説明

網戸ロック

【課題】 建築材料アルミサッシの引き違い窓用網戸に使用する施錠具はほとんど生産されておらず、従来のサッシへの加工が不要で取り付けが容易であり、構造的に安価にでき、外からの容易な侵入を防止するため、網戸枠とサッシを固定する機能をもたせる。
【解決手段】 つっぱり棒の外面にロック具を取り付けることにより、サッシへの加工が不要で取り付けが容易であり、ロック具の形状を網戸枠の形状に近似した掛け爪形状であり、幅広の形状にしたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築材料アルミサッシの引き違い窓用の網戸に使用する施錠具で、網戸ロックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の網戸用施錠具は、ほとんど生産されておらず、特許文献より新規の機能を追加した網戸施錠工法はあるが、既存の網戸への無加工による施錠具は少なく、つっぱり棒方式の網戸用の施錠具はなかった。
つっぱり棒の機能は、カーテンを引っ掛けるための指示棒とか、簡易棚の支え用の棒であり、網戸の施錠具としての機能を有するわけではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−190013号公報
【特許文献2】特開2003−74271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の如く、従来の建築材料アルミサッシの引き違い窓用網戸に使用する施錠具は網戸への無加工によるものは少なく、通気性を確保するため、網戸状態にするが無施錠な状態が見られる。
本発明品は外からの容易な侵入を防止するため、網戸枠とサッシを本品で固定することによって防犯向上できることにある。
サッシへの加工が不要なため、取り付けが容易であり構造的に安価にできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成する本発明の網戸ロックは伸縮され圧力が加わるつっぱり棒であって、外面にロック具が取り付けられ、引き違い窓用の網戸枠を固定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
以上説明したように本発明によれば、つっぱり棒の外面にロック具を取り付けることにより、サッシへの加工が不要で取り付けが容易であり、ロック具の形状を網戸枠の形状に近似した掛け爪形状であり、幅広形状によってロック性能の信頼性の向上となる。
また、構造的に安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施の形態を示した網戸ロックの外観の上面図である。
【図2】ロック具の詳細の側面図である。
【図3】ロック具の詳細の上面図である。
【図4】使用取り付けた上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本網戸ロックは伸縮され圧力が加わるつっぱり棒(1)であって、外面にロック具(2)が取り付けられたものである。
図3に示すように、ロック具(2)は網戸枠の形状に近似した掛け爪形状であり、かつ幅広の形状のロック具(4)であることを特徴とする。
図4の使用取り付け上面図より網戸(5)を固定するため、窓枠(6)とガラス戸枠(7)の間につっぱり棒(1)を圧力が加わった状態でセットし、ロック具(3)を網戸枠端部に合わせ固定する。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本発明は既存の建築材料アルミサッシの引き違い窓用網戸を有する一般消費者をターゲットとする生活用品の製造・販売する産業分野で利用することができる。
【符号の説明】
【0010】
1 つっぱり棒
2 ロック具
3 ロック具
4 ロック具
5 網戸
6 窓枠
7 ガラス戸枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮され圧力が加わるつっぱり棒であって、外面にロック具を取り付け、引き違い窓用網戸枠を固定することを特徴とする網戸ロック。
【請求項2】
前記ロック具は引き違い窓用の網戸枠の形状に近似した掛け爪形状であることを特徴とする請求項1の網戸ロック。
【請求項3】
前記ロック具は幅広の形状であることを特徴とする請求項2の網戸ロック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−67998(P2013−67998A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207312(P2011−207312)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(711010666)