説明

美肌ローラー

【課題】安価で使用コストもかからず、短時間で簡単に毛穴の老廃物や皮脂を取り除くことを可能とする。
【解決手段】ローラー1に、円盤状の突起6,7を設け皮膚に押し当てると突起6と突起7の先端の幅が狭まり、皮膚を挟み押し上げる状態になると同時に毛穴に圧力がかかり何度か繰り返し転がすことで、毛穴に溜まった老廃物や皮脂を広い範囲で取り除くことができるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、美容に関する洗顔や洗髪時に使用する美肌ローラーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の洗顔や洗髪時に使用する用具は、タオルやブラシ、又は吸盤式や吸引器などがあり、汚れや毛穴に詰まった老廃物や皮脂を皮膚を擦ったり吸い取るものである。
【特許文献1】特許第3165466号
【特許文献2】特許第3057229号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、タオルやブラシでは、毛穴の老廃物や皮脂など取り除くには困難である。吸盤式ローラーは、毛穴の奥の老廃物や皮脂を取り除くには、吸引力が弱く、吸引器は、効果はあるが、電動式は価格が高く使用コストもかかり、手動式は作業時間もかかる。又、吸盤式や吸引式は、皮膚に泡立った石鹸などついていると使用に困難である。
【0004】
そこで、この発明は、安価で使用コストもかからず短時間で毛穴の老廃物や皮脂を取り除き、洗顔や洗髪時泡立った石鹸がついていても使用可能な美肌ローラーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本発明は、毛穴を挟んで皮膚を押し上げることを可能とする少なくとも一対の円盤状の突起をローラー上に設けたことを最大の特徴とする美肌ローラーである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ローラーを皮膚に当てて抑えながら転がせば、円盤状の突起と突起の先が皮膚を挟んで押し上げ、毛穴に内側より圧力がかかり、毛穴の中の老廃物や皮脂が押し出され取り除かれ美肌効果が得られる。また、入浴時や皮膚を暖め毛穴が開いた状態で使用すればより効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
この発明の一実施形態を、図1,2,3に示す。この美肌ローラーは、1の複数対の円盤状の突起を持つローラーと、2の一対の円盤状の突起を持つローラーと、3のアーム、4の支持部、5のネジから成る。図2は、一対のローラーの断面図である。図3は、複数対のローラーの断面図である。ローラーの材質は弾力性のある硬めのシリコンゴムから成る。6と7は、円盤状の突起である。9は、突起の根元部である。10は、根元部を薄く設けるための溝である。8は、ローラーをアームに取り付ける芯の穴である。
【0008】
本発明のローラーによれば、ローラーを皮膚に当てて押すと、9の突起の根元部の薄い部分の働きで、6,7の円盤状の突起が内側に曲がって皮膚を挟み込んで押し上げ、ローラーを転がすことにより挟み込まれた毛穴に圧力がかかり、毛穴の奥の老廃物や皮脂を押し出す。ローラーを前後に転がすことを繰り返しながら皮膚の上を移動させることにより、広い範囲の老廃物や皮脂が取り除かれ美肌効果が得られる。また、鼻の周りの皮脂が溜まり易い窪んだ箇所は、2の一対のローラーを使えば自在に動かせ簡単に老廃物や皮脂を取り除ける。
【0009】
前述の実施形態では、6と7の一対の円盤状の突起は、根元より先端の幅が狭くなっているが、一対の円盤状の突起であれば皮膚を挟み込み毛穴の老廃物や皮脂を取り除き美肌効果が得られるので、他の実施形態では平行でもよい。更に円盤状の突起は硬いシリコンゴムであったが同様の理由から、他の実施形態では、金属性、プラスティック、塩化ビニール等の弾力性の材質、あるいはセラミックスや硬貨プラスティック等の弾力性のない材質でもよい。また、図2,3の実施形態では、突起の根元部、9は薄くなっているが他の実施形態では、薄くなくてもよい。また、図1の実施形態では、ローラーの突起は、五対と一対であったが、他の実施形態では何対でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の一実施形態を示す美肌ローラーの斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態を示す一対の円盤状のローラーの断面図である。
【図3】この発明の一実施形態を示す複数対の円盤状のローラーの断面図である。
【符号の説明】
【0011】
1 5対突起ローラー
2 1対突起ローラー
3 アーム
4 支持部
5 ネジ
6 円盤状の突起
7 円盤状の突起
8 軸穴
9 突起の根元部
10 突起の根元部を薄く設ける為の溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラーの外周に少なくとも一対の円盤状の突起を設けたことを特徴とする美肌ローラー
【請求項2】
前記の一対の突起と突起は、根元の幅より先端の幅を狭く設けたことを特徴とする請求項1に記載の美肌ローラー
【請求項3】
前記の突起は、弾力性を有する材料からなることを特徴とする請求項1,又は2に記載の美肌ローラー
【請求項4】
前記の突起は、根元を薄くしたことを特徴とする請求項1,2,又は3に記載の美肌ローラー
【請求項5】
前記のローラーは、支持部の一方に一対からなる突起を有するローラーを備え、他方に複数対からなるローラーを設けたことを特徴とする請求項1,2,3,又は4のいずれか1項に記載の美肌ローラー

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−204469(P2006−204469A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−19090(P2005−19090)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(304057715)
【Fターム(参考)】