説明

直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法

【目的】 直列通信ポートと光通信ポートのいずれかを選択して使用できる切換制御装置とその駆動方法を得る。
【構成】 電源が印加されると、マイクロコントローラ38により切換スイッチSSから発生された切換信号が読出され、光通信ポートを使用する場合、光信号入出力端36へロー状態の出力信号IRPWRが、直列通信ポートを使用する場合、ハイ状態の出力信号IRPWRが出力され、マルチプレクサ32、35へチャネル選択信号が出力される。それにより、非同期通信部31と光信号入出力端36とにマルチプレクサ32、35を通じてデータ伝送チャネルが形成され、光信号伝送または直列データ伝送を行なえる待機状態になる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法に係り、より詳しくは、1つのコンピュータシステムに直列通信ポートと光通信ポートとを設けた後、必要により使用者が前記した直列通信ポートと光通信ポートのいずれかを選択して使用することができるようにする直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常コンピュータにおいては、コンピュータ通信または外部周辺装置と接続のための通信ポート(COMM port)が提供される。前記した通信ポートはデータの伝送過程が直列に行なわれるので直列通信ポートと呼ばれている。
【0003】以下、添付された図面を参照して前記した従来の直列通信ポートに関して説明する。
【0004】図1は従来の直列通信ポートの構成回路図である。図1に示すように従来の直列通信ポートの構成は、システムバスに入出力端が連結されている非同期通信部11と、前記非同期通信部11と入出力端が互いに連結されているEIAドライバ12と、前記EIAドライバ12に連結されているD型コネクタ13とからなる。
【0005】前記非同期通信部11としては、インテル(Intel)社の8250チップ(Asynchronous Communications Element, ACE)が主に使用される。上記したように構成されている従来の直列通信ポートの動作は次のようである。
【0006】システムバスを通じて非同期通信部11の入出力番地(主:3F8H〜3FFH、補助:2F8H〜2FFH)が指定された後、制御命令とデータに関する情報信号が入力されると非同期通信部11の動作が始まる。
【0007】システムバスを通じて出力番地により選択される非同期通信部11の内部レジスタは次の表1のとおりである。
【0008】
【表1】


【0009】非同期通信部11は表1のレジスタに記録される情報信号によりラインとモデムをコントロールするための制御信号などをEIAドライバ12を経てD型コネクタ13へ出力し、またはD型コネクタ13とEIAドライバ12を経て入力されるライン状態とモデム状態などのような情報信号をシステムバスに伝送する。したがって、使用者は非同期通信部11のレジスタを制御するプログラムを通じて通信作業を行なうことができる。
【0010】しかしながら、前記した従来の直列通信ポートはコンピュータに外部周辺装置を接続する場合、使用者が直接ケーブルコネクタを利用してコンピュータのD型コネクタ13と外部周辺装置を連結する作業をしなければならないという煩わしさがある。
【0011】かかる煩わしさを解消するため、光信号を利用して直列通信を行なうことができる光通信ポートに関する技術が大韓民国実用新案登録出願出願番号第93−3036号(出願日付:1993年3月3日)の“携帯用コンピュータとドッキングステーションの光結合インタフェース装置”に開示された。
【0012】以下、添付された図面を参照して従来の光通信ポートに関して説明する。図2は従来の光通信ポートの構成回路図である。図2に示すように従来の光通信ポートの構成は、システムバスに入出力端が連結されている非同期通信部21と、前記非同期通信部21と入出力端が互いに連結されている光信号入出力端22と、前記光信号入出力端22に光チャネルを通じて連結されているドッキングステーション23とからなる。
【0013】上記したように構成されている従来の光通信ポートの動作は次のようである。システムバスを通じて非同期通信部21の入出力番地(3F8H〜3FFH、2F8H〜2FFH)が指定された後、制御命令とデータに関する情報信号が入力されると非同期通信部21の動作が始まる。
【0014】非同期通信部21は上記した表1のレジスタに記録される情報信号によりラインとモデムをコントロールするための制御信号などを光信号入出力端22へ出力し、または光信号入出力端22を通じて入力されるライン状態とモデム状態などのような情報信号をシステムバスへ伝送する。
【0015】光信号入出力端22では非同期通信部21から入力される電気的な信号を光信号に変換した後、独立されている光チャネルを通じるドッキングステーション23へ伝送し、またドッキングステーション23から独立されている光チャネルを通じて入力される光信号を電気的な信号に変換して非同期通信部21へ伝送する。
【0016】したがって、使用者は非同期通信部21のレジスタを制御するプログラムを通じて通信制御を行なうことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の直列通信ポートと光通信ポートは、コンピュータシステムにおいて、1つの通信ポートのみが使用することができるように入出力番地が定まっているため、1つのコンピュータシステムに直列通信ポートと光通信ポートの2つをそれぞれ独立的に設置することができないという短所がある。
【0018】したがって、本発明の目的は、1つのコンピュータシステムに直列通信ポートと光通信ポートを設けた後、必要により使用者が前記した直列通信ポートと光通信ポートのいずれかを選択して使用することができるようにする直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成するための本発明の構成は、請求項1の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置は、システムバスを通じて入力される制御命令とデータに関する情報信号が入力されるとこれによりラインとモデムをコントロールするための制御信号などを外部周辺装置へ出力し、または外部周辺装置から入力されるライン状態とモデム状態などのような情報信号をシステムバスへ伝送する非同期通信部と、光通信ポートと直列通信ポートのいずれかを設定するための切換信号を発生する切換スイッチと、前記切換スイッチから入力される切換信号に応じて光通信ポートが設定されない場合は光通信ポートの電源を遮断し、かつ直列通信ポートの伝送チャネルを設定するための制御信号を出力し、光通信ポートが設定される場合は光通信ポートに電源を印加すると同時に光通信ポートの伝送チャネルを設定するための制御信号を出力するマイクロコントローラと、前記マイクロコントローラから入力される制御信号により1つの伝送チャネルが選択されるマルチプレクサと、前記マルチプレクサの伝送チャネルを通じて前記非同期通信部と電気的に接続されるEIAドライバと、前記マルチプレクサの伝送チャネルを通じて前記非同期通信部と電気的に接続されて前記マイクロコントローラの制御信号により電源が供給または遮断される光信号入出力端とからなる。
【0020】請求項2の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置は、請求項1の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置において、前記切換スイッチは、使用者によりオン/オフ動作が行なわれるので、使用者が任意に光通信ポートと直列通信ポートのいずれかを選択して使用できる。
【0021】請求項3の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置は、請求項1の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置において、前記切換スイッチは、ドッキングステーションが接続されるコンピュータ部分に設置されてドッキングステーションがコンピュータに着脱されることにより機械的にオン/オフされるようにしてドッキングステーションがコンピュータに連結される場合は自動的に光通信ポートが選択される。
【0022】請求項4の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置は、請求項1の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置において、前記光信号入出力端は、前記マイクロコントローラから入力される制御信号により電源を供給または遮断する電源駆動部と、前記電源駆動部から電源が印加されると非同期通信部から伝送されるラインとモデムをコントロールするための制御信号を光信号に変換して出力する光信号出力部と、前記電源駆動部から電源が印加されると外部周辺装置から入力されるライン状態とモデム状態などのような光情報信号を電気的な信号に変換して非同期通信部へ伝送する非同期光信号入力部とからなる。
【0023】請求項5の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置は、請求項4の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置において、前記電源制御部は、マイクロコントローラの制御信号によりオン/オフされるスイッチング手段と、前記スイッチング手段の動作により電源を定電圧信号に変換して出力するトランジスタと、前記トランジスタから出力される定電圧信号を充電すると同時にこれに含まれている交流成分を除去した後に出力するキャパシティC31とからなる。
【0024】請求項6の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法は、電源が印加されると動作が始まって切換信号を読出す段階と、読出した切換信号から光通信ポートが設定されたかを判断する段階と、光通信ポートが設定されていない場合は光通信ポートの電源を遮断すると同時に直列通信ポートの伝送チャネルを設定する段階と、光通信ポートが設定された場合は光通信ポートに電源を印加すると同時に光通信ポートの伝送チャネルを設定する段階とからなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
【0026】図3は本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置である。
【0027】図3に示すように本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の構成は、切換スイッチSSに入力端が連結されているマイクロコントローラ38と、システムバスに入出力端が連結されている非同期通信部31と、マイクロコントローラ38の出力端にチャネル選択入力端がそれぞれ連結されており、かつ非同期通信部31と入出力端が互いに連結されているマルチプレクサ32および予備マルチプレクサ35と、マルチプレクサ32および予備マルチプレクサ35に入出力端が互いに連結されているEIAドライバ33と、EIAドライバ33に連結されているD型コネクタ34と、マイクロコントローラ38の出力端IRPWRに入力端が連結されており、かつマルチプレクサ32および予備マルチプレクサ35に入出力端が互いに連結されている光信号入出力端36と光信号入出力端36と光信号的に連結されているドッキングステーション37とからなる。
【0028】本発明の実施例では、前記した非同期通信部31としてインテル(Intel )社の8250チップを使用しているが、本発明の技術的な範囲はこれに限らない。
【0029】図4は本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の光信号入出力端の詳細回路図である。
【0030】図4に示すように本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の光信号入出力端36の構成は、マイクロコントローラ38の出力端IRPWRに入力端が連結されている電源駆動部361と、電源駆動部361の出力端に電源入力端が連結されている光信号出力部362および光信号入力部363とからなる。
【0031】前記した電源駆動部361の構成は、マイクロコントローラ38の出力端IRPWRにゲート端子が連結されており、かつソース端子が設置されている電界効果トランジスタQ31と電源VCCと電界効果トランジスタQ31のドレイン端子の間に連結されている抵抗R31と、電源VCCにドレイン端子が連結されており、かつ電界効果トランジスタQ31のドレイン端子にゲート端子が連結されている電界効果トランジスタQ32と、電界効果トランジスタQ32のソース端子と接地の間に連結されているキャパシティC31とからなる。
【0032】前記した光信号出力362および光信号入力部363の構成は、大韓民国実用新案登録出願出願番号第93−3036号(出願日付:1993年3月3日)の“携帯用コンピュータとドッキングステーションの光結合インタフェース装置”に記載されていることと同一であるので、説明を省略する。
【0033】図5は本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法の動作流れ図である。
【0034】図5に示すように本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法の構成は、電源が印加されると、動作が始まる段階(S10)と、切換信号を読出す段階(S20)と、読出した切換信号から光通信ポートが設定されたかを判断する段階(230)と、光通信ポートが設定されていない場合は光通信ポートの電源を遮断する段階(S40)と、これと同時に直列通信ポートの伝送チャネルを設定する段階(S50)と、光通信ポートが設定された場合は光通信ポートに電源を印加する段階(S60)と、これと同時に光通信ポートの伝送チャネルを設定する段階(S70)とからなる。
【0035】本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法の作用は次のようである。
【0036】電源が印加されると、マイクロコントローラ38の内部メモリにプログラム化されて貯蔵されている本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法がマイクロコントローラ38により実行されるので、本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の全体的な動作が始まる。
【0037】動作が始まるとマイクロコントローラ38は使用者によりオン/オフされる切換スイッチSSから発生される切換信号を読出して前記した切換信号から光通信ポートを使用するか、または直列通信ポートを使用するかを判断する。
【0038】光通信ポートを使用する場合、マイクロコントローラ38の光信号入出力端36の電源駆動部361へロー状態の出力信号IRPWRを出力することにより、光信号出力部362と光信号入力部363へ電源が印加されるようにする。
【0039】前記の場合、マイクロコントローラ38からロー状態の出力信号IRPWRが入力されると、光信号入出力端36の電源駆動部361のトランジスタQ31がターン・オフされてトランジスタQ32はターン・オンされる。トランジスタQ32がターン・オンされると、電源VCCがトランジスタQ32を経てキャパシティC31に充電された後定電圧信号として光信号出力部362と光信号入力部363へ出力される。
【0040】次にマイクロコントローラ38はマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35へチャネル選択信号を出力することにより、マルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35を通じて非同期通信部31と光信号入出力端36は電気的に連結されるようにする。
【0041】前記のように光信号入出力端36の電源駆動部361から定電圧信号が入力されて光信号出力部362と光信号入力部363が動き始め、非同期通信部31と光信号入出力端36がマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35を通じてデータ伝送チャネルが形成されると、光信号伝送を行なうことができる待機状態になる。
【0042】このとき、システムバスを通じて非同期通信部31の入出力番地(3F8H〜3FFH、2F8H〜2FFH)が指定された後制御命令とデータに関する情報信号が入力されると非同期通信部31の動作が始まる。
【0043】非同期通信部31は前記した表1のレジスタに記録される情報信号により、ラインとモデムをコントロールするための制御信号などをマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35を経て光信号入出力端36へ出力し、または光信号入出力端36を通じて入力されるライン状態とモデム状態などのような情報信号をシステムバスへ伝送する。
【0044】光信号入出力端36の光信号出力部362は、非同期通信部31からマルチプレクサ32、35を通じてハイ状態の信号が出力されると、これに該当する電界効果トランジスタT31〜T33がターン・オンされることによりターン・オンされている電界効果トランジスタT31〜T33のドレイン端子と連結されている発光ダイオードD31〜D33がターン・オンされて光信号が出力されることにより入力された電気的な信号を光信号に変換してドッキングステーション37へ出力する。
【0045】光信号入出力端36の光信号入力部363は、ドッキングステーション37から光信号が入力されると、これに該当する受光素子PD31〜PD35が動き始め、受光素子PD31〜PD35からハイ状態の信号が出力されることにより入力された光信号を電気的な信号に変換してマルチプレクサ32、35を通じて非同期通信部31へ伝送する。
【0046】したがって、使用者は非同期通信部31のレジスタを制御するプログラムを通じて光通信作業を行なうことができる。しかしながら、使用者が光通信ポートを使用せずに直列通信ポートを使用する場合、マイクロコントローラ38は光信号入出力端36の電源駆動部361へハイ状態の出力信号IRPWRを出力することにより光信号出力部362と光信号入力部363に電源が遮断されるようにする。
【0047】前記の場合、マイクロコントローラ38からハイ状態の出力信号IRPWRが入力されると、光信号入出力端36の電源駆動部361のトランジスタQ31がターン・オンされてトランジスタQ32はターン・オフされる。トランジスタQ32がターン・オフされると、光信号出力部362と光信号入力部363に電源が印加されないことにより光信号出力部362と光信号入力部363の動作は中止される。
【0048】次にマイクロコントローラ38はマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35へチャネル選択信号を出力することによりマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35を通じて非同期通信部31とEIAドライバ33が電気的に連結される。
【0049】光信号入出力端36の光信号出力部362と光信号入力部363の動作が中止されて、非同期通信部31とEIAドライバ33がマルチプレクサ32と予備マルチプレクサ35を通じてデータ伝送チャネルが形成されると、直列データ伝送が行なわれることができる待機状態になる。
【0050】このときシステムムバスを通じて非同期通信部31の入出力番地(3F8H〜3FFH、2F8H〜2FFH)が指定された後、制御命令とデータに関する情報信号が入力されると、非同期通信部31の動作が始まる。
【0051】したがって、使用者は非同期通信部31のレジスタを制御するプログラムを通じて直列通信作業を行なうことができる。
【0052】本発明の実施例では、非同期通信部31とEIAドライバ33および光信号入出力端36の間のデータ伝送チャネルを切換可能に形成するため、マルチプレクサ32および予備マルチプレクサ35を使用しているが、前記した予備マルチプレクサ35はマルチプレクサ32が故障を起こす場合のために付加的に設けられたものであり、全体的な動作の信頼性を向上させる役割をする。
【0053】また、本発明の実施例では、使用者が任意に切換スイッチSSを通じて直列通信ポートと光通信ポートを設定するよう構成されているが、前記切換スイッチSSをドッキングステーションが連結されるコンピュータ部分に設けた後、ドッキングステーションがコンピュータに着脱されるに従い機械的にオン/オフされるようにしてドッキングステーションがコンピュータに連結される場合は自動的に光通信ポートが選択されることができるように構成することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明の実施例では、1つのコンピュータシステムに直列通信ポートと光通信ポートを設けた後、必要により使用者が前記直列通信ポートと光通信ポートのいずれかを選択して使用することができる効果を有する直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置およびその駆動方法を提供することができる。本発明の係る効果はコンピュータ通信ポートの設計、製造、販売などの分野にも利用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直列通信ポートの構成回路図である。
【図2】従来の光通信ポートの構成回路図である。
【図3】本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の構成回路図である。
【図4】本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の光信号入出力端の詳細回路図である。
【図5】本発明の実施例に従う直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法の動作流れ図である。
【符号の説明】
31 非同期通信部
32 マルチプレクサ
33 EIAドライバ
34 D型コネクタ
35 予備マルチプレクサ
36 光信号入出力端
37 ドッキングステーション
38 マイクロコントローラ
IRPWR マイクロコントローラの出力端,出力信号
SS 切換スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 システムバスを通じて入力される制御命令、またはデータに関する情報信号が入力されるとこれによりラインとモデムをコントロールするための制御信号などを外部周辺装置へ出力し、または外部周辺装置から入力されるライン状態とモデム状態などのような情報信号をシステムバスへ伝送する非同期通信部と、光通信ポートと直列通信ポートのいずれかを設定するための切換信号を発生する切換スイッチと、前記切換スイッチから入力される切換信号により、光通信ポートが設定されない場合は光通信ポートの電源を遮断し、かつ直列通信ポートの伝送チャネルを設定するための制御信号を出力し、光通信ポートが設定される場合は光通信ポートに電源を印加すると同時に光通信ポートの伝送チャネルを設定するための制御信号を出力するマイクロコントローラと、前記マイクロコントローラから入力される制御信号により1つの伝送チャネルが選択されるマルチプレクサと、前記マルチプレクサの伝送チャネルを通じて前記非同期通信部と電気的に接続されるEIAドライバと、前記マルチプレクサの伝送チャネルを通じて前記非同期通信部と電気的に接続されて前記マイクロコントローラの制御信号により電源が供給または遮断される光信号入出力端からなることを特徴とする直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置。
【請求項2】 前記切換スイッチは、使用者によりオン/オフ動作が行なわれるので、使用者が任意に光通信ポートと直列通信ポートのいずれかを選択して使用できるようにすることを特徴とする請求項1に記載の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置。
【請求項3】 前記切換スイッチは、ドッキングステーションが接続されるコンピュータ部分に設置されてドッキングステーションがコンピュータに着脱されることにより機械的にオン/オフされるようにしてドッキングステーションがコンピュータに連結される場合は自動的に光通信ポートが選択されることを特徴とする請求項1に記載の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置。
【請求項4】 前記光信号入出力端は、前記マイクロコントローラから入力される制御信号により電源を供給または遮断する電源駆動部と、前記電源駆動部から電源が印加されると非同期通信部から伝送されるラインとモデムをコントロールするための制御信号を光信号に変換して出力する光信号出力部と、前記電源駆動部から電源が印加されると外部周辺装置から入力されるライン状態とモデム状態などのような光情報信号を電気的な信号に変換して非同期通信部へ伝送する非同期光信号入力部とからなることを特徴とする請求項1に記載の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置。
【請求項5】 前記電源制御部は、マイクロコントローラの制御信号によりオン/オフされるスイッチング手段と、前記スイッチング手段の動作により電源を定電圧信号に変換して出力するトランジスタと、前記トランジスタから出力される定電圧信号を充電すると同時にこれに含まれている交流成分を除去した後に出力するキャパシティC31とからなることを特徴とする請求項4に記載の直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置。
【請求項6】 電源が印加されると動作が始まって切換信号を読出す段階と、読出した切換信号から光通信ポートが設定されたかを判断する段階と、光通信ポートが設定されていない場合は光通信ポートの電源を遮断すると同時に直列通信ポートの伝送チャネルを設定する段階と、光通信ポートが設定された場合は光通信ポートに電源を印加すると同時に光通信ポートの伝送チャネルを設定する段階とからなることを特徴とする直列通信ポートと光通信ポートの切換制御装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開平7−168655
【公開日】平成7年(1995)7月4日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平6−213346
【出願日】平成6年(1994)9月7日
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)