継ぎ清掃具用保管具
【課題】 分解された清掃部及び継ぎ柄を取り扱いの良い状態で体裁良く保管する。
【解決手段】 保管ケース４に、連結柄２を備えた清掃部１と継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具Ａのうち、分解された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄを上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部５と、これに差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して清掃作用部位１ａが対面する状態で清掃部１の連結柄２を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部６と、これに差し込み保持された清掃部１の清掃作用部位１ａが対面姿勢にあるとき、該清掃部１の一部と当接する回り止め手段７が設けられている。
【解決手段】 保管ケース４に、連結柄２を備えた清掃部１と継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具Ａのうち、分解された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄを上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部５と、これに差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して清掃作用部位１ａが対面する状態で清掃部１の連結柄２を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部６と、これに差し込み保持された清掃部１の清掃作用部位１ａが対面姿勢にあるとき、該清掃部１の一部と当接する回り止め手段７が設けられている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管技術の改良に関する。
【背景技術】
【０００２】
継ぎ清掃具は、使用時において清掃部の連結柄に継ぎ柄を継ぎ足すことにより、手の届き難い場所を楽な姿勢で清掃することができるとともに、非使用時には、清掃部の連結柄から継ぎ柄を分離することによりコンパクトに格納することができる。
そして、従来では、分解された清掃部及び継ぎ柄をバンド等で横向き姿勢に結束して保管するか、若しくは、分解された清掃部及び継ぎ柄の全体を横向き姿勢で収納袋又は収納ケース内に入れて保管している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
前記分解された清掃部及び継ぎ柄を結束する或いは収納袋又は収納ケースに入れる場合の何れにおいても、清掃部の清掃作用部位（清掃作用面）が継ぎ柄等に触れて汚れ易く、しかも、使用に際しては、バンド等による結束を解除するか、或いは、収納袋又は収納ケースから一々取り出さなければならず、取り扱いが不便であった。
特に、前記清掃部が洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部の場合では、この洗浄清掃部が十分に乾燥してからでないと結束保管又は収納保管することができない煩わしさがある。
【０００４】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、分解された清掃部及び継ぎ柄を取り扱いの良い状態で体裁良く保管することのできる継ぎ清掃具用保管具を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明による第１の特徴構成は、連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管具であって、
保管ケースに、分解された継ぎ柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部と、これに差し込み保持された継ぎ柄に対して清掃作用部位が対面する状態で清掃部の連結柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部と、これに差し込み保持された清掃部の清掃作用部位が対面姿勢にあるとき、該清掃部の一部と当接する回り止め手段が設けられている点にある。
【０００６】
上記特徴構成によれば、前記保管ケースに形成された第１差し込み部及び第２差し込み部に対して分解された継ぎ柄及び清掃部の連結柄を差し込むことにより、継ぎ柄及び清掃部を縦向き姿勢で保管することができるから、清掃部が洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部であっても、水が滴下しない程度に脱水されていれば縦向き姿勢での保管中に乾燥させることができるとともに、使用に際しては、保管ケースの第１差し込み部及び第２差し込み部から継ぎ柄及び清掃部の連結柄を抜き出すだけで済む。
【０００７】
しかも、前記保管ケースの第２差し込み部に差し込み保持された清掃部の清掃作用部位は、第１差し込み部に差し込み保持されている継ぎ柄と対面する状態にあるから、清掃部の清掃作用部位が見え難くなるとともに、その対面姿勢を回り止め手段によって確実に維持することができる。
【０００８】
従って、前記保管ケースに形成された第１差し込み部及び第２差し込み部に対する継ぎ柄及び清掃部の抜き差しといった簡便な操作で取り扱うことができるとともに、清掃部が洗浄清掃部であっても簡単な脱水処理で迅速に保管することができ、しかも、継ぎ柄を利用して清掃部の清掃作用部位が見え難い体裁の良い状態で保管することができる。
【０００９】
本発明による第２の特徴構成は、前記第１差し込み部が、保管ケースの後部に左右方向に所定間隔を置いて複数個形成されているとともに、前記第２差し込み部が、保管ケースの前部に形成されている点にある。
【００１０】
上記特徴構成によれば、前記保管ケースの前部に形成された第２差し込み部に対して分解された清掃部の連結柄を差し込むと、清掃部の清掃作用部位が、保管ケースの後部の第１差し込み部に差し込み保持されている継ぎ柄と対面すると同時に後方にも向くから、清掃部の清掃作用部位が見え難い体裁の良い状態で保管することができる。
【００１１】
本発明による第３の特徴構成は、前記回り止め手段が、保管ケースの上面に形成された清掃部の下端と回り止め状態で当接する受け部から構成されている点にある。
【００１２】
上記特徴構成によれば、保管ケースの第２差し込み部に清掃部の連結柄を差込むと、この清掃部の下端が保管ケースの上面に形成された受け部に当接して回り止め状態となるから、保管時における清掃部の回り止め構造の簡素化を図ることができる。
【００１３】
本発明による第４の特徴構成は、前記第１差し込み部及び第２差し込み部が、保管ケースの上面に開口する状態で一体成形された有底筒状体から構成されている点にある。
【００１４】
上記特徴構成によれば、前記継ぎ柄及び清掃部の連結柄の差し込み深さを十分確保しながらも、第１差し込み部及び第２差し込み部が保管ケースの上面から突出することが無く、体裁の良い状態で保管することができ、しかも、第１差し込み部及び第２差し込み部を構成する有底筒状体の一体成形によって保管ケースの強度を高めることができる。
【００１５】
本発明による第５の特徴構成は、前記保管ケースの上面が前下がりの傾斜面に形成されている点にある。
【００１６】
上記特徴構成によれば、前記第１差し込み部及び第２差し込み部に差し込み保持された継ぎ柄及び清掃部の位置関係を容易に目視確認することができるとともに、保管ケースの傾斜上面を利用して回り止め手段を容易に構成することができる。
【００１７】
本発明による第６の特徴構成は、前記受け部が液溜め可能な凹状に形成されている点にある。
【００１８】
上記特徴構成によれば、前記清掃部の下端部に当接する回り止め用の凹状の受け部を利用して該清掃部に付着している水滴を体裁よく合理的に受止めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
〔第１実施形態〕
図１〜図７は、清掃部の一例である洗浄ブラシ１とこれの連結柄２に接続される四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具Ａの保管具Ｂを示し、下向きに開口する周縁が接地面に形成されている平面視略半楕円形状の合成樹脂製の保管ケース４における上面４ａが前下がりの傾斜面に形成され、この傾斜上面４ａの後部には、分解された四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄを上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な４つの第１差し込み部５が、左右方向に所定間隔をおいて設けられているとともに、前記保管ケース４の傾斜上面４ａの前部における左右中央位置には、前記第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して清掃作用部位（清掃作用面）であるブラシ先端群１ａが前後方向で対面する状態で洗浄ブラシ１の連結柄２を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部６が設けられている。
【００２０】
更に、前記保管ケース４の傾斜上面４ａには、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１のブラシ先端群１ａが第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して対面する姿勢にあるとき、該洗浄ブラシ１の一部である下端部と当接する回り止め手段７と、前記第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄと前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１との隣接間を左右方向に通る正面視略逆向きＵ字状の取っ手８が設けられている。
【００２１】
前記回り止め手段７は、保管ケース４の傾斜上面４ａに、洗浄ブラシ１の連結柄２が第１差し込み部５に差し込み保持されたとき、洗浄ブラシ１の下端部が回り止め状態で当接可能で、かつ、洗浄ブラシ１から流下する水を受止め可能な液溜め機能を備えた凹状の受け部を窪み形成して構成されている。
【００２２】
前記受け部７の底面７ａは、前方側が少し上方に位置する登り傾斜に形成されているとともに、受け部７を構成する左右の側壁面７ｂと後壁面７ｃが、洗浄ブラシ１が回動することを接当規制する規制面に構成されている。
【００２３】
そして、前記保管ケース４に形成された第１差し込み部５及び第２差し込み部６に対して分解された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２を差し込むことにより、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１を縦向き姿勢で保管することができるから、当該実施形態のように清掃部が洗浄清掃部の一例である洗浄ブラシ１であっても、水が滴下しない程度に脱水されていれば縦向き姿勢での保管中に乾燥させることができるとともに、使用に際しては、第１差し込み部５及び第２差し込み部６から継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２を抜き出すだけで済む。
【００２４】
しかも、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１の清掃作用部位１ａは、第１差し込み部５に差し込み保持されている四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄと前後方向で対面する状態にあり、かつ、後ろ向き姿勢にあるから、洗浄ブラシ１の清掃作用部位１ａが見え難くなるとともに、その洗浄ブラシ１の対面姿勢も受け部７を構成する左右の側壁面７ｂと後壁面７ｃとの当接によって確実に維持することができる。
【００２５】
前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６の各々は、保管ケース４の傾斜上面４ａに差し込み口が開口する状態で一体成形された第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂから構成され、この第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径は、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大に構成されているとともに、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各底面には水抜き孔９が貫通形成されている。
【００２６】
それ故に、前記継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の差し込み深さを十分確保しながらも、第１差し込み部５及び第２差し込み部６が保管ケース４の傾斜上面４ａから突出することが無く、しかも、第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する有底筒状体４Ａ，４Ｂの一体成形によって保管ケース４の強度を高めることができる。
【００２７】
前記継ぎ清掃具Ａの洗浄ブラシ１は、ブラシ毛１Ａを植設してあるブラシ本体１Ｂの上面にブラケット１Ｃを突設し、このブラケット１Ｃに、筒状の連結柄２の前端部を水平軸芯周りで揺動自在に枢支連結して構成されている。
【００２８】
また、前記継ぎ清掃具Ａの継ぎ柄３は、前記洗浄ブラシ１の連結柄２に対して脱着自在に嵌合連結されるパイプ状のアルミニウム合金製の第１継ぎ柄３Ａと、該第１継ぎ柄３Ａの他端側の雄側連結筒部１０に対して脱着自在に嵌合連結される雌側連結筒部１１を一端側に備え、かつ、他端側に第１継ぎ柄３Ａの雄側連結筒部１０と同一構造の雄側連結筒部１０を備えたパイプ状のアルミニウム合金製の第２・第３継ぎ柄３Ｂ，３Ｃと、前記第１継ぎ柄３Ａの雄側連結筒部１０及び第２・第３継ぎ柄３Ｂ，３Ｃの雄側連結筒部１０に対して選択的に脱着自在に嵌合連結される雌側連結筒部１１及びグリップ１２を備えた第４継ぎ柄３Ｄから構成されている。
【００２９】
また、前記第１継ぎ柄３Ａの一端部には、洗浄ブラシ１の連結柄２内への挿入に連れて径方向内方に弾性変形する板バネ部１４Ａを備えた合成樹脂製の連結係止部材１４が嵌合固定されているとともに、前記板バネ部１４Ａの先端側には、連結係止部材１４が洗浄ブラシ１の連結柄２内の所定連結位置にまで嵌合接続されたとき、洗浄ブラシ１の連結柄２に形成されている係止孔２Ａに係合する半球状の係止突起１４Ｂが形成されている。
【００３０】
〔第２実施形態〕
上述の第１実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径を、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大に構成してあるため、持ち運び時に継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２がガタ付いたり飛び出したりする可能性がある。そのため、図８に示すように、前記第１有底筒状体４Ａの差し込み口周縁及び第２有底筒状体４Ｂの差し込み口周縁の各々に、それらに差し込まれる継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外周面に接する又は近接するガタ付き防止手段としての環状弾性体１５を設けてもよい。
【００３１】
この環状弾性体１５は、それの内周面全域が継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２に接する又は近接するものであってもよいが、内周面の周方向複数箇所が継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２に接する又は近接するものであってもよい。
尚、その他の構成は、第１実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第１実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【００３２】
〔第３実施形態〕
上述の第１実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径を、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大きな直径でストレート管状に構成したが、ガタ付き防止手段の他の実施形態として、図９に示すように、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂを、それの底部側で差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄの下端部及び洗浄ブラシ１の連結柄２の下端部と接触するテーパー管状に構成してもよい。
【００３３】
詳しくは、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの差し込み口側における各内径を、それに差し込み保持される継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大きな直径に形成するとともに、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの低部側における各内径を、それに差し込み保持される継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径と同一又はそれよりも小なる直径に形成する。
尚、その他の構成は、第１実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第１実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【００３４】
〔その他の実施形態〕
（１）上述の第１実施形態では、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ等の清掃部１の清掃作用部位１ａが対面姿勢にあるときに該清掃部１の一部と当接する回り止め手段７を構成するに、保管ケース４の傾斜上面４ａに形成された清掃部１の下端部が回り止め状態で当接する凹状の受け部から構成したが、この受け部７を平坦面に構成してもよく、また、保管ケース４の傾斜上面４ａに清掃部１の下端が回り止め状態で当接する回動規制突起を設けて構成してもよい。
【００３５】
（２）上述の第１実施形態では、前記保管ケース４の上面４ａを前下がりの傾斜面に形成したが、水平面や半球面等の他の形状に形成してもよい。
【００３６】
（３）上述の第１実施形態では、前記清掃部１として洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部を用いたが、粉塵等の細かいゴミを捕集することのできる不織布等の清掃布を取り換え自在に装着してある清掃部等であってもよい。
【００３７】
（４）上述の第１実施形態では、前記継ぎ清掃具Ａを、清掃部の一例である洗浄ブラシ１とこれの連結柄２に接続される四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとから構成した場合を例に挙げて説明したが、前記継ぎ柄３としては三本、二本、一本のいずれであってもよい。
要するに、前記継ぎ清掃具Ａとしては少なくとも清掃部とこれの連結柄２に接続される一本の継ぎ柄３との組み合わせから構成されていればよい。
【００３８】
（５）上述の第１実施形態では、前記保管ケース４を床や棚等に安定載置可能な自立タイプに構成したが、この保管ケース４を壁等に取付けためのビス孔等の壁取付け手段を設けてもよい。
【００３９】
（６）上述の各実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を、差し込み口を備えた第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂから構成したが、上下方向に貫通する筒状体から構成してもよく、更に、前記継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２内に差し込み可能な突起体から構成してもよい。
【００４０】
（７）上述の第１実施形態では、前記第２差し込み部６を、保管ケース４の傾斜上面４ａの前部における左右中央位置に設けたが、左右方向の一側方に偏した位置に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００４１】
【図１】本発明の第１実施形態を示す継ぎ清掃具と保管具の正面図
【図２】分解された継ぎ清掃具と保管具の正面図
【図３】分解された継ぎ清掃具の保管状態を示す正面図
【図４】分解された継ぎ清掃具の保管状態を示す側面図
【図５】保管具の平面図
【図６】図５におけるＶＩ−ＶＩ線断面図
【図７】図５におけるＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図
【図８】本発明の第２実施形態を示す継ぎ清掃具用保管具の断面側面図
【図９】本発明の第３実施形態を示す継ぎ清掃具用保管具の断面側面図
【符号の説明】
【００４２】
Ａ 継ぎ清掃具
Ｂ 保管具
１ 清掃部（洗浄ブラシ）
１ａ 清掃作用部位（ブラシ先端群）
２ 連結柄
３ 継ぎ柄
３Ａ 継ぎ柄（第１継ぎ柄）
３Ｂ 継ぎ柄（第２継ぎ柄）
３Ｃ 継ぎ柄（第３継ぎ柄）
３Ｄ 継ぎ柄（第４継ぎ柄）
４Ａ 有底筒状体（第１有底筒状体）
４Ｂ 有底筒状体（第２有底筒状体）
４ａ 上面
５ 第１差し込み部
６ 第２差し込み部
７ 回り止め手段（受け部）
【技術分野】
【０００１】
本発明は、連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管技術の改良に関する。
【背景技術】
【０００２】
継ぎ清掃具は、使用時において清掃部の連結柄に継ぎ柄を継ぎ足すことにより、手の届き難い場所を楽な姿勢で清掃することができるとともに、非使用時には、清掃部の連結柄から継ぎ柄を分離することによりコンパクトに格納することができる。
そして、従来では、分解された清掃部及び継ぎ柄をバンド等で横向き姿勢に結束して保管するか、若しくは、分解された清掃部及び継ぎ柄の全体を横向き姿勢で収納袋又は収納ケース内に入れて保管している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
前記分解された清掃部及び継ぎ柄を結束する或いは収納袋又は収納ケースに入れる場合の何れにおいても、清掃部の清掃作用部位（清掃作用面）が継ぎ柄等に触れて汚れ易く、しかも、使用に際しては、バンド等による結束を解除するか、或いは、収納袋又は収納ケースから一々取り出さなければならず、取り扱いが不便であった。
特に、前記清掃部が洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部の場合では、この洗浄清掃部が十分に乾燥してからでないと結束保管又は収納保管することができない煩わしさがある。
【０００４】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、分解された清掃部及び継ぎ柄を取り扱いの良い状態で体裁良く保管することのできる継ぎ清掃具用保管具を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明による第１の特徴構成は、連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管具であって、
保管ケースに、分解された継ぎ柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部と、これに差し込み保持された継ぎ柄に対して清掃作用部位が対面する状態で清掃部の連結柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部と、これに差し込み保持された清掃部の清掃作用部位が対面姿勢にあるとき、該清掃部の一部と当接する回り止め手段が設けられている点にある。
【０００６】
上記特徴構成によれば、前記保管ケースに形成された第１差し込み部及び第２差し込み部に対して分解された継ぎ柄及び清掃部の連結柄を差し込むことにより、継ぎ柄及び清掃部を縦向き姿勢で保管することができるから、清掃部が洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部であっても、水が滴下しない程度に脱水されていれば縦向き姿勢での保管中に乾燥させることができるとともに、使用に際しては、保管ケースの第１差し込み部及び第２差し込み部から継ぎ柄及び清掃部の連結柄を抜き出すだけで済む。
【０００７】
しかも、前記保管ケースの第２差し込み部に差し込み保持された清掃部の清掃作用部位は、第１差し込み部に差し込み保持されている継ぎ柄と対面する状態にあるから、清掃部の清掃作用部位が見え難くなるとともに、その対面姿勢を回り止め手段によって確実に維持することができる。
【０００８】
従って、前記保管ケースに形成された第１差し込み部及び第２差し込み部に対する継ぎ柄及び清掃部の抜き差しといった簡便な操作で取り扱うことができるとともに、清掃部が洗浄清掃部であっても簡単な脱水処理で迅速に保管することができ、しかも、継ぎ柄を利用して清掃部の清掃作用部位が見え難い体裁の良い状態で保管することができる。
【０００９】
本発明による第２の特徴構成は、前記第１差し込み部が、保管ケースの後部に左右方向に所定間隔を置いて複数個形成されているとともに、前記第２差し込み部が、保管ケースの前部に形成されている点にある。
【００１０】
上記特徴構成によれば、前記保管ケースの前部に形成された第２差し込み部に対して分解された清掃部の連結柄を差し込むと、清掃部の清掃作用部位が、保管ケースの後部の第１差し込み部に差し込み保持されている継ぎ柄と対面すると同時に後方にも向くから、清掃部の清掃作用部位が見え難い体裁の良い状態で保管することができる。
【００１１】
本発明による第３の特徴構成は、前記回り止め手段が、保管ケースの上面に形成された清掃部の下端と回り止め状態で当接する受け部から構成されている点にある。
【００１２】
上記特徴構成によれば、保管ケースの第２差し込み部に清掃部の連結柄を差込むと、この清掃部の下端が保管ケースの上面に形成された受け部に当接して回り止め状態となるから、保管時における清掃部の回り止め構造の簡素化を図ることができる。
【００１３】
本発明による第４の特徴構成は、前記第１差し込み部及び第２差し込み部が、保管ケースの上面に開口する状態で一体成形された有底筒状体から構成されている点にある。
【００１４】
上記特徴構成によれば、前記継ぎ柄及び清掃部の連結柄の差し込み深さを十分確保しながらも、第１差し込み部及び第２差し込み部が保管ケースの上面から突出することが無く、体裁の良い状態で保管することができ、しかも、第１差し込み部及び第２差し込み部を構成する有底筒状体の一体成形によって保管ケースの強度を高めることができる。
【００１５】
本発明による第５の特徴構成は、前記保管ケースの上面が前下がりの傾斜面に形成されている点にある。
【００１６】
上記特徴構成によれば、前記第１差し込み部及び第２差し込み部に差し込み保持された継ぎ柄及び清掃部の位置関係を容易に目視確認することができるとともに、保管ケースの傾斜上面を利用して回り止め手段を容易に構成することができる。
【００１７】
本発明による第６の特徴構成は、前記受け部が液溜め可能な凹状に形成されている点にある。
【００１８】
上記特徴構成によれば、前記清掃部の下端部に当接する回り止め用の凹状の受け部を利用して該清掃部に付着している水滴を体裁よく合理的に受止めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
〔第１実施形態〕
図１〜図７は、清掃部の一例である洗浄ブラシ１とこれの連結柄２に接続される四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具Ａの保管具Ｂを示し、下向きに開口する周縁が接地面に形成されている平面視略半楕円形状の合成樹脂製の保管ケース４における上面４ａが前下がりの傾斜面に形成され、この傾斜上面４ａの後部には、分解された四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄを上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な４つの第１差し込み部５が、左右方向に所定間隔をおいて設けられているとともに、前記保管ケース４の傾斜上面４ａの前部における左右中央位置には、前記第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して清掃作用部位（清掃作用面）であるブラシ先端群１ａが前後方向で対面する状態で洗浄ブラシ１の連結柄２を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部６が設けられている。
【００２０】
更に、前記保管ケース４の傾斜上面４ａには、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１のブラシ先端群１ａが第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄに対して対面する姿勢にあるとき、該洗浄ブラシ１の一部である下端部と当接する回り止め手段７と、前記第１差し込み部５に差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄと前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１との隣接間を左右方向に通る正面視略逆向きＵ字状の取っ手８が設けられている。
【００２１】
前記回り止め手段７は、保管ケース４の傾斜上面４ａに、洗浄ブラシ１の連結柄２が第１差し込み部５に差し込み保持されたとき、洗浄ブラシ１の下端部が回り止め状態で当接可能で、かつ、洗浄ブラシ１から流下する水を受止め可能な液溜め機能を備えた凹状の受け部を窪み形成して構成されている。
【００２２】
前記受け部７の底面７ａは、前方側が少し上方に位置する登り傾斜に形成されているとともに、受け部７を構成する左右の側壁面７ｂと後壁面７ｃが、洗浄ブラシ１が回動することを接当規制する規制面に構成されている。
【００２３】
そして、前記保管ケース４に形成された第１差し込み部５及び第２差し込み部６に対して分解された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２を差し込むことにより、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１を縦向き姿勢で保管することができるから、当該実施形態のように清掃部が洗浄清掃部の一例である洗浄ブラシ１であっても、水が滴下しない程度に脱水されていれば縦向き姿勢での保管中に乾燥させることができるとともに、使用に際しては、第１差し込み部５及び第２差し込み部６から継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２を抜き出すだけで済む。
【００２４】
しかも、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ１の清掃作用部位１ａは、第１差し込み部５に差し込み保持されている四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄと前後方向で対面する状態にあり、かつ、後ろ向き姿勢にあるから、洗浄ブラシ１の清掃作用部位１ａが見え難くなるとともに、その洗浄ブラシ１の対面姿勢も受け部７を構成する左右の側壁面７ｂと後壁面７ｃとの当接によって確実に維持することができる。
【００２５】
前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６の各々は、保管ケース４の傾斜上面４ａに差し込み口が開口する状態で一体成形された第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂから構成され、この第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径は、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大に構成されているとともに、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各底面には水抜き孔９が貫通形成されている。
【００２６】
それ故に、前記継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の差し込み深さを十分確保しながらも、第１差し込み部５及び第２差し込み部６が保管ケース４の傾斜上面４ａから突出することが無く、しかも、第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する有底筒状体４Ａ，４Ｂの一体成形によって保管ケース４の強度を高めることができる。
【００２７】
前記継ぎ清掃具Ａの洗浄ブラシ１は、ブラシ毛１Ａを植設してあるブラシ本体１Ｂの上面にブラケット１Ｃを突設し、このブラケット１Ｃに、筒状の連結柄２の前端部を水平軸芯周りで揺動自在に枢支連結して構成されている。
【００２８】
また、前記継ぎ清掃具Ａの継ぎ柄３は、前記洗浄ブラシ１の連結柄２に対して脱着自在に嵌合連結されるパイプ状のアルミニウム合金製の第１継ぎ柄３Ａと、該第１継ぎ柄３Ａの他端側の雄側連結筒部１０に対して脱着自在に嵌合連結される雌側連結筒部１１を一端側に備え、かつ、他端側に第１継ぎ柄３Ａの雄側連結筒部１０と同一構造の雄側連結筒部１０を備えたパイプ状のアルミニウム合金製の第２・第３継ぎ柄３Ｂ，３Ｃと、前記第１継ぎ柄３Ａの雄側連結筒部１０及び第２・第３継ぎ柄３Ｂ，３Ｃの雄側連結筒部１０に対して選択的に脱着自在に嵌合連結される雌側連結筒部１１及びグリップ１２を備えた第４継ぎ柄３Ｄから構成されている。
【００２９】
また、前記第１継ぎ柄３Ａの一端部には、洗浄ブラシ１の連結柄２内への挿入に連れて径方向内方に弾性変形する板バネ部１４Ａを備えた合成樹脂製の連結係止部材１４が嵌合固定されているとともに、前記板バネ部１４Ａの先端側には、連結係止部材１４が洗浄ブラシ１の連結柄２内の所定連結位置にまで嵌合接続されたとき、洗浄ブラシ１の連結柄２に形成されている係止孔２Ａに係合する半球状の係止突起１４Ｂが形成されている。
【００３０】
〔第２実施形態〕
上述の第１実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径を、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大に構成してあるため、持ち運び時に継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２がガタ付いたり飛び出したりする可能性がある。そのため、図８に示すように、前記第１有底筒状体４Ａの差し込み口周縁及び第２有底筒状体４Ｂの差し込み口周縁の各々に、それらに差し込まれる継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外周面に接する又は近接するガタ付き防止手段としての環状弾性体１５を設けてもよい。
【００３１】
この環状弾性体１５は、それの内周面全域が継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２に接する又は近接するものであってもよいが、内周面の周方向複数箇所が継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２に接する又は近接するものであってもよい。
尚、その他の構成は、第１実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第１実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【００３２】
〔第３実施形態〕
上述の第１実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を構成する第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの各内径を、継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大きな直径でストレート管状に構成したが、ガタ付き防止手段の他の実施形態として、図９に示すように、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂを、それの底部側で差し込み保持された継ぎ柄３Ａ〜３Ｄの下端部及び洗浄ブラシ１の連結柄２の下端部と接触するテーパー管状に構成してもよい。
【００３３】
詳しくは、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの差し込み口側における各内径を、それに差し込み保持される継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径よりも少し大きな直径に形成するとともに、前記第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂの低部側における各内径を、それに差し込み保持される継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２の外径と同一又はそれよりも小なる直径に形成する。
尚、その他の構成は、第１実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第１実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【００３４】
〔その他の実施形態〕
（１）上述の第１実施形態では、前記第２差し込み部６に差し込み保持された洗浄ブラシ等の清掃部１の清掃作用部位１ａが対面姿勢にあるときに該清掃部１の一部と当接する回り止め手段７を構成するに、保管ケース４の傾斜上面４ａに形成された清掃部１の下端部が回り止め状態で当接する凹状の受け部から構成したが、この受け部７を平坦面に構成してもよく、また、保管ケース４の傾斜上面４ａに清掃部１の下端が回り止め状態で当接する回動規制突起を設けて構成してもよい。
【００３５】
（２）上述の第１実施形態では、前記保管ケース４の上面４ａを前下がりの傾斜面に形成したが、水平面や半球面等の他の形状に形成してもよい。
【００３６】
（３）上述の第１実施形態では、前記清掃部１として洗浄ブラシや洗浄スポンジ等の洗浄清掃部を用いたが、粉塵等の細かいゴミを捕集することのできる不織布等の清掃布を取り換え自在に装着してある清掃部等であってもよい。
【００３７】
（４）上述の第１実施形態では、前記継ぎ清掃具Ａを、清掃部の一例である洗浄ブラシ１とこれの連結柄２に接続される四本の継ぎ柄３Ａ〜３Ｄとから構成した場合を例に挙げて説明したが、前記継ぎ柄３としては三本、二本、一本のいずれであってもよい。
要するに、前記継ぎ清掃具Ａとしては少なくとも清掃部とこれの連結柄２に接続される一本の継ぎ柄３との組み合わせから構成されていればよい。
【００３８】
（５）上述の第１実施形態では、前記保管ケース４を床や棚等に安定載置可能な自立タイプに構成したが、この保管ケース４を壁等に取付けためのビス孔等の壁取付け手段を設けてもよい。
【００３９】
（６）上述の各実施形態では、前記第１差し込み部５及び第２差し込み部６を、差し込み口を備えた第１有底筒状体４Ａ及び第２有底筒状体４Ｂから構成したが、上下方向に貫通する筒状体から構成してもよく、更に、前記継ぎ柄３Ａ〜３Ｄ及び洗浄ブラシ１の連結柄２内に差し込み可能な突起体から構成してもよい。
【００４０】
（７）上述の第１実施形態では、前記第２差し込み部６を、保管ケース４の傾斜上面４ａの前部における左右中央位置に設けたが、左右方向の一側方に偏した位置に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００４１】
【図１】本発明の第１実施形態を示す継ぎ清掃具と保管具の正面図
【図２】分解された継ぎ清掃具と保管具の正面図
【図３】分解された継ぎ清掃具の保管状態を示す正面図
【図４】分解された継ぎ清掃具の保管状態を示す側面図
【図５】保管具の平面図
【図６】図５におけるＶＩ−ＶＩ線断面図
【図７】図５におけるＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図
【図８】本発明の第２実施形態を示す継ぎ清掃具用保管具の断面側面図
【図９】本発明の第３実施形態を示す継ぎ清掃具用保管具の断面側面図
【符号の説明】
【００４２】
Ａ 継ぎ清掃具
Ｂ 保管具
１ 清掃部（洗浄ブラシ）
１ａ 清掃作用部位（ブラシ先端群）
２ 連結柄
３ 継ぎ柄
３Ａ 継ぎ柄（第１継ぎ柄）
３Ｂ 継ぎ柄（第２継ぎ柄）
３Ｃ 継ぎ柄（第３継ぎ柄）
３Ｄ 継ぎ柄（第４継ぎ柄）
４Ａ 有底筒状体（第１有底筒状体）
４Ｂ 有底筒状体（第２有底筒状体）
４ａ 上面
５ 第１差し込み部
６ 第２差し込み部
７ 回り止め手段（受け部）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管具であって、
保管ケースに、分解された継ぎ柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部と、これに差し込み保持された継ぎ柄に対して清掃作用部位が対面する状態で清掃部の連結柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部と、これに差し込み保持された清掃部の清掃作用部位が対面姿勢にあるとき、該清掃部の一部と当接する回り止め手段が設けられている継ぎ清掃具用保管具。
【請求項２】
前記第１差し込み部が、保管ケースの後部に左右方向に所定間隔を置いて複数個形成されているとともに、前記第２差し込み部が、保管ケースの前部に形成されている請求項１記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項３】
前記回り止め手段が、保管ケースの上面に形成された清掃部の下端と回り止め状態で当接する受け部から構成されている請求項１又は２記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項４】
前記第１差し込み部及び第２差し込み部が、保管ケースの上面に開口する状態で一体成形された有底筒状体から構成されている請求項１〜３のいずれか１項に記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項５】
前記保管ケースの上面が前下がりの傾斜面に形成されている請求項１〜４のいずれか１項に記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項６】
前記受け部が液溜め可能な凹状に形成されている請求項３記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項１】
連結柄を備えた清掃部と継ぎ柄とに分解可能な状態で着脱自在に連結されている継ぎ清掃具の保管具であって、
保管ケースに、分解された継ぎ柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第１差し込み部と、これに差し込み保持された継ぎ柄に対して清掃作用部位が対面する状態で清掃部の連結柄を上下方向から脱着自在に差し込み保持可能な第２差し込み部と、これに差し込み保持された清掃部の清掃作用部位が対面姿勢にあるとき、該清掃部の一部と当接する回り止め手段が設けられている継ぎ清掃具用保管具。
【請求項２】
前記第１差し込み部が、保管ケースの後部に左右方向に所定間隔を置いて複数個形成されているとともに、前記第２差し込み部が、保管ケースの前部に形成されている請求項１記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項３】
前記回り止め手段が、保管ケースの上面に形成された清掃部の下端と回り止め状態で当接する受け部から構成されている請求項１又は２記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項４】
前記第１差し込み部及び第２差し込み部が、保管ケースの上面に開口する状態で一体成形された有底筒状体から構成されている請求項１〜３のいずれか１項に記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項５】
前記保管ケースの上面が前下がりの傾斜面に形成されている請求項１〜４のいずれか１項に記載の継ぎ清掃具用保管具。
【請求項６】
前記受け部が液溜め可能な凹状に形成されている請求項３記載の継ぎ清掃具用保管具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【公開番号】特開２００７−２３６６８２（Ｐ２００７−２３６６８２Ａ）
【公開日】平成１９年９月２０日（２００７．９．２０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−６４２０１（Ｐ２００６−６４２０１）
【出願日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【出願人】（０００１００８５０）アイセン工業株式会社 (33)
【公開日】平成１９年９月２０日（２００７．９．２０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【出願人】（０００１００８５０）アイセン工業株式会社 (33)
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