説明

眼鏡フレーム

【課題】レンズの全周を覆う樹脂製のリムを備える眼鏡フレームにおいて、レンズの着脱を簡単にすることのできる眼鏡フレームを提供する。
【解決手段】レンズ10の全周を覆う樹脂製のリム20と、リム20に取り付けられる智30と、を備える眼鏡フレーム100において、リム20は、智30が取り付けられる付近が、レンズ10の着脱を可能とせしめるために分離可能に構成されており、リム20における分離部を介した一方の端部と他方の端部とを固定する固定部が、智30に設けられていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製のリムを有する眼鏡フレームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、レンズの全周を覆う樹脂製のリムを備えた眼鏡フレームが知られている。このような眼鏡フレームにおいては、リムにレンズを取り付ける場合、リムを暖めて柔らかくした状態でレンズを取り付けるのが一般的である。例えば、アセテート製のリムの場合には70〜80℃に暖め、ナイロン製のリムの場合には80〜90℃に暖める必要がある。また、レンズをリムから取り外す場合には、力を入れて無理やりレンズをリムから取り外すのが一般的である。
【0003】
このように、従来例に係る眼鏡フレームの場合には、リムにレンズを取り付けるのに手間がかかっていた。また、レンズを取り外す際に、リムからレンズを無理やり外していたので、リムが変形したり傷ついたりするなど、リムに悪影響を及ぼすおそれもあった。
【0004】
なお、関連する技術としては、特許文献1に開示された技術がある。
【特許文献1】特開2000−122010号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、レンズの全周を覆う樹脂製のリムを備える眼鏡フレームにおいて、レンズの着脱を簡単にすることのできる眼鏡フレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0007】
すなわち、本発明の眼鏡フレームは、
レンズの全周を覆う樹脂製のリムと、
該リムに取り付けられる智と、
を備える眼鏡フレームにおいて、
前記リムは、前記智が取り付けられる付近が、レンズの着脱を可能とせしめるために分離可能に構成されており、
前記リムにおける分離部を介した一方の端部と他方の端部とを固定する固定部が、前記智に設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、リムにおいて、智が取り付けられる付近が分離可能に構成されているので、レンズの着脱を簡単に行うことができる。そして、これら一方の端部と他方の端部は、智に設けられた固定部によって固定されるので、これらを固定するための専用部品を別途必要とすることもない。従って、部品点数が増加してしまうことはない。
【0009】
前記一方の端部と他方の端部には、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔が設けられており、
前記智に設けられた固定部は、前記一方の端部に設けられた貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔とを一致させた状態で、これらの貫通孔を挿通させるピン部を備えるとよい。
【0010】
これにより、ピン部を挿通させることで、一方の端部と他方の端部は、各々の貫通孔が
一致した状態で保持される。
【0011】
前記一方の端部と他方の端部には、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔が設けられており、
前記智に設けられた固定部は、略U字形状の挟持部によって構成されており、
前記一方の端部に設けられた貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔とを一致させた状態で、前記挟持部の一端部を、これらの貫通孔に挿通させることによって、これらの貫通孔の内壁面と、前記一方の端部及び他方の端部のうち少なくともいずれか一方の外壁面とが前記挟持部によって挟み込まれるとよい。
【0012】
これにより、より確実に一方の端部と他方の端部とを固定することができる。
【0013】
前記一方の端部には表裏面の間に形成される溝が設けられており、該一方の端部に設けられる貫通孔は、この溝を挟んで表側と裏側にそれぞれ形成されており、
前記他方の端部が、この溝内に嵌め込まれることで、一方の端部に設けられた一対の貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔が一致するように構成されているとよい。
【0014】
これにより、他方の端部は一方の端部に設けられた溝に嵌め込まれた状態で固定されるので、一方の端部と他方の端部とをより安定的に固定させることができる。
【0015】
前記リムに着脱自在な装飾品を備え、
前記智に設けられた固定部によって、前記一方の端部と他方の端部とが固定されると同時に、前記装飾品も前記リムに固定されるとよい。
【0016】
これにより、智に設けられた固定部によって、一方の端部と他方の端部とを固定するだけでなく、装飾品も同時に固定させることができる。
【0017】
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明によれば、レンズの全周を覆う樹脂製のリムを備える眼鏡フレームにおいて、レンズの着脱を簡単にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0020】
(実施例1)
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係る眼鏡フレームについて説明する。図1は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにレンズを取り付けた状態を示した正面図である。ただし、図1においては、眼鏡フレームのうちテンプル等については省略している。また、パッドについては透視した状態で示している。図2は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムの正面図である。なお、図2において、リムに取り付けられたパッドについては透視した状態で示している。図3は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムに智を取り付ける様子を示す上面図である。図4は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムと智との固定部を示す拡大透視図である。図5は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムと智との固定部の構造を示す図である。
【0021】
<眼鏡フレーム>
特に、図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係る眼鏡フレーム全体の構成を説明する。本実施例に係る眼鏡フレームは、左右一対のリムとブリッジが一体に構成されている。
【0022】
そして、本実施例に係る眼鏡フレーム100におけるリム20は、レンズ10の全周を覆うように構成されている。また、本実施例に係るリム20は樹脂材により構成されている。勿論、リム20と一体に構成されたブリッジに相当する部分も樹脂材により構成されている。また、リム20の内側にはパッド15が取り付けられ、外側には智30が取り付けられる。
【0023】
そして、本実施例に係るリム20においては、智30が取り付けられる付近が分離可能に構成されている。図2においては、分離部21を介した一方の端部21Aと他方の端部21Bとを引き離した状態を示している。なお、説明の便宜上、分離部21を介した上方の端部を一方の端部21Aと称し、下方の端部を他方の端部21Bと称することにする。
【0024】
一方の端部21Aと他方の端部21Bには、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔22,23が設けられている。また、一方の端部21Aと他方の端部21Bの外側の外壁面には、それぞれ溝24,25が設けられている。
【0025】
そして、本実施例に係る眼鏡フレーム100においては、これら一方の端部21Aと他方の端部21Bが、智30によって固定されるように構成されている。以下、この固定構造について詳細に説明する。
【0026】
<智による固定構造>
特に、図3〜図5を参照して、智30によって、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定する固定構造について詳細に説明する。
【0027】
本実施例において、一方の端部21Aには、表裏面の間に形成される溝26が設けられている。これにより、一方の端部21Aに設けられる貫通孔22は、この溝26を挟んで表側と裏側にそれぞれ形成されている(図5参照)。そして、他方の端部21Bは、この溝26に嵌め込まれるように構成されている。
【0028】
図5において、(A)は一方の端部21Aと他方の端部21Bを引き離した状態を示し、(B)は一方の端部21Aと他方の端部21Bを固定した状態を示している。図5(B)から分かるように、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定した状態においては、他方の端部21Bは一方の端部21Aに設けられた溝26に嵌め込まれている。
【0029】
他方の端部21Bを一方の端部21Aに設けられた溝26に嵌め込んだ状態においては、一方の端部21Aに設けられた貫通孔(一対の貫通孔)22と他方の端部21Bに設けられた貫通孔23とが一致するように構成されている。
【0030】
そして、智30には、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定する固定部としての略U字形状の挟持部31が設けられている。なお、智30の全体的な形状は、略S字形状である。そして、この智30の一端側には、テンプルに結合する結合部34が設けられている。また、この智30の他端側の先端はピン部32を構成している。上述した略U字形状の挟持部31の一部が、このピン部32である。また、挟持部31において、ピン部32に対向する部分には、凹部33が設けられている。
【0031】
そして、智30によって、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定する際には、
まず、他方の端部21Bを一方の端部21Aに設けられた溝26に嵌め込む。これにより、上記の通り、一方の端部21Aに設けられた貫通孔(一対の貫通孔)22と他方の端部21Bに設けられた貫通孔23とが一致する。そして、智30に設けられたピン部32を、これらの貫通孔22,23に挿通させる(図3参照)。なお、貫通孔22,23の孔径は、ピン部32の外径と同程度に設定されている。
【0032】
ここで、智30に設けられたピン部32を、貫通孔22,23に挿通させる際においては、結合部34側が外側を向いた状態で挿通させる。すると、挟持部31のうちピン部32に対向する部分が、一方の端部21Aと他方の端部21Bの外側の外壁面にそれぞれ設けられた溝24,25に嵌まった状態となる。これにより、挟持部31におけるピン部32と、ピン部32に対向する部分(特に凹部33が設けられている付近)とによって、貫通孔22,23の内壁面と、一方の端部21A及び他方の端部21Bの外壁面とが挟み込まれた状態となる。
【0033】
<本実施例の優れた点>
以上のように、本実施例に係る眼鏡フレーム100によれば、リム20において、智30が取り付けられる付近が分離可能に構成されている。従って、図2に示すように、分離部21を介した一方の端部21Aと他方の端部21Bとを引き離した状態とすることによって、レンズ10の着脱を簡単に行うことができる。
【0034】
そして、これら一方の端部21Aと他方の端部21Bは、智30に設けられた固定部としての挟持部31によって固定されるので、これらを固定するための専用部品を別途必要とすることもない。従って、部品点数が増加してしまうことはない。
【0035】
また、本実施例においては、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定させる場合には、一方の端部21Aと他方の端部21Bにそれぞれ設けられた貫通孔22,23を一致させた状態で、智30に設けられたピン部32を、これらの貫通孔22,23に挿通させる。
【0036】
したがって、一方の端部21Aと他方の端部21Bは、各々の貫通孔22,23が一致した状態で保持される。なお、貫通孔22,23の孔径を、ピン部32の外径と同じか僅かに小さく設定しておき、ピン部32を貫通孔22,23に圧入させる構成を採用してもよい。この場合には、ピン部32を挿通させただけで、一方の端部21Aと他方の端部21Bとが、ある程度固定される。
【0037】
また、本実施例においては、略U字形状の挟持部31によって、貫通孔22,23の内壁面と、一方の端部21A及び他方の端部21Bの外壁面とを挟み込むことで、一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定する構成を採用している。
【0038】
これにより、より確実に一方の端部21Aと他方の端部21Bとを固定することができる。
【0039】
更に、本実施例においては、一方の端部21Aには表裏面の間に形成される溝26が設けられており、他方の端部21Bが、この溝26内に嵌め込まれる構成を採用している。
【0040】
従って、他方の端部21Bは一方の端部21Aに設けられた溝26に嵌め込まれた状態で固定されるので、一方の端部21Aと他方の端部21Bとをより安定的に固定させることができる。なお、本実施例では、上方の端部に溝を設け、下方の端部をこの溝に嵌め込む場合の構成を示したが、下方の端部に溝を設け、上方の端部をこの溝に嵌め込む構成を採用してもよいことは言うまでもない。
【0041】
(実施例2)
図6及び図7には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、一方の端部に設けられた溝に他方の端部が嵌め込まれる構成について示したが、本実施例では、一方の端部と他方の端部を重ね合わせる構成を示す。その他の基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】
図6及び図7は本発明の実施例2に係る眼鏡フレームにおけるリムと智の固定部の構造を示す図である。
【0043】
本実施例では、リム20において、分離部21を介した一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”が、それぞれ段差を有する構成となっている。そして、互いの段差が埋まるように一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”を重ね合わせることで、一方の端部21A’,21A”に設けられた貫通孔22と他方の端部21B’,21B”に設けられた貫通孔23が一致するように構成されている。
【0044】
なお、図6においては、一方の端部21A’側は裏面側(眼鏡をかけた際に顔面に対向する面側)が下に向かって突出し、他方の端部21B’側は表面側が上に向かって突出する場合の構成を示している。そして、図7においては、一方の端部21A”側は表面側が下に向かって突出し、他方の端部21B”側は裏面側が上に向かって突出する場合の構成を示している。
【0045】
そして、本実施例の場合においても、一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”とを固定する場合には、上記実施例1で示した智30に設けられたピン部32を、これらの貫通孔22,23に挿通させる。これにより、上記実施例1の場合と同様に、一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”は、各々の貫通孔22,23が一致した状態で保持される。なお、智30に設けられた挟持部31におけるピン部32と、ピン部32に対向する部分とによって、貫通孔22,23の内壁面と、一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”の外壁面とが挟み込まれた状態となることについても、上記実施例1の場合と同様である。
【0046】
以上のように、本実施例においても、上記実施例1の場合と同様に、分離部21を介した一方の端部21A’,21A”と他方の端部21B’,21B”とを引き離した状態とすることによって、レンズ10の着脱を簡単に行うことができる。
【0047】
(実施例3)
図8には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、上記実施例1または2の構成に対して、更に着脱自在な装飾品を加える構成を説明する。その他の基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0048】
図8は本発明の実施例3に係る眼鏡フレームに装飾品を取り付ける様子を説明する説明図である。なお、図8においては、眼鏡フレームのうちテンプル等については省略している。また、パッドについては透視した状態で示している。
【0049】
図8には、眼鏡フレーム100のリム20に、オプションとして取り付けることのできる装飾品40が示されている。この装飾品40は、眼鏡フレーム100の表面側(正面側)に着脱自在に設けられるものである。そして、この装飾品40の両端には、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔41が設けられている。
【0050】
また、この装飾品40を眼鏡フレーム100の所定の位置に重ねると、これら一対の貫通孔41は、上記実施例で示した一方の端部21A,21A’,21A”と他方の端部21B,21B’,21B”にそれぞれ設けられた貫通孔22,23と一致するように構成されている。
【0051】
そして、これらの貫通孔22,23,41を一致させた状態で、智30に設けられたピン部32を挿通させることで、一方の端部21A,21A’,21A”と他方の端部21B,21B’,21B”が、各々の貫通孔22,23が一致した状態で保持されると同時に、装飾品40が眼鏡フレーム100に固定される。
【0052】
なお、本実施例においては、貫通孔41の孔径をピン部32の外径と同じか僅かに小さく設定しておき、ピン部32を貫通孔41に圧入させることで、装飾品40が眼鏡フレーム100に固定される構成を採用している。
【0053】
しかしながら、上記実施例1で説明したように、智30における略U字形状の挟持部31による挟み込みを利用して、装飾品40が眼鏡フレーム100に固定される構成を採用することもできることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】図1は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにレンズを取り付けた状態を示した正面図である。
【図2】図2は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムの正面図である。
【図3】図3は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムに智を取り付ける様子を示す上面図である。
【図4】図4は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムと智との固定部を示す拡大透視図である。
【図5】図5は本発明の実施例1に係る眼鏡フレームにおけるリムと智との固定部の構造を示す図である。
【図6】図6は本発明の実施例2に係る眼鏡フレームにおけるリムと智の固定部の構造を示す図である。
【図7】図7は本発明の実施例2に係る眼鏡フレームにおけるリムと智の固定部の構造を示す図である。
【図8】図8は本発明の実施例3に係る眼鏡フレームに装飾品を取り付ける様子を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0055】
10 レンズ
15 パッド
20 リム
21 分離部
21A,21A’,21A” 一方の端部
21B,21B’,21B” 他方の端部
22,23 貫通孔
24,25 溝
26 溝
30 智
31 挟持部
32 ピン部
33 凹部
34 結合部
40 装飾品
41 貫通孔
100 眼鏡フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズの全周を覆う樹脂製のリムと、
該リムに取り付けられる智と、
を備える眼鏡フレームにおいて、
前記リムは、前記智が取り付けられる付近が、レンズの着脱を可能とせしめるために分離可能に構成されており、
前記リムにおける分離部を介した一方の端部と他方の端部とを固定する固定部が、前記智に設けられていることを特徴とする眼鏡フレーム。
【請求項2】
前記一方の端部と他方の端部には、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔が設けられており、
前記智に設けられた固定部は、前記一方の端部に設けられた貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔とを一致させた状態で、これらの貫通孔を挿通させるピン部を備えることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム。
【請求項3】
前記一方の端部と他方の端部には、それぞれ表裏方向に向かって貫通する貫通孔が設けられており、
前記智に設けられた固定部は、略U字形状の挟持部によって構成されており、
前記一方の端部に設けられた貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔とを一致させた状態で、前記挟持部の一端部を、これらの貫通孔に挿通させることによって、これらの貫通孔の内壁面と、前記一方の端部及び他方の端部のうち少なくともいずれか一方の外壁面とが前記挟持部によって挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム。
【請求項4】
前記一方の端部には表裏面の間に形成される溝が設けられており、該一方の端部に設けられる貫通孔は、この溝を挟んで表側と裏側にそれぞれ形成されており、
前記他方の端部が、この溝内に嵌め込まれることで、一方の端部に設けられた一対の貫通孔と他方の端部に設けられた貫通孔が一致するように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の眼鏡フレーム。
【請求項5】
前記リムに着脱自在な装飾品を備え、
前記智に設けられた固定部によって、前記一方の端部と他方の端部とが固定されると同時に、前記装飾品も前記リムに固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の眼鏡フレーム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−25990(P2010−25990A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−183906(P2008−183906)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(000131315)株式会社村井 (2)
【Fターム(参考)】