説明

突っ張り棒機能付きタオル掛け及び伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法

【課題】使用勝手を向上させることができる突っ張り棒機能付きタオル掛けを提供する。
【解決手段】突っ張り棒機能付きタオル掛けTは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体1と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤2と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にあって、本体1に対して移動自在に設けられた筒体6と、本体1の外にある筒体6の端部に取り付けられた接続部材8と、この接続部材8に遊嵌して接続部材8の回動を許容すると共に、筒体6の長手方向の移動を許容するように取り付けられた移動部材9と、この移動部材9に回動自在に取り付けられた第2の吸盤2’とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、突っ張り棒機能付きタオル掛け及び伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法に係り、特に、使用勝手を向上させることができる突っ張り棒機能付きタオル掛け及び伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、2個の吸盤により杆体が支持されているタオル掛けがある(例えば、特許文献1参照)。
また、直管の軸方向一端にねじ棒を突設し、該ねじ棒に回動押圧部材を螺合し、該回動押圧部材の回動により支持面に突っ張って支持するようにした突っ張り棒がある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−225397号公報
【特許文献2】特開平9−262147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したタオル掛けは、タオル掛けとしての単一の機能しかなく、また、上述した突っ張り棒も、突っ張り棒としての単一の一機能しかなく、何れも機能が単一で使用勝手が良好でないという問題点があった。
【0005】
本発明は、使用勝手を向上させることができる突っ張り棒機能付きタオル掛け及び伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、前記本体の外にある前記筒体の端部に取り付けられた接続部材と、この接続部材に遊嵌して前記接続部材の回動を許容すると共に、前記接続部材の前記筒体の長手方向の移動を許容するように取り付けられた移動部材と、この移動部材に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備えているものである。
【0007】
また、請求項2記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けにおいて、本体内に螺旋状に設けられた案内部材と、前記筒体内に設けられ、前記案内部材に案内される被案内部材とを備え、前記筒体の回転に伴い、前記筒体の前記被案内部材は、前記案内部材に案内され、前記筒体の長手方向に移動するものである。
【0008】
また、請求項3記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、請求項2記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けにおいて、案内部材は、コイル状に形成されたコイルスプリングであり、このコイルスプリングの一端が本体の内壁に固定され、被案内部材は、筒体内を横断する横断部材か、または、前記筒体の内壁に突出するように設けた突出部である。
【0009】
また、請求項4記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けにおいて、本体は、両端が開口した筒状部材と、この筒状部材の一方の開口部に固定され、前記一方の開口部を閉塞する閉塞部材とからなり、この閉塞部材に第1の吸盤が回動自在に取り付けられているものである。
【0010】
また、請求項5記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けにおいて、移動部材に設けられた第1の被ストッパー部と、接続部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部に当接して本体に向かう側の移動を阻止する第1のストッパー部と、前記移動部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部より前記本体に近い側に位置する第2の被ストッパー部と、前記接続部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部より前記本体に近い側に位置すると共に、前記第2の被ストッパー部に当接して前記移動部材が前記接続部材から離脱するのを阻止する第2のストッパー部とを備えているものである。
【0011】
また、請求項6記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けにおいて、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備えているものである。
【0012】
また、請求項7記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、第1の吸盤と、一端に前記第1の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の第1の端部に装着される第1の装着部を有する第1の取り付け部材と、この第1の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の第1の端部に装着される第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、第2の吸盤と、一端に前記第2の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2の装着部を有する第2の取り付け部材と、この第2の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とを備え、前記第1’の取り付け部材は、前記第1の装着部が前記第1の端部に装着された時の、前記本体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第1の取り付け部材の外側に接続されたものであり、前記第2’の取り付け部材は、前記第2の装着部が前記本体の外にある前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第2の取り付け部材の外側に接続されたものであり、前記本体の第1の端部に前記第1の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせ、前記本体の第1の端部に前記第1’の装着部を介して前記第1’の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2’の装着部を介して前記第2’の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせるものである。
【0013】
また、請求項8記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、第1の吸盤と、一端に前記第1の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の第1の端部に装着される第1の装着部を有する第1の取り付け部材と、この第1の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の第1の端部に装着される第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、第2の吸盤と、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2の装着部を有する第2の取り付け部材と、一端を前記第2の取り付け部材に移動自在に取り付けられ、他端を前記第2の吸盤を取り付ける移動部材と、前記第2の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とを備え、前記第1’の取り付け部材は、前記第1の装着部が前記第1の端部に装着された時の、前記本体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第1の取り付け部材の外側に接続されたものであり、前記第2’の取り付け部材は、前記第2の装着部が前記本体の外にある前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第2の取り付け部材の外側に接続されたものであり、前記移動部材の移動方向は、前記第2の装着部が前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向であり、前記移動部材の前記筒体方向へ所定距離の移動を阻止するストッパーが前記第2の取り付け部材内に設けられ、前記本体の第1の端部に前記第1の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせ、前記本体の第1の端部に前記第1’の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2’の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせるものである。
【0014】
また、請求項9記載の伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法は、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備え、前記本体と前記筒体で伸縮自在部材を構成し、対向する壁面の距離にあわせて前記伸縮自在部材の長さを調整し、前記伸縮自在部材の一方を対向する一方の面に前記第1の吸盤を介して、前記伸縮自在部材の他方を対向する他方の面に前記第2の吸盤を介してそれぞれ突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせ、前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を壁面の側に回動させて、前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を前記壁面にそれぞれ吸着させると共に、前記壁面と前記伸縮自在部材との間に間隙を設けてタオル掛けの機能を持たせるものである。
【0015】
また、請求項10記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にある筒体と、前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤と、前記本体の外周であって、前記第2の端部の近傍に回転自在に取り付けられると共に、内壁に雌ネジを有する回転体と、前記筒体の外周に遊嵌して取り付けられ、前記雌ねじに螺合する雄ネジを有した雄ネジ体と、この雄ネジ体に取り付けられ、先端が前記筒体の外周に当接して前記雄ネジ体の移動を規制するストッパーとを備えているものである。
【0016】
また、請求項11記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けは、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、前記本体と前記筒体とを連結する連結手段と、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着され、外周に雄ネジを有する雄ネジ部材と、この雄ネジ部材の雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有し、先端に突出部を設けた回転部材と、第2の吸盤と、先端に前記第2の吸盤を回動自在に取り付け、後端に前記突出部の回転を許容する遊嵌部を設けた取付部材と、この遊嵌部に前記突出部が回転可能に遊嵌しているものである。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、回動自在な第1の吸盤と回動自在な第2の吸盤を壁面に吸着させ、本体の長手方向を壁面に略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができ、また、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤を当接すると共に、本体及び筒体の長手方向を対向壁面に略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができ、
特に、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を当接させ、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤が当接するように移動部材を移動させ、移動後、筒体が移動部材に近づくように手で回転させて筒体に取り付けられた接続部材を介して移動部材を押すように作用させて、対向壁面間に突っ張らせることができる。
つまり、移動部材は、筒体と共に回転する接続部材に遊嵌しているため、筒体及び接続部材が回転しても、移動部材及び第2の吸盤は回転せず、対向壁面間に突っ張り棒を容易に設置して使用勝手を向上させることができる。
【0018】
また、請求項3記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、前述の請求項1記載の発明の効果に加え、案内部材は、コイル状に形成されたコイルスプリングであるため、コイルスプリングの弾性を利用して壁面間に突っ張り棒を強固に設置することができる。
【0019】
また、請求項6記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、回動自在な第1の吸盤と回動自在な第2の吸盤を壁面に吸着させ、本体の長手方向を壁面に略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができ、また、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤を当接すると共に、本体及び筒体の長手方向を対向壁面に略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
【0020】
また、請求項7記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、第1の装着部を有する第1の取り付け部材と第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材とが接続され、第2の装着部を有する第2の取り付け部材と第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とが接続され、第1の装着部と第1’の装着部とは略直角の位置関係とし、第2の装着部と第2’の装着部とは略直角の位置関係としたため、本体の第1の端部に第1の装着部を介して第1の取り付け部材を、本体の外にある筒体の端部に第2の装着部を介して第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせることができ、また、本体の第1の端部に第1’の装着部を介して第1’の取り付け部材を、本体の外にある筒体の端部に第2’の装着部を介して第2’の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせることができ、使用勝手を向上させることができる。
【0021】
また、請求項8記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、第1の装着部を有する第1の取り付け部材と第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材とが接続され、第2の装着部を有する第2の取り付け部材と第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とが接続され、第1の装着部と第1’の装着部とは略直角の位置関係とし、第2の装着部と第2’の装着部とは略直角の位置関係としたため、本体の第1の端部に第1の装着部を介して第1の取り付け部材を、本体の外にある筒体の端部に第2の装着部を介して第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせることができ、また、本体の第1の端部に第1’の装着部を介して第1’の取り付け部材を、本体の外にある筒体の端部に第2’の装着部を介して第2’の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせることができ、使用勝手を向上させることができる。
特に、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面の一方の壁面に第1の吸盤を当接させ、対向壁面の他方の壁面に第2の吸盤が当接するように移動部材を移動させ、移動後、筒体が移動部材に近づくように手で回転させて筒体に取り付けられた第2の装着部を介して移動部材を押すように作用させて、対向壁面間に突っ張らせることができる。
【0022】
また、請求項9記載の伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法によれば、対向する壁面の距離にあわせて伸縮自在部材の長さを調整し、前記伸縮自在部材の一方を対向する一方の面に前記第1の吸盤を介して、前記伸縮自在部材の他方を対向する他方の面に前記第2の吸盤を介してそれぞれ突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせ、
前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を壁面の側に回動させて、前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を前記壁面にそれぞれ吸着させると共に、前記壁面と前記伸縮自在部材との間に間隙を設けてタオル掛けの機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
【0023】
また、請求項10記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、回動自在な第1の吸盤と回動自在な第2の吸盤を壁面に吸着させ、本体の長手方向を壁面に略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができ、また、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤を当接すると共に、本体及び筒体の長手方向を対向壁面に略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができ、
特に、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を当接させ、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤が当接するように本体と筒体とで長さを調節し、その後、ストッパーの先端で雄ネジ体を筒体に固定し、固定後、回転体を第2の吸盤に近づくように回転させて、対向壁面間に突っ張らせることができる。
【0024】
また、請求項11記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けによれば、回動自在な第1の吸盤と回動自在な第2の吸盤を壁面に吸着させ、本体の長手方向を壁面に略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができ、また、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤を当接すると共に、本体及び筒体の長手方向を対向壁面に略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができ、
特に、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面の一方の壁面に回動自在な第1の吸盤を当接させ、対向壁面の他方の壁面に回動自在な第2の吸盤が当接するように本体と筒体とで長さを調節し、調節後、連結手段により、本体と筒体とを連結し、その後、回転部材を第2の吸盤に近づくように回転させて、対向壁面間に突っ張らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、本発明の一実施例の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「突っ張り棒」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図2】図2は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「タオル掛け」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図3】図3は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けの概略的正面図である。
【図4】図4は、図3の4−4線による概略的断面図である。
【図5】図5は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けを分解して示す概略的分解斜視図である。
【図6】図6は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けの概略的分解断面図である。
【図7】図7(a)は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けの筒体を伸ばした状態の概略的一部断面図であり、図7(b)は、図7(a)の突っ張り棒機能付きタオル掛けの筒体を回転させて、図7(a)の突っ張り棒機能付きタオル掛けの長さを短くした状態の概略的一部断面図である。
【図8】図8は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けを対向壁面間に設置する前の突っ張り前の状態の概略的図である。
【図9】図9は、図8の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。
【図10】図10は、図9の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。
【図11】図11は、図8の突っ張り棒機能付きタオル掛けの筒体を回転させて対向壁面間に突っ張って設置した状態の概略的図である。
【図12】図12は、図11の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。
【図13】図13は、図12の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。
【図14】図14(a)は、図1の突っ張り棒機能付きタオル掛けを図2の突っ張り棒機能付きタオル掛けに使用形態を変更する過程の概略的平面図であり、図14(b)は、図14(a)の第1の吸盤及び第2の吸盤を用いて設置面に吸着させた状態の概略的平面図である。
【図15】図15(a)は、図5の被案内部材の他の実施例の概略的図であり、図15(b)は、図15(a)の被案内部材が案内部材に案内される状態の概略的図である。
【図16】図16(a)は、図15の被案内部材の他の実施例の概略的図であり、図15(b)は、図15(a)の被案内部材が案内部材に案内される状態の概略的図である。
【図17】図17は、図1の他の実施例の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「突っ張り棒」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図18】図18は、図17の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「タオル掛け」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図19】図19は、図17の他の実施例の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「突っ張り棒」として利用した場合の概略的斜視図で、締め付け途中を示している。
【図20】図20は、図19の一部の概略的断面図である。
【図21】図21は、図19の突っ張り棒機能付きタオル掛けの筒体の本体からの突出量を縮めて突っ張り力を増した上体の「突っ張り棒」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図22】図22は、図21の一部の概略的断面図である。
【図23】図23は、図21の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「タオル掛け」として利用した場合の概略的斜視図である。
【図24】図24は、図19の他の実施例の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「突っ張り棒」として利用した場合の概略的図である。
【図25】図25は、図24の雄ネジ体と筒体との固定を概略的に示す断面図である。
【図26】図26は、図25の雄ネジ体を筒体に固定した後、回転体を壁面Bに近づくように回転させる状態を概略的に示す断面図である。
【図27】図27は、図24の他の実施例の突っ張り棒機能付きタオル掛けを「突っ張り棒」として利用した場合の概略的図である。
【図28】図28は、図27の本体と筒体とを連結する連結手段を分解して示す概略的分解斜視図である。
【図29】図29は、図28の29−29線による概略的断面図である。
【図30】図30(a)は、回転部材の作動前の状態の概略的断面図であり、図30(b)は、回転部材を壁面Bの側に近づけた状態の概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の一実施例の「突っ張り棒機能付きタオル掛け」及び「伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法」を図面を参照して説明する。
図1に示すTは、突っ張り棒機能付きタオル掛けで、突っ張り棒機能付きタオル掛けTは、対向する壁面A、Bに突っ張って支持するようにした使用の形態(図1及び図11参照)と、壁面Cに支持されると共に、壁面Cに間隔を設けてタオル掛けとしての使用の形態(図2及び図14参照)とを有する。
1は、図1及び図5に示すように、第1の端部1aと第2の端部1bを有し、長手方向に長い本体で、本体1の第1の端部1aに、例えば、閉塞部材(取り付け部材)11、第1の回動部材3を介して第1の吸盤2が回動自在に取り付けられている。
第1の吸盤2は、第1の回動部材3に軸4を介して取り付けられ、第1の回動部材3の開放端部はスカート状となって、押圧時、第1の吸盤2に当接して第1の吸盤2を押し付ける第1の吸盤押さえ31となっている。
なお、閉塞部材11は、図4に示すように、本体1の第1の端部1aの開口部を閉塞するもので、閉塞する手段は、例えば、閉塞部材11を本体1の第1の端部1aの開口縁部に圧入されて固定されるようになっている。また、閉塞部材11の略先端に設けられた突出部11aが回動部材3の開口部3aの内側に設けた係止部3bに係止し、係止後、回動部材3と閉塞部材11とが離脱しないようになっている(図3及び図4参照)。
【0027】
また、図6に示す5は、本体1内に螺旋状に設けられた案内部材で、案内部材5は、例えば、コイル状に形成されたコイルスプリングであり、このコイルスプリングの一端は本体1の内壁に固定されるもので、案内部材5の先端は、本体1の第2の端部1bより突出している。また、案内部材5の固定は、例えば、案内部材5の端部に対応する本体1の部位をかしめたものである。
【0028】
また、図6に示す6は、本体1に対して移動自在に設けられた筒体で、筒体6は、一部が第2の端部1bに設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にあることとなる。
この筒体6には、被案内部材7が設けられ、被案内部材7は案内部材5に案内される。筒体6の回転、つまり、手による右ネジ方向又は左ネジ方向の回転に伴い、筒体6の被案内部材7は、案内部材5に案内され、筒体1の長手方向に移動する(図7参照)。
なお、被案内部材7は、例えば、図5に示すように、筒体6内を横断するように設けられた横断部材(例えば、ピン)である。
被案内部材7は、図5記載の横断部材(例えば、ピン)に限らず、例えば、図15(a)(b)に示す筒体6の内壁に突出するように設けた突出部7’、7’でも、また、図16(a)(b)に示す筒体6の端部を変形させて、筒体6の内壁に突出するように設けた突出部7”でも良い。なお、筒体6と本体1との分離部には、カバーKが設けられている。
そして、筒体6を手で右ネジ又は左ネジの方向に回転させると、被案内部材7は、案内部材5の螺旋状の部位に案内されて本体1内を移動して、筒体6が本体1からの飛び出し量を任意に可変することができる。
今、図7(a)の状態(長さL)から図7(b)の状態(長さl)へ移行させるためには、筒体6を手で左ネジの方向へ回転させる。筒体6が回転すると、被案内部材7も回転しながら案内部材5に案内され、突っ張り棒機能付きタオル掛けTは、図7(a)の状態(長さL)から図7(b)の状態(長さl)へ移行する。
【0029】
また、図5に示す8は接続部材で、接続部材8の内周部8aと接続部材8の外周部8bとの間で筒体6を挟持するようにして、接続部材8は本体1の外にある筒体6の端部6bに取り付けられている。接続部材8の内壁には、突出部81が設けられ、図10及び図13に示すように、突出部81の一方の面が第1のストッパー部81aを、突出部81の他方の面が第2のストッパー部81bを、それぞれ形成している。
また、図5に示す9は、接続部材8に遊嵌(遊びがある状態で嵌める)して接続部材8の回動を許容すると共に、接続部材8の筒体6の長手方向の移動を許容するように取り付けられた移動部材で、移動部材9は、外周部8bの内壁を摺動するもので、移動部材9には、第1の被ストッパー部9a(図5、図9及び図10参照)、第2の被ストッパー部9b(図5及び図13参照)が、それぞれ設けられている。
第1のストッパー部81aは、図12及び図13に示すように、第1の被ストッパー部9aに当接して本体1に向かう側の移動を阻止する。また、第2のストッパー部81bは、図10に示すように、第2の被ストッパー部9bに当接して移動部材9が接続部材8から離脱するのを阻止している。なお、第2の被ストッパー部9bは、第1の被ストッパー部9aより本体1に近い側に位置している。
【0030】
また、移動部材9には、第2の回動部材3’を介して第2の吸盤2’が回動自在に取り付けられている。
第2の吸盤2’は第2の回動部材3’に第2の軸4’を介して取り付けられ、第2の回動部材3’の開放端部はスカート状となって、押圧時、第2の吸盤2’に当接して第2の吸盤2’を押し付ける第2の吸盤押さえ31’となっている。
【0031】
従って、上述した突っ張り棒機能付きタオル掛けTによれば、図2に示すように、回動自在な第1の吸盤2と回動自在な第2の吸盤2’を壁面Cに吸着させ、本体1の長手方向を壁面Cに略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができ、また、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに回動自在な第1の吸盤2を、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに回動自在な第2の吸盤2’を当接すると共に、本体1及び筒体6の長手方向を対向壁面A、Bに略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
なお、突っ張り棒の機能を持たせる際、突っ張り棒の長さを長くしたい場合、例えば、図7(b)の状態(長さl)から図7(a)の状態(長さL)へ移行させるには、筒体6を左ネジの方向へ回転させる。筒体6が回転すると、被案内部材7も回転しながら案内部材5に案内され、第2の吸盤3’が対向壁面Bに近づいた場合、第1の吸盤2を対向壁面Aに当接させると共に、移動部材9を接続部材8から引き出して第2の吸盤2’を対向壁面Bに当接させ(図8参照)、例えば、右手で接続部材8を持ち、左手で筒体6を回転させて、つまり、筒体6を移動部材9から分離した状態で筒体6を回転させて、突っ張り棒の長さを長くし、筒体6で接続部材8、移動部材9及び第2の回動部材3’を介して第2の吸盤2’を押すように作用させることができる(図11参照)。
即ち、移動部材9は、接続部材8に遊嵌して筒体1、接続部材8の回動を許容するため、筒体1、接続部材8が回転しても、第2の吸盤3’は回転しないため、壁面A、B間に突っ張り棒を容易に設置して使用勝手を向上させることができる。
しかも、案内部材5がコイル状に形成されたコイルスプリングであれば、コイルスプリングの弾性を利用して壁面A、B間に突っ張り棒を強固に設置することができる(図11参照)。
【0032】
なお、上述の実施例にあっては、筒体6の一方の端部に接続部材8、接続部材8に移動部材9、をそれぞれ取り付けるようにしたが、場合により、接続部材8、移動部材9に代えて、本体1の第1の端部1aに取り付けた閉塞部材11を筒体6の一方の端部に取り付け、該閉塞部材に第2の回動部材3’を介して第2の吸盤2’を回動自在に取り付けるようにしても良い。
かかる場合の突っ張り棒機能付きタオル掛けTは、図示しないが、図5記載のもので言えば、接続部材8、移動部材9に代えて、図5記載の閉塞部材11と同様な閉塞部材を筒体6に取り付けるようにし、該閉塞部材に第2の回動部材3’を、第2の回動部材3’に第2の吸盤2’を、それぞれ取り付けるようにしたもので、図5記載を参考に述べれば、第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体1と、前記第1の端部に、例えば、閉塞部材11及び第1の回動部材3を介して回動自在に、第1の吸盤2と、一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にあって、本体1に対して移動自在に設けられた筒体6と、本体1の外にある筒体6の端部に、例えば、閉塞部材(図示しないが、図5記載の閉塞部材11と同様なもの)及び第2の回動部材3’を介して、回動自在に取り付けられた第2の吸盤2’とを備えているものとなる。
即ち、本体1と筒体6で伸縮自在部材を構成し、図1記載と同様に、対向する壁面A、Bの距離にあわせて前記伸縮自在部材の長さを調整し、前記伸縮自在部材の一方を対向する一方の面Aに第1の吸盤2を介して、前記伸縮自在部材の他方を対向する他方の面Bに第2の吸盤2’を介して、それぞれ突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせ、また、図2記載と同様に、第1の吸盤2及び第2の吸盤2’を壁面Cの側に回動させて、第1の吸盤2及び第2の吸盤2’を壁面Cにそれぞれ吸着させると共に、壁面Cと前記伸縮自在部材との間に間隙を設けてタオル掛けの機能を持たせることができることとなる。
【0033】
なお、上述の実施例にあっては、第1の吸盤2及び第2の吸盤2’を、共に回動自在に構成したが、本願発明にあっては、これに限らず、回動しない固定的なものでも良い。 即ち、図17及び図18に示すように、1は、長手方向に長い本体で、本体1は、図5記載と同様、第1の端部1aと第2の端部1bを有している。2は、図5記載と同様の第1の吸盤である。30は、第1の取り付け部材で、第1の取り付け部材30は、一端に第1の吸盤2を取り付けると共に、他端に本体1の第1の端部1aに装着される第1の装着部30aを有する。31は、図5記載と同様の第1の吸盤押さえで、第1の吸盤押さえ31は、押圧時、第1の吸盤2に当接して第1の吸盤2を押し付けるものである。
また、40は、第1’の取り付け部材で、第1’の取り付け部材40は、第1の取り付け部材30の外側に接続(接続は、例えば、一体成形で形成される。)され、本体1の第1の端部1aに装着される第1’の装着部40aを有する。
また、6は、図5記載と同様の筒体で、筒体6は、一部が第2の端部1bに設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にあって、本体1に対して移動自在に設けられている。なお、本体1内には、図示しないが、図6記載と同様の螺旋状に設けられた案内部材5が、また、筒体6には、図示しないが、図6記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7、又は、図15記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7’、又は、図16記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7”の何れかが、設けられている。Kは、図5記載と同様のカバーKである。
また、2’は、図5記載と同様の第2の吸盤である。
また、30’は、第2の取り付け部材で、第2の取り付け部材30’は、一端に第2の吸盤2’を取り付けると共に、他端に本体1の外にある筒体6の端部6bに装着される第2の装着部30’bを有する。
また、40’は、第2’の取り付け部材で、第2’の取り付け部材40’は、第2の取り付け部材30’の外側に接続(接続は、例えば、一体成形で形成される。)され、本体1の外にある筒体6の端部6b(端部6bは、図17及び図18において、図示されていないが、図5記載の端部6bと同様のものである。)に装着される第2’の装着部40’bを有する。
なお、第1’の取り付け部材40は、第1の装着部30aが第1の端部1aに装着された時の、本体1の長手方向に対して、略直角となるように、第1の取り付け部材30の外側に接続されたものであり、第2’の取り付け部材30’は、第2の装着部30’bが本体1の外にある筒体6の端部6bに装着された時の、筒体6の長手方向に対して、略直角となるように、第2の取り付け部材30’の外側に接続されたものである。
そのため、図17に示すように、本体1の第1の端部1aに第1の装着部30aを介して第1の取り付け部材30を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2の装着部30’bを介して第2の取り付け部材30’を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせる。つまり、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに第1の吸盤2を、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに第2の吸盤2’を当接すると共に、本体1及び筒体6の長手方向を対向壁面A、Bに略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
また、図18に示すように、本体1の第1の端部1aに第1’の装着部40aを介して第1’の取り付け部材40を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2’の装着部40’bを介して第2’の取り付け部材40’を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせる。つまり、第1の吸盤2と第2の吸盤2’を壁面Cに吸着させ、本体1の長手方向を壁面Cに略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができる。
【0034】
従って、図17及び図18記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けTによれば、第1の装着部30aを有する第1の取り付け部材30と第1’の装着部40aを有する第1’の取り付け部材40とが接続され、第2の装着部30’bを有する第2の取り付け部材30’と第2’の装着部40’bを有する第2’の取り付け部材40’とが接続され、第1の装着部30aと第1’の装着部40aとは略直角の位置関係とし、第2の装着部30’bと第2’の装着部30’とは略直角の位置関係としたため、本体1の第1の端部1aに第1の装着部30aを介して第1の取り付け部材30を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2の装着部30’bを介して第2の取り付け部材30’を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせることができ(図17参照)、また、本体1の第1の端部1aに第1’の装着部40aを介して第1’の取り付け部材40を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2’の装着部40’bを介して第2’の取り付け部材40’を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせることができ(図18参照)、使用勝手を向上させることができる。
【0035】
なお、上述の実施例にあっては、筒体6に装着された第2の取り付け部材30’に取り付けられた第2の吸盤2’は、筒体6の長手方向に対して相対的に移動しないが、本願発明にあっては、これに限らず、相対的に移動するように構成しても良い。
即ち、図19乃至図23に示すように、1は、長手方向に長い本体で、本体1は、図5記載と同様、第1の端部1aと第2の端部1bを有している。2は、図5記載と同様の第1の吸盤である。
30は、第1の取り付け部材で、第1の取り付け部材30は、一端に第1の吸盤2を取り付けると共に、他端に本体1の第1の端部1aに装着される第1の装着部30aを有する。31は、図5記載と同様の第1の吸盤押さえで、第1の吸盤押さえ31は、押圧時、第1の吸盤2に当接して第1の吸盤2を押し付けるものである。
また、40は、第1’の取り付け部材で、第1’の取り付け部材40は、第1の取り付け部材30の外側に接続(接続は、例えば、一体成形で形成される。)され、本体1の第1の端部1aに装着される第1’の装着部40aを有する。
また、6は、図5記載と同様の筒体で、筒体6は、一部が第2の端部1bに設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にあって、本体1に対して移動自在に設けられている。なお、本体1内には、図示しないが、図6記載と同様の螺旋状に設けられた案内部材5が、また、筒体6には、図示しないが、図6記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7、又は、図15記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7’、又は、図16記載と同様の案内部材5に案内される被案内部材7”の何れかが、設けられている。Kは、図5記載と同様のカバーKである。
また、2’は、図5記載と同様の第2の吸盤である。
また、30’は、第2の取り付け部材で、第2の取り付け部材30’は、本体1の外にある筒体6の端部6b(端部6bは、図19乃至図23において、図示されていないが、図5記載の端部6bと同様のものである。)に装着される第2の装着部30’bを有する。31’は、図5記載と同様の第2の吸盤押さえで、第2の吸盤押さえ31’は、押圧時、第2の吸盤2’に当接して第2の吸盤2’を押し付けるものである。
また、9は、移動部材で、移動部材9は、一端を第2の取り付け部材30’に移動自在に取り付けられ、他端を第2の吸盤2’を取り付けている。なお、第2の取り付け部材30’内には、突出部30’aが設けられ、図20及び図22に示すように、突出部30’aの一方の面が第1のストッパー部30’aAを、突出部30’aの他方の面が第2のストッパー部30’aBを、それぞれ形成している。
また、移動部材9は、第2の取り付け部材30’の外周部30’bの内壁を摺動するもので、移動部材9には、第1の被ストッパー部9a(図20参照)、第2の被ストッパー部9b(図22参照)が、それぞれ設けられている。
第1のストッパー部30’aAは、図22に示すように、第1の被ストッパー部9a(図20参照)に当接して本体1に向かう側の移動を阻止する。つまり、移動部材9の移動方向は、第2の装着部30’bが筒体6の端部6b(端部6bは、図19乃至図23において、図示されていないが、図5記載の端部6bと同様のものである。)に装着された時の、筒体6の長手方向であり、移動部材9の筒体6方向へ所定距離の移動は第1のストッパー部(ストッパー)30’aAにより阻止される。なお、第2のストッパー部30’aBは、図20に示すように、第2の被ストッパー部9bに当接して移動部材9が第2の取り付け部材30’から離脱するのを阻止している。なお、第2の被ストッパー部9bは、第1の被ストッパー部9aより本体1に近い側に位置している。
また、40’は、第2’の取り付け部材で、第2’の取り付け部材40’は、第2の取り付け部材30’の外側に接続(接続は、例えば、一体成形で形成される。)され、本体1の外にある筒体6の端部6bに装着される第2’の装着部40’bを有する。
なお、第1’の取り付け部材40は、第1の装着部30aが第1の端部1aに装着された時の、本体1の長手方向に対して、略直角となるように、第1の取り付け部材30の外側に接続されたものであり、第2’の取り付け部材30’は、第2の装着部30’bが本体1の外にある筒体6の端部6bに装着された時の、筒体6の長手方向に対して、略直角となるように、第2の取り付け部材30’の外側に接続されたものである。
そのため、図19及び図21に示すように、本体1の第1の端部1aに第1の装着部30aを介して第1の取り付け部材30を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2の装着部30’bを介して第2の取り付け部材30’を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせる。つまり、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに第1の吸盤2を、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに第2の吸盤2’を当接すると共に、本体1及び筒体6の長手方向を対向壁面A、Bに略直交になるように構成して突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
なお、筒体6を回転させ(被案内部材7も回転しながら案内部材5に案内され)、第2の吸盤2’が対向壁面Bに近づいた場合、第1の吸盤2を対向壁面Aに当接させると共に、移動部材9を第2’の取り付け部材30’から引き出して第2の吸盤2’を対向壁面Bに当接させ(図19参照)、例えば、右手で第2’の取り付け部材30’を持ち、左手で筒体6を回転させて、つまり、筒体6を移動部材9から分離した状態で筒体6を回転させて、突っ張り棒の長さを長くし、筒体6で第2’の取り付け部材30’、移動部材9及び第2の回動部材3’を介して第2の吸盤2’を押すように作用させることができる(図20参照)。
また、図23に示すように、本体1の第1の端部1aに第1’の装着部40aを介して第1’の取り付け部材40を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2’の装着部40’bを介して第2’の取り付け部材40’を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせる。つまり、第1の吸盤2と第2の吸盤2’を壁面Cに吸着させ、本体1の長手方向を壁面Cに略平行になるように構成してタオル掛けとして利用することができる。
【0036】
従って、図19乃至図23記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けTによれば、第1の装着部30aを有する第1の取り付け部材30と第1’の装着部40aを有する第1’の取り付け部材40とが接続され、第2の装着部30’bを有する第2の取り付け部材30’と第2’の装着部40’bを有する第2’の取り付け部材40’とが接続され、第1の装着部30aと第1’の装着部40aとは略直角の位置関係とし、第2の装着部30’bと第2’の装着部30’とは略直角の位置関係としたため、本体1の第1の端部1aに第1の装着部30aを介して第1の取り付け部材30を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2の装着部30’bを介して第2の取り付け部材30’を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせることができ(図21参照)、また、本体1の第1の端部1aに第1’の装着部40aを介して第1’の取り付け部材40を、本体1の外にある筒体6の端部6bに第2’の装着部40’bを介して第2’の取り付け部材40’を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせることができ(図23参照)、使用勝手を向上させることができる。
特に、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに第1の吸盤2を当接させ、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに第2の吸盤2’が当接するように移動部材9を移動させ、移動後、筒体6が移動部材9に近づくように手で回転させて筒体6に取り付けられた第2の取り付け部材30’を介して移動部材9を押すように作用させて、対向壁面A、B間に突っ張らせることができる。
【0037】
次に示す実施例を図24乃至図26を参照して説明する。
図24に示す1は、図5記載と同様、第1の端部1aと第2の端部1bを有した長手方向に長い本体である。
第1の吸盤2は、第1の端部1aに回動自在に取り付けられている。詳述すれば、本体1の第1の端部1aに、図5記載と同様、例えば、閉塞部材(取り付け部材)11、第1の回動部材3を介して第1の吸盤2が回動自在に取り付けられている。31は、図5記載と同様、第1の吸盤押さえである。
6は筒体で、筒体6の一部が本体1の第2の端部1bに設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にある。
そして、本体1の外にある筒体6の端部に、第2の吸盤2”が回動自在に取り付けられている。詳述すれば、筒体6の端部に、例えば、閉塞部材(取り付け部材)11”、第2の回動部材3”を介して第2の吸盤2”が回動自在に取り付けられている。31”は、図5記載と同様、第2の吸盤押さえである。
50は、本体1の外周であって、第2の端部1bの近傍に回転自在に取り付けられると共に、内壁に雌ネジを有する回転体である。
回転体50は、部材51に対して遊嵌して回転自在に支持されている。部材51は、本体1に対して接着等により固着され一体化されている。
60は、筒体6の外周に遊嵌して取り付けられ、回転体50の内壁に形成された雌ねじに螺合する雄ネジ60aを有した雄ネジ体である。雄ネジ体60は略筒形状で、略筒形状の外周に雄ネジ60aが形成されている。
70はストッパーで、ストッパー70は、雄ネジ体60に取り付けられ、ストッパー70の先端が筒体6の外周に当接して雄ネジ体60の移動を規制するようになっている。
【0038】
従って、24乃至図26記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けTによれば、図24に示すように、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに回動自在な第1の吸盤2を当接させ、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに回動自在な第2の吸盤2”が当接するように本体1と筒体6とで長さを調節する。
調節後、ストッパー70の摘みを手で回し、ストッパー70の先端を筒体6の外周に当接させて、雄ネジ体60の移動を規制させる(図25参照)。つまり、筒体6と雄ネジ体60とを固定(一体化)させる。
固定後、回転体50を第2の吸盤2”に近づくように手で回転させて、対向壁面A、B間に突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
なお、図24に破線で示すように、第1の吸盤2と第2の吸盤2”を壁面に向かうように回動させ、回動後、壁面に吸着させて、タオル掛けの機能を果たすことができる。
【0039】
次に示す実施例を図27乃至図30を参照して説明する。
図27に示す1は、図5記載と同様、第1の端部1aと第2の端部1bを有した長手方向に長い本体である。
第1の吸盤2は、第1の端部1aに回動自在に取り付けられている。詳述すれば、本体1の第1の端部1aに、図5記載と同様、例えば、閉塞部材(取り付け部材)11、第1の回動部材3を介して第1の吸盤2が回動自在に取り付けられている(図27参照)。31は、図5記載と同様、第1の吸盤押さえである。
6は筒体で、筒体6の一部が本体1の第2の端部1bに設けられた開口部を介して本体1内に没入され、この没入されず残った残部が本体1外にある。
そして、図30に示すように、本体1の外にある筒体6の端部に外周に雄ネジ80aを有する雄ネジ部材80が装着されている。また、90は雄ネジ部材80の雄ネジ80aに螺合する雌ネジを内周に有し、先端に突出部90aを設けた回転部材である。
取付部材3’には、先端(壁面Bの側)に第2の吸盤2’を回動自在に取り付けられている。この取付部材3’の後端(筒体6の側)には、突出部90aの回転を許容する遊嵌部3’aが設けられている。この遊嵌部3’aに突出部90aが回転可能に遊嵌している。
また、図28及び図29に示すように、Rは、本体1と筒体6とを連結する連結手段で、連結手段Rは、例えば、筒体6の端面に半円柱の直径部をずらした形状の係止部C1と、この係止部C1の外周に位置する断面略C形状の部材C2とからなり、図29の紙面から見て反時計回りに、係止部C1を回転させると、係止部C1の部位C1aが部材C2の段差C2aを本体1の内壁を押圧し、筒体6と本体1とは係止部C1を介して摩擦結合により連結される。
この連結は、図29の紙面から見て時計回りに、係止部C1を回転させることにより、解除される。
【0040】
従って、27乃至図30記載の突っ張り棒機能付きタオル掛けTによれば、図27に示すように、突っ張り棒の機能を持たせる際、対向壁面A、Bの一方の壁面Aに回動自在な第1の吸盤2を当接させ、対向壁面A、Bの他方の壁面Bに回動自在な第2の吸盤2’が当接するように本体1と筒体6とで長さを調節する。
調節後、本体1と筒体6とを相対的に回転させ、連結手段Rにより、本体1と筒体6とを連結させる(図29参照)。その後、回転部材90を第2の吸盤2’に近づくように回転させて、対向壁面A、B間に突っ張らせることができる(図27及び図30参照)。
そして、本体1と筒体6とを固定(一体化)させた後、回転部材90を第2の吸盤2’に近づくように回転させて、対向壁面A、B間に突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせて、使用勝手を向上させることができる。
なお、回転部材90を回転させても、突出部90aは遊嵌部3’aと遊嵌されているため、突出部90aの筒体6の長手方向の移動を取付部材3’に伝達するものの、突出部90aの回転は、取付部材3’に伝達されない。
また、図27に破線で示すように、第1の吸盤2と第2の吸盤2’を壁面に向かうように回動させ、回動後、壁面に吸着させて、タオル掛けの機能を果たすことができる。
【符号の説明】
【0041】
T 突っ張り棒機能付きタオル掛け
1 本体
2 第1の吸盤
2’ 第2の吸盤
5 案内部材
6 筒体
8 接続部材
9 移動部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に取り付けられた接続部材と、
この接続部材に遊嵌して前記接続部材の回動を許容すると共に、前記接続部材の前記筒体の長手方向の移動を許容するように取り付けられた移動部材と、
この移動部材に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備えている
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項2】
本体内に螺旋状に設けられた案内部材と、
前記筒体内に設けられ、前記案内部材に案内される被案内部材とを備え、
前記筒体の回転に伴い、前記筒体の前記被案内部材は、前記案内部材に案内され、前記筒体の長手方向に移動する
ことを特徴とする請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項3】
案内部材は、コイル状に形成されたコイルスプリングであり、このコイルスプリングの一端が本体の内壁に固定され、
被案内部材は、筒体内を横断する横断部材か、または、前記筒体の内壁に突出するように設けた突出部である
ことを特徴とする請求項2記載の突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項4】
本体は、両端が開口した筒状部材と、この筒状部材の一方の開口部に固定され、前記一方の開口部を閉塞する閉塞部材とからなり、
この閉塞部材に第1の吸盤が回動自在に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項5】
移動部材に設けられた第1の被ストッパー部と、
接続部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部に当接して本体に向かう側の移動を阻止する第1のストッパー部と、
前記移動部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部より前記本体に近い側に位置する第2の被ストッパー部と、
前記接続部材に設けられ、前記第1の被ストッパー部より前記本体に近い側に位置すると共に、前記第2の被ストッパー部に当接して前記移動部材が前記接続部材から離脱するのを阻止する第2のストッパー部とを備えている
ことを特徴とする請求項1記載の突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項6】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備えている
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項7】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
第1の吸盤と、
一端に前記第1の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の第1の端部に装着される第1の装着部を有する第1の取り付け部材と、
この第1の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の第1の端部に装着される第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
第2の吸盤と、
一端に前記第2の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2の装着部を有する第2の取り付け部材と、
この第2の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とを備え、
前記第1’の取り付け部材は、前記第1の装着部が前記第1の端部に装着された時の、前記本体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第1の取り付け部材の外側に接続されたものであり、
前記第2’の取り付け部材は、前記第2の装着部が前記本体の外にある前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第2の取り付け部材の外側に接続されたものであり、
前記本体の第1の端部に前記第1の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせ、
前記本体の第1の端部に前記第1’の装着部を介して前記第1’の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2’の装着部を介して前記第2’の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせる
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項8】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
第1の吸盤と、
一端に前記第1の吸盤を取り付けると共に、他端に前記本体の第1の端部に装着される第1の装着部を有する第1の取り付け部材と、
この第1の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の第1の端部に装着される第1’の装着部を有する第1’の取り付け部材と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
第2の吸盤と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2の装着部を有する第2の取り付け部材と、
一端を前記第2の取り付け部材に移動自在に取り付けられ、他端を前記第2の吸盤を取り付ける移動部材と、
前記第2の取り付け部材の外側に接続され、前記本体の外にある前記筒体の端部に装着される第2’の装着部を有する第2’の取り付け部材とを備え、
前記第1’の取り付け部材は、前記第1の装着部が前記第1の端部に装着された時の、前記本体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第1の取り付け部材の外側に接続されたものであり、
前記第2’の取り付け部材は、前記第2の装着部が前記本体の外にある前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向に対して、略直角となるように、前記第2の取り付け部材の外側に接続されたものであり、
前記移動部材の移動方向は、前記第2の装着部が前記筒体の端部に装着された時の、前記筒体の長手方向であり、前記移動部材の前記筒体方向へ所定距離の移動を阻止するストッパーが前記第2の取り付け部材内に設けられ、
前記本体の第1の端部に前記第1の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着して突っ張り棒の機能を持たせ、
前記本体の第1の端部に前記第1’の装着部を介して前記第1の取り付け部材を、前記本体の外にある前記筒体の端部に前記第2’の装着部を介して前記第2の取り付け部材を、それぞれ装着してタオル掛けの機能を持たせる
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項9】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤とを備え、
前記本体と前記筒体で伸縮自在部材を構成し、
対向する壁面の距離にあわせて前記伸縮自在部材の長さを調整し、前記伸縮自在部材の一方を対向する一方の面に前記第1の吸盤を介して、前記伸縮自在部材の他方を対向する他方の面に前記第2の吸盤を介してそれぞれ突っ張らせて、突っ張り棒の機能を持たせ、
前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を壁面の側に回動させて、前記第1の吸盤及び前記第2の吸盤を前記壁面にそれぞれ吸着させると共に、前記壁面と前記伸縮自在部材との間に間隙を設けてタオル掛けの機能を持たせる
ことを特徴とする伸縮自在部材を突っ張り棒とタオル掛けとに兼用する方法。
【請求項10】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にある筒体と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に回動自在に取り付けられた第2の吸盤と、
前記本体の外周であって、前記第2の端部の近傍に回転自在に取り付けられると共に、内壁に雌ネジを有する回転体と、
前記筒体の外周に遊嵌して取り付けられ、前記雌ねじに螺合する雄ネジを有した雄ネジ体と、
この雄ネジ体に取り付けられ、先端が前記筒体の外周に当接して前記雄ネジ体の移動を規制するストッパーとを備えている
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。
【請求項11】
第1の端部と第2の端部を有し、長手方向に長い本体と、
前記第1の端部に回動自在に取り付けられた第1の吸盤と、
一部が前記第2の端部に設けられた開口部を介して前記本体内に没入され、この没入されず残った残部が前記本体外にあって、前記本体に対して移動自在に設けられた筒体と、
前記本体と前記筒体とを連結する連結手段と、
前記本体の外にある前記筒体の端部に装着され、外周に雄ネジを有する雄ネジ部材と、
この雄ネジ部材の雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有し、先端に突出部を設けた回転部材と、
第2の吸盤と、
先端に前記第2の吸盤を回動自在に取り付け、後端に前記突出部の回転を許容する遊嵌部を設けた取付部材と、
この遊嵌部に前記突出部が回転可能に遊嵌している
ことを特徴とする突っ張り棒機能付きタオル掛け。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate