説明

空気調和機の室外機

【課題】 端子台を固定する端子台ホルダの強度を増強して、単独で立った状態で安定して置くことができる電装ユニットを備えた空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】 シャーシー20の下端縁に接合される端子台ホルダ22は、接合面から後方に折り曲げられて上面部22aが形成され、同上面部22aの下端は前方に折り曲げられて傾斜面となった載置部22bを形成している。また、上面部22aと載置部22bの両側を繋ぐように形成された左側板22hと右側板22jとを有し、左側板22hの前縁は側方に折曲されて左側フランジ22kが形成され、右側板22jの前縁は側方に折曲されて端子台接合片22mが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室外機に関わり、より詳細には電装ユニットの構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数の室内機が接続される多室型の室外機等では、制御の複雑化に対応できるよう電装ユニットの電装基板に搭載される電装部品数が増加してきており、これに対処する為、電装基板が大型化するとともに、板金材からなる基板ホルダの表面側と裏面側にも電装基板を装着するようになってきている。
【0003】
電装ユニットを構成する、電装基板を装着した基板ホルダの下部には、電装基板へ電源を供給する電源線、電装基板から各機器に電源を供給する電源線あるいは各機器への信号線等を中継する端子台を固定した端子台ホルダが設けられているが、電装基板及びこれを装着した基板ホルダの大型化に伴い、端子台ホルダも更に下方に位置するようになっている。この為、電装ユニットの側面に設けられた側面基板を保持するフレームの下端と端子台ホルダの下端とで上下方向に位置ズレが生じるようになっている。
【0004】
従来の電装ユニットにおいては、側面基板を保持するフレームの下端位置と端子台ホルダの下端位置とが上下方向において、ほぼ同一であった為、メンテナンス作業時等に電装ユニットを室外機本体から外した際、フレームの下端と、端子台ホルダの下端を脚にして、電装ユニットを例えば作業台の上に単独で立った状態で置くことができた。しかし、フレームの下端位置と端子台ホルダの下端位置とに上下方向の位置ズレが生じると、電装ユニットを作業台の上に立った状態で置くことができなくなる。
【0005】
電装ユニットを単独で立てた状態で置くことができない場合は、治具あるいは支持台を用いて電装ユニットを立った状態で置けるようにする必要があり、治具あるいは支持台の製造コストが掛かる一方、作業台の限られたスペースに置ける電装ユニットの台数にも制約が生じる。
【0006】
上記した問題に対処する為、例えば図10で示す電装ユニット40は、電装基板44及び電装基板45を装着した基板ホルダ41の下部を折曲部41cにより折曲し、端子台47を傾斜面となった端子台取付部41aに配置しており、側面基板46を支持するフレーム42と基板ホルダ41の底面位置をほぼ等しくするとともに、端子台取付部41aに脚部としての側面フランジ41bを形成している。これにより室外機の組立ラインで複数の電装ユニット40を組立部品として作業台の上に置く際や、あるいはメンテナンス作業時に電装ユニット40を室外機本体から外した際、電装ユニット40を単独で立った状態で置けるようにしている(特許文献1参照)。
【0007】
しかしながら、端子台47を固定する端子台取付部41aは、基板ホルダ41を構成する板金下部を単に前方に折曲して形成しているだけで折曲部への補強部材が無い為、電装ユニット40を立てた状態で作業台の上に置こうとすると、荷重により端子台取付部41aあるいは折曲部に変形が生じ、電装ユニット40が倒れてしまうというような虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】再公表特許 WO2007/108447(4頁、図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑み、電装ユニットを、側面基板のフレーム下端と、端子台ホルダの下端を脚にして、作業台等の上に単独で立った状態で置いても、端子台ホルダに荷重による変形、歪み等を生じさせず、作業台等上に安定して置くことのできる電装ユニットを備えた空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決するため、 ベース上を仕切板により熱交換室と機械室とに区画し、前記熱交換室に熱交換器及び送風ファンを配設し、前記機械室に圧縮機を配置するとともに、同圧縮機の上方に、電装基板を備えた電装ユニットを配置してなる空気調和機の室外機において、
前記電装ユニットが、前記電装基板を装着したシャーシーと、同シャーシーの下端に備えられた端子台ホルダと、側面基板を装着した側面板とを有し、前記端子台ホルダが、前記シャーシーから後方に傾斜した上面部と、同上面部の下端を前方に折曲させて傾斜面を形成した載置部と、同載置部から水平状に延出された水平部と、同水平部から傾斜して延出された延出部と、前記上面部と前記載置部の両側を繋ぐ右側板及び左側板とで構成されている構成となっている。
【0011】
また、前記右側板と前記左側板とは、前縁を側方に折曲した左側フランジと端子台接合片とを夫々形成し、これら左側フランジと端子台接合片とは、前記上面部と前記載置部の折曲部を含む上下方向の範囲で、前記シャーシーと平行な面となるように形成されている
構成となっている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、端子台ホルダは上面部と載置部の両側を繋ぐように右側板及び左側板とを設けていることにより、上面部と載置部の折曲部強度が補強され、電装ユニットを単独で立った状態で置いても、端子台ホルダに変形が生じる等の不具合が発生することを防止できるようになっている。
【0013】
また、左側フランジと端子台接合片は、上面部と載置部の折曲部を含む上下方向の範囲で、前記シャーシーと平行な面となるように形成されていることにより、上面部と載置部の折曲部が更に補強されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明による空気調和機の室外機を示す外観斜視図である。
【図2】本発明による空気調和機の室外機の分解斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の室外機に備えられた電装ユニットを示す斜視図である。
【図4】電装ユニットに備えられたメイン基板部の分解斜視図である。
【図5】電装ユニットに設けられた端子台ホルダを示す斜視図である。
【図6】端子台ホルダの取付を示す斜視図である。
【図7】電装ユニットが単独で立設した状態を示す斜視図である。
【図8】従来の折曲部との相違を示す説明図である。
【図9】電装ユニットの要部断面図である。
【図10】従来の空気調和機の室外機に設けられた電装ユニットを示す外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
【実施例1】
【0016】
本発明による空気調和機の室外機は、図1の外観斜視図で示すように、下面に一対の脚体1aを備えたベース1と、同ベース1の前面側に立設されて、ファンガード3aを備えた上部吹出口2aを設けるとともに、ファンガード3bを備えた下部吹出口2bを設けた前面パネル2と、ベース1において後述する機械室11側に立設される側面パネルとしての右側パネル5と、ベース1の後述する熱交換室12側に立設される側面パネルとしての図示しない左側パネルと、これら前面パネル2と、右側パネル5と、左側パネルとの上面に被着され、補強用のビード4aを形成した天板4と、前面パネル2の右側に位置するとともに、手掛6aを備え着脱自在に装着されたサービスパネル6とで本体を構成しており、サービスパネル6の下方には前部配管カバー7が、右側パネル5の下方には側部配管カバー8が夫々着脱自在に装着されている。
【0017】
次に、本体の内部構成について説明する。図2の分解斜視図で示すように、板金からなるベース1上は、前後に延びる仕切板10により左右に区画され、区画された一方に機械室11が、区画された他方に熱交換室12が夫々、形成されている。機械室11の前方には冷媒の圧縮を行う圧縮機13及び配管に接続された操作弁ユニット18が配設されるとともに、後方には圧縮機13に接続される図示しないアキュームレータが配設されている。また、機械室11の上方には、電源基板、複数の制御基板等を備えた電装ユニット19が配設されている。
【0018】
仕切板10により区画された熱交換室12の背面側には、平行に並べられた多数のフィンと、同フィンに直交するように配設された伝熱管とからなり、L字状に折曲された室外熱交換器14が設けられている。また、同室外熱交換器14の前面には送風ファン取付台15が立設されており、同送風ファン取付台15には、図示しない上部ファンモータと、同上部ファンモータに軸支された上部プロペラファン16と、図示しない下部ファンモータと、同下部ファンモータに軸支された下部プロペラファン17とが支持されている。
【0019】
熱交換室12の前面には、円形状の上部吹出口2aと下部吹出口2bとを形成した前面パネル2が装着され、上部吹出口2aと下部吹出口2bの裏面には、上部プロペラファン16と下部プロペラファン17とを覆う、図示しない円環状のファンリングが形成されている。
【0020】
上部ファンモータ及び下部ファンモータにより、上部プロペラファン16と下部プロペラファン17とが駆動されると、屋外の空気は本体の背面から吸入され、室外熱交換器14を通過することにより同室外熱交換器14内を流れる冷媒と熱交換する。熱交換された空気は、上部吹出口2a及び下部吹出口2bから屋外に排出され、熱交換器14の伝熱管を通過して空気流と熱交換した冷媒は配管を介して、図示しない室内機との間で循環し、室内の空調を行うようになっている。
【0021】
次に、電装ユニット19について説明する。機械室11と熱交換室12を区画する上記した仕切板10には、図3で示すように、側面板25が螺着され、同側面板25の前縁には縦長状に形成された断面コ字状のシャーシーホルダ26が取付けられている。
【0022】
電装ユニット19は、後述するシャーシー20に形成された係止爪20dを電装ユニットホルダ26に係止させて前面側を支持される一方、側面板25に一端を固定され、他端をシャーシー20の裏面に固定された断面コ字状のステー34により後面側を支持されるようになっている。
また、シャーシー20の下端には、端子台ホルダ22が接合されており、同端子台ホルダ22には、上記した圧縮機13、上部ファンモータ及び下部ファンモータ等と繋がる後述する外部配線35を接続した端子台27が固定されている。尚、上記したステー34は電装ユニット19を仕切板10から外した際、電装ユニット19を持ち運ぶ把手の機能も併せて有している。
【0023】
次に、電装ユニットを構成するメイン基板部19aについて説明する。図4の分解斜視図で示すように、シャーシー20は、第一メイン基板23を前面側に、第二メイン基板24を後面側にスペーサ等を介して装着する主板部20aと、同主板部20aの左側を前方に向かい折曲された側板部20bとからなり、同側板部20bの前縁は更に側方に折曲されて左側フランジ20cが形成されている。また、主板部20aの右側には前方に向けL字状に形成された右側フランジ20eが設けられている。
【0024】
左側フランジ20cの上下には係止爪20dが側方に向け突設されるとともに、中央部には螺子孔が穿設されており、シャーシー20は上下の係止爪20dをシャーシーホルダ26の上下に穿設されたスリットに係止させることにより、上記したシャーシーホルダ26を介して仕切板10に固定された側面板25に連結されるようになっている。
【0025】
シャーシーカバー21は、第一メイン基板23の前面を覆う前面板21aと、同前面板21aの右側を後方に折曲して形成された側面板21bとからなり、前面板21aには螺子挿通孔21eを穿設した突片21dが形成され、側面板21bの後縁は側方に折曲されて、図示しない係止孔と螺子挿通孔21eとを備えた右側フランジ21cが形成されている。シャーシーカバー21の図示しない係止孔にシャーシー20の係止爪を係止させる一方、螺子挿通孔21eに夫々図示しない螺子を挿通させシャーシー20の螺子孔に螺合させることによりシャーシーカバー21はシャーシー20に固定されるようになっている。
【0026】
シャーシー20の下端には、上記したように板金材からなる端子台ホルダ22がスポット溶接により接合されている。同端子台ホルダ22は、図5に示すように、端子台27を固定する傾斜面となった載置部22bを備え、後述するように複数箇所が折曲して形成されている。
【0027】
シャーシー20と側面板25との間には、図示しないインバータ基板と、同インバータ基板を支持する枠体状に形成されたフレームと、インバータ基板の裏面に接合されるヒートシンク等が設けられるようになっている。
【0028】
端子台ホルダ22は、図5の斜視図で示すように、垂直面となった接合片22fと、同接合片22fの下端から後方に向けて傾斜するように折曲され、配線挿通孔22gを開口した上面部22aと、同上面部22aの下端を前方に折曲し、傾斜面となった載置部22bとを備え、同載置部22bには端子台27が固定されるようになっている。また、載置部22bの下端は水平状に折曲されて水平部22cを形成し、同水平部22cは更に下方に折曲されて、図示しない配線用ファスナが取付けられる延出部22dを形成している。
【0029】
また、上面部22aと載置部22bとの間には、これら上面部22aと載置部22bの両側を繋ぐようにスポット溶接と折曲部により上下端を上面部22aと載置部22bに接合された左側板22hと右側板22jとが設けられている。これら上面部22aと載置部22bと左側板22hと右側板22jとで端子台27が収納される凹部22eが箱体状に形成されている。
【0030】
また、左側板22hの前縁は側方に折曲されて左側フランジ22kが形成され、右側板22jの前縁は側方に折曲されて、シャーシー20の主板部20aに形成された後述するシャーシー接合片20gに上端部を接合される端子台接合片22mが形成されている。
【0031】
次に、シャーシー20と端子台ホルダ22との接合について説明する。図6で示すように、シャーシー20の一側の下端縁には主板部20aから後方に傾斜するように折曲され、端子台ホルダ22の上面部22aに接するフランジ20fが形成されている。また、後述するように、端子台ホルダ22の接合片22fは主板部20aの下端にスポット溶接により接合されるようになっている。また、シャーシー20において右側に設けられた右側フランジ20eの前縁を下方に延出して形成されたシャーシー接合片20gに、端子台ホルダ20の端子台接合片22mがスポット溶接により接合されるようになっている。尚、本実施例においては、シャーシー20と端子台ホルダ22とがスポット溶接により接合されたものとして説明しているが、これに限定されるものではなく、シャーシー20と端子台ホルダ22とを一体に形成しても良い。また、これらの形状、折曲箇所あるいは溶接方法も上記した内容に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0032】
次に、電装ユニット19単体の状態について説明する。電装ユニット19は、室外機の組立ライン上で組立部品として作業台等に置かれる場合、あるいは室外機のメンテナンス作業において室外機本体から外された場合において、図7で示すように、図示しない側面基板を装着した側面板25の下端に形成された下端フランジ25aと、端子台ホルダ22の延出部22dを脚にして、単独で立った状態で置くことができるようになっている。
【0033】
次に、本願における端子台ホルダ22側の強度について説明する。図8(A)は背景技術で説明したように、シャーシー41の下部をA部で示す折曲部41cにより、単に前方に折曲させ端子台取付部41aを形成した例であり、図8(B)は本願におけるシャーシー20と端子台ホルダ22の接合を示す説明図である。
【0034】
本願においては、図8(B)で示すように、端子台ホルダ22の接合片22fは主板部20aの下端にスポット溶接により接合され、主板部20aから後方に傾斜するように折曲したフランジ20fが上面部22aに接するようになっている。また、右側フランジ20eの下方に延出して形成されたシャーシー接合片20gに端子台ホルダ20の端子台接合片22mの上端縁がスポット溶接により接合されるようになっている。
【0035】
端子台ホルダ22は前述したように、接合片22fと、上面部22aと、同上面部22aの下端から折曲され傾斜面となった載置部22bと、同載置部22bの下端から水平状に折曲された水平部22cと、同水平部22cから更に下方に折曲された延出部22dとからなるとともに、上面部22aと載置部22bとの間には、これら上面部22aと載置部22bの両側を繋ぐようにスポット溶接と折曲部により上下端を接合された左側板22hと右側板22jとが設けられている。また、左側板22hの前縁は側方に折曲されて左側フランジ22kが形成され、右側板22jの前縁は側方に折曲されて端子台接合片22mが形成されている。
【0036】
左側板22hの前縁に形成された左側フランジ22kと、右側板22jの前縁に形成され主板部20aのシャーシー接合片20gに接合される端子台接合片22mとが、シャーシー20と端子台ホルダ22の曲げ部分の側面に主板部20aと平行となるように形成されることにより、図8(B)のB部で囲まれたシャーシー20と端子台ホルダ22の曲げ部分の強度を補強するようになっている。
【0037】
シャーシー接合片20gと端子台接合片22mは、例えば主板部20aを垂直に下方に延長した位置に形成してもよいが、図8(B)で示すように、右側フランジ20eにより主板部20aの前方に位置してシャーシー接合片20gを形成し、同シャーシー接合片20gに端子台接合片22mを接合することにより、右側板22j及び左側板22hの面積がより大きくなり、B部で示す範囲の強度が増加するようになっている。
【0038】
また、左側フランジ22kと端子台接合片22mとに連続して、左側板22hと右側板22j
が形成され、これら左側板22hと右側板22jとが折曲された上面部22aと載置部22bの両側を繋ぐように接合されていることにより、強度が補強されるようになっている。
【0039】
以上、説明したように、左側フランジ22kと端子台接合片22mとが、シャーシー20と端子台ホルダ22の曲げ部分の側面に主板部20aと平行となるように形成され、更に、左側フランジ22kと端子台接合片22mとに連続して、上面部22aと載置部22bの両側を繋ぐ左側板22hと右側板22jとが形成されており、図8(A)のA部で示す折曲部41cのような単に折曲して形成した構造と比べて、図8(B)のB部で示す構造では強度が向上し、端子台ホルダ22の延出部22dを接しさせて電装ユニット19を作業台上に置いても変形等を生じさせることなく、安定して置くことができるようになっている。
【0040】
次に、シャーシー20と端子台ホルダ22の要部断面図を図9に示す。主板部20aには端子台ホルダ22が接合されており、同端子台ホルダ22は、A部からD部で示す折曲部により折曲されて凹部22eを形成し、傾斜面となった載置部22bに端子台27を固定している。端子台27の上部から導出され配線挿通孔22gを通過して第二メイン基板24に接続される配線群28aは、導出部において線材の曲がりを生じることなく導出されるようになっている。これにより配線の急激な曲がりをなくして断線が発生する等の不具合を防止できるようになっている。
【符号の説明】
【0041】
1 ベース
1a 脚体
2 前面パネル
2a 上部吹出口
2b 下部吹出口
3a、3b ファンガード
4 天板
4a ビード
5 右側パネル
6 サービスパネル
6a 手掛
7 前部配管カバー
8 側部配管カバー
10 仕切板
11 機械室
12 熱交換室
13 圧縮機
14 室外熱交換器
15 送風ファン取付台
16 上部プロペラファン
17 下部プロペラファン
18 操作弁ユニット
19 電装ユニット
20 シャーシー
20a 主板部
20b 側板部
20c 左側フランジ
20d 係止爪
20e 右側フランジ
20f フランジ
20g シャーシー接合片
21 シャーシーカバー
21a 前面板
21b 側面板
21c 右側フランジ
21d 突片
21e 螺子挿通孔
22 端子台ホルダ
22a 上面部
22b 載置部
22c 水平部
22d 延出部
22e 凹部
22g 配線挿通孔
22h 左側板
22j 右側板
22k 左側フランジ
22m 端子台接合片
23 第一メイン基板
24 第二メイン基板
25 側面板
25a 下端フランジ
26 シャーシーホルダ
27 端子台
34 ステー
35 外部配線
35a 配線群

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース上を仕切板により熱交換室と機械室とに区画し、前記熱交換室に熱交換器及び送風ファンを配設し、前記機械室に圧縮機を配置するとともに、同圧縮機の上方に、電装基板を備えた電装ユニットを配置してなる空気調和機の室外機において、
前記電装ユニットが、前記電装基板を装着したシャーシーと、同シャーシーの下端に備えられた端子台ホルダと、側面基板を装着した側面板とを有し、前記端子台ホルダが、前記シャーシーから後方に傾斜した上面部と、同上面部の下端を前方に折曲させて傾斜面を形成した載置部と、同載置部から水平状に延出された水平部と、同水平部から傾斜して延出された延出部と、前記上面部と前記載置部の両側を繋ぐ右側板及び左側板とで構成されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
【請求項2】
前記右側板と前記左側板とは、前縁を側方に折曲した右側フランジと端子台接合片とを夫々形成し、これら右側フランジと端子台接合片とは、前記上面部と前記載置部の折曲部を含む上下方向の範囲で、前記シャーシーと平行な面となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−50276(P2013−50276A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189031(P2011−189031)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000006611)株式会社富士通ゼネラル (1,266)