説明

移植機

【課題】移植機の予備苗載台支柱を取付部材として、操縦部の上方を覆うフードの設置を簡潔な構成によって行うと共に、前部ステップを利用して行う乗降並びに苗補給作業時の移動を妨げることのない移植機を提供する。
【解決手段】植付装置を備える走行機体2に、操縦部の操作パネルの側方下部に形成される前部ステップ4dの外方に予備苗載台7,8を立設した移植機1であって、前記操縦部の上方を覆うフード10を設置するに、前部ステップ4dの外方に立設される予備苗載台7,8の予備苗載台支柱11,12の支柱内方に、フード10のフードステー13,14の下部を取付ける構成にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操縦部にフードを設置する移植機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、植付装置を備えた走行機体に、予備苗載台を操縦部の前方でボンネットの側方に形成される前部ステップの外方に立設すると共に、操縦部をフードによって覆うようにした移植機は既に公知である(例えば特許文献1。)。
上記移植機は、フード(屋根)のフードステー(屋根支持フレーム)を、前部ステップ(ステップ部)の床面からボンネットの両側面に沿わせて立設することにより、フードを設置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001―224208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示される移植機は、前部ステップの床面側に貫通させた複数の取付孔に対し、フードステーの下端に設けた取付板をボルト固定することにより、フードステーをボンネットの外方に沿わせて立設している。このため上記移植機は、オペレータが乗降並びに苗補給作業を前部ステップを利用して行う際に、ボンネットの外方に立設されるフードステーが前部ステップ上に突出して通路空間を狭めるため、オペレータの足元の邪魔になりスムーズな移動を妨げること、またボンネット後部の操作パネルの直前に近接して立設されるフードステーがオペレータの前方視界を妨げる等の欠点がある。さらに、上記フードの設置構造は長いフードステーの下端を強固に支持するうえで、予め取付床面の構成を頑丈な剛体構造にしておく必要があると共に、取付床面に対し複数のボルト孔を貫通させる孔あけ加工をしておかねばならず、構造が煩雑化しコスト高になる等の課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は係る課題を解決するために、第1に、植付装置6を備える走行機体2に、操縦部4の操作パネル3aの側方下部に形成される前部ステップ4dの外方に予備苗載台7,8を立設した移植機1において、前記操縦部4の上方を覆うフード10を設置するに、前部ステップ4dの外方に立設される予備苗載台7,8の予備苗載台支柱11,12の支柱内方に、フード10のフードステー13,14の下部を取付けることを特徴としている。
【0006】
第2に、予備苗載台支柱11,12の上部外方に苗搬送台7又は苗載置台8を取付け、且つ該予備苗載台支柱11,12の前部支柱11a,12aと後部支柱11b,12bのそれぞれ中途部を、前後方向の支柱横フレーム26によって連結し、該支柱横フレーム26にフードステー13,14の下部を取付けることを特徴としている。
【0007】
第3に、予備苗載台支柱11,12の支柱横フレーム26と、苗搬送台7又は苗載置台8の下方における予備苗載台支柱11,12の外方で、走行機体3から立設されて肥料タンク9を取付けるタンク支持枠27とを接続することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、操縦部の上方にフードを設置するとき、前部ステップの外方から立設される予備苗載台の予備苗載台支柱の支柱内方に対し、フードのフードステーの下部を取付けることにより、フードステーは予備苗載台支柱に近接支持されるので、前部ステップを利用して行う乗降並びに苗補給作業時の移動を妨げることがない。またフードステーは、移植機に既設の予備苗載台支柱を取付部材として兼用するので、機体を大きく改造することなくフードの設置を簡単に行うことができる。
【0009】
請求項2の発明によれば、予備苗載台支柱の上部外方に苗搬送台又は苗載置台を取付け、且つ前部支柱と後部支柱のそれぞれ中途部を、支柱横フレームによって前後方向に連結し、該支柱横フレームにフードステーの下部を取付けることにより、フードステーを予備苗載台支柱の内方に沿わせた状態で、ステー下部を操縦ステップ又は前部ステップの床面から離間させて立設することができるので、足元側スペースを確保してオペレータが操縦並びに乗降移動する際に足元の邪魔になることなくフードを設置することができる。
【0010】
請求項3の発明によれば、予備苗載台支柱の支柱横フレームと、苗搬送台又は苗載置台の下方における予備苗載台支柱の外方で、走行機体から立設される肥料タンク取付け用のタンク支持枠とを接続することにより、タンク支持枠によって取付剛性を高めた予備苗載台支柱に対し、フードステーを支柱横フレームを介して簡単且つ安定よく取付支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る移植機の平面図である。
【図2】移植機の側面図である。
【図3】移植機の予備苗載台及びフードの設置構造を示す正面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図3の右側面図である。
【図6】図5の要部の構成を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において符号1は移植機(乗用田植機)であって、前輪1aと後輪1bを左右に有する走行機体2の前側にエンジンを搭載してボンネット3で覆い、後方にハンドル4a及び座席4b並びに操縦ステップ4c等からなる操縦部4を配置し、機体後部に構成される3点リンク方式の昇降機構5に植付装置6を装着している。
この移植機1は、苗箱やスクレーパ等の苗トレーに収容されたマット苗(予備苗)を畔から機体後部に補給するための予備苗載台としての苗搬送台7と苗載置台8とを、機体前部に構成される機体フレーム2aの両外方寄りに備え、且つボンネット3の左右下部に操縦ステップ4cに通ずる前部ステップ4dを形成している。またボンネット3の後部上方には、各種の操作レバーやスイッチ他計器類を備える操作パネル3aが配置されている。
【0013】
上記苗搬送台7と苗載置台8の下方には、肥料タンク9をタンク支持構造を介して搭載できるようにしており、肥料タンク9内に収容されるペースト肥料は肥料ポンプを介して施肥ノズル9aから圃場に供給(施肥)される。尚、実施形態の移植機1は、苗搬送台7側にだけ肥料タンク9を搭載し苗載置台8側への肥料タンク9の搭載を省略した例を示している。
【0014】
肥料タンク9は、フラットな上面に備えるタンク蓋9aを後部の回動支点を中心に前方から後方に向けて回動すると、肥料供給口を開放してペースト状の肥料を供給することができる。
そして、移植機1は操縦部4の上方を覆うフード10を、苗搬送台7と苗載置台8との各予備苗載台支柱11,12の支柱構造を利用し、左右のフードステー13,14を後述するフード取付構造により安定よく設置するようにしている。
【0015】
以下各部の構成について詳述する。図示する植付装置6は、6条分の予備苗を左右並列状に載置する苗載台6aを前高後低状に傾斜させて設けており、該苗載台6aの下端部において植付爪6bによって1株毎の苗を掻取って苗を圃場に植付けることができる。また苗載台6aに対する予備苗の補給作業は、畔側から行う場合には走行機体2の前部を畔に向けて接近させた状態で、伸展させた苗搬送台7の前端部に予備苗を載置する動作によって行う。
【0016】
先ず、図1〜図4を参照し苗搬送台7について説明する。この苗搬送台7は、梯子状に枠組みされたコンベアフレーム15に、複数の搬送ローラ16を搬送方向に並設したローラコンベア方式としている。そして、苗搬送台7は走行機体2の前部左外方寄りに設けるに当たり、前方を高くし後方がやや低くなるように後傾斜状にしている。これにより苗搬送台7は、畦側から補助作業者によって数箱分の予備苗を供給載置することができ、ローラ16上を転動させて後端に到達させる。
【0017】
図示例の苗搬送台7は、コンベアユニットを前後方向に略等しく3分割形成しており、前後に配設される前側コンベア7aと後側コンベア7bとを、中側コンベア7cに対しヒンジ部7dを介し上方側に折畳み回動自在に接続している。これにより苗搬送台7は苗を供給する図示の搬送姿勢から、後側コンベア7bをヒンジ部7dを支点に折畳み、次いで前側コンベア7aを折畳み、両者を中側コンベア7cの上に重ねた格納姿勢にすることができる。
【0018】
そして、苗搬送台7は中側コンベア7cを、肥料タンク9の内方寄りで機体フレーム2aから上方に向けて立設される、下向きU字状のループ形状のパイプ材からなる予備苗載台支柱11に後述する苗搬送台取付構造によって取付けている。これにより移植機1は、苗搬送台7を機体の直進方向に沿う標準姿勢と、進行方向に対し左または右に回動させた斜向姿勢(水平回動姿勢)とに切換自在としている。
即ち、苗搬送台取付構造は図4に示すように、前記予備苗載台支柱11の前部支柱11aと後部支柱11bの基部を、機体フレーム2aの前側下部ブラケット21と後方側ブラケット21aとに着脱自在に取付けている。
【0019】
上記予備苗載台支柱11は、操作パネル3aの側方近傍に位置する後部支柱11bの上方部位に、中側コンベア7cを軸支して水平方向に回動自在とする軸支部22を設けている。中側コンベア7cは、コンベアフレーム15の下部に突設した複数のブラケット23aを介し苗搬送台ステー23を前後方向に取付けており、該苗搬送台ステー23の後部を切換レバー24を備える回動切換機構25を介して軸支部22に回動自在に軸装している。これにより苗載置台8は、切換レバー24を操作することにより回動切換機構25内のロック機構を係脱し、中側コンベア7cを介して予備苗搬送方向を自在に選択することができる。
【0020】
上記構成において予備苗載台支柱11は、後部支柱11bの中途を前方に屈曲させてブラケット21aを前方側に位置させることにより、操縦ステップ4c上で足元が位置する足元側スペースを広くするようにしている。また予備苗載台支柱11の前部支柱11aと後部支柱11bの中途を、横支柱フレーム26によって前後方向に連結することにより前後方向の取付剛性を高めている。そして、横支柱フレーム26に肥料タンク9を取付けるタンク支持枠27を接続させることにより、予備苗載台支柱11の横方向の取付剛性を高めている。
【0021】
上記タンク支持枠27は、下向きコ字状に形成される前後支柱の基部を、機体フレーム2aから側方に突設させたタンク支持フレーム28に取付けて立設しており、タンク支持枠27の側部に肥料タンク9の側面を着脱可能に取付けている。そして、タンク支持枠27の支柱横部に内向きに突設させた取付部材29を、前記支柱横フレーム26の上面に重ねた状態で両者をボルト31によって接続する構造にしている。
【0022】
一方、フード10の上部左右を取付支持するフードステー13,14は、ステー中途から下部側を前方に向けて屈曲させることにより横ステー部13a,14aを形成しており、該横ステー部13a,14aに取付補強用の取付座32を外向きに突設し、且つ上下方向の縦ステー部13b,14bの中途に取付片33を前側に向けて突設している。
【0023】
この構成において図3で示すように左側のフードステー13は、横ステー部13aに設けた取付座32を、左側タンク支持枠27に接続させた横支柱フレーム26に下方から接当させた状態で、前記ボルト31によって共締めをすると共に、取付片33を縦ステー部13bにUボルト34によって締着する。これによりフードステー13は、取付座32と取付片33とを予備苗載台支柱11の横支柱フレーム26と縦ステー部13bとに取付けるので、前後及び左右の振れを防止しながら予備苗載台支柱11に簡単且つ強固に取付支持することができる。
【0024】
また横ステー部13aを横支柱フレーム26に取付けた状態で、縦ステー部13bを後部支柱11bに近接させて取付けているので、フードステー13の下部(横ステー部13a)は操縦ステップ4cより高さHだけ離間すること、及び後方に大きく突出することなく操縦ステップ4cの足元側スペースを広くして支持され、前部ステップ4dを歩行中の足の引っ掛かりを防止することができる。
従って、この構成によって取付けられるフードステー13は、全長を短くすることができると共に、その下部が足元側から離れており運転の邪魔をしないので、オペレータの操縦性に支障を生じさせない。
【0025】
そして、フードステー13は、前部ステップ4dの外方で予備苗載台支柱11の内方に近接させて取付け立設していることにより、オペレータが前部ステップ4dを利用して乗降及び苗補給作業をする際の移動を妨げることなく、また座席4bからの前方視界を妨げないものである。さらに上記構成によりフードステー13は、移植機1に既設の予備苗載台支柱11を利用して取付けることができるので、既存の移植機1に対しても機体の大きな改造を要することなく、後付け作業によってもフード10の設置を簡単に行うことができる等の特徴がある。
【0026】
次に、図2,図3,図5,図6を参照し苗載置台8について説明する。尚、前記苗搬送台7と同様な構成及び作用については説明を省略する。この苗載置台8の予備苗載台支柱12は側面視で下向きU字状のループ形状にしており、前部支柱12aと後部支柱12bとを、前記予備苗載台支柱11と同様な取付構造によって、機体フレーム2aの右側外方寄りに取付けて立設している。そして、予備苗載台支柱12は、前部支柱12aと後部支柱12bとの中途部を、前記予備苗載台支柱11のものと同高さ位置となし、横支柱フレーム26によって連結することにより前後方向の取付剛性を高めている。
【0027】
右側の肥料タンク9を取付けるタンク支持枠27は、前記左側のものと同様な形状及び構成によって機体フレーム2aの対称位置に立設しており、且つ上部の横枠部から内向きに突設した取付部材29を支柱横フレーム26の上面に重ね、ボルト31によって接続し予備苗載台支柱12の横方向の取付剛性を高めている。
そして、予備苗載台支柱12は、予備苗を載置する複数の予備苗載板36を、所定の間隔を有して肥料タンク9の設置スペース上方に外方に向けて突設している。
【0028】
上記構成において右側のフードステー14は、左側のフードステー13と対称形状をなしており、横ステー部14aに設けた取付座32を、支柱横フレーム26に下方から接当させた状態でボルト31によって共締めすると共に、縦ステー部14bに突設した取付片33を予備苗載台支柱12に設けた補助支柱横フレーム26aに接続することにより、左側のフードステー13と対称位置に立設している。
【0029】
上記補助支柱横フレーム26aはアングル部材からなり、支柱横フレーム26と最下段の予備苗載板36との間において、前部支柱12aと後部支柱12bに対しUボルト37とボルト38によって着脱自在に取付けられ、且つ取付け状態で後方の突出端部に、前記取付片33をボルト39によって接続することにより、フードステー14の縦ステー部14bを補強支持するようにしている。従って、フードステー14も前部ステップ4dの外方で予備苗載台支柱12の内方に近接させて取付けて立設しているので、オペレータが前部ステップ4dを利用して乗降したり苗補給作業をする際の移動、及び操縦部6からの前方視界等を妨げない。さらにフードステー14は、移植機1に既設の予備苗載台支柱12を利用して取付けるので、フード10の設置を既存の移植機1に対しても後付け作業によって簡単且つ安定よく取付けることができる。
【0030】
次に以上のように構成した移植機1による移植作業及び苗の補給作業等について説明する。先ずオペレータは、苗載台6a及び苗搬送台7,苗載置台8に予備苗を充填載置すると共に、肥料タンク9に肥料を満タンにした状態において作業を開始する。これにより移植機1は、植付爪6bによって1株毎の苗の掻取りを圃場に植付けると共に、同時に肥料タンク9に貯留されたペースト肥料を施肥ノズル9aから施肥をする。次いで、作業に伴い苗載台6aに載置された予備苗が少なくなると、各苗搬送台7,苗載置台8に載せてある予備苗を順次苗載台6aに供給することによって連続した移植作業を行う。
【0031】
このようにして移植作業を行う移植機1は、操縦部4にフード10を設置するとき、前部ステップ4dの外方から立設される予備苗載台7,8の予備苗載台支柱11,12の支柱内方に対し、フードステー13,14を近接させて前部ステップ4dに大きく突出することなく取付けるため、前部ステップ4dを利用して行う乗降並びに苗補給作業時のオペレータの移動や作業を妨げることなくスムーズに行うことができる。
またフードステー13,14は、移植機1に既設の予備苗載台支柱11,12を取付部材として兼用するので、機体床面側の補強改造やフードステー13,14を徒に長く太くすることなく、簡潔で廉価な取付構造によってフード10の設置を容易にし操縦部6を覆うことができる。
【0032】
この際に、予備苗載台支柱11,12は、前部支柱11a,12aと後部支柱11b,12bとの中途部を支柱横フレーム26によって前後方向に連結し、該支柱横フレーム26にフードステー13,14の下部を取付けることが望ましく、この場合には、フードステー13,14の下部を操縦ステップ4c又は前部ステップ4dの床面から十分に離間させるため、オペレータの足元側スペースを広くして移動及び運転の容易化を図ることができる。さらに、上記支柱横フレーム26と走行機体3から立設される肥料タンク9のタンク支持枠27とを接続する場合には、支柱横フレーム26及びタンク支持枠27の接続を介して、フードステー13,14をより安定的に取付けることができる。
【0033】
またフード10を既述の取付構造によって設置した移植機1は、苗搬送台7の回動や肥料タンク9への肥料補給並びに前部ステップ4dを利用した乗降や苗補給等各種の作業を、何ら妨げることなく在来の移植機と同様にスムーズに行うことができる。
尚、フード10は図2,図3,図5に示すように、フードステー13,14を上下に分割し、フード10の左右に垂設する上部ステー13c,14cを下部フードステー13,14のパイプ支柱内に挿入した状態で、ノブ付ボルト等の固定具を介してフード10の高さを調節自在に設けてもよいものである。
【符号の説明】
【0034】
1 移植機(乗用田植機)
2 走行機体
3 ボンネット
3a 操作パネル
4 操縦部
4d 前部ステップ
6 植付装置
7 予備苗載台(苗搬送台)
8 予備苗載台(苗載置台)
9 肥料タンク
10フード
11,12 予備苗載台支柱
13,14 フードステー
11a,12a 前部支柱
11b,12b 後部支柱
26 支柱横フレーム
27 タンク支持枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植付装置(6)を備える走行機体(2)に、操縦部(4)の操作パネル(3a)の側方下部に形成される前部ステップ(4d)の外方に予備苗載台(7),(8)を立設した移植機(1)において、前記操縦部(4)の上方を覆うフード(10)を設置するに、前部ステップ(4d)の外方に立設される予備苗載台(7),(8)の予備苗載台支柱(11),(12)の支柱内方に、フード(10)のフードステー(13),(14)の下部を取付けることを特徴とする移植機。
【請求項2】
予備苗載台支柱(11),(12)の上部外方に苗搬送台(7)又は苗載置台(8)を取付け、且つ該予備苗載台支柱(11),(12)の前部支柱(11a),(12a)と後部支柱(11b),(12b)のそれぞれ中途部を、前後方向の支柱横フレーム(26)によって連結し、該支柱横フレーム(26)にフードステー(13),(14)の下部を取付ける請求項1記載の移植機。
【請求項3】
予備苗載台支柱(11),(12)の支柱横フレーム(26)と、苗搬送台(7)又は苗載置台(8)の下方における予備苗載台支柱(11),(12)の外方で、走行機体(3)から立設されて肥料タンク(9)を取付けるタンク支持枠(27)とを接続する請求項1又は2記載の移植機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−21984(P2013−21984A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160903(P2011−160903)
【出願日】平成23年7月22日(2011.7.22)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】