説明

竹とレンコンのチカラ

【課題】竹微粉末に、レンコンの超微粉末とケールの超微粉末を混合して混合物とし、該混合物を粉状・カプセル・顆粒・錠剤に成形した発癌抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”の提供。
【解決手段】服用して飲む健康補助食品であり、原料は孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材で、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、10〜200ミクロンの微粉末に粉砕1Sした粉末に、レンコンを単細胞化2Sした、レンコン超微粉末とケール微粉末3Sを混合して混合物とし、該混合物を粒状に成形した。
粉状・カプセル・顆粒・錠剤の栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は竹微粉末に、レンコンの微粉末を混合して混合物とし、該混合物を粒状に成形した花粉症・止血・鼻血予防・下痢・二日酔い・に効果のある栄養補助食品“竹のチカラ”である。
【背景技術】
【0002】
花粉症による患者人は多く、花粉症は近年の感染率代表的疾病として人々に恐れられている。
花粉症を治療するための投与薬や方法は、日進月歩の勢いで発展を遂げていが花粉症を治療する決定的な投与薬や方法はまだ確立されてないのが現状である。
【0003】
花粉症を予防する方策として第一に生活環境中の花粉原因子を極力排除することが掲げられている。この生活環境中の花粉原因子のついては、食入物が最も重大な関わりをもち、食物の質や栄養の過不足も、花粉症の発生に大きな影響をもつことがわかっている。
【0004】
野菜に含まれるビタミンAは花粉症を抑制し、ビタミンCは体内でのニトロソアミン生成を抑え、繊維成分は便通をよくして花粉症の発生を減少させることがわかっている。従って、花粉原因子となる食物を極力避け、ビタミン類や繊維成分を多く含んだ食物を摂取することが肝要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のごとく、花粉症には決定的な治療薬はなく、花粉症の発生プロセスも完全に解明されたとはいえない。このため、前記ビタミン類や繊維成分を含んだ食物のうち、具体的にどのような食物によって、花粉症を効率的に抑制することができるのかも解明されていないという問題がある。
また、仮に花粉症を効果的に抑制する薬であっても、その薬が人体に影響を強く与え副作用を併発してはならないとう問題がある。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑み、花粉症を抑制する効果が高く、副作用がない花粉症抑症制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”である。
【課題を解決すための手段】
【0007】
請求項2の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”は、服用して飲む栄養補助食品であり、原料は孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材で、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、10〜200ミクロンの微粉末に粉砕した粉末に、レンコンの微粉末(ビタミン・カルシウム・食物繊維含有)を混合して混合物とし、該混合物を粒状に成形した花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹のチカラ”である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。図1は本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”Aの製造方法を示すフローチャートである。花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”Aの原料は、原料の竹1Sおよび副原料であるが、まず、原料の竹1Sについて説明する。
【0009】
孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材を所要の小片に破砕のうえ、加圧押出装置により少なくともその内部圧力が15Kg/cm2以上で加圧混練し、カッターでミンチ状にし且その長さを20〜200mmに裁断のうえ、その先端の多孔なノズルより大気中に吐出し、膨潤拡散して硬組織と柔組織の解体と、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、10〜200ミクロンの微粉末に粉砕した粉末である。
【0010】
レンコンの原料である、節と茎の生産方法を説明する。まず、液肥栽培で栽培される水深は10〜15cmで、光合成される細菌「藍藻」の作用が促進されポリフェノールの量が多くなる。従って、節と茎に含まれるポリフェノール量が通常レンコンの5〜6倍にもなる。
【0011】
原料である竹1S以外の原料を説明する。まず、2Sであるレンコンとは、IgE抗体や炎症物質を抑制する強い作用がある。レンコンの薬効はその豊富な栄養源に起因している。まず着目されるのはビタミンCの含有量48mgと鉄分0.5mgとムチン質及びペクチン質とタンニン質が含まれており、竹粉に含まれている乳酸菌と併せて摂取することで、アレルギー体質の緩和及び免疫活性効果が出来る。
【0012】
つぎに、3Sの元原料であるケールの細胞の大きさは20〜30μmであり、細胞壁の中に閉じ込められている栄養分である鉄分、カルシウム、β−カロチン、ビタミンCなどが摂取しにくい状態となっている。この細胞壁を砕いて平均15μmの超微粉末にすることにより、これらの栄養分が効率よく摂取できることとなります。
このケールの超微粉末を3Sとする。
【0013】
つぎに、本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”の製造方法について述べる。
まず、竹の粉末1Sと、レンコンの微粉末2Sとケールの超微粉末3Sを後述する混合比で混合させる。この混合物を撹拌造粒機で粒状にし、さらに錠剤成形機により圧力によって錠型に固めます。これによって、本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”が製造される。
【0014】
つぎに、原料の竹の粉末1Sと副原料のレンコンの微粉末2S、ケールの超微粉末水3Sの重量混合比率について説明する。
【表1】

なお、本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹のチカラ”は、錠剤以外にも服用しやすいように、粉末、顆粒、カフセル等にしてもよく、その形状に限定はない。
【0015】
つぎに、本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”の薬理効果を説明する。
服用する場合、成人の場合で、1日当たり約2〜5g(9〜15粒)がよい。
この値は、成人が1日に食する平均食事量の0.4〜1%に相当する値である。
本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”Aを服用すると、消化器官の働きがよくなり、排泄便の量が増加し、この排泄便によって消化器官にアレルギー性物質が停留するのを防止する。
本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”の主原料が、自然に自生ている竹(1S)、副原料が自然食品のレンコン(2S)、ケール(3S)であり、副作用がないという効果を奏する。
【0016】
竹由来食物繊維を含む竹1Sには、孟宗竹を使用している。この竹1Sには、56%のセルロースと24%のリグニンとが含まれていた。
なお、竹1Sの100g中に含まれる成分を表2に示す。
【表2】

【0017】
レンコンの節と茎に含まれるポリフェノール(タンニンとして)の含有量

【0018】
レンコン(2S)に含まれる成分(100g中)を表3に示す。
【表3】

【0019】
ケール3g当たりの成分を表4に示す。
【表4】

【発明の効果】
【0020】
請求項1〜2の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”によれば、竹由来食物繊維が多く含まれており、花粉症の抑制作用に効果が高く、副作用がない。
また、花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”によれば、服用しやすい形状に整えることができ、花粉症の抑制作用に効果が高く、副作用がない。
花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”を服用すると、消化器官の働きがよくなり、排泄便の量が増加することにより、元気になり、食物繊維で腸の活動を活発にして腸内に発生する発癌性物質の排泄、コレステロールを低下させる効果等も期待できます。
【0021】
竹とレンコンとケールの相乗効果は、まず、竹に含まれる24%リグニンとペクチン及びカルボキシメチルセルロースで排泄便の量が増加し、また竹に含まれる56%のセルロース食物繊維で腸の活動を活発にして腸内に発生する発癌性物質の排泄と、レンコンに含有するポリフェノールとムチンの相乗効果で花粉症抑制効果があり、ケールのβ−カロチン・ビタミンK・カルシウムの主成分が、活性酸素消去作用と消化器官の働きをよくし、尚且つコレステロールを低下させる効果等も期待できる。
この3種類の天然物質は、それぞれが機能性を発揮し、相乗効果としては、竹+レンコン、竹+ケール、レンコン+ケールが、花粉症抑制効果と発癌性物質の排泄、コレステロールを低下させる効果等がより一層期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の花粉症抑制効果のある栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”の製造方法を示す。フローチャートである。
【符号の説明】
1S 竹の微粉末
2S レンコンの微粉末
3S ケールの超微粉末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材を所要の小片に破砕のうえ、加圧押出装置により少なくともその内部圧力が15Kg/cm2以上で加圧混練し、カッターでミンチ状にし且その長さを20〜200mmに裁断のうえ、その先端の多孔なノズルより大気中に吐出し、膨潤拡散して硬組織と柔組織の解体と、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、10〜200ミクロンの微粉末に粉砕した粉末であることを特徴とするものである。
【請求項2】
レンコンの原材料は、従来廃棄処分されていた、節と茎を使用する。
廃棄物の再利用で、環境面にもエコ面にも良く尚且つ節と茎には、一般レンコンの5〜6倍のポリフェノールの含有量がある。
【請求項3】
服用して飲む健康補助食品であり、原料は孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材で、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、10〜200ミクロンの微粉末に粉砕した粉末に、レンコンの微粉末を混合し、該混合物を粒状及び顆粒状に成形した栄養補助食品“竹とレンコンのチカラ”である。
【請求項4】
原料は孟宗竹、和竹、笹竹等の竹材で、細胞壁を形成するセルロース及びヘミセルロースをリグニンより解離させた解繊状の竹繊維チョップドストランドを用い、埴繊機で圧縮・プレスすることで、得られる竹の絞り液とレンコンの絞り液もしくは、煮汁液を混合し、液体をスプレーもしくはフイルム又は繊維等に含浸させ吸飲する健康補助剤である。

【図1】
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【公開番号】特開2012−228236(P2012−228236A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−109874(P2011−109874)
【出願日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【出願人】(507095840)長崎工業株式会社 (10)
【Fターム(参考)】