説明

穴開き養生シート

【課題】養生シートを簡単に素早く綺麗に設置、敷き込み、固定貼付する方法を提供する。
【解決手段】養生シート1を養生対象物に簡単に素早く綺麗に敷き込み、設置し貼付固定するために、養生シート1を粘着テープ3で貼付する際のテープ3代を確保する目的で、養生シート1の縁に沿って列状に穴2を開けることにより、その穴2を粘着テープ3の貼り代とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築工事、塗装工事、吹付け工事、引越し等で使用する穴開き養生シートに関するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
建築工事、塗装工事、吹付け工事、引越し等の際、床、壁、天井やその他の物品を汚れや疵付け破損から保護するために、その多くは養生シートを用いて養生を行っていたが、粘着テープを用いて養生シートを固定するために、粘着テープの貼り代として床、壁、天井や養生対象物の端と養生シートの間に隙間を設けて敷き込み、設置をしなければならなかった。
そのために養生シートの敷き込み、設置時において、床、壁、天井、養生対象物等の端部に一定幅の粘着テープの貼り代を残しての養生紙、養生シートの敷き込み、設置にはかなりの手間とある程度の熟練を必要とした。
更に固定粘着テープ貼布の際にズレ、シワ、隙間が生じたりして、養生の効果を減少する要因となることもあった。
本発明は、以上の問題点を解決し、養生シートを簡単に素早く綺麗に設置、敷込み、固定貼付するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
養生シートを粘着テープで貼付する際のテープ代をどのようにすれば良いのかを考察し、養生シートの縁に沿って列状の穴を開けることにより、その穴を粘着テープの貼り代とすることにした。
【発明の効果】
【0004】
養生シートの縁にそって列状に穴を開けることにより、養生シートを敷き込み、設置する際にその縁に沿った列状の穴が粘着テープの貼り代になるので床、壁、天井や養生対象物の端からの粘着テープの貼り代隙間の必要が無くなり、重ね合せて貼付する時も縁に沿った列状の穴が粘着テープの貼り代になるので、ズレが生じることもなく、作業も容易になり、シワ、歪み、隙間等も生じないので、目的を満足させることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】本発明の平面図
【図2】本発明の使用状態を表す平面図
【図3】本発明前の従来の養生シートの使用状態を表す平面図
【符号の説明】
【0006】
(1)穴開き養生シート (2)縁に沿って列状に開けた穴 (3)粘着テープ
(4)養生対象物の端部 (5)粘着テープ貼り代としての隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築工事、塗装工事、吹き付け工事、引越し等で床、壁、天井等その他の物品の傷付き、汚れ、破損を防止するための養生として養生シートを粘着テープを用いて貼付固定してきたが、養生シートの縁に沿って列状に穴を開け、その縁に沿った列状の穴を粘着テープの貼り代として粘着テープを貼付することによって、養生シートの貼付固定を容易にした穴開き養生シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−112230(P2012−112230A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276356(P2010−276356)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(510326913)