説明

組合せ秤

【課題】 全ての計量部に対して、作業者による被計量物の供給作業あるいは供給装置による供給動作を画一的に行うことができる組合せ秤を提供する。
【解決手段】 供給される被計量物を一時保持し、互いに逆方向である2方向へ搬送可能である計量コンベア1と、計量コンベア1上の被計量物の重量を計量する重量センサ2と、計量コンベア1から供給されるそれぞれの被計量物を異なる位置で保持し、互いに逆方向である2方向へ搬送可能である2個の待機コンベア3a、3bとを有する計量部Cwを複数備え、全ての計量部Cwの各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、待機コンベア3a、3bに保持されている被計量物の中から、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求め、排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように待機コンベア3a、3bを搬送動作させる制御部5とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被計量物の合計重量が所定の目標重量範囲内となる組合せを求める組合せ秤に関する。
【背景技術】
【0002】
組合せ秤では、例えば、複数の計量部へ被計量物を供給し、各計量部で計量される被計量物の重量値を用いて組合せ演算を行い、合計重量が所定重量範囲となる被計量物の組合せを求め、その組合せに選択されている被計量物を排出するように構成されている。
【0003】
このような組合せ秤において、被計量物の重量を計量する各計量部に、例えばベルトコンベアをロードセル等の重量センサで支持した構成の計量コンベアを用い、各計量コンベアから一方向へ被計量物を排出するようにしたものが、特許文献1、2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開WO93/23724
【特許文献2】特開2005−315579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、組合せ秤では、全ての計量部のうちのいくつかの計量部に保持されている被計量物が排出されるように組合せが選択される。そのため、作業者が被計量物を供給する場合には、全ての計量部の中から、被計量物が保持されていない計量部を探して被計量物を供給しなければならず、作業者の負担が大きいという問題がある。また、各計量部に対して設けられた供給装置から被計量物が自動で供給される場合には、各供給装置に対して個別に供給動作の制御を行わなければならず、制御が複雑になるという問題がある。
【0006】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、全ての計量部に対して、作業者による被計量物の供給作業あるいは供給装置による供給動作を画一的に行うことができる組合せ秤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1形態(aspect)に係る組合せ秤は、供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を搬送する計量コンベアと、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持する1個以上の待機コンベアとを有する計量部を複数備えるとともに、各々の前記計量部において、全ての前記待機コンベアに保持される被計量物の合計個数が2個以上となるように構成され、全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から選択され、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段とを備えている。
【0008】
この構成によれば、全ての計量部の各々から1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せが求められてその排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、各計量部への被計量物の供給を手動で行う場合には、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができ、被計量物を供給するべき計量コンベアを探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。また、各計量部への被計量物の供給を供給装置によって行う場合も、全ての計量部に対する供給動作を画一的に行うことができ、供給装置の動作の制御を簡単にできる。
【0009】
本発明の第2形態に係る組合せ秤は、供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を搬送する計量コンベアと、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持する1個以上の待機コンベアとを有する計量部を複数備えるとともに、全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記計量コンベア及び前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から選択され、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段とを備えている。
【0010】
この構成によれば、全ての計量部の各々から1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せが求められてその排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、各計量部への被計量物の供給を手動で行う場合には、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができ、被計量物を供給するべき計量コンベアを探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。また、各計量部への被計量物の供給を供給装置によって行う場合も、全ての計量部に対する供給動作を画一的に行うことができ、供給装置の動作の制御を簡単にできる。
【0011】
また、各々の前記計量部において、前記待機コンベアは、第1及び第2の待機コンベアを含むように複数設けられ、前記第1の待機コンベアは、前記計量コンベアの一端から排出されて落下する被計量物が供給され、前記第2の待機コンベアは、前記第1の待機コンベアの一端から排出されて落下する被計量物が供給されるように構成されていてもよい。
【0012】
この構成によれば、各々の計量部において、複数の待機コンベアが備えられ、複数の待機コンベア上の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、組合せ精度の向上を図ることができる。ここで、計量コンベア上の被計量物を排出組合せの選択対象に含める場合には、排出組合せに選択された計量コンベア上の被計量物は同計量コンベアの他端(待機コンベアへ被計量物を供給する一端とは逆の端)から排出されるようにすればよい。
【0013】
また、前記待機コンベアは、供給される被計量物をそれぞれ異なる位置で複数個保持するように構成されていてもよい。
【0014】
この構成によれば、待機コンベア上に供給される各々の被計量物を異なる位置で保持するようにしているので、1個の待機コンベアに対して複数個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、組合せの数がより増加し、組合せ精度の向上をより図ることができる。
【0015】
本発明の第3形態に係る組合せ秤は、供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である計量コンベアと、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、前記計量コンベアの両端側に配置され、前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給される被計量物をそれぞれ異なる位置で複数個保持し、かつ、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である2個の待機コンベアとを有する計量部を複数備えるとともに、全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段とを備えている。
【0016】
この構成によれば、全ての計量部の各々から1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せが求められてその排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、各計量部への被計量物の供給を手動で行う場合には、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができ、被計量物を供給するべき計量コンベアを探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。また、各計量部への被計量物の供給を供給装置によって行う場合も、全ての計量部に対する供給動作を画一的に行うことができ、供給装置の動作の制御を簡単にできる。
【0017】
また、平面視において全ての前記計量コンベアがその機長方向と直交する方向に並んで平行に配置されるとともに、各々の前記計量部において、前記計量コンベア及び前記2個の待機コンベアの各々の機長方向が平面視において同一方向となるように配置されていてもよい。
【0018】
この構成によれば、互いに隣接する計量部間の距離を詰めて計量部群の並び方向の長さを短くすることができるので、組合せ秤のコンパクト化を図ることができる。また、計量部群の並び方向の長さを短くすることができるので、作業者が被計量物を供給する場合には、供給作業が行いやすくなり、作業者の負担をより軽減することができる。
【0019】
また、各々の前記計量部において、前記2個の待機コンベアが平面視において平行に配置され、かつ、前記2個の待機コンベアの間に前記待機コンベアと機長方向が直交するように前記計量コンベアが配置されていてもよい。
【0020】
この構成によれば、計量コンベアと待機コンベアとの段差を小さくすることができ、落下時の衝撃等によって損傷しやすい被計量物に対し、損傷を防止できる。
【0021】
また、前記組合せ手段は、前記計量コンベア及び前記待機コンベア上に保持されている被計量物の中から前記排出組合せを求めるように構成され、前記コンベア制御手段は、前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させ、その際に、前記排出組合せに選択されかつ前記計量コンベア上に保持されている被計量物は前記待機コンベアを介して排出させるように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させるように構成されていてもよい。
【0022】
この構成によれば、計量コンベア上の被計量物も排出組合せの選択対象となるので、組合せの数がより増加し、組合せ精度の向上をより図ることができる。
【0023】
また、前記待機コンベアは、前記計量コンベアから供給される被計量物を受け取って保持する際、この被計量物を受け取る受取り位置から離れた位置で保持するようにし、前記排出組合せに選択されかつ前記計量コンベアから排出される被計量物を前記受取り位置で受け取った後、排出させるように構成されていてもよい。
【0024】
この構成によれば、排出組合せに選択されている計量コンベアの被計量物を待機コンベアを介して容易に排出することができる。
【0025】
また、前記計量コンベアは、異なるタイミングで供給される被計量物の各々を、搬送方向に所定間隔をおいて定められた複数の保持位置の各々に一時保持するように構成され、前記重量センサの計量値に基づいて、各々の前記保持位置に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段をさらに備えていてもよい。
【0026】
この構成によれば、計量コンベアに複数個の被計量物を保持するので、組合せの数がより増加し、組合せ精度の向上をより図ることができる。
【0027】
また、前記組合せ手段は、前記排出組合せを求めることができなかった場合に、少なくともある1つの前記計量部から2個の被計量物を選択するとともに、この2個の被計量物が選択される前記計量部の個数と同数の他の前記計量部の被計量物を選択しないようにし、残りの前記計量部から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる特別な排出組合せを求めるように構成され、前記コンベア制御手段は、前記組合せ手段が前記特別な排出組合せを求めた場合には、前記特別な排出組合せに選択されている被計量物を排出させるとともに、前記他の計量部の前記計量コンベアに保持されている被計量物をその保持されている位置から前記計量コンベア上の他の位置または前記待機コンベア上へ移動させるように前記計量コンベアを制御するように構成されていてもよい。
【0028】
この構成によれば、前述の組合せ処理による排出組合せを求めることができなかった場合でも、特別な排出組合せを求め、前記他の計量部の計量コンベア上の被計量物を移動させることにより、全ての計量部に対して毎回、1個ずつ被計量物を供給することを継続して組合せ秤の動作を継続することができる。
【0029】
本発明の第4形態に係る組合せ秤は、異なるタイミングで供給される被計量物の各々を、搬送方向に所定間隔をおいて定められた複数の保持位置の各々に一時保持し、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である計量コンベアと、前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、前記重量センサの計量値に基づいて、各々の前記保持位置に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段とを有する計量部を複数備えるとともに、全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内になる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段とを備えている。
【0030】
この構成によれば、全ての計量部の各々から1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せが求められてその排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、各計量部への被計量物の供給を手動で行う場合には、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量部の計量コンベアへ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができ、被計量物を供給するべき計量コンベアを探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。また、各計量部への被計量物の供給を供給装置によって行う場合も、全ての計量部に対する供給動作を画一的に行うことができ、供給装置の動作の制御を簡単にできる。
【0031】
この場合においても、前記組合せ手段が前記排出組合せを求めることができなかった場合に、前述同様の特別な排出組合せを求めるように構成され、前記コンベア制御手段は、前記組合せ手段が前記特別な排出組合せを求めた場合には、前記特別な排出組合せに選択されている被計量物を排出させるとともに、前記特別な排出組合せに被計量物が選択されていない他の計量部の前記計量コンベアに保持されている被計量物をその保持されている位置から前記計量コンベア上の他の位置へ移動させるように前記計量コンベアを制御するように構成されていてもよい。
【0032】
また、各々の前記計量コンベアにおいて、1つの前記保持位置が被計量物を供給する供給位置に予め定められており、前記供給位置に被計量物が手動で供給され、前記供給位置の上方に被計量物を供給するための開口部を有し、かつ前記計量コンベアの上方を覆うためのカバーをさらに備えていてもよい。
【0033】
この構成によれば、作業者が被計量物を供給位置とは異なる誤った位置へ供給するのを防止できる。
【0034】
また、各々の前記計量部において、前記計量コンベアの上方に配設され、供給される被計量物を一時保持し、2つの前記保持位置のうちの一方へ被計量物を供給するための第1の排出ゲートと、他方へ被計量物を供給するための第2の排出ゲートとを有するように構成された複数の振分け装置をさらに備えていてもよい。
【0035】
この構成によれば、計量コンベアを停止させた状態で、振分け装置によって計量コンベアの2つの保持位置に被計量物を供給することができる。
【0036】
また、各々の前記計量部へ被計量物を供給するべきタイミングを作業者に報知するための供給タイミング報知手段をさらに備えていてもよい。
【0037】
この構成によれば、作業者は、供給タイミング報知手段による報知に基づいて被計量物の供給を行えばよいので、被計量物の供給作業を容易に行うことができる。
【0038】
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、1個、2個、3個あるいは複数個の被計量物とは、1回、2回、3回あるいは複数回供給分の被計量物のことを意味し、個々の被計量物が何らかの集合体(複数の物品が集まったもの等)からなるものでもよい。
【発明の効果】
【0039】
本発明は、以上に説明した構成を有し、組合せ秤において、全ての計量部に対して、作業者による被計量物の供給作業あるいは供給装置による供給動作を画一的に行うことができるという効果を奏する。これにより、手動で被計量物を供給する場合には、供給作業を行う作業者の負担を軽減することができ、供給装置によって被計量物を供給する場合には、供給動作の制御を簡単にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】(a)は本発明の実施形態の第1構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【図2】本発明の実施形態の第1構成例の組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。
【図3】(a)、(b)は、本発明の実施形態の第1構成例の組合せ秤の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】(a)は、本発明の実施形態の第2構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【図5】(a)は、本発明の実施形態の第3構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【図6】(a)は、本発明の実施形態の第4構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【図7】本発明の実施形態における振分け装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。また、以下で例示する数値(例えば計量部Cwの個数等)は一例であり、その数値に限定されるものではない。
【0042】
なお、以下の実施形態では、便宜上、「前」、「後」、「左」、「右」等を、例えば図1(a)、(b)に示すように決めて説明する。また、以下の実施形態では、それぞれ一例として、第1〜第4構成例の組合せ秤について説明する。
【0043】
(実施形態)
以下で述べる各構成例では、計量コンベアを有する計量部を複数を備え、かつ、全ての計量部から被計量物を1個ずつ選択して排出組合せを求める、という従来技術には無い、新規な共通の構成を有している。
【0044】
以下で述べる第1構成例では、待機コンベア上の被計量物のみの組合せによって排出組合せを求めるようにした構成を示し、第2〜第4構成例では、計量コンベアと待機コンベア上の被計量物の組合せによって排出組合せを求めるようにした構成を示す。
【0045】
〔第1構成例〕
図1(a)は本発明の実施形態の第1構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図1(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。図2は本発明の実施形態の第1構成例の組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。
【0046】
本組合せ秤は、複数(本例では4個)の計量部Cwと、排出装置13と、操作表示器4と、制御部5などを備えている。
【0047】
各々の計量部Cwは、計量コンベア1と重量センサ2とを有する計量コンベア装置と、待機コンベア3a、3bとを備えている。重量センサ2は、計量コンベア1を支持するロードセル等であって、同計量コンベア1上の被計量物の重量を計量する。
【0048】
計量コンベア1は、無端のベルトを有するベルトコンベアによって構成され、搬送方向を、互いに逆方向である2方向に切替えて搬送可能である。ここでは搬送方向を、右方向(左から右へ向かう方向)と左方向(右から左へ向かう方向)とに切替えて搬送可能である。すなわち、計量コンベア1は、左右のいずれの方向へも被計量物Pを搬送することができる。計量コンベア1には、搬送停止状態のときに被計量物Pを保持する位置として、1つの保持位置H1が定められている。
【0049】
2つの待機コンベア3a、3bは、平面視において、計量コンベア1の左右両端側に、機長方向(搬送方向)が計量コンベア1と同じ方向となるように配置されている。待機コンベア3a、3bの各々は、ベルトコンベアによって構成され、計量コンベア1同様、搬送方向を、2方向(ここでは右方向と左方向)に切替えて搬送可能である。一方の待機コンベア3aは、計量コンベア1の右斜め下方に配設され、計量コンベア1の一端(右端)から排出されて落下する被計量物が供給される。他方の待機コンベア3bは、計量コンベア1の左斜め下方に配設され、計量コンベア1の他端(左端)から排出されて落下する被計量物が供給される。また、各々の待機コンベア3a、3bは、計量コンベア1から供給される2個の被計量物(2回供給分の被計量物)が離れて保持されるように搬送動作が行われる。言い換えれば、待機コンベア3a、3bは、搬送停止状態のときに被計量物Pを保持する位置として、それぞれ複数(ここでは2個)の保持位置(H3,H4・H5,H6)が機長方向(搬送方向)に所定間隔L2(以下、「所定距離L2」ともいう)をおいて存在するように搬送動作が行われる。
【0050】
また、平面視において、全ての計量部Cwの計量コンベア1は、その機長方向と直交する方向に並んで平行に配置されている。同様に、待機コンベア3a、3bもその機長方向と直交する方向に並んで平行に配置されている。
【0051】
排出装置13は、後述の排出組合せに選択されて各待機コンベア3a、3bから排出される被計量物Pを外部へ搬送(排出)するために設けられている。ここでの排出装置13は、全ての計量部Cwの下方に配置され、矢印a方向へ被計量物を搬送する排出コンベア13aと、矢印b方向へ被計量物を搬送する排出コンベア13bとを備えている。待機コンベア3a、3bから排出された被計量物Pは、排出コンベア13aによって矢印a方向へ搬送されて排出コンベア13b上へ排出される。そして、排出コンベア13bによって矢印b方向へ搬送された被計量物Pは、後段装置(図示せず)へ供給される。
【0052】
そして、筐体からなる装置本体部11内に、複数の計量部Cw及び両端部を除く排出コンベア13a等が収納されている。また、装置本体部11の天板部分(カバー)には、計量コンベア1の保持位置H1の上方部分に被計量物Pの供給口となる開口部11aが設けられている。被計量物Pは、作業者によって開口部11aから保持位置H1(供給位置)へ供給される。
【0053】
また、装置本体部11内には、図2に示されたコンベア駆動回路部8a、8b及びA/D変換部9等も収納されている。
【0054】
また、各計量コンベア1を支持する重量センサ2によって計量コンベア1上の被計量物の重量が計量され、その計量値(アナログ重量信号)は、A/D変換部9でデジタル信号に変換され、制御部5に送られる。
【0055】
制御部5は、例えばマイクロコントローラ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部6と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部7とを有している。記憶部7には、運転用プログラム、動作パラメータのデータ、計量データ等が記憶される。制御部5は、組合せ手段、コンベア制御手段等として機能する。なお、制御部5は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
【0056】
制御部5は、演算制御部6が記憶部7に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、組合せ秤の全体の制御を行うとともに後述の組合せ処理等を行う。例えば、制御部5は、各重量センサ2によって計測される計量値をA/D変換部9を介してデジタル値として随時取得し、必要であれば記憶部7に記憶する。また、コンベア駆動回路部8aを介して各計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bの搬送動作を制御し、コンベア駆動回路部8bを介して排出コンベア13a、13bの搬送動作を制御する。また、I/O回路部10を介して、後段装置(図示せず)から排出命令信号を入力し、後段装置へ排出完了信号を出力する。また、操作表示器4から信号が入力されるとともに、操作表示器4へ表示するデータ等の信号を出力する。
【0057】
操作表示器4は、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ(表示装置)を備え、このディスプレイの画面上で、組合せ秤の運転の開始及び停止等の操作、運転パラメータの設定等を行うことができるとともに、制御部5による組合せ処理の結果(組合せ重量等)をディスプレイ画面上に表示することができる。
【0058】
以上のように構成された本実施形態の第1構成例の組合せ秤の動作の一例について説明する。図3(a)、(b)は、本実施形態の第1構成例の組合せ秤の動作の一例を示すフローチャートである。この組合せ秤の動作は制御部5の処理によって実現される。なお、組合せ秤の動作を制御するために必要となる情報等は全て記憶部7に記憶されており、動作中に記憶すべき情報は全て記憶部7に記憶される。被計量物Pは、例えば、農産物、惣菜等であり、個々の被計量物Pは何らかの集合体で構成されていてもよい。なお、以下の説明では被計量物を示す符号Pを省略する場合がある。
【0059】
作業者は、計量コンベア1が搬送停止状態であり、計量コンベア1の保持位置H1に被計量物Pが存在しないときに、開口部11aを通じて保持位置H1へ被計量物Pを例えば1個ずつ随時供給する(載せる)作業を行う。
【0060】
そして、制御部5では、A/D変換部9から一定時間間隔で各重量センサ2の計量値を取得し、重量センサ2の計量値に基づいて新たに被計量物が供給された計量コンベア1を認識するとともに同計量コンベア1に新たに供給された被計量物の重量値を認識し、記憶する。ここで、新たに被計量物が供給された計量コンベア1を認識する際、重量センサ2の計量値と、予め設定されている載荷検出基準値とを比較し、計量値が載荷検出基準値以上であるときには新たに被計量物が供給されたと判定し、載荷検出基準値未満であれば新たな被計量物は供給されていないと判定する。なお、制御部5には、予め、上記の載荷検出基準値が設定され、記憶部7に記憶されている。ここでは、各計量コンベア1において、被計量物は保持位置H1に供給され、その位置で計量される。
【0061】
図3(a)は、任意の計量部Cwに関する組合せ秤の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以降の説明において、保持位置(H1、H3〜H6)の重量値とは、保持位置(H1、H3〜H6)に載っている被計量物の重量値のことである。また、例えば、記憶部7には、各計量コンベア1の保持位置H1、各待機コンベア3aの保持位置H3,H4及び各待機コンベア3bの保持位置H5,H6の各々に存在する被計量物の重量を記憶するための重量値テーブルが作成されている。この重量値テーブルに被計量物の重量値が記憶され、全ての重量値の初期値は零に設定されている。
【0062】
また、全ての計量部Cwにおいて、例えば、各保持位置H1、H3〜H6には被計量物を優先的に保持する順番(保持位置の優先順位)が予め定められている。この優先順位は、高い方から、例えば、H6,H5,H4,H3,H1の順に決められているとする。ここで、例えば、運転開始時等のように、全ての保持位置H1、H3〜H6に被計量物が保持されていない場合には、計量コンベア1の保持位置H1へ順次被計量物が供給され、保持位置H1で順次計量された被計量物は、前述の優先順位に基づいて各保持位置へ、計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bによって搬送される。なお、新たな被計量物が供給された場合、その新たな被計量物が、被計量物を保持していない保持位置のうち最も優先順位の高い保持位置へ最短距離(最短時間)で搬送されるように、制御部5は計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bを搬送動作させる。
【0063】
また、各待機コンベア3a、3b内においても保持位置の優先順位に基づいて被計量物の移動(搬送)が行われる。
【0064】
例えば、待機コンベア3aにおいて、両方の保持位置H3,H4に被計量物が保持されている状態から、保持位置H4の被計量物を排出するために待機コンベア3aを右方向へ所定距離L2だけ搬送動作させると、保持位置H3の被計量物が保持位置H4へ移動する。そして、被計量物がなくなった保持位置H3へは計量コンベア1から被計量物が供給される。
【0065】
また、両方の保持位置H3,H4に被計量物が保持されている状態から、保持位置H3の被計量物を排出するために、待機コンベア3aを左方向へ所定距離L2だけ搬送動作させると、保持位置H4の被計量物が保持位置H3へ移動し、保持位置H4に被計量物がなくなる。この直後に、保持位置H3の被計量物を保持位置H4へ移動させるために、待機コンベア3aを右方向へ所定距離L2だけ搬送動作させる。そして、被計量物がなくなった保持位置H3へは計量コンベア1から被計量物が供給される。
【0066】
なお、待機コンベア3bにおいても、上記待機コンベア3aの場合と同様である。
【0067】
例えば、ステップS1で、前述のように、計量コンベア1の保持位置H1に新たに被計量物が供給されたと判定したときには、そのときの計量値を新たに供給された被計量物の重量Wnとして取得する(ステップS2)。
【0068】
そして、保持位置H1以外の他の保持位置(H3〜H6)に被計量物が保持されていないか否かを判定する(ステップS3)。この判定は、例えば、重量値テーブルの他の保持位置(H3〜H6)の重量値が0であるか否かによって行う。
【0069】
他の保持位置(H3〜H6)に被計量物が保持されていない場合、その保持されていない他の保持位置へ被計量物を最短距離で搬送させる(ステップS4)。なお、被計量物が保持されていない他の保持位置が複数ある場合には、そのうちの優先順位の最も高い他の保持位置へ被計量物を最短距離で搬送させる。ここで、制御部5は、保持位置H3,H5へ被計量物を搬送する場合には、計量コンベア1のみを搬送動作させればよく、保持位置H4、H6へ被計量物を搬送する場合には、計量コンベア1と搬送先に該当する待機コンベア(3a、3b)とを搬送動作させればよい。
【0070】
そして、重量値テーブルの搬送先の保持位置の重量値として上記被計量物の重量Wnを記憶する(ステップS5)。
【0071】
また、ステップS3において、被計量物が保持されていない他の保持位置(H3〜H6)がない場合には、重量値テーブルの保持位置H1の重量値として上記被計量物の重量Wnを記憶する(ステップS5)。
【0072】
任意の計量コンベア1へ新たに被計量物が供給される度に上記の処理が行われる。したがって、計量されて各保持位置に保持されている被計量物Pの重量は、全て重量値テーブルに記憶される。
【0073】
ここで、制御部5による組合せ処理について説明する。この組合せ処理では、記憶部7の重量値テーブルを参照し、全ての計量部Cwの待機コンベア3a、3bに保持されている被計量物Pの重量(保持位置H3〜H6の重量値)に基づいて組合せ演算を行い、全ての計量部Cwの各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ合計重量(組合せ重量)が目標重量範囲(組合せ目標重量に対する許容範囲)内になる被計量物の組合せを1つ求めて排出組合せに決める。該当する組合せが複数存在する場合には、例えば、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である組合せを排出組合せに決める。
【0074】
そして、排出組合せに選択された被計量物は、同被計量物が保持されている待機コンベア3a、3bによって搬送されて排出コンベア13a上へ排出される。
【0075】
ここで、制御部5は、計量コンベア1から近い内側寄りの保持位置(H3,H5)の被計量物が排出組合せに選択されている待機コンベア(3a、3b)に対しては、例えば所定距離L2を搬送距離として内側方向(待機コンベア3aの場合は左方向、待機コンベア3bの場合は右方向)へ搬送動作させて保持位置(H3,H5)の被計量物を排出させた後、同所定距離L2を搬送距離として外側方向(待機コンベア3aの場合は右方向、待機コンベア3bの場合は左方向)へ搬送動作させて停止させる。
【0076】
そして、被計量物がなくなった保持位置(H3,H5)へ被計量物を供給するために計量コンベア1を搬送動作させる。
【0077】
なお、上述の待機コンベア3a、3bの保持位置H3,H5の被計量物を排出する場合、待機コンベア3a、3bの搬送距離は、被計量物を排出することができれば、上記L2より短くてもよく、その後、逆方向へ搬送する距離を、先の搬送距離と同距離にすればよい。
【0078】
また、制御部5は、計量コンベア1から遠い外側寄りの保持位置(H4,H6)の被計量物が排出組合せに選択されている待機コンベア(3a、3b)に対しては、例えば所定距離L2を搬送距離として外側方向(待機コンベア3aの場合は右方向、待機コンベア3bの場合は左方向)へ搬送動作させることにより保持位置(H4,H6)の被計量物を排出させて停止させる。
【0079】
そして、前述の場合と同様、被計量物がなくなった保持位置(H3,H5)へ被計量物を供給するために計量コンベア1を搬送動作させる。
【0080】
そして、制御部5は、上述のように待機コンベア3a、3b及び計量コンベア1を搬送動作させて排出組合せに選択されている被計量物を排出させた場合に、搬送動作前と搬送動作後とで保持位置に保持されている被計量物に変更があったものについて、重量値テーブルに記憶されている保持位置の重量値を、搬送動作後に同保持位置に保持されている被計量物の重量となるように更新する。
【0081】
次に、図3(b)を参照して組合せ秤の繰り返し動作の一例を説明する。
【0082】
制御部5は、ステップS11で、後段装置から排出命令信号を入力すると、ステップS12の処理へ進み、前述の組合せ処理を行い、排出組合せを求める。
【0083】
次に、ステップS13では、排出組合せに選択されている被計量物を保持している待機コンベア3a、3bを前述のように駆動して、同待機コンベア3a、3b上の被計量物を排出コンベア13a、13bへ搬送させるとともに、排出コンベア13a、13bを所定時間駆動して待機コンベア3a、3bから搬送されてきた被計量物を後段装置へ搬送させる。さらに、前述のように、計量コンベア1も駆動して被計量物を排出した待機コンベア3a、3bへ被計量物を供給する。
【0084】
次に、ステップS14では、前述のように、重量値テーブルに記憶されている各保持位置の重量値が、待機コンベア3a、3b及び計量コンベア1の搬送動作後に保持されている被計量物の重量となるように更新し、所定のタイミングで後段装置へ排出完了信号を出力する(ステップS15)。以上の動作が繰り返し行われる。
【0085】
後段装置では、所定のタイミングで排出命令信号を組合せ秤へ出力し、組合せ秤からの排出完了信号に基づいて所定の動作を開始するように構成されている。後段装置としては、例えば被計量物を袋詰めするための給袋式の包装機が配置される場合がある。また、後段装置として、例えば複数のトレー(浅い箱)を環状に連結して間欠的に水平移動させる装置(間欠搬送装置)が配置される場合がある。この場合、排出装置13から排出される被計量物が間欠搬送装置のトレーに供給される。各トレーに供給された被計量物は、さらに次段の装置あるいは作業者によって1つのパックに詰められる。この場合、間欠搬送装置は、例えば、トレーを移動させて空のトレーを排出装置13の排出口(排出コンベア13bの搬送終端部)に移動させたときに排出命令信号を組合せ秤へ出力し、排出完了信号を組合せ秤から入力してから所定時間経過後にトレーを移動させて、次の空のトレーを排出装置13の排出口に移動させる。
【0086】
この第1構成例では、全ての計量部Cwから1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部Cwの計量コンベア1へ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量コンベア1へ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができる。すなわち、作業者は、被計量物を供給するべき計量コンベア1を探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。
【0087】
また、第1構成例では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1上で計量された被計量物を保持する複数の待機コンベア3a、3bを設け、さらに各待機コンベア3a、3bに2個の被計量物を保持し、各々の被計量物を個別に排出できるようにしているので、各計量部Cwにおいて、待機コンベア3a、3b上の4個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、本例のように例えば4個の計量部Cwを設けていれば、44(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度(組合せ計量精度)が得られる。このように、計量部Cwの個数を少なくできるので、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、4個の被計量物を供給すればよく、供給個数の低減が図れ、これによっても作業者の負担を軽減することができる。
【0088】
また、高価な重量センサ2を有する計量部Cwの個数を少なくして製造コストの増加を抑えるとともに組合せ秤のコンパクト化を図れ、設置面積の縮小化も図ることができる。また、組合せ秤のコンパクト化が図れるため、これによっても、作業者の負担を軽減することができる。
【0089】
また、図1(a)のように、平面視において、各々の計量部Cwの計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bの機長方向が同一方向となるように配置されるとともに、全ての計量コンベア1が平行に配置されることにより、互いに隣接する計量部Cw間の距離を詰めて計量部Cw群の前後方向の長さを短くすることができる。これにより、被計量物の供給作業も行いやすくなる。
【0090】
なお、排出コンベア13a、13bに代えて、例えば、全ての待機コンベア3a、3bから排出された被計量物を前から後ろへ向かう方向へ搬送する幅広の排出コンベアと、この排出コンベアの搬送終端部から排出される被計量物を集めるために左右のいずれかの方向へ搬送する排出コンベアとを用いてもよい。
【0091】
〔第2構成例〕
図4(a)は本発明の実施形態の第2構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図4(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【0092】
この第2構成例では、計量コンベア1には、搬送停止状態のときに被計量物Pを保持する位置として、複数の保持位置が機長方向(搬送方向)に所定間隔をおいて定められている。ここでは、2つの保持位置H1,H2(第1保持位置H1及び第2保持位置H2)が機長方向(搬送方向)に所定間隔L1(以下、「所定距離L1」ともいう)をおいて定められている。各々の保持位置H1,H2には、1個の被計量物P(言い換えれば1回の供給分の被計量物P)が保持される。この場合、保持位置H1が被計量物が供給される供給位置である。
【0093】
そして、制御部5では、A/D変換部9から一定時間間隔で各重量センサ2の計量値を取得し、重量センサ2の計量値に基づいて新たに被計量物が供給された計量コンベア1を認識するとともに同計量コンベア1に新たに供給された被計量物の重量値を認識し、記憶する。ここで、新たに被計量物が供給された計量コンベア1を認識する際、計量値に増加があったときに(0から増加した場合も含む)、その計量値の増加量と、予め設定されている載荷検出基準値とを比較し、計量値の増加量が載荷検出基準値以上であるときには新たに被計量物が供給されたと判定し、計量値の増加量を新たに供給された被計量物の重量とする。また、計量値の増加量が載荷検出基準値未満であれば新たな被計量物は供給されていないと判定する。ここで、制御部5は、重量算出手段として機能する。
【0094】
ここで、各計量コンベア1において、被計量物は保持位置H1に供給され、その位置で計量された被計量物が保持位置H2へ搬送される。
【0095】
また、待機コンベア3a、3bの計量コンベア1寄りの保持位置H3,H5を、計量コンベア1から被計量物が供給される受取り位置E1,E2から所定距離L2だけ外側に離れた位置とし、さらに保持位置H3,H5から所定距離L2だけ外側に離れた位置が保持位置H4,H6となるようにしている。すなわち、制御部5は、計量コンベア1から待機コンベア3aへ被計量物を供給させる場合には、計量コンベア1から受取り位置E1に供給された被計量物を保持位置H3,H4へ移動させるように待機コンベア3aを搬送動作させる。また、計量コンベア1から待機コンベア3bへ被計量物を供給させる場合には、計量コンベア1から受取り位置E2に供給された被計量物を保持位置H5,H6へ移動させるように待機コンベア3bを搬送動作させる。例えば、運転開始時において、待機コンベア3a(3b)の受取り位置E1(E2)に供給される1個目の被計量物は、待機コンベア3a(3b)の搬送動作によって保持位置H3(H5)に移動されて保持される。この状態で次の2個目の被計量物が受取り位置E1(E2)に供給されたときには、待機コンベア3a(3b)の搬送動作によって、1個目の被計量物が保持位置H4(H6)に移動するとともに2個目の被計量物が保持位置H3(H5)に移動し、保持される。
【0096】
また、制御部5は、組合せ処理において、待機コンベア3a、3bの保持位置H3〜H6に保持されている被計量物に加えて、計量コンベア1の保持位置H1、H2に保持されている被計量物も排出組合せに選択される対象にする。すなわち、ここでの組合せ処理は、全ての計量部Cwの計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bに保持されている被計量物の重量値に基づいて組合せ演算を行い、全ての計量部Cwの各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量(組合せ重量)が目標重量範囲(組合せ目標重量に対する許容範囲)内になる被計量物の組合せを1つ求めて排出組合せ(標準排出組合せ)に決める。該当する組合せが複数存在する場合には、例えば、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である組合せを排出組合せに決める。
【0097】
そして、計量コンベア1の保持位置H1の被計量物が排出組合せに選択された場合、保持位置H1の被計量物は、計量コンベア1の右方向への搬送動作によって待機コンベア3aの受取り位置E1へ排出された後、待機コンベア3aの左方向への搬送動作によって排出コンベア21へ排出される。この場合、計量コンベア1及び待機コンベア3aの各々は上記搬送動作の直後に逆方向の搬送動作が追加されて、搬送動作前の状態から計量コンベア1の保持位置H1に被計量物がなくなった状態となる。
【0098】
また、計量コンベア1の保持位置H2の被計量物が排出組合せに選択された場合、保持位置H2の被計量物は、計量コンベア1の左方向への搬送動作によって待機コンベア3bの受取り位置E2へ排出された後、待機コンベア3bの右方向への搬送動作によって排出コンベア21へ排出される。この場合、待機コンベア3bは上記搬送動作の直後に逆方向の搬送動作が追加されて、搬送動作前の状態から計量コンベア1の保持位置H1の被計量物が保持位置H2へ移動し、保持位置H1には被計量物がなくなった状態となる。
【0099】
また、待機コンベア3a(3b)の保持位置H3(H5)の被計量物が排出組合せに選択されているときには、待機コンベア3a(3b)を左方向(右方向)へ例えば所定距離L2の2倍だけ搬送動作させることにより、保持位置H3(H5)の被計量物を排出コンベア21へ排出させ、さらに、逆方向に例えば所定距離L2だけ搬送動作させることにより、排出前に保持位置H4(H6)にあった被計量物は保持位置H3(H5)に移動した状態で停止する。この状態で、次の被計量物が計量コンベア1から供給されるのを待つ。
【0100】
また、待機コンベア3a(3b)の保持位置H4(H6)の被計量物が排出組合せに選択されているときには、待機コンベア3a(3b)を右方向(左方向)へ例えば所定距離L2だけ搬送動作させることにより、保持位置H4(H6)の被計量物を排出コンベア22(23)へ排出させ、さらに、逆方向に例えば所定距離L2だけ搬送動作させて停止する。この状態で、次の被計量物が計量コンベア1から供給されるのを待つ。
【0101】
また、この第2構成例では、排出装置として、第1構成例の排出装置13に代えて、ベルトコンベアからなる排出コンベア21〜24を備えている。
【0102】
この排出装置は、各待機コンベア3a、3bから内側(中央側)方向へ排出される被計量物を一方向(矢印c方向)へ搬送する排出コンベア21と、各待機コンベア3aから外側方向(右方向)へ排出される被計量物を矢印c方向へ搬送する排出コンベア22と、各待機コンベア3bから外側方向(左方向)へ排出される被計量物を矢印c方向へ搬送する排出コンベア23と、排出コンベア21〜23から搬送されてきた被計量物を矢印d方向へ搬送する排出コンベア24とで構成されている。排出コンベア24から排出される被計量物は、例えば包装機等の後段装置へ供給される。
【0103】
上記以外の構成及び動作は第1構成例とほぼ同様であり、その説明を省略する。この第2構成例においても、第1構成例と同様の効果が得られる。
【0104】
また、第2構成例では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び各待機コンベア3a、3bに2個ずつの被計量物を保持し、各々の被計量物を個別に排出できるようにしているので、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3a、3b上の6個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、本例のように例えば4個の計量部Cwを設けていれば、64(=1296)通りの組合せの数が得られ、非常に優れた組合せ精度が得られる。また、3個の計量部Cwを備えた構成とした場合でも、63(=216)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。したがって、計量部Cwの個数をより少なくすることができる。
【0105】
また、第2構成例における計量部Cwを備えた構成において、万一、前述の組合せ処理において、排出組合せ(標準排出組合せ)が求められない場合(組合せ不良の場合)、すなわち、全ての計量部Cwの各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内になる組合せが無い場合には、少なくともある1つの計量部Cwから2個の被計量物を選択し、この2個の被計量物が選択される計量部Cwの個数と同数の他の計量部Cwから被計量物を選択しないようにして排出組合せ(特別排出組合せ)を求めるようにしてもよい。ここで、2個の被計量物が選択される計量部Cwを計量部CwAとし、被計量物が選択されていない上記他の計量部Cwを計量部CwXと記載する。計量部CwAと計量部CwXとは同数(同じ個数)である。
【0106】
すなわち、特別排出組合せは、少なくともある1つの計量部CwAから選択される2個の被計量物と、上記計量部CwAと他の計量部CwXとを除いた残りの計量部Cwの各々から1個ずつ選択される被計量物との組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内になる被計量物の組合せである。この特別排出組合せを求める際、例えば、まず、計量部CwA及び計量部CwXのそれぞれの個数を1個として特別排出組合せを求めるようにし、その場合においても特別排出組合せが得られない場合に、計量部CwA及び計量部CwXのそれぞれの個数を2個として特別排出組合せを求めるようにすることが好ましい。
【0107】
特別排出組合せが求められた場合、被計量物が排出組合せに選択されていない計量部CwXでは、それ以外の計量部Cw(計量部CwAを含む)から被計量物が排出されるときに、計量コンベア1から保持位置H1、H2うちのいずれか一方の被計量物を、待機コンベア3a、3bの受取り位置E1,E2へ排出させて、その受取り位置E1,E2で保持させる。例えば、計量コンベア1から保持位置H2の被計量物を待機コンベア3bの受取り位置E2へ排出させた場合には、待機コンベア3bには3個の被計量物を保持した状態となり、計量コンベア1の保持位置H1(供給位置)の被計量物は保持位置H2に移動して、保持位置H1には被計量物が無い状態となり、次の被計量物の供給を受けることができる。また、計量コンベア1から保持位置H1の被計量物を待機コンベア3aの受取り位置E1へ排出させた場合には、待機コンベア3aには3個の被計量物を保持した状態となり、計量コンベア1の保持位置H2の被計量物が保持位置H1に移動するので、さらに逆方向に移動させて、保持位置H1に被計量物が無い状態とすることで、次の被計量物の供給を受けることができる。
【0108】
また、2個の被計量物が選択されて排出された計量部CwAでは、計量コンベア1には被計量物が無く、待機コンベア3a,3bに合計4個の被計量物が保持された状態となり、次の被計量物の供給を待つ。
【0109】
そして、次の組合せ処理では、第3排出組合せを求める。この第3排出組合せを求める場合は、先の特別排出組合せに被計量物が選択されなかった計量部CwXから2個の被計量物を選択し、先の特別排出組合せに2個の被計量物が選択された計量部CwAから被計量物を選択しないようにするとともに、上記計量部CwXと計量部CwAとを除いた残りの計量部Cwの各々から1個ずつ被計量物を選択するようにして、合計重量が目標重量範囲内になる組合せを求め、その組合せがあればそれを排出組合せ(第3排出組合せ)に決める。該当する組合せが無ければ、全ての計量部Cwから被計量物を1個ずつ選択する標準排出組合せを求め、さらに次の組合せ処理で、同様の処理を行うようにする。なお、第3排出組合せを求める際、計量部CwXから2個の被計量物を選択するが、このとき、計量部CwXの3個の被計量物を保持している待機コンベア上の3個のうちの両端のいずれか一方の被計量物を含むようにして2個の被計量物を選択する。
【0110】
以上の処理及び動作を行うことにより、標準排出組合せが求められない組合せ不良が生じた場合でも、特別排出組合せを求めるようにすることにより、組合せ秤の動作を継続するとともに、各計量部Cwに対して毎回、1個ずつ被計量物を供給する供給作業を継続することができる。
【0111】
なお、第2構成例では、排出装置として排出コンベア21〜24を用いたが、例えば、各待機コンベア3a、3bの保持位置を1つ(例えば保持位置H3,H5)のみにして、排出装置として中央の排出コンベア21のみを備えた構成としてもよい(この構成を、以下、「変形例」という)。
【0112】
この場合、排出組合せに選択された被計量物は全て排出コンベア21へ排出される。組合せ処理では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3a、3b上の合計4個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば4個の計量部Cwを設けていれば、44(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0113】
また、平面視において、各々の計量部Cwの計量コンベア1及び待機コンベア3a、3bの機長方向が同一方向となるように配置されるとともに、全ての計量コンベア1が平行に配置されることにより、互いに隣接する計量部Cw間の距離を詰めて計量部Cw群の前後方向の長さを短くすることができる。これにより、被計量物の供給作業が行いやすくなるとともに、排出コンベア21を短くして、排出時間の短縮を図ることができる。
【0114】
また、排出装置を1つの排出コンベア21のみで構成しているので、排出装置を簡単な構成にできる。また、待機コンベア3a、3bの機長も短くできる。
【0115】
なお、前述の第1構成例において、排出装置として、排出コンベア13a、13bに代えて、上述の変形例と同様、中央の排出コンベア21のみを設け、各待機コンベア3a、3bの保持位置を1つ(例えば保持位置H3,H5)のみとしてもよい。そして、この場合、組合せ処理では、各計量部Cwにおいて、待機コンベア3a、3b上の合計2個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば8個の計量部Cwを設けていれば、28(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0116】
〔第3構成例〕
図5(a)は本発明の実施形態の第3構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図5(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【0117】
この第3構成例では、各計量コンベア1において被計量物を保持するための保持位置H1が1つであることと、各計量部Cwにおける計量コンベア1と待機コンベア3a、3bとの配置、及び各計量部Cwと排出コンベア21〜23との配置が異なる以外は、前述の第2構成例と同様である。
【0118】
この第3構成例では、排出コンベア21と排出コンベア22との間、及び排出コンベア21と排出コンベア22との間に、2つずつの計量部Cwが配置されている。
【0119】
排出コンベア21と排出コンベア22との間の各計量部Cwにおいて、2つの待機コンベア3a、3bは、互いに平行に配置されるとともに、それぞれの一端が排出コンベア21に臨み、他端が排出コンベア22に臨むように配置されている。同様に、排出コンベア21と排出コンベア23との間の各計量部Cwにおいて、2つの待機コンベア3a、3bは、互いに平行に配置されるとともに、それぞれの一端が排出コンベア21に臨み、他端が排出コンベア23に臨むように配置されている。
【0120】
そして、各計量部Cwにおいて、2つの待機コンベア3a、3bの間の上方に計量コンベア1が配置されている。計量コンベア1と待機コンベア3a、3bとは互いの機長方向(搬送方向)が直交するように配置され、計量コンベア1の一端が待機コンベア3aに臨み、計量コンベア1の他端が待機コンベア3aに臨むように配置されている。また、各待機コンベア3a、3bは、平行に配置された3つの排出コンベア21〜23と機長方向(搬送方向)が直交するように配置されている。
【0121】
各計量部Cwにおいて、計量コンベア1には1個の被計量物のみがその供給位置(保持位置H1)で保持されるので、計量コンベア1は、被計量物を待機コンベア3a、3bの保持位置へ供給する場合と、計量コンベア1上の被計量物が排出組合せに選択されたときに被計量物を排出する場合以外は、停止状態であり、前述の第2構成例のように、保持位置H1の被計量物を保持位置H2へ搬送する動作は必要ない。
【0122】
また、計量コンベア1から被計量物が供給されるとき、及び排出コンベア21〜23へ被計量物を排出するときの待機コンベア3a、3bの動作は、第2構成例の場合と同様である。
【0123】
なお、この第3構成例では、計量コンベア1の保持位置H1の被計量物が排出組合せに選択された場合、その計量コンベア1の被計量物は、待機コンベア3aの受取り位置E1と待機コンベア3aの受取り位置E2とのいずれの位置を介して排出コンベア21へ排出されてもよい。
【0124】
この第3構成例では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1上に1個の被計量物を保持し、各待機コンベア3a、3bに2個ずつの被計量物を保持し、各々の被計量物を個別に排出できるようにし、第2構成例における組合せ処理と同様にして、全ての被計量物の重量値の中から排出組合せを選択するので、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3a、3b上の5個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、本例のように例えば4個の計量部Cwを設けていれば、54(=625)通りの組合せの数が得られ、非常に優れた組合せ精度が得られる。
【0125】
また、第3構成例では、各計量部Cwの計量コンベア1と待機コンベア3a、3bとを前述のように配置することにより、例えば第2構成例のように、計量コンベア1と待機コンベア3a、3bとの間を被計量物が通過して排出されることがないので、計量コンベア1と待機コンベア3a、3bとの段差を小さくできる。また、計量コンベア1の下方に取り付けられる重量センサ2が排出コンベア21〜23の配置に影響せず、待機コンベア3a、3bと排出コンベア21〜23との段差も小さくできる。また、被計量物によっては、計量コンベア1と待機コンベア3a、3bと排出コンベア21〜23との搬送面が同一水平面となるようにして段差を無くすことも可能である。以上のように、コンベア間の段差を小さくする、あるいは無くすことができるので、特に落下時の衝撃等によって損傷しやすい被計量物に対して損傷を防止できるとともに、組合せ秤の高さを低くすることできる。
【0126】
また、第3構成例において、第2構成例のように、機長の長い計量コンベア1を用いて、計量コンベア1に2個の被計量物を保持するよう構成してもよい。
【0127】
また、前述の第2構成例においても、第3構成例のように、計量コンベア1上に保持する被計量物が1個となるように構成してもよい。
【0128】
また、第3構成例においても、第2の構成例における変形例と同様、各待機コンベア3a、3bの保持位置を1つ(例えば保持位置H3,H5)のみにして、排出装置として中央の排出コンベア21のみを備えた構成としてもよい。そして、この場合、組合せ処理では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3a、3b上の3個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば5個の計量部Cwを設けていれば、35(=243)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0129】
また、第3構成例においても、組合せ不良が発生した場合、第2の構成例の場合と同様にして特別排出組合せを求め、特別排出組合せに選択されていない計量部Cwの計量コンベア1の被計量物を、いずれかの待機コンベア3a、3bの受取り位置E1,E2へ排出させて、その受取り位置E1,E2で保持させることにより、計量コンベア1に次の被計量物の供給を受けることができ、組合せ秤の動作を継続するとともに、各計量部Cwに対して毎回、1個ずつ被計量物を供給する供給作業を継続することができる。
【0130】
なお、第1構成例においても、組合せ不良が発生した場合、第2の構成例の場合と同様にして特別排出組合せを求め、特別排出組合せに選択されていない計量部Cwの計量コンベア1の被計量物を、計量コンベア1上の供給位置(保持位置H1)とは異なる位置に退避させるようにして、次の被計量物の供給を受けることができるようにしてもよい(次の被計量物の供給を受けたとき、計量コンベア1上に2個の被計量物が載せられた状態になる)。または、いずれかの待機コンベア3a、3bを3個の被計量物を載せることができるようにして、計量コンベア1の被計量物をいずれかの待機コンベア3a、3bへ移動させるようにしてもよい。このことは、次に述べる第4構成例の場合も同様である。
【0131】
〔第4構成例〕
図6(a)は本発明の実施形態の第4構成例の組合せ秤を上から見た概略平面図であり、図6(b)は同組合せ秤を側方から見た概略模式図である。
【0132】
本組合せ秤は、複数の計量部Cwと、第1構成例と同様の排出装置13、操作表示器4及び制御部5などを備えている。
【0133】
各々の計量部Cwは、計量コンベア1と重量センサ2とを有する計量コンベア装置と、複数の待機コンベア3c、3d、3eとを備えている。計量コンベア1及び重量センサ2は、第1構成例のものと同様である。また、複数の待機コンベア3c、3d、3eの各々はベルトコンベアによって構成され、基本的には第1構成例の待機コンベア3a、3bと同様であるが、第4構成例における待機コンベア3c、3d、3eの各々は1個の被計量物を保持するように構成されている。計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3eの搬送動作は制御部5によって制御される。
【0134】
この第4構成例の各々の計量部Cwは、図6(b)に示すように、計量コンベア1の斜め下方に待機コンベア3cが配設され、待機コンベア3cの斜め下方に待機コンベア3dが配設され、さらに待機コンベア3dの斜め下方に待機コンベア3eが配設されている。計量コンベア1へ供給されて計量された被計量物Pは、それぞれの待機コンベア3c、3d、3eへ供給される。具体的には、計量コンベア1で計量された被計量物Pは、計量コンベア1の左方向への搬送動作によって計量コンベア1の左端から排出されて落下し待機コンベア3cへ供給される。また、待機コンベア3c上の被計量物Pは、待機コンベア3cの左方向への搬送動作によって待機コンベア3cの左端から排出されて落下し待機コンベア3dへ供給される。また、待機コンベア3d上の被計量物Pは、待機コンベア3dの左方向への搬送動作によって待機コンベア3dの左端から排出されて落下し待機コンベア3eへ供給される。
【0135】
そして制御部5では、組合せ処理において、全ての計量部Cwの計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3eに保持されている計量済みの被計量物の中から排出組合せを選択する。すなわち、全ての計量部Cwの計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3eに保持されている被計量物の重量値に基づいて組合せ演算を行い、全ての計量部Cwの各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量(組合せ重量)が目標重量範囲(組合せ目標重量に対する許容範囲)内になる被計量物の組合せを1つ求めて排出組合せに決める。該当する組合せが複数存在する場合には、例えば、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である組合せを排出組合せに決める。
【0136】
そして、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1の被計量物が排出組合せに選択された場合、計量コンベア1の右方向への搬送動作によって計量コンベア1の右端から落下して排出コンベア13aへ排出される。また、同様に、待機コンベア3c、3d、3eの被計量物が排出組合せに選択された場合、待機コンベア3c、3d、3eの右方向への搬送動作によって待機コンベア3c、3d、3eの右端から落下して排出コンベア13aへ排出される。
【0137】
制御部5では、下方のコンベア(3c、3d、3e)の被計量物が排出されると、上方のコンベア(1、3c、3d)から順次被計量物Pが供給されるように、計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3eの動作を制御する。
【0138】
なお、計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3eの各々から排出コンベア13aへ落下する被計量物Pの落下距離が同じか、略等しくなるように、排出コンベア13aを傾斜を持たせて配置してもよい。例えば、図6(b)に示すように、最も下方の待機コンベア3eから最も上方の計量コンベア1までの各コンベアが右上がりに配置されている場合には、排出コンベア13aを右上がりの傾斜を持たせて配置する。これにより、被計量物Pが排出コンベア13aへ落下したときの衝撃を小さくすることができ、落下時の衝撃による被計量物Pの破損や、排出コンベア13aの故障を防止することができる。また、この際、排出コンベア13aに桟等を設けることにより、被計量物が転がりやすいものであっても、被計量物の転げ落ちを防止することができる。
【0139】
この第4構成例の場合、組合せ処理では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3c、3d、3e上の4個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば4個の計量部Cwを設けていれば、44(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0140】
なお、各計量部Cwにおいて、3つの待機コンベア3c、3d、3eを設けているが、1個以上の待機コンベアを設けていればよい。例えば、1個の待機コンベア3cのみが設けられている場合、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1及び待機コンベア3c上の2個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば8個の計量部Cwを設けていれば、28(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0141】
また、第4構成例において、計量コンベア1の被計量物を排出組合せの対象としないで排出組合せを求めるように構成してもよい。この場合、待機コンベア3c、3d、3e上の3個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば5個の計量部Cwを設けていれば、35(=243)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。また、この場合、計量コンベア1は、その被計量物を待機コンベア3cへ供給するために左方向への搬送動作を行うだけでよい。
【0142】
また、第4構成例において、計量コンベア1の被計量物を排出組合せの対象としない場合において、各計量部Cwにおいて、2個以上の待機コンベアを設けていればよい。例えば、2個の待機コンベア3c、3dのみが設けられている場合、組合せ処理において、待機コンベア3c、3d上の2個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば8個の計量部Cwを設けていれば、28(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。
【0143】
また、上述のように、計量コンベア1の被計量物を排出組合せの対象としない場合において、計量コンベア1の下方に、例えば第1構成例の待機コンベア3a、3bのように2個の被計量物を保持する待機コンベアを1個設けただけでもよい。この場合も、例えば8個の計量部Cwを設けていれば、優れた組合せ精度が得られる。
【0144】
また、第4構成例では、計量コンベア1の一方側(左側)の下方に待機コンベア3c、3d、3eを設けたが、同様にして、計量コンベア1の他方側(右側)の下方にも待機コンベアを1個以上設けてもよい。この場合、計量コンベア1上の被計量物を排出組合せの選択対象としてもよいし、排出組合せの選択対象としなくてもよい。計量コンベア1上の被計量物を排出組合せの選択対象とする場合には、計量コンベア1と隣接する左右いずれかの待機コンベヤを介して計量コンベア1上の被計量物を排出するようにすればよい。
【0145】
以上の各構成例で示されるように、本実施形態では、全ての計量部Cwから1個ずつの被計量物が排出組合せに選択されるので、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、全ての計量部Cwの計量コンベア1へ被計量物を1個ずつ供給すればよい。したがって、作業者は、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回、全ての計量コンベア1へ被計量物を供給すればよく、供給作業を画一的に行うことができ、被計量物を供給するべき計量コンベア1を探す必要がないので、作業者の負担を軽減することができる。
【0146】
また、本実施形態では、各計量部Cwにおいて組合せ演算に用いる重量値が複数得られるため、所望の組合せ精度を得るための計量部Cwの個数を少なくして製造コストの増加を抑えるとともに組合せ秤のコンパクト化を図れ、設置面積の縮小化も図ることができる。また、計量部Cwの個数を少なくして組合せ秤のコンパクト化が図れるため、計量コンベア1へ被計量物を供給する作業者の負担を軽減することができる。
【0147】
なお、本実施形態では、後段装置から排出命令信号が入力されると組合せ処理を行うようにしたが、これに限られない。例えば予め設定された所定時間間隔で組合せ処理を行い、排出命令信号が入力されると、保持している被計量物が排出組合せに選択されているコンベア及び排出装置を駆動して被計量物を後段装置へ排出するようにしてもよい。また、後段装置から排出命令信号が入力されない場合や、後段装置が無く、他の作業者が排出装置から排出される被計量物を受け取るような場合には、予め設定された所定時間間隔で組合せ処理を行うようにしてもよい。
【0148】
また、本実施形態において、各計量部Cwを、組合せ演算に用いられる複数個(m個)の被計量物の重量値が得られるように構成し、適当な複数個(k個)の計量部Cwを設けることにより、組合せの数が多くなり、所望する優れた組合せ精度を得ることができる。例えば、mk≧200となるように、m、kの値、すなわち、各計量部Cwにおいて、計量コンベア及び待機コンベア上の被計量物のうち、排出組合せの選択対象となる被計量物の個数(m)と、計量部Cwの個数(k)とを設定するようにすればよい。ここで、例えば、各被計量物Pが単体の物品からなり、k個の袋詰め商品を生産する場合には、計量部Cwの個数は、袋詰めされる被計量物Pの個数(k個)に定められるので、その場合は、所望する組合せ精度が得られるように、各計量部Cwにおいて、重量値が組合せ演算に用いられる被計量物の個数(m個)を設定し、このm個の被計量物の重量値が得られるように各計量部Cwを構成すればよい。
【0149】
なお、本実施形態では、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1で計量された被計量物を保持する待機コンベアを設けたが、各計量部Cwが、例えば図4に示す第2構成例に用いられている2個の被計量物を保持する計量コンベア1及び重量センサ2だけで構成されていてもよい。この場合、待機コンベアが無く、各計量部Cwにおいて、計量コンベア1上の2個の被計量物の重量値を組合せ演算に用いることができ、例えば8個の計量部Cwを設けていれば、28(=256)通りの組合せの数が得られ、優れた組合せ精度が得られる。この構成においても、組合せ不良が発生した場合、第2の構成例の場合と同様にして特別排出組合せを求め、特別排出組合せに選択されていない計量部Cwの計量コンベア1上の被計量物が、同計量コンベア1の供給位置(保持位置H1)とは異なる位置に移動(退避)するように、同計量コンベア1を搬送動作させて、次の被計量物の供給を受けることができるようにしてもよい(次の被計量物の供給を受けたとき、計量コンベア1上には3個の被計量物が載せられた状態になる)。なお、排出装置としては、計量コンベア1から排出される被計量物を受けて外部の後段装置等へ排出することができればよい。
【0150】
また、本実施形態において、例えば、8個の計量部Cwを設ける場合には、排出組合せに選択されている被計量物が排出されるたびに、毎回8個の被計量物を供給することになる。このように比較的多い個数の被計量物を供給する場合には、複数の作業者で供給作業を行うようにしてもよい。また、後述のように供給装置を用いてもよい。
【0151】
また、本実施形態において、被計量物を供給するべきタイミングを作業者に報知するようにしてもよい。この報知手段(供給タイミング報知手段)としては、作業者に報知できればどのようなものでもよい。例えば、各構成例において、計量コンベア1の保持位置H1に対応する表示灯12を設け、制御部5の制御によって、計量コンベア1が搬送停止状態の場合で、同計量コンベア1の保持位置H1に被計量物が存在しないときに、表示灯12を点灯させるように構成してもよい。これにより、作業者は、表示灯12の点灯に応じて被計量物の供給を行えばよいので、開口部11aを介して計量コンベア1の搬送停止状態の確認及び保持位置に被計量物が載っていないことの確認を行うことなく、被計量物の供給作業を容易に行うことができる。
【0152】
また、本実施形態では、作業者が被計量物を供給するようにしたが、被計量物の供給を供給装置(例えば、外部搬送装置等)によって行うようにしてもよい。この場合、制御部5が、例えば計量コンベア1へ被計量物を供給するべきタイミングを知らせるタイミング信号を供給装置へ送信し、供給装置は、タイミング信号に基づいて全ての計量部Cwへ被計量物を1個ずつ供給する動作を繰り返すだけなので、供給装置の制御が簡単になる。
【0153】
また、第2構成例のように、計量コンベア1に複数の保持位置H1,H2が設定されている場合には、例えば図7に示す振分け装置によって、各計量コンベア1の保持位置H1,H2へ被計量物を供給するように構成してもよい。
【0154】
図7は、計量コンベア1の2つの保持位置へ被計量物を振り分けて供給するための振分け装置の一例を示す模式図である。この図7の場合、各計量コンベア1の上方に、各計量コンベア1に対応して1つの振分け装置50が設けられる。この振分け装置50は、上方から供給される被計量物を一時保持可能であり、かつ2方向へ排出可能なホッパで構成されている。すなわち、振分け装置50は、筒状のホッパ本体51と、ホッパ本体51に取り付けられ、ホッパ本体51の底面を構成し、かつ独立して開閉動作可能な2つの排出ゲート52a、52bとを備えている。この第1、第2排出ゲート52a、52bの開閉動作は制御部5によって制御される。
【0155】
制御部5では、例えば、計量コンベア1の第1保持位置H1の被計量物Pを排出する場合には、計量コンベア1を右方向へ所定距離L1だけ搬送動作させて停止させる。すると、第2保持位置H2の被計量物Pが第1保持位置H1へ移送され、第2保持位置H2には被計量物が無くなるので、制御部5は振分け装置50の第2排出ゲート52bを開閉させることにより振分け装置50内の被計量物を第2保持位置H2に供給する。このように、制御部5は、計量コンベア1が搬送停止状態のときに被計量物Pが無い保持位置H1、H2へ被計量物Pを供給するように排出ゲート52a、52bを制御する。
【0156】
また、両方の保持位置H1、H2に被計量物が無い場合には、制御部5は、予め定められた供給順(例えば、1番目が保持位置H1で、2番目が保持位置H2とする)で振分け装置50に被計量物を供給させる。
【0157】
このように、振分け装置50を用いた場合には、計量コンベア1を搬送停止状態のままで、両方の保持位置H1,H2への被計量物の供給を行うことができるので、計量コンベア1の搬送動作の制御を簡単にできる。
【0158】
この振分け装置50への被計量物の供給は、作業者が行うようにしてもよいし、振分け装置50へ被計量物を供給する供給装置を設け、この供給装置によって行うようにしてもよい。
【0159】
なお、本実施形態における各構成例では、平面視において、各計量部Cwの計量コンベアと待機コンベアとが直線状に並んだ配置(図1(a)、図4(a)、図6(a))と、計量コンベアと待機コンベアとの互いの搬送方向が直交する配置(図5(a))とを例示しているが、計量コンベアの搬送方向と待機コンベアの搬送方向とが直交以外に交差して配置されるように構成されていてもよい。
【0160】
また、本実施形態では、計量コンベア及び待機コンベアに、ベルトコンベアを用いたが、被計量物の種類等によっては、ローラコンベア等を用いてもよい。また、排出装置に、シュート等を用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0161】
本発明は、全ての計量部に対して、作業者による被計量物の供給作業あるいは供給装置による供給動作を画一的に行うことができる組合せ秤等として有用である。
【符号の説明】
【0162】
Cw 計量部
H1〜H6 保持位置
1 計量コンベア
2 重量センサ
3a〜3e 待機コンベア
4 操作表示器
5 制御部
13 排出装置
50 振分け装置
51 ホッパ本体
52a,52b 排出ゲート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を搬送する計量コンベアと、
前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、
前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持する1個以上の待機コンベアと
を有する計量部を複数備えるとともに、
各々の前記計量部において、全ての前記待機コンベアに保持される被計量物の合計個数が2個以上となるように構成され、
全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から選択され、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、
前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段と
を備えた組合せ秤。
【請求項2】
供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を搬送する計量コンベアと、
前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、
前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持する1個以上の待機コンベアと
を有する計量部を複数備えるとともに、
全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記計量コンベア及び前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から選択され、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、
前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段と
を備えた組合せ秤。
【請求項3】
各々の前記計量部において、前記待機コンベアは、第1及び第2の待機コンベアを含むように複数設けられ、
前記第1の待機コンベアは、前記計量コンベアの一端から排出されて落下する被計量物が供給され、前記第2の待機コンベアは、前記第1の待機コンベアの一端から排出されて落下する被計量物が供給されるように構成された、
請求項1または2に記載の組合せ秤。
【請求項4】
前記待機コンベアは、供給される被計量物をそれぞれ異なる位置で複数個保持するように構成された、請求項1または2に記載の組合せ秤。
【請求項5】
供給される被計量物を一時保持し、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である計量コンベアと、
前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、
前記計量コンベアの両端側に配置され、前記計量コンベア上で計量された被計量物が供給され、供給される被計量物をそれぞれ異なる位置で複数個保持し、かつ、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である2個の待機コンベアと
を有する計量部を複数備えるとともに、
全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、前記待機コンベアに保持されている被計量物の中から、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、
前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記待機コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段と
を備えた組合せ秤。
【請求項6】
平面視において全ての前記計量コンベアがその機長方向と直交する方向に並んで平行に配置されるとともに、各々の前記計量部において、前記計量コンベア及び前記2個の待機コンベアの各々の機長方向が平面視において同一方向となるように配置された、
請求項5に記載の組合せ秤。
【請求項7】
各々の前記計量部において、前記2個の待機コンベアが平面視において平行に配置され、かつ、前記2個の待機コンベアの間に前記待機コンベアと機長方向が直交するように前記計量コンベアが配置された、
請求項5に記載の組合せ秤。
【請求項8】
前記組合せ手段は、
前記計量コンベア及び前記待機コンベア上に保持されている被計量物の中から前記排出組合せを求めるように構成され、
前記コンベア制御手段は、
前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させ、その際に、前記排出組合せに選択されかつ前記計量コンベア上に保持されている被計量物は前記待機コンベアを介して排出させるように前記計量コンベア及び前記待機コンベアを搬送動作させるように構成された、
請求項5〜7のいずれかに記載の組合せ秤。
【請求項9】
前記待機コンベアは、前記計量コンベアから供給される被計量物を受け取って保持する際、この被計量物を受け取る受取り位置から離れた位置で保持するようにし、前記排出組合せに選択されかつ前記計量コンベアから排出される被計量物を前記受取り位置で受け取った後、排出させるように構成された、請求項8に記載の組合せ秤。
【請求項10】
前記計量コンベアは、異なるタイミングで供給される被計量物の各々を、搬送方向に所定間隔をおいて定められた複数の保持位置の各々に一時保持するように構成され、
前記重量センサの計量値に基づいて、各々の前記保持位置に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段をさらに備えた、
請求項8に記載の組合せ秤。
【請求項11】
前記組合せ手段は、
前記排出組合せを求めることができなかった場合に、少なくともある1つの前記計量部から2個の被計量物を選択するとともに、この2個の被計量物が選択される前記計量部の個数と同数の他の前記計量部の被計量物を選択しないようにし、残りの前記計量部から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内となる被計量物の組合せからなる特別な排出組合せを求めるように構成され、
前記コンベア制御手段は、
前記組合せ手段が前記特別な排出組合せを求めた場合には、前記特別な排出組合せに選択されている被計量物を排出させるとともに、前記他の計量部の前記計量コンベアに保持されている被計量物をその保持されている位置から前記計量コンベア上の他の位置または前記待機コンベア上へ移動させるように前記計量コンベアを制御するように構成された、
請求項1、2または5に記載の組合せ秤。
【請求項12】
異なるタイミングで供給される被計量物の各々を、搬送方向に所定間隔をおいて定められた複数の保持位置の各々に一時保持し、保持した被計量物を互いに逆方向である2方向へ搬送可能である計量コンベアと、
前記計量コンベア上の被計量物の重量を計量する重量センサと、
前記重量センサの計量値に基づいて、各々の前記保持位置に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段と
を有する計量部を複数備えるとともに、
全ての前記計量部の各々から1個ずつ選択されてなる被計量物の組合せであって、かつ、合計重量が目標重量範囲内になる被計量物の組合せからなる排出組合せを求める組合せ手段と、
前記排出組合せに選択されている被計量物のみを排出するように前記計量コンベアを搬送動作させるコンベア制御手段と
を備えた組合せ秤。
【請求項13】
各々の前記計量コンベアにおいて、1つの前記保持位置が被計量物を供給する供給位置に予め定められており、前記供給位置に被計量物が手動で供給され、
前記供給位置の上方に被計量物を供給するための開口部を有し、かつ前記計量コンベアの上方を覆うためのカバーをさらに備えた、請求項10または12に記載の組合せ秤。
【請求項14】
各々の前記計量部において、前記計量コンベアの上方に配設され、供給される被計量物を一時保持し、2つの前記保持位置のうちの一方へ被計量物を供給するための第1の排出ゲートと、他方へ被計量物を供給するための第2の排出ゲートとを有するように構成された複数の振分け装置をさらに備えた、請求項10または12に記載の組合せ秤。
【請求項15】
各々の前記計量部へ被計量物を供給するべきタイミングを作業者に報知するための供給タイミング報知手段をさらに備えた、請求項1、2、5または12に記載の組合せ秤。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−88229(P2013−88229A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−227845(P2011−227845)
【出願日】平成23年10月17日(2011.10.17)
【出願人】(000208444)大和製衡株式会社 (535)