【目的】 磁気による健康維持効果と指のツボを刺激することによる健康維持効果の両方を兼ね備え、装身具としての利用も期待できる磁気健康具である。
【構成】 ひも状で弾性のあるプラスチック磁石又はゴム磁石を螺旋状に成形したものである。

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磁気を利用する健康具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
磁気が肩こりの軽減などに効果があることは知られており、帯磁した金属製のブレスレット、ネックレスなどの形状の磁気健康具として市販されている。しかし金属アレルギー症状を引き起こす場合がある。一方、最近、絆創膏などの粘着テープを指に巻きつけて緊縛すると適度にツボを刺激して体調を良好にし、体型がスリム化するとして、特に若い女性の間で流行しており、女性週刊誌などにも取り上げられている。しかし粘着テープは汚れやすく、また入浴するたびに交換しなければならないと言う欠点がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、磁気による健康維持効果と指のツボを刺激することによる健康維持効果の両方を兼ね備え、更に装身具としての効果も期待できる磁気健康具を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかわる磁気健康具は、ひも状で弾性のあるプラスチック磁石又はゴム磁石を螺旋状に成形したものであることを特徴とする。
【０００５】
【考案の実施の形態】
本考案の磁気健康具を図１により説明すると、符号１は、ひも状で弾性のあるプラスチック磁石又はゴム磁石２を螺旋状に成形したものである。磁性粉をプラスチック原料又はゴム原料と混合し、ひも状に押し出したものを螺旋状に成形し磁化して永久磁石にすることにより得られる。プラスチック原料としては、弾性・柔軟性の点でポリウレタン樹脂が好適である。プラスチック磁石又はゴム磁石にラメを混入するとか、塗装するとかすれば外観は美麗になり、装身効果も期待できる。螺旋を形成するひもの断面は円でも四角形でも良い。円の場合の外径は３〜４ｍｍ、四角形の場合は幅４ｍｍ前後、厚さ１〜２ｍｍ、螺旋の内径は女性の指より一回り小さく、１０ｍｍ前後とするのが良い。
【０００６】
らせんの巻き数は任意であるが、指に巻つけた時の緊縛効果を調整することができるよう、少なくとも５巻き以上であることが望ましい。効果を高めたい場所は密に、その他の場所は粗に巻きつければ良い。商品形態としては、１０巻き又はそれ以上としておけば、使用者が好みに応じて任意の巻き数に切断して使用することができる。
【０００７】
【考案の効果】
磁気による健康維持効果と指のツボを刺激することによる健康維持効果の両方を兼ね備え、更に装身具としての利用も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案の磁気健康具の平面図である。
【符号の説明】
１ 磁気健康具
２ ひも状で弾性のあるプラスチック磁石又はゴム磁石

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項１】 ひも状で弾性のあるプラスチック磁石又はゴム磁石を螺旋状に成形したものであることを特徴とする磁気健康具。

【図１】

【登録番号】第３０３０２５５号
【登録日】平成８年（１９９６）８月７日
【発行日】平成８年（１９９６）１０月２２日
【考案の名称】磁気健康具
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平８−８３６
【出願日】平成８年（１９９６）２月２１日
【出願人】（５９６０２３７８４）三栄化成株式会社 (2)