説明

絞り装置

【目的】 絞り装置を構成する部品点数を削減し、かつ組立を容易とし、しかも円形の絞り開口形状を得ることを可能とする。
【構成】 筒状をした遮光性の弾性膜からなる弾性遮光筒83を撮像光学系の光軸に沿って配設し、その両端部をそれぞれレンズ枠体72と絞り駆動環82に支持させる。レンズ枠体72を固定状態とし、絞り駆動環82の回動角度を変化させることで、弾性遮光筒83に捩じり力を加え、その捩じり角度に応じて弾性遮光筒の中間部の開口径を変化させ、絞り開口を変化調整可能とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラやビデオカメラ等の撮像光学系に用いられる絞り装置に関し、特に絞り開口形状を円形とし、かつ無段階に絞り開口径を調整可能とした絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用途に用いられる絞り装置は、複数枚の絞り羽根の重なり度合いを変化させることで絞り開口径を調整する構成のものが殆どである。図6(a)はその一例であり、撮像装置の鏡筒に固定的に設けられる絞りカム盤101と、複数枚(この例では4枚)の絞り羽根102と、前記絞りカム盤101に対して相対回動される絞り作動環103と、前記絞りカム盤101がネジ104により固定されるレンズ枠体105とで構成されている。絞りカム盤101には光軸位置に最大絞り開口径に相当する開口が開設され、かつ絞りカム盤101は開口の周囲に4本のカム溝106が形成される。また、絞り作動環103は絞りカム盤101とレンズ枠体105との間に挟まれるように配置され、4枚の絞り羽根102のそれぞれの一端部をピン支持している。4枚の絞り羽根102にはそれぞれ中間位置にカム突起102aが設けられており、このカム突起102aは絞りカム盤101の前記カム溝106に係合される。また、絞り作動環103の周縁一部はセクタギヤ107として形成されており、図外の絞り作動機構に連結される駆動ギヤが噛合され、この絞り駆動ギヤの回転によって絞り作動環103が所要の角度範囲で回転駆動される。
【0003】この絞り装置では、駆動ギヤにより絞り作動環103を小角度の範囲で回転駆動させると、4枚の絞り羽根102の一端部が絞り作動環103に伴って絞りカム盤101に対して相対移動され、かつこの相対移動によってカム突起102aがカム溝106に沿って移動されるため、その結果として各絞り羽根102は絞りカム盤101に対して角度移動されることになり、各絞り羽根102の重なり度合いが変化され、図6(b)に示すように、これら絞り羽根102により形成される開口径が変化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の絞り装置では、絞り開口を変化させるために複数枚の絞り羽根102が必要なため、その羽根の枚数に相当する部品点数が必要となる。また、この絞り羽根102は薄い金属板や樹脂板で形成されるため、曲げ変形が生じないようにその取り扱いが極めて困難であるとともに、絞り羽根102をピン支持する作業や、カム突起102aを絞りカム盤101に組み付ける作業等が極めて面倒なものとなり、組立の作業性が悪いという問題がある。
【0005】また、絞り開口は絞り羽根102の重なり度合いによって設定されるが、この開口の形状は絞り羽根102の枚数に相当する多角形に近い形状となる。このため、撮像画面に発生する絞りボケの形状が多角形となり、この多角形を好まない人もいる。この絞りボケの形状を回避するために、絞り開口の形状を円形又は円形に近い形状にする場合には、極めて多数枚の絞り羽根が必要となり、部品点数が更に多くなり、しかもその組立作業が煩雑なものとなる。
【0006】本発明の目的は、部品点数を削減する一方で、組立が容易な絞り装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、円形の絞り開口形状を得ることができる絞り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の絞り装置は、筒状をした遮光性の弾性膜からなる弾性遮光筒と、この弾性遮光筒を光軸に沿って配設し、その両端部をそれぞれ支持する一対の環状部材とで構成され、これら環状部材の少なくとも一方を他方に対して光軸回りに相対回動可能に構成したことを特徴とする。
【0008】例えば、絞り装置を撮像光学系内に配設する場合には、一対の環状部材の一方は撮像光学系内に設けられて光軸回りの回転方向に固定された環状枠体で構成し、他方は撮像光学系内において光軸回り方向に回動可能に構成された環状の絞り駆動環で構成し、この絞り駆動環を絞り機構により任意の回動角度に調整可能とする。
【0009】また、弾性遮光筒は撮像光学系で要求される開放絞り開口よりも大きな内径のゴム筒で構成され、また、弾性遮光筒は一端部の開口径が他端部の開口径と異なる円錐筒として構成され、更には弾性遮光筒の常態時における軸方向長さは一対の環状部材の軸方向の間隔寸法よりも大きくされる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の絞り装置をビデオカメラのズーム撮像装置に適用した実施例の断面図である。同図において、撮像装置の固定枠1には光軸に沿って一対の円形ロッド状をしたガイドバー2,3が延設され、うち一方は固定ガイドバー2として固定枠1に固定支持され、他方は軸転ガイドバー3として固定枠1に対して軸転可能に支持されている。この軸転ガイドバー3は、その一端部にギヤ4が取着され、図外の絞り駆動機構のギヤに噛合されて絞り調節時に軸転駆動されるようになっている。
【0011】また、前記固定枠1内には撮像光学系4が配置されており、そのレンズ系は固定レンズ群5、前移動レンズ群6、後移動レンズ群7で構成されている。前記固定レンズ群5はレンズ51の鏡筒としてのレンズ枠体52が前記固定枠1に固定支持されており、また前移動レンズ群6と後移動レンズ群7はそれぞれのレンズ61,71の鏡筒としてのレンズ枠体62,72はそれぞれに設けた透孔を利用して前記固定ガイドバー2と軸転ガイドバー3に挿通され、これら固定ガイドバー2と軸転ガイドバー3に沿って光軸方向に移動可能に支持される。そして、これらの前移動レンズ群6と後移動レンズ群7をそれぞれ光軸方向に相関移動させることで、任意の焦点距離に設定するというズーム動作が行われる。なお、これら前移動レンズ群6と後移動レンズ群7を移動させるための機構は本発明との関係が少ないため、ここでは説明は省略する。
【0012】絞り装置8は、前記後移動レンズ群7の前面部位に設けられている。図2はこの後移動レンズ群7の外観斜視図、図3は絞り装置8の部分のみを取り出した部分分解斜視図図である。絞り装置8は、固定環81と、絞り駆動環82と、弾性遮光筒83とで構成されており、ここでは固定環81は前記後移動レンズ群7のレンズ枠体72に一体化されている。また、絞り駆動環82は前記レンズ枠体72の外側に嵌合された円筒状に形成され、レンズ枠体72の外周に沿って光軸回りに回転可能に支持されている。ここでは、絞り駆動環82の円周面には環状の溝86が形成され、レンズ枠体72に固定したL字断面構造の係止片(図1参照)73の先端部を環状溝86に係合させることで、絞り駆動環82の光軸回りの回転が可能とされ、かつその一方で軸方向に脱落することが防止されている。また、絞り駆動環82の円周一部にはセクタギヤ84が一体に形成されており、このセクタギヤ84には絞り駆動キヤ85が噛合される。この絞り駆動ギヤ85は前記軸転ガイドバー3にキー結合されており、軸転ガイドバー3の軸回転に伴って一体的に回転される。
【0013】前記弾性遮光筒83は、光を透過しないゴム等の弾性材を円錐状に形成したものであり、その大径開口寸法が前記絞り駆動環82の径寸法と等しくされ、小径開口寸法が前記固定環81の径寸法と等しくされ、かつその軸方向の長さが駆動環82と固定環81の軸方向の間隔寸法よりも多少長くされている。そして、小径開口の全周縁が前記レンズ枠72と一体の固定環81の周縁部に固定され、大径開口の全周縁は前記絞り駆動環82の周縁部に固定されている。
【0014】これらの固定を行う構造としては、弾性遮光筒83の各全周縁とレンズ枠体72(固定環81)及び絞り駆動環82との間で光洩れが生じることがなく、しかも弾性遮光筒83とレンズ枠体72及び絞り駆動環82との間で捩じり力が加えられた場合でもその固定状態が確保される構造であれば、接着剤による固定構造や、補助環等を用いてレンズ枠体72や絞り駆動環82との間に弾性遮光筒83の全周縁を挟持させる構造が採用できる。そして、この弾性遮光筒83を絞り駆動環82とレンズ枠72との間に配設する際には、実際には弾性遮光筒83に対して多少の捩じりを加えた状態とし、これにより弾性遮光筒83に多少の張力を加えてたるみ状態をなくし、これを絞り装置における初期状態として設定しておくことになる。
【0015】このような弾性遮光筒では、図4(a)にその動作原理を模式的に示すように、弾性遮光筒83の両端間に捩じり力が作用していないときには、弾性遮光筒83は常態であるため、その内径寸法がそのまま開口寸法となる。一方、弾性遮光筒83の両端間に捩じり力が作用すると、弾性遮光筒83は周方向に捩じられた状態となるため、図4(b)のように、弾性遮光筒83の軸方向の長さが駆動環82と固定環81の軸方向の間隔寸法と等しくなる。更に、この状態から弾性遮光筒83の捩じり角が大きくされると、弾性遮光筒83の軸方向の長さは変わらずにその中間部が絞られ、開口寸法が小さくされる。したがって、弾性遮光筒83に加える捩じり角度を調整することで、図4(c)のように、その開口寸法を変化させることができる。この場合、理論的には弾性遮光筒83の両端間に180度の捩じり角を生じさせれば開口寸法は零の状態とされる。なお、図4において、弾性遮光筒83に示されている光軸方向の複数本の線は捩じり角度を示すために便宜的に表したものである。
【0016】したがって、図1に示された構成の撮像装置によれば、撮像装置におけるズーム動作は、図外のズーム機構によって前移動レンズ群6と後移動レンズ群7の各レンズ枠体62,72を一対のガイドバー2,3に沿って光軸方向に移動させることで、固定レンズ群5、前移動レンズ群6、後移動レンズ群7の相対位置に基づく任意の焦点距離に設定することが可能となる。そして、絞り調整を行う場合には、図外の絞り機構によりギヤ4を所要角度だけ回動させると、これに伴って軸転ガイドバー3が軸転され、これと共に絞り駆動ギヤ85も回動され、かつセクタギヤ84と共に絞り駆動環82が回転されて絞り開口径が変化され、絞り調整が行われる。
【0017】この絞り駆動環82が、所定の回動位置、即ち前記した初期状態となる回動位置、この例では約90度程度に回動位置されているときには、図5(a)のように、絞り駆動環82とレンズ枠体72との間に延設される弾性遮光筒83には小角度の捩じりが作用されており、この状態では弾性遮光筒83の軸方向略中央位置、即ち絞り駆動環82と固定環81との軸方向の中央位置における開口寸法はレンズ枠体72のレンズ71の開口径寸法に略等しくされる。この状態では絞り全開状態となる。
【0018】そして、絞り駆動環82を矢印方向に回動させて行くと、絞り駆動環82とレンズ枠体72との相対回転角度が徐々に増加されるため、弾性遮光筒83の一端部と他端部との間の相対回転角度も増加されるため、弾性遮光筒83での捩じり角が大きくなり、図5(b)のように、捩じり角が120度程度に回動位置されたときには絞り込みが行われる。更に、捩じり角が180度に達すると、図5(c)のように、弾性遮光筒83の開口は閉塞され、絞り全閉状態となる。なお、この動作の間、弾性遮光筒83の最も小さい開口径は常に弾性遮光筒83の軸方向の中央位置であり、開口径の変化によっても絞り位置は前後しない。
【0019】したがって、この構成の絞り装置では、複数枚の絞り羽根が不要となり、しかもこれらの絞り羽根を組み立てる作業も不要とされるため、部品点数の削減と組立作業の簡略化を図ることができる。また、この実施例では、レンズ枠体72と絞り駆動環82の径寸法の相違に対応して弾性遮光筒83が前端部と後端部との開口寸法が異なる円錐筒として構成されるため、絞り駆動環82とレンズ枠体72とを光軸方向に近接配置して光軸上の間隔を小さくすることが可能となり、絞り装置の光軸方向の長さを短縮して薄型の絞り装置として構成することが可能となる。
【0020】また、この絞り装置では、弾性遮光筒83の捩じりにより形成される開口は、弾性遮光筒83が全周方向において等しく弾性変形されることで画成されるため、この開口は略完全な真円形となり、したがって絞りの開口形状は真円状となる。このため、撮像時にいわゆる絞りボケが生じたときには、この絞りボケが円形に現れることになる。
【0021】また、この実施例では、弾性遮光筒83は、その軸方向長さが絞り駆動環82と固定環81の軸方向の間隔寸法よりも多少長く形成されているため、各環にわたって取着したときには弾性遮光筒83にたるみが生じており、かつこれを小角度だけ回転させた状態を初期状態として設定しているので、この初期状態において弾性遮光筒83に生じている弾性変形量は弾性遮光筒83を緊張状態で取着した場合に比較して小さくてすみ、弾性遮光筒83の捩じり角度を大きくした場合においても弾性遮光筒83が弾性限界に達し難くなり、これにより特に絞り径を小さくした場合に弾性遮光筒83に過度の負荷を与えることがなく、弾性遮光筒83の寿命を長くする上で有利となる。
【0022】ここで、前記実施例では撮像装置の外部からの駆動力によって絞り駆動環82を回転駆動させる例を示しているが、通常のカメラの絞り機構に採用したような場合には、手操作により直接的に絞り駆動環82を回転駆動させるように構成してもよい。この場合には、弾性遮光筒83の弾性復帰力によって絞り駆動環82が回動設定から移動回転されないように、絞り駆動環82の位置を保持させるための機構、例えばクリック機構等を設けることが好ましい。
【0023】また、前記実施例では弾性遮光筒83の前端部を回転させているが、後端部を回転させるようにしてもよく、或いは迅速な絞り調整を行う場合には両端部を共に逆方向に回転させるように構成してもよい。また、前記実施例では弾性遮光筒83は、光を透過しないゴムで形成しているが、ゴム引き等を施すことにより遮光性と弾性が付与された布や、その他の素材で構成することも可能である。
【0024】更に、弾性遮光筒83はその一端部と他端部の内径を等しくした円柱筒として構成することも可能である。ただし、この場合には、絞り駆動環82と固定環81の大きい径の方への装着が筒の弾性を利用したものとなるので、筒の弾性を極力絞り動作に利用する場合には前記実施例のように円錐筒の方が有利であることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、筒状をした遮光性の弾性膜からなる弾性遮光筒の両端部をそれぞれ一対の環状部材で支持し、これら環状部材の少なくとも一方を他方に対して光軸回りに相対回動可能に構成したことにより、弾性遮光筒に生じる捩じり角度に応じて弾性遮光筒の中間部の開口径を変化させ、絞り調整を行うことができる。このため、複数枚の絞り羽根を不要にして絞り装置を構成する部品点数を削減し、かつその組み立て作業を容易なものとする。また、絞り開口の形状が真円形とされるため、絞りボケを円形にでき、撮像効果を高めることもできる効果がある。
【0026】また、本発明は、絞り装置を撮像光学系内に配設する場合には、一対の環状部材の一方は撮像光学系内に設けられて光軸回りの回転方向に固定された環状枠体で構成し、他方は撮像光学系内において光軸回り方向に回動可能に構成された環状の絞り駆動環で構成し、この絞り駆動環を絞り機構により任意の回動角度に調整可能とすることで、撮像装置における絞り装置として極めて少ない部品で構成することができる。
【0027】更に、本発明は、弾性遮光筒は撮像光学系で要求される開放絞り開口よりも大きな内径のゴム筒で構成することで、撮像光学系において絞り全開状態から全閉状態の間で連続的に絞り開口を変化させながら絞り調整を行うことができる。。
【0028】また、本発明は、弾性遮光筒を一端部の開口径が他端部の開口径と異なる円錐筒として構成することにより絞り変化動作が可能となり、かつ両端部の内径の差を大きくしたときには一対の環状部材を光軸方向に近接配置することができ、絞り装置の光軸方向の寸法を低減し、薄型の絞り装置を構成することができる。
【0029】また、弾性遮光筒の常態時における軸方向長さを、一対の環状部材の軸方向の間隔寸法よりも大きくすることにより、その取着状態では弾性遮光筒にたるみが生じており、かつこれを小角度だけ回転させた状態を初期状態として設定しているので、この初期状態における弾性遮光筒の弾性変形量を小さくでき、これにより弾性遮光筒の捩じり角度を大きくした場合においても弾性遮光筒が弾性限界に達し難くなり、これにより特に絞り径を小さくした場合に弾性遮光筒に過度の負荷を与えることがなく、弾性遮光筒の寿命、換言すれば絞りの寿命を長くする上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絞り装置を適用した撮像装置の断面図である。
【図2】本発明の絞り装置を備えた前移動レンズ群の外観図である。
【図3】本発明の絞り装置の部分分解斜視図である。
【図4】本発明の絞り装置の絞り調整動作を模式的に示す図である。
【図5】図2の絞り装置における絞り調整動作を示す斜視図である。
【図6】従来の絞り装置の部分分解斜視図と絞り形状の正面図である。
【符号の説明】
2 固定ガイドバー
3 軸転ガイドバー
6 前移動レンズ群
7 後移動レンズ群
8 絞り装置
81 固定環
82 絞り駆動環
83 弾性遮光筒

【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状をした遮光性の弾性膜からなる弾性遮光筒と、この弾性遮光筒を光軸に沿って配設し、その両端部をそれぞれ支持する一対の環状部材とで構成され、これら環状部材の少なくとも一方を他方に対して光軸回りに相対回動可能に構成したことを特徴とする絞り装置。
【請求項2】 一対の環状部材の一方は撮像光学系内に設けられて光軸回りの回転方向に固定された環状枠体で構成し、他方は撮像光学系内において光軸回り方向に回動可能に構成された環状の絞り駆動環で構成し、この絞り駆動環を絞り機構により任意の回動角度に調整可能とした請求項1の絞り装置。
【請求項3】 弾性遮光筒は撮像光学系で要求される開放絞り開口よりも大きな内径のゴム筒で構成される請求項1または2の絞り装置。
【請求項4】 弾性遮光筒は一端部の開口径が他端部の開口径と異なる円錐筒として構成される請求項1ないし3のいずれかの絞り装置。
【請求項5】 弾性遮光筒の常態時における軸方向長さは一対の環状部材の軸方向の間隔寸法よりも大きくされてなる請求項1ないし4のいずれかの絞り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開平8−62664
【公開日】平成8年(1996)3月8日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平6−222750
【出願日】平成6年(1994)8月25日
【出願人】(000000527)旭光学工業株式会社 (1,878)