び基本レベルを関連付けて参加業者情報データベースに記憶する参加業者情報登録部と、
前記参加業者データベースに記憶されると前記参加希望業者の端末に前記入札への参加の許可を通知し、前記業者レベル設定部で設定された業者レベルが予め定められるレベル未満の場合、参加の不可を参加希望業者の端末に対して通知する参加可否通知部と、
を備えることを特徴とする入札管理システム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−99588(P2006−99588A)
【公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−286886(P2004−286886)
【出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)