説明

耐性ラベルおよびその印字方法

【課題】所定の印字情報を表示したラベルの上に、従来のように耐候性フィルムのラミネート処理を行う作業が不要であって、屋外に設置されるガスメータやガスボンベさらにはその配管などに貼り付けられて、その管理のために用いられる耐候性および耐溶剤性(耐薬品性)を有する耐性ラベルおよびその印字方法を提供すること。
【解決手段】屋外において紫外線を吸収可能なフィルム7をラベル基材4にラミネートした上で、その表面側に紫外線硬化型であって耐溶剤性のあるリボンによる印字を行うことに着目したもので、合成樹脂製のラベル基材4の裏面側に粘着剤層5を有するとともに、その表面に必要な情報を印字して表示する耐性ラベルであって、ラベル基材4の表面に紫外線吸収ラミネートフィルム7を積層しているとともに、紫外線吸収ラミネートフィルム7の表面に紫外線硬化型のリボンにより情報を印字(印字層8)してあることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は耐性ラベルおよびその印字方法にかかるもので、とくに耐候性および耐溶剤性(耐薬品性)をともに合わせ持つ耐性ラベルおよびその印字方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、とくに耐候性を有する耐性ラベルは、管理情報その他必要な情報をその表面に印字して表示した上で、たとえば屋外に設置されるガスメータやガスボンベに貼り付けられて、長期にわたるその管理その他各種の用途に使用されている。また、配管の管理に用いる用途もある。
しかしながら近年、耐性ラベルのうち、耐候性に加えて耐溶剤性をともに備えた耐性ラベルが要請されてきている。
このような耐性ラベルとしては、所定の管理情報などをラベルの表面に印字した上で、たとえば紫外線を遮蔽可能な耐候性のある透明シートをラミネート(積層)して使用することが行われており、印字工程に加えてこのラミネート処理に手間がかかるとともに、耐性ラベルを貼り付ける際には印字およびラミネートの二段階処理にならざるを得ないという問題がある。
また、文字や図柄を印刷したラベルの表面に耐溶剤性の付与を目的として透明フィルムをラミネートする場合も同じくこのラミネート処理に手間がかかるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−105338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、所定の印字情報を表示したラベルの上に、従来のように耐候性フィルムのラミネート処理を行う作業が不要な耐性ラベルおよびその印字方法を提供することを課題とする。
【0005】
また本発明は、耐候性および耐溶剤性(耐薬品性)をともに有する耐性ラベルおよびその印字方法を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、屋外に設置されるガスメータやガスボンベさらにはその配管などに貼り付けられて、その管理のために用いられる耐候性および耐溶剤性を有する耐性ラベルおよびその印字方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明は、屋外において紫外線を吸収可能なフィルムをラベル基材にラミネートした上で、その表面側に紫外線硬化型であって耐溶剤性のあるリボンによる印字を行うことに着目したもので、第一の発明は、合成樹脂製のラベル基材の裏面側に粘着剤層を有するとともに、その表面に必要な情報を印字して表示する耐性ラベルであって、上記ラベル基材の表面に紫外線吸収ラミネートフィルムを積層しているとともに、この紫外線吸収ラミネートフィルムの表面に紫外線硬化型のリボンにより上記情報を印字してあることを特徴とする耐性ラベルである。
【0008】
第二の発明は、合成樹脂製のラベル基材の裏面側に粘着剤層を有するとともに、その表面に必要な情報を印字して表示する耐性ラベルの印字方法であって、上記ラベル基材の表面に紫外線吸収ラミネートフィルムを積層するとともに、この紫外線吸収ラミネートフィルムの表面に紫外線硬化型のリボンにより上記情報を印字することを特徴とする耐性ラベルの印字方法である。
【0009】
上記紫外線吸収ラミネートフィルムは、ポリエチレンやポリプロピレンなどポリオレフィン系のフィルム材料からこれを構成していることができる。
【0010】
上記リボンは、熱転写方式などで印字するための紫外線硬化型の熱転写インクリボンであることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明による耐性ラベルおよびその印字方法においては、紫外線を吸収してその影響を遮断可能な耐候性のあるフィルムをラミネートしたラベル基材および耐溶剤性のある印字用のリボンを採用したので、屋外で使用しても耐候性および耐溶剤性をともに有する耐性ラベルを得ることができる。
【0012】
とくに第一の発明の耐性ラベルによれば、ガスメータやガスボンベさらには配管など屋外に置かれる各種機器の管理用ラベルとして必要な管理情報などを表示した耐候性および耐溶剤性に優れた耐性ラベルとすることができる。
【0013】
とくに第二の発明の耐性ラベルの印字方法によれば、必要な管理情報を印字すれば、従来のようなラミネート処理を施すことなく耐候性および耐溶剤性を確保した耐性ラベルの印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例による耐性ラベル1の断面図である。
【図2】同、印字前の耐性ラベル材料1Aを装填して印字するための熱転写プリンタ10の概略側面図である。
【図3】同、耐性ラベル1(ラベル本体3)をガスメータ23(被貼付け体)に貼り付けた状態を示す平面図である。
【図4】耐性ラベル1と比較するための他の構成の耐性ラベル30(第1の比較例)の断面図である。
【図5】耐性ラベル1と比較するためのさらに他の構成の耐性ラベル40(第2の比較例)の断面図である。
【図6】本発明による耐性ラベル1、耐性ラベル30(第1の比較例、図4)および耐性ラベル40(第2の比較例、図5)の耐性試験結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、耐候性のあるラベル基材および耐溶剤性(耐薬品性)のある印字用のリボンを用いたので、屋外での長期にわたる使用に耐え得る耐性ラベルおよびその印字方法を実現した。
【実施例】
【0016】
つぎに本発明の実施例による耐性ラベル1およびその印字方法を図1および図2にもとづき説明する。
図1は、耐性ラベル1の断面図であって、耐性ラベル1は、帯状の台紙2(剥離紙)と、台紙2に仮着したラベル本体3と、を有する。
【0017】
台紙2は、たとえばグラシン紙などからこれを構成する。
【0018】
ラベル本体3は、合成樹脂製の材料たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)からなるラベル基材4と、ラベル基材4の裏面側に塗布して台紙2上にこれを仮着するアクリル系の粘着剤による粘着剤層5と、ラベル基材4の表面側に粘着剤層5より強粘着性のアクリル系の粘着剤による粘着剤層6を介して積層した紫外線吸収ラミネートフィルム7と、紫外線吸収ラミネートフィルム7の表面側に熱転写方式により熱転写インクリボンを用いて必要な情報を印字した印字層8と、を有する。
なお、印字層8を形成する前のラベル本体を印字前ラベル本体3Aとする。
【0019】
ラベル基材4には、上述したポリエチレンテレフタレート(PET)のほか、ポリエチレン(PE)系、ポリプロピレン(PP)系、ポリ塩化ビニル(PVC)系、ポリエチレンナフタレート(PEN)、アクリル系、フッ素系などの合成樹脂フィルムの使用が可能である。
【0020】
粘着剤層5には、上述したアクリル系粘着剤のほか、スチレン−ブタジエンゴム系粘着剤、クロロプレンゴム系粘着剤、オレフィンゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが使用可能である。
【0021】
粘着剤層6には、上述したアクリル系粘着剤が最も一般的であるが、このほかに、スチレン−ブタジエンゴム系粘着剤、クロロプレンゴム系粘着剤、オレフィンゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などを使用することができる。耐候性の面では、アクリル系粘着剤が優位である。なお、紫外線吸収剤、光安定剤などを添加してもよい。
【0022】
紫外線吸収ラミネートフィルム7としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどポリオレフィン系のフィルム材料からこれを構成するもので、波長が380nm以下の紫外線を吸収遮断することができる透明フィルムを用いる。
【0023】
紫外線吸収ラミネートフィルム7の表面には保護層を設けてもよい。
保護層としては、2液硬化型ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、電離放射線硬化型樹脂などを使用することができる。
【0024】
紫外線吸収ラミネートフィルム7に添加する紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系などを使用することができる。
【0025】
また、紫外線吸収ラミネートフィルム7自体の光、熱、水などによる劣化を防止するため、ヒンダードアミン系安定剤を添加してもよい。
【0026】
この紫外線吸収ラミネートフィルム7は、耐候性が高い従来のフッ素系フィルムと同等の紫外線遮断性能を有するが、非ハロゲン系の素材であるため、焼却しても有毒ガスが発生するおそれはない。
【0027】
印字層8を形成するための熱転写インクリボンには、紫外線硬化型の熱転写インクリボンを用いる。たとえば、ゼネラル(株)製のLCR−4C(商品名)が好適である。
【0028】
印字層8を形成する熱転写インクリボンとしては、少なくとも紫外線吸収ラミネートフィルム7に熱転写される部分が紫外線硬化型のインクないしは結着剤その他の添加剤などを含むものとする。
【0029】
図2は、印字前の耐性ラベル材料1Aを装填して印字するための熱転写プリンタ10の概略側面図であって、熱転写プリンタ10は、プリンタハウジング11と、プリンタハウジング11の内部に設けたラベル供給部12、印字部13および紫外線照射部14と、を有する。
【0030】
ラベル供給部12は、帯状の耐性ラベル材料1Aをロール状に保持し、印字部13および紫外線照射部14の方向に帯状に繰り出し可能である。
耐性ラベル1(耐性ラベル材料1A)は、図1にもとづいて既述したように、帯状の台紙2と、台紙2の上に仮着するように粘着剤層5を塗布した複数枚のラベル本体3(印字前ラベル本体3A)と、を有する。
具体的には、印字部13の上流側では台紙2上に印字前ラベル本体3Aを有する耐性ラベル材料1Aの形態であり、印字部13の下流側では台紙2上にラベル本体3を有する耐性ラベル1を得る。
【0031】
印字部13は、プリンタハウジング11の内部に設けたサーマルヘッド15と、サーマルヘッド15に対向するプラテンローラ16と、熱転写インクリボン17のリボン供給軸18およびリボン巻取り軸19と、を有する。
プラテンローラ16およびサーマルヘッド15との間に耐性ラベル材料1Aとともに挟持して移送する熱転写インクリボン17により耐性ラベル材料1A(印字前ラベル本体3A)に印字層8(バーコードその他所定の情報を表示する印字層8)を印字可能である。
熱転写インクリボン17は、少なくともラベル本体3に熱転写される部分が紫外線硬化型のインクないしは結着剤その他の添加剤などを含むものとする。
【0032】
紫外線照射部14は、熱転写インクリボン17によるラベル本体3(耐性ラベル1)への印字層8に紫外線UVを照射する紫外線照射器20を有する。
紫外線照射器20は、耐性ラベル1の幅方向に複数個の発光ダイオード21を配置している。
発光ダイオード21からの紫外線UVによりラベル本体3上の印字層8は、紫外線硬化して所定の耐性(耐溶剤性、耐擦過性、耐引っ掻き性など)を獲得するとともに、プリンタハウジング11のラベル発行口22から発行される。
【0033】
こうした構成の熱転写プリンタ10において、ラベル供給部12から帯状に繰り出された耐性ラベル材料1Aは、印字部13において紫外線吸収ラミネートフィルム7の表面に紫外線硬化型の熱転写インクリボン17により情報を印字して、その印字前ラベル本体3A上に所定の印字層8を印字形成されるとともに、紫外線照射部14において発光ダイオード21からの紫外線UVにより印字層8が硬化し、耐候性、耐摩耗性、耐溶剤性さらには耐熱性など所定の耐性を得た耐性ラベル1となる。
かくして、熱転写プリンタ10全体として大型化することなく、熱転写プリンタ10単体により耐性ラベル材料1Aへの印字、およびこの印字に続いて印字層8の耐性付与を直ちに実行可能であり、従来のようなオフライン(別ライン)におけるラミネート工程などの作業が不要で、作業性良好に低コストでとくに耐候性および耐溶剤性のある耐性ラベル1(ラベル本体3)を得ることができる。
【0034】
なお、熱転写プリンタ10における紫外線照射器20は、プリンタハウジング11の内部にこれを配置することもできるが、図2に仮想線で示すように、プリンタハウジング11の外部(ラベル発行口22の近傍)にこれを配置することもできる。
このように構成することにより、従来の熱転写プリンタ10に紫外線照射器20のみを付加装備する構成とすることができる。
もちろん、熱転写プリンタ10とは別体で、紫外線照射器20とは異なる卓上型の紫外線照射器(図示せず)を用いることもできる。
【0035】
かくして、印字した耐性ラベル1(ラベル本体3)を所望の被貼付け体に貼り付けることにより、所定の管理情報などを表示することができる。
たとえば、図3は、耐性ラベル1(ラベル本体3)をガスメータ23(被貼付け体)に貼り付けた状態を示す平面図である。
【0036】
図4は、耐性ラベル1と比較するための他の構成の耐性ラベル30(第1の比較例)の断面図であって、耐性ラベル30は、前記台紙2(剥離紙)と、台紙2に仮着したラベル本体31と、を有する。
ラベル本体31は、たとえばフッ素系フィルム材料によるラベル基材32と、ラベル基材32の裏面側に塗布したアクリル系の粘着剤による粘着剤層33と、ラベル基材32の表面側に熱転写方式により熱転写インクリボン((株)サトー製、A228A)を用いて印字した印字層34と、を有する。
【0037】
図5は、耐性ラベル1と比較するためのさらに他の構成の耐性ラベル40(第2の比較例)の断面図であって、耐性ラベル40は、台紙2(剥離紙)と、台紙2に仮着したラベル本体41と、を有する。
ラベル本体41は、たとえばポリプロピレン(PP)およびポリエチレンテレフタレート(PET)の積層体であるラベル基材42と、ラベル基材42の裏面側に塗布したアクリル系の粘着剤による上記粘着剤層33と、ラベル基材42の表面側に積層したPETフィルム43と、PETフィルム43の表面側に熱転写方式により熱転写インクリボン((株)サトー製、R335B)を用いて印字した印字層44と、を有する。
【0038】
図6は、本発明による耐性ラベル1、耐性ラベル30(第1の比較例、図4)および耐性ラベル40(第2の比較例、図5)の耐性試験結果を示す表であって、それぞれの試験項目について試験した結果を「○」(良好)、「△」(やや劣る)、「×」(劣る)の評価で示している。
本発明による耐性ラベル1の作成条件(印字条件、印字層8の硬化条件)は、以下の通りである。
印字条件としては、(株)サトー製のラベルプリンタ、HA224Rを用いて、印字速度2インチ/秒、印字濃度2Bで印字した。
印字層8の硬化条件としては、印字発行したラベル(耐性ラベル1)を卓上型の紫外線照射器(メタルハライドランプ、160w/cm)を用いて、移送速度3m/分で印字層8を硬化した。
【0039】
なお、表における試験項目のうち、耐擦過性の試験方法は、学振形摩擦試験機を用い、綿布で、荷重1kg、1000往復擦過する。
また、耐水擦過性の試験方法は、学振形摩擦試験機を用い、水を含ませた綿布で、荷重1kg、1000往復擦過する。
耐引っ掻き性試験方法は、ボールペンの先で5往復引っ掻く。
耐溶剤性(耐薬品性)の試験方法は、それぞれの溶剤を染み込ませた綿棒を用い、荷重30g、速度600mm/分で、10回擦る。
酸性溶液(希硫酸、PH4〜4.5)に対しては、ラベルを希硫酸に浸漬30日後、乾燥させたのち、セロハンで作った粘着テープを印字層8に貼り付けて、10秒後に速度300mm/分で、180度剥離する試験(テープ剥離試験)を行った。
塩水(塩化ナトリウム、5%)に対しては、ラベルを塩化ナトリウムに浸漬30日後、乾燥させたのち、セロハンで作った粘着テープを印字層8に貼り付けて、10秒後に速度300mm/分で、180度剥離する試験(テープ剥離試験)を行った。
10年相当後の耐光性については、光源としてキセノンランプを用いて紫外部の波長300〜400nmの範囲の光エネルギーを屋外1年分の放射露光量として306MJ/mを得るように1417時間(1年分)×10年分だけ照射したのち、セロハンで作った粘着テープを印字層8に貼り付けて、10秒後に速度300mm/分で、180度剥離する試験(テープ剥離試験)を行った。
なお、第1の比較例(耐性ラベル30、図4)は、耐溶剤性が基本的に劣っているものであり、耐溶剤性の試験としては一部の薬品のみについて行っている。
【0040】
図6の表に示すように、本発明による耐性ラベル1(図1)は、他の耐性ラベル30(第1の比較例、図4)および耐性ラベル40(第2の比較例、図5)に比較してその耐候性および耐溶剤性に優れていることがわかる。
かくして本発明によれば、屋外でのガスメータ23などに貼り付けても必要な耐候性および耐溶剤性を有する耐性ラベル1とすることができる。
【符号の説明】
【0041】
1 耐性ラベル(実施例、図1)
1A 印字前の耐性ラベル材料(図2)
2 台紙
3 ラベル本体
3A 印字前ラベル本体(図2)
4 ラベル基材
5 粘着剤層
6 粘着剤層
7 紫外線吸収ラミネートフィルム
8 印字層
10 熱転写プリンタ(図2)
11 プリンタハウジング
12 ラベル供給部
13 印字部
14 紫外線照射部
15 サーマルヘッド
16 プラテンローラ
17 紫外線硬化型の熱転写インクリボン
18 リボン供給軸
19 リボン巻取り軸
20 紫外線照射器
21 発光ダイオード
22 ラベル発行口
23 ガスメータ(図3)
30 耐性ラベル(第1の比較例、図4)
31 ラベル本体
32 ラベル基材
33 粘着剤層
34 印字層
40 耐性ラベル(第2の比較例、図5)
41 ラベル本体
42 ラベル基材
43 PETフィルム
44 印字層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製のラベル基材の裏面側に粘着剤層を有するとともに、その表面に必要な情報を印字して表示する耐性ラベルであって、
前記ラベル基材の表面に紫外線吸収ラミネートフィルムを積層しているとともに、
この紫外線吸収ラミネートフィルムの表面に紫外線硬化型のリボンにより前記情報を印字してあることを特徴とする耐性ラベル。
【請求項2】
前記紫外線吸収ラミネートフィルムは、ポリオレフィン系のフィルム材料からこれを構成していることを特徴とする請求項1記載の耐性ラベル。
【請求項3】
前記リボンは、紫外線硬化型の熱転写インクリボンであることを特徴とする請求項1または2記載の耐性ラベル。
【請求項4】
合成樹脂製のラベル基材の裏面側に粘着剤層を有するとともに、その表面に必要な情報を印字して表示する耐性ラベルの印字方法であって、
前記ラベル基材の表面に紫外線吸収ラミネートフィルムを積層するとともに、
この紫外線吸収ラミネートフィルムの表面に紫外線硬化型のリボンにより前記情報を印字することを特徴とする耐性ラベルの印字方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−247692(P2012−247692A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120541(P2011−120541)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)