説明

眼帯

【課題】本発明は、透明な素材を用いて着用者の視野を確保し、かつ構造が簡単で安価に製造でき、使い捨て使用可能な眼帯を提供し、花粉症対策等に寄与ようとするものである。
【解決手段】透明な素材からなる眼帯本体と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなり、耳紐なしで着用できる眼帯であって、左右両眼部を覆う両眼用、又は左右いずれか一方の眼を覆う片眼用に形成されてなり、両眼用眼帯はその左右両端部に延設された貼着用シート部をこめかみに、中央部に設けられた貼着用シート部を鼻梁に貼着して着用し、片眼用眼帯はその左右いずれか一方の端部をこめかみに貼着し、他方を鼻の付け根付近に貼着して着用するよう構成された眼帯による。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
眼部を覆い花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するための眼帯であって、着用者の視野を妨げない透明な素材からなる眼帯に関する。
【背景技術】
【0002】
近年花粉症に悩む人が多くなり、春先には毎日の気象情報の中で花粉飛散情報が伝えられるようになってきている。そして飛散する花粉が眼に入ることによって生じる眼のかゆみを防止するために、眼鏡やゴーグルに防止対策を施した事例はいくつも開示されているが、花粉症対応用の眼帯としては、特開2006−263408「ファッションマスク」の公報に、「花粉症などの際に一般的に使用されているマスクや眼帯などの医療品に色や飾りなどのファッション性を持たせ、あるいは持たせるための製品」との記述が見いだされるのみである。
この発明は、一般的に使用されるマスクや眼帯が白一色で病人のイメージが強いことから、マスクを人前で着用せずにインフルエンザや風邪の流行を助長していることに鑑み、白一色のマスクに色や飾りなどファッション性を持たせ、人前でも気兼ねなく着用できるようにする一環として眼帯にもファッション性を持たせて花粉症患者に眼帯の着用を促し花粉症対策に貢献しようとするものと理解される。
【0003】
花粉症対応眼帯に関する発明がほとんどない状態は、眼帯の着用によって視野が失われることにある。眼病の場合は、それが両眼に及ぶことは少なく、片眼に眼帯をしても一方の眼で不便ながら周囲を見ることができる。しかし花粉症は、一方の眼にしか起こらないというものでなく、両眼に炎症が発生する。したがって、両眼への眼帯使用は考えられず、視野が確保できる眼鏡やゴーグルに花粉症対策を施すことが集中的に行われてきた。
例えば特開2004−341124号公報に開示された保護眼鏡のように「眼鏡枠に取り付けられた軽量で透明な保護カバーを顔面に密着できる形状とし、眼に入る花粉や埃を防ぐことや、ドライアイの症状を軽減する」ものが、「従来の大げさで大変重量のある保護眼鏡製品と比べ、目立たず自然なファッションの一部として使える」ものとして開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−263408号公報
【特許文献2】特開2004−341124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、眼鏡の常用者はいざ知らず、花粉の飛び交う時期にのみ保護眼鏡を使用する人にとってはその時期の外出には保護眼鏡の着用が欠かせず、それがファッション性を備えたものであったとしても、眼鏡を着用する行為そのことが花粉症の憂鬱さを助長することにもなりかねない。また使用した眼鏡はその都度洗浄して付着した花粉を洗い流しておく必要も出てくる。
本発明は、このような保護眼鏡による花粉症対応の問題点に鑑みてなされたもので、前記保護眼鏡に代えて、透明でしわの寄りにくいフィルム状の素材を用い、構造が簡単で安価に製造でき、使い捨て使用のできる眼帯を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を下記の手段により解決した。
(1)眼部を覆い花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するための眼帯であって、着用者の視野を妨げないよう透明な素材からなる眼帯本体と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなり、耳紐なしで着用できる眼帯。
【0007】
(2)貼着用シート部が、眼帯本体の外周を取り巻くリング形状のものであることを特徴とする前項(1)に記載の眼帯。
(3)貼着用シート部が、内面に、貼着剤層とその表面に積層された剥離シートとを備えてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の眼帯。
【0008】
(4)眼帯本体が、透明でしわが寄りにくい腰の強さと人の肌に触れても危害をもたらさない柔軟さとを併せ持つフィルム状の素材で形成されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の眼帯。
(5)眼帯本体が、左右両眼部を覆う両眼用として形成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の眼帯。
(6)前項(5)に記載の両眼用の眼帯において、鼻梁に当接する鼻当て部分の上下端縁又は中央部に、前記鼻当て部を鼻梁に密着させる可撓性を有する樹脂製のノーズフィッタを備えてなることを特徴とする眼帯。
【0009】
(7)眼帯本体が、左右いずれか一方の眼部を覆う片眼用眼帯として形成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の眼帯。
【0010】
(8)眼帯本体の眼を覆う部分が、瞼の前面に空隙を確保しまばたきができるように外側に向けて凸となる緩やかな球面で構成され、かつ、外周縁部が他の部分より厚みを持って形成されてなることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項の記載の眼帯。
【0011】
(9)前記貼着剤が、無色透明なものであることを特徴とする前項(2)〜(6)のいずれか1項に記載の眼帯。
【0012】
(10)前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の眼帯が、花粉症対応用であることを特徴とする眼帯。
(11)前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の眼帯が、洗髪、洗顔等の理容・美容作業用であることを特徴とする眼帯。
【発明の効果】
【0013】
本発明の眼帯によって、下記の効果が期待できる。
〈1〉本発明の眼帯が、透明な素材からなる眼帯本体と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなるので、着用者の視野を妨げることなく着用でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを確実に防止できる。
【0014】
〈2〉貼着用シート部が、眼帯本体の外周を取り巻くリング形状のものであるので、眼帯本体が前記リング状の貼着用シート部で眼の回りに隙間なく貼着でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを確実、完全に防止できる。
〈3〉貼着用シート部が、内面に、貼着剤層とその表面に積層された剥離シートとを備えているので、貼着剤層は着用時まで剥離紙によって保護され、着用時には剥離紙を剥がすだけで眼の回りに容易に貼着できる。
【0015】
〈4〉眼帯本体が、透明でしわが寄りにくい腰の強さと人の肌に触れても危害をもたらさない柔軟さとを併せ持つフィルム状の素材で形成されているので、本発明の眼帯を着用しても視野を損なうことなく、かつ肌に優しく当接し、使用による不快感は極めて少ない。
【0016】
〈5〉眼帯本体が、左右両眼部を覆う両眼用として形成され、左右両端のこめかみ近傍に当接する部分と中央部の鼻梁に当接する部分にも貼着剤を塗布した後記のこめかみ貼着部と鼻梁貼着部を設け、それぞれの貼着部を左右のこめかみ付近及び鼻梁に貼着して使用するよう構成されているので、従来の眼帯に付きものであった耳紐がなくなり、眼鏡常用者にとって眼鏡の着脱がスムーズに行える。
〈6〉また両眼用眼帯がその中央部に設けられ鼻梁に当接する鼻梁貼着部の上下端縁又は中央部に可撓性を有する樹脂製のノーズフィッタを配設しているので、前記鼻梁貼着部を鼻梁の形状に合わせて確実に密着でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのをより確実に防止することができる。
【0017】
〈7〉眼帯本体が左右いずれか一方の眼部を覆い花粉や塵埃等の異物がその眼に入るのを防止する片眼用眼帯として形成され、その左右両端に貼着剤を塗布した貼着部を設けて、一方を鼻の付け根付近に、また他方をこめかみ近傍に貼着して使用するよう構成されているので、左右のいずれか一方の眼、あるいは2枚を両眼に個別に貼着して使用することができ、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するだけでなく、花粉症や眼病を発症した眼の治療用の眼帯としても耳紐の煩わしさなく使用できる。
【0018】
〈8〉眼帯本体の眼を覆う部分が、外側に向けて凸となる緩やかな球面で構成され、かつ、外周縁部が他の部分より厚みを持って形成されているので、瞼の前面に空隙が確保でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防ぐとともに、まばたきや眼の動きが妨げられない。
〈9〉前記貼着剤が、無色透明なものであるので透明な素材で構成された前記花粉症対応眼帯の着用が目立たず使用しやすい。
〈10〉前記眼帯が、透明なフィルム状の素材を両眼用、片眼用それぞれの形状に形成し、その貼着部に貼着剤を塗布するという簡単な構造であるので安価に製造できることから使用によって花粉や塵埃等の異物が付着した眼帯を使い捨てでき、付着した花粉や塵埃等の異物の処理が容易に行える。
【0019】
〈11〉前記眼帯が花粉症対策用として使用できるので、花粉症患者の眼のかゆみを軽減、若しくは解消できる。
〈12〉前記眼帯が洗髪、洗顔等の理容・美容作業用に使用できるので、幼児の洗髪、洗顔時にシャンプーや湯水が眼に入るのを防止でき、洗髪、洗顔嫌いを減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明による眼帯(両眼用)の一実施例の構造図(a)正面図、(b)A−A断面図
【図2】本発明による眼帯(両眼用)の他の実施例の正面図
【図3】本発明の眼帯(両眼用)の着用状況図
【図4】本発明による花粉症対応眼帯(片眼用)の構造図(a)正面図、(b)A−A断面図
【図5】本発明の眼帯(片眼用)の着用状況図
【符号の説明】
【0021】
1:眼帯本体(両眼用)
2:上下貼着部
3:こめかみ貼着部
4:鼻梁貼着部
5:貼着剤層
6:剥離紙
7:ノーズフィッタ
10:眼帯本体(片眼用)
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の眼帯の実施の形態を、実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明による眼帯(両眼用)の一実施例の構造図〔(a)正面図、(b)A−A断面図〕、図2は本発明による眼帯(両眼用)の他の実施例の正面図、図3は本発明の眼帯(両眼用)の着用状況図、図4は本発明による眼帯(片眼用)の構造図〔(a)正面図、(b)A−A断面図〕、図5は本発明の眼帯(片眼用)の着用状況図である。
図において1は両眼用の眼帯本体、2は上下貼着部、3はこめかみ貼着部、4は鼻梁貼着部、5は貼着剤層、6は剥離紙、7はノーズフィッタ、10は片眼用の眼帯本体を示す。
なお請求項にいう貼着用シート部は、前記眼の上下部への上下貼着部2,こめかみへのこめかみ貼着部3、鼻梁への鼻梁貼着部4の総称であり、実施の形態の説明を便にするため上記3つの貼着部に分けることとした。
【実施例1】
【0023】
本実施例の眼帯は、図1に示すように、左右両眼部を覆い花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するために着用する透明な素材でなる両眼用の眼帯であって、透明でしわが寄りにくい腰の強さと人の肌に触れても危害をもたらさない柔軟さとを併せ持つフィルム状の素材で形成された眼帯本体1と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなり、前記貼着用シート部は内面に貼着剤層5とその表面に積層された剥離紙6とを備えている。
本実施例の貼着用シート部は、眼の上下部に眼帯の上下外周縁部を貼着する上下貼着部2、左右両端に延設され着用者のこめかみ近傍に眼帯を貼着するこめかみ貼着部3、及び前記眼帯の中央部の鼻梁に当接させて貼着する鼻梁貼着部4とでなり、かつ、眼帯本体1の眼を覆う部分が、瞼の前面に空隙を確保してまばたきができるように外側に向けて凸となる緩やかな球面で構成され、かつ、前記貼着用シート部2、こめかみ貼着部3、及び鼻梁貼着部4が他の部分より厚みを持って形成されている。
そして、前記眼帯本体1の中央部に設けられた鼻梁貼着部4の上下端縁に柔軟な樹脂製のノーズフィッタ7を備え、前記鼻梁貼着部4を鼻梁の形状に合わせて確実に密着させられるようにしておくことも好ましい。なお前記ノイズフィッタ7は、鼻梁貼着部4の中央部の1箇所に設けられたものであってもよい。
また、前記眼帯本体1を着用した際、その上下貼着部2が、眼窩の縁端部上に位置するように形成しておくことも、上下貼着部2を顔面に確実に貼着でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのをより確実に防止するのに役立つので好ましい。
さらに、本実施例の両眼用の眼帯を着用する際の便を考慮して、前記剥離紙6は鼻梁貼着部4で左右に2分しておくことが好ましい。
【0024】
図1に示した眼帯では、上下を意識せずに着用できるよう眼帯本体1の形状、構造を上下対称としているが、図2に示すように眼帯本体1の中央部に設けられた鼻梁に当接し貼着される鼻梁貼着部4の下部を、下方に広がる鼻梁の形状に合わせて切り込み、顔面によりよくフィットするようにしておくのもよい。
この場合は着用にあたって上下を意識する必要がある。
【0025】
図3に本実施例の眼帯の着用状態を示した。
本実施例の眼帯の着用は次の手順によって行う。
(a)眼帯本体1の中央部に設けられた鼻梁貼着部4の剥離紙6を中央部で左右に2分して剥がし、露出した貼着剤層5を鼻梁に当接して貼着する。この際上方になるノーズフィッタ5をあらかじめほぼ鼻梁に合うよう曲げておくことが好ましい。
(b)上下のノーズフィッタ7を着用者の鼻梁に密着するように曲げ、前記中央部に設けられた鼻梁貼着部4の全面を鼻梁に当接させ、確実に貼着する。
(c)中央部で左右に剥離した剥離紙6を左右のこめかみ方向に剥がしつつ上下貼着部2を眼の回りに貼着してゆき、最後に着用者のこめかみ近傍に前記こめかみ貼着部3、3を貼り付ける。
(d)眼帯本体1の各貼着部分を上から押さえて、前記眼帯本体1が、顔面に確実に貼着されたことを確認する。
【実施例2】
【0026】
本実施例の眼帯は、図4に示すように、左右いずれか一方の眼部を覆い花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するために着用する透明な素材でなる片眼用の眼帯であって、透明でしわが寄りにくい腰の強さと人の肌に触れても危害をもたらさない柔軟さとを併せ持つフィルム状の素材で形成された眼帯本体10と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなり、前記貼着用シート部は内面に貼着剤層5とその表面に積層された剥離紙6とを備えている。
本実施例の貼着用シート部は、眼の上下部に眼帯の上下外周縁部を貼着する上下貼着部2、眼帯本体10の左右に延設され一方が着用者のこめかみ近傍に眼帯を貼着するこめかみ貼着部3、他方が着用者の鼻の付け根付近に貼着される鼻梁貼着部4とでなり、かつ、眼帯本体1の眼を覆う部分が、瞼の前面に空隙を確保してまばたきができるように外側に向けて凸となる緩やかな球面で構成され、かつ、前記上下貼着部2、こめかみ貼着部3、及び鼻梁貼着部4が他の部分より厚みを持って形成されている。
そしてその外形は、左右どちらの眼でも使用できるよう上下対称に作られている。また、前記眼帯本体10を着用した際、その上下外周縁部に延設された上下貼着部2が眼窩の縁端部上に位置するように形成しておくことも、上下貼着部2を顔面に確実に貼着でき、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのをより確実に防止するのに役立つので好ましい。
【0027】
図5に本実施例の花粉症対応眼帯の着用状態を示した。本実施例の眼帯は、鼻の付け根に貼着する鼻梁貼着部4の剥離紙6を剥がして貼着剤層5を露出し、露出した貼着剤層5を鼻の付け根に当接して貼着、固定した後、こめかみ側に剥離紙6を剥がしながら貼着を進め、こめかみ貼着部3の剥離紙6を剥がして露出した貼着剤層5をこめかみ近傍に当接、貼着することによって着用する。
なお本実施例の眼帯2枚を両眼に着用して使用することも問題なく行える。
【0028】
本発明の眼帯では、眼帯本体1、10は透明な素材でなることが必須の条件ではあるが、無色である必要はなく、サングラスのように日除け機能をもたせるためやファッション性を高めるために着色されたものであってもよく、また偏光性を有する素材を用いるなど、花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するとともに、他の使用条件にも適合する眼帯として機能させることも好ましい。
さらに、視野を妨げることのない各貼着部2、3、4を肌色に着色し、眼帯の着用を目立ちにくくすることも用いられてよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の眼帯は、花粉症対応用、洗髪、洗顔等の理容・美容作業用ばかりでなく、粉塵の多発する道路工事や解体工事等の土木作業用、農薬散布や脱穀作業、農地耕作等の農作業用、釣りや漁獲作業、水産物加工等の水産作業用、介護、治療行為等の医療作業用、あるいは食品加工、電気製品製造、自動車製造、運送業、スポーツ等の分野でも使用できるものである。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼部を覆い花粉や塵埃等の異物が眼に入るのを防止するための眼帯であって、着用者の視野を妨げないよう透明な素材からなる眼帯本体と、その外周縁部に延設された貼着用シート部とからなり、耳紐なしで着用できる眼帯。
【請求項2】
貼着用シート部が、眼帯本体の外周を取り巻くリング形状のものであることを特徴とする請求項1に記載の眼帯。
【請求項3】
貼着用シート部が、内面に、貼着剤層とその表面に積層された剥離シートとを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼帯。
【請求項4】
眼帯本体が、透明でしわが寄りにくい腰の強さと人の肌に触れても危害をもたらさない柔軟さとを併せ持つフィルム状の素材で形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼帯。
【請求項5】
眼帯本体が、左右両眼部を覆う両眼用として形成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼帯。
【請求項6】
請求項4に記載の両眼用の眼帯において、鼻梁に当接する鼻当て部分の上下端縁又は中央部に、前記鼻当て部を鼻梁に密着させる可撓性を有する樹脂製のノーズフィッタを備えてなることを特徴とする眼帯。
【請求項7】
眼帯本体が、左右いずれか一方の眼部を覆う片眼用眼帯として形成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼帯。
【請求項8】
眼帯本体の眼を覆う部分が、瞼の前面に空隙を確保しまばたきができるように外側に向けて凸となる緩やかな球面で構成され、かつ、外周縁部が他の部分より厚みを持って形成されてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項の記載の眼帯。
【請求項9】
前記貼着剤が、無色透明なものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の眼帯。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の眼帯が、花粉症対応用であることを特徴とする眼帯。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の眼帯が、洗髪、洗顔等の理容・美容作業用であることを特徴とする眼帯。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−240116(P2010−240116A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−91526(P2009−91526)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【出願人】(507003546)